JP2001116419A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2001116419A
JP2001116419A JP30097799A JP30097799A JP2001116419A JP 2001116419 A JP2001116419 A JP 2001116419A JP 30097799 A JP30097799 A JP 30097799A JP 30097799 A JP30097799 A JP 30097799A JP 2001116419 A JP2001116419 A JP 2001116419A
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refrigerant
evaporator
refrigerator
temperature
detecting means
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JP30097799A
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Inventor
Takeshi Shimizu
武 清水
Masaaki Tanaka
正昭 田中
Koichi Nishimura
晃一 西村
Naoki Yokoyama
直樹 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/25Control of valves
    • F25B2600/2511Evaporator distribution valves

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可燃性冷媒を使用した冷蔵庫において、冷媒
が漏洩した場合の貯蔵物の鮮度劣化を防止することを目
的とする。 【解決手段】 圧縮機19と、凝縮器20と、減圧機構
21と、蒸発器10とを機能的に接続し、可燃性冷媒を
封入した冷凍サイクルと、冷媒漏れ検知手段16と、前
記冷媒漏れ検知手段16からの信号で異常を警報する警
報手段17とを備え、前記冷媒漏れ検知手段16が冷媒
の漏れを検知した時は、前記圧縮機19を連続運転とす
るので、冷蔵庫庫内温度の上昇を極力抑え、貯蔵物の鮮
度劣化が少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可燃性冷媒を封入し
た冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、可燃性冷媒を封入した冷蔵庫に関
するものとしては、特開平8−178481号公報に記
載されたものが挙げられる。
【0003】以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵
庫を説明する。
【0004】図14は、従来の冷蔵庫の冷凍システム図
であり、冷媒にプロパン,イソブタン等の可燃性冷媒が
用いられた冷凍サイクルを示している。即ち、圧縮機1
9から吐出された冷媒は、凝縮器20→減圧機構21→
蒸発器10を通り、再び圧縮機19に戻る冷凍サイクル
を繰返すことで、蒸発器10において、周囲の空気から
フィンを通して蒸発の潜熱を奪い空気を冷却して冷風と
し、冷蔵庫庫内(図示せず)を冷却する。
【0005】凝縮器20を通過する通過風の下流側、又
は蒸発器10を通過する通過風の下流側には冷媒漏れ検
知手段となる可燃性冷媒検知センサ15,16がそれぞ
れ設けられている。
【0006】冷凍サイクル運転時において可燃性冷媒検
知センサ15,16から入力される検知信号に基づき圧
縮機19と、凝縮器冷却ファン22を停止し、別途設け
られた警報装置をオンとすると共に、蒸発器ファン11
を停止させる一方、減圧機構21と蒸発器10との間
と、蒸発器10と圧縮機19との間に設けられ冷媒回路
遮断手段となる開閉弁23,24を閉とするよう機能す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、圧縮機19を停止することで、防爆して
いるが、閉空間の冷蔵庫庫内の低圧側配管部で冷媒の漏
洩が発生した場合は、時間経過とともに、低圧側配管内
と冷蔵庫庫内圧力が平衡し、配管内の冷媒が冷蔵庫庫内
に流出することで、爆発の危険性がある。
【0008】さらに、可燃性冷媒が漏れた直後から、冷
蔵庫庫内の温度は上昇し、貯蔵物に悪影響を与えてしま
うという課題を有していた。
【0009】本発明は上記課題に鑑み、可燃性冷媒が漏
洩した場合においても可燃性冷媒の発火による危険性を
抑制でき、冷蔵庫庫内温度の上昇を極力抑え、貯蔵物の
鮮度劣化が少ない冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の冷蔵庫は、圧縮機と、凝縮器と、減圧機構と、
