JP2001120239A - 容器入り食品 - Google Patents

容器入り食品

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JP2001120239A
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淳 金丸
Keiko Mihashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラザニアやソース類の充填回数を減らし生産
効率を上げることにより大量生産に適した容器入り食品
を提供する。 【解決手段】 容器1の底部側には少なくとも複数のラ
ザニア片5を混合したソース類2を、開口部側には底部
側のソース類2と同種又は異種のソース類7を充填して
あり、かつ前記両ソース類2、7の間はラザニア3で区
分してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状のパスタ
「ラザニア」を用いた容器入り食品に関し、詳しくは容
器底部側の原料ソースの中にラザニア片(本発明におい
てはラザニアの小片だけでなく他の種類のシート状パス
タ片をも含む)を混ぜ合わせておくことによってソース
類の区分に一枚のラザニアを用いるだけで、従来の二枚
以上のラザニアを用いてソース類を区分したものと同様
の外観及び食感を持ち、かつ製造を容易とした容器入り
食品に関する。
【0002】
【従来の技術】「ラザニア」は「ラザーニャ」等とも呼
ばれるシート状(平板状)パスタの一種であるが、この
ラザニアを用いた食品は、通常少なくとも二枚以上のラ
ザニアを用い、その間に肉、魚、野菜等から製したミー
トソースやトマトソース等を挟みこみ、その最上層をホ
ワイトソース等とチーズトッピングで覆って焼成処理し
たものが食卓に供される。例えば、一般に市販され或い
は料理店にて供されるラザニアを用いた食品としては、
少なくとも容器底部側にミートソースを充填されその上
にラザニアを敷き、さらにミートソースとラザニアを順
次幾重にも積層し、容器開口部側にホワイトソースを充
填してその上にチーズをトッピングし焼成した形態のも
のが広く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
幾重にもラザニアとソース類を積み重ねたような食品
は、これを製造するに際して、容器内へラザニアとソー
ス類を交互に供給する繰り返し作業が多くなり、これを
大量生産するには極めて生産効率が悪いという欠点があ
り、この解決策が求められていた。したがって本発明の
目的は、大量生産するに際して生産効率が良く、しかも
風味及び外観も従来品に見劣りしない容器入り食品を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意研究した結果、例えばラザニア二枚を
ソースの区切りに使用する容器入り食品にあっては、ラ
ザニアを二枚使用する代りに、下段側のラザニアに相当
する量のラザニアの切断片(他の種類のシート状パスタ
片でもよい)を準備し、これをあらかじめミートソース
等のソース類に混合してから、容器の底部側に充填し、
その上に上段側のラザニアをそのまま載せ、その後は従
来どおりホワイトソース等を充填して製すれば、製造が
効率的であり且つ外観及び食感が従来品と変わらない容
器入り食品が得られることを知見し、本発明を完成させ
た。
【0005】すなわち、本発明容器入り食品は、容器の
底部側に少なくとも複数のラザニア片を混合したソース
類を、開口部側には底部側のソース類と同種又は異種の
ソース類を充填してあり、かつ前記両ソース類の間はラ
ザニアで区分してなることを特徴とする。この際、ラザ
ニア片を混合するソース類はミートソース又はトマトソ
ースであり、開口部側に充填するソース類はホワイトソ
ースとしておくと一般に多く賞味されているラザニアを
用いた食品と同様の風味のものが得られるのでよい。ま
た、ホワイトソースの上面に粉チーズ及び/又はチーズ
小塊を載せておくと、外観上も風味上もさらに食欲をそ
そるものにすることができる。さらに、これらを冷蔵又
は凍結しておけば、長期保存に耐え、流通上も優れたラ
ザニア食品とすることが可能となるのでよい。
【0006】本発明に使用される容器としては耐熱性の
ものであればよく、例えば陶製、ガラス製、アルミニウ
ム製、合成樹脂製、耐熱紙製等から選択できる。また、
本発明に係るソース類としてはミートソース(ボロネー
ズソースを含む)、トマトソース、ホワイトソース、ク
リームソース、ベシャメルソース等公知のソース類が挙
げられるが、これらを好みにより如何に組み合せ用いて
もよく、さらに加熱によって溶けるチーズ等を加えるこ
ともでき、格別の制限は無い。但し、容器底部側に充填
するソース類にはラザニア片を混合しておくことが肝要
である。本発明に係るラザニア片は、例えば強力粉、
卵、水等を混練し常法どおり1mm程度の厚さまで伸ば
して製されたラザニアを千切って断片状にしたもの、又
は一般に市販されている他の種類のシート状パスタ片を
そのまま用いることができる。尚、シート状パスタ片と
しては、完全な平板形状のものだけでなく、平板形状を
主体とし多少の特徴的な形態が付与してある例えばタッ
コリーネ、リボンヌードル、ファルファーレ、コンキリ
エ等を含むものである。また、ラザニア片の平面形状を
略四辺形としておくと、外観及び食感上において最も従
来品に近いものとすることができ好ましい。さらに、本
発明に係る複数のラザニア片は、ラザニア1枚分(製品
種類によっては2枚分以上)の代りに用いるものである
ことから、その分量は容器入り食品として完成された状
態の総重量でラザニアの少なくとも1枚分以上としてお
くことが好ましい。また、ラザニア及びラザニア片は、
生、乾燥品、茹処理品のいずれかを適宜選択して用いる
ことができる。さらに、ラザニア及びラザニア片を製す
るに際して、原料中に例えばホーレン草やトマトその他
の野菜等を混ぜ入れて色彩上変化に富むものにしておい
てもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例の図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明一実施例の断面図
である。耐熱性の合成樹脂(結晶化ポリエチレンテレフ
タレート)からなる容器1内の底部側に、常法により製
されたミートソース(底部側ソース2)74gとあらか
じめ茹で処理された複数のラザニア片5,5,5…を3
0g混合したラザニア片混合ミートソース104gが充
填してあり、この混合ミートソースの上に10分間茹で
処理したラザニア3(15g)を配置し、このラザニア
3の上、即ち容器1の開口部側にホワイトソース(開口
部側ソース)7が100g充填してある。さらに、この
開口部側ソース7の表面にチーズ小塊4,4,4…と粉
チーズ6,6,6…を計15g散置してある。チーズ小
塊4,4,4…は加熱によって溶けやすいモッツアレ
ラ、ゴーダ、チェダー、ステッペン等のチーズを主体と
したものであり、粉チーズ6はパルメザン、エメンター
ル、チェダー、エダム、ゴーダ等からなる市販品の粉末
チーズである。本実施例では、耐熱性容器1はその上側
を保護するために硬質合成樹脂(延伸ポリスチレン)製
の蓋8を装着して包装されている。食時に供する際は、
蓋8を取り除きオーブン等で直接加熱し、表面のチーズ
小塊4,4,4…を溶融させ、粉チーズ6,6,6…に
焦げ目がつく程まで加熱処理される。尚、この加熱処理
をあらかじめ製造時に行っておき、電子レンジ等で加熱
するだけで食することができるようにしておいてもよ
い。
【0008】本実施例の完成品の形態としては、市場流
通に供する際は、上記加熱処理の有無にかかわらず、あ
らかじめこれを冷蔵又は冷凍して長期保管に適したもの
とされる。また、本実施例では容器1の底部側ソース2
に混合される砕いた複数のラザニア片5,5,5…の総
重量は、ラザニア3の1枚分のほぼ倍量(約30g)と
してあり、さらにラザニア片5,5,5…の平面形状
は、一辺1乃至5cmの四辺形としてある。また、本実
施例に用いられる底部側ソース2(ミートソース)や開
口部側ソース7(ホワイトソース)は常法どおり製され
たものであり、特段の制限はない。さらに本発明を実施
するに際して本実施例によらずミートソースとホワイト
ソースをあらかじめ混合して、これに粉チーズや生クリ
ームを入れ塩、こしょうで味を整えたいわゆるラザニア
ソースを製しておき、これにラザニア片5,5,5…を
加えたものと加えないものの2種類を調製して取り分
け、順次容器1に充填して本発明容器入り食品を製する
こともできることは言うまでもない。本発明容器入り食
品は、従来のものに比べて外観及び食感上の差異がなく
生産効率のよいものを得ることを目的としてなされたも
のであるが、本実施例の図1と従来品である図2の製品
を、10人のパネラーにより食べ較べた試食結果では、
パネラー全員が外観及び食感の両面で、本実施例と従来
品に殆ど差異がないことを認めた。さらに試食したパネ
ラーの総合意見として、本実施例に関しては、底部側の
ラザニアがあらかじめ一辺1乃至5cmの四辺形状の断
片状としてあるので、食する際にスプーン等で底部側の
ラザニアを切る必要がなく、従来品に較べて食べ易いと
いう期待していなかった良い評価を得ることができた。
【0009】
【発明の効果】以上のように本発明容器入り食品によれ
ば、容器の底部側のソース類に複数のラザニア片を混合
したものを充填してあるので、製造する際に容器内への
ラザニア及びソース類の充填回数を減らすことができる
とともに、充填工程の機械化等が可能であり、大量生産
に適した生産効率のよい容器入り食品を得ることができ
る。また、容器開口部側のソース類等は従来と何ら変わ
らないものとできるので、外観及び食感は従来品と差異
のないものを得ることができる。さらに、ラザニアの代
りにあらかじめ砕いたラザニア片を容器の底部側に充填
してあるので、これを食する際にはスプーン等で切る必
要がなくなり、食し易い容器入り食品とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明容器入り食品の一実施形態を示す一部切
欠き側面図である。
【図2】従来の容器入り食品の一例を示す一部切欠き側
面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 底部側ソース(ミートソース) 3 ラザニア 4 チーズ小塊 5 ラザニア片 6 粉チーズ 7 開口部側ソース(ホワイトソース) 8 蓋 9 空間部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の底部側には少なくとも複数のラザ
    ニア片を混合したソース類を、開口部側には底部側のソ
    ース類と同種又は異種のソース類を充填してあり、かつ
    前記両ソース類の間はラザニアで区分してなることを特
    徴とする容器入り食品。
  2. 【請求項2】 複数のラザニア片の総重量をラザニア1
    枚分以上としてある請求項1記載の容器入り食品。
  3. 【請求項3】 ラザニア片を一辺1乃至5cmの略四辺
    形状としてある請求項1乃至2記載の容器入り食品。
  4. 【請求項4】容器の底部側のソース類はミートソース又
    はトマトソースであり、開口部側のソース類はホワイト
    ソースである請求項1乃至3記載の容器入り食品。
  5. 【請求項5】 開口部側ソース類の上面に粉チーズ及び
    /又はチーズ小塊を載せてある請求項1乃至4記載の容
    器入り食品。
  6. 【請求項6】 冷蔵又は凍結してある請求項1乃至5記
    載の容器入り食品。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH099926A (ja) * 1995-06-30 1997-01-14 House Foods Corp 容器入りグラタン類
JPH09206038A (ja) * 1996-01-31 1997-08-12 Meiji Milk Prod Co Ltd グラタンの製造方法

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