JPS63235332A - 光学用素子 - Google Patents

光学用素子

Info

Publication number
JPS63235332A
JPS63235332A JP62069147A JP6914787A JPS63235332A JP S63235332 A JPS63235332 A JP S63235332A JP 62069147 A JP62069147 A JP 62069147A JP 6914787 A JP6914787 A JP 6914787A JP S63235332 A JPS63235332 A JP S63235332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substituted
group
refractive index
residue
polymerizable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62069147A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0353329B2 (ja
Inventor
Youichirou Takenoshita
洋一朗 竹ノ下
Haruo Yoshida
晴雄 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP62069147A priority Critical patent/JPS63235332A/ja
Priority to EP19880302572 priority patent/EP0284374A3/en
Priority to US07/172,178 priority patent/US5047576A/en
Publication of JPS63235332A publication Critical patent/JPS63235332A/ja
Publication of JPH0353329B2 publication Critical patent/JPH0353329B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕  7 本発明は、光学用素子に関し、特に耐光性の優れた屈折
率が1.51〜1.53で、かつアラ々数が50以上の
光学用素子に関する。
〔従来の技術〕
無機ガラスは、その浸れた透明性、硬さ、キズのつきに
くさ、耐候性などの特徴を生かして従来多くの用途に使
用されてきたが1反面脆く1割れ易く2重いという欠点
を有している。一方、有機ガラスは、無機ガラスにはな
い軽さ、安全性、加工性、染色性等の利点を有しておシ
、現在、ポリメチルメタクリレート、?リカーRネート
、ジエチレングリコ−ルビ・スアリルカーゼネートの重
合体が利用されている。とられけ眼鏡レンズのごとき用
途では、軽さ、安全性(割れにくい)の点から有機ガラ
スに対する期待は極めて大きいものがある。しかし、ジ
エチレングリコールビアリルカー&ネートの重合体は屈
折率が低く(屈折率1.499)、無機ガラスのレンズ
に比べ肉厚にならざるを得ないという欠点を有している
この欠点を改善するため、屈折率の高い樹脂を用いる試
みがなされている。しかし屈折率の太きいポリスチレン
(屈折率1.59)、ポリカー>dネート(屈折率1.
59 )等は、熱可塑性樹脂であり。
主として射出成形によって成形するため、成形時の歪が
残シ易く、また耐溶剤性に劣るという欠点を有している
これらの成形材料及び成形方法に伴なう欠点を克服する
方法として、芳香環及び/または・・口rンを分子構造
単位として有する単量体を含む組成物を注型重合するこ
とによって屈折率の高い樹脂を得る方法が提案されてい
る。これらの例としては、例えば特開昭57−2811
5号公報、同57−28116号公報、同59−184
210号公報、同60−7314号公報、同60−17
9406号公報、同60−217301号公報、同60
−486514号公報。
同60−166307号公報、同60−103301号
公報等をあげることができる。
しかしながら、これらの方法によって得られる高屈折率
樹脂は、耐光性に乏しく、屋外に長時間曝露されると、
陽光により、黄〜褐色に着色するという欠点を有する。
この欠点は、眼鏡レンズ等の無着色性を要求される用途
