JP2001122926A - 光学材料用単量体組成物、合成樹脂製レンズの製造方法及びレンズ - Google Patents

光学材料用単量体組成物、合成樹脂製レンズの製造方法及びレンズ

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JP2001122926A
JP2001122926A JP30831099A JP30831099A JP2001122926A JP 2001122926 A JP2001122926 A JP 2001122926A JP 30831099 A JP30831099 A JP 30831099A JP 30831099 A JP30831099 A JP 30831099A JP 2001122926 A JP2001122926 A JP 2001122926A
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克佳 田中
Takanori Fujita
隆範 藤田
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08F222/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a carboxyl radical and containing at least one other carboxyl radical in the molecule; Salts, anhydrides, esters, amides, imides, or nitriles thereof
    • C08F222/10Esters
    • C08F222/1006Esters of polyhydric alcohols or polyhydric phenols
    • C08F222/102Esters of polyhydric alcohols or polyhydric phenols of dialcohols, e.g. ethylene glycol di(meth)acrylate or 1,4-butanediol dimethacrylate
    • C08F222/1025Esters of polyhydric alcohols or polyhydric phenols of dialcohols, e.g. ethylene glycol di(meth)acrylate or 1,4-butanediol dimethacrylate of aromatic dialcohols

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屈折率、アッベ数が高く、しかも低比重、染
色性、耐熱性、耐衝撃性等の諸特性に優れた合成樹脂製
レンズを得るための光学材料用単量体組成物、型離れが
良く歪みの少ない均質な合成樹脂製レンズが得られる製
造方法及び合成樹脂製レンズを提供する。 【解決手段】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、 R1は水素原子又はメチル基を示し、Phはフ
ェニレン基を示し、x、zは同一又は異なる1〜5の整
数を示し、yは0又は1を表す。)で示されるジ(メ
タ)アクリレート5〜50重量%と、ジビニルベンゼン
又はジビニルビフェニル5〜40重量%と、3−イソプ
ロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネ−ト1
0〜50重量%と、ポリチオール10〜40重量%と、
α−メチルスチレンダイマー0.01〜5重量%とを含
有する光学材料用単量体組成物、合成樹脂製レンズおよ
びその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屈折率、アッベ数
が高く、しかも低比重、染色性、耐熱性、耐衝撃性等の
諸物性にも優れた合成樹脂製レンズを得るための光学材
料用単量体組成物、均質な合成樹脂製レンズが得られる
製造方法及び合成樹脂製レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光学材料の分野においても、軽量
性、安全性、ファッション性等が益々重視されるように
なり、従来の無機ガラスから合成樹脂へと材料が移行し
てきている。その代表的なものとして、ポリジエチレン
グリコールビスアリルカーボネート(以下、PADCと
略記する。)、ポリメチルメタクリレート(以下、PM
MAと略記する。)、ポリカーボネート(以下、PCと
略記する。)等がよく知られている。しかし、PADC
