JP2001318619A - 電気光学装置、電気光学装置の製造方法および電子機器 - Google Patents

電気光学装置、電気光学装置の製造方法および電子機器

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JP2001318619A
JP2001318619A JP2000137217A JP2000137217A JP2001318619A JP 2001318619 A JP2001318619 A JP 2001318619A JP 2000137217 A JP2000137217 A JP 2000137217A JP 2000137217 A JP2000137217 A JP 2000137217A JP 2001318619 A JP2001318619 A JP 2001318619A
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electro
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Kenji Uchiyama
憲治 内山
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電接着剤による接続の信頼性を向上させる
ことができる電気光学装置および電子機器を提供する。 【解決手段】 端子9が形成されたプラスチック製の基
板6aと、出力用端子11cが形成された配線基板11
と、端子9および出力用端子11cの間に挟まれて端子
9および出力用端子11cを電気的に接続しつつ基板6
aおよび配線基板11を結合するACF20と、を備え
る電気光学装置において、基板6aおよびACF20の
間にシランカップリング層41が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの基材を導電
接着剤により電気的に接続してなる電気光学装置および
その製造方法に関する。また本発明は、その電気光学装
置を用いて構成される電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、携帯電話機、携帯電子端末機等の
電子機器において液晶装置が広く用いられている。多く
の場合は、文字、数字、絵柄等の情報を表示するために
その液晶装置が用いられている。
【0003】この液晶装置は、一般に、内面に電極が形
成された一対の液晶基板及びそれらによって挟持される
液晶を有し、その液晶に印加する電圧を制御することに
よってその液晶の配向を制御し、もって該液晶に入射す
る光を変調する。この液晶装置では、液晶に印加する電
圧を制御するために液晶駆動用IC、すなわち半導体チ
ップを使用する必要があり、そのICは上記液晶基板に
直接に又は実装構造体を介して間接的に接続される。
【0004】実装構造体を介して液晶駆動用ICを間接
的に液晶基板に接続する場合には、例えば、配線パター
ン及び電極端子を備えたフレキシブルプリント基板上に
液晶駆動用ICを実装して実装構造体を形成し、その実
装構造体を液晶装置の基板に接続するなどの方法が採ら
れる。この場合、実装構造体と液晶装置の基板とは、A
CF(Anisotropic Conductive Film:異方性導電膜)
等の導電接着剤を用いて接続することができる。具体的
には、ACFの中に含まれる接着用樹脂によって液晶装
置の基板とフレキシブルプリント基板とを接着し、同時
に、液晶装置の基板に形成された端子とフレキシブルプ
リント基板上の端子とをACFの中に含まれる導電粒子
によって導電接続する。ACFを用いて液晶装置の基板
とフレキシブルプリント基板とを接続する工程では、A
CFを挟み込んだ状態でフレキシブルプリント基板を液
晶装置の基板に対して熱圧着する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、電子機
器の薄型化や液晶パネルの柔軟性の獲得等の要請に応え
るため、液晶基板として従来のガラス基板に代えてプラ
スチック基板が使用される場合がある。そして、この場
合、プラスチック基板とACFとの接着性が充分でない
ため、液晶基板とフレキシブルプリント基板との間の接
続信頼性の低下を招くおそれがある。
【0006】本発明は、導電接着剤による接続の信頼性
を向上させることができる電気光学装置および電子機器
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電気光学装置
は、第1の接続端子部が形成された高分子材料を含む第
1の基材と、第2の接続端子部が形成された第2の基材
と、前記第1の接続端子部および前記第2の接続端子部
の間に挟まれて前記第1の接続端子部の端子および前記
第2の接続端子部の端子を接続しつつ前記第1の基材お
よび前記第2の基材を結合する導電接着剤と、を備える
電気光学装置において、前記第1の基材および前記導電
