JP4910254B2 - 画像処理装置及び方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置及び方法に関し、例えば輪郭強調回路に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パーソナルコンピュータ用のRGBモニタでは、文字や図形の画質を最優先するために、ビデオ回路の周波数特性を可能な限り平坦にすることに注力している。そして、この周波数特性の平坦処理によって、文字や図形表示後のオーバーシュートが目立たない程度のピーキングに抑えられている。
【0003】
ところで、近年、パーソナルコンピュータは、文書作成や図形作成だけでなく、写真や動画像の画像データを取り込むような利用のされ方も多くなってきており、またインターネット上でも写真を含むWebページが多くなってきている。
【0004】
しかしながら従来のパーソナルコンピュータに用いられるRGBモニタは、家庭内のテレビジョン受像機よりも画像の鮮鋭度が不足するため、写真や動画像を表示させた場合に画像内の細かい輪郭部分のメリハリがない多少ぼやけたような印象を与える画質になる。
【0005】
そこで従来では、かかる不具合を是正するため、いわゆる輪郭強調回路を用いて画像内の輪郭部分を強調処理することにより、画像の鮮鋭度を補っていた。
【0006】
図9は、かかる従来の輪郭補正回路の構成例を示すものである。かかる輪郭補正回路50においては、第1〜第3の入力端51R、51G、51Bに供給されるカラー画像の3原色信号である赤色成分(R)信号S20R、緑色成分(G)信号S20G及び青色成分(B)信号S20Bを輝度信号生成部52に入力する。
【0007】
輝度信号生成部52は、入力した例えば図10(A)〜(C)に示すような赤色成分信号S20R、緑色成分信号S20G及び青色成分信号S20Bから図10(D)に示すような輝度信号S21を生成し、これを輪郭検出部53に送出する。また輪郭検出部53は、供給される輝度信号S21に対して2次微分処理等の所定の信号処理を施すことにより、当該輝度信号S21の信号レベルの変化に応じたレベルで振幅する図10(E)に示すような輪郭検出信号S22を生成し、これを第1〜第3の加算器54R、54G、54Bに送出する。
【0008】
このとき第1〜第3の加算器54R、54G、54Bには、それぞれ第1〜第3の入力端51R、51G、51Bに印加された元の赤色成分信号S20R、緑色成分信号S20G又は青色成分信号S20Bが供給される。
【0009】
かくして第1〜第3の加算器54R、54G、54Bは、それぞれ供給される赤色成分信号S20R、緑色成分信号S20G又は青色成分信号S20Bと輪郭検出信号S22とを加算し、これにより図10(F)〜(H)のように輪郭強調処理された赤色成分信号S23R、緑色成分信号S23G又は青色成分信号S23Bを生成する。
【0010】
なおこの赤色成分信号S23R、緑色成分信号S23G及び青色成分信号S23Bは、この後それぞれ第1〜第3の出力端54R、54G、54Bを介して後段の信号処理回路に出力される。
【0011】
ここで図10(A)〜(H)においては、左半分に写真や動画像に多い信号パターン、右半分に文字や図形に多い信号パターンを示してある。そしてこの図10(A)〜(H)からも明らかなように、写真や動画像では輪郭部分において輝度が数画素に渡って穏やかに変化することが多いが、文字や図形では輪郭部分において輝度が急峻に変化する。従って、このことからも写真や動画像では輪郭を強調することで鮮鋭度を補う利点があり、これに対して文字や図形では補う必要がないことが分かる。
【0012】
しかしながら従来の輪郭強調方法では、図10(F)〜(H)からも明らかなように、鮮鋭度を補いたい写真や動画像の輪郭部分は少ししか強調できず、鮮鋭度を補う必要がない文字や図形の輪郭部分が大きく強調される。このため従来の輪郭強調方法によると、文字や図形をモニタ表示したときのオーバーシュートが顕著となり、表示された文字や図形が見づらくなる弊害があった。
