JP2001130766A - 給紙装置の制御方法およびその記録媒体 - Google Patents

給紙装置の制御方法およびその記録媒体

Info

Publication number
JP2001130766A
JP2001130766A JP31423499A JP31423499A JP2001130766A JP 2001130766 A JP2001130766 A JP 2001130766A JP 31423499 A JP31423499 A JP 31423499A JP 31423499 A JP31423499 A JP 31423499A JP 2001130766 A JP2001130766 A JP 2001130766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
pick roller
sheet
hopper
feeding device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31423499A
Other languages
English (en)
Inventor
Takumi Nakayama
巧 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PFU Ltd filed Critical PFU Ltd
Priority to JP31423499A priority Critical patent/JP2001130766A/ja
Publication of JP2001130766A publication Critical patent/JP2001130766A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 たとえばプリンタ装置に備える給紙装置のご
とく、ホッパに載置する用紙堆より分離した単葉の用紙
をプリンタ装置に順次供給する給紙装置において、前記
の給紙装置に追加補充する用紙を優先してプリンタ装置
に供給する給紙装置の制御方法を提供する。 【解決手段】 前記の給紙装置が給紙動作を行なった後
にピックローラをいったん逆転駆動させて、前記のピッ
クローラと分離パッドとの間に挟み込まれた残余の用紙
を放出させる。また前記のピックローラをいったん逆転
駆動させる手順を当該給紙装置の制御プログラムの一部
としてコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえばプリン
タ装置に備える給紙装置のごとく、ホッパに載置する用
紙堆より分離した単葉の用紙をプリンタ装置に順次供給
する給紙装置において、前記の給紙装置に追加補充する
用紙を優先してプリンタ装置に供給する給紙装置の制御
に関するものであり、さらにまた前記の給紙装置の制御
の手順を実行させる制御プログラムを格納するコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4、図5、図6および図7に基づい
て、従来の技術を適用した給紙装置の例を説明する。
【0003】図4は、当該給紙装置をプリンタ装置に装
備した例を示したものである。
【0004】図4(a)に示すごとく、前記の給紙装置
は給紙に供する用紙堆を載置するホッパ1、前記の用紙
堆よりその最上部の用紙を回転駆動によって引き出すピ
ックローラ3、および前記のピックローラ3を押圧して
前記のピックローラ3に直接接触する用紙以外の移動を
阻止する分離パッド4を備え、前記のホッパ1は別途備
える駆動源により上昇および下降を行ない、前記のピッ
クローラ3は別途備える駆動源によりクラッチ機構(図
示せず)を介して回転駆動を行なう。
【0005】印刷指示を受けたプリンタ装置が当該給紙
装置に用紙の供給を指示すれば、前記のホッパ1が上昇
し、前記のホッパ1に載置する用紙堆が所定の押圧力で
ピックローラ3を押圧する。
【0006】別途備える駆動源により回転駆動を行なう
前記のピックローラ3は、前記の用紙堆の最上部の用紙
2を摩擦力により移動させて引き出す。
【0007】前記のピックローラ3が引き出す用紙2が
複数枚数となった場合は、前記のピックローラ3を押圧
する分離パッド4の摩擦力により前記のピックローラに
直接接触する用紙以外の移動が阻まれて残留するので、
プリンタ装置に備える搬送ガイド5により形成される搬
送路に進入する用紙2は1枚のみとなり、残余の用紙は
前記のピックローラ3と分離パッド4とによって挟み込
まれた状態を保持している。
【0008】なお、前記のピックローラ3と分離パッド
4とによって挟み込まれた状態を保持している残余の用
