JP2001117277A - 電子写真用トナー、画像形成方法及び印刷物 - Google Patents

電子写真用トナー、画像形成方法及び印刷物

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JP2001117277A JP2000242882A JP2000242882A JP2001117277A JP 2001117277 A JP2001117277 A JP 2001117277A JP 2000242882 A JP2000242882 A JP 2000242882A JP 2000242882 A JP2000242882 A JP 2000242882A JP 2001117277 A JP2001117277 A JP 2001117277A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多色画像に対しては黒色部の光沢度を抑制
し、画像全体としてバランスとれた見やすい画像を提供
するとともに、モノクロ画像についてはユーザーに好ま
れる艶消し画像を与える画像形成方法、トナー及び印刷
物を提供すること。 【解決手段】 黒色を含む複数色のトナーを用いて異な
った色のトナー像を重ねることによる多色画像形成と、
黒色トナーのみを用いたモノクロ画像形成の両者が可能
な画像形成装置を用い、かつ各色トナーの画像上の最大
転写量が4×10 -3〜8×10-3kg/m2の範囲であ
る画像形成方法において、多色印刷時の黒色トナーの最
大転写量における画像光沢度をGKC、多色印刷時の有
彩色トナーの最大転写量における画像光沢度をGCC、
モノクロ印刷時の黒色トナーの最大転写量における画像
光沢度をGKMとしたときに、下式の関係が成り立つこ
とを特徴とする画像形成方法。 4≦GKC≦25 (%) 5≦GCC≦30 (%) 1≦GKM≦10 (%) 0.5≦GKC/GCC≦0.9 0.1≦GKM/GKC≦0.7 GKM≦GKC≦GCC

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成方法、そ
れに用いる電子写真用トナー及びそれにより形成された
印刷物に関する。
【0002】
【従来の技術】フルカラー電子写真用には従来、電子写
真感光体等の潜像坦持体に色画像情報に基づく潜像を形
成し、該潜像を対応する色のトナーにより現像し、次い
で該トナー像を転写材上に転写するといった画像形成工
程を繰り返した後、転写材上のトナー像を加熱定着して
多色画像を得る方法や装置が知られている。
【0003】多色画像は写真画像などの再現等から適度
な光沢が必要とされ、得られる画像のトナー層が平滑に
なるようにする必要がある。このためカラートナーに使
用される結着樹脂は一般的に低い軟化点を持つものが使
用される。
【0004】近年、電子写真技術を用いたカラー複写機
やカラープリンターが広く使用されるようになってきて
おり、これら機械のフルカラーの再現については比較的
良好であるが、モノクロ画像についてはモノクロの専用
機に比べて速度が遅いことや、カラー機においてのモノ
クロ画像がモノクロ専用機と異なることから、カラー画
像はカラー機で、モノクロ画像はモノクロ機でとのすみ
分けがはっきりしてしまい、モノクロの画像の複写が中
心であるオフィスへの進出を困難にしている。
【0005】特にモノクロ画像については従来から光沢
が低い、いわゆる艶消し調の物が好まれている為、光沢
があるカラー機でのモノクロ画像については、その光沢
が敬遠される傾向にある。この為黒色トナーについて、
光沢を抑える手段として、一般のモノクロ専用機の黒色
トナーと同様の樹脂や軟化点の比較的高い高分子の樹脂
を用いる方法がある。
【0006】たとえば特開平6−148935号では黒
色トナーの樹脂成分の分子量分布及び溶融粘度を規定
し、白黒複写画像形成時とカラー複写画像の形成時とで
定着の熱量を変えることで光沢を調整するとしている。
しかし、黒色トナーの諸物性を規定してもカラー再現に
おいて多色トナーと黒色トナーの光沢が著しく異なる可
能性が生じる。そうすると人間の顔など黒色部を含む写
真画像で光沢の差から著しく見苦しくなったりする。特
に文字部と写真部が混在する場合においては、カラー写
真のハイライト部と文字部で非常に大きな光沢度差があ
り文字、画像ともに見にくくなる。
【0007】一般にトナー画像の光沢度は、トナー画像
形成に際して、使用したトナー量に比例する。従って、
少ないトナー量で現像された画像は、光沢度が低くな
り、多いトナー量で現像された画像は、光沢度が高くな
る傾向がある。このような特性は、単色のトナー画像の
コントラストの調節には、ある程度使える特性である。
しかしながら、特に写真などから、フルカラーの画像を
再生しようとするときには、画像の黒色部に黒色トナー
が多量に転写する傾向がある。それは、フルカラーの画
像において黒色部の濃度がそれ以外の有色部分の濃度よ
り高いからである。黒色トナーと黒色以外の有色トナー
をそれぞれ単独に使用して、単色画像を形成したときに
同一の光沢度を有するようなときに、そのようなトナー
を使用して、フルカラーの画像を再生すると、黒色部の
光沢度が他の有色部の光沢度と比較して、非常に高くな
り、光沢ムラが生じて綺麗なフルカラー画像とはならな
い。
【0008】これを解消する手段として特開平10−2
68562号では、カラー画像におけるカラー及び黒色
トナーの光沢差を規定したものがあるが、これについて
はモノクロ画像の出力の際、黒色トナーの光沢が完全に
消すことが出来ずいわゆる艶消し調とならない為、白黒
を出せるカラー機としては存在しにくい。
【0009】一方、光沢の調整は上記トナー条件のほか
に転写材、転写材上のトナー量、及び画像形成方法に用
いられる定着器の構成、定着条件にも依存している。例
えば特開平4−1670号には定着装置について示され
ており、転写材に応じて定着条件が選択出来るようにな
っている。しかしこれらの条件のみでは有彩色における
黒色の調整は不可能であった。
【0010】また、カラートナーにおいてはトナーの溶
融が不完全であることに起因し、発色性及びOHPシー
トの光透過性の低下が生じてしまう問題がある。この
為、カラー機においては定着時に、定着を十分行ない、
かつオフセットさせない為に、多くは定着ローラへオイ
ル塗布処理を行っており、これらも光沢に影響を与えて
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来技術の問題点を解消するためになされたものであっ
て、その目的は多色画像に対しては黒色部の光沢度を抑
制し画像全体としてバランスとれた見やすい画像を形成
するとともに、モノクロ画像についてはユーザーに好ま
れる艶消し画像を形成するトナー、画像形成方法及び印
刷物を提供することにある。
【0012】
【発明を解決する為の手段】本発明は上記の課題を解決
すべくなされたものである。すなわち、本発明者等は、