に訃いては、その商品価値が損なわれる一宅ととなる。
更に劣化が激しい場合には、樹脂の表面に亀裂が入った
り、雲り。
白化等を引き起こすこともある。
この欠点+d 、紫外線吸収剤、酸化防止剤等や添加に
より、ある程度は改善されるものの、芳香環及び/また
はハロゲンを分子構造単位として含まない単量体1例え
ばジエチレングリコールビスアリルカーがネートの重合
体に比較すれば、依然耐光性が劣っている。また、これ
らの添加剤の、添加#が多い場合は、添加剤の重合体か
らの漏出あるいは着色により、光学用素子としての品質
が損われるばかりでなく、ハードコート処理あるい戦マ
ルチコート処理等の二次加工での密着性が悪化する原因
ともなる。
更に、屈折率を高める他の方法として、硫黄化合物を分
子構造単位として導入する試みがなされている。例えば
特開昭57−158213号公報においては、(メタ)
アクリル酸のチオエステルを共重合成分として含む高屈
折率重合体が開示されている。しかしfxから、この方
法によって得られる重合体は、高屈折率であるものの、
熱可塑性重合体であって耐熱性、耐薬品性に乏しい欠点
を有する。また、その他にジフェニルスルホン構造を有
するもの(例えば特開昭57−28118号公報、同5
7−147505号公報、同61−108616号公報
以ジフェニルサルファイド構造を有するもの(例えば特
開昭60−26010号公報)、ジペンノルサルファイ
ド構造を有するもの(例えば特開昭59−164501
号公報)などが提案されている。しかしながら、これら
の方法で示されるモノマーは。
一般に他の液状モノマーとの相溶性が低く、かつ高融点
を示すものが多いため、成形に難点か多いのみならず、
得られた高屈折率樹脂は耐光性に乏しく9着色を起しや
すい欠点を有する。
一方、脂肪族サルファイド化合物は耐光性に優れること
から2例えば低分子のサルファイド化合物は樹脂の酸化
安定剤として使用されておシ、また高分子のサルファイ
ド化合物は窓ガラスのシーリング材等として多用されて
いる。また、ポリエン化合物/ポリチオール化合物をラ
ジカル開始剤あるいは紫外線のごとき、化学的に活性な
エネルギー光線によりラジカル重合させて高分子のサル
ファイド化合物となし、印刷材料、塗料、接着剤。
成形材料等とする技術が報告されている(特公昭53−
28959号公報及び特開昭57−125207号公報
)。
しかしながら、これらの方法において、(メタ)アクリ
ル酸誘導体からなるポリエン化合物を用いた場合、ポリ
エン化合物/ポリチオール化合物からなる組成物は反応
性が高いため、保存安定性に極めて乏しく、かつポリエ
ン化合物のビニル基の単独重合とポリエン化合物/ポリ
チオール化合物のラジカル付加反応が共に進行するため
、ポリチオール化合物のメルカプト基が残存し易い欠点
を有する。この好ましくない反応のため2重合の際の架
橋密度が低下することになり9重合体の硬化不足による
硬度の低下、耐溶剤性の低下2強度の低下などの新たな
問題を引き起す。また前記のごとき、ポリエン化合物/
ポリチオール化合物の反応性の差のために、特に眼鏡レ
ンズのごとき均質。
かつ透明性が要求される分野においては屈折率が微少範
囲で急激に変化するいわゆる「重合斑」が発生し易く、
光学特性あるいは外観が著しく損われる。またこのよう
な欠点は例えば光学用ディスク材料として用いられた場
合、記録−読出しの際の誤動作の原因ともなる。
以上述べたように、ポリエン化合物/ポリチオール化合
物力為らなる組成物を光学材料重合性モノマー組成物と
して使用する場合、貯蔵安定性が不良であり、かつ重合
時の「重合斑」の問題は解決できなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
発明者らは、前記従来技術の欠点を解決するために鋭意
検討した結果、予めポリエン化合物の過剰下に、ポリエ
ン化合物とポリチオール化合物との付加反応を塩基性雰
囲気で行なってプリチオール化合物のメルカプト基を実
質的に消失せしめることにより得られる液状重合性プレ
ポリマー、またはこのプレポリマーと重合性脂肪族多官
能ビニルモノマーとの混合物は、貯蔵安定性が良好であ
り、かつこれらの硬化物からなる光学用素子は。
重合斑のないことを見出し2本発明を達成した。
従って1本発明の目的は9重合斑がなく、耐光性に優れ