【0013】
かかる問題点を解決する手法として、従来、表示画像を輪郭強調すべき領域としない領域とに分けたうえで、輪郭強調すべき領域についてのみ輪郭強調処理を施す方法が提案されている。そしてこの場合における輪郭強調すべき領域の判別方法として、従来、2つの方法が提案されている。
【0014】
その1つは特開平11-190987号公報に開示されているように、パーソナルコンピュータのユーザ自らが表示画像内の所望領域を予め指定しておく方法(以下、これを第1の領域判別方法と呼ぶ)である。
【0015】
実際上、かかる第1の領域判別方法は、パーソナルコンピュータのユーザがモニタ表示された画像内の輪郭強調や他の写真・動画像用の画像処理を施したい領域を予め指定しておくことによって、これに応じた制御信号を生成し、当該制御信号に基づいて、指定された領域内の画像に対してのみ輪郭強調処理を施すものである。
【0016】
またもう1つは特開平11-55503号公報に開示のように、画像の特徴からその領域が自然画及び文字画像のいずれの領域であるかを判別する方法(以下、これを第2の領域判別方法と呼ぶ)である。この出願では、判断結果に応じて解像度変換の方法を代えているが、これを輪郭強調処理に適用することができる。
【0017】
図11に、第2の領域判別方法の処理手順を示す。この図11からも明らかなように、かかる第2の領域判別方法では、まず細分化画素領域作成回路により画像をM×N画素の細分化領域に分割し(ステップSP1)、次いで1つの細分化領域内に何種類の色が存在するかを色成分カウンタによりカウントする(ステップSP2)。
【0018】
続いてかかるカウント結果に基づいて、画像判定回路によりその細分化領域が自然画及び文字画像のいずれであるかを判断する(ステップSP3)。実際上この判断は、かかるカウント結果が予め設定された閾値以上であれば自然画、当該カウント結果が閾値以下であれば文字画像とすることにより行われる。
【0019】
そしてこの特開平11-55503号公報では、細分化領域が自然画と判断した場合には、当該細分化領域に対して線形補間回路において線形補間処理を施す一方(ステップSP4)、細分化領域が文字画像と判断した場合には、当該細分化領域に対して適応間引き回路において適応間引き処理を施し(ステップSP5)、この後これらの処理結果を画像再編回路において1画像に再編する(ステップSP6)。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
ところがかかる2つの従来技術のうち、前者の第1の領域判別方法によると、輪郭強調や他の写真・動画像用の画像処理をしたい領域をユーザが指定しなければならないため、その分の煩雑さがある。またこの第1の領域判別方法では、パーソナルコンピュータ上で動作して、ユーザにより指定された領域にマーカを付加するためのアプリケーションソフトが必要になる問題がある。
【0021】
一方、後者の第2の領域判別方法では、かかる処理を行うための回路構成が複雑となり、また規模も大きくなる問題がある。実際上、特開平11-55503号公報では、かかる処理を行うための回路構成についての具体的な例示はないが、例えば画像を複数の細分化領域に分割する細分化画素領域作成回路にはラインメモリが必要となり、また各細分化領域内の色成分の種類を数えるための色成分カウンタには大規模なデコード回路が必要となる。
【0022】
この場合、例えば一つの細分化領域の垂直画素数を1とすることによってラインメモリを省略でき、また領域内の総画素数を減らすことによってデコード回路の規模を小さくすることもできるが、これらの方法によると領域判定の精度が悪化する問題がある。
