JP2001122452A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

Info

Publication number
JP2001122452A
JP2001122452A JP30032399A JP30032399A JP2001122452A JP 2001122452 A JP2001122452 A JP 2001122452A JP 30032399 A JP30032399 A JP 30032399A JP 30032399 A JP30032399 A JP 30032399A JP 2001122452 A JP2001122452 A JP 2001122452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
drive shaft
drive
separate
pickup roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP30032399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3882426B2 (ja
Inventor
Shigetoshi Takamatsu
成年 高松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP30032399A priority Critical patent/JP3882426B2/ja
Publication of JP2001122452A publication Critical patent/JP2001122452A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3882426B2 publication Critical patent/JP3882426B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】トレイから用紙を1枚ずつ取り出して給送する
給紙装置において、駆動軸に設けられたセパレートロー
ラに伝達された駆動をピックアップローラに伝達する駆
動伝達機構を簡素化する。 【解決手段】用紙を分離搬送するためのセパレートロー
ラを備えた駆動軸31に、トレイからの用紙を取り出す
ためのピックアップローラ4を支持アーム部材5を介し
て支持させ、該ピックアップローラ4への回転駆動伝達
を上記駆動軸31から行うようにした給紙装置におい
て、上記駆動伝達が無端ベルトによってなされるように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレイに積載され
た用紙を1枚ずつ送り出すための給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置等に用いられる給紙装置に
おいては、トレイに積載して収容されている用紙の上の
ものから1枚ずつ取り出し、重送を生じないようにさば
いてから給紙路に搬送し、記録部や読取部に向けて送る
ように構成している。前記給紙装置を画像形成装置の原
稿送り装置として用いる場合には、原稿トレイに積載さ
れている原稿をピックアップローラにより取り出し、給
紙方向に回転されるセパレートローラと、給紙方向と反
対方向に回転力を付与されるリタードローラとを対向さ
せて配置したさばき装置により分離し、原稿搬送路に配
置する搬送ローラ装置により読取部に向けて搬送する。
そして、前記原稿の読取りを行った後に、排出トレイに
向けて送り出すように構成している。
【0003】前記給紙装置に設けるピックアップローラ
は、用紙をさばき装置に向けて送り出す動作を行うが、
用紙が用紙さばき装置の下流部に配置された搬送ローラ
装置に達すると、この搬送ローラ装置における搬送速度
が用紙さばき装置およびピックアップローラの搬送速度
よりも高速なため、用紙さばき装置およびピックアップ
ローラに対する駆動伝達を停止し、空転させる機構(ワ
ンウェイクラッチ)が設けられている。また、前記ピッ
クアップローラに対する駆動伝達のために、コイルスプ
リングを用いたワンウェイクラッチ機構を設けており、
前記ピックアップローラを駆動する際には、前記コイル
スプリングが締まるように巻き付いて駆動軸の回転をロ
ーラに伝達するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記給紙装置のピック
アップローラへの駆動伝達のために、従来の装置におい
ては、セパレートローラの駆動軸に対して上下揺動する
支持アームにアイドラギアを配列し、アイドラギアを介
して行う機構が用いられている。このような機構で、原