た屈折率が1.51〜1.53で、かつアラ々数が50
以上の光学用素子を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によって上記目的を達成し得る光学用素子が提供
される。
即ち9本発明は。
[A]  (1)一般式(1) %式% (式中、R1、R2は同じでも異っていてもよく。
HまたはCH3基を示し、R5は炭素数が2〜20のO
H基を含んでいてもよい置換もしくは無置換の脂肪族多
価アルコール残基または置換もしくは無置換のポリアル
キレンエーテルポリオール残基を示しtmViL〜2の
整数を示す) で表わされるポリエン化合物(■)。
(2)一般式値) R’(SH) 、            (II)(
式中 R4は炭素数が2〜20のOH基を含んでいても
よい置換もしくは無置換の多価脂肪族炭化水素残基を示
し、pは2〜4の整数を示す。)で示されるポリチオー
ル化合物G)及び/または  ′(3)一般式面 R(oc(ca2+、SR)、         (I
D(式中、R5は炭素数が2〜20のOH基を含んでい
てもよい置換もしくは無置換の脂肪族多価アルコール残
基を示し、qは1〜2 + rは2〜4の整数を示す。
) で表わされるポリチオール化合物(2)とをポリエン化
合物(1)のポリチオール化合物(II)及び/または
[相]に対する官能基当量比が2〜10の範囲において
塩基触媒の存在下予め付加反応させて得られる少なくと
も50重i%の液状重合性プレポリマーと〔B〕  多
くとも50重量−の屈折率が1.45以上の重合性脂肪
族多官能ビニルモノマーの混合物の硬化物からなること
を特徴とする光学用素子に関する。
前記一般式(1)で表わされる/IJエン化合物(1)
の代表例としては、エチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシプロピル−1,3−ノ(メタ)アクリレー
ト、1,6−ヘキサンジ(メタ)アクリレート、ネオベ
ンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、dメタエリ
スリトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロミル
ゾロ・ぐントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリス
リトールヘキサ(メタ)アクリレートなどがあげられる
前記一般式ω)で表わされるポリチオール化合物の)の
代表例としては、プロ・臂ンー1,2−ジチオール。
n−ヘキサン−1,6−ジチオール、エタンジチオ−/
l/ 、 ネオにンタンー1,3−ジチオール、グロノ
ヤンー1,3−ジチオール、シクロヘキサン−1,4−
ジチオールなどがあげられる。
また、前記一般式a)で表わされるポリチオール化合物
@)の代表例としては、エチレングリコールノチオグリ
コレート、ジエチレングリコールジチオグリコレート、
トリメチロールプロパントリチオグリコレート、トリメ
チロールプロパンジチオグリコレート、ネオペンチルグ
リコールテトラチオグリコレート、ペンタエリスリトー
ルテトラチオグリコレート、トリメチロールプロパント
リチオプロピオネートなどがあげられる。
ポリエン化合物(1)とポリチオール化合物(If)及
び/または(ff)を付加反応させて液状重合性プレポ
リマーを製造するに際し、ポリエン化合物(1)のポリ
チオール化合物01)及び/または佃)に対する官能基
当量比は、2〜10の範囲内である。官能基当量比が2
より小さいと、化合物の糧類及び組合わせによってはし
ばしばrル化が起るばかりでなく、液状プレポリマーと
して得られても、それを重合して得られる硬化物には重
合斑が発生し易く、かつ耐熱性に乏しい欠点を有する。
一方、官能基当量比が10を越える場合はプレ、4 リ
マー化は容易であるものの、プレポリマーから得られる
硬化物の屈折率は1.51に満たない。
ポリエン化合物(1)とポリチオール化合物(II)及
び/または(6)との・付加反応は、塩基性触媒の存在
下で行なう。
塩基性触媒としては、従来公知の塩基性イオン交換樹脂
、カリウム、t−ブトキサイド、フォスフイン系化合物
、アミン系化合物等全使用することが可能であるが、特
に7才スフィン系化合物またはアミン系化合物が好まし
い。
フォスフイン系化合物の例としては、トリフェニルフォ