【0023】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、効率良く表示画像の画質を向上させ得る画像処理装置及び方法を提案しようとするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、画像処理装置において、赤色成分信号、緑色成分信号及び青色成分信号に基づく画像内の輪郭部分を強調処理する画像処理装置において、赤色成分信号、緑色成分信号及び青色成分信号から輝度信号を生成する輝度信号生成手段と、輝度信号に基づいて、画像内の輪郭部分及び当該輪郭部分における画素間の輝度変化の大きさを検出する検出手段と、検出手段により検出された輪郭部分における画素間の輝度変化の大きさと、自然画像で生じるであろう振幅の絶対値よりも大きく、かつ文字部分又は図形部分で生じるであろう振幅の絶対値より小さくなるように選定される基準レベルとを大小比較する比較手段と、比較手段の比較結果に応じて、輝度変化の絶対値の大きさが基準レベルの絶対値よりも小さい輪郭部分を選択的に強調処理するように、赤色成分信号、緑色成分信号及び青色成分信号に対して所定の信号処理を施す信号処理手段とを設けるようにした。この結果この画像処理装置では、輪郭強調処理による文字や図形の輪郭部分におけるオーバーシュートの発生を未然に防止することができる。
【0025】
また本発明においては、画像処理方法において、赤色成分信号、緑色成分信号及び青色成分信号に基づく画像内の輪郭部分を強調処理する画像処理方法において、赤色成分信号、緑色成分信号及び青色成分信号から輝度信号を生成する第1のステップと、輝度信号に基づいて、画像内の輪郭部分及び当該輪郭部分における画素間の輝度変化の大きさを検出する第2のステップと、当該検出した輪郭部分における画素間の輝度変化の大きさと、自然画像で生じるであろう振幅の絶対値よりも大きく、かつ文字部分又は図形部分で生じるであろう振幅の絶対値より小さくなるように選定される所定の基準レベルとを大小比較する第3のステップと、当該比較結果に応じて、輝度変化の絶対値の大きさが基準レベルの絶対値よりも小さい輪郭部分を選択的に強調処理するように、赤色成分信号、緑色成分信号及び青色成分信号に対して所定の信号処理を施す第4のステップとを有するようにした。この結果この画像処理方法によれば、輪郭強調処理による文字や図形の輪郭部分におけるオーバーシュートの発生を未然に防止することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0027】
(1)本実施の形態による輪郭強調回路10の全体構成
図1において、10は全体としてパーソナルコンピュータ用のRGBモニタに搭載される本実施の形態による輪郭強調回路を示し、第1〜第3の入力端11R、11G、11Bに印加される図2(A)〜(C)に示すようなディジタル信号でなるカラー画像の赤色成分信号S1R、緑色成分信号S1G及び青色成分信号S1Bを輝度信号生成部12に入力する。
【0028】
輝度信号生成部12においては、図2(D)に示すように、入力した赤色成分信号S1R、緑色成分信号S1G及び青色成分信号S1Bから輝度信号S2を生成し、これを輪郭検出回路13に送出する。また輪郭検出回路13は、供給される輝度信号S2に対して所定の信号処理を施すことにより、図2(E)に示すように、当該輝度信号S2の信号レベルの変化に応じたレベルで振幅する輪郭検出信号S3を生成し、これを比較部14の第1の入力端及びセレクタ部15の第1の入力端にそれぞれ入力する。
【0029】
このとき比較部14の第2の入力端には、一定の信号レベルの基準信号S4が与えられる。そしてこの基準信号S4の信号レベルは、図2(E)において一点鎖線で示すように、輪郭検出信号S3における写真や動画像等の自然画像で生じるであろう振幅の絶対値よりも大きく、かつ輪郭検出信号S3における文字部分や図形部分で生じるであろう振幅の絶対値よりも小さくなるように選定されている。
【0030】
かくして比較部14は、輪郭検出回路13から供給される輪郭検出信号S3の信号レベルの絶対値と基準信号S4の信号レベルの絶対値とを比較し、輪郭検出信号S3の信号レベルの絶対値が基準信号S4の信号レベルの絶対値よりも大きい期間にのみ立ち上がる図2(F)に示すような比較信号S5を生成し、これをセレクタ部15の第1の入力端に送出する。