蒸発器とを機能的に接続し、可燃性冷媒を封入した冷凍
サイクルと、前記蒸発器を除霜する除霜手段と、冷媒漏
れ検知手段と、前記冷媒漏れ検知手段からの信号で異常
を警報する警報手段とを備え、前記冷媒漏れ検知手段が
冷媒の漏れを検知した時は、前記圧縮機を連続運転と
し、前記除霜手段は動作させず、前記警報手段を動作さ
せる。
【0011】このことから、可燃性冷媒を使用した冷凍
サイクルにおいて、可燃性冷媒が漏洩した場合において
も、可燃性冷媒の発火による危険性を抑制でき、メーカ
ーが修理に来るまでの間、冷蔵庫庫内温度の上昇を極力
抑え、貯蔵物の鮮度劣化が少なくできる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、圧縮機と、凝縮器と、減圧機構と、蒸発器とを機能
的に接続し、可燃性冷媒を封入した冷凍サイクルと、前
記蒸発器を除霜する除霜手段と、冷媒漏れ検知手段と、
前記冷媒漏れ検知手段からの信号で異常を警報する警報
手段とを備え、前記冷媒漏れ検知手段が冷媒の漏れを検
知した時は、前記圧縮機を連続運転とし、前記除霜手段
は動作させず、前記警報手段を動作させるので、可燃性
冷媒が漏洩した場合においても、可燃性冷媒の発火によ
る危険性を抑制でき、メーカーが修理に来るまでの間、
冷蔵庫庫内温度の上昇を極力抑え、貯蔵物の鮮度劣化が
少なくできるという作用を有する。
【0013】本発明の請求項2に記載の発明は、冷凍室
と冷蔵室とを空気の対流がないように独立させて設けた
冷蔵庫本体と、圧縮機,凝縮器,冷蔵用の高蒸発温度で
ある冷蔵室用蒸発器、高蒸発温度用の減圧が小さい高蒸
発温度用減圧機構、冷凍用の低蒸発温度である冷凍室用
蒸発器、低蒸発温度用の減圧が大きい低蒸発温度用減圧
機構、前記冷蔵室用蒸発器と冷凍室用蒸発器への冷媒流
れを制御する切替弁とを機能的に接続し、可燃性冷媒が
封入された冷凍システムと、冷凍室用蒸発器を除霜する
除霜手段と、冷媒漏れ検知手段と、前記冷媒漏れ検知手
段からの信号で異常を警報する警報手段とを備え、前記
冷媒漏れ検知手段が冷媒の漏れを検知した時は、前記圧
縮機を連続運転とし、前記切替弁により冷媒を冷蔵室温
度が任意の設定温度以上の時は冷蔵室用蒸発器に流し、
それ以外は冷媒を冷凍室用蒸発器に流し、前記除霜手段
は動作させず、前記警報手段を動作させるので、冷凍
室,冷蔵室に独立した蒸発器を有するシステムにおいて
も、冷凍室,冷蔵室両方の庫内温度の上昇を極力抑え、
貯蔵物の鮮度劣化が少なくできるという作用を有する。
【0014】本発明の請求項3に記載の発明は、冷凍室
と冷蔵室とを空気の対流がないように独立させて設けた
冷蔵庫本体と、圧縮機,凝縮器,冷蔵用の高蒸発温度で
ある冷蔵室用蒸発器、高蒸発温度用の減圧が小さい高蒸
発温度用減圧機構、冷凍用の低蒸発温度である冷凍室用
蒸発器、低蒸発温度用の減圧が大きい低蒸発温度用減圧
機構、前記冷蔵室用蒸発器と冷凍室用蒸発器への冷媒流
れを制御する切替弁とを機能的に接続し、可燃性冷媒が
封入された冷凍システムと、冷凍室用蒸発器を除霜する
除霜手段と、冷媒漏れ検知手段と、前記冷媒漏れ検知手
段からの信号で異常を警報する警報手段とを備え、前記
冷媒漏れ検知手段が冷媒の漏れを検知した時は、前記圧
縮機を連続運転とし、前記切替弁により冷媒を冷凍室用
蒸発器のみに流し、前記除霜手段は動作させず、前記警
報手段を動作させるので、温度変化による鮮度の劣化が
激しい冷凍室内貯蔵物の、鮮度劣化を確実に少なくでき
るという作用を有する。
【0015】本発明の請求項4に記載の発明は、冷蔵庫
周囲温度を検知する温度検知手段を備え、冷媒漏れ検知
手段は、蒸発器入口温度が前記温度検知手段に応じた温
度より任意時間低くなったことを冷媒の漏れと検知する
ので、容易な方法で可燃性冷媒の漏洩を検知でき、メー
カーが修理に来るまでの間、冷蔵庫庫内温度の上昇を極
力抑え、貯蔵物の鮮度劣化が少なくできるという作用を
有する。
【0016】本発明の請求項5に記載の発明は、冷蔵庫
周囲温度を検知する温度検知手段を備え、冷媒漏れ検知
手段は、低圧側の圧力が前記温度検知手段に応じた圧力
より任意時間低くなったことを冷媒の漏れと検知するの
で、容易な方法で可燃性冷媒の漏洩を検知でき、メーカ
ーが修理に来るまでの間、冷蔵庫庫内温度の上昇を極力
抑え、貯蔵物の鮮度劣化が少なくできるという作用を有
する。
【0017】本発明の請求項6に記載の発明は、冷凍室
と冷蔵室とを空気の対流がないように独立させて設けた
冷蔵庫本体と、圧縮機,凝縮器,冷蔵用の高蒸発温度で
ある冷蔵室用蒸発器、高蒸発温度用の減圧が小さい高蒸
発温度用減圧機構、冷凍用の低蒸発温度である冷凍室用
蒸発器、低蒸発温度用の減圧が大きい低蒸発温度用減圧
機構、前記冷蔵室用蒸発器と冷凍室用蒸発器への冷媒流
れを制御する切替弁とを機能的に接続し、可燃性冷媒が
