JP2003142176A - 異方性導電膜構造 - Google Patents

異方性導電膜構造

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JP2003142176A
JP2003142176A JP2001335495A JP2001335495A JP2003142176A JP 2003142176 A JP2003142176 A JP 2003142176A JP 2001335495 A JP2001335495 A JP 2001335495A JP 2001335495 A JP2001335495 A JP 2001335495A JP 2003142176 A JP2003142176 A JP 2003142176A
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conductive film
anisotropic conductive
adhesive layer
separator
liquid crystal
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Manabu Kadoishi
学 門石
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Hiroshima Opt Corp
Kyocera Display Corp
Original Assignee
Hiroshima Opt Corp
Kyocera Display Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤層のはみ出しを確実に防止することが
でき、異方性導電膜の圧着むらや貼り付け精度の向上を
図ることのできる異方性導電膜構造を提供する。 【解決手段】 導電粒子9が混入された接着剤層10
と、セパレータ11とを積層してなる構造で、この接着
剤層10の面積をセパレータ11の面積より小さくす
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は異方性導電膜構造に
係り、特に、液晶表示パネルの透明基板の電極端子部分
に駆動ドライバを搭載する場合や、フレキシブル配線基
板を接続する場合等に用いられる異方性導電膜構造に関
する。 【0002】 【従来の技術】一般に、中間に液晶を充填した2枚の透
明基板の所定の部分に、選択的に電界を与えて特定の図
形や文字等の情報を表示するための液晶表示パネルがコ
ンピュータや携帯電話等の表示装置として多く用いられ
ている。 【0003】このような液晶表示パネルにおいては、ガ
ラス等からなる一対の基板をそれぞれ対向して配置し、
これら各基板の互いに対向する面には、インジウム錫酸
化物(以下、ITOという)等からなる透明電極が積層
形成されている。そして、前記透明電極が形成された基
板の表面には、互いに対向する電極間で液晶分子を一定
の形態に配列させるために表面にラビング処理が施され
た配向膜が積層形成されている。 【0004】このような配向処理が施された2枚の基板
の一方の周辺部にシール材を塗布するとともに、このシ
ール材により囲まれた面内に各基板の間隙を調整するた
めのスペーサを均一に散布した状態で、各基板を貼り合
わせて一体に形成するようになっている。さらに、前記
各基板の間に、予め設けられた注入口から液晶を注入し
た後、注入口を封止することにより、2枚の基板の間に
液晶を密封し、これにより、液晶表示パネルを構成する
ようになっている。 【0005】従来から、このような液晶表示パネルにお
いては、一対の透明基板のうち、少なくとも一方の透明
基板を他方の透明基板に対して大きく形成し、この大き
く形成された透明基板の突出部分に透明電極の電極端子
部を引き出すようになっている。 【0006】そして、このような透明基板の電極端子部
に、COG(chip on glass)等のように
駆動用ICを搭載する場合や、TCP(tape ca
rrier package)、COF(chip o
n film)等のフレキシブル配線基板を接続する場
合等に、異方性導電膜を介して接続することが行なわれ
ている。 【0007】図6はこのような駆動用ICやフレキシブ
ル配線基板等を接続するための従来の異方性導電膜の構
造を示したもので、この異方性導電膜20は、導電粒子
21が混入された接着剤層22と、この接着剤層22の
表面側に積層形成されたセパレータ23とから構成され
た形態で納入されている。 【0008】そして、図7に示すように、このような異
方性導電膜20を透明基板24に仮圧着する場合には、
透明基板24の電極端子25部分の所定の位置に異方性
導電膜20を配置した後、図8に示すように、圧着装置
の圧着ヘッド26を下降させて緩衝材27を介して異方