紙は、前記のピックローラ3に伝達される回転駆動力が
前記のクラッチ機構によって遮断されて回転駆動力が停
止するので、前記の搬送路に進入した用紙2が前記のピ
ックローラ3から抜けきっても引き出されることはな
い。
【0009】また後続の用紙供給の指示を受けた場合
は、再度ピックローラ3の回転駆動を開始するので前記
のピックローラ3と分離パッド4とによって挟み込まれ
た状態を保持していた用紙2が前記のピックローラ3の
回転駆動によって移動を開始する。
【0010】図4(b)に示すごとく、前記のピックロ
ーラ3と分離パッド4とによって挟み込まれた残余の用
紙2が残存したままホッパ1を下降させた場合は、その
ままの状態で追加の用紙を補充すると、補充後の用紙供
給の指示によって引き出される用紙は、既にピックロー
ラ3と分離パッド4とに挟み込まれている用紙2が優先
して引き出される。
【0011】したがって、たとえば定型の書式を持った
帳票を用いて印刷出力する形態の業務にあって割り込み
業務が発生した場合に別の書式の帳票を挿入するとき、
前記のホッパ1の状態を確認しておかなければ挿入によ
る別の書式の帳票が印刷に適用されなくなるという障害
を発生させる危険性を内蔵している。
【0012】図5ないし図7に基づいて、当該給紙装置
をプリンタ装置に装備した例における制御の手順を説明
する。
【0013】図5は従来の技術による給紙装置を装備す
るプリンタ装置を中心とした構成を示すブロック図であ
る。
【0014】当該給紙装置を装備したプリンタ装置B0
1aはプリンタエンジン部B11を持ち、給紙部を構成
するホッパ昇降機構部B12とホッパ上昇端検出部B1
3とピックローラ駆動部B14とを持つ。さらに当該プ
リンタ装置B01aの制御の手順を規定する制御プログ
ラムを演算制御部B10に提供する制御プログラム部B
15aを備える。
【0015】前記の制御プログラムは当該給紙装置の制
御の手順を包含し、コンピュータ読み取り可能な記録媒
体を介して前記の制御プログラム部B15aに格納され
る。
【0016】図6に示すフローチャートに基づいて、給
紙装置を装備するプリンタ装置の制御の手順を説明す
る。なお個々のステップの説明に引用する符号は、図5
による。
【0017】ステップS51でプリンタ装置B01aは
ホスト装置B02より印刷の指令を受信し、ステップS
52に進んで印刷を実行する。前記のステップS52に
おいて実行する手順の詳細は図7による。
【0018】図7に基づいて、前記のステップS52に
おいて実行する印刷を実行する手順の詳細を説明する。
【0019】ステップS61でホッパ昇降機構部B12
が用紙堆を載置するホッパを上昇させる。
【0020】ステップS62でホッパ上昇端検出部B1
3が前記のホッパに載置する用紙堆の最上部を検出すれ
ば、ステップS63に進んで前記のホッパの上昇を停止
させる。
【0021】なお前記のホッパに載置する用紙堆の最上
部は、前記の載置する用紙の枚数によって変動する。し
たがって通常は前記の用紙堆の最上部がピックローラと
接触し、さらにあらかじめ定める押圧力で前記のピック
ローラを押圧するポイントをもってホッパ上昇端と規定
する。
【0022】ステップS64で、ピックローラ駆動部B
14がピックローラを正転駆動させる。
【0023】ここでいうピックローラの正転駆動とは、
前記のピックローラがホッパに載置する用紙堆の最上部
にある用紙を引き出して当該プリンタ装置B01aの搬
送路に送り込む方向に回転する回転方向をいう。
【0024】ステップS65で当該プリンタ装置B01
aの有する用紙搬送機構が前記の送り込まれた用紙を把
握して定速による搬送を開始したのを検出すれば、ステ
ップS66に進んでホッパ昇降機構部B12は前記のホ
ッパをあらかじめ定める距離だけ下降させ、ステップS
67に進んでピックローラの正転駆動を解除する。
【0025】ただし、ピックローラの駆動を解除しても
前記の用紙は当該プリンタ装置B01aの有する用紙搬
送機構に把握されて定速で移動するので、駆動が解除さ
れた前記のピックローラは定速で移動する用紙に引きず
られて正転方向の回転を継続する。
【0026】また既に前記の図4に基づいて説明したご
とく、前記のピックローラがホッパに載置する用紙堆の
最上部にある用紙を引き出す際に複数枚数の用紙が引き
出された場合は、前記のピックローラに直接接触してい
る用紙以外は前記のピックローラを押圧する分離パッド
によって移動が阻まれて、前記のピックローラと分離パ
ッドとに挟み込まれた状態を保って停止する。
【0027】さらに前記のピックローラと分離パッドと
に挟み込まれた状態を保って停止する残余の用紙は、前
記のピックローラに直接接触していた用紙が前記のピッ