接着剤の間にシランカップリング層が形成されているこ
とを特徴とする。
【0008】この発明によれば、第1の基材および導電
接着剤の間にシランカップリング層が形成されているの
で、第1の基材と第2の基材とが十分な強度で接続され
るため、導電接着剤による接続の信頼性を向上させるこ
とができる。
【0009】前記シランカップリング層は前記第1の接
続端子部が存在せずに前記第1の基材が露出された領域
のみに形成され、前記第1の接続端子部は前記導電接着
剤と直接接触していてもよい。
【0010】この場合には、シランカップリング層が形
成された第1の基材が露出された領域において導電接着
剤を介して第1の基材と第2の基材とが強固に接着され
るとともに、第1の接続端子部が導電接着剤と直接接触
することにより、第1の接続端子部と第2の接続端子部
との間の電気的な接続状態を良好にできる。
【0011】前記第1の基材は電気光学パネルを構成す
る基板であってもよい。
【0012】この場合には、電気光学パネルの基板(第
1の基材)としてプラスチック基板を用いた場合におけ
るプラスチック基板と第2の基材との間の接続信頼性を
向上させることができる。
【0013】前記第2の基材は可撓性基板であってもよ
い。
【0014】前記第1の基材の前記第1の接続端子部が
形成される側の表面は前記高分子材料から構成されても
よい。
【0015】この場合には、シランカップリング層の作
用により、第1の基材と導電接着剤との間の接着性を向
上させることができるので、第1の基材と第2の基材と
の間の接着強度を大きくすることができる。
【0016】前記高分子材料は、エポキシ系およびアク
リル系からなる群より選択される高分子材料を有しても
よい。
【0017】前記第1の接続端子部はITOを含んでい
てもよい。
【0018】この場合には、接続端子部がシランカップ
リング剤を弾く性質を有するので、シランカップリング
層を第1の基材が露出された領域のみに容易に形成する
ことができ、シランカップリング層を形成する工程を簡
単なものとすることができる。
【0019】本発明の電気光学装置の製造方法は、第1
の接続端子部が形成された第1の基材と、第2の接続端
子部が形成された第2の基材と、前記第1の接続端子部
および前記第2の接続端子部の間に挟まれて前記第1の
接続端子部の端子および前記第2の接続端子部の端子を
接続しつつ前記第1の基材および前記第2の基材を結合
する導電接着剤と、を備える電気光学装置の製造方法に
おいて、前記第1の基材上にシランカップリング層を形
成する第1の工程と、前記導電性接着剤を前記シランカ
ップリング層および前記第2の基材の間に挟み込んだ状
態で前記第1の基材および前記第2の基材を熱圧着する
第2の工程と、を備え、前記第1の工程では、前記シラ
ンカップリング層は前記第1の接続端子部が存在せずに
前記第1の基材が露出された領域に形成され、前記第2
の工程では、前記第1の接続端子部が前記導電接着剤と
接触することを特徴とする。
【0020】この発明によれば、シランカップリング層
が形成された第1の基材が露出された領域において導電
接着剤を介して第1の基材と第2の基材とが強固に接着
されるとともに、第1の接続端子部が導電接着剤と直接
接触することにより、第1の接続端子部と第2の接続端
子部との間の電気的な接続状態を良好にできるので、導
電接着剤による接続の信頼性を向上させることができ
る。
【0021】前記第1の工程では前記第1の接続端子部
上に供給された前記シランカップリング剤が弾かれるこ
とにより前記シランカップリング層が前記第1の基材が
露出された領域のみに形成されてもよい。
【0022】この場合には、接続端子部がシランカップ
リング剤を弾くことで、シランカップリング層を第1の
基材が露出された領域のみに容易に形成することができ
るので、シランカップリング層を形成する工程を簡単な
ものとすることができる。
【0023】前記第1の基材の前記第1の接続端子部が
形成される側の表面は高分子材料から構成されていても
よい。
【0024】この場合には、シランカップリング層の作
用により、第1の基材と導電接着剤との間の接着性を向
上させることができるので、第1の基材と第2の基材と
の間の接着強度を大きくすることができる。
【0025】前記第1の基材は電気光学パネルを構成す
る基板であってもよい。
【0026】この場合には、電気光学パネルの基板(第
1の基材)としてプラスチック基板等を用いた場合にお
けるその基板と第2の基材との間の接続信頼性を向上さ
せることができる。
【0027】前記第2の基材は可撓性基板であってもよ
い。
【0028】前記第1の接続端子部はITOを含んでい
てもよい。
【0029】この場合には、接続端子部がシランカップ
リング剤を弾く性質を有するので、シランカップリング
層を第1の基材が露出された領域のみに容易に形成する
ことができ、シランカップリング層を形成する工程を簡
単なものとすることができる。
【0030】本発明の電気光学装置は、少なくとも一方