稿トレイ上に堆積された用紙をピックアップするとき、
ピックアップローラが支持アームの下降により、堆積用
紙の上面に当接しその後のピックアップローラの回転に
より用紙が上面から取り出され、セパレートローラとリ
タードローラのニップ位置に繰り出される。
【0005】トレイの用紙スタック量を多くしようとす
ると、トレイの上記ニップ位置近傍で段差をつけこの付
近に傾斜面が形成されることになる。この場合、上記従
来の機構ではピックアップローラがこの傾斜面に下降し
てくることになり、堆積用紙が少なくなると用紙にスト
レスがかかり、あるいは用紙先端部がこの傾斜面からず
れ落ち、ピックアップローラの作用域から外れてしまう
結果、用紙の取り出しが円滑になされなくなる。
【0006】これを解決するために、支持アームを長く
して、ピックアップローラがトレイの平坦部に下降して
くるようにすることが考えられるが、この場合にはアイ
ドラギアの径を大とするか、その数を増やす必要があ
る。しかし、ギアが大径となると、ピックアップローラ
を支持するアーム部材からはみ出し、用紙の搬送経路を
ふさぐという不都合な事態が発生し、また、ギアを複数
個配置することは部品点数が増加することによるコスト
の増大という問題もある。
【0007】本発明は、前記従来の駆動伝達機構の問題
を解消しようとするもので、ベルトによる駆動伝達機構
を用いることで、トレイ上の用紙積載量を多くする場合
でも支障なくピックアップ機能を奏しうる給紙装置を提
供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、用紙を分離搬
送するためのセパレートローラを備えた駆動軸に、該ピ
ックアップローラへの回転駆動伝達を上記駆動軸から行
うようにした給紙装置に関する。請求項1の発明は、ト
レイからの用紙を取り出すためのピックアップローラを
支持アーム部材を介して支持させ、上記駆動伝達が無端
ベルトによってなされることを特徴とする。駆動軸から
セパレートローラへ回転駆動伝達されると共に、同軸か
ら無端ベルトを介してピックアップローラへも回転駆動
伝達される。
【0009】請求項2の発明は、前記ベルトは、前記駆
動軸に設けたクラッチプーリと前記ピックアップローラ
の軸に設けた被駆動プーリに掛け渡されていることを特
徴とする。したがって、駆動軸からピックアップローラ
への駆動伝達が容易になされる。
【0010】請求項3の発明は、前記セパレートローラ
は駆動軸に対して回動可能に支承され、駆動軸の正規の
回転に伴いローラ側に駆動軸に沿って摺動して、ローラ
とカム結合してローラに駆動伝達され、駆動軸に対して
正規回転とは相対的に逆の回転力が作用した場合は、前
記正転時とは反対の方向に摺動してカム結合が解除され
るようなセパレートハブを有し、前記クラッチプーリは
上記セパレートハブに套嵌され該セパレートハブの軸方
向に沿った摺動移動により、該ハブとカム結合およびそ
の解除がなされるようにしたことを特徴とする。セパレ
ートハブの動作によって、セパレートローラ及びピック
アップローラへの駆動伝達がなされ、また、これら駆動
伝達の遮断もこのセパレートハブによってなされる。
【0011】請求項4の発明は、前記ピックアップロー
ラの軸に、該軸からピックアップローラに駆動伝達する
ためのワンウェイクラッチとアーム昇降用トルクリミッ
タと過負荷緩衝用クラッチを設けたことを特徴とする。
無端ベルトを介して回転駆動力はワンウェイクラッチを
経てピックアップローラに伝達される。また、セパレー
トローラの駆動軸の回転作用はアーム昇降用トルクリミ
ッタによりアーム部材を下降させるように作用する。
【0012】
【発明の実施の形態】図示される例にしたがって、本発
明の駆動伝達機構を説明する。図1はピックアップロー
ラの支持と伝導機構の構成を示し、図2にはその側面か
ら見た説明図を、図3には駆動軸からセパレートローラ
7およびピックアップローラ4への駆動伝達機構を分解
斜視図で示している。図1、2に示す給紙装置の例にお
いて、トレイに積層して収容した用紙を、ピックアップ
ローラ4により搬送路に向けて取り出し、用紙さばき装
置6(図4参照)の給紙方向に回転されるセパレートロ
ーラ7と、搬送方向とは反対方向に回転されるリタード
ローラ8との間で、重送状態の用紙をさばいて、1枚ず
つに分離してから次の処理工程に向けて送り出すように
している。
【0013】前記給紙装置においては、セパレートロー
ラ7の駆動軸31は、図示を省略する装置本体の駆動源
により駆動されるもので、用紙を用紙トレイから取り出
す指令に応じて駆動軸31が駆動されて、セパレートロ
ーラ7が駆動される。そして、前記駆動軸31の回転に
より、駆動伝達装置30に設けるベルト25を介してピ
