JP2001128031A - 輪郭強調方法及び回路 - Google Patents
輪郭強調方法及び回路Info
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Abstract
郭の交差する点及び斜め輪郭点において、より自然な輪
郭処理のできる回路を提供すること。 【解決手段】 水平輪郭と垂直輪郭の交差する点の問題
点を解決するために、目的の画素を中心としてこの画素
に隣接する水平、垂直、右上がり斜め、左上がり斜めの
方向の全ての画素の時間を一致させ、それぞれの方向の
画素間の輝度の差分の最も大きな画素の輝度と前記目的
の画素の輝度とについてそれぞれ重み付けをした輪郭強
調値を得、この輪郭強調値を前記目的の画素に加算す
る。また、斜め輪郭点における問題点をも解決するため
に、重み付けされた連続する2つの輪郭強調値の符号が
同じであるときは前後の輪郭強調値をそのまま採用し、
符号が異なるときは前後の輪郭強調値を0とする斜め最
適化処理をして目的の画素に加算する。
Description
号の処理において、輪郭を強調する際に、輪郭の方向性
を考慮して輪郭を強調するようにした輪郭強調方法及び
回路に関するものである。
示すように、水平輪郭検出部29、垂直輪郭検出部3
0、加算回路31、加算回路32からなる。前記水平輪
郭検出部29は、映像信号入力端子10に直接接続され
た輪郭検出フィルタ19a、1個の1ドット遅延回路1
1を介在して接続された輪郭検出フィルタ19b、2個
の1ドット遅延回路11を介在して接続された輪郭検出
フィルタ19c、前記輪郭検出フィルタ19a、19
b、19cの各出力を加算する加算回路20、予め設定
された係数K1を乗算する係数乗算回路21とからな
る。前記垂直輪郭検出部30は、映像信号入力端子10
に、1個の1ドット遅延回路11を介在して接続された
輪郭検出フィルタ19a、1個の1ドット遅延回路11
と1個の1ライン遅延回路12を介在して接続された輪
郭検出フィルタ19b、1個の1ドット遅延回路11と
2個の1ライン遅延回路12を介在して接続された輪郭
検出フィルタ19c、前記輪郭検出フィルタ19a、1
9b、19cの各出力を加算する加算回路20、予め設
定された係数K2を乗算する係数乗算回路21とからな
る。
像信号入力端子10に、図8(a)に示すような水平方
向と垂直方向に輪郭のあるディジタル映像信号が入力し
たものとする。ここで、輪郭は、輝度の差が連続して現
われる場合であり、輝度の差があっても連続しない場合
には輪郭とはいえない。図8(a)に示す例では、輝度
「8」と輝度「4」が水平方向と垂直方向に連続して現
われている個所が輪郭として認識される。
29で処理をすると、輪郭検出フィルタ19a、19
b、19cの出力は、それぞれの係数を−1/4、2/
4、−1/4とすると、X1のとき、 8×(−1/4)、8×(2/4)、8×(−1/4)
=−2、+4、−2 となり、加算回路20の出力=0となる。同様に、X2
のとき、8、8、4=−2、+4、−1となり、加算回
路20の出力=+1となり、X3のとき、8、4、4=
−2、+2、−1となり、加算回路20の出力=−1と
なり、X4のとき、4、4、4=−1、+2、−1とな
り、加算回路20の出力=0となる。この図8(a)で
は、これらの4つの例しか存在しない。係数乗算回路2
1の係数K1=1とすると、その出力は、図8(b)の
ようになる。
1、Y2、Y3、Y4の4つの例しか存在しないので、
前記同様、係数乗算回路21の係数K2=1とすると、
その出力は、図8(c)のようになる。これらの値が加
算回路31で加算され、さらに加算回路32で元の映像
信号に加算されると、映像出力端子23には、図8
(d)のように、基本的には、輝度「8」の輪郭個所
は、8+1=9となり、と輝度「4」の輪郭個所は、4
−1=3となって輪郭が強調される。