多色画像形成及びモノクロ画像形成が行なえる画像形成
装置を用いて画像の形成を行なう場合に、多色印刷時の
黒色トナーの画像光沢度と、多色印刷時の有彩色トナー
の画像光沢度と、モノクロ印刷時の黒色トナーの画像光
沢度との間に、所定の関係をもたせることによって、上
記の目的が達成できることを見出した。本発明はそれに
基づいてなされたものである。
【0013】本発明の第1の発明によれば、少なくとも
黒色を含む複数色のトナーを用いて異なった色のトナー
像を重ねることによる多色画像形成と、黒色トナーのみ
を用いたモノクロ画像形成の両者が可能な画像形成装置
を用い、かつ各色トナーの画像上の最大転写量が4×1
-3〜8×10-3kg/m2の範囲である画像形成方法
において、多色印刷時の黒色トナーの最大転写量におけ
る画像光沢度をGKC、多色印刷時の有彩色トナーの最
大転写量における画像光沢度をGCC、モノクロ印刷時
の黒色トナーの最大転写量における画像光沢度をGKM
とした時に、下式の関係が成り立つことを特徴とする画
像形成方法が提供される。 4≦GKC≦25 (%) 5≦GCC≦30 (%) 1≦GKM≦10 (%) 0.5≦GKC/GCC≦0.9 0.1≦GKM/GKC≦0.7 GKM≦GKC≦GCC
【0014】本発明の第2の発明は、多色印刷時とモノ
クロ印刷時における設定定着温度及びニップ圧力が同じ
でかつ1.2≦(モノクロ印刷時の線速/多色印刷時の
線速)≦2.0の条件下で定着を行うことを特徴とする
上記第1の発明の画像形成方法である。
【0015】本発明の第3の発明は、黒色を除く前記複
数色のトナーは各々少なくとも着色剤と、分子量及び分
子量分布が、重量平均分子量(MW):10000〜2
5000、数平均分子量(MN):2000〜7000
及び重量平均分子量(MW)/数平均分子量(MN):
3〜10である樹脂成分を含有してなる電子写真用トナ
ーであり、黒色トナーは少なくとも着色剤と、該樹脂成
分と、該樹脂成分100重量部に対し1〜10重量部の
少なくとも1種の非相溶性樹脂(前記樹脂成分に対して
非相溶性の樹脂)とを含有する電子写真用トナーである
ことを特徴とする上記第1又は第2の発明の画像形成方
法である。
【0016】本発明の第4の発明は、黒色トナー以外の
前記複数色のトナーの色がイエロー、マゼンタ、及びシ
アンであることを特徴とする上記第1〜第3のいずれか
の発明の画像形成方法である。
【0017】本発明の第5の発明は、分子量及び分子量
分布が、重量平均分子量(MW):10000〜250
00、数平均分子量(MN):2000〜7000及び
重量平均分子量(MW)/数平均分子量(MN):3〜
10である前記樹脂成分がポリエステル樹脂であること
を特徴とする上記第3の発明の画像形成方法である。
【0018】本発明の第6の発明は、前記非相溶性樹脂
のMI値が1〜30であることを特徴とする上記第3の
発明の画像形成方法である。
【0019】本発明の第7の発明は、前記非相溶性樹脂
がスチレンアクリル樹脂であることを特徴とする上記第
3又は第6の発明の画像形成方法である。
【0020】本発明の第8の発明は、定着ローラに1〜
1000ストークスのシリコンオイル成分を3〜8×1
-5kg/m2塗布して定着を行うことを特徴とする上
記第1〜第7のいずれかの画像形成方法である。
【0021】本発明の第9の発明は、少なくとも黒色を
含む複数色のトナーにおいて、黒色を除く前記複数色の
トナーは各々少なくとも着色剤と、分子量及び分子量分
布が、重量平均分子量(MW):10000〜2500
0、数平均分子量(MN):2000〜7000及び重
量平均分子量(MW)/数平均分子量(MN):3〜1
0である樹脂成分を含有してなる電子写真用トナーであ
り、黒色トナーは少なくとも着色剤と、該樹脂成分と、
該樹脂成分100重量部に対し1〜10重量部の少なく
とも1種の非相溶性樹脂(前記樹脂成分に対して非相溶
性の樹脂)を含有することを特徴とする電子写真用トナ
ーである。
【0022】本発明の第10の発明は、黒色トナー以外
の前記複数色のトナーの色がイエロー、マゼンタ、及び
シアンであることを特徴とする上記第9の発明の電子写
真用トナーである。
【0023】本発明の第11の発明は、分子量及び分子
量分布が、重量平均分子量(MW):10000〜25
000、数平均分子量(MN):2000〜7000及
び重量平均分子量(MW)/数平均分子量(MN):3
〜10である前記樹脂成分がポリエステル樹脂であるこ
とを特徴とする上記第9又は第10の発明の電子写真用
トナーである。
【0024】本発明の第12の発明は、前記非相溶性樹
脂のMI値が1〜30であることを特徴とする上記第9
の発明の電子写真用トナーである。
【0025】本発明の第13の発明は、少なくとも黒色
を含む複数色のトナーを用いて異なった色のトナー像を
重ねることによる多色画像形成と、黒色のみを用いたモ
ノクロ画像形成の両者が可能な画像形成装置を用い、か
つ各色トナーの画像上の最大転写量を4×10-3〜8×
10-3kg/m2とする画像形成方法で形成された印刷
物において、多色印刷時の黒色トナーの最大転写量にお
ける画像光沢度をGKC、多色印刷時の有彩色トナーの
最大転写量における画像光沢度をGCC、モノクロ印刷
時の黒色トナーの最大転写量における画像光沢度をGK
Mとしたときに、下式の関係が成り立つことを特徴とす
る印刷物である。 4≦GKC≦25 (%) 5≦GCC≦30 (%) 1≦GKM≦10 (%) 0.5≦GKC/GCC≦0.9 0.1≦GKM/GKC≦0.7 GKM≦GKC≦GCC
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。本発明において光沢度は、定着画像サンプルを光
沢度計(VG−1D)(日本電色社製)を用い、投光角
度、受光角度をそれぞれ60°にあわせ、S、S/10
の切り替えSWはSにあわせ、0調整及び標準板を用
い、標準設定の後試料台に前記画像を置き、測定を行っ
ている。
【0027】また、本発明における画像上の最大転写量
とは、画像形成装置において単色のベタ画像を作成した
際の転写材への転写量を示す。最大転写量が8×10-3
kg/m2以上であると、フルカラーで再現の際、トナ
ー量が多すぎ、転写チリが発生し易く、混色不良による
色ムラや、OHPシートの透過性の不良が発生し易く、
また光沢も高くなり易く好ましい画像が得られない。最
大転写量が4×10-3kg/m2以下であると、望むべ
く光沢がえられたとしても、着色度の低い色の淡い画像
となり、望ましい画像が得られない。
【0028】本発明によれば多色画像形成の黒画像や有
彩色画像、モノクロ画像形成の黒画像の光沢に上限を設
けることにより、光沢度が必要以上に高くなるのを防止
でき、更に多色画像中の黒の光沢度を有彩色の光沢度よ
りも相対的に低くすることにより黒色トナーの余計な発
色を押さえることが出来、落ち着いた見やすい多色画像
を提供することが出来る。逆にある程度光沢がないと、
とくに写真画像などにおいてみすぼらしい画像となって
