JP2004348154A - 電気光学装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 端子9が形成された基板6aと、出力用端子11cを備える配線基板11とをACF20を介して接合する。出力用端子11cのピッチP2は、当該接合時における基板6aまたは配線基板11の変形を考慮して、端子9のピッチP1とは異なっている。そして、上記接合の際に生じる基板6aまたは配線基板11の変形に伴って、端子9のピッチP1´と出力用端子11cのピッチP2´とが略同一となった状態で、両端子を接続する。
【選択図】図7
Description
まず、電気光学物質として液晶を用いた液晶装置に本発明を適用した形態を説明する。図1は、本実施形態に係る液晶装置を分解して示す斜視図、図2はこの液晶装置の部分断面図である。これらの図に示されるように、この液晶装置1は、液晶パネル2と、ACF(Anisotropic Conductive Film:異方性導電膜)20を介して当該液晶パネル2に接合された実装構造体3とを有する。ACF20は、一対の端子同士を異方性をもって電気的に一括接続するために用いられる高分子フィルムである。具体的には、ACF20は、図2に示されるように、例えば熱可塑性または熱硬化性を有する接着用樹脂21に多数の導通粒子22が分散されたものである。なお、液晶パネル2には、実装構造体3のほかにも、バックライト等の照明装置やその他の付帯機器が必要に応じて付設されるが、本発明とは直接の関係がないためその図示および説明を省略する。
すなわち、図3に示すように、ある端子T1(端子9または出力用端子11c)に着目したとき、当該端子T1の幅wと、当該端子T1に一方の側において隣接する端子T2までの間隔dとを合わせた距離が「端子(群)のピッチP」に相当する。なお、本実施形態においては、各端子の幅wと当該端子に隣接する端子までの間隔dとが概ね等しい場合を想定する。
次に、図2中のIII−III線の断面図に相当する図5および図6を参照して、液晶パネル2と実装構造体3とを接合する工程について説明する。ここで、液晶パネル2と実装構造体3とを接続する工程は、液晶パネル2と実装構造体3との位置合わせを行なった状態で両者を仮固定する位置合わせ工程と、基板6aと配線基板11とを熱圧着によって接合する接合工程とからなる。以下、これらの各工程の内容について説明する。なお、図5および図6は、説明の便宜上、端子9および出力用端子11cの本数が実際よりも少なく表現されている。
位置合わせ工程においては、まず、基板6aまたは配線基板11のいずれか一方のうち他方と接合されるべき部分に、粘着性を有するACF20を貼り付ける。次いで、基板6aのアライメントマーク10と配線基板11のアライメントマーク15とが合致するように、液晶パネル2と実装構造体3と位置合わせを行なう。具体的には、例えば、CCDカメラなどによって基板6a側からアライメントマーク10およびアライメントマーク15を撮像しつつ、当該アライメントマーク10とアライメントマーク15とが完全に合致するように、当該液晶パネル2と実装構造体3との相対的な位置を調整する。こうして位置合わせが完了した後、液晶パネル2と実装構造体3との位置関係を維持したまま基板6aと配線基板11とを仮固定する。すなわち、図5に示されるように、基板6aと配線基板11の双方をACF20に接触させることにより、当該ACF20の粘着性を利用して両者を予備的に固定するのである。なお、図5においては、アライメントマーク10および15の各々の中心位置が「X1」および「X2」によって示されており、一対のアライメントマークの間の中点が「X0」によって示されている。
上記位置合わせ工程の後、液晶パネル2と配線基板11とを接合する接合工程が実行される。すなわち、まず、図6(a)に示されるように、配線基板11における液晶パネル2とは反対側の面に、その全面にわたって熱圧着ヘッド50を接触させる。熱圧着ヘッド50は、加工対象に熱を加えつつ押圧することができるものである。そして、かかる熱圧着ヘッド50によって当該配線基板11を液晶パネル2側に押圧する。このとき、熱圧着ヘッド50に発生した熱は、配線基板11を介してACF20に与えられる。この結果、図6(a)に示されるようにACF20の接着用樹脂21は溶解し、基板6aと配線基板11とは徐々に接近する。なお、図6(a)および(b)においては、基板6a上のアライメントマーク10の位置が「X3」および「X5」によって示されるとともに、配線基板11上のアライメントマーク15の位置が「X4」および「X6」によって示されている。
