JP2002063958A - 電気光学装置および電子機器 - Google Patents

電気光学装置および電子機器

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JP2002063958A
JP2002063958A JP2000247653A JP2000247653A JP2002063958A JP 2002063958 A JP2002063958 A JP 2002063958A JP 2000247653 A JP2000247653 A JP 2000247653A JP 2000247653 A JP2000247653 A JP 2000247653A JP 2002063958 A JP2002063958 A JP 2002063958A
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electro
substrate
output terminals
side input
optical device
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JP2000247653A
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Hitoshi Shoji
仁 庄司
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気光学パネルとフレキシブル基板の端子同
士を異方性導電膜で確実に電気的に接続することのでき
る電気光学装置および電子機器を提供すること。 【解決手段】 電気光学パネルの第2の透明基板20に
形成したパネル側入出力端子91と、フレキシブル基板
8に形成した基板側入出力端子83とを異方性導電膜6
によって電気的に接続する際に、ヘッド60をフレキシ
ブル基板8の上面82に当ててフレキシブル基板8を加
熱しながら圧着する。ヘッド60が当る部分は、フレキ
シブル基板8の上面82に形成された上面側電極パター
ン85であり、この上面側電極パターン85は、フレキ
シブル基板8の基板側入出力端子83に平面的に重なっ
ている。このため、ヘッド60からの熱および圧力は、
上面側電極パターン85を介して基板側入出力端子83
の全てに均等にかかる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気光学パネルに
フレキシブル基板が異方性導電膜(ACF:Aniso
tropic conducttive film)に
よって接続された電気光学装置、およびこの電気光学装
置を表示部として用いた電子機器に関するものである。
さらに詳しくは、フキレキシブル基板の構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電気光学装置として代表的なものとして
は電気光学装置がある。この電気光学装置のうち、たと
えば、図1および図2に示す単純マトリクス型の電気光
学装置1では、ガラスなどで形成された第1の透明基板
10と、同じくガラスなどで形成された第2の透明基板
20とがシール剤30を挟んで所定の間隙を隔てて接着
固定された電気光学パネル1′が用いられている。この
電気光学パネル1′において、第1の透明基板10と第
2の透明基板20との間では、シール剤30で区画形成
された液晶封入領域300内に液晶5が封入されてい
る。第1の透明基板10および第2の透明基板20に
は、互いに直交する方向に、液晶に電圧を印加するため
の駆動用の電極パターン15、25がそれぞれ形成され
ている。
【0003】この電気光学装置1において、第2の透明
基板20は第1の透明基板10よりも大きいので、第2
の透明基板20はその一部が第1の透明基板10の端縁
から張り出している。この第2の透明基板20の張り出
し部分200には、電極パターン15、25に駆動信号
を出力する駆動用IC(半導体装置)7を実装するため
のIC実装領域70と、駆動用IC70に各種の信号や
電圧を供給するフレキシシブル配線基板8を接続するた
めのフレキシブル基板接続領域80とが形成されてい
る。
【0004】ここで、フレキシブル基板接続領域80に
は、多数のパネル側入出力端子91が形成されている。
一方、図7(B)に模式的に示すように、フレキシブル
基板8の端部(電気光学パネル1′との接続領域)にお
いて、下面81の側には多数の基板側入出力端子83が