の面に高分子材料を含む基材と、前記基材上に設けられ
た導電接着剤と、を有する電気光学装置において、前記
基材の一方の面に無機酸化物を含む接続端子部が設けら
れ、前記接続端子部の隣接する端子の間であって、且つ
前記高分子材料および前記導電接着剤の間にシランカッ
プリング層が設けられてなることを特徴とする。
【0031】この発明によれば、高分子材料および導電
接着剤の間にシランカップリング層が形成されているの
で、基材と導電接着剤とが十分な強度で接続されるた
め、導電接着剤による接続の信頼性を向上させることが
できる。
【0032】本発明の電気光学装置は、少なくとも一方
の面に高分子材料を含む基材と、前記基材上に設けられ
た導電接着剤と、を有する電気光学装置において、前記
基材の一方の面に金属を含む接続端子部が設けられ、前
記接続端子部の隣接する端子の間であって、且つ前記高
分子材料および前記導電接着剤の間にシランカップリン
グ層が設けられてなることを特徴とする。
【0033】この発明によれば、高分子材料および導電
接着剤の間にシランカップリング層が形成されているの
で、基材と導電接着剤とが十分な強度で接続されるた
め、導電接着剤による接続の信頼性を向上させることが
できる。
【0034】
【発明の実施の形態】(電気光学装置の実施形態)以
下、図1〜図5を参照して、本発明による電気光学装置
として液晶装置を例に挙げた実施形態について説明す
る。
【0035】図1は、第1の実施形態の液晶装置を分解
して示す斜視図、図2はこの液晶装置の部分断面図であ
る。図1および図2に示すように、この液晶装置1は、
液晶パネル2と、液晶パネル2に接続された実装構造体
3とを備える。また、必要に応じて、バックライト等の
照明装置、その他の付帯機器が液晶パネル2に付設され
る。
【0036】液晶パネル2は、シール材4によって接着
された一対のプラスチック基板6aおよび基板6bを有
し、それらの基板間に形成される間隙、いわゆるセルギ
ャップに液晶が封入される。基板6aおよび基板6bの
層構成については後述する。
【0037】一方の基板6aの内側表面には電極7aが
形成され、他方の基板6bの内側表面には電極7bが形
成される。これらの電極7aあるいは電極7bはストラ
イプ状または文字、数字、その他の適宜のパターン状に
形成される。また、これらの電極は、例えばITO(In
dium Tin Oxide:インジウムスズ酸化物)等の透光性材
料によって形成される。
【0038】基板6aおよび基板6bの外側表面には、
それぞれ偏光板8aおよび偏光板8bが貼り付けられ
る。
【0039】基板6aは基板6bから張り出す張り出し
部を有し、その張り出し部に複数の端子9が形成され
る。これらの端子9は、基板6a上に電極7aを形成す
るときにそれと同時に形成され、したがって、例えばI
TOによって形成される。これらの端子9には、電極7
aから一体に延びるもの、および導電材(不図示)を介
して電極7bに接続されるものが含まれる。
【0040】なお、電極7a,7bおよび端子9は、実
際には極めて狭い間隔で多数本が基板6aおよび6b上
に形成されるが、図1では、構造を分かり易く示すため
にそれらの間隔を拡大して模式的に示し、さらにそれら
のうちの数本を図示することにして他の部分を省略して
ある。また、端子9と電極7aとの接続状態および端子
9と電極7bとの接続状態も図1では省略してある。
【0041】図3は基板6aの層構成を示す断面図であ
る。なお、基板6bの層構成は基板6aの層構成と同様
である。図3に示すように、基板6aはポリエーテルス
ルホン樹脂、ポリカーボネート樹脂等の高分子フィルム
からなるベースフィルム61と、ベースフィルム61の
上層および下層にそれぞれ設けられたポリビニルアルコ
ール、エチレンビニルアルコール共重合体等からなるガ
スバリア層62,63と、ガスバリア層62の上層およ
びガスバリア層63の下層にそれぞれ形成されたエポキ
シ、アクリル系樹脂等からなる耐溶剤性層64および耐
溶剤性層65とからなる。上記の電極7aおよび端子9
は、耐溶剤性層64上に形成される。
【0042】実装構造体3は、ベース基板である配線基
板11上の所定位置に液晶駆動用IC12を実装し、さ
らに配線基板11上の他の所定位置にチップ部品13を
実装することによって形成される。配線基板11は、例
えばポリイミド等の可撓性のベース基板11aの上にC
u等によって配線パターン11bを形成することによっ
て作製される。この配線パターン11bは、接着剤層を
介してベース基板11aの上に固着してもよいし、スパ
ッタリング法、ロールコート法等の成膜法を用いてベー
ス基板11aの上に直接固着してもよい。配線基板11
は、エポキシ基板のように比較的硬質で厚みのある基板
の上にCu等によって配線パターンを形成することによ
っても作製できる。
【0043】図1および図2に示すように、配線パター
ン11bには、実装構造体3の一側辺部に形成される出
力用端子11c、それに対向する側辺部に形成される入
