JPH0680740A - 高屈折率を有する有機ガラス - Google Patents

高屈折率を有する有機ガラス

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JPH0680740A
JPH0680740A JP5124301A JP12430193A JPH0680740A JP H0680740 A JPH0680740 A JP H0680740A JP 5124301 A JP5124301 A JP 5124301A JP 12430193 A JP12430193 A JP 12430193A JP H0680740 A JPH0680740 A JP H0680740A
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JP
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acrylate
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resin
meth
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JP5124301A
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Alberto Greco
グレコ アルベルト
Daniele Girelli
ジレリ ダニエル
Claudio Gagliardi
ガリアルディ クラウディオ
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Enichem Sintesi SpA
Original Assignee
Enichem Sintesi SpA
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    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/04Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics
    • G02B1/041Lenses
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F283/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers provided for in subclass C08G
    • C08F283/006Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers provided for in subclass C08G on to polymers provided for in C08G18/00
    • C08F283/008Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers provided for in subclass C08G on to polymers provided for in C08G18/00 on to unsaturated polymers

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ラジカルによって重合することができる液状
組成物であって、アクリレート及び/又はメタクリレー
ト及び/又はスチレン型の反応性化合物1種以上で希釈
した構造式(I)で表されるウレタン樹脂を基本的に含
む液状組成物。 【化1】 (式中、Rは炭素原子2−19個及びイオウ又は酸素原
子1又は2個を含有するグリコール、ポリオール、ポリ
チオール、ジメルカプタンのアルキル又はシクロアルキ
ル残基であり、R1 、R2 及びR3 は同一又は異なり、
H又はCH3 であり、Xは酸素又はイオウ原子であり、
nは2又は3の整数である。) 【効果】 この組成物は高屈折率と共に高い透明性と硬
さ及び優れた加工性が特徴の有機ガラスに架橋すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクリレート及び/又
はメタクリレート及び/又はスチレン型の反応性化合物
1種以上で希釈したウレタン樹脂を含み、高屈折率を有
する有機ガラスに架橋することができる液状組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】アクリル、ポリスチレン樹脂に基づくあ
るいはポリカーボネート又はその混合物に基づく有機組
成物の架橋によって得られた有機ガラスは、当業界で既
に知られている。このガラスは、主として光学製品の製
造に用いられ、より容易に得ることができる点で無機ガ
ラスの代替品であり、広範囲の高分子組成物が入手でき
ることや比量が小さいために、種々の用途に適した種々
の特性を有する。有機ガラスの特徴の中でも、耐衝撃
性、脆くないこと及びそれが得られる樹脂の成形性が最
も重要である。この分野での技術は、材料の獲得と同時
にますます複雑で欠点のない材料を要求しているために
開発が続いている。例えばポリオールのポリ(アリルカ
ーボネート)のラジカル重合の生成物を含み、光学製品