次に、本発明の実施例について説明する。
本実施例においては、配線基板11のベース基材11aとしてカプトン(商品名。デュポン、東レデュポン株式会社製)を用いた。この場合、ベース基材11aは、測定条件を100℃ないし200℃としたときの線膨張係数が2.510-5/Kないし2.6×10-5/Kであり、厚さは50μmないし125μmである。かかるベース基材11aに出力用端子11cなどが形成された配線基板11aを実装構造体3として、圧着温度170℃、圧着圧力3MPa、圧着時間20秒の条件の下、上記熱圧着工程を行なった。この場合、配線基板11は、出力用端子11cの配列方向(幅方向)に0.3ないし0.4%の割合で伸長するという結果を得た。この結果を踏まえて、上記配線基板11の伸長を補償し得るように、熱圧着前の出力用端子11cのピッチを端子9のピッチよりも狭く設定した。
具体的には、出力用端子11cのピッチを、端子9のピッチの0.996倍ないし0.997倍のピッチに設定した。なお、アライメントマーク15の間隔は、アライメントマーク10の間隔と略同一とした。かかるピッチ補正を行なった配線基板11を、上述した熱圧着条件の下で基板6aに熱圧着したところ、端子9と出力用端子11cとを精度良く接続することができた。さらに、当該熱圧着前においては、アライメントマーク10とアライメントマーク15とを重ね合わせることによって、液晶パネル2と実装構造体3との位置合わせ作業を極めて容易に行なうことができた。
本実施例においては、配線基板11のベース基材11aとしてユーピレックス(商品名。宇部興産株式会社製)を用いた。この場合、ベース基材11aは、測定条件を20℃ないし100℃としたときの線膨張係数が0.8×10-5/Kないし1.0×10-5/Kであり、厚さは5μm以上75μmである。かかるベース基材11aを用いた配線基板11を、圧着温度170℃、圧着圧力3MPa、圧着時間20秒という条件の下で基板6aに圧着したところ、配線基板11は、出力用端子11cの配列方向に0.2%の割合で伸長するという結果を得た。この結果を踏まえて、上記配線基板11の伸長を補償し得るように、熱圧着前の出力用端子11cのピッチを、端子9のピッチの実質的に0.998倍に設定した。この場合にも、アライメントマーク15の間隔は、アライメントマーク10の間隔と略同一とした。かかるピッチ補正を行なった配線基板11を、上述した熱圧着条件の下で基板6aに熱圧着したところ、端子9と出力用端子11cとを精度良く接続でき、かつ液晶パネル2と実装構造体3との位置合わせ作業を容易に行なうことができた。
<D:変形例>
以上この発明の一実施形態について説明したが、上記実施形態はあくまでも例示であり、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。変形例としては、例えば以下のようなものが考えられる。
上記実施形態においては、液晶駆動用ICが実装された配線基板11を、液晶パネル2の基板6aに接合する場合を想定したが、液晶駆動用ICをCOG(Chip On Glass)技術を用いて基板6a上に実装するようにしてもよい。この場合、配線基板11は、ベース基材11a上に、当該液晶駆動用ICの入力端子と外部回路基板とを接続するための配線パターンが形成されたものとなる。このように、本発明は、何らかの端子が形成された電気光学パネルの基材と、当該端子に接続されるべき端子が形成された実装基材(配線基板11に相当する)とが接合される構成を採る電気光学装置であれば、他の構成要素の態様の如何を問わず本発明を適用可能である。例えば、上記実施形態においては、液晶パネル2に1個の実装構造体3を接続する構成の液晶装置を例示したが、液晶パネル2に複数個の実装構造体3を接合する構成の液晶装置に対しても本発明を適用可能である。
上記実施形態においては、電気光学物質として液晶を用いた液晶装置に本発明を適用した場合を例示したが、本発明を適用できる電気光学装置はこれに限られるものではない。すなわち、電気光学物質としてEL(エレクトロルミネッセンス)素子を用いたEL表示装置や、電気光学物質としてガスを用いたプラズマディスプレイパネルなど、電気光学物質の電気光学効果によって表示を行なう各種の装置にも、本発明を適用可能である。このように、端子が形成された基板と、当該端子に接続されるべき端子を備えた実装基材とが接合される構成を採るものであれば、他の構成要素の態様の如何を問わず本発明を適用可能である。