やPMMAでは低比重、耐衝撃性、染色性等の点では無
機ガラスより優れた性質を有しているが、屈折率の点で
は1.49程度と一般的な無機ガラスの1.52より低
いため、度数が高くなるとレンズのコバを厚くせざるを
えない欠点があった。また、PCでは、屈折率の点では
1.58程度と高いが、アッベ数が29と低く、また成
形法が溶融成形によるため光学異方性や着色等の別の点
で問題があった。
【0003】最近になってかかる欠点を改良するため、
より高屈折率、高アッベ数のプラスチックレンズの提案
がなされている。例えば、特開昭55―13747号公
報ではビスフェノールA誘導体のジメタクリレートとス
チレンとの共重合体、特開昭55−69543号公報で
はハロゲン化ビスフェノールA誘導体のジメタクリレー
トの重合体が開示されている。また、特開昭62−26
7316号公報ではポリイソシアネートとポリチオール
からなるチオウレタン樹脂が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
55―13747号公報に開示された共重合体では、屈
折率が1.55程度と充分満足できるものではなく、特
開昭55−69543号公報に開示された重合体では、
屈折率は1.60程度と高いもののハロゲン化により高
比重、耐候性の低下等の欠点の他に、メタクリレート系
モノマーの重合制御が難しいという問題もあった。ま
た、特開昭62−267316号公報に開示された樹脂
では、比重が高くなり、耐熱性が劣るという欠点の他
に、チオウレタン反応による硬化のため、煩雑な水分管
理や硬化温度の制御が不可欠となる等の問題があった。
本発明の目的は、前述の従来技術の欠点を改善して、屈
折率、アッベ数が高く、しかも低比重、染色性、耐熱
性、耐衝撃性等の諸特性に優れた合成樹脂製レンズを得
るための光学材料用単量体組成物、型離れが良く歪みの
少ない均質な合成樹脂製レンズが得られる簡便な製造方
法及び合成樹脂製レンズを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、下記一般
式(1)
【0006】
【化2】 (式中、 R1は水素原子又はメチル基を示し、Phはフ
ェニレン基を示し、x、zは同一又は異なる1〜5の整
数を示し、yは0又は1を表す)で示されるジ(メタ)
アクリレート5〜50重量%と、ジビニルベンゼン又は
ジビニルビフェニル5〜40重量%と、3−イソプロペ
ニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネ−ト10〜
50重量%と、ポリチオール10〜40重量%と、α−
メチルスチレンダイマー0.01〜5重量%とを含有す
る光学材料用単量体組成物である。第2の発明は、第1
の発明の光学材料用単量体組成物にラジカル重合開始剤
と硬化剤としてのアミン系触媒又は有機金属触媒を添加
した後、硬化させることを特徴とする合成樹脂製レンズ
の製造方法である。第3の発明は、第2の発明により得
られた屈折率が1.55以上で、アッベ数が30以上で
ある合成樹脂製レンズである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で用いる一般式(1)で示
されるジ(メタ)アクリレート(以下、ジ(メタ)アク
リレートと略記する。またジ(メタ)アクリレートと
は、ジメタクリレート又はジアクリレートを意味してい
る。)において、式中R1は水素原子又はメチル基を示
し、 x、zは同一又は異なる1〜5の整数、好ましく
は1〜3の整数である。6以上になると樹脂の屈折率や
耐熱性が著しく低下する。
【0008】前記ジ(メタ)アクリレートとしては具体
的には、例えば2,2−ビス(4−メタクリロキシエト
キシフェニル)プロパン、2,2−ビス[4−(2−メ
タクリロキシエトキシ)エトキシフェニル]プロパン、
2,2−ビス[4−(2−メタクリロキシエトキシ)ジ
エトキシフェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(2
−メタクリロキシエトキシ)トリエトキシフェニル]プ
ロパン、2,2−ビス[4−(2−メタクリロキシエト
キシ)テトラエトキシフェニル]プロパン、2,2−ビ
ス[4−(2−メタクリロキシエトキシカルボニルオキ
シ)フェニル]プロパン、2,2−ビス{4−[(2−
メタクリロキシエトキシ)エトキシカルボニルオキシ]
フェニル}プロパン、2,2−ビス(4−アクリロキシ
エトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス[4−(2