の製造に用いた有機ガラスが技術上知られている(イタ
リア特許第 21327A/90号) 。しかし、これらの材料の屈
折率はかなり低く、ジオプトリの高いレンズの製造やこ
の特徴が重要で不可欠な他の製品にはあまり適さない。
高屈折率と共に有機ガラスに通常必要とされる他の特性
は、透明性、硬さ及び加工性である。この一連の特性を
有する光学ガラスの製造は、技術上の目標の1つである
が、まだ十分には解決されていない。高屈折率nD 20
有する最低値が1.50より高い有機ガラスの製造に適
した種々の高分子組成物がこの10年間で提案されてい
る。これらの中で多数の組成物は光学ガラスに架橋する
のに適切な不飽和を含むウレタン樹脂に基づくものであ
る。スチレン化合物で希釈した(メタ)アクリレートウ
レタン樹脂は、例えば日本特許第 6011513号(カナダ特
許第 103 23288号、85年)で特許が請求されている。こ
れらは下記構造を有している。
【0003】
【化4】
【0004】これらの樹脂は20℃で測定した屈折率が
1.55より高い(nD 20>1.55)が、その複雑さ
のために精製することが難しいので光学純度の適切な特
徴をもって合成することが困難であり、同様の理由でこ
れらの樹脂は意図した用途に必要とされる無色であるこ
とが完全ではない。スチレン類で希釈したアクリレート
ウレタン樹脂は、日本特許第60249101号(カナダ特許第
104 187790号、86年)で特許が請求されている。これら
は下記構造で表されている。
【0005】
【化5】
【0006】しかしながら、これらの樹脂も高屈折率を
有するが、反応性希釈剤中でヘキサメチレンジイソシア
ネートとビスフェノール-Aモノアクリレートとを一般に
レンズ製造業者に受け入れられない二成分系で反応させ
て得られるという欠点がある。アクリレートウレタン樹
脂は、欧州特許第441383号( カナダ特許第 46351号、92
年)に記載されており、下記構造を有している。
【0007】
【化6】
【0008】ジメタクリレートと混合し、メタクリレー
トで40重量%まで希釈したこの樹脂は、架橋後、屈折
率nD 20約1.54を有する有機ガラスを製造してい
る。これらの樹脂の成形性は良好であるが、上記で示し
たように屈折率が不十分である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、上記
公知技術の欠点を克服する有機ガラスを供給することが
できる新規な架橋用液状組成物に関する。
【0010】
【課題を解決するための手段】実際に、驚くべきこと
に、スチレン型の不飽和を有するウレタン樹脂を基本的
に含み、樹脂自体とフリーラジカルによって架橋するこ
とができるアクリレート及び/又はメタクリレート及び
/又はスチレン型の反応性化合物1種以上で希釈した液
状組成物が、熱架橋あるいはラジカル開始剤で促進した
後、高屈折率と同時に高い透明性と硬さが特徴の有機ガ
ラスを製造することを見出した。上記処方はまた、優れ
た成形性及び低粘度の特徴も示す。これによれば、本発
明の第1態様は、ラジカルによって重合することができ
る液状組成物であって、アクリレート及び/又はメタク
リレート及び/又はスチレン型の反応性化合物1種以上
で希釈した構造式(I)で表されるガラス質又は粘稠液
としてのウレタン樹脂を基本的に含む液状組成物に関す
る。
【0011】
【化7】
【0012】(式中、Rは炭素原子2−30個及び/又
はイオウ原子1−3個及び/又は酸素原子1−6個及び
/又は例えば塩素又は臭素のようなハロゲン原子1−4
個、好ましくは炭素原子2−19個及びイオウ又は酸素
原子1又は2個を含有するグリコール、ポリオール、ジ
メルカプタン、ポリチオールのアルキル、アルキレン、
シクロアルキル、シクロアルキレン、アリールアルキ
ル、アリールオキシアルキル残基であり、R1 、R2
びR3 は同一又は異なり、H又はCH3 であり、Xは酸
素又はイオウ原子であり、nは2又は3の整数であ
る。) 本発明はまた、上記組成物のラジカル架橋によって得ら
れた有機ガラスに関する。好ましい実施態様において
は、nは2の整数であり、Xは酸素原子を表し、Rは下
記構造を有する2価の基を表す。
【0013】
【化8】
【0014】(R1 、R2 及びR3 は同一であり、メチ
ル基を表す。) 樹脂(I)を希釈するアクリレート及び/又はメタクリ
レート及び/又はスチレン型の反応性化合物は、1又は
2個又はこれ以上の不飽和を含む一又は二又は多官能化
合物であることができる。これらは、アクリル酸、メタ
クリル酸及びスチレン化合物の群の高屈折率、低粘度及
び良好な光学特性を有するものから選ばれる。下記生成
物は、アクリレート及び/又はメタクリレート型の反応
性化合物の本発明の目的のための無制限の例である:ベ
ンジル-(メタ)アクリレート、フェニル-(メタ)アクリ
レート、フェノキシエチル-(メタ)アクリレート、シク
ロヘキシル-(メタ)アクリレート及び
【0015】
【化9】
【0016】
【化10】
【0017】スチレン型の反応性化合物の例としては、
次の生成物を挙げることができる:m-ジビニルベンゼ
ン、m-エチルビニルベンゼン、スチレン、α−メチルス
チレン、(o,m,p)-クロロスチレン、(o,m,p)-ブロモスチ
レン、2-イソプロペニル−ナフタレン、ビニルトルエ
ン。これらの反応性化合物は、合成が終結した樹脂に加
えることが好ましい。樹脂(I)を希釈するアクリレー