しまう。
【0029】更に多色画像形成において、4≦GKC≦
25(%)、5≦GCC≦30(%)であって、黒部分
と有彩色部分の関係が0.5≦GKC/GCC≦0.9
であれば写真画像などの有彩色、黒が混在する画像にお
いて調和のとれた多色画像となるが、0.9より高くな
ると無彩色である黒が必要以上に目立ってしまい、0.
5以下であると黒の発色が少なく写真画像などとの光沢
差が大きすぎ、全体のバランスがとれない画像となって
しまう。更に好ましくは0.6≦GKC/GCC≦0.
85である。
【0030】一方、多色画像形成時の黒は上記理由から
ある程度の光沢度は必要であるが、モノクロ画像形成時
の黒はさらに光沢がないほうが望まれる。その為1≦G
KM≦10(%)かつGKM≦GKC≦GCCかつ0.
1≦GKM/GKC≦0.7である必要がある。
【0031】ここで本発明に用いられる定着装置の一例
を図1に示す。定着ローラ1と加圧ローラ2に圧力をか
けて未定着トナー像8を定着させる。定着ローラ1の表
面には離型層3が設けられている(例えば、シリコンゴ
ム)。又、加圧ローラ2の表面にも離型層3が設けられ
ている(例えば、フッ素樹脂)。定着ローラ1の表面に
はオイル塗布フェルト6によりシリコンオイル7が塗布
されていて、定着ローラ1の表面にトナーが付着するの
を防止している。分離爪10によって、定着ローラ1か
ら転写紙9を剥離する。定着ローラ1と加圧ローラ2の
表面温度はヒーター5により加熱されており、図示しな
いサーミスターによって、任意な温度にコントロールさ
れて、トナーが定着される。オイル塗布フェルト6と分
離爪10との間には必要に応じて、フェルト11を取り
付けてクリーニングの機能をもたせても良い。フェルト
11は同様に加圧ローラ2にも取付けても良い。
【0032】本発明において、多色画像形成時とモノク
ロ画像形成時で黒の光沢性を変化させる為には、定着装
置の熱エネルギーを変えて行うことが望ましい。定着の
熱エネルギーを変えるには、一般的に定着温度、定着の
ニップ幅、定着の線速等を変える方法があるが、定着温
度を変更するのは時間がかかることや、定着のニップ幅
を変える為には圧力を制御する装置が必要となり、好ま
しくない。
【0033】このため、定着の線速を多色印刷時、モノ
クロ印刷時で変えることが望ましく、更に好ましくは定
着の線速を 1.2≦(黒のみ印刷時の線速/多色印刷時の線速)≦
2.0 とするのがよい。この場合、2.0より線速比が大きい
と多色印刷時光沢度があがりすぎたりホットオフセット
が発生してしまう可能性が大きくなる。又、1.2より
小さいとモノクロ印刷時と多色印刷時で黒色トナーに光
沢差が生じにくく望むべく画像が得られない。1.3≦
(黒のみ印刷時の線速/多色印刷時の線速)≦1.9で
あれば更に好ましい画像が得られる。
【0034】又、安定した光沢を得る為にはオイル塗布
量の最適化も重要である。オイル塗布量の下限はトナー
画像が定着ローラへのオフセットが起きない条件で決ま
る。又、上限はオイルが媒体上でユーザーに不快感を味
あわせないことで決まってくる。ここでのユーザーへの
不快感とは、具体的には高印字率での用紙カールの増大
や印字面への過剰オイル付着によるぬめり感等である。
【0035】しかし、厳密にオイル塗布量の上下限を決
めるには、光沢度も考慮に入れることが必要である。光
沢度の満足域は通常オフセットによる下限値と、不快感
で決まる上限値よりも狭い範囲に存在している。そのた
め、オイル塗布量は前述の光沢度を満足させるには、可
能な限り下限に近い領域に抑えることが必要になる。
【0036】各色トナーの画像上の最大転写量が4×1
-3〜8×10-3kg/m2でのオイル塗布量として
は、ニップ幅4.5±0.5mm、ニップ圧15±3k
gf、定着温度140±5℃のときA4用紙一枚あたり
2.5〜3.5mg、つまり3〜8×10-5kg/m2
であり、好ましくは4〜6×10-5kg/m2である。
【0037】本発明で用いられる結着樹脂は公知のもの
が使用可能であり、具体的には、従来からトナー用結着
樹脂として使用されてきたものは全てが適用される。こ
のような樹脂としては、例えば、ポリオール樹脂、スチ
レンアクリル共重合体、ポリスチレン、ポリクロロスチ
レン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその置換
体の単重合体;スチレン/p−クロロスチレン共重合
体、スチレン/プロピレン共重合体、スチレン/ビニル
トルエン共重合体、スチレン/ビニルナフタレン共重合
体、スチレン/アクリル酸メチル共重合体、スチレン/
アクリル酸エチル共重合体、スチレン/アクリル酸ブチ
ル共重合体、スチレン/アクリル酸オクチル共重合体、
スチレン/メタクリル酸メチル共重合体、スチレン/メ
タクリル酸エチル共重合体、スチレン/メタクリル酸ブ
チル共重合体、スチレン/α−クロルメタクリル酸メチ
ル共重合体、スチレン/アクリロニトリル共重合体、ス
チレン/ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン/ビ
ニルメチルケトン共重合体、スチレン/ブタジエン共重
合体、スチレン/イソプレン共重合体、スチレン/アク
リロニトリル/インデン共重合体、スチレン/マレイン
酸共重合体、スチレン/マレイン酸エステル共重合体な
どのスチレン系共重合体;ポリメチルメタクリレート、
ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸
ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステ
ル、ポリビニルブチルブチラール、ポリアクリル酸樹
脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹
脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹
脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックスなどが挙げ
られ、これらは単独であるいは2種以上混合して使用さ
れる。
【0038】その中でも黒色を除く複数色のトナーにお
いては、結着樹脂の構成する樹脂成分の、分子量及び分
子量分布が、重量平均分子量(MW):10000〜2
5000、数平均分子量(MN):2000〜7000
及び重量平均分子量(MW)/数平均分子量(MN):
3〜10である樹脂成分であることが望ましい。
【0039】樹脂成分の重量平均分子量が、25,00
0よりも多くなると、熱エネルギーを変えることによる
定着性の確保が厳しくなり、10000よりも小さくな
ると光沢が上がり過ぎるため好ましくない。又、数平均
分子量が2000以下であると耐熱性や、長期間の保存
性の問題が発生し、7,000よりも大きいと定着温度
を上げなくてはならず好ましくない。又、重量平均分子
量/数平均分子量が10よりも大きいと、厚紙やOHP