【0031】
セレクタ部15においては、第2の入力端に信号レベルが常に0〔V〕のゼロ信号S6が与えられており、比較部14からの比較信号S5に基づいて、当該比較信号S5が立ち上がる期間はゼロ信号S6を選択すると共に、これ以外の期間は輪郭検出信号S3を選択する。この結果図2(G)に示すような選択信号S7が生成され、これが第1〜第3の加算器16R、16G、16Bに与えられる。
【0032】
またこのとき第1〜第3の加算器16R、16G、16Bには、元の赤色成分信号S1R、緑色成分信号S1G又は青色成分信号S1Bが供給される。かくして第1〜第3の加算器16R、16G、16Bは、この選択信号S7と、元の赤色成分信号S1R、緑色成分信号S1G又は青色成分信号S1Bとを加算する。
【0033】
このようにしてこの輪郭強調回路10においては、供給された赤色成分信号S1R、緑色成分信号S1G又は青色成分信号S1Bを強調処理してなる図2(H)〜(J)に示すような補正赤色成分信号S8R、補正緑色成分信号S8G及び補正青色成分信号S8Bを得ることができ、この後この補正赤色成分信号S8R、補正緑色成分信号S8G及び補正青色成分信号S8Bをそれぞれ第1〜第3の出力端17R、17G、17Bを介して後段の信号処理回路に出力するようになされている。
【0034】
(2)輪郭強調回路10の具体的構成
ここで図3は、かかる輪郭強調回路10における輝度信号生成部12の具体的構成を示すものである。この図3からも明らかなように、輝度信号生成部12は、第1〜第3の乗算器20R、20G、20Bと1つの加算器21とから構成されている。
【0035】
そして輝度信号生成部12においては、供給される赤色成分信号S1R、緑色成分信号S1G及び青色成分信号S1Bを、それぞれ対応する第1〜第3の乗算器20R、20G、20Bにおいてそれぞれ「0.30」、「0.59」又は「0.11」倍すると共に、これらを加算器21において加算することにより上述の輝度信号S2を生成し、これを輪郭検出回路13に送出する。
【0036】
輪郭検出回路13は、図4に示すように、第1及び第2の遅延素子25A、25B、第1〜第3の増幅器26A〜26C並びに加算器27から構成されており、輝度信号生成部12から供給される図5(A)に示すような輝度信号S2を第1の増幅器26A及び第1の遅延素子25Aに入力する。
【0037】
この場合第1の遅延素子25Aは、供給される輝度信号S2を1画素分のクロック時間に相当する所定期間T1だけ遅延させ、かくして得られた図5(B)に示すような第1の遅延輝度信号S10を第2の増幅器26B及び第2の遅延素子25Bにそれぞれ送出する。また第2の遅延素子25Bは、供給される第1の遅延輝度信号S10をさらに所定時間T1だけ遅延させ、かくして得られた図5(C)に示すような第2の遅延輝度信号S11を第3の増幅器26Cに送出する。
【0038】
そしてこれら輝度信号S2、第1の遅延輝度信号S10又は第2の遅延輝度信号S11は、この後それぞれ対応する第1〜第3の増幅器26A〜26Cにおいて「−1:2:−1」の比率で増幅された後加算器27において加算される。この結果、加算器27の出力として図5(D)に示すような上述の輪郭検出信号S3が得られ、これが比較部14に送出される。
【0039】
比較部14においては、図6に示すように、第1及び第2のコンパレータ30A、30Bと、乗算器31と、オア回路32とから構成され、輪郭検出回路13から供給される輪郭検出信号S3及び図示しない基準電圧供給部から供給される上述の基準信号S4(図1)をそれぞれ第1のコンパレータ30Aのプラス入力端及びマイナス入力端にそれぞれ入力する。
【0040】
そして第1のコンパレータ30Aは、これら供給される輪郭検出信号S3及び基準信号S4を比較し、図7(A)のように輪郭検出信号S3の信号レベルが基準信号S4の信号レベルよりも高い期間だけ論理「1」レベルに立ち上がる図7(B)に示すような第1の比較信号S12を生成し、これをオア回路32に送出する。
【0041】