性導電膜20のセパレータ23を押圧することにより、
透明基板24の電極端子25部分に異方性導電膜20を
仮圧着するようになっている。 【0009】その後、異方性導電膜20のセパレータ2
3を除去し、異方性導電膜20の接着剤層22の表面
に、例えば、駆動ドライバを電気的、物理的に接続する
ようになっている。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の異方性導電膜構造においては、接着剤層22と
セパレータ23とがほぼ同一面積となるように形成され
ていることから、図8に示すように、圧着ヘッド26に
より異方性導電膜20を仮圧着した場合に、その圧力に
より接着剤層22がはみ出てセパレータ23の側面側に
回り込んでしまい、このはみ出した接着剤層22が緩衝
材27に付着し、その付着部分において次の異方性導電
膜20を圧着する時に、異方性導電膜20の圧着むらが
発生してしまうという問題を有している。 【0011】また、長尺な異方性導電膜20の接着剤層
22のみを切断しながら前記透明基板24の電極端子2
5部分に配置するためのハーフカット機構の設備を用い
た場合には、セパレータ23の側面に付着した接着剤層
22が巻取り駆動ローラ部に付着してしまい、巻取り不
良が発生し、異方性導電膜20の貼り付け精度が低下し
てしまうという問題を有している。 【0012】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、接着剤層のはみ出しを確実に防止することがで
き、異方性導電膜の圧着むらや貼り付け精度の向上を図
ることのできる異方性導電膜構造を提供することを目的
とするものである。 【0013】 【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項1に記載の発明に係る異方性導電膜構造は、
導電粒子が混入された接着剤層と、セパレータとを積層
してなる異方性導電膜構造において、前記接着剤層の面
積が前記セパレータの面積より小さくなるように形成さ
れていることを特徴とするものである。 【0014】この請求項1に記載の発明によれば、接着
剤層の面積をセパレータの面積より小さくなるように形
成しているので、異方性導電膜に対して押圧力が加わっ
た場合でも、接着剤層がセパレータの周囲からはみ出し
てしまうことを確実に防止することができ、その結果、
圧着ヘッドの緩衝材と接着剤層が付着してしまうことを
確実に防止することができ、圧着むらの発生を確実に防
止することができる。また、ハーフカット機構の設備を
用いた場合でも、接着剤層が巻取り駆動ローラ部に付着
してしまうことがなく、異方性導電膜の貼り付け精度の
向上を図ることができる。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1か
ら図5を参照して説明する。 【0016】図1および図2は本発明に係る異方性導電
膜構造を適用する液晶表示パネルの実施の一形態を示し
たもので、この液晶表示パネル1は、ガラス等からなり
互いに対向して配置された一対の透明基板2,2を有し
ており、これら各透明基板2の互いに対向する面には、
ITO等からなる透明電極(図示せず)が形成されてい
る。そして、前記透明電極が形成された透明基板2の表
面には、互いに対向する電極間で液晶分子を一定の形態
に配列させるために表面にラビング処理が施された配向
膜(図示せず)が形成されている。このような配向処理
が施された2枚の透明基板2の一方の周辺部にシール材
3を塗布するとともに、このシール材3により囲まれた
面内に各透明基板2の間隙を調整するためのスペーサを
均一に散布した状態で、各透明基板2を貼り合わせて一
体に形成するようになっている。さらに、前記各透明基
板2の間に、予め設けられた注入口から液晶4を注入し
た後、注入口を封止することで、2枚の透明基板2の間
に液晶4を密封して、液晶表示パネル1を構成するよう
になっている。さらに、各透明基板2の外側表面には、
偏光板5,5が配設されている。 【0017】このような液晶表示パネル1においては、
この液晶表示パネル1の一方の透明基板2は、他方の透
明基板2に対して大きく形成されており、この一方の透
明基板2の突出部分には、液晶表示部の透明電極から引
き出された電極端子部6が形成されている。そして、こ
の透明基板2の電極端子部6には、異方性導電膜7、正
確には異方性導電膜7を構成する導電粒子9を介してI
C等からなる駆動ドライバ8が電気的に接続されるよう
になっている。 【0018】図3は本実施形態における異方性導電膜7
を示したもので、この異方性導電膜7は、導電粒子9が
混入された接着剤層10と、この接着剤層10の表面側
に積層形成されたセパレータ11とから構成されてい
る。そして、本実施形態においては、セパレータ11の
面積に対して接着剤層10の面積が小さくなるように形