入力端子10に、図9(a)に示すような右上がり斜め
方向に輝度「8」と輝度「4」による輪郭のあるディジ
タル映像信号が入力したものとする。
29で処理をすると、輪郭検出フィルタ19a、19
b、19cの出力は、X1では、8、8、4=−2、+
4、−1となり、加算回路20の出力=+1となり、X
2では、8、4、4=−2、+2、−1となり、加算回
路20の出力=−1となる。垂直輪郭検出部30で処理
をした場合も同様で、Y1では、8、8、4=−2、+
4、−1となり、加算回路20の出力=+1となり、Y
2では、8、4、4=−2、+2、−1となり、加算回
路20の出力=−1となる。これらの値が加算回路31
で加算され、さらに加算回路32で元の映像信号と加算
され、映像出力端子23には、図9(b)のように、輪
郭が強調される。
な水平方向と垂直方向に輪郭のあるディジタル映像信号
が入力した場合において、水平輪郭と垂直輪郭が交差す
る個所では、図8(d)に〇で示すように、高輝度
「8」の輪郭個所は、水平と垂直のいずれも輪郭強調作
用がなされないので「8」のままであるが、低輝度
「4」の輪郭個所は、水平と垂直の両方の輪郭強調が作
用し、4−1−1=2となって輪郭がより強調される。
輪郭は、連続した同一輝度中に、特異な点が1個所でも
あると目立ってしまう、という問題があった。
向に輪郭のあるディジタル映像信号が入力した場合にお
いては、水平輪郭と垂直輪郭が交差する個所が連続して
いるものとして処理されるので、図9(b)に〇で示す
ように、高輝度「8」の輪郭個所は、水平と垂直の両方
の輪郭強調が作用し、8+1+1=10となり、低輝度
「4」の輪郭個所でも、水平と垂直の両方の輪郭強調が
作用し、4−1−1=2となる。このため、傾斜してい
る輪郭個所の「8」が「10」に、「4」が「2」に強
調され過ぎて、却って目立ってしまう、という問題があ
った。
より、水平輪郭と垂直輪郭の交差する点及び斜め輪郭点
における輪郭強調をより自然な輪郭として処理できるよ
うにした輪郭強調方法及び回路を提供することを目的と
するものである。
直輪郭の交差する点の問題点を解決するために、ディジ
タル映像信号における目的の画素を中心としてこの画素
に隣接する水平、垂直、右上がり斜め、左上がり斜めの
それぞれの方向の画素間の輝度の差分の最も大きな方向
の画素の輝度と前記目的の画素の輝度とについてそれぞ
れ重み付けをして輪郭強調値を得、この輪郭強調値を前
記目的の画素に加算するようにしたことを特徴とする輪
郭強調方法である。
点のみならず、斜め輪郭点における問題点をも解決する
ために、ディジタル映像信号における目的の画素を中心
としてこの画素に隣接する水平、垂直、右上がり斜め、
左上がり斜めのそれぞれの方向の画素間の輝度の差分の
最も大きな方向の画素の輝度と前記目的の画素の輝度と
についてそれぞれ重み付けをして輪郭強調値を得、同様
に、前記目的の画素に連続する画素を、新たに目的の画
素として順次繰り返し、これら連続する2つの輪郭強調
値の符号が同じであるときは、これら2つの輪郭強調値
に連続する前後の輪郭強調値をそのまま採用し、これら
連続する2つの輪郭強調値の符号が異なるときは、これ
ら2つの輪郭強調値に連続する前後の輪郭強調値を0と
する斜め最適化処理をし、この斜め最適化処理をした輪
郭強調値をそれぞれ対応する前記目的の画素に加算する
ようにしたことを特徴とする輪郭強調方法である。
て、この画素に隣接する水平、垂直、右上がり斜め、左
上がり斜めの各画素間の絶対値の最も大きな方向の輪郭
強調値のみを採用して、水平輪郭と垂直輪郭の交差点及
び斜め輪郭点における輪郭強調が必要以上に行われない
ようにし、また、輪郭強調されなかった個所が適正に輪
郭強調作用がなされてより自然な輪郭強調を行うように
したものである。このように、水平輪郭と垂直輪郭の交
差する点及び斜め輪郭点における輪郭強調が2重に処理