封入された冷凍システムと、冷凍室用蒸発器を除霜する
除霜手段と、少なくとも冷凍室と冷蔵室に設置した冷媒
漏れ検知手段と、前記冷媒漏れ検知手段からの信号で異
常を警報する警報手段とを備え、前記冷媒漏れ検知手段
が冷媒の漏れを検知した時は、前記圧縮機を連続運転と
し、前記切替弁により冷媒を冷媒漏れがない室の蒸発器
のみに流し、前記除霜手段は動作させず、前記警報手段
を動作させるので、冷却システム内に混入する空気量が
極力抑えられ、メーカーが修理に来るまでの時間が長時
間となっても、冷蔵庫庫内温度の上昇を極力抑え、貯蔵
物の鮮度劣化が少なくできるという作用を有する。
【0018】本発明の請求項7に記載の発明は、少なく
とも高圧配管部と低圧配管部に設置した冷媒漏れ検知手
段を備え、前記冷媒漏れ検知手段は、封入している可燃
性冷媒の爆発限界濃度以下である任意の第一設定濃度
と、第一設定濃度以上で可燃性冷媒の爆発限界濃度以下
である第二設定濃度を有し、前記高圧配管部側の冷媒漏
れ検知手段が、第一設定濃度以上の冷媒の漏れを検知し
た時、あるいは前記冷媒漏れ検知手段の低圧配管部側で
冷媒の漏れを検知した時は、圧縮機を連続運転とし、前
記高圧配管部側の冷媒漏れ検知手段が、第二設定濃度以
上の冷媒の漏れを検知した時は、前記圧縮機を停止し、
凝縮器冷却用ファンを連続運転させ、除霜手段は動作さ
せず、警報手段を動作させるので、可燃性冷媒の漏洩箇
所がいかなる場所においても、確実に可燃性冷媒の発火
による危険性を抑制でき、メーカーが修理に来るまでの
間、冷蔵庫庫内温度の上昇を極力抑え、貯蔵物の鮮度劣
化が少なくできるという作用を有する。
【0019】本発明の請求項8に記載の発明は、圧縮機
の能力を可変するインバータ手段を備え、冷媒漏れ検知
手段が冷媒の漏れを検知した時は、圧縮機をインバータ
手段により低能力で連続運転するので、省エネでメーカ
ーが修理に来るまでの間、冷蔵庫庫内温度の上昇を極力
抑え、貯蔵物の鮮度劣化が少なくできるという作用を有
する。
【0020】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図13を用いて説明する。なお、従来と同一構成に
ついては、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0021】(実施の形態1)本発明による実施の形態
1について、図面を参照しながら説明する。
【0022】図1は本発明の実施の形態1における冷蔵
庫の冷凍システム図である。
【0023】図1に示すように、18は蒸発器10に付
着した霜を除霜する除霜手段であり、11は冷気を冷凍
室2,冷蔵室3に送風する蒸発器ファン、19は圧縮
機、20は凝縮器、21は減圧機構、22は凝縮器冷却
ファンであり、圧縮機19と凝縮器20と減圧機構21
と蒸発器10を機能的に環状に接続された冷凍サイクル
の内部には図示しない可燃性冷媒が封入されている。
【0024】図2は本発明の実施の形態1における冷蔵
庫の要部の縦断面図である。
【0025】図2に示すように、16は蒸発器10風下
に設置している冷媒漏れ検知手段であり、17はドアに
設置され冷媒漏れが発生したことをお客様に知らせ、メ
ーカーに修理依頼をしてもらうための警報手段である。
【0026】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下にその動作を説明する。
【0027】図3は本発明の実施の形態1における冷媒
漏れ検知手段が動作した時のフローチャートである。
【0028】冷媒漏れ検知手段16が、可燃性冷媒の漏
洩を検知すると(ステップS1)、メーカーが修理する
ため電源をOFFするまで、圧縮機19,凝縮器冷却フ
ァン22,蒸発器ファン11を連続運転し(ステップS
2,S3,S4)、冷蔵庫庫内の冷却を継続する。
【0029】たとえ、閉空間である低圧側で冷媒の漏洩
があった場合でも、圧縮機運転中は低圧配管内圧力は、
大気圧より負圧であることから、低圧配管内から冷媒漏
れはない。また、高圧側で冷媒の漏洩があった場合で
も、凝縮器冷却ファン22を連続運転することで、漏洩
冷媒はすぐに拡散し、爆発の危険性はない。
【0030】また、定期的に行われる蒸発器10の除霜
も、除霜手段18をOFFとし(ステップS5)、行わ
ないことにする。
【0031】そして、冷蔵庫ドア前面部に設けた警報手
段17により、お客様に冷媒漏れが発生したことを知ら
せ、メーカーに修理依頼を催促する(ステップS6)。
【0032】このことから、可燃性冷媒の発火による危
険性を抑制でき、メーカーが修理に来るまでの間、冷蔵
庫庫内温度の上昇を極力抑え、貯蔵物の鮮度劣化が少な
くできる。
【0033】(実施の形態2)本発明による実施の形態
2について、図面を参照しながら説明する。なお、実施
の形態1と同一構成については、同一符号を付して詳細
な説明を省略する。