クローラより離れ去った時点では既に前記のピックロー
ラの正転駆動が解除されているので移動することはな
く、前記の残余の用紙はピックローラと分離パッドとに
挟み込まれた状態を保ったまま停止の状態を保持してい
る。
【0028】ステップS68でホッパ昇降機構部B12
は前記のホッパをあらかじめ定める距離だけさらに下降
させ、しかる後にその下降を停止する。
【0029】前記の停止位置で、前期のホッパに載置す
る用紙堆の最上部の用紙は前記のピックローラから離れ
る。
【0030】ステップS69で、プリンタエンジン部B
11は所定の位置に移動してきた用紙にホスト装置B0
2の指定にしたがった内容の印刷を施す。
【0031】ステップS70で後続の用紙への印刷の指
定が残っていれば、ステップS61に戻って後続の用紙
の供給を指示する。
【0032】なお前記の後続の用紙を供給する過程にお
いて既にピックローラと分離パッドとに挟み込まれた状
態を保ったまま停止の状態を保持している用紙が残存し
ていれば、前記のピックローラと分離パッドとに挟み込
まれた用紙が優先的に引き出しの対象となる。
【0033】前記のステップS70で、前記のホスト装
置B02の指定による印刷業務が終了すれば、当該フロ
ーチャートによる手順を終了する。
【0034】図6に戻って、当該プリンタ装置B01a
の制御の手順の説明を継続する。
【0035】ステップS53でホッパ昇降機構部B12
は前記のホッパをさらに下降させ、ステップS54で前
記のホッパが下降端に達したのを確認すれば、ステップ
S55に進んで前記のホッパの下降動作を停止する。
【0036】ステップS56で、当該プリンタ装置B0
1aは次の印刷業務の指示を受信するまで待機する。
【0037】なおここで前記のプリンタ装置B01aに
接続するホスト装置B02が新たな印刷業務を指示し、
さらに新たな用紙を追加した場合、前記の給紙装置にお
いて既にピックローラと分離パッドとに挟み込まれた状
態を保ったまま停止の状態を保持している用紙が残存し
ていれば前記のピックローラと分離パッドとに挟み込ま
れた残余の用紙が優先的に引き出しの対象となるので、
前記の追加による新たな用紙には印刷が施されない。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、従来の
技術による給紙装置では、次に述べるような問題点があ
る。
【0039】給紙装置に備えるピックローラが給紙を実
行した後に、前記のピックローラと前記のピックローラ
を押圧する分離パッドとによって挟み込まれた残余の用
紙が残存している場合、前記の用紙を継続して給紙の対
象とするときは問題となるものではないが、たとえば新
たな業務の指示に伴って別種の用紙を追加して前記の給
紙装置に載置しても前記の追加した別種の用紙は給紙の
対象とはならない。
【0040】これより、給紙装置に備えるピックローラ
が給紙を実行した後に、前記のピックローラと前記のピ
ックローラを押圧する分離パッドとによって挟み込まれ
た残余の用紙が残存することのない、給紙装置の制御方
法を提供することを、この発明が解決しようとする課題
とする。
【0041】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、この発明では次に示す手段を取った。
【0042】1)給紙装置の制御方法において、前記の
給紙装置に備えるピックローラが給紙を実行した後に、
前記のピックローラを逆転駆動して当該ピックローラ及
び分離パッドによって挟み困れている残余の用紙を放出
させる。
【0043】この手段をとることによって、当該給紙装
置は給紙動作の終了後には残余の用紙をホッパに戻すと
いう作用を得る。
【0044】2)給紙装置の制御の手順を規定する制御
プログラムを格納した記録媒体において、当該給紙装置
に備えるピックローラが給紙を実行した後に、前記のピ
ックローラを逆転駆動させる手順を組み込んだ制御プロ
グラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納す
る。
【0045】この手段をとることによって、当該給紙装
置はピックローラの逆転駆動に必要な制御の手順を装備
するという作用を得る。
【0046】
【発明の実施の形態】この発明は、次に示すような形態
を取る。
【0047】1)ホッパに載置する用紙堆より分離した
単葉の用紙を順次供給する給紙装置の制御方法におい
て、前記の給紙装置に備えるピックローラが給紙を実行
した後に、前記のピックローラを逆転駆動させて残余の
用紙を放出する。
【0048】この形態を取ることにより、当該給紙装置
は給紙動作の終了後に残余の用紙をホッパに戻すという
作用を得る。
【0049】2)前記の給紙装置の制御方法において、