形成されている。なお、図7(A)に示すように、フレ
キシブル基板8の上面82には、下面81の側と違っ
て、端部(パネル側との接続領域)には端子や電極パタ
ーンが形成されていない。
【0005】このように構成した電気光学装置1におい
て、基板側入出力端子83およびパネル側入出力端子9
1は、かなり狭いピッチで形成されているため、パネル
側入出力端子91と基板側入出力端子83とを電気的に
接続するには、図8を参照して説明するように、異方性
導電膜が用いられている。
【0006】この異方性導電膜を用いた実装方法では、
まず、図8(A)に示すように、電気光学パネル1′
(第2の透明基板20)のフレキシブル基板接続領域8
0に液状の異方性導電膜6を塗布した後、あるいはフレ
キシブル基板接続領域80にシート状の異方性導電膜6
を被せた後、第2の透明基板20のパネル側入出力端子
91に対して、フレキシブル基板8の基板側入出力端子
83を位置合わせし、この状態で、図8(B)に示すよ
うに、ヘッド60によってフレキシブル基板8を第2の
透明基板20に対して加熱しながら圧着する。その結
果、図8(C)に示すように、異方性導電膜6に含まれ
ていた樹脂分61が溶融するとともに、パネル側入出力
端子91と基板側入出力端子83との間で異方性導電膜
6に含まれていた導電粒子62が押し潰される。それ
故、パネル側入出力端子91と基板側入出力端子83と
は導電粒子62を介して電気的に接続するとともに、異
方性導電膜6に含まれていた樹脂分61が硬化した状態
において、第2の透明基板20(電気光学パネル1′)
にフレキシブル基板8が固定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術のように、フレキシブル基板8のプラスチックフィ
ルムからなる基材に直接、ヘッド60を当て、フレキシ
ブル基板8を第2の透明基板20に対して加熱、圧着す
る方法では、パネル側入出力端子91と基板側入出力端
子83との多数の接続部分のなかに接続不良箇所が発生
しやすいという問題点がある。その理由は、フレキシブ
ル基板8のプラスチックフィルムからなる基材に直接、
ヘッド60を当ててフレキシブル基板8を第2の透明基
板20に対して加熱、圧着したとき、基板側入出力端子
83とパネル側入出力端子91との間に対する熱および
圧力のかかり具合がばらつくためであると考えられる。
【0008】そこで、本発明の課題は、このような問題
点に鑑みて、電気光学パネルとフレキシブル基板との間
で多数の端子同士を異方性導電膜で確実に電気的に接続
することのできる電気光学装置および電子機器を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、電気光学パネルに形成された複数のパ
ネル側入出力端子に対して、フレキシブル基板の下面側
に形成された複数の基板側入出力端子が異方性導電膜を
介して電気的に接続された電気光学装置において、前記
フレキシブル基板の上面側には、前記基板側入出力端子
に対して平面的に重ねる上面側電極パターンが形成され
ていることを特徴とする。
【0010】本発明に電気光学装置を製造するにあたっ
て、パネル側入出力端子と基板側入出力端子とを異方性
導電膜によって電気的に接続するには、これらの端子間
に異方性導電膜を挟んだ状態で、ヘッドをフレキシブル
基板に当ててフレキシブル基板を電気光学パネルに対し
て加熱しながら圧着する。このとき、ヘッドが当る部分
は、フレキシブル基板の上面に形成された上面側電極パ
ターンであり、この上面側電極パターンは、基板側入出
力端子に重なっている。このため、ヘッドからの熱およ
び圧力は、上面側電極パターンを介して基板側入出力端
子に均等にかかるので、パネル側入出力端子と基板側入
出力端子とを確実に電気的に接続することができる。
【0011】本発明において、前記上面側電極パターン
は、前記パネル側入出力端子の全てに等しい重なり面積
を有していることが好ましい。このように構成すると、
ヘッドからの熱および圧力を電極パターンを介して基板
側入出力端子により確実に均等にかけることができるの
で、パネル側入出力端子と基板側入出力端子とをより確
実に電気的に接続することができる。
【0012】本発明において、前記上面側電極パターン
は、前記基板側入出力端子の各々に対して部分的に重っ
ていることが好ましい。このように構成すると、ヘッド
からの圧力は、基板側入出力端子と上面側電極パターン