また輪郭検出信号S3は、第2のコンパレータ30Bのマイナス入力端にも与えられる。さらにこの第2のコンパレータ30Bのプラス入力端には、基準信号S4を乗算器31を介して「−1」倍してなる極性反転基準信号S4´が与えられる。
【0042】
かくして第2のコンパレータ30Bは、これら供給される輪郭検出信号S3及び極性反転基準信号S4´を比較し、輪郭検出信号S3の信号レベルが基準信号S4の信号レベルよりも低い期間だけ論理「1」レベルに立ち上がる図7(C)のような第2の比較信号S13を生成し、これをオア回路32に送出する。
【0043】
オア回路32においては、供給される第1及び第2の比較信号S12、S13の論理和をとることにより、これら第1及び第2の比較信号S12、S13の少なくとも一方が論理「1」レベルに立ち上がっている期間だけ論理「1」レベルに立ち上がる比較信号S5を生成する。そしてこの比較信号S5が、上述のようにセレクタ部15に送出される。
【0044】
かくしてセレクタ部15は、この比較信号S5に基づいて、当該比較信号S5が論理「1」レベルに立ち上がっているときにのみは輪郭検出信号S3を選択し、それ以外の期間はゼロ信号S6を選択するようにして上述の選択信号S7を生成する。
【0045】
具体的に、セレクタ部15は、例えば供給された赤色成分信号S1R、緑色成分信号S1G及び青色成分信号S1Bが図2(A)〜(C)に示すような波形であった場合には、図2(G)に示すように、写真や動画像に多い信号パターンを示す期間t1の間は輪郭検出信号S3を選択し、続く文字や図形に多い信号パターンのうちの輪郭部分に対応する期間t2の間はゼロ信号S6(図1)を選択し、これに続く文字や図形の線上に対応する期間t3の間は輪郭検出信号S3を選択し、さらにこれに続く文字や図形の輪郭部分に対応する期間t4の間はゼロ信号S6を選択し、この後の文字や図形の背景に対応する期間t5の間は輪郭検出信号S3を選択する。そしてセレクタ部15は、このようにして得られた選択信号S7を上述のように第1〜第3の加算器16R、16G、16Bに送出する。
【0046】
この結果、第1〜第3の加算器16R、16G、16Bにおいて、元の赤色成分信号S1R、緑色成分信号S1G及び青色成分信号S1Bに対して、図2(G)における期間t1の間は輪郭検出信号が加算され、期間t2の間はゼロ信号S6が加算され、期間t3の間は輪郭検出信号S3が加算され、期間t4の間はゼロ信号S6が加算され、期間t5の間は輪郭検出信号S3が順次加算されることとなる。
【0047】
このようにしてこの輪郭強調回路10においては、輝度変化が小さい写真や動画像の輪郭部分については元の赤色成分信号S1R、緑色成分信号S1G及び青色成分信号S1Bに対して輪郭検出信号S3を加算することにより輪郭強調する一方、輝度変化が大きい文字や図形の輪郭部分については元の赤色成分信号S1R、緑色成分信号S1G及び青色成分信号S1Bに対してゼロ信号S6を加算することにより輪郭強調しないようになされ、これにより輪郭強調処理による文字や図形の輪郭部分におけるオーバーシュートの発生を未然に防止し得るようになされている。
【0048】
(3)本実施の形態の動作及び効果
以上の構成において、この輪郭強調回路10では、供給される赤色成分信号S1R、緑色成分信号S1G及び青色成分信号S1Bに基づく画像内の輝度変化の大きい部分を輪郭検出部13において検出すると共に、当該検出した部分のうち輝度変化の絶対値の大きさが所定レベルの絶対値以上のものを比較部14で検出し、当該検出した輝度変化の絶対値の大きさが所定レベルの絶対値以上の部分についてはセレクタ部14を介して第1〜第3の加算器16R、16G、16Bにおいて元の赤色成分信号S1R、緑色成分信号S1G及び青色成分信号S1Bに対してゼロ信号S6を加算することにより輪郭強調しない一方、輝度変化の絶対値の大きさが所定レベルの絶対値未満の部分についてはセレクタ部14を介して第1〜第3の加算器16R、16G、16Bにおいて元の赤色成分信号赤色成分信号S1R、緑色成分信号S1G及び青色成分信号S1Bに対して輪郭検出信号S3を加算することにより輪郭強調する。