前記のピックローラを逆転駆動させて残余の用紙を放出
させる際に、前記のホッパを下降させる。
【0050】この形態を取ることにより、当該給紙装置
はピックローラを逆転駆動させる際に前記のピックロー
ラと前記のホッパに載置した用紙との間に隙間を生じさ
せるという作用を得る。
【0051】3)前記の給紙装置の制御方法において、
前記のピックローラを逆転駆動させて残余の用紙を放出
させる際に、給紙の指示が継続していないことを確認す
る。
【0052】この形態を取ることにより、当該給紙装置
はまとまりを持った業務の終了をもって前記のピックロ
ーラを逆転駆動させて残余の用紙を放出させる動作を行
なうという作用を得る。
【0053】4)ホッパに載置する用紙を順次給紙する
給紙装置の制御を実現するプログラムを格納する記録媒
体において、前記の給紙装置に備えるピックローラが給
紙を実行した後に、前記のピックローラを逆転駆動させ
て残余の用紙を放出する手順を実行させる制御プログラ
ムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納する。
【0054】この形態を取ることにより、当該給紙装置
はピックローラの逆転駆動に必要な制御の手順を装備す
るという作用を得る。
【0055】
【実施例】この発明による代表的な実施例を、図1ない
し図3によって説明する。
【0056】図1は、この発明の代表的な実施例による
給紙装置をプリンタ装置に装備した例を示したものであ
る。
【0057】図1(a)に示すごとく、前記の給紙装置
は給紙に供する用紙堆を載置するホッパ1、前記の用紙
堆よりその最上部の用紙を回転駆動によって引き出すピ
ックローラ3、および前記のピックローラ3を押圧して
前記のピックローラに直接接触する用紙以外の移動を阻
止する分離パッド4を備え、前記のホッパ1は別途備え
る駆動源により上昇および下降を行ない、前記のピック
ローラ3は別途備える駆動源により、クラッチ機構(図
示せず)を介して回転駆動を行なう。
【0058】なお前記のクラッチ機構は、前記のホッパ
1の昇降に対応して当該動力伝達および遮断を実行する
ものである。すなわち前記のホッパ1があらかじめ定め
る位置まで下降すれば前記のピックローラ3は駆動源か
らの駆動力の伝達が遮断されて自由状態となり、前記の
ホッパ1があらかじめ定める位置を超えて上昇すれば前
記の駆動源からの駆動力の伝達が接続されて回転駆動可
能な状態となる。
【0059】印刷指示を受けたプリンタ装置が当該給紙
装置に用紙の供給を指示すれば、前記のホッパ1が上昇
し、前記のホッパ1に載置する用紙堆が所定の押圧力で
ピックローラ3を押圧する。
【0060】別途備える駆動源により回転駆動を行なう
前記のピックローラ3は、前記の用紙堆の最上部の用紙
2を摩擦力により移動させて引き出す。
【0061】前記のピックローラ3が引き出す用紙2が
複数枚数となった場合は、前記のピックローラ3を押圧
する分離パッド4の摩擦力により前記のピックローラに
直接接触する用紙以外の移動が阻まれて残留するので、
プリンタ装置に備える搬送ガイド5により形成される搬
送路に進入する用紙2は1枚のみとなり、残余の用紙は
前記のピックローラ3と分離パッド4とによって挟み込
まれた状態を保持している。
【0062】なお、前記のピックローラ3は前記のクラ
ッチ機構によって駆動力の伝達が遮断されて自由回状態
となっていれば、前記のピックローラ3と分離パッド4
とによって挟み込まれた状態を保持している残余の用紙
は、先に前記の搬送路に進入した用紙2が前記のピック
ローラ3から抜けきって直接前記のピックローラ3に接
触しても引き出されることはない。
【0063】また後続の用紙供給の指示を受けた場合
は、前記のピックローラ3と分離パッド4とによって挟
み込まれた状態を保持していた用紙2が前記のピックロ
ーラ3の回転駆動を開始することによって移動を開始す
る。
【0064】図1(b)に示すごとく、前記のピックロ
ーラ3を逆転駆動を行なわせれば、前記のピックローラ
3と分離パッド4とによって挟み込まれた残余の用紙2
は押し戻されて、前記のホッパ1に載置する用紙堆の上
に重ねられる。
【0065】また前記のピックローラ3を逆転駆動する
動作を開始するにあたって、前記の用紙堆の最上部とピ
ックローラ3との間に隙間ができる程度に前記のホッパ
1を下降させることにより、前記のピックローラ3を逆
転駆動したときに前記の用紙堆の最上部にある用紙が前
記のピックローラ3の逆転駆動によって影響を受けると
いうことがなくなる。
【0066】さらに既に実行していた印刷動作の終了を
確認した後に前記のピックローラ3を逆転駆動するとい
うシーケンスをとることにより、当該給紙装置がピック