されたり、必要な輪郭強調作用がなされないことによる
不都合をなくしてより自然な輪郭として処理できるよう
にしたものである。本発明は、さらに、水平輪郭と垂直
輪郭の交差する点のみならず、斜め輪郭点における問題
点をも解決するために、重み付けされた連続する2つの
輪郭強調値の符号が同じであるときは2つの輪郭強調値
に連続する前後の輪郭強調値をそのまま採用し、この重
み付けされた連続する2つの輪郭強調値の符号が異なる
ときは2つの輪郭強調値に連続する前後の輪郭強調値を
0とする斜め最適化処理をし、この斜め最適化処理をし
た輪郭強調値を前記目的の画素に加算するようにしたも
のである。
き説明する。図1において、図2に示すB2画素を中心
にして、このB2画素に隣接する水平画素B1、B3、
垂直画素A2、C2、右上がり斜め画素C1、A3、左
上がり斜め画素A1、C3の9画素の時間を一致させる
ため、映像信号入力端子10に、6個の1ドット遅延回
路11と2個の1ライン遅延回路12が結合される。さ
らに詳しくは、映像信号入力端子10から直接取り出さ
れた時間遅れのないC3と時間を一致させるため、C2
を1個の1ドット遅延回路11による1画素遅れとし、
C1を2個の1ドット遅延回路11による2画素遅れと
し、B3を1個の1ライン遅延回路12による1ライン
遅れとし、以下同様に、B2を1ライン、1画素遅れと
し、B1を1ライン、2画素遅れとし、A3を2ライン
遅れとし、A2を2ライン、1画素遅れとし、A1を2
ライン、2画素遅れとする。
B3、C1、C2、C3は、輪郭方向検出部24、輪郭
検出部18を経て加算回路22に接続され、さらに映像
出力端子23に接続される。前記輪郭方向検出部24の
詳細を説明すると、B2を中心として、水平方向のB1
とB3は、その差を検出する減算回路13aと、絶対値
演算回路14aに順次接続され、右上がり斜め方向のC
1とA3は、その差を検出する減算回路13bと、絶対
値演算回路14bに順次接続され、垂直方向のA2とC
2は、その差を検出する減算回路13cと、絶対値演算
回路14cに順次接続され、左上がり斜め方向のA1と
C3は、その差を検出する減算回路13dと、絶対値演
算回路14dに順次接続されている。これらの絶対値演
算回路14a〜14dは、最大値検出回路15に接続さ
れ、この最大値検出回路15は、第1選択回路16と第
2選択回路17との中から水平画素B1、B3、垂直画
素A2、C2、右上がり斜め画素C1、A3、左上がり
斜め画素A1、C3のいずれかを選択するための信号が
出力する。
部18の輪郭検出フィルタ19aに、前記第2選択回路
17の出力は、輪郭検出フィルタ19cに、B2は、輪
郭検出フィルタ19bにそれぞれ接続され、さらに、こ
れらの輪郭検出フィルタ19a、19b、19cは、加
算回路20に接続され、係数乗算回路21を経てB2と
ともに加算回路22に接続される。
映像信号入力端子10に入力したディジタル映像信号が
図3(a)のように水平方向と垂直方向に輪郭を有する
ものであるとする。A1、A2、A3、B1、B2、B
3、C1、C2、C3は、1ドット遅延回路11と1ラ
イン遅延回路12により同一時間となるように同期が取
られ、減算回路13、絶対値演算回路14、最大値検出
回路15で水平画素B1、B3、垂直画素A2、C2、
右上がり斜め画素C1、A3、左上がり斜め画素A1、
C3のそれぞれの差分が検出され、かつ絶対値が求めら
れ、その中から最大値が検出される。
のそれぞれの係数を−1/4、2/4、−1/4とする
と、水平画素の絶対値|B1−B3|が最大値であれ
ば、輪郭検出部18にて、(−B1+2B2−B3)/
4が演算され、垂直画素の絶対値|A2−C2|が最大
値であれば、輪郭検出部18にて、(−A2+2B2−
C2)/4が演算され、右上がり斜め画素の絶対値|C
1−A3|が最大値であれば、輪郭検出部18にて、