【0049】
従ってこの輪郭強調回路10では、輝度変化が小さい写真や動画像の輪郭部分については輪郭強調され、輝度変化が大きい文字や図形の輪郭部分については輪郭強調されないことから、輪郭強調処理による文字や図形の輪郭部分におけるオーバーシュートの発生を未然に防止することができる。
【0050】
以上の構成によれば、供給される赤色成分信号S1R、緑色成分信号S1G及び青色成分信号S1Bに対し、当該赤色成分信号S1R、緑色成分信号S1G及び青色成分信号S1Bに基づく画像内の輝度変化の絶対値の大きさを検出し、当該輝度変化の絶対値の大きさが所定レベルの絶対値以上の部分については輪郭強調せず、輝度変化の絶対値の大きさが所定レベルの絶対値未満の部分については輪郭強調するようにしたことにより、輪郭強調処理による文字や図形の輪郭部分におけるオーバーシュートの発生を未然に防止することができ、かくして効率良く表示画像の画質を向上させ得る輪郭強調回路を実現できる。
【0051】
(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、本発明をパーソナルコンピュータ用のRGBモニタに搭載される輪郭強調回路10に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の機器に搭載される画像処理装置に広く適用することができる。
【0052】
また上述の実施の形態においては、赤色成分信号S1R、緑色成分信号S1G及び青色成分信号S1Bから輝度信号S2を生成する輝度信号生成手段としての輝度信号生成部12を図3のように構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成を広く適用できる。この場合において、かかる処理をソフトウエア処理するようにしても良い。
【0053】
さらに上述の実施の形態においては、輝度信号S2に基づいて、画像内の輪郭部分及び当該輪郭部分における輝度変化の大きさを検出する検出手段としての輪郭検出部13を図4のように構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成を広く適用できる。この場合において、かかる処理をソフトウエア処理するようにしても良い。
【0054】
さらに上述の実施の形態においては、輪郭検出部13から出力された輪郭検出信号S3の信号レベルと、基準信号S4の信号レベルとを大小比較する比較手段としての比較部14を図6のように構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成を広く適用できる。
【0055】
この場合において比較部14を例えば図8に示す比較部40のように構成するようにしても良い。すなわちこの比較部40においては、輪郭検出部13から供給される輪郭検出信号S3と、当該輪郭検出信号S3の極性を乗算器41を介して反転した極性反転輪郭検出信号S3Aとをセレクタ42に入力すると共に、当該輪郭検出信号S3の極性を極性判別回路43において判別し、当該判別結果に応じて、極性が正のときは輪郭検出信号S3、負のときは極性反転輪郭検出信号S3Aをセレクタ42に選択させてこれを選択信号S3Bとしてコンパレータ44に送出させる。
【0056】
このときコンパレータ44には基準信号S4も与えられており、かくしてコンパレータ44は、選択信号S3Bと基準信号S4との信号レベルの大小を比較し、選択信号S3Bの信号レベルが基準信号S4の信号レベルよりも高い期間だけ論理「1」レベルに立ち上がる比較信号S5を送出する。
【0057】
そしてこの図8のように比較部14を構成しても上述の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0058】