シートなどにおいて十分な光沢性がえられなくなってし
まい、3以下であると高温オフセットが発生する可能性
が大きくなってしまう。
【0040】更にこの樹脂成分がポリエステル樹脂であ
ると、製造上に利点があることや、保存性等が他に比べ
よいことから望ましい。
【0041】又、黒色トナーにおいても前記公知の結着
樹脂が使用可能であるが、黒色を除く複数色のトナーと
同様、結着樹脂の構成する樹脂成分の、分子量及び分子
量分布が、重量平均分子量(MW):10000〜25
000、数平均分子量(MN):2000〜7000及
び重量平均分子量(MW)/数平均分子量(MN):3
〜10である樹脂成分を使用することが望ましい。
【0042】さらに黒色トナーにおいては黒色を除く複
数色のトナーに比べ光沢度を下げるよう調整する必要が
ある。このため、上記結着樹脂に対し非相溶である樹脂
を上記結着樹脂100重量部に対して1〜10重量部含
有させることが望ましい。1重量部以上の非相溶性樹脂
を含有することで黒色を除く複数色のトナーよりも光沢
を落とすことができるが、10重量部を超えると黒色ト
ナーの光沢が低くなりすぎ望むべき光沢が得られない。
更にこの樹脂のMI値が1〜30である高分子成分であ
れば非相溶性が高くなり望むべく光沢がえられることか
ら好ましい。非相溶性樹脂がスチレンアクリルであると
バランスのとれた光沢が得られ、更に好ましい。
【0043】ここで分子量分布及び、MI値の測定法は
以下の様に行っている。
【0044】(重量平均分子量)GPCによる測定で、
40℃のヒートチャンバー内でカラムを安定させ、この
カラムに溶媒としてTHFを毎分1mlの流速で流し、
試料濃度の0.05〜0.6重量%に調整したトナー又
はレジンのTHF試料溶液50〜200μlを注入して
測定する。
【0045】(MI値)トナー及びレジンの試料5gを
TOYOSEIKI製FLOW RATE COUNT
ER TYPE−C−5059Dに静置する。プランジ
ャーの圧力を2160g、昇温後の平衡温度を150℃
にセットし試料のMI(10分/g)を測定する。
【0046】着色剤としては公知の染料及び顔料が全て
使用でき、例えば、カーボンブラック、ニグロシン染
料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(1
0G、5G、G)、カドミユウムイエロー、黄色酸化
鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、オイルイエロー、ハンザイ
エロー、(GR、A、RN、R),ピグメントイエロー
L、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイ
エロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、
R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、
アンスラゲンイエローBGL、イソインドリノンイエロ
ー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミユウムレッド、カド
ミユウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネン
トレッド4R、パラレッド、ファイヤーレッド、パラク
ロルオルトニトロアニリンレッド、リソールファストス
カーレットG、ブリリアントファストスカーレット、ブ
リリアントカーミンBS、パーマネントレッド(E2
R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファスト
スカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリ
アントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネ
ントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ピグメ
ントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマリ
ーン、パ−マネントボルドーF2K、ヘリオボルドーB
L、ボルドー10B、ボンマリーンライト、ボンマリー
ンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ロ
ーダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレ
ットB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナク
リドンレッド、ピラゾロンレッド、クロームバーミリオ
ン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオ
レンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリ
ブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブ
ルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシア
ニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブ
ルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラ
キノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオ
レットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサジン
バイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグ
リーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアンエメ
ラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグ
リーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレー
キ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリー
ン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リ
トボン及びそれらの混合物等が挙げられる。
【0047】着色剤の使用量は一般にバインダー樹脂1
00重量部に対し0.1〜50重量部である。
【0048】本発明における黒色を除く複数色のトナー
はどの様な色であってもかまわないが、フルカラーを再
現できることが好ましい。更に黒以外の複数色のトナー
がイエロー、シアン、マゼンタの3色であると、現像の