【0034】図4は本発明の実施の形態2における冷凍
システム図であり、図5は本発明の実施の形態2におけ
る冷蔵庫の要部の縦断面図である。
【0035】図4,図5に示すように、51は冷蔵用の
高蒸発温度である冷蔵室用蒸発器、49は高蒸発温度用
の減圧量が小さい高蒸発温度用減圧機構、50は冷凍用
の低蒸発温度である冷凍室用蒸発器、39は低蒸発温度
用の減圧量が大きい低蒸発温度用減圧機構、40は冷媒
の流路を切り替える切替弁、41は圧縮機19や冷蔵室
用蒸発器51から冷凍室用蒸発器50へ冷媒が逆流する
のを防止する逆止弁である。
【0036】42は冷蔵室3の空気を冷蔵室用蒸発器5
1に通風させて熱交換させ冷却風を循環させるための冷
蔵室用ファン、43は冷凍室2の空気を冷凍室用蒸発器
50に通風させて熱交換させ冷却風を循環させるための
冷凍室用ファン、44は冷蔵室用蒸発器51から冷蔵室
3への熱移動を防止すると共に冷蔵室用蒸発器51の通
風を円滑に行うためのダクトでもある冷蔵室用蒸発器仕
切壁、45は冷蔵室用ファン42の作動により冷蔵室用
蒸発器51と熱交換した冷気が冷蔵室3へ吐出する冷蔵
室吐出口、46は冷凍室用蒸発器50の通風を円滑に行
うためのダクトを構成する冷凍室用蒸発器仕切壁、47
は冷凍室用ファン43の作動により冷凍室用蒸発器50
と熱交換した冷気が冷凍室2へ吐出する冷凍室吐出口、
48は冷凍室用蒸発器50を除霜した時に発生する除霜
水を貯留して自動蒸発させるための蒸発皿である。
【0037】25は冷蔵室用冷媒漏れ検知手段で、26
は冷凍室用冷媒漏れ検知手段である。
【0038】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下にその動作を説明する。
【0039】図6は本発明の実施の形態2における冷媒
漏れ検知手段が動作した時のフローチャートである。
【0040】冷蔵室3を冷却する場合は、冷蔵室3があ
る設定温度以上になると圧縮機19が運転し、冷凍サイ
クル内の図示しない可燃性冷媒の循環が開始され、可燃
性冷媒は凝縮器20で外気との熱交換により凝縮され、
切替弁40により高蒸発温度用減圧機構49を経て冷蔵
室用蒸発器51へ流通し、圧縮機19に吸い込まれると
いう経路の冷蔵室冷却用冷凍サイクルとなる。このと
き、圧縮機19の作動と同時に冷蔵室用ファン42が作
動することで冷蔵室3の空気を冷蔵室吸込口8から吸い
込み、冷蔵室用蒸発器51に通風させて熱交換し冷却し
た空気を冷蔵室吐出口45から冷蔵室3に吐出して冷蔵
室3を冷却する。
【0041】また、圧縮機19が停止中の任意の時間に
おいて、冷蔵室用ファン42が運転し、冷蔵室3の0℃
を越える温度の空気が冷蔵室用蒸発器51に通風し、そ
の通風空気により冷蔵室用蒸発器51に着霜した霜は昇
華により除霜されると共に、冷蔵室用蒸発器51を通過
した後の空気は絶対湿度が増加されて冷蔵室3に吐出さ
れる。
【0042】冷凍室2を冷却する場合は、冷凍室2があ
る設定温度以上になると圧縮機19が運転し、冷凍サイ
クル内の可燃性冷媒の循環が開始され、可燃性冷媒は凝
縮器20で外気との熱交換により凝縮され、切替弁40
により低蒸発温度用減圧機構39を経て冷凍室用蒸発器
50へ流通し、圧縮機19に吸い込まれるという経路の
冷凍室冷却用冷凍サイクルとなる。そして、圧縮機19
の作動と同時に冷凍室用ファン43が作動することで冷
凍室2の空気を冷凍室吸込口7から吸い込み、冷凍室用
蒸発器50に通風させて熱交換し冷却した空気を冷凍室
吐出口47から冷凍室2に吐出して冷凍室2を冷却す
る。これを繰り返すことにより、冷蔵室3,冷凍室2を
任意の温度に維持することになる。
【0043】冷媒漏れ検知手段25,26のいずれか
が、可燃性冷媒の漏洩を検知すると(ステップS7)、
メーカーが修理するため電源をOFFするまで、圧縮機
19,凝縮器冷却ファン22を連続運転する(ステップ
S8,S9)。そして、冷蔵室の温度が設定温度以上の
時は、切替弁40を冷蔵室用蒸発器51に冷媒が流れる
ように切り替え(ステップS10)、冷蔵室用ファン4
2を運転し(ステップS11)、冷蔵室内を設定温度ま
で冷却する。
【0044】また、冷蔵室の温度が設定温度以下の時
は、冷蔵室用ファン42を停止し(ステップS14)、
切替弁40を冷凍室用蒸発器50に冷媒が流れるように
切り替え(ステップS15)、冷凍室用ファン43を運
転し(ステップS16)、冷凍室内を冷却する。
【0045】そして、定期的に行われる蒸発器10の除
霜も、除霜手段18をOFFとし(ステップS12)、
行わないことにする。また、冷蔵庫ドア前面部に設けた
警報手段17により、お客様に冷媒漏れが発生したこと
を知らせ、メーカーに修理依頼を催促する(ステップS
13)。
【0046】これにより、可燃性冷媒の発火による危険
性を抑制でき、メーカーが修理に来るまでの間、可燃性
冷媒の発火による危険性を抑制でき、冷凍室,冷蔵室に
独立した蒸発器を有するシステムにおいても、冷凍室,
冷蔵室両方の庫内温度の上昇を極力抑え、貯蔵物の鮮度
劣化が少なくできる。
【0047】(実施の形態3)本発明による実施の形態
3について、図面を参照しながら説明する。なお、実施
の形態1から2と同一構成については、同一符号を付し
て詳細な説明を省略する。
【0048】図7は本発明の実施の形態3における冷媒
漏れ検知手段が動作した時のフローチャートである。
【0049】冷媒漏れ検知手段25,26のいずれか
が、可燃性冷媒の漏洩を検知すると(ステップS1
7)、メーカーが修理するため電源をOFFするまで、
圧縮機19,凝縮器冷却ファン22を連続運転する(ス
テップS18,S19)。そして、切替弁40を冷凍室
用蒸発器50に冷媒が流れるように切り替え(ステップ
S20)、冷凍室用ファン43を運転し(ステップS2
1)、冷凍室のみを冷却する。
【0050】これにより、温度が上昇することによる貯
蔵物鮮度の劣化が激しい冷凍室内の貯蔵物の鮮度劣化が
抑えられる。
【0051】そして、定期的に行われる蒸発器10の除
霜も、除霜手段18をOFFとし(ステップS22)、
行わないことにする。また、冷蔵庫ドア前面部に設けた
警報手段17により、お客様に冷媒漏れが発生したこと
を知らせ、メーカーに修理依頼を催促する(ステップS
23)。
【0052】このことから、可燃性冷媒の発火による危
険性を抑制でき、メーカーが修理に来るまでの間、可燃
性冷媒の発火による危険性を抑制でき、冷凍室,冷蔵室
に独立した蒸発器を有するシステムにおいては、冷凍室
のみを優先して冷却するので、外気温度が高く冷却能力
が必要になる場合においても、温度が上昇することによ
る貯蔵物鮮度の劣化が激しい冷凍室内の貯蔵物の鮮度劣
化が抑えられる。
【0053】(実施の形態4)本発明による実施の形態
4について、図面を参照しながら説明する。なお、実施
の形態1と同一構成については、同一符号を付して詳細
な説明を省略する。
【0054】図8は本発明の実施の形態4における冷蔵
庫の冷凍システム図である。
【0055】図8に示すように、27は蒸発器10の入
口配管の温度を検知する温度センサーである。
【0056】冷媒が漏洩した場合、漏洩場所が高圧側で
は冷凍システム内の冷媒量が不足したり、低圧側では空
気が混入する。このため、冷凍システム内の冷媒循環量
が低下し、その結果蒸発器10の入口温度が低下する。
【0057】蒸発器10の入口温度低下度合いは、冷蔵
庫の周囲温度により異なることから、蒸発器10の入口
温度が、冷蔵庫周囲温度を検知する温度検知手段(図示
せず)が検知した温度に応じた温度を任意時間において
低くなった時は、冷媒の漏洩が発生したと判断できる。
【0058】これにより、容易な方法で可燃性冷媒の漏
洩を検知でき、さらに、メンテも容易である。
【0059】(実施の形態5)本発明による実施の形態
5について、図面を参照しながら説明する。なお、実施
の形態1から4と同一構成については、同一符号を付し
て詳細な説明を省略する。
【0060】図9は本発明の実施の形態5における冷蔵
庫の冷凍システム図である。
【0061】図9に示すように、29は蒸発器10の入
口配管に設置した圧力センサーである。
【0062】冷媒が漏洩した場合、漏洩場所が高圧側で
は冷凍システム内の冷媒量が不足したり、低圧側では空
気が混入する。このため、冷凍システム内の冷媒循環量
が低下し、その結果蒸発器10の入口圧力が低下する。
【0063】蒸発器10の入口圧力低下度合いは、冷蔵
庫の周囲温度により異なることから、蒸発器10の入口
圧力が、冷蔵庫周囲温度を検知する温度検知手段(図示
せず)が検知した温度に応じた圧力を任意時間において
低くなった時は、冷媒の漏洩が発生したと判断できる。
【0064】これにより、容易な方法で可燃性冷媒の漏
洩を検知でき、さらに、メンテも容易である。
【0065】(実施の形態6)本発明による実施の形態
6について、図面を参照しながら説明する。なお、実施
の形態1から3と同一構成については、同一符号を付し
て詳細な説明を省略する。
【0066】図10は本発明の実施の形態6における冷
媒漏れ検知手段が動作した時のフローチャートである。
【0067】冷媒漏れ検知手段25,26のいずれか
が、可燃性冷媒の漏洩を検知すると(ステップS2
4)、メーカーが修理するため電源をOFFするまで、
圧縮機19,凝縮器冷却ファン22を連続運転する(ス
テップS25,S26)。そして、冷媒の漏洩場所が、
冷蔵室側であり冷媒漏れ検知手段25が検知した場合
は、切替弁40を冷蔵室用蒸発器51に冷媒が流れるよ
うに切り替え(ステップS27)、冷蔵室用ファン42
を運転し(ステップS28)、冷蔵室のみを冷却する。
【0068】また、冷媒の漏洩場所が、冷凍室側であり
冷媒漏れ検知手段26が検知した場合は、切替弁40を