ローラを逆転駆動するという余分な動作を実行させるこ
とによって生じる効率の低下を防止することができる。
【0067】なお前記の残余の用紙を放出する動作は、
既に従来の技術の説明において述べたとおり、前記の給
紙装置に挿入した別種の用紙に印刷を施すのに必要な措
置であり、前記のごとく既に実行していた印刷動作の終
了を確認した後に前記のピックローラ3の逆転駆動を行
なうのが最も妥当な動作実行の時期である。
【0068】図2及び図3に基づいて、この発明の代表
的な実施例による給紙装置をプリンタ装置に装備した例
における制御の手順を説明する。
【0069】図2はこの発明の代表的な実施例による給
紙装置を装備するプリンタ装置を中心とした構成を示す
ブロック図である。
【0070】当該給紙装置を装備したプリンタ装置B0
1はプリンタエンジン部B11を持ち、給紙部を構成す
るホッパ昇降機構部B12とホッパ上昇端検出部B13
とピックローラ駆動部B14とを持つ。さらに当該プリ
ンタ装置B01の制御の手順を規定する制御プログラム
を演算制御部B10に提供する制御プログラム部B15
を備える。
【0071】前記の制御プログラムは当該給紙装置の制
御の手順を包含し、コンピュータ読み取り可能な記録媒
体を介して前記の制御プログラム部B15に格納され
る。
【0072】図3に示すフローチャートに基づいて、給
紙装置を装備するプリンタ装置の制御の手順を説明す
る。なお個々のステップの説明に引用する符号は、図2
による。
【0073】ステップS01でプリンタ装置B01はホ
スト装置B02より印刷の指令を受信し、ステップS0
2に進んで印刷を実行する。前記のステップS02にお
いて実行する手順の詳細は図7による。
【0074】前記の図7に示した印刷を実行する手順の
詳細は、既に説明したごとく従来の技術と同等の手順で
ある。したがってここでは前記の図7による印刷を実行
する手順の詳細の説明は省略する。
【0075】ステップS03で、当該給紙装置は待機す
る。
【0076】ステップ04で定められた時間、たとえば
5秒間の設定時間で、タイムアウトとなれば、ステップ
S05に進んで当該プリンタ装置に対するホスト装置B
02の印刷業務の要求が途絶えたと判断してホッパ昇降
機構部B12がホッパを上昇させて前記のクラッチ機構
をONに切り替え、ステップS06に進んで前記のホッ
パの上昇を停止させる。
【0077】なお、前記のホッパが停止した位置では、
前記のホッパに載置した用紙堆の最上部がピックローラ
に接触せず、前記の用紙堆の最上部とピックローラとの
間には隙間が存在する。
【0078】ステップS07でピックローラ駆動部B1
4がピックローラの逆転駆動を実行し、ステップS08
に進んであらかじめ定める時間の経過後に前記のピック
ローラの逆転駆動を停止する。
【0079】前記のステップS07からステップS08
に至る手順で実行するピックローラの逆転駆動により、
前記のピックローラと前記のピックローラを押圧する分
離パッドとの間に残余の用紙が挟み込まれていれば前記
の残余の用紙は前記の逆転するピックローラによって放
出されて前記のホッパに載置する用紙堆の上に戻る。ま
た前記のピックローラと前記のピックローラを押圧する
分離パッドとの間に残余の用紙が挟み込まれていなけれ
ば前記のピックローラは逆転駆動を行なうのみである。
【0080】ステップS09でホッパ昇降機構部B12
は前記のホッパをさらに下降させ、ステップS10で前
記のホッパが下降端に達したのを確認すれば、ステップ
S11に進んで前記のホッパの下降動作を停止する。
【0081】ステップS12で、当該プリンタ装置B0
1は次の印刷業務の指示を受信するまで待機する。
【0082】なおここで前記のプリンタ装置B01に接
続するホスト装置B02が新たな印刷業務を指示し、さ
らに新たな用紙を追加した場合、前記の給紙装置におい
て既にピックローラと分離パッドとに挟み込まれていた
残余の用紙は前記のピックローラの逆転駆動によって放
出された後であり、前記の追加による新たな用紙が優先
的に選択されて印刷が施される。
【0083】
【発明の効果】この発明により、以下に示すような効果
が期待できる。
【0084】1)ホッパに載置する用紙堆より分離した
単葉の用紙を順次供給する給紙装置の制御方法におい
て、前記の給紙装置に備えるピックローラが給紙を実行
した後に、前記のピックローラを逆転駆動させて残余の
用紙を放出する。
【0085】この手段を取ることにより、当該給紙装置
は給紙動作の終了後に残余の用紙をホッパに戻すので、
必要時に割り込みで挿入した用紙に印刷させる際にも前
記の挿入した用紙を優先的に選択して印刷を施すという
効果を得る。