スフイン、トリn−ブチルフォスフイン。
トリエチルフォスフイン等があげられる。また。
アミン系化合物の例としては、ピリジン、N、N、−ジ
メチルアニリン、N、N−ジエチルアニリン、トリメチ
ルアミン、トリエチルアミン、トリ(n−プロピル)ア
ミン、トリ(igo−プロピル)アミン、トリ(n−ブ
チル)アミン、トリ(1so−ブチル)アミン、トリ(
5ea−ブチル)アミン、ジメチルエチルアミン、ジエ
チルメチルアミン、トリエタノールアミン、ジメチルエ
タノールアミン。
モノメチルジェタノールアミン、ジエチルアミン等があ
げられる。
これらの塩基性触媒は、単独でも組合わせて用いても良
く、その使用lは使用するポリエン化合物(1)とポリ
チオール化合物(II)及び/または(2)の種類2組
合わせ及び使用量によシ異なるため一概に規定できない
が、ポリエン化合物(1)及びポリチオール化合物(I
f)及び/または@)の総量に対して0.01〜3重量
%、好ましくは0.03〜1重量%である。
塩基性触媒の使用量が0.01重量%未満では。
実質的に触媒の作用を果さず、しばしばポリエン化合物
(1)のビニル基の単独重合が起る。一方、3重量%を
越えて使用しても入電に用いる効果が認められないばか
りでなく2重合の際に着色を起すため好ましくない。
また2反応後の触媒全除去するにしても、除去剤を多量
に必要とすることから却って好ましくない。
ポリエン化合物(I)とポリチオール化合物(I[)及
び/またはa)の付加反応に際し2反応熱除去のために
必要に応じて低沸点の不活性な溶剤9例えば々ンゼン、
テトラハイドロフラン、ジオキサン、エーテルなどを適
当量使用することもできる。
付加反応後、塩基性触媒の除去を必要とする場合は、公
知の吸着、抽出、真空吸引等の方法を次段階の重合に影
響しない範囲内で適用することができる。特に、アミン
系化合物の除去については。
中性、酸性アルミナ、酸性イオン交換樹脂による吸着除
去方法を適用することができ、アミン系化合物が低沸点
のアミン系化合物の場合、真空吸引による除去方法も利
用することができる。
付加反応を行なう際の温度は、ポリエン化合物(1)と
ポリチオール化合物(IO及び/または(至)の組合わ
せ、配合比、あるいは使用する塩基性触媒の種類及び量
によシ異なるため一概には規定できないが2通常は0〜
100℃、好ましくは20〜60℃である。付加反応温
度が100℃を越えても。
使用する塩基性触媒の種類及び量によってはポリエン化
合物(1)のビニル基の単独重合が防止できるものもあ
るが、しばしばrル化を起すので好ましくない。一方、
0℃以下でも付加反応は進むが。
反応速度が遅く、生産上好ましくない。
付加反応に際しては、ポリチオール化合物(n)及び/
または[相]の自動酸化によるジスルフーイドの生成を
防ぐために、付加反応は不活性雰囲気中で行うことが好
ましい。
かくして得られる液状重合性プレポリマーは。
分子末端が重合性ビニル基でキャッピングされた構造を
有し、貯蔵安定性に優れている。さらに。
このプレポリマーは、50〜2000センチポイズの粘
度を有するものであって、ポリエン化合物とポリチオー
ル化合物の仕込みモル比によっては未反応のポリエン化
合物を含んでいる場合もある。
この未反応のポリエン化合物は、必要に応じて除去して
もよいし、またそのまま使用してもさしつかえない。
本発明の光学用素子は、前記液状重合性プレポリマー単
独の硬化物からなるものであってもよいが、本発明の目
的が不当に阻害されない限り、この光学用素子は前記液
状重合性ポリマーと屈折率が1.45以上の重合性脂肪
族多官能ビニルモノマーの混合物の硬化物からなるもの
であってもよい。
屈折率が1.45以上の重合性脂肪族多官能ビニにモノ
マーとしては、例えばエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート
、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシゾロビル−1,3−ジ(メタ)アクリレ
ート、 1.6−ヘキサンゾ(メタ)アクリレート、ネ
オインチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロノントリ(メタ)アクリレートなどがあげられ
る。重合性脂肪族多官能ビニルモノマーの屈折率が1.