成するようになっている。 【0019】次に、本実施形態の作用について説明す
る。 【0020】本実施形態においては、図4および図5に
示すように、圧着装置は、昇降動作される圧着ヘッド1
2を有しており、この圧着ヘッド12の下面には、緩衝
材13が配設されている。 【0021】そして、図4に示すように、圧着ヘッド1
2の下方位置に透明基板2を配置するとともに、この透
明基板2の電極端子部の所定の位置に異方性導電膜7を
配置した後、図5に示すように、圧着ヘッド12を下降
させて緩衝材13を介して異方性導電膜7のセパレータ
11を押圧することにより、透明基板2の電極端子部に
異方性導電膜7を仮圧着するようになっている。 【0022】この場合、本実施形態においては、異方性
導電膜7の接着剤層10がセパレータ11より小さく形
成されているので、図5に示すように、異方性導電膜7
に対して押圧力が加わった場合でも、接着剤層10がセ
パレータ11の周囲からはみ出してしまうことがない。 【0023】その後、セパレータ11を除去して異方性
導電膜7の接着剤層10に含まれる導電粒子9を介して
駆動ドライバ8が接続されるように圧着するようになっ
ている。 【0024】したがって、本実施形態においては、異方
性導電膜7の接着剤層10がセパレータ11からはみ出
してしまうことがないので、圧着ヘッド12の緩衝材1
3と接着剤層10が付着してしまうことを確実に防止す
ることができ、圧着むらの発生を確実に防止することが
できる。さらに、緩衝材13に接着剤層10が付着する
ことがないので、緩衝材13の汚れの発生等を防止する
ことができ、緩衝材13の交換頻度を大幅に低減するこ
とができる。 【0025】また、ハーフカット機構の設備を用いた場
合でも、接着剤層10が巻取り駆動ローラ部に付着して
しまうことがなく、異方性導電膜7の貼り付け精度の向
上を図ることができる。 【0026】なお、本発明は前述した実施形態のものに
限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更をす
ることが可能である。 【0027】 【発明の効果】以上述べたように本発明に係る異方性導
電膜構造によれば、接着剤層の面積をセパレータの面積
より小さくなるように形成してたので、異方性導電膜に
対して押圧力が加わった場合でも、接着剤層がセパレー
タの周囲からはみ出してしまうことを確実に防止するこ
とができ、その結果、圧着ヘッドの緩衝材と接着剤層が
付着してしまうことを確実に防止することができ、圧着
むらの発生を確実に防止することができる。また、ハー
フカット機構の設備を用いた場合でも、接着剤層が巻取
り駆動ローラ部に付着してしまうことがなく、異方性導
電膜の貼り付け精度の向上を図ることができる等の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明に係る異方性導電膜構造を適用する液
晶表示パネルの実施形態を示す平面図 【図2】 図1の液晶表示パネルの側面断面図 【図3】 本発明に係る異方性導電膜構造を示す縦断面
図 【図4】 本発明による異方性導電膜の仮圧着開始状態
を示す模式的断面図 【図5】 本発明による異方性導電膜の仮圧着状態を示
す模式的断面図 【図6】 従来の異方性導電膜構造を示す縦断面図 【図7】 従来の異方性導電膜の仮圧着開始状態を示す
模式的断面図 【図8】 従来の異方性導電膜の仮圧着状態を示す模式
的断面図 【符号の説明】 1 液晶表示パネル 2 透明基板 7 異方性導電膜 8 駆動ドライバ 9 導電粒子 10 接着剤層 11 セパレータ 12 圧着ヘッド 13 緩衝材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/32 H05K 3/32 B 5G307 3/36 3/36 A Fターム(参考) 2H092 GA48 GA50 GA55 HA25 MA32 NA27 4F100 AR00B CB00A DE01A GB41 GB43 JG01A 5E319 AA03 AB05 AC04 BB11 CC12 CC61 CD04 CD15 CD26 GG01 GG09 GG15 5E344 AA01 AA22 BB02 BB04 CD04 DD06 EE21 EE23 5F044 KK06 LL09 NN13 NN19 5G307 HA02 HC01

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 導電粒子が混入された接着剤層と、セパ
    レータとを積層してなる異方性導電膜構造において、前
    記接着剤層の面積が前記セパレータの面積より小さくな
    るように形成されていることを特徴とする異方性導電膜
    構造。
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