回数が少なくてすみ、かつ比較的広い色調範囲をカバー
できることから好ましい。
【0049】本発明のトナーは、必要に応じて帯電制御
剤を含有してもよい。帯電制御剤としては公知のものが
全て使用でき、例えばニグロシン系染料、トリフェニル
メタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸
キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミ
ン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム
塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体又は化合物、タ
ングステンの単体又は化合物、フッ素系活性剤、サリチ
ル酸金属塩及び、サリチル酸誘導体の金属塩等である。
【0050】本発明において荷電制御剤の使用量は、バ
インダー樹脂の種類、必要に応じて使用される添加剤の
有無、分散方法を含めたトナー製造方法によって決定さ
れるもので、一義的に限定されるものではないが、好ま
しくはバインダー樹脂100重量部に対して0.1〜1
0重量部の範囲で用いられる。好ましくは、2〜5重量
部の範囲がよい。0.1重量部未満では、トナーの負帯
電が不足し実用的でない。10重量部を越える場合には
トナーの帯電性が大きすぎ、キャリアや現像スリーブ等
との静電的吸引力の増大によるスペントやフィルミング
などのよって画像濃度の低下を招く。又、必要に応じ
て、複数の荷電制御剤を併用してもよい。
【0051】本発明においてはトナー単独で現像剤とな
し静電潜像を顕像化する、いわゆる1成分現像法で現像
しても良いし、トナーとキャリアを混合してなる2成分
現像剤を用いて静電潜像を顕像化する2成分現像法で現
像しても良い。
【0052】2成分現像法で使用されるキャリアとして
は鉄粉、フェライト、ガラスビーズ等、従来と同様のも
のが挙げられる。なおこれらキャリアは樹脂を被覆した
ものでもよい。この場合使用される樹脂はポリ弗化炭
素、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、フェノール
樹脂、ポリビニルアセタール、シリコーン樹脂等であ
る。
【0053】いずれにしてもトナーとキャリアとの混合
割合は、一般にキャリア100重量部に対しトナー0.
5〜6.0重量部程度が適当である。
【0054】本発明の黒色を含む複数色のトナ−は必要
に応じて外添剤と混合してもよい。外添剤としては、無
機微粒子を好ましく用いることができる。この無機微粒
子の一次粒子径は、5nm〜2nmであることが好まし
く、特に5nm〜500nmであることが好ましい。
又、BET法による比表面積は、20〜500m2/g
であることが好ましい。この無機微粒子の使用割合は、
トナーの0.01〜5重量%であることが好ましく、特
に0.01〜2.0重量%であることが好ましい。
【0055】無機微粒子の具体例としては、例えばシリ
カ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン
酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロ
ンチウム、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲
母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウ
ム、ペンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、
酸化ジルコニウム、硫酸パリウム、炭酸バリウム、炭酸
カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素などを挙げること
ができる。
【0056】この他の外添剤としては、高分子系微粒子
たとえばソープフリー乳化重合や懸濁重合、分散重合に
よって得られるポリスチレン、メタクリル酸エステルや
アクリル酸エステル共重合体やシリコーン、ベンゾグア
ナミン、ナイロンなどの重縮合系、熱硬化性樹脂による
重合体粒子が挙げられる。
【0057】本発明の黒色を含む複数色のトナーを製造
するにあたっては、上述した様な構成材料をヘンシェル
ミキサー等の混合機にて混合した後、連続混練機或いは
ロールニーダー等の混練機にて、加熱混練し、混練物を
冷却固化後、粉砕分級し、所望の平均粒径を得る方法が
好ましい。他には、噴霧乾燥法、重合法及びマイクロカ
プセル法等の方法がある。更にこうして得られたトナー
を必要に応じて所望の添加剤とヘンシェルミキサー等の
混合機にて十分に混合し、トナーを製造することができ
る。
【0058】
【実施例】以下、実施例より本発明を更に具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。なお、ここでの部は重量基準をあらわす。又、以
下の実施例及び比較例において、イエロー、シアン、マ
ゼンタ、ブラックの各トナーとも着色剤の種類及び量は
すべて同一である。各色共通材料となる樹脂とブラック
で用いられる非相溶性樹脂については各実施例及び比較
例に示すとおりである。
【0059】(樹脂の合成例)
【0060】(ポリエステル樹脂の合成例) 合成例1 攪拌装置、温度計、窒素導入口、流下式コンデンサー、
冷却管付き4つ口セパラブルフラスコに、ポリオキシプ
ロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン740g、ポリオキシエチレン(2,
2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン300g、テレフタル酸ジメチル466g、イソドデ
セニル無水コハク酸80g、1,2,4−ベンゼントリ
カルボン酸トリn−ブチル114gをエステル化触媒と
ともに加えた。窒素雰囲気下で前半210℃まで常圧昇
温し、後半210℃減圧にて撹拌しつつ反応させた。酸
価2.3KOHmg/g、水酸基価28.0KOHmg
/g、軟化点106℃、Tg62℃、Mn=2900、
Mw=15000、Mw/Mn=5.2のポリエステル
樹脂を得た(以下ポリエステル樹脂A1という)。
【0061】合成例2 ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン650g、ポリオキシエ
チレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン650g、イソフタル酸515g、イソ
オクテニルコハク酸70g、1,2,4−ベンゼントリ
カルボン酸80gをエステル化触媒とともにフラスコに
加えた。これらを合成例1と同様の装置、同様の処方に
て反応させ、酸価19.5KOHmg/g、水酸基価3
5.0KOHmg/g、軟化点110℃、Tg60℃、
Mn=6800、Mw=24500、Mw/Mn=3.