ト及び/又はメタクリレート及び/又はスチレン型の反
応性化合物の量は、樹脂/反応性希釈剤の重量比が45
/55−90/10であり、スチレン型希釈剤が存在す
る場合には25%以上、好ましくは15%以上を示さな
いような量である。こうして得られた液状処方にラジカ
ル重合開始剤(ペルオキシド又はアゾ化合物)、場合に
よっては安定剤、漂白剤、染料、離型剤等の他の添加剤
を加え、室温に冷却する。ラジカル重合開始剤として
は、例えばベンゾイルペルオキシド、t-ブチルペルオク
トエート、ジシクロヘキシルペルカーボネートのような
ペルオキシド又はペルエステルが含まれる。これらは、
0.01−5重量%、好ましくは0.1−2重量%の割
合で液状処方に加えられる。ペルオキシドに代わるもの
として、アゾビスイソブチロニトリル及びアゾビスイソ
バレロニトリル等のジアゾ誘導体が用いられる。アゾ化
合物が用いられる場合のパーセントは、0.001−
0.5重量%、好ましくは0.01−0.2重量%で変
動する。既に述べたように、染料、UV吸収剤等の他の
添加剤もまた本発明の液状組成物に加えられる。しか
し、これらの割合は比較的少量で、処方の1重量%を超
えず、従って処方は次の主要成分を含む:i)樹脂
(I)、ii) 反応性希釈剤、iii)重合開始剤、iv) 染料
及びUV吸収剤のような他の任意成分。構造式(I)で
表される本発明の組成物の基本的な樹脂は、式(II)
【0018】
【化11】
【0019】(式中、R1 、R2 及びR3 は上で定義し
た意味を有する。)を有するイソシアネート2モルを構
造式(III): HX−R−XH(III) (式中、Xは既に定義したようにイオウ又は酸素原子で
あり、Rは上で定義した意味を有する。)で表されるグ
リコール又はジメルカプタンと反応させることにより容
易に得ることができる。この反応は、通常グリコール又
はチオール(III)を式(II)を有するイソシアネートに加
えるか又はその逆に加えて20−120℃の温度で2−
24時間行われる。(I)の合成反応を促進するため
に、スズの有機金属誘導体、例えばスズジブチルジラウ
レート及び第三アミン又はそれらの組み合わせのような
ウレタンの合成で通常用いられる通常の触媒を用いるこ
とができる(Saunders、Frisch;Polyurethanes Chemist
ry and Technology 、Interscience、New York 1964)。
これらの触媒の量は、通常2試薬(II)と(III) の全量に
対して0.01−1重量%で変動する。
【0020】ラジカル重合開始剤は、スチレン反応性化
合物が用いられる場合にはその重合を避けるために反応
媒体に加えることができる。本発明の組成物に添加し得
る上記添加剤の量は、極めて少量であり、0.001−
1重量%である。ウレタン生成の場合の反応は発熱的で
あり、グリコールをイソシアネートに又はその逆に加え
る間温度を制御する必要がある。好ましい温度範囲は4
0−100℃である。反応はまた、反応性希釈剤又はこ
れらの一部を既に述べたように合成が終結した樹脂に反
応性希釈剤を加えることが好ましい場合でさえも共存さ
せて行うことができる。本発明の組成物を製造するため
に樹脂(I)を希釈するアクリレート及び/又はメタク
リレート及び/又はスチレン型の反応性化合物は市販さ
れており、これは上記ラジカル開始剤にもあてはまる。
本発明の液状組成物は、40−130℃の温度で1−4
8時間以内で熱硬化する。しかしながら、有機ガラスを
得るための本発明の液状組成物の架橋は通常異なる2工
程で行い、第1工程では、架橋されるべき組成物を最終
生成物の形状の金型でラジカル開始剤を半減する時間の
10時間に対応するより数10度低い温度まで加熱す
る。組成物を通常この温度で6−15時間維持する。第
2工程では、組成物を第1工程より30−50℃高い温
度で1−6時間維持する。組成物の架橋は酸素が存在す
ると遅れ、従って処方の正しい硬化には空気を存在させ
ないことを必要とする。
【0021】本特許では、従来の技術と異なり、下記長
所を有するレンズを得ることができる処方について特許
を請求する: a)組成物の用途が特定の芳香族樹脂(I)型により、
高割合の芳香核を含み、これが組成物の基本的化合物を
構成することが好ましい。 b)組成物の成分は全て公知技術にしばしば見出される
高分子副生成物を含むことなく詳細に定義した構造を含
む。この事実は基本的樹脂(I)を80%まで含有する
場合でさえも組成物が特に低粘度である理由である(実
験部分参照)。 c)公知技術の組成物でしばしばあるように使用直前に
異なった2種の混合物を加える必要がない点で組成物は
単成分系である(日本特許第 602449101号; カナダ特許
第104 187790号、86年) 。 d)低レベルの毒性が特徴のイソシアネート(II)を樹脂
(I)の合成で用い、同時に低あるいは安価で且つ市販
で容易に入手しうる化合物を使用する。 e)最後に本発明の組成物の架橋により、良好な透明
性、硬さ及び加工性を有するレンズが得られる。下記実
施例は、本発明を更によく理解するためのものであり、
その実施態様を可能にするものであるが、限定するもの
ではない。
【0022】
【実施例1】下記構造式:
【0023】
【化12】
【0024】を有するジメチル−m−イソプロペニル−
ベンジル−イソシアネート(TMI)20.1g(0.