力用端子11d、および液晶駆動用IC12のバンプ1
2aに接続される接続端子11eが含まれる。
【0044】図2に示すように、液晶駆動用IC12は
後述するACF20と同様に構成されたACF12bを
介して配線基板11に固着され、液晶駆動用IC12の
バンプ12aは、ACF12bに含まれる導電粒子を介
して接続端子11eに電気的に接続される。
【0045】なお、配線基板11として可撓性基板を用
いてその上に実装部品を実装すればCOF(Chip On Fi
lm)方式の実装構造体が構成され、他方、配線基板11
として硬質の基板を用いてその上に実装部品を実装すれ
ばCOB(Chip On Board)方式の実装構造体が構成さ
れる。
【0046】図1および図2に示すように、実装構造体
3はACF20(Anisotropic Conductive Film:異方
性導電膜)を介して基板6aに固定される。このとき、
実装構造体3の出力用端子11cはACF20を介して
基板6aの端子9と接続される。このACF20は、周
知の通り一対の端子間を異方性を持たせて電気的に一括
接続するために用いられる導電性のある高分子フィルム
であって、図2に示すように、例えば、熱可塑性または
熱硬化性の接着用樹脂21の中に多数の導電粒子22を
分散させることによって形成される。
【0047】図4および図5は液晶パネル2と実装構造
体3とを接続する工程を示す図である。
【0048】図4(a)に示すように、基板6a上のA
CF20が対向する領域にシランカップリング剤40を
塗布し、これを乾燥させる。図4(b)に示すように、
ITOからなる端子9はシランカップリング剤40を弾
くため、シランカップリング剤40が乾燥したときに形
成されるシランカップリング層41は、基板6aが露出
されている部位にのみ形成され、端子9上には形成され
ない。したがって、端子9の表面は露出された状態とな
る。
【0049】上記カップリング剤40として、ビニルト
リエトキシシラン、ビニルトリス(メトキシエトキシ)
シラン、ビニルトリアセトキシシラン、γ−アミノプロ
ピルトリエトキシシラン等を適当な溶剤に溶解したもの
を用いることができる。
【0050】上記カップリング層41は、カップリング
剤の1分子分程度の薄い膜として形成すればよいため、
カップリング剤40の塗布に際しては、印刷法、浸漬
法、スプレー塗布法等を用いることができる。印刷法と
しては、スクリーン印刷、凸版印刷、凹版印刷、オフセ
ット印刷、インクジェット方式による印刷法等を用いる
ことができる。このうち、インクジェット方式による方
法は、他の方法よりも精度良く塗布できること、カップ
リング剤を無駄に使用することなくその使用量を抑制で
きること、等の利点がある。
【0051】次に、ACF20を液晶パネル2または実
装構造体3に貼り付け、図5(a)に示すように、液晶
パネル2と実装構造体3とを位置合せして、両者をAC
F20の粘着性を利用して仮圧着する。
【0052】次に、図5(b)に示すように、配線基板
11の側から熱圧着ヘッド50を押し当てて熱および圧
力を加えると、ACF20が溶融して流動し、基板6a
と配線基板11とが互いに接近する。最終的には、接着
用樹脂21が加熱により硬化し、あるいは冷却後に固化
することにより、接着用樹脂21によって基板6aと配
線基板11とが接着される。また、導電粒子22が端子
9および出力用端子11cの間に挟み込まれることによ
り、端子9と出力用端子11cとが導電粒子22を介し
て電気的に接続される。
【0053】本実施形態では、基板6a上にシランカッ
プリング層41が形成されているため、基板6aとAC
F20との接着性が良好となり、液晶パネル2と実装構
造体3とが充分な強度で接続される。また、端子9上に
はシランカップリング層41が形成されず、端子9は露
出された状態で導電粒子22と接触する。このため、シ
ランカップリング層41に起因して端子9および出力用
端子11c間の電気的接続の不良が発生するおそれもな
い。
【0054】また、本実施形態では、端子9がシランカ
ップリング剤40を弾く作用を利用することによって、
基板6aが露出されている部位にのみシランカップリン
グ層41が形成される。したがって、シランカップリン
グ層41の形成に複雑な工程を必要としない。
【0055】なお、端子9の材質はシランカップリング
剤を弾く性質のものであれば、上記実施の形態と同様の
工程によりシランカップリング層を所定の領域のみに形
成できる。例えば、端子9としてアルミニウム等の金属
材料や、ITO以外の導電性無機酸化膜を用いてもよ
い。
【0056】上記実施形態および請求項において、基板
6aが第1の基材に、配線基板11が第2の基材に、A
CF20が導電接着剤に、端子9が第1の接続端子部
に、出力用端子11cが第2の接続端子部に、それぞれ
対応する。
【0057】(電子機器の実施形態)図6は、本発明に
よる電子機器の一実施形態である携帯電話機を示してい