冷凍室用蒸発器50に冷媒が流れるように切り替え(ス
テップS29)、冷凍室用ファン43を運転し(ステッ
プS30)、冷凍室のみを冷却する。
【0069】これにより、冷媒が漏洩している低圧側に
は冷媒を流さないため、漏洩場所から混入する空気は最
小限に抑えられ、長時間冷凍能力の低下がない。
【0070】そして、定期的に行われる蒸発器10の除
霜も、除霜手段18をOFFとし(ステップS31)、
行わないことにする。また、冷蔵庫ドア前面部に設けた
警報手段17により、お客様に冷媒漏れが発生したこと
を知らせ、メーカーに修理依頼を催促する(ステップS
32)。
【0071】このことから、可燃性冷媒の発火による危
険性を抑制でき、メーカーが修理に来るまでの長期間に
なっても、可燃性冷媒の発火による危険性を抑制でき、
冷媒の漏洩していない室の貯蔵庫の鮮度の劣化が抑えら
れる。
【0072】(実施の形態7)本発明による実施の形態
7について、図面を参照しながら説明する。なお、実施
の形態1から6と同一構成については、同一符号を付し
て詳細な説明を省略する。
【0073】図11は本発明の実施の形態7における冷
蔵庫の要部の縦断面図である。
【0074】30は高圧配管近傍に設置する冷媒漏れ検
知手段である。冷媒漏れ検知手段30の信号により、封
入している可燃性冷媒の爆発限界濃度以下である任意の
第一設定濃度と、第一設定濃度以上で可燃性冷媒の爆発
限界濃度以下である第二設定濃度を検知する。
【0075】図12は本発明の実施の形態7における冷
媒漏れ検知手段が動作した時のフローチャートである。
【0076】3カ所に設置している冷媒漏れ検知手段2
5,26,30のいずれかが、可燃性冷媒の漏洩を検知
すると(ステップS33)、メーカーが修理するため電
源をOFFするまでは以下の制御を行う。
【0077】高圧側冷媒漏れ検知手段30の検知濃度が
第二設定濃度以上以外の時は、圧縮機19,凝縮器冷却
ファン22を連続運転する(ステップS35,S3
6)。そして、冷蔵室の温度が設定温度以上の時は、切
替弁40を冷蔵室用蒸発器51に冷媒が流れるように切
り替え(ステップS37)、冷蔵室用ファン42を運転
し(ステップS38)、冷蔵室内を設定温度まで冷却す
る。
【0078】また、冷蔵室の温度が設定温度以下の時
は、冷蔵室用ファン42を停止し(ステップS39)、
切替弁40を冷凍室用蒸発器50に冷媒が流れるように
切り替え(ステップS40)、冷凍室用ファン43を運
転し(ステップS41)、冷凍室内を冷却する。
【0079】また、高圧側冷媒漏れ検知手段30の検知
濃度が第二設定濃度以上を検知した時は(ステップS4
2)、圧縮機19を停止し(ステップS43)、凝縮器
冷却ファン22を連続運転する(ステップS44)こと
で、高圧配管近傍の漏洩した冷媒を拡散する。
【0080】そして、定期的に行われる蒸発器10の除
霜も、除霜手段18をOFFとし(ステップS45)、
行わないことにする。また、冷蔵庫ドア前面部に設けた
警報手段17により、お客様に冷媒漏れが発生したこと
を知らせ、メーカーに修理依頼を催促する(ステップS
46)。
【0081】これにより、可燃性冷媒の漏洩箇所がいか
なる場所においても、確実に可燃性冷媒の発火による危
険性を抑制でき、メーカーが修理に来るまでの間、冷蔵
庫庫内温度の上昇を極力抑え、貯蔵物の鮮度劣化が少な
くできる。
【0082】(実施の形態8)本発明による実施の形態
8について、図面を参照しながら説明する。なお、実施
の形態1から7と同一構成については、同一符号を付し
て詳細な説明を省略する。
【0083】図12は本発明の実施の形態8における冷
蔵庫の機能ブロック図である。
【0084】31はインバータ手段であり、圧縮機19
に任意の電圧を供給する。
【0085】冷媒漏れ検知手段25,26,30のいず
れかが、可燃性冷媒の漏洩を検知すると、インバータ手
段31は必要最低限の能力で圧縮機19を運転し、冷凍
室及び冷蔵室を冷却する。
【0086】これにより、冷媒漏れ検知手段25,2
6,30が冷媒の漏れを検知した時は、圧縮機19をイ
ンバータ手段31により低能力で連続運転するので、省
エネでメーカーが修理に来るまでの間、冷蔵庫庫内温度
の上昇を極力抑え、貯蔵物の鮮度劣化が少なくできる。
【0087】
【発明の効果】以上に説明したように本発明は、圧縮機
と、凝縮器と、減圧機構と、蒸発器とを機能的に接続
し、可燃性冷媒を封入した冷凍サイクルと、前記蒸発器
を除霜する除霜手段と、冷媒漏れ検知手段と、前記冷媒
漏れ検知手段からの信号で異常を警報する警報手段とを
備え、前記冷媒漏れ検知手段が冷媒の漏れを検知した時
は、前記圧縮機を連続運転とし、前記除霜手段は動作さ
せず、前記警報手段を動作させるので、可燃性冷媒が漏
洩した場合においても、可燃性冷媒の発火による危険性
を抑制でき、メーカーが修理に来るまでの間、冷蔵庫庫