−アクリロキシエトキシ)エトキシフェニル]プロパ
ン、2,2−ビス[4−(2−アクリロキシエトキシ)
ジエトキシフェニル]プロパン、2,2−ビス[4−
(2−アクリロキシエトキシ)トリエトキシフェニル]
プロパン、2,2−ビス[4−(2−アクリロキシエト
キシ)テトラエトキシフェニル]プロパン、2,2−ビ
ス[4−(2−アクリロキシエトキシカルボニルオキ
シ)フェニル]プロパン、2,2−ビス{4−[(2−
アクリロキシエトキシ)エトキシカルボニルオキシ]フ
ェニル}プロパン等が挙げられる。これらは1種又は2
種以上の混合物で使用することができる。
【0009】ジ(メタ)アクリレートの光学材料用単量
体組成物中に占める割合は、5〜50重量%、好ましく
は15〜45重量%の範囲で用いられ、5重量%未満で
は樹脂の耐衝撃性、染色性を付与する効果が十分得られ
ず、50重量%を超えると屈折率が低下する。
【0010】本発明で用いるジビニルベンゼン又はジビ
ニルビフェニルの光学材料用単量体組成物中に占める割
合は、5〜40重量%、好ましくは7〜30重量%の範
囲であり、5重量%未満では樹脂の屈折率を向上させ、
耐熱性を付与する効果が十分得られず、40重量%を超
えると耐衝撃性が低下する傾向にある。これらは単独又
は混合して用いることができる。
【0011】本発明に用いる3−イソプロペニル−α,
α−ジメチルベンジルイソシアネ−トのプラスチック光
学材料用単量体組成物中に占める割合は、10〜50重
量%、好ましくは20〜40重量%の範囲で用いられ、
10重量%未満では樹脂の屈折率を向上させ、急激な重
合反応の制御をする効果が十分得られず、50重量%を
超えると硬化不良を起こす。
【0012】本発明に用いるポリチオールとしては具体
的には、例えば、エタンジチオール、ジエチレンチオグ
リコール、トリエチレンチオグリコール、ペンタエリス
リトールテトラキスメルカプトプロピオネート、ペンタ
エリスリトールテトラキスチオグリコレート等を挙げる
ことができ、1種又は2種以上の混合物で使用すること
ができる。ポリチオールの光学材料用単量体組成物中に
占める割合は、10〜40重量%、好ましくは15〜3
0重量%の範囲で用いられ、10重量%未満では3−イ
ソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネ−
トと反応しウレタン結合を形成し、樹脂の屈折率を向上
させる効果が十分得られず、40重量%を超えると硬化
不良、耐候性が低下する。
【0013】本発明に用いるα−メチルスチレンダイマ
ーは、前記単量体組成物の急激な硬化反応を抑え、型離
れが良く歪みの少ない均質な樹脂を得るために、0.0
1〜5重量%の範囲で用いられ、0.01重量%未満で
はその効果が不十分であり、5重量%を超えると硬化不
良が著しくなり樹脂のレンズとしての性能が低下する。
【0014】本発明の光学材料用単量体組成物中には、
前記5成分を必須成分としているが、他に前記単量体と
共重合可能な他のビニルモノマーを含ませることができ
る。他のビニルモノマーとしては、例えばスチレン、ハ
ロゲン核置換スチレン、メチル核置換スチレン、ビニル
ナフタレン、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フ
ェニル(メタ)アクリレート、2ーヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、各種ウレタンポリ(メタ)アクリレート、ジアリル
フタレート、グリセロイル(メタ)アクリレート、(メ
タ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸アミド、N,N−
ジメチルアクリルアミド等が挙げられる。それらの1種
又は2種以上の混合モノマーが必要な屈折率に応じて適
宜選択し使用することができる。
【0015】本発明の合成樹脂製レンズは、前記光学材
料用単量体組成物にラジカル重合開始剤と硬化剤として
のアミン系触媒又は有機金属触媒を添加し、硬化させて
製造することができる。前記ラジカル重合開始剤は、ビ
ニルモノマーを硬化させるために用いられ、具体的に
は、例えば過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、ジイ
ソプロピルペルオキシジカーボネート、n−プロピルペ
ルオキシジカーボネート、t−ブチルペルオキシ−2−
エチルヘキサノエート、t−ブチルペルオキシピバレー
ト、t−ブチルペルオキシネオデカノエート、t−ブチ
ルペルオキシイソブチレート、アゾビスイソブチロニト
リル、アゾビスジメチルバレロニトリル等が挙げられ