【0086】2)前記の給紙装置の制御方法において、
前記のピックローラを逆転駆動させて残余の用紙を放出
させる際に、前記のホッパを下降させる。
【0087】この手段を取ることにより、当該給紙装置
はピックローラを逆転駆動させる際に前記のピックロー
ラと前記のホッパに載置した用紙との間に隙間を生じさ
せ、前記のピックローラを逆転駆動させた際にも前記の
ホッパに載置した用紙を乱すことなく残余の用紙を放出
させるという効果を得る。
【0088】3)前記の給紙装置の制御方法において、
前記のピックローラを逆転駆動させて残余の用紙を放出
させる際に、給紙の指示が継続していないことを確認す
る。
【0089】この手段を取ることにより、当該給紙装置
はまとまりを持った業務の終了をもって前記のピックロ
ーラを逆転駆動させて残余の用紙を放出させる動作を行
なうので、印刷処理にかかる時間を遠心させずに残余の
用紙を放出させるという効果を得る。
【0090】4)ホッパに載置する用紙を順次給紙する
給紙装置の制御を実現するプログラムを格納する記録媒
体において、前記の給紙装置に備えるピックローラが給
紙を実行した後に、前記のピックローラを逆転駆動させ
て残余の用紙を放出する手順を実行させる制御プログラ
ムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納する。
【0091】この手段を取ることにより、当該給紙装置
はピックローラの逆転駆動に必要な制御の手順を装備す
るという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の代表的な実施例による原理説明図
【図2】この発明の代表的な実施例によるブロック図
【図3】この発明の代表的な実施例によるフローチャー
【図4】従来の技術の代表的な実施例による原理説明図
【図5】従来の技術の代表的な実施例によるブロック図
【図6】従来の技術の代表的な実施例によるフローチャ
ート
【図7】給紙装置を備えたプリンタ装置による印刷実行
のフローチャート
【符号の説明】
1:ホッパ 2:用紙 3:ピックローラ 4:分離パッド 5:搬送ガイド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホッパに載置する用紙堆より分離した単葉
    の用紙を順次供給する給紙装置の制御方法において、 前記の給紙装置に備えるピックローラが給紙を実行した
    後に、前記のピックローラを逆転駆動させて残余の用紙
    を放出することを特徴とした、 給紙装置の制御方法。
  2. 【請求項2】前記の給紙装置の制御方法において、 前記のピックローラを逆転駆動させて残余の用紙を放出
    させる際に、前記のホッパを下降させることを特徴とし
    た、 請求項1に記載の給紙装置の制御方法。
  3. 【請求項3】前記の給紙装置の制御方法において、 前記のピックローラを逆転駆動させて残余の用紙を放出
    させる際に、給紙の指示が継続していないことを確認す
    ることを特徴とした、 請求項1に記載の給紙装置の制御方法。
  4. 【請求項4】ホッパに載置する用紙を順次給紙する給紙
    装置の制御を実現するプログラムを格納する記録媒体に
    おいて、 前記の給紙装置に備えるピックローラが給紙を実行した
    後に、前記のピックローラを逆転駆動させて残余の用紙
    を放出する手順を実行させる制御プログラムを格納した
    ことを特徴とする、 コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP31423499A 1999-11-04 1999-11-04 給紙装置の制御方法およびその記録媒体 Pending JP2001130766A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31423499A JP2001130766A (ja) 1999-11-04 1999-11-04 給紙装置の制御方法およびその記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31423499A JP2001130766A (ja) 1999-11-04 1999-11-04 給紙装置の制御方法およびその記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001130766A true JP2001130766A (ja) 2001-05-15

Family

