JP3097289B2 - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JP3097289B2
JP3097289B2 JP04083032A JP8303292A JP3097289B2 JP 3097289 B2 JP3097289 B2 JP 3097289B2 JP 04083032 A JP04083032 A JP 04083032A JP 8303292 A JP8303292 A JP 8303292A JP 3097289 B2 JP3097289 B2 JP 3097289B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上に利用分野】本発明は、導電性支持体上に感光
層を有する電子写真感光体に関するものである。さらに
詳しくは、電荷発生材料および電荷輸送材料として、特
定の化合物を含有する電子写真感光体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】フタロシアニンは、塗料、印刷インキ、
触媒或いは電子材料として有用な材料であり、特に近年
は、電子写真感光材料、光記録用材料および光電変換材
料として広範に検討がなされている。一般に、フタロシ
アニン化合物は、製造方法、処理方法の違いにより、多
数の結晶型を示すことが知られており、この結晶型の違
いは、フタロシアニンの光電変換特性に大きな影響を及
ぼすことが知られている。フタロシアニン化合物の結晶
型については、例えば、銅フタロシアニンについてみる
と、安定系のβ型以外に、α、π、x、ρ、γ、δ等の
結晶型が知られている。銅フタロシアニン以外について
も、メタルフリーフタロシアニン、ヒドロキシガリウム
フタロシアニン、クロルアルミニウムフタロシアニン、
クロルインジウムフタロシアニン等について、種々の結
晶型のものを電子写真感光体に用いることが提案されて
いる。また、本発明者等は、種々のフタロシアニンの結
晶型と電子写真特性との関係について検討を行い、ヒド
ロキシガリウムフタロシアニンについて5種の結晶型を
見出し、特開平3−122814号公報において、それ
らが電子写真感光材料として優れていることを開示し
た。その他、ヒドロキシガリウムフタロシアニンについ
ては、特開平1−221459号公報に、アシッドペー
スティング法によって得られるものが示されている。
【0003】他方、電子写真感光体において、電荷輸送
材料についても従来から種々のものが提案されており、
例えば、特開昭51−93224号、特開平3−158
862号、同3−192262号、同3−200750
号、同3−203739号同3−208057号公報に
は、後記する一般式(I)で示されるトリアリールアミ
ン化合物が記載され、特開昭55−59483号、同5
7−195254号、特開平2−178668号、同2
−190862号、同3−101739号、同3−12
7765号公報には、後記する一般式(II)で示される
トリアリールアミン化合物が記載され、特開昭58−1
98425、同59−216853号、同60−984
37号、同61−32062号、同63−225660
号公報には、後記する一般式(III )で示されるスチル
ベン化合物が記載され、また、特開昭63−31455
4号、特開平1−279253号公報には、後記する一
般式(IV)で示されるエチレン誘導体が記載され、それ
ら化合物の合成法も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子写真感
光体において、高感度かつ繰り返し安定性に優れた電子
写真特性を得るためには、1)電荷発生材料が吸収した
光に対して効率よく電荷を発生すること、2)発生した
電荷が電荷発生材料から電荷輸送材料にスムーズに注入
されること、3)化学的、光化学的に安定であること、
4)電荷輸送材料に注入した電荷が電荷輸送層中を高速
で移動できること、等が必要とされる。つまり、1),
3)および4)の条件を満たすような効率よく電荷を発
生する電荷発生材料や、電荷を高速で移動できる電荷輸
送材料が各々存在しても、2)の条件を満足するような
電荷発生材料と電荷輸送材料の組合せでなければ、高感
度、かつ繰り返し安定性に優れた電子写真感光特性を得
ることはできない。また、電子写真感光体を実用化する
ためには、上記の条件を満足するものであって、感度、
受容電位、電位保持性、電位安定性、残留電位、分光特
性等の電子写真特性、耐磨耗性等の機械的耐久性、熱、
光、放電生成物等に対する化学的安定性など、全ての点
において満足される材料を選択しなければならない。し
かしながら、これら全ての点を満足するような材料の組
合せを選択することは非常に困難なことであり、従来提
案されている電荷発生材料および電荷輸送材料の組合せ
について、上記条件を十分満足するものは得られていな
い。本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、特定の電荷発生材料と、特定の
電荷輸送材料を用いて、半導体レーザー用の近赤外光に
対し、非常に高感度で、画質に優れ、かつ繰り返し安定
性に優れた電子写真感光体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、導電性支持体
上に感光層を有する電子写真感光体において、感光層が
電荷発生材料として、ヒドロキシガリウムフタロシアニ
ン結晶を用い、電荷輸送材料として、下記一般式
(I)、(II)、(III )または(IV)で示される化合
物を用いることを特徴とする。
【化5】 (式中、R1 およびR2 は、それぞれ水素原子、アルキ
ル基またはアリール基を表わし、Xは−(C(CH3
2 −、−(CH2 −(ただし、mは1〜5の整
数)、−(OCH2 CH2 (ただしmは、1〜5の
整数)、−CH=CH−、−CO(CH2 2 −、−C
O(CH2 3 −、シクロベンジリデン基またはシクロ
ヘキシリデン基を表わす。)
【化6】 (式中、R3 、R4 およびR5 は、それぞれ水素原子、
アルキル基、置換または未置換のアリール基またはアラ
ルキル基を表わす。)
【化7】 (式中、R6 およびR7 は、それぞれ水素原子、ハロゲ
ン原子、アルキル基、置換または未置換のアリール基を
表わし、R8 およびR9 は、それぞれ水素原子、アルキ
ル基、置換または未置換のアリール基を表わすか、また
はR8 とR9 が結合して縮合炭素環を形成する原子団を
表わす。)
【化8】 (R10、R11、R12およびR13は、それぞれ水素原子、
アルキル基、置換アミノ基またはアリール基を表わし、
nは0または1である。)
【0006】本発明におけるヒドロキシガリウムフタロ
シアニン結晶としては、X線回折スペクトルにおいて、 1)ブラッグ角度(2θ±0.2°)の7.7°,1
6.5°,25.1°および26.6°に強い回折ピー
クを有する結晶型、 2)ブラッグ角度(2θ±0.2°)の7.9°,1
6.5°,24.4°および27.6°に強い回折ピー
クを有する結晶型、 3)ブラッグ角度(2θ±0.2°)の7.0°,7.
5°,10.5°,11.7°,12.7°,17.3
°,18.1°,24.5°,26.2°および27.
1°に強い回折ピークを有する結晶型、 4)ブラッグ角度(2θ±0.2°)が7.5°,9.
9°,12.5°,16.3°,18.6°,25.1
°および28.3°に強い回折ピークを有する結晶型、
および 5)ブラッグ角度(2θ±0.2°)の6.8°,1
2.8°,15.8°および26.0°に強い回折ピー
クを有する結晶型が好ましいもとして使用される。
【0007】以下、本発明の電子写真感光体を構成する
各層について詳細に説明する。図9ないし図14は、本
発明の電子写真感光体の模式的断面図である。図9〜図
12は、感光層が積層構造の場合を示すものであって、
導電性支持体3上に電荷発生層1が設けられ、その上に
電荷輸送層2が設けられている。図10においては、さ
らに導電性支持体3上に下引き層4が設けられており、
また図11においては、表面に保護層5が設けられてい
る。また、図12においては、下引き層4と保護層5の
両者が設けられている。図13および図14は、感光層
が単層構成の場合を示すものであって、導電性支持体3
上に光導電層6が設けられており、図14においては、
さらに下引き層4が設けられている。
【0008】以下においては、感光層が積層構造の場合
について主として説明する。導電性支持体としては、ア
ルミニウム、ニッケル、クロム、ステンレス鋼等の金属
類、およびアルミニウム、チタニウム、ニッケル、クロ
ム、ステンレス鋼、金、バナジウム、酸化錫、酸化イン
ジウム、ITO等の薄膜を設けたプラスチックフィルム
等或いは導電性付与剤を塗布、または含浸させた紙、お
よびプラスチックフィルムがあげられる。これらの導電
性支持体は、ドラム状、シート状、プレート状等、適宜
の形状のものとして使用されるが、それらに限定される
ものではない。さらに必要に応じて、導電性支持体の表
面は、画質に影響のない範囲で各種の処理を行うことが
できる。例えば、表面の酸化処理や薬品処理、および着
色処理等、または砂目立て等の乱反射処理等を行うこと
ができる。また、導電性支持体と電荷発生層の間にさら
に下引き層を設けてもよい。この下引き層は、感光層の
帯電時において、導電性支持体から感光層への電荷の注
入を阻止するとともに、感光層を導電性支持体に対し
て、一体的に接着保持させる接着層としての作用、或い
は場合によっては導電性支持体の光の反射防止作用等を
示す。この下引き層に用いる結着樹脂は、ポリエチレン
樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル
樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹
脂、フェノール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレ
タン樹脂、ポリイミド樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリ
ビニルアセタール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ポリビニルアルコール樹脂、水溶性ポリエステル樹
脂、ニトロセルロース、カゼイン、ゼラチン、ポリグル
タミン酸、澱粉、スターチアセテート、アミノ澱粉、ポ
リアクリル酸、ポリアクリルアミド、ジルコニウムキレ
ート化合物、チタニルキレート化合物、チタニルアルコ
キシド化合物、有機チタニウム化合物、シランカップリ
ング剤等の公知の材料を用いることができる。また、下
引き層の厚みは、0.01〜10μm、好ましくは0.
05〜2μmの範囲が適当である。
【0009】電荷発生層は、電荷発生材料を結着樹脂に
分散させてなるものであり、電荷発生材料としては、ヒ
ドロキシガリウムフタロシアニン結晶が使用されるが、
上記した結晶型、すなわち、X線回折スペクトルにおい
て、1)ブラッグ角度(2θ±0.2°)の7.7°,
16.5°,25.1°および26.6°に強い回折ピ
ークを有するもの、2)ブラッグ角度(2θ±0.2
°)の7.9°,16.5°,24.4°および27.
6°に強い回折ピークを有するもの、3)ブラッグ角度
(2θ±0.2°)の7.0°,7.5°,10.5
°,11.7°,12.7°,17.3°,18.1
°,24.5°,26.2°および27.1°に強い回
折ピークを有するもの、4)ブラッグ角度(2θ±0.
2°)が7.5°,9.9°,12.5°,16.3
°,18.6°,25.1°および28.3°に強い回
折ピークを有するもの、および5)ブラッグ角度(2θ
±0.2°)の6.8°,12.8°,15.8°およ
び26.0°に強い回折ピークを有するものが好ましく
使用される。
【0010】これらのものは、公知の方法で製造される
クロロガリウムフタロシアニン結晶を、酸またはアルカ
リ性溶液中で加水分解するか、またはアシッドペーステ
ィング処理を行ってヒドロキシガリウムフタロシアニン
結晶を合成し、直接溶剤処理を行うか、或いは、合成に
よって得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶
を溶剤と共に、ボールミル、乳鉢、サンドミル、ニーダ
ー等を用いて湿式粉砕処理を行うか、溶剤を用いずに乾
式粉砕処理を行った後に溶剤処理することによって製造
することができる。上記の処理において溶剤が使用され
る場合、溶剤としては、アミド類(ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリドン等)、エステル類(酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等)、ケトン類(アセトン、メチルエチ
ルケトン等)、さらには数種の混合系、水とこれら有機
溶剤の混合系等があげられる。これらの溶剤は、ヒドロ
キシガリウムフタロシアニン1部に対して、1〜200
部、好ましくは10〜100部の範囲で用いる。処理温
度は、0〜150℃、好ましくは室温〜100℃の範囲
である。また、粉砕の際に、食塩、ぼう硝等の磨砕助剤
を用いることもできる。磨砕助剤は、ヒドロキシガリウ
ムフタロシアニンに対して0.5〜20倍、好ましくは
1〜10倍の量用いる。
【0011】結着樹脂としては、広範な絶縁性樹脂から
選択することができる。また、ポリ−N−ビニルカルバ
ゾール、ポリビニルアントラセン、ポリビニルピレン等
の有機光導電性ポリマーから選択することもできる。好
ましい結着樹脂としては、ポリビニルブチラール樹脂、
ポリアリレート樹脂(ビスフェノールAとフタル酸の重
縮合体等)、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹
脂、フェノキシ樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、ポリアクリルアミ
ド樹脂、ポリビニルピリジン樹脂、セルロース樹脂、ウ
レタン樹脂、エポキシ樹脂、カゼイン、ポリビニルアル
コール樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂等の絶縁性樹脂
をあげることができるが、これらに限定されるものでは
ない。これらの結着樹脂は、単独或いは2種以上混合し
て用いることができる。本発明において、ヒドロキシガ
リウムフタロシアニンと結着樹脂との配合比(重量比)
は、10:1〜1:10の範囲が好ましい。また、上記
の成分を用いて分散させる方法としては、ボールミル分
散法、アトライター分散法、サンドミル分散法等、通常
使用される方法が採用できるが、分散に際しては、前記
ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の結晶型が変化
しないような条件を用いることが必要である。さらにこ
の分散の際、粒子を0.5μm以下、好ましくは0.3
μm以下、さらに好ましくは0.15μm以下の粒子サ
イズにすることが有効である。また、これら分散に用い
る溶剤としては、メタノール、エタノール、n−プロパ
ノール、n−ブタノール、ベンジルアルコール、メチル
セロソルブ、エチルセロソルブ、アセトン、メチルエチ
ルケトン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、酢酸n−ブ
チル、ジオキサン、テトラヒドロフン、メチレンクロ
ライド、クロロホルム、クロルベンゼン、トルエン等の
有機溶剤があげられ、これらは単独或いは2種以上混合
して用いることができる。電荷発生層には、さらに公知
のアクセプターを加えることができ、それにより感度、
安定性を増大させることができる。アクセプターとして
は、例えば、TNF、TeNF、TCNE、ベンゾキノ
ン、クロラニルなどが使用できる。電荷発生層の膜厚
は、一般的には0.1〜5μm、好ましくは0.2〜
2.0μmが適当である。また、電荷発生層を設ける際
に用いる塗布方法としては、ブレードコーティング法、
マイヤーバーコーティング法、スプレーコーティング
法、浸漬コーティング法、ビードコーティング法、エア
ーナイフコーティング法、カーテンコーティング法等の
通常の方法を用いることができる。
【0012】電荷輸送層は、電荷輸送材料を適当な結着
樹脂中に含有させて形成される。電荷輸送材料として
は、前記一般式(I)〜(IV)で示される化合物が使用
される。それらの具体例を以下の表1〜表11に示す。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】
【表3】
【0016】
【表4】
【0017】
【表5】
【0018】
【表6】
【0019】
【表7】
【0020】
【表8】
【0021】
【表9】
【0022】
【表10】
【0023】
【表11】
【0024】電荷輸送層において用いる結着樹脂として
は、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、メタク
リル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩
化ビニリデン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルアセ
テート樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、塩化ビニ
リデン−アクリロニトリル共重合体、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイ
ン酸共重合体、シリコン樹脂、シリコン−アルキッ
ド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、スチレン
−アルキッド樹脂、ポリ−N−ビニルカルバゾール等、
公知の樹脂を用いることができるが、これらに限定され
るものではない。これらの結着樹脂のなかでも、下記構
造式(V)〜(IX)で示される単量体単位よりなるポリ
カーボネート樹脂、およびそれら単量体単位を形成す
量体の共重合によって得られるポリカーボネート樹脂
が好ましく、その場合、相溶性がよく均一な塗膜が得ら
れ、特に良好な特性が示される。
【0025】
【化9】
【0026】上記の結着樹脂は、単独或いは2種以上混
合して用いることができる。電荷輸送材料と結着樹脂と
の配合比(重量比)は、10:1〜1:5の範囲が好ま
しい。電荷輸送層を形成する際に用いる溶剤としては、
ベンゼン、トルエン、キシレン、クロルベンゼン等の芳
香族炭化水素類、アセトン、2−ブタノン等のケトン
類、塩化メチレン、クロロホルム、塩化エチレン等のハ
ロゲン化脂肪族炭化水素類、テトラヒドロフラン、エチ
ルエーテル等の環状または直鎖状のエーテル類等、通常
使用される有機溶剤があげられ、これらは単独或いは2
種以上混合して用いることができる。電荷輸送層の膜厚
は一般には、5〜50μm、好ましくは10〜30μm
の範囲に設定される。電荷輸送層を形成する際の塗布方
法としては、ブレードコーティング法、マイヤーバーコ
ーティング法、スプレーコーティング法、浸漬コーティ
ング法、ビードコーティング法、エアーナイフコーティ
ング法、カーテンコーティング法等、塗布に際して通常
使用方法を用いることができる。電荷輸送層の上には、
必要に応じて保護層を設けてもよい。保護層は、感光層
の帯電時における電荷輸送層の化学的変質を防止すると
共に、感光層の機械的強度を改善する作用を示す。
【0027】保護層は、導電性材料を適当な結着樹脂中
に含有させて形成される。導電性材料としては、N,
N′−ジメチルフェロセン等のメタロセン化合物、N,
N′−ジフェニル−N,N′−ビス(3−メチルフェニ
ル)−[1.1′−ビフェニル]−4,4′−ジアミン
等の芳香族アミン化合物、酸化アンチモン、酸化錫、酸
化チタン、酸化インジウム、酸化錫−酸化アンチモン等
の金属酸化物等の材料を用いることができるが、これら
に限定されるものではない。また、この保護層に用いら
れる結着樹脂としては、ポリアミド樹脂、ポリウレタン
樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリケトン樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルケトン樹脂、ポ
リスチレン樹脂、ポリアクリルアミド樹脂等公知の樹脂
をあげられる。保護層は、その電気抵抗が109 〜10
14Ω・cmとなるように構成するのが好ましい。電気抵
抗が1014Ω・cmよりも高くなると、残留電位が上昇
し、カブリの多い複写物が形成されるようになり、また
109 Ω・cmよりも低くなると画像のボケ、解像力の
低下が生じてしまう。また、保護層は、像露光に用いら
れる光の透過を実質上妨げないように構成しなければな
らない。保護層の膜厚は、0.5〜20μm、好ましく
は、1〜10μmの範囲である。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明する。 合成例1(ヒドロキシガリウムフタロシアニンの合成) 1,3−ジイミノイソインドリン30部、3塩化ガリウ
ム9.1部を、キノリン230部中に入れ、200℃に
おいて3時間反応させた後、生成物を濾別し、アセト
ン、メタノールで洗浄し、次いで、湿ケーキを乾燥した
後、クロロガリウムフタロシアニン結晶28部を得た。
得られたクロロガリウムフタロシアニン結晶3部を、濃
硫酸60部に0℃で溶解した後、得られた溶液を5℃の
蒸溜水450部に滴下し、結晶を再析出させた。蒸溜
水、希アンモニア水等で洗浄した後、乾燥して2.5部
のヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を得た。その
粉末X線回折図を図1に示す。この結晶を自動乳鉢にて
5.5時間粉砕し、非晶質のヒドロキシガリウムフタロ
シアニンを得た。その粉末X線回折図を図2に示す。
【0029】合成例2〜5 合成例1で得られた図1の粉末X線回折図を示すヒドロ
キシガリウムフタロシアニン結晶または図2の粉末X線
回折図を示すヒドロキシガリウムフタロシアニンの0.
5部と、下記表12に示す溶剤15部とを、直径1mm
のガラスビーズ30部と共に、24時間ミリングした
後、結晶を分離した。メタノールで洗浄した後、乾燥し
て、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を得た。そ
の粉末X線回折図を図3〜図6に示す。参考データとし
て、合成例5で得られたヒドロキシガリウムフタロシア
ニン結晶の赤外吸収スペクトルを図7に示す。またその
元素分析値を表13に示す。
【0030】
【表12】
【0031】
【表13】
【0032】合成例6 合成例1で得られた図1の粉末X線回折図を示すヒドロ
キシガリウムフタロシアニン結晶0.5部をエチレング
リコール5部に加え、100℃で7時間攪拌した後、結
晶を分離した。メタノールで洗浄した後、乾燥して、ヒ
ドロキシガリウムフタロシアニン結晶を得た。その粉末
X線回折図を図8に示す。
【0033】実施例1 アルミニウム基板上に、ジルコニウム化合物(商品名:
オルガチックスZC540,マツモト製薬社製)10部
およびシラン化合物(商品名:A1110、日本ユニカ
−社製)1部と、i−プロパノール40部およびブタノ
ール20部とからなる溶液を、浸漬コーティング法で塗
布し、150℃において10分間加熱乾燥して、膜厚
0.5μmの下引き層を形成した。次に、合成例5で得
られたヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶1部を、
ポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレックBM−
S、積水化学社製)1部および酢酸n−ブチル100部
と混合し、ガラスビーズとともにペイントシェーカーで
1時間処理して分散した後、得られた塗布液を上記下引
き層に浸漬コーティング法で塗布し、100℃において
10分間加熱乾燥し、膜厚0.15μmの電荷発生層を
形成した。また、分散後の前記ヒドロキシガリウムフタ
ロシアニン結晶の結晶型は、X線回折によって分散前の
結晶型と比較して変化していないことを確認した。次
に、前記例示化合物I−3 2部と、前記例示構造式
(VII )で示される単量体単位よりなるポリカーボネー
ト樹脂3部を、モノクロロベンゼン29部に溶解し、得
られた塗布液を、電荷発生層が形成されたアルミニウム
基板上に浸漬コーティング法で塗布し、120℃におい
て1時間加熱乾燥し、膜厚20μmの電荷輸送層を形成
した。このようにして得られた電子写真用感光体の電子
写真特性を、静電複写試験装置(エレクトロスタティッ
クアナライザーEPA−8100、川口電気社製)を用
いて評価した。すなわち、常温常湿(20℃、40%R
H)の環境下、−6KVのコロナ放電を行い、帯電させ
た後、タングステンランプの光をモノクロメーターを用
いて800nmの単色光にし、感光体表面上で1μW/
cm2 になるように調整し、照射した。そしてその表面
電位V0 (ボルト)、半減露光量E1/2(erg/cm2 )を
測定し、その10ルックスの白色光を1秒間照射し、残
留電位VRP(ボルト)を測定した。さらに上記の帯電、
露光を1000回繰り返した後のV0 、E1/2 およびV
RPを測定した。そしてそれらの変動量をΔV0 、ΔE1/
2およびΔVRPで表わした。それらの結果を表14に示
す。
【0034】実施例2〜21 実施例1における電荷輸送材料である例示化合物I−3