る。ここに示す形態電話機30は、アンテナ31、スピ
ーカ32、液晶装置1、キースイッチ33、マイクロホ
ン34等の各種構成要素を、筐体としての外装ケースに
格納することによって構成される。また、外装ケース3
6の内部には、上記の各構成要素の動作を制御するため
の制御回路を搭載した制御回路基板37が設けられる。
液晶装置1は図1に示す液晶装置等により構成される。
なお、液晶装置1に代えて、本発明による他の液晶装
置、あるいは液晶装置以外の電気光学装置を用いること
ができる。
【0058】この携帯電話30では、キースイッチ33
およびマイクロホン34を通して入力される信号や、ア
ンテナ31によって受信した受信データ等が制御回路基
板37上の制御回路へ入力される。そしてその制御回路
は、入力された各種データに基づいて液晶装置1の表示
面内に数字、文字、絵柄等の画像を表示し、さらにアン
テナ31を介して送信データを送信する。
【0059】(その他の実施形態)以上、好ましい実施
形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形
態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明
の範囲内で種々に改変できる。
【0060】図1〜図5に示した液晶装置は説明のため
の単なる一例であり、本発明はその他種々の構造の液晶
装置に対しても適用できる。例えば、図1〜図5では液
晶パネルに1個の実装構造体を接続する構造の液晶装置
を例示したが、液晶パネルに複数個の実装構造体を接続
する構造の液晶装置に対しても本発明を適用できる。ま
た、本発明の電気光学装置は液晶装置以外の装置、例え
ば、エレクトロルミネッセンスパネルやプラズマディス
プレイパネルを用いた装置にも適用できる。
【0061】さらに、図6では、電子機器としての携帯
電話機に本発明を適用する場合を例示したが、本発明は
それ以外の電子機器、例えば、携帯電子端末機、電子手
帳、ビデオカメラのファインダー等に対しても適用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の電気光学装置を分解して示す斜視
図。
【図2】図1の電気光学装置の部分断面図。
【図3】図2のIII−III線断面図であり、(a)は仮圧
着工程を示す図、(b)は本圧着工程を示す図、(c)
は圧着後の状態を示す図である。
【図4】図2のIV−IV線断面により液晶パネルと実装構
造体とを接続する工程を示す断面図であり、(a)はカ
ップリング剤を塗布した状態を示す図、(b)はカップ
リング剤を乾燥した後の状態を示す図。
【図5】図2のIV−IV線断面により液晶パネルと実装構
造体とを接続する工程を示す断面図であり、(a)は仮
圧着後の状態を示す図、(b)は本圧着時の状態を示す
図、(c)は圧着後の状態を示す図。
【図6】本発明による電子機器の一実施形態である携帯
電話機を示す斜視図。
【符号の説明】
1 液晶装置(電気光学装置) 2 液晶パネル(電気光学パネル) 6a 基板(第1の基材) 9 端子(第1の接続端子部) 11 配線基板(第2の基材) 11c 出力用端子(第2の接続端子部) 20 ACF(導電接着剤) 40 シランカップリング剤 41 シランカップリング層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H090 HA02 HB04X HC05 HC14 HC17 HC18 HD08 JB03 JD18 LA01 LA04 2H092 GA48 GA49 GA50 GA57 HA04 HA25 KB21 MA32 MA35 NA15 NA16 NA25 NA27 NA28 PA01 PA06 5G435 AA14 AA16 BB12 EE33 EE37 EE40 EE42 KK05 LL07

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の接続端子部が形成された高分子材
    料を含む第1の基材と、 第2の接続端子部が形成された第2の基材と、 前記第1の接続端子部および前記第2の接続端子部の間
    に挟まれて前記第1の接続端子部の端子および前記第2
    の接続端子部の端子を接続しつつ前記第1の基材および
    前記第2の基材を結合する導電接着剤と、を備える電気
    光学装置において、 前記第1の基材および前記導電接着剤の間にシランカッ
    プリング層が形成されていることを特徴とする電気光学
    装置。
  2. 【請求項2】 前記シランカップリング層は前記第1の
    接続端子部が存在せずに前記第1の基材が露出された領
    域に形成され、前記第1の接続端子部は前記導電接着剤
    と接触していることを特徴とする請求項1に記載の電気
    光学装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の基材は電気光学パネルを構成