ックアップローラ4に伝達され、ピックアップローラ4
を用紙に押圧させる作用と、ピックアップローラ4を回
転させて用紙をセパレートローラ7に向けて給紙する動
作とを行わせる。また、従来一般に使用されている給紙
装置と同様に、図4に示すように搬送路10内に配置す
る搬送ローラ装置11により、給紙装置での搬送速度よ
りも高速で用紙が送られる状態となると、セパレートロ
ーラ7が空転するとともに、ピックアップローラ4を用
紙に接しない位置に戻して、次の用紙送りの動作に対処
させるようにする。
【0014】前述したような動作を行うように構成され
た駆動伝達装置30において、装置本体のフレームに軸
支される駆動軸31には、駆動力伝達用のピン32を設
けており、前記ピン32は、駆動軸31に対して着脱可
能となっている。前記駆動軸31の軸方向の左右側に移
動可能なセパレートハブ40には斜め溝(螺旋溝)42
が設けられており、その斜め溝42内には前記ピン32
が設けられているため、駆動軸31が回転することによ
ってピン32が斜め溝42内を移動して、溝の壁面にピ
ン32が当接することにより、駆動軸31からセパレー
トハブ40へ駆動が伝達される。
【0015】また、斜めに溝が設けられているため、ピ
ン32の移動によりセパレートハブ40は駆動軸31に
沿って移動可能とされる。さらに、前記セパレートハブ
40により駆動伝達されるクラッチプーリ35に巻き掛
けたベルト25を用いて、ピックアップローラ4の駆動
系と、支持アーム5の揺動系の機構に対する駆動力の伝
達を行うようにしている。
【0016】前記ピックアップローラ4とセパレートロ
ーラ7の間で、駆動伝達を行うためのベルト25はタイ
ミングベルトで構成され、駆動軸31に対して配置する
プーリ36とピックアップローラ4のローラ軸50に設
けたプーリ58に掛け渡されている。前記駆動伝達をベ
ルト25により行うことで、従来のギヤ伝導手段を用い
る場合に比較して、支持アーム5の長さに影響されず
に、駆動伝達を容易に行い得るという利点を有する。
【0017】つまり、従来のように、セパレートローラ
7の駆動をアイドラギヤによりピックアップローラ4に
伝達するものでは、トレイ3の用紙スタック量を多くし
ようとすると、用紙がピックアップローラにより取り込
まれる位置とトレイ3との段差が大きくなるため、ピッ
クアップローラ4はトレイ3の平坦部には下降できなく
なり、堆積可能な用紙が少なくなると用紙にストレスが
かかる等の問題がある。
【0018】前記用紙にかかるストレスの問題を解決す
るために、トレイの平坦部にピックアップローラを下降
させようとすると、両ローラ4、7の間隔が長くなるた
め、多数のギヤを配置するか、大径のギヤを配置するこ
とが必要となる。そして、大経のギヤを用いる場合に
は、給紙路に突出することを避けるためのギヤの配置等
の、解決を要する大きな課題となる。これに対して、ベ
ルト伝導手段を用いる場合には、ピックアップローラ4
とセパレートローラ7との間隔を任意に設定可能とな
り、原稿トレイに大量の原稿を収容できるように溝成し
たときにも、原稿の取り出し作用を良好に行うことがで
きる。また、ベルト伝導手段を用いたので、アーム部材
のピックアップローラ4とセパレートローラ7との中間
部に補強部材を付加することもできる。
【0019】前記駆動伝達装置の側面図として示す図2
において、セパレートローラ7を支持する駆動軸31に
は、揺動可能な支持アーム5を介してピックアップロー
ラ4を支持させている。前記支持アーム5に対して、ア
ームスプリング27によるアーム上昇手段を設けてお
り、前記アームスプリング27の両端部を上部フレーム
の係止部材2aと、支持アーム5の係止部材5aにそれ
ぞれ係止させ、前記支持アーム5を図の実線で示す状態
に保持する作用を行わせる。前記ピックアップローラ4
により用紙トレイ3に収容されている用紙を送り出す際
には、図1のトルクリミッタ60の機能を用いて前記支
持アーム5を下降させ、用紙の上に押圧し、セパレート
ローラ7の回転と同期させて送り出しの作用を行わせ
る。
【0020】前記駆動伝達装置に設けられるピックアッ
プローラ4においては、セパレートローラ7の駆動軸3
1の回転をプーリ36からベルト25を介してプーリ5
8に伝達し、ローラ軸50をスプリングクラッチ55か
ら固定フランジ51を介して回転させる。また、前記ロ
ーラ軸50の側部には、支持アーム5とプーリ58の端
面に設けられた摩擦板61との間に圧縮スプリング63
からなるトルクリミッタ60を介在させている。
【0021】前記駆動軸31の回転がローラ軸50に伝
達される最初の段階では、駆動軸31の回転がプーリ3
6、ベルト25を介してプーリ58に伝達されるが、プ
ーリ58と支持アーム5との間にはトルクリミッタ60