45未満では、硬化物の屈折率が低くなるので好ましく
ない。
液状重合性プレポリマーと重合性脂肪族多官能ビニルモ
ノマーとの割合は、液状重合性プレポリマーが少なくと
も50重量%1重合性脂肪族多官能ビニルモノマーが多
くとも50重量%からなる。
重合性脂肪族多官能ビニルモノマーの割合が50重量%
より多い場合は、硬化物の屈折率が低く。
また重合時の収縮が大きく1割れやヒビ入り等のない外
観の良好な硬化物を得ることが困難になる。
液状重合性プレ/ リマー、または液状重合性プレポリ
マーと重合性脂肪族多官能ビニルモ/マーとの混合物を
硬化させるには、ラジカル重合によって行なうことがで
きる。重合方法は、熱重合のみならず、紫外線、r線等
の活性エネルギー線を用いた重合方法も使用できる。ま
た、上記の方法を単独でなく2組合わせて使用すること
もできる。
熱重合を行なう場合は、過酸化ベンゾイル、ジイソゾロ
ビルノJ?−オキシシカ−がネート、アゾビスイソブチ
ロニトリル、アゾノシクロへキサンカルゼニトリル、タ
ーシャリ−ブチル/IP−オキシー2−エチルヘキサノ
エート、アゾビスメチルバレロニトリルまたはこれらの
混合物等通常のラジカル重合開始剤を用いることができ
る。
紫外線硬化による場合には、一般に知られている々ンソ
イン、インゾインメチルエーテル、々ンソインエチルエ
ーテル、Rンソインゾロピルエーテル、インジインイソ
ブチルエーテル、2−ヒドロキシ−2−−?ンゾイルー
プロパン、々ンジル。
チオキサントン、ジフェニルジスルフィド等の光増感剤
を使用することができる。
これらのラジカル重合開始剤または光増感剤は。
液状重合性プレポリマーまたは液状重合性プレポリマー
と重合性脂肪族多官能ビニルモノマーとの混合物知対し
て、多くとも5重量%程度の量で用いられる。また、γ
線等の放射線を使用する場合には、一般に重合開始剤の
使用は必ずしも必要としない。
また、液状重合性プレポリマー、または液状重合性プレ
ポリマーと重合性脂肪族多官能ビニルモノマーとの混合
物には、必要に応じて黄変防止剤。
レイリング剤、紫外線吸収剤を重合硬化全妨げない範囲
で添加することができる。
本発明に係る光学用素子は、注型重合法によって作製さ
れる。注型重合容器としては、板状、レンズ状2円筒状
、角柱状1円錐状2球状、その他用途に応じて設計され
た鋳型または型枠その他が使用される。例えば光学レン
ズの作製は、液状重合性ダレポリマーまたは液状重合性
プレポリマーと重合性脂肪族多官能ビニルモノマーとの
混合物をガラスモールド及びガスケットよシ組立てられ
たレンズ用鋳型の中に注入し、加熱、紫外線の照射また
はその他の活性エネルギー線を照射する。
あるいはこれらの方法を組合わせて、硬化後説型するこ
とによって行なわれる。
本発明において得られる光学用素子とは2例えばスチー
ルカメラ用、ビデオカメラ用、望遠鏡用。
眼鏡用等のいわゆるレンズ項、コンパクトディスク、ビ
デオディスク用等の光学的に読み取り、再生、書きこみ
を行ういわゆる光デイスク類、液晶等の表示用素子を封
止するための透明封止材類等。
光を透過または反射することによって機能を発揮する素
子をいう。
〔発明の効果〕
本発明に係る液状重合性プレポリマーまたは液状重合性
プレポリマーと重合性脂肪族多官能ビニルモノマーとの
混合物は、貯蔵安定性が良好であり、かつこれらの硬化
物からなる光学用素子は重合斑がなく、耐光性に優れ、
かつ屈折率が1.51〜1.53で、かつアノ々数が5
0以上であって。
前記した従来の光学用素子の問題点全解決したものであ
る。
〔実施例〕
以下、実施例をあげて本発明を更に詳細に説明する。
なお、実施例及び比較例において得られる硬化物の各物
性値は、下記の試験法により測定した。
(1)  重合斑 硬化物の外観を目視で、20W蛍光灯を透かし見た時の
肉眼による観察によった。
斑の有った場合ヲ×2斑の無かった場合を○とした。
(2)屈折率 ァ、々の屈折計を用いて20℃における屈折率を測定し
た。接触液にはブロモナフタリンを用いた。
(3)硬度 パーコール硬度計を用いて測定した。
(4)光線透過率 厚さ2mmの硬化物の平板について550 nmでの光
線透過率(チ)を示した。
(5)耐衝撃試験 FDA規格に基づき、厚さ2fiの硬化物の平板の中心
部に高さ127tMより直径15.9 rm 、重さ1
6.2gの鋼球を落下し、破損しなかったものをO2そ
れ以外のものを×とした。
(6)耐熱性 120℃の熱風乾燥型中に3時間放置した後。
目視観察で着色1表面の歪みが観察されないものを○、
それ以外のものを×とした。
(7)染色性 0.2チのディスツク−ズブラウン3水溶液に硬化物を
浸漬し、92℃で10分間浸漬して引上げ。
よく水洗して乾燥した。この染色硬化物で染色斑が全く
認められないものをOとし、やや染色斑が認められるも
のをΔとした。
(8)耐光性 クエデーオーメーターにて200時間曝露した後の黄色
度(YI)をカラーメータ(スガ試験機製作所)を用い
て、厚さ2.2fiの試験片について測定(JISK−
7103) L、た。曝露前のYIからの上昇分(ΔY