1モル)、ネオペンチルグリコール5.2g(0.05
モル)、ヒドロキノンモノメチルエーテル5mg及びスズ
ジブチルジラウレート(SnDBL)10mgを機械的攪
拌機、温度計及び窒素バルブを備えた150mlの三つ口
フラスコに入れる。この懸濁液を80℃までの温度でN
CO基(2260cm-1のバンド)のI.R.が約2−3時間
後に消失するまで攪拌する。実際に定量的収量で得られ
た樹脂は、構造(I)を有し、ここでRは次の基を表
す。
【0025】
【化13】
【0026】(R1 、R2 及びR3 は同一であり、−C
3 基を表す。) 得られた樹脂を65℃に冷却し、この温度でフェノキシ
エチルアクリレート(6g)及びジビニルベンゼン
(5.1g)で希釈する。樹脂を希釈剤に溶解した溶液
の温度を45−50℃で維持し、離型ワックス及び開始
剤t-ブチルペルオクトエート0.36g(1重量%)を
加える。こうして得られた液状組成物は、樹脂(I)量
約70重量%を有する。平均真空値(30−50mmHg)
まで脱ガスした後、この溶液は透明で無色であり、次い
でこれを厚さ2mmの2枚のガラスシートの間に入れ、6
7℃で16時間、次に100℃で24時間 Vitonシール
の間で架橋する。このレンズはガラスから完全に取りは
ずすことができ、無色透明であり、下記特徴を有する。 屈折率 = 1.5661 光線透過率 = 91 % アッベ数 = 36.1 ロックウェル硬さ = 98.5 tg = 70℃ 密度 = 1.1336
【0027】
【実施例2】実施例1と同様の手順を用い、TMI(4
0.2g;0.2モル)を4,8−ビス-(ヒドロキシメ
チル)-トリシクロ(5.2.1.02,6 )-デカン(1
9.6g、0.1モル)と反応させて、構造式(I)を
有する樹脂を調製し、ここでRは次の基を表す。
【0028】
【化14】
【0029】(R1 、R2 及びR3 は同一であり、−C
3 基を表す。) 樹脂をフェノキシエチルアクリレート(10g)及びジ
ビニルベンゼン(18.4g)で固形分67%において
希釈する。この溶液を各20gの4分量に分けた後、こ
れに触媒t-ブチルペルオクトエートを可変量で加える。
これらの溶液を加熱サイクル:50−70℃で5時間、
70℃で16時間、70−100℃で2時間、100℃
で1時間に従って架橋する。得られたガラスは下記表で
示した特徴を有する:
【0030】
【表1】 表1 処方No ペルオキシド(w/w%) 光線透過率(%) ロックウェル硬さ 屈折率 ──────────────────────────────────── 2.1 0.4 90.6 112 1.57770 2.2 1.0 90.7 111 1.5757 2.3 2.0 90.6 107 1.5745 2.4 4.0 90.5 100 n.d. ────────────────────────────────────
【0031】
【実施例3】実施例2で詳述したものと同じ構造式を有
する樹脂60gをジビニルベンゼン(18.5g)、ベ
ンジルメタクリレート(4g)及びフェノキシエチルア
クリレート(10g)で固形分65%において希釈す
る。アゾビスイソブチロニトリル(65mg)を液状処方
に加え、これを実施例1で用いたものと同じ金型で、加
熱サイクル:50−65℃で2時間、65℃で16時
間、65−110℃で5時間、110℃で1時間に従っ
て架橋する。得られたレンズは下記特徴を有する: 屈折率 = 1.5765 光線透過率 = 91 % アッベ数 = 34.98
【0032】
【実施例4−15】実施例1と同様の手順を用い、TM
I(ジメチル−m−イソプロペニル−ベンジルイソシア
ネート)及び異種グリコール又はジメルカプタンから出
発して表2で示した種々の樹脂を調製する。次いでこれ
らを種々の希釈剤(表3参照)で希釈し、触媒(表3参
照)を加えた後、有機ガラスに架橋し、これの特徴を表
4に示す。
【0033】