が介在されているから、この回転力は、前記支持アーム
5をアームスプリング27の力に抗して下方に移動させ
る方向に作用する。この結果、支持アーム5は下降し、
ピックアップローラ4がトレイに収容されている用紙に
押圧される。前記ピックアップローラ4が用紙に押圧さ
れると、支持アーム5の下降は阻止されるから、プーリ
58を回転させるように作用し、この回転がスプリング
クラッチ55、ワンウェイクラッチ54を介してピック
アップローラ4に伝達され、ピックアップローラ4によ
る用紙の送りの動作を行う。
【0022】前述したようにして用紙を用紙さばき装置
6から下流部の搬送ローラ装置11に向けて送り出し、
用紙の先端部が搬送ローラ装置11により搬送される状
態となる。前記搬送ローラ装置11による搬送速度が、
用紙さばき装置6のセパレートローラ7およびピックア
ップローラ4の搬送速度よりも高速に設定されているた
め、前記ワンウェイ機構により前記セパレートローラ7
およびピックアップローラ4に対する駆動伝達が停止さ
れる状態となる。そして、プーリ36およびプーリ58
に対する回転伝達が遮断される結果、支持アーム5の下
降作用はなくなり、支持アーム5はスプリング27の力
により、駆動軸31を中心にしてピックアップローラ4
を上昇させる方向に揺動し、次の用紙送りの動作に対応
させて待機する位置で停止する。
【0023】前記セパレートローラ7には軸31の回転
をピン32からセパレートハブ40を介して駆動伝達
し、ピックアップローラ4に対する駆動伝達のために
は、セパレートハブ40からクラッチプーリ35を介し
てベルト25に対する駆動伝達が行われる。前記セパレ
ートローラ7は、図1にも示されているように、駆動軸
31に対してゴムローラ部材を支持するローラ筒体33
を自由な回転が可能なように設け、前記ローラ筒体33
の側部には係合爪34を設けている。
【0024】前記セパレートハブ40は、略円筒状の本
体部41のローラ側の端部に駆動爪部材43を配置し、
本体部の他端部の外周方向にはピックアップローラ4側
への駆動伝達用として、駆動爪44を突出させて設けて
いる。前記駆動軸31に設けたピン挿入孔32aにピン
32を着脱可能に挿入し、前記セパレートハブ40の本
体部41には、前記駆動軸に設けたピン32に対応する
斜め溝42を設けている。そして、前記斜め溝42に対
してピン32が移動することで、駆動軸31の軸方向に
セパレートハブ40を移動させるように構成し、セパレ
ートハブ40がセパレートローラ7を押圧する状態で
は、駆動爪部材43がローラ筒体33の係合爪34に係
合して、軸の回転をローラに伝達する。前記セパレート
ハブ40の外周部に突出形成される駆動爪44は、クラ
ッチプーリ35に対する駆動伝達を行うもので、前記ク
ラッチプーリ35が回転されることで、プーリ36に巻
き掛けたベルト25を介してピックアップローラ4に向
けて駆動伝達する。
【0025】前記クラッチプーリ35は略円筒状の胴部
37と、ローラ7とは反対側の端部に一体に設けたプー
リ36とからなり、前記プーリの内面に胴部37から突
出させて被係合爪38を設けている。前記図1に示すよ
うに、クラッチプーリ35内部にセパレートハブ40を
挿入する状態でセパレートローラ7に組み合わせ、前記
ローラ7の側部とセパレートハブ40の他方の側部と
を、両側の支持アーム5間に規制して位置決めする。そ
して、前記駆動軸31を駆動することにより、駆動爪部
材43がセパレートローラ7の係合爪34と噛み合い、
駆動軸を給紙方向(矢印■方向)に駆動して、前記駆動
軸31の回転がピン32を介してセパレートハブ40に
伝達され、一方の端部が支持アーム5により規制されて
いるセパレートローラ7を矢印■方向に駆動する。ま
た、前記セパレートハブ40の回転は、駆動爪44と被
係合爪38の噛合せ部を介してクラッチプーリ35を回
転させ、プーリ36を介してピックアップローラ4に対
する駆動伝達が行われる。
【0026】前記セパレートローラ7を駆動して用紙を
1枚ずつ分離し、搬送路内での送り作用を行う際に、送
られる用紙の先端部が搬送路の下流部に配置され、セパ
レートローラ7より高速で回転する搬送ローラ装置11
にニップされ、前記高速で回転される搬送ローラ装置1
1により用紙が高速で搬送される状態となると、前記高
速で移動される用紙により引っ張られて、セパレートロ
ーラ7が駆動軸31による駆動速度よりも速い速度で回
転される。前述したように、一定の速度で回転している
駆動軸31に対してセパレートローラ7の回転速度が速
い状態となる場合には、セパレートハブ40の駆動爪部
材43とローラ7の係合爪34との間で速度の差が生じ
るために、前記駆動爪部材43と係合爪34との噛み合
いが外れて、両突起の斜面部が摺動する状態となる。