l )がαI(1の場合を0,1≦ΔY(5の場合をΔ
、5≦ぺ′工の場合を×とした。
参考例1 攪拌機2滴下ロート付の21−セ・やラフルフラスコに
、室温でエチレングリコールジメタクリレ−)750重
量部を仕込んだ後、ジエチルアミン2重量部を攪拌下に
添加し、溶解した。次いで。
これにエチレングリコールジチオグリコレート250重
11e30分かけて滴下した。発熱が止むまで室温下で
攪拌し1発熱が止んだ後、40℃で10時間攪拌した。
反応終了後9強塩基吸着用無機吸着剤(協和化学工業(
株)社製、キョーワー)” 700SL )を50重量
部添加してジエチルアミンを除去した。吸着剤をF別し
、液状重合性プレポリマーを得た。
この液状重合性プレポリマーの’H−NMRス被クトル
デーりが次のように得られた。
’H−NMR: 1.2〜1.35(m、メタクリロイルのβ−メチレン
がチオールに付加した場合のα−メチルプトン)。
1.9〜2.03(d、メタクリロイルのα−メチルグ
ロ)7)、2.5〜3.1(m、メタクリロイルのβ−
メチレンがチオールに付加した場合のα−メチルの隣の
メチンプロトン及びβ−メチレンプロトン)。
3.23〜3.33(エチレンジチオグロピオネートの
チオールの隣のメチレンプロトン)、4.3〜4.5(
エチレングリコールジメタクリレート及びエチレンジチ
オグロピオネートのエトキシのプロトン)。
5.5〜6.2(メタクリロイルのβ−メチレンプロト
ン)。
ラマンスペクトル: 、1570z  のメルカプトの吸収が消失した。
また、積分曲線からメタクリロイル由来のビニル基の反
応率は34.8%で、チオール基が100%反応したと
した場合の理論反応率35.2 %とよく一致した。更
に、液状重合性プレポリマー中のチオール基を滴定(V
olhard法)によシ求めたところ、チオール基の反
応率が99.2%であシ、実質的に残留チオール基がゼ
ロであった。
以上の結果よシ、ポリチオニーチル骨格の液状重合性7
’L/ポリマーが得られていることが明らかであった。
参考例2〜8 ポリエン化合物、ポリチオール化合物、塩基性触媒、付
加反応温度及び付加反応時間を表1に示した条件とした
以外は、参考例1と同様の操作で付加反応゛を行った。
その結果を表1中に示した。
これらの結果は、全て実質的にポリチオエーテル骨格の
液状重合性プレポリマーを得たことを示唆していた。
比較参考例1〜3 表1に示した条件とした以外は、参考例1と同様に付加
反応を行った。
なお、貯蔵安定性については、サンプルを室温暗所に1
ケ月間放置した時にグルの発生が認められないものを○
、rルの発生が認められたものを×とした。
表1から明らかなごとく、参考例1〜8で得られた液状
重合性プレポリマーが、貯蔵安定性にすぐれている。
実施例1 参考例1で得られた液状重合性プレポリマー100重量
部に、アゾビスイソブチロニトリル0、21景部を混合
、溶解した後、溶液をエチレン−酢酸ビニル樹脂製ガス
ケットと2枚のガラス板からなるモールド中に注入し、
熱風炉中で30℃で2時間、35℃で10時間加熱した
後、8時間かけて80℃まで昇温した。その後、ガスケ
ット及びモールドをはずし、硬化物を得た。得られた硬
化物を120℃で2時間加熱し、アニール処理を行なっ
たところ、無色透明な硬化物が得られた。
硬化物の物性@を表2に示した。
実施例2〜8及び比較例1〜3 参考例2〜7及び比較参考例1〜3で得られたプレポリ
マー全使用し2表2に示した量のラジカル重合開始剤を
使用した以外は、実施例1と同様な方法で重合を行なっ
た。
得られた硬化物の物性値ヲ表2に示した。
実施例9 参考例1の装置tを用いて、エチレングリコールジメタ
クリレート660重量部およびエチレングリコールジチ
オグリコレート340重量部を使用した(ポリエン化合
物のポリチオール化合物に対する官能基当量比は2であ
る)他は、参考例1に準じて反応させ、600センチポ
イズの粘度ヲ有する重合性ゾレポリマーを得た。チオー
ルの反応率は99.3%であった。このブレポリマー5
0重量部、カプロ2クトン変性多官能ポリアクリレート
(日本化薬(株)社製、商品名DPCA−20) 40
重を部、2.2−アゾ−ビス(2,4−ジメチルバレロ
ニトリル)0.2重量部、アゾビスイソブチロニトリル
0.1重量部を混合、溶解した後、実施例1に記載の加
熱パターンで硬化させたところ2重合斑のない無色透明
な硬化物が得られた。硬化物の物性はアツイ数54.屈
折率1.520.硬度34.光線透過率91%であった
。また、耐衝撃性、耐熱性、染色性、耐光性はいずれも
○であった。
手 続 補 正 書(自発) 昭#62年6月lデ日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔A〕(1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1、R^2は同じでも異っていてもよく、
    HまたはCH_3基を示し、R^3は炭素数が2〜20
    のOH基を含んでいてもよい置換もしくは無置換の脂肪