【表2】 表2 実施例 No TMI 式(III) の成分 (g) 型 (g) ─────────────────────────────────── 4 20.1 (HOCH2CH2)2S 6.1 5 8.3 下記式参照 3.18 6 13.58 CH3CH2C(CH2OH)3 3.02 7 8.26 (CH3)2CHCH(OH)C(CH3)2CH2OH 3.00 8 22.4 HOCH2CH=CHCH2OH 5.00 9 16.6 下記式参照 6.4 10 22.4 HOCH2CH=CHCH2OH 5.00 11 16.6 下記式参照 6.4 12 20.1 HOCH2C(CH3)2CH2OH 5.2 13 20.1 HOCH2C(CH3)2CH2OH 5.2 14 10.04 下記式参照 15.81 15 10.04 下記式参照 15.81 16 40.4 HOCH2CH2SCH2CH2OH 12.2 17 40.4 HOCH2CH2SCH2CH2OH 12.2 18 40.4 HOCH2CH2SCH2CH2OH 12.2 19 40.4 HOCH2CH2SCH2CH2OH 12.2 20 20.1 下記式参照 15.8 ─────────────────────────────────── TMI:ジメチル-m- イソプロペニル- ベンジル- イソシ
アネート
【0034】
【化15】
【0035】
【表3】 表3 実施例 No 樹脂 (重量%) 反応成分 (重量%) tBPO (重量%) ──────────────────────────────────── 4 70 DVB 16 PEA 14 1 5 67 DVB 16 PEA 17 1.5 6 75 DVB 12 PEA 13 1.4 7 67 DVB 16 PEA 17 1.5 8 63 DVB 11 PEA 26 1 9 66 DVB 18 BzMA 16 1.5 10 71 DVB 12 BzMA 17 1 11 67 DVB 16 CHMA 17 1.5 12 65 DVB 14 BzMA 21 1.2 13 66 DVB 14 CHMA 20 1.3 14 65.5 DVB 18.5 BzMA 16 1.3 15 60 DVB 15 PEA 25 1.5 16 62 DVB 26 BzMA 12 1.2 17 60 EGDH 14.5 BzMA 14.5 1.1 18 61 DVB 13 BzMA 26 1.1 19 69 NPGDA 18 BzMA 13 1.5 20 61 DVB 16 BzMA 23 1 ──────────────────────────────────── DVB ジビニルベンゼン; PEA フェノキシエチルアクリレ
ート; BzMA ベンジルメタクリレート; CHMA シクロヘ
キシルメタクリレート; tBPO t-ブチルペルオクトエー
ト; EGDH エチレングリコール−ジメタクリレート; NP
GDA ネオペンチル−グリコールジアクリレート。
【0036】
【表4】 表4 実施例 No 屈折率 アッベ数 ロックウェル硬さ 光線透過率(%) ──────────────────────────────────── 4 1.5818 33.9 94 89.6 5 1.5705 33.75 109 87.8 6 1.5705 33.75 110 87 7 1.5504 34.54 93 90 8 1.5783 33.88 103 = 9 1.5755 33.84 116 90 10 1.5750 34.94 109 89.8 11 1.5665 34 117 89.4 12 1.5667 33.68 106 91.2 13 1.5560 37.34 = 91.3 14 1.5985 31.35 117 89.3 15 1.5970 32.21 110 88.9 16 1.5866 32.01 107 91.1 17 1.5668 37.5 104 89.0 18 1.5807 35.05 102 88.0 19 1.5610 37.39 100 88.3 20 1.5854 32.95 115 90.2 ────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラウディオ ガリアルディ イタリア ミラン サン ドナート ミラ ネーゼ ヴィア エルレ モランディ 11 エ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジカルによって重合することができる
    液状組成物であって、アクリレート及び/又はメタクリ
    レート及び/又はスチレン型の反応性化合物1種以上で
    希釈した構造式(I)で表されるウレタン樹脂を基本的
    に含む液状組成物。 【化1】 (式中、Rは炭素原子2−19個及びイオウ又は酸素原
    子1又は2個を含有するグリコール、ポリオール、ポリ
    チオール、ジメルカプタンのアルキル又はシクロアルキ
    ル残基であり、R1 、R2 及びR3 は同一又は異なり、
    H又はCH3 であり、Xは酸素又はイオウ原子であり、