(−C1+2B2−A3)/4が演算され、左上がり斜
め画素の絶対値|A1−C3|が最大値であれば、輪郭
検出部18にて、(−A1+2B2−C3)/4が演算
される。
れた9画素の場合、左上がり斜め画素の絶対値|A1−
C3|が最大値であるから、(−A1+2B2−C3)
/4が演算され、そのときのB2は、図3(b)のよう
に、+1となる。Z2で囲まれた9画素の場合、水平画
素の絶対値|B1−B3|、垂直画素の絶対値|A2−
C2|、左上がり斜め画素の絶対値|A1−C3|のい
ずれもが最大値であるから、任意の1つが選択されて演
算され、そのときのB2は、図3(b)のように、−1
となる。同様に、X1で囲まれた9画素の場合、+1、
X2で囲まれた9画素の場合、−1、Y1で囲まれた9
画素の場合、+1、Y2で囲まれた9画素の場合、−1
となって、図3(b)に示すような輪郭強調値が輪郭検
出部18で得られる。この輪郭検出部18で得られた輪
郭強調値が加算回路22でB2と加算されると、図3
(c)に示すような輪郭強調された映像信号となる。こ
の図3(c)からも明らかなように、水平輪郭と垂直輪
郭の交差点においてより自然な状態に輪郭強調されてい
ることがわかる。
6に基づき説明する。前記図1の第1実施例では、水平
方向と垂直方向の輪郭については、全く問題なく輪郭強
調作用を行うことができるが、斜めの輪郭については、
輪郭強調され過ぎるという若干の問題点を有する。例え
ば、図6(a)に示すように、右上がりの輪郭を有する
場合、図1に示した第1実施例によれば、X1で囲まれ
た9画素の場合、+1、X2で囲まれた9画素の場合、
+1、X3で囲まれた9画素の場合、−1、X4で囲ま
れた9画素の場合、−1となって、図6(b)の斜線で
示すように、+1が2画素続き、次いで、−1が2画素
続くため、輪郭強調され過ぎる。
示すように、輪郭検出部18において、加算回路20と
係数乗算回路21との間に、斜め最適化回路25を介在
して前記のような不都合をなくすようにしたものであ
る。この斜め最適化回路25は、3個の1ドット遅延回
路11を直列に接続し、第1番目の1ドット遅延回路1
1と加算回路20との間に切換部27を介在し、第3番
目の1ドット遅延回路11と係数乗算回路21との間に
切換部28を介在し、第1番目の1ドット遅延回路11
の出力側と第2番目の1ドット遅延回路11の出力側と
に、これらの符号を比較する符号比較部26を接続し、
この符号比較部26の出力により前記切換部27と切換
部28を切換え制御するようにしたものである。なお、
この斜め最適化回路25を介在したことによる信号B2
の時間合わせのため、加算回路22の前段に3ドット遅
延回路33が挿入される。
用を説明する。輪郭検出部18における加算回路20の
出力は、第1実施例と同様であり、図6(a)における
X1、X2、X3、X4に対応して、図6(b)のよう
な輪郭強調値a1=+1、a2=+1、a3=−1、a
4=−1が得られる。第1番目の1ドット遅延回路11
の出力a2と第2番目の1ドット遅延回路11の出力a
3との符号が符号比較部26で比較される。この例で
は、a2の符号が+、a3の符号が−であり、符号が異
なるため、切換部27と切換部28は0に設定される。
従って、a1、a4はともに0となり、図6(c)に示
すように、輪郭強調値a1=0、a2=+1、a3=−
1、a4=0が得られる。同様にa1=0、a2=+
1、a3=+1、a4=−1のとき、a2とa3の符号
が同じであるからそのままa1=0、a2=+1、a3
=+1、a4=−1を出力し、a1=+1、a2=−
1、a3=−1、a4=0のときも、a2とa3の符号
が同じであるからそのままa1=+1、a2=−1、a
3=−1、a4=0を出力する。この結果、図6(d)
に示すように、傾斜した輪郭においてもより自然な状態
に輪郭強調されていることがわかる。
輪郭検出フィルタ19a、19b、19cの係数をそれ