さらに上述の実施の形態においては、比較信号S5の信号レベルの絶対値の大きさが基準信号S4の信号レベルよりも小さい輪郭部分を選択的に強調処理するように、赤色成分信号S1R、緑色成分信号S1G及び青色成分信号S1Bに対して所定の信号処理を施す信号処理手段を、セレクタ部15及び第1〜第3の加算器16R、16G、16Bにより構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成を広く適用できる。
【0059】
またこの場合において、かかる信号処理として輪郭検出信号S3の信号レベルの絶対値が基準信号S4の信号レベルよりも小さい期間のみ、赤色成分信号S1R、緑色成分信号S1G及び青色成分信号S1Bにそれぞれ輪郭検出信号S3を加算するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、赤色成分信号S1R、緑色成分信号S1G及び青色成分信号S1Bのうちの輪郭強調したい部分の信号レベルをソフトウエア処理又はハードウエア処理により所定倍するなど、この他種々の処理を広く適用することができる。
【0060】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、画像処理装置において、赤色成分信号、緑色成分信号及び青色成分信号に基づく画像内の輪郭部分を強調処理する画像処理装置において、赤色成分信号、緑色成分信号及び青色成分信号から輝度信号を生成する輝度信号生成手段と、輝度信号に基づいて、画像内の輪郭部分及び当該輪郭部分における画素間の輝度変化の大きさを検出する検出手段と、検出手段により検出された輪郭部分における画素間の輝度変化の大きさと、自然画像で生じるであろう振幅の絶対値よりも大きく、かつ文字部分又は図形部分で生じるであろう振幅の絶対値より小さくなるように選定される基準レベルとを大小比較する比較手段と、比較手段の比較結果に応じて、輝度変化の絶対値の大きさが基準レベルの絶対値よりも小さい輪郭部分を選択的に強調処理するように、赤色成分信号、緑色成分信号及び青色成分信号に対して所定の信号処理を施す信号処理手段とを設けるようにしたことにより、輪郭強調処理による文字や図形の輪郭部分におけるオーバーシュートの発生を未然に防止することができ、かくして効率良く表示画像の画質を向上させ得る画像処理装置を実現できる。
【0061】
また本発明によれば、画像処理方法において、赤色成分信号、緑色成分信号及び青色成分信号に基づく画像内の輪郭部分を強調処理する画像処理方法において、赤色成分信号、緑色成分信号及び青色成分信号から輝度信号を生成する第1のステップと、輝度信号に基づいて、画像内の輪郭部分及び当該輪郭部分における画素間の輝度変化の大きさを検出する第2のステップと、当該検出した輪郭部分における画素間の輝度変化の大きさと、自然画像で生じるであろう振幅の絶対値よりも大きく、かつ文字部分又は図形部分で生じるであろう振幅の絶対値より小さくなるように選定される所定の基準レベルとを大小比較する第3のステップと、当該比較結果に応じて、輝度変化の絶対値の大きさが基準レベルの絶対値よりも小さい輪郭部分を選択的に強調処理するように、赤色成分信号、緑色成分信号及び青色成分信号に対して所定の信号処理を施す第4のステップとを有するようにしたことにより、輪郭強調処理による文字や図形の輪郭部分におけるオーバーシュートの発生を未然に防止することができ、かくして効率良く表示画像の画質を向上させ得る画像処理方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態による輪郭強調回路の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態による輪郭強調回路における各種信号の波形を示す波形図である。
【図3】輝度信号生成部の具体的構成を示すブロック図である。
【図4】輪郭検出部の具体的構成を示すブロック図である。
【図5】輪郭検出部における各種信号の波形を示す波形図である。
【図6】比較部の具体的構成を示すブロック図である。
【図7】比較部における各種信号の波形を示す波形図である。
【図8】他の実施の形態を示すブロック図である。