    族多価アルコール残基または置換もしくは無置換のポリ
    アルキレンエーテルポリオール残基を示し、mは1〜2
    の整数を示す。) で表わされるポリエン化合物( I )、 (2)一般式(II) R^4−(SH)_p(II) (式中、R^4は炭素数が2〜10のOH基を含んでい
    てもよい置換もしくは無置換の多価脂肪族炭化水素残基
    を示し、pは2〜4の整数を示す。)で表わされるポリ
    チオール化合物(II)及び/または(3)一般式(III
    ) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R^5は炭素数が2〜20のOH基を含んでい
    てもよい置換もしくは無置換の脂肪族多価アルコール残
    基を示し、qは1〜2、rは2〜4の整数を示す。) で表わされるポリチオール化合物(III)とをポリエン
    化合物( I )のポリチオール化合物(II)及び/また
    は(III)に対する官能基当量比が2〜10の範囲にお
    いて、塩基触媒の存在下、予め付加反応させて得られる
    少なくとも50重量%の液状重合性プレポリマーと 〔B〕多くとも50重量%の屈折率が1.45以上の重
    合性脂肪族多官能ビニルモノマーの混合物の硬化物から
    なることを特徴とする光学用素子。
JP62069147A 1987-03-25 1987-03-25 光学用素子 Granted JPS63235332A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62069147A JPS63235332A (ja) 1987-03-25 1987-03-25 光学用素子
EP19880302572 EP0284374A3 (en) 1987-03-25 1988-03-23 Polymerizable vinyl compound having polythioether skeleton, process for preparation thereof and optical element made therefrom
US07/172,178 US5047576A (en) 1987-03-25 1988-03-23 Polymerizable vinyl compound having polythioether skeleton

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62069147A JPS63235332A (ja) 1987-03-25 1987-03-25 光学用素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63235332A true JPS63235332A (ja) 1988-09-30
JPH0353329B2 JPH0353329B2 (ja) 1991-08-14

Family

ID=13394257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62069147A Granted JPS63235332A (ja) 1987-03-25 1987-03-25 光学用素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63235332A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008231409A (ja) * 2007-02-19 2008-10-02 Mitsubishi Rayon Co Ltd 硬化性組成物及びその硬化物
JP2009504881A (ja) * 2005-08-16 2009-02-05 シェブロン フィリップス ケミカル カンパニー エルピー ポリマー組成物並びにこの製造及び使用方法
WO2010126040A1 (ja) * 2009-04-27 2010-11-04 株式会社ブリヂストン エネルギー線硬化型エラストマー組成物、ガスケット用材料、ガスケット及びハードディスク装置
JP2010254853A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Bridgestone Corp エネルギー線硬化型エラストマー組成物
JP2010260918A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Bridgestone Corp ガスケット用材料、ガスケット及びハードディスク装置
US8367872B2 (en) 2004-12-20 2013-02-05 Nikon Corporation Close-bonded diffractive optical element, optical material used therefor, resin precursor, and resin precursor composition