とが重なっている部分に集中してかかるので、パネル側
入出力端子と基板側入出力端子とをより確実に電気的に
接続することができる。
【0013】本発明において、前記基板側入出力端子
は、前記フレキシブル基板の下面側に一列に並んで形成
されていることが多い。この場合に、前記上面側電極パ
ターンは、前記フレキブル基板の上面側で前記基板側入
出力端子の配列方向に向かって延びていることにより、
前記基板側入出力端子に対して平面的に重っていること
が好ましい。このように構成すると、パネル側入出力端
子の全てに等しい重なり面積を有する上面側電極パター
ンを容易に構成できる。
【0014】本発明において、前記上面側電極パターン
は、前記フレキブル基板の上面側で前記基板側入出力端
子に対して平面的に重なる複数本の電極パターンから構
成されていることが好ましい。このように構成すると、
前記上面側電極パターンが前記基板側入出力端子の各々
に対して部分的に、かつ、等しい重なり面積をもって重
っている状態を容易に構成することができる。
【0015】本発明において、前記上面側電極パターン
は、例えば、ダミーの電極パターンである。フレキシブ
ル基板の上面のうち、基板側入出力端子が形成されてい
る領域と重なる領域は、熱圧着するときのヘッドがあた
るため、従来は、電気回路を構成する配線パターンを形
成しない空領域になっているので、ここには、端子同士
を確実に接続するのに適した構成の上面側電極パターン
を形成できる。また、上面側電極パターンがダミーの電
極パターンであれば、ヘッドが当ることにより上面側電
極パターンが損傷しても、電気光学装置に不具合が発生
するおそれがない。
【0016】本発明において、前記電気光学パネルに
は、例えば、駆動用ICがCOG実装されている。
【0017】本発明において、前記電気光学パネルは、
例えば、一対の基板間に液晶が保持された液晶パネルで
ある。
【0018】本発明を適用した電気光学装置は、例え
ば、電子機器に表示部を構成するのに用いられる。
【0019】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して、本発明の実
施の形態を説明する。なお、本発明は各種の用途に適用
できるが、以下に説明する各形態は、電気光学装置とし
て最も代表的な液晶装置に本発明を適用した例である。
【0020】(全体構成)図1、図2および図3はそれ
ぞれ、本形態の電気光学装置の外観を模式的に示す斜視
図、この電気光学装置を分解した様子を模式的に示す斜
視図、および電気光学装置の断面図である。なお、本発
明は、フレキシブル基板と電気光学パネルとの接続部分
の構造に特徴を有し、電気光学装置において画像を表示
する部分の構成については周知の電気光学装置と同様で
あるため、電気光学装置を構成する基板に形成されてい
る電極パターンなどについては図1および図2に模式的
に示すことにして、それらの詳細な図示を省略する。ま
た、本形態の電気光学装置は、従来の電気光学装置と基
本的な構成に共通しているので、共通する部分には、同
一の符号を付して説明する。
【0021】図1、図2および図3に示すように、単純
マトリクス型の電気光学装置1では、ガラス、石英ある
いはプラスチックなどで形成された第1の透明基板10
と、同じくガラス、石英あるいはプラスチックなどで形
成された第2の透明基板20とがシール剤30を挟んで
所定の間隙を隔てて接着固定された電気光学パネル1′
が用いられている。シール剤30には、液晶を注入する
際の液晶注入口301としての途切れ部分が形成され、
この液晶注入口301は紫外線硬化樹脂からなる封止剤
302で封止されている。第1の透明基板10と第2の
透明基板20との間のうち、シール剤30で区画形成さ
れた液晶封入領域300内には液晶5が封入されてい
る。第1の透明基板10および第2の透明基板20に
は、互い直交する方向に駆動用の電極パターン15、2
5が透明なITO(Indium Tin Oxid
e)膜などによってストライプ状に形成されている。こ
れらの電極パターンには、各画素の液晶を駆動する為の
駆動信号が印加されるものである。なお、これらの電極
パターンは、電気光学装置を反射型や半透過反射型とす
る場合には、アルミニウム等の反射性金属膜によって、
一方の電極パターンを形成してもよい。
【0022】また、第1の透明基板10および第2の透
明基板20の表面には配向膜101、201が形成さ
れ、液晶5としてはSTN(Supper Twist