ぞれ−1/4、1/2、−1/4としたがこれに限られ
るものではなく、3つの係数を加えると0になるよう
な、例えば、−1/5、2/5、−1/5等とすること
ができる。また、前記実施例では、3×3=9画素ずつ
処理するようにしたが、これに限るものではなく、5×
5=25画素ずつ処理するようにしてもよい。例えば、
A1〜A5、B1〜B5、C1〜C5、D1〜D5、E
1〜E5とした場合、C3が中心となる画素であり、ま
た、輝度の差分は、水平方向なら、C1とC5の差分
と、C2とC4の差分が検出される。そして、各係数を
例えば、−1/16、−2/16、6/16、−2/1
6、−1/16等とすることができる。この場合、25
画素すべてが演算の対象となるのではなく、A2、A
4、B1、B5、D1、D5、E2、E4の8画素は、
検出の対象から除かれ、水平、垂直、右上がり斜め、左
上がり斜めの17画素が演算の対象となる。
目的の画素を中心としてこの画素に隣接する水平、垂
直、右上がり斜め、左上がり斜めのそれぞれの方向の画
素間の輝度の差分の最も大きな方向の画素の輝度と前記
目的の画素の輝度とについてそれぞれ重み付けをして輪
郭強調値を得、この輪郭強調値を前記目的の画素に加算
するようにしたので、水平輪郭と垂直輪郭が交差する個
所では、斜め方向による輪郭強調作用がなされ、水平と
垂直の輪郭のみならず、水平と垂直の交差する点におけ
る輪郭も自然な状態で強調される。
調値の符号が同じであるときは、これら2つの輪郭強調
値に連続する前後の輪郭強調値をそのまま採用し、これ
ら連続する2つの輪郭強調値の符号が異なるときは、こ
れら2つの輪郭強調値に連続する前後の輪郭強調値を0
とする斜め最適化処理をし、この斜め最適化処理をした
輪郭強調値をそれぞれ対応する前記目的の画素に加算す
るようにしたので、斜め方向に輪郭のあるディジタル映
像信号が入力した場合においても、水平輪郭と垂直輪郭
が交差する個所が連続しているものとして処理されるよ
うなことがなく、斜め方向おける輪郭が自然な状態で強
調される。
素に隣接する水平、垂直、右上がり斜め、左上がり斜め
の9(3×3)画素により処理することも出来るととも
に、25(5×5)画素により処理することも出来る。
25(5×5)画素により処理した場合には、輪郭検出
フィルタの次数が増え、精細な輪郭制御が可能となる。
ただし、25画素の場合は、処理に使用されるのは、1
7画素となる。
ブロック図である。
から入力したディジタル信号の原画を示す図、(b)
は、図1における輪郭検出部18の出力信号を示す図、
(c)は、図1における映像出力端子23の出力信号を
示す図である。
ブロック図である。
ための説明図である。
から入力したディジタル信号の原画を示す図、(b)
は、図4における加算回路20の出力信号を示す図、
(c)は、図4における斜め最適化回路25により斜め
最適化処理した後の出力信号を示す図、(d)は、図4
における映像出力端子23の出力信号を示す図である。
から入力したディジタル信号の原画を示す図、(b)
は、図7における水平輪郭検出部29の出力信号を示す
図、(c)は、図7における垂直輪郭検出部30の出力
信号を示す図、(d)は、図7における映像出力端子2
3の出力信号を示す図である。
から入力したディジタル信号の原画を示す図、(b)
は、図7における映像出力端子23の出力信号を示す図
である。
2…1ライン遅延回路、13、13a〜13d…減算回
路、14、14a〜14d…絶対値演算回路、15…最
大値検出回路、16…第1選択回路、17…第2選択回
路、18…輪郭検出部、19、19a〜19c…輪郭検
出フィルタ、20…加算回路、21…係数乗算回路、2
2…加算回路、23…映像出力端子、24…輪郭方向検
出部、25…斜め最適化回路、26…符号比較部、27
…切換部、28…切換部、29…水平輪郭検出部、30
…垂直輪郭検出部、31…加算回路、32…加算回路、
33…3ドット遅延回路。
Claims (9)
- 【請求項1】 ディジタル映像信号における目的の画素
を中心としてこの画素に隣接する水平、垂直、右上がり
斜め、左上がり斜めのそれぞれの方向の画素間の輝度の
差分の最も大きな方向の画素の輝度と前記目的の画素の
輝度とについてそれぞれ重み付けをして輪郭強調値を
得、この輪郭強調値を前記目的の画素に加算するように
したことを特徴とする輪郭強調方法。 - 【請求項2】 ディジタル映像信号における目的の画素
を中心としてこの画素に隣接する水平、垂直、右上がり
斜め、左上がり斜めのそれぞれの方向の画素間の輝度の
差分の最も大きな方向の画素の輝度と前記目的の画素の
輝度とについてそれぞれ重み付けをして輪郭強調値を
得、同様に、前記目的の画素に連続する画素を、新たに
目的の画素として順次繰り返し、これら連続する2つの
輪郭強調値の符号が同じであるときは、これら2つの輪
郭強調値に連続する前後の輪郭強調値をそのまま採用
し、これら連続する2つの輪郭強調値の符号が異なると
きは、これら2つの輪郭強調値に連続する前後の輪郭強
調値を0とする斜め最適化処理をし、この斜め最適化処
理をした輪郭強調値をそれぞれ対応する前記目的の画素
に加算するようにしたことを特徴とする輪郭強調方法。 - 【請求項3】 ディジタル映像信号における目的の画素
を中心としてこの画素に隣接する水平、垂直、右上がり
斜め、左上がり斜めの方向の全ての画素の時間を一致さ
せるための1ドット遅延回路11と1ライン遅延回路1
2とからなる時間一致手段と、この時間一致手段により
時間一致された水平、垂直、右上がり斜め、左上がり斜
めのそれぞれの方向の画素間の輝度の差分の絶対値の最
も大きな画素の方向を検出する輪郭方向検出部24と、
この輪郭方向検出部24で検出された方向の画素の輝度
と前記目的の画素の輝度とについてそれぞれ重み付けを
して輪郭強調値を得るための輪郭検出部18と、この輪
郭検出部18により重み付けされた輪郭強調値を前記目
的の画素に加算するための加算回路22とを具備してな
ることを特徴とする輪郭強調回路。 - 【請求項4】 時間一致手段は、目的の画素B2を中心
としてこの画素B2に隣接する水平B1、B3、垂直A
2、C2、右上がり斜めC1、A3、左上がり斜めA
1、C3の方向の9個の全ての画素の時間を一致させる
ための1ドット遅延回路11と1ライン遅延回路12と
からなり、輪郭方向検出部24は、前記時間一致手段に
より時間一致された水平B1、B3、垂直A2、C2、
右上がり斜めC1、A3、左上がり斜めA1、C3のそ
れぞれの方向の画素間の輝度の差分を減算回路13で検
出し、絶対値演算回路14でその絶対値を求め、最大値
検出回路15で絶対値の最も大きな画素の方向を検出
し、この検出信号により第1選択回路16と第2選択回
路17から水平B1、B3、垂直A2、C2、右上がり
斜めC1、A3、左上がり斜めA1、C3のいずれかの
方向を選択して出力するものからなり、輪郭検出部18
は、前記輪郭方向検出部24で検出された方向の画素の
輝度についてそれぞれ重み付けをする輪郭検出フィルタ
19a、19cと、前記目的の画素B2の輝度について
重み付けをする輪郭検出フィルタ19bと、これらを加
算する加算回路20とを具備してなり、加算回路22
は、前記輪郭検出部18により重み付けされた輪郭強調
値を前記目的の画素B2に加算するものからなることを
特徴とする請求項3記載の輪郭強調回路。 - 【請求項5】 輪郭方向検出部24で検出された方向の
画素の輝度についてそれぞれ重み付けをする輪郭検出フ
ィルタ19a、19cの係数をそれぞれ−1/4、−1
/4とし、目的の画素B2の輝度について重み付けをす
る輪郭検出フィルタ19bの係数を1/2としたことを
特徴とする請求項4記載の輪郭強調回路。 - 【請求項6】 ディジタル映像信号における目的の画素