【0027】そして、前記セパレートハブ40がセパレ
ートローラ7から離間する方向に移動することによっ
て、駆動爪44と被係合爪38の係合が解除される。駆
動軸31に設けたピン32は斜め溝42に沿ってセパレ
ートローラ7から離間する方向へ移動するため、駆動爪
44と被係合爪38の係合が外れて、駆動軸31の回転
をセパレートローラ7とクラッチプーリ36とに対して
伝達しない状態となる。前記搬送路の下流部に配設して
いる搬送ローラ装置11により高速で用紙が送られる状
態では、駆動軸31が一定の速度で駆動されていても、
セパレートローラ7とピックアップローラ4に対して、
前記駆動軸31による駆動伝達が停止され、前記図3に
示すセパレートローラ7に設けた駆動伝達機構を用い
て、用紙の送りの動作を行うに際して、駆動軸31によ
る駆動伝達が遮断されて搬送ローラ装置11による搬送
が行われると、用紙の移動により回転されるセパレート
ローラ7に対して、セパレートハブ40は前記セパレー
トローラ7から離間される方向に移動する。前記セパレ
ートハブ40の移動により、駆動爪44と被係合爪38
との係合が解除され、駆動軸31からのクラッチプーリ
35への駆動伝達も遮断される。そして、用紙後端がセ
パレートローラ7から外れると、係合爪34の駆動爪部
材43に対する反作用がなくなるから、常に回転してい
る駆動軸31の回転力を受けたピン32と斜め溝42と
の作用によって、セパレートハブ40は再びセパレート
ローラ側に押しやられ、前記各爪部材の係合がなされ、
次の用紙送りの作用に対処可能にする。
【0028】前述したように溝成される駆動伝達装置
は、図4に示す装置に適用することが可能であり、画像
読取装置に組み合わせて用いる自動原稿搬送装置1に設
けて、トレイに収容される原稿を1枚ずつさばいて搬送
する途中で、搬送路に配置した読取部で画像の読取りを
行うように構成できる。この実施例に示す自動原稿搬送
装置1においては、装置本体に横向きの略U字状の搬送
路10を配置して、その搬送路の曲り部には大径の駆動
ローラ14を配置し、搬送路の入り口の部分には、原稿
トレイ3を設けている。
【0029】前記搬送路10内での原稿の搬送を行うた
めに、トレイ3の上部に揺動可能な支持アーム5を介し
てピックアップローラ4を配置し、その下流側にはセパ
レートローラ7とリタードローラ8とを組み合わせた用
紙さばき装置6を配置している。前記用紙さばき装置6
は、一般の複写機等の給紙装置に設けられる装置と同様
に、給紙方向に駆動されるセパレートローラ7と、給紙
方向と反対方向に駆動されるリタードローラ8とを対向
させて配置している。そして、ピックアップローラ4に
より取り込まれた原稿が複数枚重なった場合に、上の1
枚のみを分離して搬送路の搬送ローラ装置11に向けて
送り出し、他の原稿をトレイ側に戻す動作を行うものと
して構成する。
【0030】前記用紙さばき装置6の下流側には、駆動
ローラ12とプレスローラ13とを組み合わせた搬送ロ
ーラ装置11を設けて、大径駆動ローラ14による搬送
領域に向けて用紙を供給する。前記大径駆動ローラ14
の搬送領域では、プレスローラ15、16とが大径駆動
ローラ14に用紙を押圧する部分の間で、前記大径駆動
ローラ14の軸芯の下部付近にプラテン18を設けて、
そのプラテン18の下部に位置させる走査装置により画
像の読取りを行う。また、前記大径駆動ローラ14とプ
レスローラにより挟持搬送される部分から、搬送路を略
水平に設けてその搬送路の終端部に排出ローラ装置17
を配置し、読取りが終了した原稿を排出トレイに向けて
送り出すようにする。
【0031】前記搬送路10に配置する搬送ローラ装置
11において、前記上部フレーム2にはプレスローラ1
3、15を各々支持するプレスローラ支持ユニット20
を、フレームに固設して設けたステイ21を介して配置
している。前記プレスローラ支持ユニット20は、装置
の上部フレーム2に設けたステイ21にベースブラケッ
ト23を設け、前記ベースブラケット23の両端部に、
プレスローラ13、15を各々配置して、各ローラ装置
での原稿に対するニップ圧力を設定し、前記搬送路10
内での搬送作用を良好な状態で行い得るように構成して
いる。そして、トレイ3に積載した原稿(用紙)に対し
て、ピックアップローラ4を押圧する作用と、前記ロー
ラ4に回転を付与して原稿を搬送路に向けて送り込む動
作とを、前記駆動軸31に設けたセパレートローラ7の
駆動とともに、駆動伝達装置を介して行うことができ
る。
【0032】なお、前記実施例に示した駆動伝達装置
は、図4の原稿搬送装置に用いるのみでなしに、画像形
成装置の記録紙の給紙装置でのトレイから用紙を1枚ず
つ送り込む装置に適用が可能である。例えば、画像形成