の代わりに、表14〜表15に示される電荷輸送材料を
用いた以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体
を作製し、同様の測定を行った。それらの結果を表14
および表15に示す。
【0035】比較例1 実施例1における電荷輸送材料の代わりに、下記構造式
(X)で示される化合物を用いた以外は、実施例1と同
様にして、電子写真感光体を作製し、同様の測定を行っ
た。それらの結果を表15に示す。
【化10】
【0036】比較例2 実施例1における電荷輸送材料の代わりに、下記構造式
(XI)で示される化合物を用いた以外は、実施例1と同
様にして、電子写真感光体を作製し、同様の測定を行っ
た。それらの結果を表15に示す。
【化11】
【0037】比較例3 実施例1において、電荷輸送材料としてポリビニルカル
バゾールを単独で用いた以外は、実施例1と同様にし
て、電子写真感光体を作製し、同様の測定を行った。そ
れらの結果を表15に示す。
【0038】比較例4 実施例1におけるヒドロキシガリウムフタロシアニン結
晶の代わりに、x型メタルフリーフタロシアニン(x−
2 Pc)を用いた以外は、実施例1と同様にして、電
子写真感光体を作製し、同様の測定を行った。それらの
結果を表15に示す。 比較例5 実施例10におけるヒドロキシガリウムフタロシアニン
結晶の代わりに、x型メタルフリーフタロシアニン(x
−H2 Pc)を用いた以外は、実施例10と同様にし
て、電子写真感光体を作製し、同様の測定を行った。そ
れらの結果を表15に示す。 比較例6 実施例14におけるヒドロキシガリウムフタロシアニン
結晶の代わりに、x型メタルフリーフタロシアニン(x
−H2 Pc)を用いた以外は、実施例14と同様にし
て、電子写真感光体を作製し、同様の測定を行った。そ
れらの結果を表15に示す。 比較例7 実施例19におけるヒドロキシガリウムフタロシアニン
結晶の代わりに、x型メタルフリーフタロシアニン(x
−H2 Pc)を用いた以外は、実施例19と同様にし
て、電子写真感光体を作製し、同様の測定を行った。そ
れらの結果を表15に示す。
【0039】
【表14】
【0040】
【表15】
【0041】
【発明の効果】本発明の電子写真感光体は、電荷発生材
料および電荷輸送材料として、上記特定の組み合わせを
用いたことにより、上記実施例および比較例の比較から
も明らかなように、半導体レーザー用の近赤外光に対
し、非常に高感度で、画質に優れ、かつ繰り返し安定性
に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 合成例1で得られたヒドロキシガリウムフタ
ロシアニン結晶の粉末X線回折図を示す。
【図2】 合成例1で得られた非晶質ヒドロキシガリウ
ムフタロシアニンの粉末X線回折図を示す。
【図3】 合成例2で得られたヒドロキシガリウムフタ
ロシアニン結晶の粉末X線回折図を示す。
【図4】 合成例3で得られたヒドロキシガリウムフタ
ロシアニン結晶の粉末X線回折図を示す。
【図5】 合成例4で得られたヒドロキシガリウムフタ
ロシアニン結晶の粉末X線回折図を示す。
【図6】 合成例5で得られたヒドロキシガリウムフタ
ロシアニン結晶の粉末X線回折図を示す。
【図7】 合成例5で得られたヒドロキシガリウムフタ
ロシアニン結晶の赤外吸収スペクトル図を示す。
【図8】 合成例6で得られたヒドロキシガリウムフタ
ロシアニン結晶の粉末X線回折図を示す。
【図9】 本発明の電子写真感光体の一例の模式的断面
図を示す。
【図10】 本発明の電子写真感光体の一例の模式的断
面図を示す。
【図11】 本発明の電子写真感光体の一例の模式的断
面図を示す。
【図12】 本発明の電子写真感光体の一例の模式的断
面図を示す。
【図13】 本発明の電子写真感光体の一例の模式的断
面図を示す。
【図14】 本発明の電子写真感光体の一例の模式的断
面図を示す。
【符号の説明】
1…電荷発生層、2…電荷輸送層、3…導電性支持体、
4…下引き層、5…保護層、6…光導電層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 一夫 神奈川県足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社竹松事業所内 (72)発明者 小島 文夫 神奈川県足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社竹松事業所内 (72)発明者 西川 雅之 神奈川県足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社竹松事業所内 (72)発明者 五十嵐 良作 神奈川県足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社竹松事業所内 (72)発明者 真下 清和 神奈川県足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社竹松事業所内 (56)参考文献 特開 平4−351673(JP,A) 特開 平2−35463(JP,A) 特開 平1−221459(JP,A) 特開 昭57−148745(JP,A) 特開 平5−263007(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 5/06 371 G03G 5/06 312 G03G 5/06 313 C09B 47/00 CAS(STN)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に感光層を有する電子写
    真感光体において、該感光層が電荷発生材料として、ヒ
    ドロキシガリウムフタロシアニン結晶を用い、電荷輸送
    材料として、下記一般式(I)、(II)、(III )また
    は(IV)で示される化合物を用いることを特徴とする電
    子写真感光体。 【化1】 (式中、R1 およびR2 は、それぞれ水素原子、アルキ
    ル基またはアリール基を表わし、Xは−(C(CH3
    2 −、−(CH2 −(ただし、mは1〜5の整
    数)、−(OCH2 CH2 (ただしmは、1〜5の
    整数)、−CH=CH−、−CO(CH2 2 −、−C
    O(CH2 3 −、シクロベンジリデン基またはシクロ
    ヘキシリデン基を表わす。) 【化2】 (式中、R3 、R4 およびR5 は、それぞれ水素原子、
    アルキル基、置換または未置換のアリール基、またはア
    ラルキル基を表わす。) 【化3】 (式中、R6 およびR7 は、それぞれ水素原子、ハロゲ
    ン原子、アルキル基、置換または未置換のアリール基を
    表わし、R8 およびR9 は、それぞれ水素原子、アルキ
    ル基、置換または未置換のアリール基を表わすか、また
    はR8 とR9 が結合して縮合炭素環を形成する原子団を
    表わす。) 【化4】 (R10、R11、R12およびR13は、それぞれ水素原子、
    アルキル基、置換アミノ基またはアリール基を表わし、
    nは0または1である。)
  2. 【請求項2】 ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶
    が、X線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角度(2θ
    ±0.2°)の7.7°,16.5°,25.1°およ
    び26.6°に強い回折ピークを有する結晶型であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶
    が、X線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角度(2θ
    ±0.2°)の7.9°,16.5°,24.4°およ
    び27.6°に強い回折ピークを有する結晶型であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電子写真感光体。
  4. 【請求項4】 ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶
    が、X線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角度(2θ
    ±0.2°)の7.0°,7.5°,10.5°,1
    1.7°,12.7°,17.3°,18.1°,2
    4.5°,26.2°および27.1°に強い回折ピー
    クを有する結晶型であることを特徴とする請求項1記載
    の電子写真感光体。
  5. 【請求項5】 ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶
    が、X線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角度(2θ
    ±0.2°)の7.5°,9.9°,12.5°,1
    6.3°,18.6°,25.1°および28.3°に
    強い回折ピークを有する結晶型であることを特徴とする
    請求項1記載の電子写真感光体。
  6. 【請求項6】 ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶
    が、X線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角度(2θ
    ±0.2°)の6.8°,12.8°,15.8°およ
    び26.0°に強い回折ピークを有する結晶型であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電子写真感光体。
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