edNematic)型などの各種の液晶を用いること
ができる。
【0023】画素は電極パターン15、25の交差部分
において2つの電極パターンから電圧を印加される液晶
によって構成されている。本実施形態においては、単純
マトリクス型電気光学装置であるので、電極パターン1
5、25の一方が走査信号が印加される走査電極、他方
がオン電圧やオフ電圧の画像信号が印加される信号電極
として機能する。さらに、第1の透明基板10および第
2の透明基板20の各外側表面には偏光板19、29が
貼られている。さらに、各透明基板10、20と偏光板
19、29との間には、必要に応じて、液晶層において
生じた着色を解消するための位相差板を介在させる。
【0024】本形態の電気光学装置1に用いた電気光学
パネル1′において、第2の透明基板20は第1の透明
基板10よりも大きいので、第2の透明基板20はその
一部が第1の透明基板10の端縁から張り出している。
この第2の透明基板20の張り出し部分200のうち、
第2の透明基板20の端縁に沿ってフレキシブル基板接
続領域80が形成され、このフレキシブル基板接続領域
80より内側領域には、フレキシブル基板接続領域80
と平行にIC実装領域70が形成されている。IC実装
領域70は、電極パターン15、25に駆動信号を出力
する駆動用IC7を実装するための領域であり、フレキ
シブル基板接続領域80は、外部から駆動用IC7に各
種の信号や電源を供給するフレキシシブル配線基板8を
第2の透明基板20に接続するための領域である。駆動
用IC7は、電気光学装置の各画素を駆動するために各
電極パターンに駆動信号を印加するものであって、透明
基板に対して、チップ状態で能動面を基板に対向させて
COG(Chip OnGlass)方式で実装されて
いる。
【0025】なお、第1の透明基板10に形成されてい
る電極パターン15は、第1の透明基板10と第2の透
明基板20とをシール材30で接着したときに、第2の
透明基板20においてIC実装領域70の両端から延び
る配線パターンの端部に対して、シール材30に含まれ
る基板間導通材などを介して電気的に接続する。
【0026】(フレキシブル基板とパネルとの接続構
造)図4(A)、(B)はそれぞれ、本発明を適用した
電気光学装置1において、電気光学パネル1′に接続さ
れるフレキシブル基板8の端部を斜め上方からみた状態
を模式的に示す説明図、および斜め下方からみた状態を
模式的に示す説明図である。図5(A)、(B)、
(C)はそれぞれ、図4に示すフレキシブル基板8を電
気光学パネル1′に接続する様子を模式的に示す工程断
面図であり、図5には、フレキシブル基板8と電気光学
パネル1′の第2の透明基板20との接続部分を図4
(A)、(B)のX−X′方向(基板側端子83が並ん
でいる方向/上面側電極パターンが延びている方向)に
切断した様子、およびY−Y′方向(基板側端子83が
延びている方向/上面側電極パターンを構成する電極パ
ターンが並んでいる方向)に切断した様子を示してあ
る。
【0027】図2に示すように、本形態の電気光学パネ
ル1′において、フレキシブル基板接続領域80には、
基板辺に沿って多数のパネル側入出力端子91が1列に
形成されている。
【0028】一方、図4(B)に模式的に示すように、
フレキシブル基板8の端部(パネル側との接続領域)に
おいて、その下面81の側には、パネル側入出力端子9
1に対応する位置に多数の基板側入出力端子83が1列
に形成されている。この基板側入出力端子83からは配
線パターン(図示せず)が延びており、この配線パター
ンに対して各種の電子部品(図示せず)が実装されてい
る。
【0029】本形態では、図4(A)に示すように、フ
レキシブル基板8の上面82には、銅層などからなる上
面側電極パターン85が形成されており、この上面側電
極パターン85は、フレキシブル基板8の下面81の側
に形成された基板側入出力端子83の全てに重なってい
る。この上面側電極パターン85は、電気光学装置1の
動作に関与しないダミーの電極パターンである。
【0030】本形態において、上面側電極パターン85
は、基板側入出力端子83が並んでいる方向に向かって
等しい幅のまま延びた3本の電極パターン851、85
2、853から構成されている。このため、上面側電極
パターン85は、基板側入出力端子83に対して部分的
に、かつ、いずれの基板側入出力端子83とも等しい重
なり面積をもって重なっている。ここで、3本の電極パ