上記実施形態においては、液晶パネル2の基板6aとしてガラスを用いたが、この基板6aの材料としてプラスチックを用いることもできる。さらに、このプラスチックとしては、ポリカボネート、アクリル(アクリル酸エステル樹脂、メタクリル酸エステル樹脂など)、PES(ポリエーテルスルホン)、PAr(ポリアリレート)、PhE(フェノキシエーテル)などを用いることができる。
次に、本発明に係る電気光学装置を用いた電子機器について説明する。図8は、かかる電子機器の一例たる携帯電話機の構成を示す斜視図である。同図に示されるように、携帯電話機30は、アンテナ31、スピーカ32、電気光学装置1、キースイッチ33およびマイクロホン34といった各種の構成要素と、当該各構成要素を収容する外装ケース36とを有する。さらに、外装ケース36の内部には、上記の各構成要素の動作を制御するための制御回路を搭載した制御回路基板37が設けられる。電気光学装置1は、上記実施形態に係る液晶装置などによって構成される。
6a 基板(第1基材)
9 端子(第1端子群)
10 アライメントマーク
11a ベース基材(実装基材)
11c 出力用端子(第2端子群)
15 アライメントマーク
Claims (5)
- 電気光学物質を保持する基板を備えた電気光学パネルと、前記基板より線膨張係数が大きな実装基材とを接合する電気光学装置の製造方法であって、
複数の第1端子から構成される第1端子群、及び前記第1端子群の両端に前記第1端子群とは離れて配置される第1アライメントマークを前記基板に形成する工程と、
前記第1端子のピッチとは異なるピッチで配置される複数の第2端子から構成される第2端子群、及び前記第2端子群の両端に前記第2端子群とは離れて配置される第2アライメントマークを形成する工程と、
前記基板または前記実装基材のいずれか一方に、前記第1アライメントマーク、及び前記第2アライメントマークが形成された部分には異方性導電膜を貼り付けずに他方と接合されるべき部分に異方性導電膜を貼り付ける工程と、
前記第1アライメントマークと前記第2アライメントマークとが合致するように、前記基板と前記実装基材とを位置合わせする位置合わせ工程と、
前記基板と前記実装基材とを前記異方性導電膜によって接合することによって前記複数の第1端子と前記複数の第2端子とを相互に接続する工程とを、有し、
前記複数の第1端子と前記複数の第2端子とを前記基板と前記実装基材との前記異方性導電膜による接合に伴って相互に接続する接続工程と、を有し、
前記接続工程後は、前記接合の際に生じる前記基板及び前記実装基材の熱による変形に伴って前記第1アライメントマークと前記第2アライメントマークが合致していないことを特徴とする電気光学装置の製造方法。 - 前記実装基材は、測定条件を100℃ないし200℃とした場合の線膨張係数が2.5×10-5/K以上2.6×10-5/K以下の材料によって形成された厚さ50μm以上125μm以下の部材であり、
前記第2端子のピッチは、前記第1端子のピッチの0.996倍以上0.997倍以下であることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置の製造方法。 - 前記実装基材は、測定条件を20℃ないし100℃とした場合の線膨張係数が0.8×10-5/K以上1.0×10-5/K以下の材料によって形成された厚さ5μm以上75μm以下の部材であり、
前記第2端子のピッチは、前記第1端子のピッチの実質的に0.998倍であることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置の製造方法。 - 前記基板は、ガラスおよびシリコンからなる群のうちから選択された材料を含み、前記実装基材は、ポリイミドおよびポリエステルからなる群のうちから選択された材料を含むことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置の製造方法。
- 前記基板はガラスを含み、前記実装基材はポリイミドを含むことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置の製造方法。
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