    する基板であることを特徴とする請求項1または2に記
    載の電気光学装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の基材は可撓性基板であること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気
    光学装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の基材の前記第1の接続端子部
    が形成される側の表面は前記高分子材料からなることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気光
    学装置。
  6. 【請求項6】 前記高分子材料は、エポキシ系およびア
    クリル系からなる群より選択される高分子材料を有する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の
    電気光学装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の接続端子部はITOを含むこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電
    気光学装置。
  8. 【請求項8】 第1の接続端子部が形成された第1の基
    材と、 第2の接続端子部が形成された第2の基材と、 前記第1の接続端子部および前記第2の接続端子部の間
    に挟まれて前記第1の接続端子部の端子および前記第2
    の接続端子部の端子を接続しつつ前記第1の基材および
    前記第2の基材を結合する導電接着剤と、を備える電気
    光学装置の製造方法において、 前記第1の基材上にシランカップリング層を形成する第
    1の工程と、 前記導電性接着剤を前記シランカップリング層および前
    記第2の基材の間に挟み込んだ状態で前記第1の基材お
    よび前記第2の基材を熱圧着する第2の工程と、を備
    え、 前記第1の工程では、前記シランカップリング層は前記
    第1の接続端子部が存在せずに前記第1の基材が露出さ
    れた領域に形成され、 前記第2の工程では、前記第1の接続端子部が前記導電
    接着剤と接触することを特徴とする電気光学装置の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の工程では前記第1の接続端子
    部上に供給された前記シランカップリング剤が弾かれる
    ことにより前記シランカップリング層が前記第1の基材
    が露出された領域のみに形成されることを特徴とする請
    求項8に記載の電気光学装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の基材の前記第1の接続端子
    部が形成される側の表面は高分子材料からなることを特
    徴とする請求項9に記載の電気光学装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の基材は電気光学パネルを構
    成する基板であることを特徴とする請求項8〜10のい
    ずれか1項に記載の電気光学装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第2の基材は可撓性基板であるこ
    とを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の
    電気光学装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記第1の接続端子部はITOを含む
    ことを特徴とする請求項8〜12のいずれか1項に記載
    の電気光学装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 少なくとも一方の面に高分子材料を含
    む基材と、前記基材上に設けられた導電接着剤と、を有
    する電気光学装置において、 前記基材の一方の面に無機酸化物を含む接続端子部が設
    けられ、 前記接続端子部の隣接する端子の間であって、且つ前記
    高分子材料および前記導電接着剤の間にシランカップリ
    ング層が設けられてなることを特徴とする電気光学装
    置。
  15. 【請求項15】 少なくとも一方の面に高分子材料を含
    む基材と、前記基材上に設けられた導電接着剤と、を有
    する電気光学装置において、 前記基材の一方の面に金属を含む接続端子部が設けら
    れ、 前記接続端子部の隣接する端子の間であって、且つ前記
    高分子材料および前記導電接着剤の間にシランカップリ
    ング層が設けられてなることを特徴とする電気光学装
    置。
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