内温度の上昇を極力抑え、貯蔵物の鮮度劣化が少なくで
きる。
【0088】また、冷凍室と冷蔵室とを空気の対流がな
いように独立させて設けた冷蔵庫本体と、圧縮機,凝縮
器,冷蔵用の高蒸発温度である冷蔵室用蒸発器、高蒸発
温度用の減圧が小さい高蒸発温度用減圧機構、冷凍用の
低蒸発温度である冷凍室用蒸発器、低蒸発温度用の減圧
が大きい低蒸発温度用減圧機構、前記冷蔵室用蒸発器と
冷凍室用蒸発器への冷媒流れを制御する切替弁とを機能
的に接続し、可燃性冷媒が封入された冷凍システムと、
冷凍室用蒸発器を除霜する除霜手段と、冷媒漏れ検知手
段と、前記冷媒漏れ検知手段からの信号で異常を警報す
る警報手段とを備え、前記冷媒漏れ検知手段が冷媒の漏
れを検知した時は、前記圧縮機を連続運転とし、前記切
替弁により冷媒を冷蔵室温度が任意の設定温度以上の時
は冷蔵室用蒸発器に流し、それ以外は冷媒を冷凍室用蒸
発器に流し、前記除霜手段は動作させず、前記警報手段
を動作させるので、冷凍室,冷蔵室に独立した蒸発器を
有するシステムにおいても、冷凍室,冷蔵室両方の庫内
温度の上昇を極力抑え、貯蔵物の鮮度劣化が少なくでき
る。
【0089】また、冷凍室と冷蔵室とを空気の対流がな
いように独立させて設けた冷蔵庫本体と、圧縮機,凝縮
器,冷蔵用の高蒸発温度である冷蔵室用蒸発器、高蒸発
温度用の減圧が小さい高蒸発温度用減圧機構、冷凍用の
低蒸発温度である冷凍室用蒸発器、低蒸発温度用の減圧
が大きい低蒸発温度用減圧機構、前記冷蔵室用蒸発器と
冷凍室用蒸発器への冷媒流れを制御する切替弁とを機能
的に接続し、可燃性冷媒が封入された冷凍システムと、
冷凍室用蒸発器を除霜する除霜手段と、冷媒漏れ検知手
段と、前記冷媒漏れ検知手段からの信号で異常を警報す
る警報手段とを備え、前記冷媒漏れ検知手段が冷媒の漏
れを検知した時は、前記圧縮機を連続運転とし、前記切
替弁により冷媒を冷凍室用蒸発器のみに流し、前記除霜
手段は動作させず、前記警報手段を動作させるので、温
度変化による鮮度の劣化が激しい冷凍室内貯蔵物の、鮮
度劣化を確実に少なくできる。
【0090】また、冷蔵庫周囲温度を検知する温度検知
手段を備え、冷媒漏れ検知手段は、蒸発器入口温度が前
記温度検知手段に応じた温度より任意時間低くなったこ
とを冷媒の漏れと検知するので、容易な方法で可燃性冷
媒の漏洩を検知でき、メーカーが修理に来るまでの間、
冷蔵庫庫内温度の上昇を極力抑え、貯蔵物の鮮度劣化が
少なくできる。
【0091】また、冷蔵庫周囲温度を検知する温度検知
手段を備え、冷媒漏れ検知手段は、低圧側の圧力が前記
温度検知手段に応じた圧力より任意時間低くなったこと
を冷媒の漏れと検知するので、容易な方法で可燃性冷媒
の漏洩を検知でき、メーカーが修理に来るまでの間、冷
蔵庫庫内温度の上昇を極力抑え、貯蔵物の鮮度劣化が少
なくできる。
【0092】また、冷凍室と冷蔵室とを空気の対流がな
いように独立させて設けた冷蔵庫本体と、圧縮機,凝縮
器,冷蔵用の高蒸発温度である冷蔵室用蒸発器、高蒸発
温度用の減圧が小さい高蒸発温度用減圧機構、冷凍用の
低蒸発温度である冷凍室用蒸発器、低蒸発温度用の減圧
が大きい低蒸発温度用減圧機構、前記冷蔵室用蒸発器と
冷凍室用蒸発器への冷媒流れを制御する切替弁とを機能
的に接続し、可燃性冷媒が封入された冷凍システムと、
冷凍室用蒸発器を除霜する除霜手段と、少なくとも冷凍
室と冷蔵室に設置した冷媒漏れ検知手段と、前記冷媒漏
れ検知手段からの信号で異常を警報する警報手段とを備
え、前記冷媒漏れ検知手段が冷媒の漏れを検知した時
は、前記圧縮機を連続運転とし、前記切替弁により冷媒
を冷媒漏れがない室の蒸発器のみに流し、前記除霜手段
は動作させず、前記警報手段を動作させるので、冷却シ
ステム内に混入する空気量が極力抑えられ、メーカーが
修理に来るまでの時間が長期間となっても、冷蔵庫庫内
温度の上昇を極力抑え、貯蔵物の鮮度劣化が少なくでき
る。
【0093】また、少なくとも高圧配管部と低圧配管部
に設置した冷媒漏れ検知手段を備え、前記冷媒漏れ検知
手段は、封入している可燃性冷媒の爆発限界濃度以下で
ある任意の第一設定濃度と、第一設定濃度以上で可燃性
冷媒の爆発限界濃度以下である第二設定濃度を有し、前
記高圧配管部側の冷媒漏れ検知手段が、第一設定濃度以
上の冷媒の漏れを検知した時、あるいは前記冷媒漏れ検
知手段の低圧配管部側で冷媒の漏れを検知した時は、圧
縮機を連続運転とし、前記高圧配管部側の冷媒漏れ検知
手段が、第二設定濃度以上の冷媒の漏れを検知した時
は、前記圧縮機を停止し、凝縮器冷却用ファンを連続運
転させ、除霜手段は動作させず、警報手段を動作させる
ので、可燃性冷媒の漏洩箇所がいかなる場所において
も、確実に可燃性冷媒の発火による危険性を抑制でき、
メーカーが修理に来るまでの間、冷蔵庫庫内温度の上昇
を極力抑え、貯蔵物の鮮度劣化が少なくできる。
【0094】また、圧縮機の能力を可変するインバータ