装置の記各部に対して用紙を搬送して画像の記録を行う
際にも、給紙トレイからの用紙の分離搬送作用を良好に
行い得て、給紙装置の構成を簡素化することが可能であ
る。また、前記駆動伝達機構においては、ピックアップ
ローラ4に対する駆動伝達の作用と、前記ローラにより
用紙を搬送する作用とを行わせるために、スプリング等
の押圧手段を用いることなく、駆動伝達のためのセパレ
ートハブ40を駆動軸31に沿わせて移動させる伝達装
置における駆動伝達部材の構成を簡単なものとすること
ができ、メンテナンスに手間を要するという問題は発生
しない。
【0033】
【発明の効果】本装置は前述のように構成したものであ
り、用紙を分離搬送するためのセパレートローラを備え
た駆動軸に、トレイからの用紙を取り出すためのピック
アップローラを支持アーム部材を介して支持させ、該ピ
ックアップローラへの回転駆動伝達を上記駆動軸から行
うようにした用紙搬送装置において、ピックアップロー
ラへの駆動伝達のためにギア機構を用いないので、伝達
機構の設計の自由度を向上させることができる。すなわ
ち、トレイ上の用紙のスタック量を多くするためにトレ
イに段差を設けても、それに応じて支障なくアームの長
さを長くすることができる。また、駆動軸からピックア
ップローラに対する駆動伝達が簡単な構成でピックアッ
プローラに対する駆動伝達と、ピックアップローラをト
レイに対して離接される動作を容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 装置の構成を示す平面図である。
【図2】 図1の装置の側面図である。
【図3】 駆動軸からセパレートローラ7およびピック
アップローラ4への駆動伝達を説明する分解斜視図であ
る。
【図4】 給紙装置の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 自動原稿搬送装置、 2 上部フレーム、 4 ピ
ックアップローラ、6 用紙さばき装置、7 セパレー
トローラ、 11 搬送ローラ装置、14 大径駆動ロ
ーラ、25 無端ベルト、 31 駆動軸、 35 ク
ラッチプーリ、36 プーリ、40 セパレートハブ、
54 ワンウェイクラッチ、55 スプリングクラッ
チ、 58被駆動プーリ、60 トルクリミッタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙を分離搬送するためのセパレートロー
    ラを備えた駆動軸に、トレイからの用紙を取り出すため
    のピックアップローラを支持アーム部材を介して支持さ
    せ、該ピックアップローラへの回転駆動伝達を上記駆動
    軸から行うようにした給紙装置において、上記駆動伝達
    が無端ベルトによってなされることを特徴とする給紙装
    置。
  2. 【請求項2】前記ベルトは、前記駆動軸に設けたクラッ
    チプーリと前記ピックアップローラの軸に設けた被駆動
    プーリに掛け渡されていることを特徴とする請求項1記
    載の給紙装置。
  3. 【請求項3】前記セパレートローラは駆動軸に対して回
    動可能に支承され、駆動軸の正規の回転に伴いローラ側
    に駆動軸に沿って摺動して、ローラとカム結合してロー
    ラに駆動伝達され、駆動軸に対して正規回転とは相対的
    に逆の回転力が作用した場合は、前記正転時とは反対の
    方向に摺動してカム結合が解除されるようなセパレート
    ハブを有し、前記クラッチプーリは上記セパレートハブ
    に套嵌され該セパレートハブの軸方向に沿った摺動移動
    により、該ハブとカム結合およびその解除がなされるよ
    うにしたことを特徴とする請求項2記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】前記ピックアップローラの軸に、該軸から
    ピックアップローラに駆動伝達するためのワンウェイク
    ラッチとアーム昇降用トルクリミッタと過負荷緩衝用ク
    ラッチを設けたことを特徴とする請求項1、2、3いず
    れか記載の給紙装置。
JP30032399A 1999-10-22 1999-10-22 給紙装置 Expired - Fee Related JP3882426B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30032399A JP3882426B2 (ja) 1999-10-22 1999-10-22 給紙装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30032399A JP3882426B2 (ja) 1999-10-22 1999-10-22 給紙装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001122452A true JP2001122452A (ja) 2001-05-08