ターン851、852、853の間では、幅および膜厚
が等しい。
【0031】このように構成した電気光学装置1におい
て、基板側入出力端子83およびパネル側入出力端子9
1は、かなり狭いピッチで形成されている。このため、
パネル側入出力端子91と基板側入出力端子81とを電
気的に接続するには、図5を参照して説明するように、
異方性導電膜が用いられている。
【0032】異方性導電膜を用いた実装方法では、ま
ず、図5(A)に示すように、電気光学パネル1′(第
2の透明基板20)のフレキシブル基板接続領域80に
液状の異方性導電膜6を塗布した後、あるいはフレキシ
ブル基板接続領域80にシート状の異方性導電膜6を被
せた後、第2の透明基板20に形成されているパネル側
入出力端子91に対して、フレキシブル基板8の基板側
入出力端子83を位置合わせする。
【0033】次に、図5(B)に示すように、フレキシ
ブル基板8の上面82に当てたヘッド60によってフレ
キシブル基板8を第2の透明基板20に対して加熱しな
がら圧着する。このとき、ヘッド60が実際に当るの
は、フレキシブル基板8の上面82に形成した上面側電
極パターン85である。
【0034】その結果、図5(C)に示すように、異方
性導電膜6に含まれていた樹脂分61が溶融するととも
に、パネル側入出力端子91と基板側入出力端子83と
の間で異方性導電膜6に含まれていた導電粒子62が押
し潰される。それ故、パネル側入出力端子91と基板側
入出力端子83とは導電粒子62を介して電気的に接続
するとともに、異方性導電膜6に含まれていた樹脂分6
1が硬化した状態において、第2の透明基板20(電気
光学パネル1′)にフレキシブル基板8が固定される。
【0035】(本形態の効果)以上説明したように、本
形態では、電気光学装置1を製造するにあたって、パネ
ル側入出力端子91と基板側入出力端子83とを異方性
導電膜6によって電気的に接続する際に、これらの端子
間に異方性導電膜6を挟んだ状態で、ヘッド60をフレ
キシブル基板8の上面82に当ててフレキシブル基板8
を電気光学パネル1′に対して加熱しながら圧着する。
このとき、ヘッド60が当る部分は、フレキシブル基板
8の上面82に形成された上面側電極パターン85であ
り、この上面側電極パターン85は、フレキシブル基板
8の下面81に形成された基板側入出力端子83に平面
的に重なっている。このため、ヘッド60からの熱およ
び圧力は、上面側電極パターン85を介して基板側入出
力端子83の全てに均等にかかるので、パネル側入出力
端子91と基板側入出力端子83とを確実に電気的に接
続することができる。
【0036】また、上面側電極パターン85は、パネル
側入出力端子91の全てに等しい重なり面積を有してい
るので、ヘッド60からの熱および圧力を上面側電極パ
ターン85を介して基板側入出力端子83の全てにより
確実に均等にかけることができるので、パネル側入出力
端子91と基板側入出力端子83とをより確実に電気的
に接続することができる。このように構成するにあたっ
て、本形態では、フレキシブル基板8の下面81の側で
一列に並んでいる基板側入出力端子83に対して、上面
側電極パターン85は、基板側入出力端子83の配列方
向に向かって延びている構成になっているので、パネル
側入出力端子91の全てに等しい重なり面積を有する上
面側電極パターン85を容易に構成できる。
【0037】さらに、上面側電極パターン85は、基板
側入出力端子83の各々に対して部分的に重っているの
で、ヘッド60からの圧力は、基板側入出力端子83と
上面側電極パターン85とが重なっている部分に集中し
て確実にかかるので、パネル側入出力端子91と基板側
入出力端子83とをより確実に電気的に接続することが
できる。このように構成するにあたって、本形態では、
フレキブル基板8の上面82の側で基板側入出力端子8
3の全てに対して平面的に重なる複数本の電極パターン
851、852、853から構成したので、基板側入出
力端子83の各々に対して部分的に、かつ、等しい重な
り面積をもって重なる上面側電極パターン85を容易に
構成することができる。
【0038】さらにまた、フレキシブル基板8の上面の
うち、基板側入出力端子83が形成されている領域と重
なる領域は、熱圧着するときのヘッド60があたるた
め、従来、電気回路を構成する配線パターンを形成しな
い空領域になっているので、ここに、端子同士を確実に
接続するのに適した構成の上面側電極パターン85を形
成できる。また、上面側電極パターン85がダミーの電
極パターンであれば、ヘッド60が当ることにより損傷
しても、電気光学装置1に不具合が発生するおそれがな
い。
【0039】[その他の実施の形態]なお、上記形態で
は、3本の電極パターン851、852、853からな
る上面側電極パターン85を利用したが、これに限ら
ず、基板側入出力端子83に平面的に重なるようにベタ
の上面側電極パターン85などを形成した場合も、ヘッ
ド60がフレキシブル基板8のベースフィルムに直接当
るよりは、パネル側入力端子91と基板側入出力端子8
3との接続部分の信頼性などを向上することができる。
【0040】また、上記実施の形態では、第2の透明基
板20に対して駆動用IC7をCOG実装(Chip
on Glass)する構成に対して本発明を適用した
が、フレキシブル基板に駆動用IC7をCOF実装(C
hip on Flexible Tape)あるいは
TCP実装(Tape Carrier Packag
e/TAB;Tape Automated Bond
ing)する構成に対して本発明を適用してもよい。す
なわち、駆動用IC7を、COG実装、COF実装或い
はTCP実装して電極パターン15に駆動信号を印加す
るように構成してもよい。
【0041】また、上記実施の形態では、本発明を単純
マトリクスタイプの電気光学装置に適用した例を示した
が、アクティブマトリクスタイプの電気光学装置にも適
用できる。
【0042】さらに、本発明は、このような電気光学装
置に限らず、有機エレクトロルミネッセンス素子を利用
した電気光学装置、PDP(Plazma Displ
ayPanel/プラズマ表示パネル)やFED(Fi
eld EmissionDisplay/電界放出表
示装置)などの電気光学装置にも適用できる。
【0043】[電子機器の具体例]図6(A)、
(B)、(C)はそれぞれ、本発明を適用した電気光学
装置1を用いた電子機器の外観図である。
【0044】まず、図6(A)は携帯電話の外観図であ
る。この図において、1000は携帯電話本体を示し、
1001は、本発明を適用した電気光学装置1を用いた
画像表示装置である。
【0045】図6(B)は、腕時計型電子機器の外観図
である。この図において、1100は時計本体を示し、
1101は、本発明を適用した電気光学装置1を用いた
画像表示装置である。
【0046】図6(C)は、ワードプロセッサ、パーソ
ナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置の外観図で
ある。この図において、1200は情報処理装置を示
し、1202はキーボードなどの入力部、1206は本
発明を適用した電気光学装置1を用いた画像表示装置で
あり、1204は情報処理装置本体を示す。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、パネ
ル側入出力端子と基板側入出力端子とを異方性導電膜に
よって電気的に接続する際には、これらの端子間に異方
性導電膜を挟んだ状態で、ヘッドをフレキシブル基板に
当ててフレキシブル基板を電気光学パネルに対して加熱
しながら圧着する。このとき、ヘッドが当る部分は、フ
レキシブル基板の上面に形成された上面側電極パターン
であり、この上面側電極パターンは、基板側入出力端子
に重なっている。このため、ヘッドからの熱および圧力
は、上面側電極パターンを介して基板側入出力端子の全
てに均等にかかるので、パネル側入出力端子と基板側入
出力端子とを確実に電気的に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される電気光学装置の外観を模式
的に示す斜視図である。
【図2】図1に示す電気光学装置を分解した様子を模式
的に示す斜視図である。
【図3】図1のA−A′線で電気光学装置を切断したと
きの断面図である。
【図4】(A)、(B)はそれぞれ、本発明を適用した
電気光学装置において、電気光学パネルに接続されるフ
レキシブル基板の端部を斜め上方からみた状態を模式的
に示す説明図、および斜め下方からみた状態を模式的に
示す説明図である。
【図5】(A)、(B)、(C)はそれぞれ、図4に示
すフレキシブル基板を電気光学パネルに接続する様子を
模式的に示す工程断面図である。
【図6】(A)、(B)、(C)はいずれも、本発明を
適用した電気光学装置を搭載した電子機器の説明図であ
る。
【図7】(A)、(B)はそれぞれ、従来の電気光学装