JP2016066605A (ja) * 2014-09-16 2016-04-28 積水化学工業株式会社 表示素子用封止剤
WO2024090339A1 (ja) * 2022-10-25 2024-05-02 デンカ株式会社 表示装置用光硬化性樹脂組成物及び表示装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8367872B2 (en) 2004-12-20 2013-02-05 Nikon Corporation Close-bonded diffractive optical element, optical material used therefor, resin precursor, and resin precursor composition
JP2009504881A (ja) * 2005-08-16 2009-02-05 シェブロン フィリップス ケミカル カンパニー エルピー ポリマー組成物並びにこの製造及び使用方法
JP2008231409A (ja) * 2007-02-19 2008-10-02 Mitsubishi Rayon Co Ltd 硬化性組成物及びその硬化物
WO2010126040A1 (ja) * 2009-04-27 2010-11-04 株式会社ブリヂストン エネルギー線硬化型エラストマー組成物、ガスケット用材料、ガスケット及びハードディスク装置
JP2010254853A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Bridgestone Corp エネルギー線硬化型エラストマー組成物
US9303123B2 (en) 2009-04-27 2016-04-05 Bridgestone Corporation Energy-ray-curable elastomer composition, material for gasket, gasket, and hard disk device
JP2010260918A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Bridgestone Corp ガスケット用材料、ガスケット及びハードディスク装置
JP2016066605A (ja) * 2014-09-16 2016-04-28 積水化学工業株式会社 表示素子用封止剤
WO2024090339A1 (ja) * 2022-10-25 2024-05-02 デンカ株式会社 表示装置用光硬化性樹脂組成物及び表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0353329B2 (ja) 1991-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2004009659A1 (ja) 無機超微粒子を含有する樹脂組成物
JP2001200058A (ja) 光学材料の製造方法
US5047576A (en) Polymerizable vinyl compound having polythioether skeleton
JPS63235332A (ja) 光学用素子
EP1316820B1 (en) Lens made of synthetic resin and process for producing the same
JPS60152515A (ja) 光学材料の製造法
JP2515323B2 (ja) プラスチックレンズ
JPS63309509A (ja) 高屈折率樹脂用組成物
CN112126395B (zh) 一种触变型紫外光固化黏合剂
JPS63238132A (ja) ポリチオエ−テル骨格を有する重合性ビニル化合物の製造方法
JP2003506500A (ja) 透明ポリマー基板製造用重合性組成物、これにより得られる透明ポリマー基板およびそのレンズへの使用
JPH07206944A (ja) プラスチックレンズ成形用組成物及びそれを用いたプラスチックレンズ
JPH0680740A (ja) 高屈折率を有する有機ガラス
JPS62256811A (ja) 重合可能な液状組成物
KR100523077B1 (ko) 고굴절률 광학 렌즈용 수지 조성물 및 그를 이용하여제조한 광학렌즈
JP3647158B2 (ja) 樹脂組成物、注型用組成物及びその硬化物
JPH02141702A (ja) 高アッベ数レンズ
JPH10298260A (ja) 合成樹脂製レンズ
KR100529369B1 (ko) 저비중, 중굴절률 광학 렌즈용 수지 조성물 및 그를이용하여 제조한 광학 렌즈
JP2661145B2 (ja) プラスチックレンズ
JP3820042B2 (ja) 光学材料および光学製品の製造方法
JP3140745B2 (ja) 光学製品
JPH04161410A (ja) 重合体及びそれを用いた光学製品
JPH04225007A (ja) 高屈折率高強度光学用樹脂
JP2900597B2 (ja) 光学用樹脂