を中心としてこの画素に隣接する水平、垂直、右上がり
斜め、左上がり斜めの方向の全ての画素の時間を一致さ
せるための1ドット遅延回路11と1ライン遅延回路1
2とからなる時間一致手段と、この時間一致手段により
時間一致された水平、垂直、右上がり斜め、左上がり斜
めのそれぞれの方向の画素間の輝度の差分の絶対値の最
も大きな画素の方向を検出する輪郭方向検出部24と、
この輪郭方向検出部24で検出された方向の画素の輝度
と前記目的の画素の輝度とについてそれぞれ重み付けを
して輪郭強調値を得、同様に、前記目的の画素に連続す
る画素を、新たに目的の画素として順次繰り返し、これ
ら連続する2つの輪郭強調値の符号が同じであるとき
は、これら2つの輪郭強調値に連続する前後の輪郭強調
値をそのまま採用し、これら連続する2つの輪郭強調値
の符号が異なるときは、これら2つの輪郭強調値に連続
する前後の輪郭強調値を0とする斜め最適化処理をする
斜め最適化回路25を具備した輪郭検出部18と、この
輪郭検出部18により斜め最適化処理をした輪郭強調値
をそれぞれ対応する前記目的の画素に加算する加算回路
22とを具備してなることを特徴とする輪郭強調回路。 - 【請求項7】 輪郭検出部18は、輪郭方向検出部24
で検出された方向の画素の輝度についてそれぞれ重み付
けをする輪郭検出フィルタ19a、19cと、前記目的
の画素B2の輝度について重み付けをする輪郭検出フィ
ルタ19bと、連続する2つの輪郭強調値の符号が同じ
であるときは、この2つの輪郭強調値に連続する前後の
輪郭強調値をそのまま採用し、連続する2つの輪郭強調
値の符号が異なるときは、2つの輪郭強調値に連続する
前後の輪郭強調値を0とする斜め最適化処理をする斜め
最適化回路25とを具備してなることを特徴とする請求
項6記載の輪郭強調回路。 - 【請求項8】 時間一致手段は、目的の画素C3を中心
としてこの画素C3に隣接する水平C1とC5、C2と
C4、垂直A3とE3、B3とD3、右上がり斜めE1
とA5、D2とB4、左上がり斜めA1とE5、B2と
D4の各対をなす17個の全ての画素の時間を一致させ
るための1ドット遅延回路11と1ライン遅延回路12
とからなり、輪郭方向検出部24は、前記時間一致手段
により時間一致された水平C1とC5、C2とC4、垂
直A3とE3、B3とD3、右上がり斜めE1とA5、
D2とB4、左上がり斜めA1とE5、B2とD4の各
対をなす画素間の輝度の差分を減算回路13で検出し、
絶対値演算回路14でその差分の絶対値を求め、最大値
検出回路15で絶対値の最も大きな画素の方向を検出
し、この検出信号により第1選択回路16と第2選択回
路17から水平C1とC5、C2とC4、垂直A3とE
3、B3とD3、右上がり斜めE1とA5、D2とB
4、左上がり斜めA1とE5、B2とD4のいずれかの
方向を選択して出力するものからなり、輪郭検出部18
は、前記輪郭方向検出部24で検出された方向の画素の
輝度についてそれぞれ重み付けをする輪郭検出フィルタ
19a、19b、19d、19eと、前記目的の画素C
3の輝度について重み付けをする輪郭検出フィルタ19
cと、これらを加算する加算回路20とを具備してな
り、加算回路22は、前記輪郭検出部18により重み付
けされた輪郭強調値を前記目的の画素C3に加算するも
のからなることを特徴とする請求項3又は6記載の輪郭
強調回路。 - 【請求項9】 輪郭方向検出部24で検出された方向の
画素の輝度についてそれぞれ重み付けをする輪郭検出フ
ィルタ19a、19b、19d、19eの係数をそれぞ
れ−1/16、−1/8、−1/8、−1/16とし、
目的の画素C3の輝度について重み付けをする輪郭検出
フィルタ19cの係数を3/8としたことを特徴とする
請求項8記載の輪郭強調回路。
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