置において、電気光学パネルに接続されるフレキシブル
基板の端部を斜め上方からみた状態を模式的に示す説明
図、および斜め下方からみた状態を模式的に示す説明図
である。
【図8】(A)、(B)、(C)はそれぞれ、図7に示
すフレキシブル基板を電気光学パネルに接続する様子を
模式的に示す工程断面図である。
【符号の説明】
1 電気光学装置 1′ 電気光学パネル 6 異方性導電膜 7 駆動用IC 8 フレキシブル基板 10 第1の透明基板 15、25 ストライプ状の電極パターン 20 第2の透明基板 30 シール材 60 ヘッド 61 異方性導電膜に含まれている樹脂分 62 異方性導電膜に含まれている導電粒子 70 IC実装領域 80 フレキシブル基板接続領域 83 フレキシブル基板の基板側入出力端子 85 フレキシブル基板の上面側電極パターン 851、852、853 電極パターン 91 第2の透明基板に形成したパネル側入出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 1/14 H01R 23/68 303E Fターム(参考) 2H092 GA40 GA48 GA50 MA32 NA29 PA01 PA06 5E023 AA04 AA05 AA16 BB22 BB23 CC02 DD26 EE18 HH08 5E344 AA02 AA22 BB04 BB13 BB20 CD04 DD10 EE11 5G435 BB05 BB06 BB12 EE37 EE47 KK05 KK09 KK10 LL07 LL08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気光学パネルに形成された複数のパネ
    ル側入出力端子に対して、フレキシブル基板の下面側に
    形成された複数の基板側入出力端子が異方性導電膜を介
    して電気的に接続された電気光学装置において、 前記フレキシブル基板の上面側には、前記基板側入出力
    端子に対して平面的に重ねる上面側電極パターンが形成
    されていることを特徴とする電気光学装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記上面側電極パタ
    ーンは、前記パネル側入出力端子の全てに等しい重なり
    面積を有していることを特徴とする電気光学装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記上面側
    電極パターンは、前記基板側入出力端子の各々に対して
    部分的に重っていることを特徴とする電気光学装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記基板側入出力端子は、前記フレキシブル基板の下面
    側に並んで形成され、 前記上面側電極パターンは、前記フレキブル基板の上面
    側で前記基板側入出力端子の配列方向に向かって延びて
    いることにより、前記基板側入出力端子に対して平面的
    に重っていることを特徴とする電気光学装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記上面側電極パタ
    ーンは、前記フレキブル基板の上面側で前記基板側入出
    力端子に対して平面的に重なる複数本の電極パターンか
    ら構成されていることを特徴とする電気光学装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記上面側電極パターンは、ダミーの電極パターンであ
    ることを特徴とする電気光学装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    前記電気光学パネルには、駆動用ICがCOG実装され
    ていることを特徴とする電気光学装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかにおいて、
    前記電気光学パネルは、一対の基板間に液晶が保持され
    た液晶パネルであることを特徴とする電気光学装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに規定する
    電気光学装置を表示部として有することを特徴とする電
    子機器。
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