    nは2又は3の整数である。)
  2. 【請求項2】 nが2の整数であり、Xが酸素原子を表
    し、Rが下記構造の1種を有する2価の基を表す請求項
    1記載の液状組成物。 【化2】 (R1 、R2 及びR3 は同一であり、メチル基を表
    す。)
  3. 【請求項3】 樹脂(I)を希釈するアクリレート及び
    /又はメタクリレート型の反応性化合物が1又は2個又
    はこれ以上の不飽和を含む一又は二又は多官能化合物で
    あることができ、アクリル酸及び/又はメタクリル酸化
    合物の群に属するものから選ばれる請求項1記載の液状
    組成物。
  4. 【請求項4】 アクリル酸及び/又はメタクリル酸化合
    物が次の群:ベンジル-(メタ)アクリレート、フェニル
    -(メタ)アクリレート、フェノキシエチル-(メタ)アク
    リレート、シクロヘキシル-(メタ)アクリレート、(イ
    ソボルニル-(メタ)アクリレート)、(2-ナフチル-(メ
    タ)アクリレート)、(o,m,p)フェニレン−ジ(メタ)
    アクリレート)、メチルチオ-(メタ)アクリレート、チ
    オジエチレン−ジ(メタ)アクリレート、ジエチレング
    リコール−ジ(メタ)アクリレートに属するものから選
    ばれることが好ましい請求項3記載の液状組成物。
  5. 【請求項5】 スチレン型の反応性化合物が次の群:m-
    ジビニルベンゼン、m-エチルビニルベンゼン、スチレ
    ン、α−メチルスチレン、(o,m,p)-クロロスチレン、
    (o,m,p)-ブロモスチレン、2-イソプロペニル−ナフタレ
    ンに属するものから選ばれることが好ましい請求項1記
    載の液状組成物。
  6. 【請求項6】 樹脂(I)を希釈するアクリレート及び
    /又はメタクリレート及び/又はスチレン型の反応性化
    合物の量が樹脂/反応性希釈剤重量比45/55−90
    /10のような量である請求項1記載の液状組成物。
  7. 【請求項7】 樹脂(I)を希釈するアクリレート及び
    /又はメタクリレート及び/又はスチレン型の反応性化
    合物の量がスチレン型希釈剤が25%を超えないような
    量である請求項6記載の液状組成物。
  8. 【請求項8】 ラジカル重合開始剤0.01−5重量%
    を含む請求項1記載の液状組成物。
  9. 【請求項9】 場合によっては染料及び/又はUV吸収
    剤のような他の添加剤を1重量%まで含んでもよい請求
    項1記載の液状組成物。
  10. 【請求項10】 構造式: 【化3】 (式中、R1 、R2 及びR3 は上で定義した意味を有す
    る。)を有するイソシアネート2モルを構造式HX−R
    −XH(III)(式中、Xはイオウ又は酸素原子であり、
    Rは上で定義した意味を有する。)で表されるグリコー
    ル又はジメルカプタンと反応させる請求項1記載の構造
    式(I)で表される樹脂の調製。
  11. 【請求項11】 ジイソシアネート(II) とグリコール
    又はジメルカプタン(III) との反応がグリコール又はチ
    オ(III) をイソシアネート(II)に加えるか又はその逆に
    加えることにより行われる構造式(I)で表される樹脂
    の請求項10記載の調製。
  12. 【請求項12】 ジイソシアネート(II) とグリコール
    又はジメルカプタン(III) との反応が20−120℃の
    温度で2−24時間行われる構造式(I)で表される樹
    脂の請求項10記載の調製。
  13. 【請求項13】 ジイソシアネート(II) とグリコール
    又はジメルカプタン(III) との反応が2試薬の全量に対
    して0.01−1重量%である少量のスズジブチルジラ
    ウレートの共存下で行われる構造式(I)で表される樹
    脂の請求項10記載の調製。
  14. 【請求項14】 請求項1−9記載の組成物を金型中で
    架橋して得られた光学ガラス。
  15. 【請求項15】 請求項1−9記載の組成物を金型中で
    架橋して得られた光学レンズ。
JP5124301A 1992-05-26 1993-05-26 高屈折率を有する有機ガラス Pending JPH0680740A (ja)

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