6のポリエステル樹脂を得た(以下ポリエステル樹脂A
2という)。
【0062】合成例3 ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン314g、ポリオキシエ
チレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン863g、イソフタル酸648g、イソ
オクテニルコハク酸150g、1,2,4−ベンゼント
リカルボン酸100gをエステル化触媒とともにフラス
コに加えた。これらを合成例1と同様の装置、同様の処
方にて反応させ、酸価21.0KOHmg/g、水酸基
価24.0KOHmg/g、軟化点128℃、Tg65
℃、Mn=5800、Mw=55500、Mw/Mn=
9.5のポリエステル樹脂を得た(以下ポリエステル樹
脂A3という)。
【0063】合成例4 ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン1225g、ポリオキシ
エチレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン165g、テレフタル酸500g、イ
ソドデセニル無水コハク酸130g、1,2,4−ベン
ゼントリカルボン酸トリイソプロピル170gをエステ
ル化触媒とともにフラスコに加えた。これらを合成例1
と同様の装置、同様の処方にて反応させ、酸価0.5K
OHmg/g、水酸基価25.0KOHmg/g、軟化
点109℃、Tg63℃、,Mn=5800、Mw=1
5000、Mw/Mn=2.6のポリエステル樹脂を得
た(以下ポリエステル樹脂A4という)。
【0064】合成例5 合成例4と同様の条件で反応時間を短縮させ酸価0.5
KOHmg/g、水酸基価25.0KOHmg/g、軟
化点109℃、Tg63℃、,Mn=2900、Mw=
5800、Mw/Mn=2.0のポリエステル樹脂を得
た(以下ポリエステル樹脂A5という)。
【0065】(ポリオール樹脂の合成例)
【0066】合成例6 合成例1の装置を用いて、低分子ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂(数平均分子量:約360)205.3g、
高分子ビスフェノールA型エポキシ樹脂(数平均分子
量:約3000)54.0g、ビスフェノールA型プロ
ピレンオキサイド付加体のグリシジル化物432.0
g、ビスフェノールF282.7g、p−クミルフェノ
ール26.0g、キシレン200gを加えた。窒素雰囲
気下で70〜100℃まで昇温し、塩化リチウムを0.
183g加え,更に160℃まで昇温し減圧下でキシレ
ンを留去し、180℃の反応温度で6〜9時間重合させ
て、酸価0.0KOHmg/g、水酸基価58.0KO
Hmg/g、軟化点109℃、Tg62℃、Mn=32
00、Mw=13000、Mw/Mn=4.1のポリオ
ール樹脂を得た(以下ポリオール樹脂A6という)。
【0067】(スチレンアクリル樹脂例) スチレンアクリル樹脂B1:スチレン/n−ブチルアク
リレート/2−エチルヘキシルアクリレート共重合体
(MI値5、Tg65℃) スチレンアクリル樹脂B2:スチレン/n−ブチルアク
リレート共重合体(MI値50、Tg63℃)
【0068】 (実施例1) 各色共通材料 樹脂:ポリエステル樹脂A1 100部 帯電制御剤:サリチル酸亜鉛誘導体 4部 各色別材料 ブラック 樹脂:スチレンアクリル樹脂B1(MI値5) 5部 着色剤:カーボンブラック 5部 イエロー 着色剤:ジスアゾ系イエロー顔料 C.I.PIGMENT YELLOW17) 5部 シアン 着色剤:銅フタロシアニンブルー顔料 4部 (C.I.PIGMENT BLUE15) マゼンタ 着色剤: (C.I.PIGMENT RED184) 4部
【0069】上記組成の各色の混合物をロールミルで溶
融混練し、冷却後、ハンマーミルで粗粉砕後、ジェット
ミルで微粉砕してえられた微粉末を分級し約9μmとし
た。更にこれと疎水性シリカR972(日本アエロジル
社製)を高速回転式混合器を用いて混合し、各色のトナ
ーを得た。
【0070】画像の作成および定着画像はこれらの複数
のトナーを富士通社製プリンターGL−8300改造機
にセットし、最大転写量からなる画像を出力した。条件
を統一する為に定着温度は140度、多色印刷時の定着
の線速を57mm/s、定着ニップ圧を15kgf、ニ
ップ幅を4〜4.5mmについては統一した。
【0071】画像は転写紙にリコー社製TYPE600
0(70W)を用い、それぞれについて多色画像印刷と
モノクロ印刷を行い、画像について光沢度を測定した。
さらにNBSリコー社製複写印刷用紙135k紙を用い
て1000枚の多色印刷を行ない定着性の確認を行っ
た。モノクロ印刷時の定着の速度は91mm/s(モノ
クロ印刷時の線速/多色印刷時の線速=1.6)とし
た。又定着時のシリコンオイルの塗布量を5×10-5
g/m2に設定した。画像はバランスの取れた画像であ
り、定着性も良好であった。
【0072】GCC、GKC、GKM、GKC/GC
C、GKM/GKC及び定着評価結果を以上の条件等と
ともに表1に示す。
【0073】(実施例2)実施例1と同様のトナー及び
定着温度を用いて行った。定着条件は表1に示すよう
に、モノクロ印刷時の定着速度を125mm/s(モノ
クロ印刷時の線速/多色印刷時の線速=2.2)及びオ
イル塗布量を10×10-5kg/m2とした。その結
果、画像については問題なかったが厚紙での画像だしに
おいて一部定着不良が認められた。また普通紙において
用紙カールが比較的顕著であった。結果を表1に示す。
【0074】(実施例3)イエロー、マゼンタ、シアン
については実施例1と同様なトナーを用い、ブラックに
ついては実施例1においてスチレンアクリル樹脂B1を
10部とした以外は実施例1と同様なものを黒色トナー
とした。定着条件は108mm/s(モノクロ印刷時の
線速/多色印刷時の線速=1.9)、又定着時のシリコ
ンオイルの塗布量を5×10-5kg/m2に設定した。
画像は多色印刷においてモノクロの光沢が低めであった
が問題になるほどでなかった。定着は良好であった。結
果を表1に示す。
【0075】(実施例4)各色共通材料として 樹脂:ポリオール樹脂A6 100部 (Mn=3200、Mw=13000、Mw/Mn=
4.1) 帯電制御剤:サリチル酸亜鉛誘導体 4部 を用いた以外は実施例1と同様にして各色のトナーを得
た。定着条件は68mm/s(モノクロ印刷時の線速/
多色印刷時の線速=1.2)、又定着時のシリコンオイ
ルの塗布量を10×10-5kg/m2に設定した。画像
は光沢が高めであったが問題なく、定着は良好であった
が、普通紙において用紙カールが比較的顕著であった。
結果を表1に示す。
【0076】(実施例5)実施例1においてポリエステ
ル樹脂をA1からA2に変更した以外は同様にして各色
のトナーを得た。モノクロ印刷時の定着線速は91mm
/s(モノクロ印刷時の線速/多色印刷時の線速=1.
6)とした。又定着時のシリコンオイルの塗布量を15
×10-5kg/m2に設定した。全体的に光沢が低めで
あったが問題はなかった。定着は良好であった。また普
通紙において用紙カールが比較的顕著であった。結果を
表1に示す。
【0077】(実施例6)イエロー、マゼンタ、シアン
については実施例1と同様なトナーを用い、ブラックに
ついては、スチレンアクリル樹脂B2を5部用いた以外
は実施例1と同様の条件でトナーを得た。モノクロ印刷
時の線速91mm/s(モノクロ印刷時の線速/多色印
刷時の線速=1.6)、オイル塗布量は5×10-5kg
/m2とした。モノクロの光沢が高めであったが問題に
なるほどでなかった。定着は問題なかった。結果を表1
に示した。
【0078】(実施例7)実施例1において、ポリエス
テル樹脂A1をポリエステル樹脂A3に変更した以外は
実施例1と同様にしてトナーを得た。モノクロ印刷時の
線速91mm/s(モノクロ印刷時の線速/多色印刷時
の線速=1.6)、オイル塗布量を15×10-5kg/
2とした。画像の光沢は良好であったが、厚紙におい
て定着不良であるいわゆるコールドオフセットが発生し
てしまった。結果を表1に示す。
【0079】(実施例8)実施例1において、ポリエス
テル樹脂A1をポリエステル樹脂A4に変更した以外は
実施例1と同様にしてトナーを得た。モノクロ印刷時の
線速91mm/s(モノクロ印刷時の線速/多色印刷時
の線速=1.6)、オイル塗布量を5×10-5kg/m
2とした。画像の光沢は良好であったが、1000枚の
画像だし後定着のクリーニング部分がひどく汚れる定着
不良、いわゆるホットオフセットが発生してしまった。
結果を表1に示す。
【0080】(比較例1)実施例1と同様のトナーを用
いた。モノクロ印刷時の線速63mm/s(モノクロ印
刷時の線速/多色印刷時の線速=1.1)、オイル塗布
量を5×10-5kg/m2とした。画像は多色印刷時の
黒と、モノクロ印刷時の黒で光沢度が大きな差とならず
黒の光沢度が高すぎてしまう画像となった。結果を1に
示す。
【0081】(比較例2)実施例1において、ポリエス
テル樹脂A1をポリエステル樹脂A5に変更した以外は
実施例1と同様にして多色トナーを得た。モノクロ印刷
時の線速91mm/s(モノクロ印刷時の線速/多色印
刷時の線速=1.6)、オイル塗布量を10×10-5
g/m2とした。画像の光沢は有彩色、黒色ともに高す
ぎ、また1000枚の画像だし後定着のクリーニング部
分がひどく汚れる定着不良、いわゆるホットオフセット
が発生してしまった。結果を表1に示す。
【0082】(比較例3)実施例1において、ポリエス
テル樹脂A1をポリオール樹脂A6に変更した以外は実
施例1と同様にして多色トナーを得、一方、ブラックに
ついてはスチレンアクリル樹脂B1を用いない以外は実
施例1と同様にして黒色トナーを得た。モノクロ印刷時
の線速91mm/s(モノクロ印刷時の線速/多色印刷
時の線速=1.6)、オイル塗布量を5×10-5kg/
2とした。画像の光沢は有彩色部より黒部が高くなっ
てしまった。結果を表1に示す。
【0083】
【表1】
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来技術と比較して、多色画像に対しては黒色部の光沢
度を抑制し、画像全体としてバランスとれた見やすい画
像が得られるとともに、モノクロ画像についてはユーザ
ーに好まれる艶消し画像が得られる。又、そのシステム
に対応した画像形成方法、電子写真用トナーが提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる定着装置の一例の図。
【符号の説明】 1 定着ローラ 2 加圧ローラ 3、4 耐熱離型層 5 ヒータ 6 オイル塗布フェルト 7 シリコンオイル 8 トナー 9 紙 10 分離爪 11 フェルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/20 107 G03G 9/08 331 109 325 361 (72)発明者 登坂 八郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 山下 裕士 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 倉本 信一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 中村 眞砂恵 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 山本 隆志 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 木下 正一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 溝口 芳三 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 片桐 善道 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも黒色を含む複数色のトナーを