る。これらの1種又は2種以上を混合して用いることが
できる。重合開始剤の添加量は、プラスチック光学材料
用単量体組成物に対して、通常0.01〜10重量%、
好ましくは0.1〜5重量%の範囲である。0.01重
量%未満では硬化が不十分であり、10重量%を超える
と硬化物に歪みが入る傾向にある。
【0016】また前記アミン系触媒ないし有機金属触媒
は、3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイ
ソシアネ−トとジチオールの付加重合のために用いられ
る。アミン系触媒としては具体的には、例えばトリエチ
レンジアミン、トリエチレンアミン、ピリジン、1,8
−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7、1,
8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7塩等
が挙げられ、有機金属触媒としては、例えばジブチルチ
ンジラウレート等が挙げられる。アミン系触媒ないし有
機金属触媒の添加量は、プラスチック光学材料用単量体
組成物に対して、通常1〜1000ppm、好ましくは
10〜300ppmの範囲である。
【0017】また、本発明の光学材料用単量体組成物中
には、前記各成分以外にも例えば紫外線吸収剤、酸化防
止剤、着色剤、離型剤、界面活性剤、抗菌剤等の添加剤
を通常使用する範囲で用いることができる。
【0018】本発明の合成樹脂製レンズの製造方法は、
例えば前記光学材料用単量体組成物中にラジカル重合開
始剤と硬化剤を添加した後、所望のレンズ形状の金属
製、ガラス製、プラスチック製等の金型に注入し、加熱
硬化する。その後、脱型することによって得ることがで
きる。得られた硬化物は、無色透明で、溶媒に不溶の架
橋型の樹脂である。硬化の条件としては、重合温度が3
0〜100℃、好ましくは該温度範囲で昇温を行い、重
合時間が5〜72時間、好ましくは10〜36時間であ
る。脱型後、さらに窒素又は空気雰囲気下、80〜12
0℃の温度で1〜5時間アニーリング処理することが望
ましい。また他の方法としては、硬化物から直接所望の
レンズ形状に切削加工して得ることもできる。本発明の
合成樹脂製レンズは、通常、前記方法により得たものを
そのまま用いることができるが、必要に応じて表面硬度
を向上させるためのハードコート処理、ファッション性
を付与するための分散染料やフォトクロミック染料によ
る着色処理を行うこともできる。
【0019】
【発明の効果】本発明の合成樹脂製レンズは、屈折率が
1.55以上で、アッベ数が30以上の高い光学特性を
有し、しかも比重が1.3以下と低比重であり、さらに
レンズに要求される染色性、耐熱性、耐衝撃性等の諸物
性にも優れている。また、本発明の製造方法によれば、
急激な硬化反応を抑制して型離れが良く歪みの少ない均
質な合成樹脂製レンズを歩留まり良く製造することがで
きる。このため、レンズ厚さがより薄く、より軽量な高
性能合成樹脂製レンズを簡便な方法で比較的安価に提供
することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により詳細
に説明する。 実施例1〜5 表1に示される割合の原料混合物500gに、硬化剤と
してt−ブチルペルオキシネオデカノエートを10gと
1、8−ジアザビシクロ(5、4、0)ウンデセン−7
を100ppm添加し撹拌混合した。その配合物を、度
数−3用の直径7cmの2枚のガラス製型とエチレン−
プロピレンラバー製ガスケットからなる10個の金型に
注入した。その後、硬化反応はプログラム温度コントロ
ーラー付熱風恒温槽中で、30℃から100℃まで18
時間かけて昇温し、100℃で2時間保持した後、40
℃まで2時間かけて冷却した。硬化後脱型した円盤状の
樹脂は、さらに2時間100℃でアニーリング処理を行
った。得られた合成樹脂板は、下記に従い各種試験を行
い、その結果を表1に示した。
【0021】
【表1】
【0022】なお、表中の略記号は次の通りである。 BPE−2E;2,2−ビス(4−メタクリロキシエト
キシフェニル)プロパン BPE−4E;2,2−ビス[4−(2−メタクリロキ
シエトキシ)エトキシフェニル]プロパン BPE−6E;2,2−ビス[4−(2−メタクリロキ
シエトキシ)ジエトキシフェニル]プロパン A−BPE−4;2,2−ビス[4−(2−アクリロキ
シエトキシ)エトキシフェニル]プロパン HE−BP;2,2−ビス[4−(2−メタクリロキシ
エトキシカルボニルオキシ)フェニル]プロパン DVB;ジビニルベンゼン DVBP;ジビニルビフェニル TMI;3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジ
ルイソシアネ−ト EDT;2,2’−チオジエタンチオール ETT;ジメルカプトトリエチレンジスルフィド ETRT;トリエチレンチオグリコール ST;スチレン MSD;α−メチルスチレンダイマー VN;ビニルナフタレン
【0023】また得られた樹脂板の性能評価は、下記の
各試験方法により行った。 (1)屈折率及びアッベ数 アタゴ製アッベ屈折計を用い25℃で、硬化樹脂板から
1cm×1.5cmの試験片を切り出して屈折率及びア
ッベ数を測定した。 (2)比重 JIS K 7112に従い、25℃で試験片を水中置換
法により比重(g/cm3)測定した。
【0024】(3)耐衝撃性 重量16gのスチール製ボールを127cmの高さから
樹脂板上に自然落下させて、破損のないものを○とし
た。 (4)耐熱性 樹脂板から1cm×4cmの板を切り出し、東洋ボール
ドウィン社製レオバイブロンにより動的粘弾性を測定
し、そのtanδの最大を示す温度をガラス転移温度
(Tg)として耐熱性の指標とした。 (5)染色性 試験片をブラウン色の染色浴中に92℃で10分浸漬
し、染色後の光線透過率を朝日分光(株)製視感度透過
率測定器で測定した。 (6)型離れ レンズ表面に蛍光燈光を当て型離れの有無を目視により
検査し、レンズ10枚中型離れ箇所の認められない合格
レンズの数を調べた。 (7)歪み 偏光試験機によりレンズの歪みを検査し、レンズ10枚
中歪みの認められない合格レンズの数を調べた。
【0025】比較例1〜5 α−メチルスチレンダイマーを用いない以外実施例1〜
5と同様に硬化を行い、前記物性試験を行った。結果を
表2に示した。
【0026】
【表2】
【0027】表中の略記号は表1と同じである。表1と
表2の結果から、α−メチルスチレンダイマーを用いた
本発明の実施例1〜5では、比較例1〜5に比べて、急
激な硬化反応が抑制され型離れが良く歪みの少ない均質
な合成樹脂製レンズが歩留まり良く得られることがわか
る。
【0028】比較例6〜8 市販のポリジエチレングリコールビスアリルカーボネー
ト(PADC)、ポリメチルメタクリレート(PMM
A)、ポリカーボネート(PC)製の2mm板から試験
片を切り出し、実施例1と同様に物性評価の試験を行っ
た。これらの結果を表3に示した。
【0029】
【表3】
【0030】表1と表3の結果から、実施例のものは、
比較例6〜8の合成樹脂と比較して高屈折率、高アッベ
数、低比重を兼ね備えており、合成樹脂製レンズとして
総合的に優れていることがわかる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 212/36 C08F 212/36 290/06 290/06 G02B 1/04 G02B 1/04 Fターム(参考) 4J011 BB01 BB02 BB10 GA05 GB07 GB09 4J027 AA01 AC03 AC07 BA05 BA17 BA18 CB04 CC02 CD04 4J100 AB01S AB07R AB15Q AB16Q AL66P BA08P BA15P BA42R BC45P CA06 DA63 JA33

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、 R1は水素原子又はメチル基を示し、Phはフ
    ェニレン基を示し、x、zは同一又は異なる1〜5の整
    数を示し、yは0又は1を表す。)で示されるジ(メ
    タ)アクリレート5〜50重量%と、ジビニルベンゼン
    又はジビニルビフェニル5〜40重量%と、3−イソプ
    ロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネ−ト1
    0〜50重量%と、ポリチオール10〜40重量%と、
    α−メチルスチレンダイマー0.01〜5重量%とを含
    有する光学材料用単量体組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光学材料用単量体組成
    物にラジカル重合開始剤と硬化剤としてのアミン系触媒
    又は有機金属触媒とを添加した後、硬化させることを特
    徴とする合成樹脂製レンズの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の製造方法で得られた屈
    折率が1.55以上で、アッベ数が30以上である合成
    樹脂製レンズ。
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