JP3882426B2 JP3882426B2 (ja) 2007-02-14

Family

ID=17883402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30032399A Expired - Fee Related JP3882426B2 (ja) 1999-10-22 1999-10-22 給紙装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3882426B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10308453B2 (en) 2016-12-22 2019-06-04 Canon Kabushiki Kaisha Sheet feeding apparatus and image forming apparatus

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013082519A (ja) 2011-10-07 2013-05-09 Seiko Epson Corp シート状媒体送り出し装置およびシート状媒体処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10308453B2 (en) 2016-12-22 2019-06-04 Canon Kabushiki Kaisha Sheet feeding apparatus and image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP3882426B2 (ja) 2007-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100513753B1 (ko) 사무기기의 급지장치
JP2521303B2 (ja) 自動給紙装置
TW200304892A (en) Sheet feeding apparatus and image forming apparatus and image reading apparatus provided with the same
JP3098500B2 (ja) 自動給紙装置
JP3902181B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP2001122452A (ja) 給紙装置
JPS61282237A (ja) シ−ト材給送装置
JP3867693B2 (ja) 給紙装置
JP2547978B2 (ja) シート材給送装置
JP3873941B2 (ja) 給紙装置
JP2001039555A (ja) シート給送装置
JP3615664B2 (ja) 給紙装置
JP3832454B2 (ja) 給紙装置
JP2001099196A (ja) 駆動伝達機構
JP2733319B2 (ja) 原稿搬送読取装置
JP3671336B2 (ja) 用紙搬送装置
JPH0455226A (ja) 給紙装置
JP2001080763A (ja) 原稿斜行防止機構付き自動給紙装置
JP3329938B2 (ja) 用紙送り装置
JP2951712B2 (ja) 給紙装置
JP3368667B2 (ja) 原稿給紙装置
JP2000103525A (ja) 給紙装置
JPH021292Y2 (ja)
JP3864937B2 (ja) 駆動伝達機構の組付構造
JP3622427B2 (ja) 分離給紙装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060725

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061024

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111124

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121124

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131124

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131124

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees