JP2001117246A - 電子写真感光体及びプロセスカートリッジ - Google Patents

電子写真感光体及びプロセスカートリッジ

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JP2001117246A
JP2001117246A JP29984199A JP29984199A JP2001117246A JP 2001117246 A JP2001117246 A JP 2001117246A JP 29984199 A JP29984199 A JP 29984199A JP 29984199 A JP29984199 A JP 29984199A JP 2001117246 A JP2001117246 A JP 2001117246A
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phthalocyanine pigment
phthalocyanine
sensitivity
pigment
electrophotographic photoreceptor
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JP29984199A
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English (en)
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Takaaki Kimura
高明 木村
Hitoshi Takimoto
整 滝本
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造ロットによらず感度が一定で高湿及び低
湿環境で良好な電子写真特性を有し、製造工程が簡単
で、安価な電子写真感光体を提供する。 【解決手段】 導電性支持体上に電荷発生層と電荷輸送
層とを有する電子写真感光体において、該電荷発生層が
フタロシアニン顔料とバインダー樹脂と金属アルミニウ
ム元素とを含有し、該電荷発生層中の該金属アルミニウ
ム元素の含有量が0.002ppm以上20000pp
m以下である電子写真感光体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フタロシアニン顔
料を感光層中に含有する電子写真感光体及びそれを用い
たプロセスカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】フタロシアニン化合物は、機能材料とし
て様々な分野で活用されており、青色又は緑色系の顔料
および染料として用いられる他、電子写真感光体、光デ
ィスク、太陽電池、センサー、脱臭剤、抗菌剤、非線形
光学材料等、幅広い分野で活発に研究開発が行われてい
る。特に、電子写真感光体に用いられるフタロシアニン
顔料については、感光波長領域が近赤外線の半導体レー
ザーの波長を含み、高い感度を有するものも既に実用化
されており、レーザー・プリンターおよびフルカラー複
写機等のデジタル記録用感光体の電荷発生材料として、
その結晶型と電子写真特性を中心に数多くの報告がなさ
れている。
【0003】一般に、フタロシアニン顔料は、製造方
法、処理方法の違いにより幾つかの結晶型を示し、この
結晶型の違いがフタロシアニン顔料の光電変換特性に大
きな影響を及ぼすことが知られている。フタロシアニン
顔料の結晶型については、例えば、銅フタロシアニン顔
料についてみると、安定型のβ型以外に、α、ε、χ、
γ、δ等の結晶型が知られており、これらの結晶型は、
機械的歪力、硫酸処理、有機溶剤処理および熱処理等に
より、相互に転移が可能であることが知られている(例
えば、米国特許第2,770,629号、同3,16
0,635号、同第3,708,292号および同3,
357,989号明細書)。また、無金属フタロシアニ
ン顔料では、α、β、γ、ε、δおよびX等の結晶型が
知られている。さらに、ガリウムフタロシアニン顔料に
ついても、その結晶型と電子写真特性について多くの報
告がなされており、特開平5−98181号公報には、
特定のブラッグ角度に回折ピークを有するクロロガリウ
ムフタロシアニン顔料およびそれを用いた電子写真感光
体が、さらに特開平5−263007号公報および特開
平7−53892号公報には、非常に高感度なヒドロキ
シガリウムフタロシアニン顔料およびそれを用いた高感
度な電子写真感光体が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、フタロシアニ
ン顔料を電荷発生材料として用いる電子写真感光体の感
度は、使用するフタロシアニン顔料によりほぼ確定して
しまうため、電子写真感光体の設計の際には、電子写真
プロセスが要求する感度に見合ったフタロシアニン顔料
の選択が必要となる。しかしながら、最終的に電荷発生
材料として用いるフタロシアニン顔料を得るには多くの
合成工程、結晶型変換工程を経るために、得られる電荷
発生層の感度が顔料製造ロット毎にばらつきをもつおそ
れがある。言い換えると一定の条件で作成しているにも
拘わらず、得られた顔料を使用した電荷発生層の感度
が、膜厚等の条件を同じにしても、一定であるとはかぎ
らない。電子写真プロセスの要求感度と電子写真感光体
の感度が一致しない場合、細線の太りや細り、又はかぶ
りの問題を発生することがあるので、これを防止し高品
位な画像形成を達成するためには、電荷発生材料の選択
に制限があった。さらに、個人ユーザや小規模なオフィ
ス等の市場で使用される汎用の小型レーザー・プリンタ
ーおよび高解像度を要求されるフルカラー複写機用の電
子写真感光体については、プロセスの要求感度と電子写
真感光体の感度が一致しないと、解像度が低下したり、
中間調の再現性が悪化するという問題を有しているた
め、フタロシアニン顔料をそのまま電荷発生材料として
使用するには制限があった。
【0005】電子写真感光体を所望の感度に調整するた
めには、例えば電荷発生材料を樹脂分散系で用いる場
合、使用する結着樹脂または溶剤として適当なものを選
択する等の方法が知られているが、結着樹脂および溶剤
は、感光体の構成上または生産上の制約を受け、使用で
きるものが限定されるため、電子写真感光体の感度を実
際に要求された感度に調整することは難しい。一方、複
数のフタロシアニン顔料を混合して用いることによっ
て、感度調整を行うことも報告されている。例えば、特
開昭62−27227号公報には、α型およびβ型チタ
ニルフタロシアニン顔料を用いることが、また特開平2
−183261号公報には、ブラッグ角(2θ)=7.
6°、10.2°、12.6°、13.2°、15.2
°、16.2°、18.4°、22.5°、24.2
°、25.4°および28.7°に回折ピークを与える
結晶を有するチタニルフタロシアニン顔料と27.3°
にピークを与える結晶型を有するチタニルフタロシアニ
ン顔料とを混合することが記載されており、異なる結晶
型のチタニルフタロシアニン顔料を混合し、その混合比
率を変化させてその感度を調整することが知られてい
る。また、特開平2−280169号公報には、チタニ
ルフタロシアニン顔料に無金属フタロシアニン顔料、銅
フタロシアニン顔料等の多種のフタロシアニン顔料を混
合し、感度を調整することが示されている。
【0006】しかしながら、上記の公報等に示される電
子写真感光体の感度は必ずしも十分ではなく、顔料を樹
脂に分散させて使用する際に、分散性や分散液の保管安
定性が実用上満足できるものではない、繰り返し使用時
の電位変動が大きい、高湿および低湿環境下で特性が大
きく変動する等の問題があった。また、製造工程が複雑
であったり、コストが高いという問題を有していた。
【0007】本発明は、従来の技術における上記のよう
な問題点を解消するためになされたものである。すなわ
ち、本発明の目的は、製造ロットによらず感度が一定で
高湿及び低湿環境で良好な電子写真特性を有し、製造工
程が簡単で、安価な電子写真感光体及びプロセスカート
リッジを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、電荷発生層
中のアルミニウム元素の含有量により感度が変化するこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、導電性支持体上に電
荷発生層と電荷輸送層とを有する電子写真感光体におい
て、該電荷発生層がフタロシアニン顔料とバインダー樹
脂と金属アルミニウム元素とを含有し、該電荷発生層中
の該金属アルミニウム元素の含有量が0.002ppm
以上20000ppm以下である電子写真感光体を提供
する。
【0010】また、本発明は上記の電子写真感光体を含
むプロセスカートリッジを提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
【0012】本発明の電子写真感光体は導電性支持体上
に電荷発生層と電荷輸送層とを有し、電荷発生層はフタ
ロシアニン顔料とバインダー樹脂と金属アルミニウム元
素とを含有する。
【0013】本発明において、電荷発生材料として用い
るフタロシアニン顔料としては、既知のものをすべて使
用することができるが、その中でもクロロガリウムフタ
ロシアニン顔料、ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔
料およびチタニルフタロシアニン顔料が好ましく、その
中でも、特定の結晶型を有するクロロガリウムフタロシ
アニン顔料、ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料お
よびチタニルフタロシアニン顔料が特に好ましい。
【0014】本発明の電子写真感光体に用いるクロロガ
リウムフタロシアニン顔料としては、ブラッグ角(2θ
±0.2°)の7.4°、16.6°、25.5°およ
び28.3°に強い回折ピークを有するものであり、公
知の方法で製造される粗クロロガリウムフタロシアニン
を、公知の粉砕装置を使用して機械的に乾式粉砕する
か、乾式粉砕した後、溶剤と共に上記処理装置を用いて
湿式処理を行うことによって製造することができる。
【0015】本発明の電子写真感光体に用いるヒドロキ
シガリウムフタロシアニン顔料としては、ブラッグ角
(2θ±0.2°)の7.5°、9.9°、12.5
°、16.3°、18.6°、25.1°および28.
3°に強い回折ピークを有するものであり、公知の方法
で製造される粗クロロガリウムフタロシアニンを、アシ
ッド・ペースト処理した後、さらに溶剤処理を行うこと
によって製造することができる。
【0016】本発明の電子写真感光体に用いるチタニル
フタロシアニン顔料としては、ブラッグ角(2θ±0.
2°)の、27.3°に強い回折ピークを有するもので
あり、公知の方法で製造される粗チタニルフタロシアニ
ンを、アシッド・ペースト処理した後、さらに特定の溶
剤を用いて溶剤処理を行うことによって製造することが
できる。
【0017】粗金属フタロシアニン化合物の合成法とし
ては、ジイミノイソインドリンと金属塩化物とを有機溶
剤の存在下で加熱するジイミノイソインドリン法、フタ
ロニトリルと金属塩化物とを加熱融解または有機溶剤の
存在下で加熱するフタロニトリル法、無水フタル酸と尿
素および金属塩化物とを加熱融解または有機溶剤の存在
下で加熱するワイラー法、シアノベンズアミドと金属塩
とを高温で反応させる方法、ジリチウムフタロシアニン
と金属塩とを反応させる方法等を挙げることができる。
また、粗無金属フタロシアニンの合成法としては、o−
フタロジニトリルまたはジイミノイソインドリンを強塩
基触媒の存在下で適当な溶媒を用いて反応させる方法等
を挙げることができる。これらの合成方法において使用
する溶剤としては、α−クロロナフタレン、β−クロロ
ナフタレン、α−メチルナフタレン、メトキシナフタレ
ン、ジフェニルエタン、エチレングリコール、ジアルキ
ルエーテル、キノリン、スルホラン、ジクロロベンゼ
ン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジ
メチルスルホアミド等の反応不活性な高沸点の溶剤が好
ましい。
【0018】本発明において、アルミニウム元素は化合
物の形で存在していてもよい。
【0019】電荷発生層にアルミニウムを添加する簡単
な方法は、粗フタロシアニンを粉砕する際に、アルミニ
ウムを含む材料、例えば、アルミナをメディアとする粉
砕機を使用する方法であり、粉砕時間を調節することに
よりアルミニウムの添加量、ひいては感度を調製でき
る。具体的には、(1)粗フタロシアニン化合物をアシ
ッド・ペースト処理した後、次いで粉砕処理する、
(2)粗フタロシアニン化合物を粉砕処理する、(3)
粗フタロシアニン化合物を粉砕処理して微粒化した後、
次いで湿式処理する際に、上記の粉砕機を使用する。
【0020】アルミニウム金属元素の含有量は粉砕時間
により調整可能であるが、粉砕時間の調整により顔料の
粒子形状、粒度分布などの物性値が変化するため、フタ
ロシアニン顔料とメディアを合わせた後の処理時間を短
縮しつつアルミニウムの添加量を増やすには予め一定時
間アルミナ製メディアのみで粉砕工程を稼動させること
も可能である。
【0021】電荷発生層中のアルミニウムの含有量は
0.02〜20000ppmであり、20〜1800p
pmが好ましく、100〜1000ppmがより好まし
い。
【0022】本発明の一実施態様においては、フタロシ
アニン化合物を粉砕処理することにより微粒子化して、
分散性に優れたフタロシアニン顔料が得られるが、多く
の場合、粉砕処理は結晶変換を伴う。粉砕処理には、溶
剤を使用せずに行う乾式粉砕と溶剤を使用する湿式粉砕
があるが、本発明においては、いずれの方法でも使用す
ることができる。乾式粉砕に使用する装置としては、振
動ミル、自動乳鉢、サンドミル、ダイノーミル、コボー
ルミル、アトライター、遊星ボールミル、ボールミル等
があげられる。いずれの装置でもアルミナ製メディアを
使用する。
【0023】一方、湿式粉砕に使用する装置としては、
上記乾式粉砕における装置が使用できるほか、攪拌槽、
超音波分散機、高圧ホモジナイザー等が使用できる。湿
式粉砕に使用できる溶剤としては、ベンジルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、シクロヘキサノン、メチ
ルエチルケトン、トルエン、モノクロロベンゼン、酢酸
n−ブチル、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチル
ホルムアミド、水、およびこれらの溶剤の2種以上の混
合物等が挙げられる。
【0024】これらの溶剤は、フタロシアニン顔料1重
量部に対して1〜200重量部、好ましくは10〜10
0重量部の範囲で用いられる。湿式処理の温度は、0℃
以上の溶剤の沸点、好ましくは10〜80℃の範囲から
選択される。
【0025】乾式又は湿式粉砕後のフタロシアニン顔料
の平均粒径は0.5μm以下が好ましく、0.3μm以
下がより好ましく、このような粒径の顔料粒子が得られ
るように処理時間を調整する。
【0026】合成により得られた粗フタロシアニン化合
物は、粉砕処理により微粒化してから湿式処理すること
により、フタロシアニン顔料の結晶変換が容易となり、
湿式処理において使用する溶剤の選択によって、高感度
から低感度まで広範囲にわたるフタロシアニン顔料を製
造することができるが、本発明においては、粉砕処理に
よる微粒化処理の時間により微妙な感度の調整が可能と
なり、最適な感度に制御することができる。
【0027】本発明の他の実施態様においては、粗フタ
ロシアニン化合物をアシッド・ペースト処理した後、ア
ルミナを添加し、次いで湿式処理することもできる。粗
フタロシアニン化合物をアシッド・ペースト処理するこ
とによって、微粒化すると同時に非晶質または低結晶化
度のフタロシアニン結晶に変換することができる。これ
をさらに湿式処理して結晶変換することにより、フタロ
シアニン顔料を製造することができるが、本発明におい
ては、上記のアシッド・ペースト処理とは、粗フタロシ
アニン化合物を硫酸に溶解するか、硫酸塩にしたものを
アルカリ水溶液、水または氷水中に注ぎ、再析出させる
方法を意味する。アシッド・ペースト処理に用いる硫酸
としては、濃度70〜100%、好ましくは95〜10
0%のものが好ましい。
【0028】本発明の電子写真感光体の電荷発生層に使
用されるバインダー樹脂としては、周知のもの、例え
ば、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリスルホン、
ポリエステル、ポリイミド、ポリエステルカーボネー
ト、ポリビニルブチラール、メタクリル酸エステル重合
体、酢酸ビニル重合体または共重合体、セルロースエス
テルまたはエーテル、ポリブタジエン、ポリウレタン、
フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フッ
素樹脂等またはこれらの部分架橋硬化物等が挙げられ、
それらを単独あるいは2種以上用いることができる。
【0029】電荷発生層中のフタロシアニン顔料とバイ
ンダー樹脂の混合比は、40:1〜1:4、好ましくは
20:1〜1:2である。フタロシアニン顔料の比率が
高すぎる場合には、塗布溶液が不安定になり、低すぎる
場合には、感度が低下する。
【0030】フタロシアニン顔料とバインダー樹脂とを
分散するのに使用される溶剤としては、メタノール、エ
タノール、n−ブタノール、ベンジルアルコール、アセ
トン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸メ
チル、酢酸n−ブチル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、メチレンクロライド、クロロホルム、トルエン、キ
シレン、クロロベンゼン、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド、水等の各種溶剤またはこれらの混合
物を挙げることができる。
【0031】分散手段としては、サンドミル、コロイド
ミル、アトライター、ダイノーミル、コボールミル、ロ
ールミル、超音波分散機、高圧ホモジナイザー等の方法
が利用できる。
【0032】本発明において、電荷発生層はフタロシア
ニン顔料とバインダー樹脂を分散した塗布液を導電性支
持体上に又は導電性支持体上に設けられた下引き層上に
塗工することにって形成される。また、後述の電荷輸送
層の上に塗工することによっても形成してもよい。この
際の電荷発生層の膜厚は0.01〜5μm、好ましくは
0.03〜2μmである。
【0033】電荷輸送層は、一般的には電荷輸送材料と
バインダー樹脂より構成される。電荷輸送材料として
は、公知のものであればいずれも使用できる。電荷輸送
層用バインダー樹脂としては、例えば、ポリカーボネー
ト、ポリアリレート、ポリスチレン、ポリエステル、ス
チレン−アクリロニトリル共重合体、ポリスルホン、ポ
リメタクリル酸エステル、スチレン−メタクリル酸エス
テル共重合体、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、フェノー
ル樹脂等の公知の樹脂が使用される。電荷輸送材料とバ
インダー樹脂との配合比は、5:1〜1:5、好ましく
は3:1〜1:3である。電荷輸送材料の比率が高すぎ
る場合には、電荷輸送層の機械的強度が低下し、低すぎ
る場合には、感度が低下する。また、電荷輸送材料が成
膜性を有する場合には、上記成膜性樹脂を省くこともで
きる。
【0034】電荷輸送層は、上記電荷輸送材料とバイン
ダー樹脂とを適当な溶剤に溶解し、塗布することによっ
て形成するが、膜厚は5〜50μm、好ましくは10〜
40μmである。
【0035】電荷輸送層には、酸化防止剤として、ヒン
ダードアミン系化合物またはヒンダードフェノール系化
合物を含有させることが好ましい。ヒンダードアミン系
化合物およびヒンダードフェノール系化合物としては、
モビリティが修飾的な置換基に左右されないため、公知
の化合物を広く使用することができる。酸化防止剤の総
添加量は、添加される層全体の0.01〜10重量%の
範囲が好ましい。
【0036】上記の電荷発生層、電荷輸送層を形成する
ための塗布方法としては、スプレーコーティング法、ワ
イヤーバーコーティング法、浸漬コーティング法、ビー
ドコーティング法、カーテンコーティング法等の公知の
方法を用いることができる。
【0037】本発明の電子写真感光体における導電性支
持体としては、電子写真感光体に通常使用されるもので
あれば、如何なるものでも用いることができる。また、
導電性支持体の表面は、必要に応じて画質に影響の無い
範囲で各種の処理を行うことができる。例えば、表面の
陽極酸化処理、液体ホーニング等による粗面化処理、薬
品処理、着色処理等を行うことができる。
【0038】前述のように、導電性支持体上には、必要
に応じて下引き層を設けてもよい。下引き層としては、
例えば、アルミニウム陽極酸化被膜、酸化アルミニウ
ム、水酸化アルミニウム等の無機層、ポリビニルアルコ
ール、ポリエチレン、ポリアクリル酸、セルロース類、
ポリウレタン、ポリイミド、ポリアミド等の有機層、ジ
ルコニウムキレート化合物、ジルコニウムアルコキシド
化合物、チタニルキレート化合物、チタニルアルコキシ
ド化合物等の有機金属化合物、シランカップリング剤等
よりなる層を用いることができる。下引き層の膜厚は
0.01〜20μm、好ましくは0.0.1〜10μm
である。
【0039】本発明は、さらに必要に応じて、電荷発生
層と電荷輸送層とを有する感光層表面に保護層を被覆し
てもよい。保護層は導電性材料を適当なバインダー樹脂
中に含有させて形成される。導電性材料としては、ジメ
チルフェロセン等のメタロセン化合物、N,N′−ビス
−(m−トリル)ベンジジン等の芳香族アミノ化合物、
酸化アンチモン、酸化スズ、酸化チタン、酸化インジウ
ム、酸化スズ−酸化アンチモン等の金属酸化物を用いる
ことができるが、これらに限定されるものではない。ま
た、この保護層に用いるバインダー樹脂としては、上記
バインダー樹脂として例示したものを使用することがで
きる。保護層の電気抵抗は109 〜10 14Ω・cmであ
ることが好ましい。保護層の膜厚は0.5〜20μm、
好ましくは1〜10μmである。
【0040】本発明の電子写真感光体は本発明の電子写
真感光体は、レーザー・プリンター、LEDプリンタ
ー、CRTプリンター等の各種プリンター、複写機、F
AX、デジタル複合機、フルカラー複写機等のデジタル
式電子写真装置の他、プロセスカートリッジにも使用す
ることができる。本発明の電子写真感光体は高速又は小
径感光体を使用する複写機等に特に有利であり、本発明
が特に効果を奏するプロセススピードは20〜500m
m/secである。また、露光−現像時間は10〜18
0msecが有利である。
【0041】
【実施例】以下、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明する。なお、実施例等において、「部」はすべて
「重量部」を意味する。合成例1(クロロガリウムフタロシアニンの合成) 1,3−ジイミノイソインドリン30部および三塩化ガ
リウム9.1部をジメチルスルホキシド230部中に入
れ、150℃において4時間反応させた後、生成物を濾
別し、これをメタノールで洗浄後乾燥することによりI
型クロロガリウムフタロシアニンの粗結晶28部を得
た。
【0042】前記した粗I型クロロガリウムフタロシア
ニン10部を、直径12mmのアルミナ製ビーズ100
部と共にアルミナ製ポットに入れた。これを振動ミル
(商品名MB−1型、中央化工機社製)に装着し、10
0時間の乾式粉砕を行って平均粒径0.02μmのクロ
ロガリウムフタロシアニン顔料を得た。得られたクロロ
ガリウムフタロシアニン顔料の粉末X線回折図を図1に
示す。
【0043】得られたクロロガリウムフタロシアニン顔
料5部を、直径5mmのガラスビーズ60部と共にジメ
チルスルホキシド50部中、室温において24時間ボー
ルミリングし、これを酢酸エチル3000部で洗浄した
後、乾燥して、平均粒径0.02μmのII型クロロガリ
ウムフタロシアニン顔料4.5部を得た。
【0044】蛍光X線分析装置にてこのII型クロロガリ
ウムフタロシアニン顔料のアルミニウム元素信号のカウ
ント値を測定し、予めAl濃度の判明しているサンプル
によって得られた検量線からその定量値を求めた結果1
20ppmを定量した。蛍光X線分析機としては理学電
機(株)製、システム3370Eを使用した。測定方法
としては以下のとおりである。試料(II型クロロガリウ
ムフタロシアニン顔料)0.900gとセルロースパウ
ダー0.100gを秤量して混合し、圧縮時間1分、圧
力1961Mpaの条件で被測定ディスクを形成した。
ついでX線管に冷却水を流し、PRガスの流量50cm
3/min.を確認後装置を起動させた。条件は50K
V、20mAであった。合成例2 振動ミルによる乾式粉砕を160時間とした以外は合成
例1と同様にII型クロロガリウムフタロシアニン顔料を
得た。平均粒径は0.018μmとなった。蛍光X線分
析装置にてアルミニウム元素量を合成例1と同様にして
求めた。定量値は148ppmであった。合成例3 振動ミルによる乾式粉砕を200時間とした以外は合成
例1と同様にII型クロロガリウムフタロシアニン顔料を
得た。平均粒径は0.016μmとなった。蛍光X線分
析装置にてアルミニウム元素量を合成例1と同様にして
求めた。定量値は188ppmであった。合成例4 振動ミル単独で、アルミナ製メディアのみを入れ連続1
00時間運転した。この後合成例1と同様にII型クロロ
ガリウムフタロシアニンを入れて、乾式粉砕を160時
間とした以外は合成例1と同様にII型クロロガリウムフ
タロシアニン顔料を得た。平均粒径は0.018μmと
なった。蛍光X線分析装置にてアルミニウム元素量を合
成例1と同様にして求めた。定量値は9500ppmで
あった。合成例5 合成例1と同様に粗I型クロロガリウムフタロシアニン
を合成した。この粗I型クロロガリウムフタロシアニン
30部を直径12mmの鋼鉄製ビーズ100部と共に鋼
鉄製ポットに入れた。これを振動ミル(商品名MB−
1、中央化工機社製)に装着し、160時間の乾式粉砕
を行って平均粒径0.012μmのクロロガリウムフタ
ロシアニン顔料を得た。得られたクロロガリウムフタロ
シアニン顔料の粉末X線回折図を図2に示す。この結果
から合成例1で得られたクロロガリウムフタロシアニン
顔料と合成例5で得られたものの結晶型には変化がない
ことを確認した。
【0045】得られたクロロガリウムフタロシアニン顔
料5部を、直径5mmのガラスビーズ60部と共にジメ
チルスルホキシド50部中、室温において24時間ボー
ルミリングし、これを酢酸エチル3000部で洗浄した
後、乾燥して、平均粒径0.02μmII型クロロガリウ
ムフタロシアニン顔料4.5部を得た。
【0046】蛍光X線分析装置にてこのII型クロロガリ
ウムフタロシアニン顔料の鉄元素信号のカウント値を測
定し、鉄濃度の判明しているサンプルによって得られた
検量線からその定量値を求めた結果、130ppmを定
量した。蛍光X線分析については理学電気(株)製、シ
ステム3370Eを使用した。測定方法は合成例1で記
載したとおりである。合成例6 粗I型クロロガリウムフタロシアニン25部、乾式粉砕
を180時間とした以外は合成例5と同様にして、電荷
発生顔料を作製した。実施例1 ポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレックBM−
1、積水化学工業社製)8部をn−ブチルアルコール1
52部に溶解させた溶液に、トリブトキシジルコニウム
アセチルアセトネートの50%トルエン溶液(商品名:
ZC−540、松本交商社製)100部、γ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン(商品名:A1100、日本
ユニカー社製)10部およびn−ブチルアルコール13
0部を混合した溶液を加え攪拌して、下引き層用の塗布
液を作製した。この塗布液を50μm厚のアルミニウム
シート上に浸漬塗布し、150℃において10分間加熱
乾燥して膜厚1.0μmの下引き層を形成した。
【0047】一方、ポリビニルブチラール樹脂(商品
名:エスレックBM−S、積水化学工業社製)1部を酢
酸nブチル100部に溶解させた溶液と合成例1で得ら
れたクロロガリウムフタロシアニン顔料1部を混合し、
ガラスビーズと共に、3時間サンドミルで分散処理して
電荷発生層形成用塗布液を調製した。得られた塗布液を
前記下引き層の上に浸漬塗布し、100℃で10分間加
熱乾燥させて膜厚0.20μmの電荷発生層を形成し
た。
【0048】次に、形成された電荷発生層の上に電荷輸
送層を形成した。即ち、N,N′−ジフェニル−N,
N′−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1′−ビフ
ェニル]−4,4′−ジアミン4部を電荷輸送材料と
し、ポリカーボネート樹脂(商品名:ユーピロンZ40
0、三菱瓦斯化学社製)6部と共に、モノクロロベンゼ
ン40部に溶解させ、得られた溶液を浸漬塗布装置によ
って前記電荷発生層上に塗布し、120℃で40分間加
熱乾燥して、膜厚20μmの電荷輸送層を形成し、電子
写真感光体を作製した。
【0049】電荷発生層中のアルミニウムの含有量は6
0ppmであった。
【0050】またドラム状感光体として、前記したアル
ミニウムシートに代えて、径30mm、長さ253mm
のアルミパイプを洗浄後、研磨剤を水に懸濁させた液体
ホーニングによりその表面をRa=0.1〜0.5μm
となるよう粗面化処理したものに、感光層を順次塗布
し、感光体ドラムを作成した。
【0051】これらの電子写真感光体を−500Vにな
るよう帯電させ、ついで780nmの波長の光を照射し
て光減衰させ、そのときの露光量E(J/m2)と電位
の減衰量V(V)を測定し、感度dV/dE(kVm2
/J)を求めた。実施例2 合成例2で示した電荷発生用顔料を使用した以外は実施
例1と同様に感光体を作成するとともに、その電気的性
能も同様にして測定した。感度dV/dEは146であ
った。実施例3 合成例3で示した電荷発生用顔料を使用した以外は実施
例1と同様に感光体を作成するとともに、その電気的性
能も同様にして測定した。感度dV/dEは188であ
った。実施例4 合成例4で示した電荷発生用顔料を使用した以外は実施
例1と同様に感光体を作成するとともに、その電気的性
能も同様にして測定した。感度dV/dEは205であ
った。画質の確認 実施例1から実施例4で試作した感光体を、プリンター
(Laser Press 4161II、富士ゼロックス
社製)に装着し、低温低湿下において、連続して約10
000枚の複写操作を行ったが、この間画質に関わる問
題の発生はなかった。
【0052】また28℃、85%RHの高温高湿下にお
いても同様に、連続して約10000枚の複写操作を行
ったが、この間画質に関わる問題の発生はなかった。比較例1 合成例5の顔料を使用した以外は実施例1と同様に感光
体ドラム及びシート上の評価サンプルを作製し、レーザ
ービームプリンター(Laser Press4161
II、富士ゼロックス社製)での画質性能、及び感度dV
/dEを測定した。比較例2 合成例6の顔料を使用した以外は実施例1と同様に感光
体ドラム及びシート上の評価サンプルを作製し、レーザ
ービームプリンター(Laser Press4161
II、富士ゼロックス社製)での画質性能、及び感度dV
/dEを測定した。
【0053】結果を表1にまとめた。
【0054】
【表1】
【0055】実施例の感光体の方が感度が高いことがわ
かる。
【0056】
【発明の効果】本発明は製造ロットによらず感度が一定
で高湿及び低湿環境で良好な電子写真特性を有し、製造
工程が簡単で、安価な電子写真感光体及びプロセスカー
トリッジを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1で得られたクロロガリウムフタロ
シアニン顔料の粉末X線回折図である。
【図2】 比較例1で得られたクロロガリウムフタロ
シアニン顔料の粉末X線回折図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に電荷発生層と電荷輸送
    層とを有する電子写真感光体において、該電荷発生層が
    フタロシアニン顔料とバインダー樹脂と金属アルミニウ
    ム元素とを含有し、該電荷発生層中の該金属アルミニウ
    ム元素の含有量が0.002ppm以上20000pp
    m以下である電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子写真感光体を含む
    プロセスカートリッジ。
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