    用いて異なった色のトナー像を重ねることによる多色画
    像形成と、黒色トナーのみを用いたモノクロ画像形成の
    両者が可能な画像形成装置を用い、かつ各色トナーの画
    像上の最大転写量が4×10-3〜8×10-3kg/m2
    の範囲である画像形成方法において、多色印刷時の黒色
    トナーの最大転写量における画像光沢度をGKC、多色
    印刷時の有彩色トナーの最大転写量における画像光沢度
    をGCC、モノクロ印刷時の黒色トナーの最大転写量に
    おける画像光沢度をGKMとしたときに、下式の関係が
    成り立つことを特徴とする画像形成方法。 4≦GKC≦25 (%) 5≦GCC≦30 (%) 1≦GKM≦10 (%) 0.5≦GKC/GCC≦0.9 0.1≦GKM/GKC≦0.7 GKM≦GKC≦GCC
  2. 【請求項2】 多色印刷時とモノクロ印刷時における設
    定定着温度及びニップ圧力が同じでかつ 1.2≦(モノクロ印刷時の線速/多色印刷時の線速)
    ≦2.0 の条件下で定着を行うことを特徴とする請求項1記載の
    画像形成方法。
  3. 【請求項3】 黒色を除く前記複数色のトナーは各々少
    なくとも着色剤と、分子量及び分子量分布が、重量平均
    分子量(MW):10000〜25000、数平均分子
    量(MN):2000〜7000及び重量平均分子量
    (MW)/数平均分子量(MN):3〜10である樹脂
    成分を含有してなる電子写真用トナーであり、黒色トナ
    ーは少なくとも着色剤と、該樹脂成分と、該樹脂成分に
    対して非相溶性でかつ該樹脂成分100重量部に対し1
    〜10重量部の少なくとも1種の非相溶性樹脂とを含有
    する電子写真用トナーであることを特徴とする請求項1
    又は2記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 黒色トナー以外の前記複数色のトナーの
    色がイエロー、マゼンタ、及びシアンであることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】 分子量及び分子量分布が、重量平均分子
    量(MW):10000〜25000、数平均分子量
    (MN):2000〜7000及び重量平均分子量(M
    W)/数平均分子量(MN):3〜10である前記樹脂
    成分がポリエステル樹脂であることを特徴とする請求項
    3記載の画像形成方法。
  6. 【請求項6】 前記非相溶性樹脂のMI値が1〜30で
    あることを特徴とする請求項3記載の画像形成方法。
  7. 【請求項7】 前記非相溶性樹脂がスチレンアクリル樹
    脂であることを特徴とする請求項3又は請求項6記載の
    画像形成方法。
  8. 【請求項8】 定着ローラに1〜1000ストークスの
    シリコンオイル成分を3〜8×10-5kg/m2塗布し
    て定着を行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか
    に記載の画像形成方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも黒色を含む複数色のトナーに
    おいて、黒色を除く前記複数色のトナーは各々少なくと
    も着色剤と、分子量及び分子量分布が、重量平均分子量
    (MW):10000〜25000、数平均分子量(M
    N):2000〜7000及び重量平均分子量(MW)
    /数平均分子量(MN):3〜10である樹脂成分を含
    有してなる電子写真用トナーであり、黒色トナーは少な
    くとも着色剤と、該樹脂成分と、該樹脂成分に対して非
    相溶性でかつ該樹脂成分100重量部に対し1〜10重
    量部の少なくとも1種の非相溶性樹脂とを含有すること
    を特徴とする電子写真用トナー。
  10. 【請求項10】 黒色トナー以外の前記複数色のトナー
    の色がイエロー、マゼンタ、及びシアンであることを特
    徴とする請求項9記載の電子写真用トナー。
  11. 【請求項11】 分子量及び分子量分布が、重量平均分
    子量(MW):10000〜25000、数平均分子量
    (MN):2000〜7000及び重量平均分子量(M
    W)/数平均分子量(MN):3〜10である前記樹脂
    成分がポリエステル樹脂であることを特徴とする請求項
    9又は10記載の電子写真用トナー。
  12. 【請求項12】 前記非相溶性樹脂のMI値が1〜30
    であることを特徴とする請求項9記載の電子写真用トナ
    ー。
  13. 【請求項13】 少なくとも黒色を含む複数色のトナー
    を用いて異なった色のトナー像を重ねることによる多色
    画像形成と、黒色のみを用いたモノクロ画像形成の両者
    が可能な画像形成装置を用い、かつ各色トナーの画像上
    の最大転写量を4×10-3〜8×10-3kg/m2とす
    る画像形成方法で形成された印刷物において、多色印刷
    時の黒色トナーの最大転写量における画像光沢度をGK
    C、多色印刷時の有彩色トナーの最大転写量における画
    像光沢度をGCC、モノクロ印刷時の黒色トナーの最大
    転写量における画像光沢度をGKMとしたときに、下式
    の関係が成り立つことを特徴とする印刷物。 4≦GKC≦25 (%) 5≦GCC≦30 (%) 1≦GKM≦10 (%) 0.5≦GKC/GCC≦0.9 0.1≦GKM/GKC≦0.7 GKM≦GKC≦GCC
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