ID=18050909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31423499A Pending JP2001130766A (ja) 1999-11-04 1999-11-04 給紙装置の制御方法およびその記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001130766A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007182318A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Toshiba Corp 紙葉類処理装置及び紙葉類処理装置の取出制御方法
US7857301B2 (en) 2008-03-31 2010-12-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet feed devices and image recording apparatuses comprising such sheet feed devices
JP2021001064A (ja) * 2019-06-24 2021-01-07 理想科学工業株式会社 媒体供給装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007182318A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Toshiba Corp 紙葉類処理装置及び紙葉類処理装置の取出制御方法
JP4580872B2 (ja) * 2006-01-10 2010-11-17 株式会社東芝 紙葉類処理装置及び紙葉類処理装置の取出制御方法
US7857301B2 (en) 2008-03-31 2010-12-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet feed devices and image recording apparatuses comprising such sheet feed devices
JP2021001064A (ja) * 2019-06-24 2021-01-07 理想科学工業株式会社 媒体供給装置
JP7252840B2 (ja) 2019-06-24 2023-04-05 理想科学工業株式会社 媒体供給装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1088672B1 (en) Printing apparatus, method of controlling it, and data storage medium storing a computer program realizing the method
JPS5942867B2 (ja) シ−ト給送装置
JP2004345210A (ja) プリンタ及びプリンタの制御方法
JPH11189344A (ja) 手差し給紙装置
JP2001130766A (ja) 給紙装置の制御方法およびその記録媒体
JP3797307B2 (ja) 給紙装置、これを備えた画像形成装置および装置制御プログラム
JP6071339B2 (ja) 熱転写記録装置
JP2004345253A (ja) プリンタ
JP3840992B2 (ja) プリンタ、プリンタの制御方法、プリンタの制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、このプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4371949B2 (ja) 記録媒体の給送方法、および記録装置
JP2001341867A5 (ja)
KR20120067956A (ko) 반송 디바이스 및 프린터
JP2004338382A (ja) プリンター
JPS6046709B2 (ja) ジヤム処理を容易にした複写機
JP3909160B2 (ja) 複数の媒体シート・スタックのための複数スタック選択機
JP2001146329A (ja) 給紙装置及び該装置を備える画像形成装置又は画像読取装置
JP4759796B2 (ja) プリンタ、その制御方法及び情報記録媒体
JP2556485B2 (ja) 記録装置
JP2001293918A (ja) プリンタ及びその制御方法
JP4039920B2 (ja) 印字装置
JP3087071B2 (ja) プリンタの用紙ジャム防止装置
JP2002332142A (ja) 記録装置
JP2018203515A (ja) 給紙装置
JP2628039B2 (ja) 複写機等の給紙装置
JP2000343800A (ja) 印字装置及び印字方法