【図9】従来の輪郭強調回路の構成を示すブロック図である。
【図10】従来の輪郭強調回路における各種信号の波形を示す波形図である。
【図11】第2の領域判別方法の説明に供するフローチャートである。
【符号の説明】
10……輪郭強調回路、12……輝度信号生成部、13……輪郭検出部、14……比較部、15……セレクタ部、16R、16G、16B……加算器、S1R……赤色成分信号、S1G……緑色成分信号、S1B……青色成分信号、S2……輝度信号、S3……輪郭検出信号、S4……基準信号、S5……比較信号、S6……ゼロ信号、S7……選択信号、S8R……補正赤色成分信号、S8G……補正緑色成分信号、S8B……補正青色成分信号。
Claims (4)
- 赤色成分信号、緑色成分信号及び青色成分信号に基づく画像内の輪郭部分を強調処理する画像処理装置において、
上記赤色成分信号、上記緑色成分信号及び上記青色成分信号から輝度信号を生成する輝度信号生成手段と、
上記輝度信号に基づいて、上記画像内の上記輪郭部分及び当該輪郭部分における画素間の輝度変化の大きさを検出する検出手段と、
上記検出手段により検出された上記輪郭部分における画素間の上記輝度変化の大きさと、自然画像で生じるであろう振幅の絶対値よりも大きく、かつ文字部分又は図形部分で生じるであろう振幅の絶対値より小さくなるように選定される基準レベルとを大小比較する比較手段と、
上記比較手段の比較結果に応じて、上記輝度変化の絶対値の大きさが上記基準レベルの絶対値よりも小さい上記輪郭部分を選択的に上記強調処理するように、上記赤色成分信号、上記緑色成分信号及び上記青色成分信号に対して所定の信号処理を施す信号処理手段と を具える画像処理装置。 - 上記検出手段は、
上記輝度信号に基づいて、当該輝度信号の信号レベルの変化に応じたレベルで振幅する輪郭検出信号を生成するようにして、上記画像内の上記輪郭部分及び当該輪郭部分における画素間の輝度変化の大きさを検出し、
上記比較手段は、
上記輪郭検出信号の信号レベルと、上記基準レベルとを大小比較し、
上記信号処理手段は、
上記信号処理として、上記輪郭検出信号の信号レベルの絶対値が上記基準レベルの絶対値よりも小さい期間のみ、上記赤色成分信号、上記緑色成分信号及び上記青色成分信号にそれぞれ上記輪郭検出信号を加算する
請求項1に記載の画像処理装置。 - 赤色成分信号、緑色成分信号及び青色成分信号に基づく画像内の輪郭部分を強調処理する画像処理方法において、
上記赤色成分信号、上記緑色成分信号及び上記青色成分信号から輝度信号を生成する第1のステップと、
上記輝度信号に基づいて、上記画像内の上記輪郭部分及び当該輪郭部分における画素間の輝度変化の大きさを検出する第2のステップと、
当該検出した上記輪郭部分における画素間の輝度変化の大きさと、自然画像で生じるであろう振幅の絶対値よりも大きく、かつ文字部分又は図形部分で生じるであろう振幅の絶対値より小さくなるように選定される所定の基準レベルとを大小比較する第3のステップと、
当該比較結果に応じて、上記輝度変化の絶対値の大きさが上記基準レベルの絶対値よりも小さい上記輪郭部分を選択的に上記強調処理するように、上記赤色成分信号、上記緑色成分信号及び上記青色成分信号に対して所定の信号処理を施す第4のステップと
を有する画像処理方法。 - 上記第2のステップでは、
上記輝度信号に基づいて、当該輝度信号の信号レベルの変化に応じたレベルで振幅する輪郭検出信号を生成するようにして、上記画像内の上記輪郭部分及び当該輪郭部分における画素間の輝度変化の大きさを検出し、
上記第3のステップでは、
上記輪郭検出信号の信号レベルと、上記基準レベルとを大小比較し、
上記第4のステップでは、
上記信号処理として、上記輪郭検出信号の信号レベルの絶対値が上記基準レベルの絶対値よりも小さい期間のみ、上記赤色成分信号、上記緑色成分信号及び上記青色成分信号にそれぞれ上記輪郭検出信号を加算する
請求項3に記載の画像処理方法。
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