手段を備え、冷媒漏れ検知手段が冷媒の漏れを検知した
時は、圧縮機をインバータ手段により低能力で連続運転
するので、省エネでメーカーが修理に来るまでの間、冷
蔵庫庫内温度の上昇を極力抑え、貯蔵物の鮮度劣化が少
なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における冷蔵庫の冷凍シ
ステム図
【図2】本発明の実施の形態1における冷蔵庫の要部の
縦断面図
【図3】本発明の実施の形態1におけるフローチャート
【図4】本発明の実施の形態2における冷蔵庫の冷凍シ
ステム図
【図5】本発明の実施の形態2における冷蔵庫の要部の
縦断面図
【図6】本発明の実施の形態2におけるフローチャート
【図7】本発明の実施の形態3におけるフローチャート
【図8】本発明の実施の形態4における冷蔵庫の冷凍シ
ステム図
【図9】本発明の実施の形態5における冷蔵庫の冷凍シ
ステム図
【図10】本発明の実施の形態6におけるフローチャー
【図11】本発明の実施の形態7における冷蔵庫の要部
の縦断面図
【図12】本発明の実施の形態7におけるフローチャー
【図13】本発明の実施の形態8における冷蔵庫の機能
ブロック図
【図14】従来の冷蔵庫の要部の縦断面図
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体 2 冷凍室 3 冷蔵室 10 蒸発器 16,25,26,27,29 冷媒漏れ検知手段 17 警報手段 18 除霜手段 19 圧縮機 20 凝縮器 21 減圧機構 22 凝縮器冷却用ファン 31 インバータ手段 39 低蒸発温度用減圧機構 40 切替弁 49 高蒸発温度用減圧機構 50 冷凍室用蒸発器 51 冷蔵室用蒸発器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25D 23/00 301 F25D 23/00 301P (72)発明者 西村 晃一 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 横山 直樹 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA02 AA03 BA01 CA02 DA02 EA01 HA02 HA07 JA15 LA06 LA14 LA18 MA00 MA02 MA04 MA11 NA01 NA16 PA02 PA03 PA04 PA05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機と、凝縮器と、減圧機構と、蒸発
    器とを機能的に接続し、可燃性冷媒を封入した冷凍サイ
    クルと、前記蒸発器を除霜する除霜手段と、冷媒漏れ検
    知手段と、前記冷媒漏れ検知手段からの信号で異常を警
    報する警報手段とを備え、前記冷媒漏れ検知手段が冷媒
    の漏れを検知した時は、前記圧縮機を連続運転とし、前
    記除霜手段は動作させず、前記警報手段を動作させるこ
    とを特徴とした冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 冷凍室と冷蔵室とを空気の対流がないよ
    うに独立させて設けた冷蔵庫本体と、圧縮機,凝縮器,
    冷蔵用の高蒸発温度である冷蔵室用蒸発器、高蒸発温度
    用の減圧が小さい高蒸発温度用減圧機構、冷凍用の低蒸
    発温度である冷凍室用蒸発器、低蒸発温度用の減圧が大
    きい低蒸発温度用減圧機構、前記冷蔵室用蒸発器と冷凍
    室用蒸発器への冷媒流れを制御する切替弁とを機能的に
    接続し、可燃性冷媒が封入された冷凍システムと、冷凍
    室用蒸発器を除霜する除霜手段と、冷媒漏れ検知手段
    と、前記冷媒漏れ検知手段からの信号で異常を警報する
    警報手段とを備え、前記冷媒漏れ検知手段が冷媒の漏れ
    を検知した時は、前記圧縮機を連続運転とし、前記切替
    弁により冷媒を冷蔵室温度が任意の設定温度以上の時は
    冷蔵室用蒸発器に流し、それ以外は冷媒を冷凍室用蒸発
    器に流し、前記除霜手段は動作させず、前記警報手段を
    動作させることを特徴とした冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 冷凍室と冷蔵室とを空気の対流がないよ
    うに独立させて設けた冷蔵庫本体と、圧縮機,凝縮器,
    冷蔵用の高蒸発温度である冷蔵室用蒸発器、高蒸発温度
    用の減圧が小さい高蒸発温度用減圧機構、冷凍用の低蒸
    発温度である冷凍室用蒸発器、低蒸発温度用の減圧が大
    きい低蒸発温度用減圧機構、前記冷蔵室用蒸発器と冷凍
    室用蒸発器への冷媒流れを制御する切替弁とを機能的に
    接続し、可燃性冷媒が封入された冷凍システムと、冷凍
    室用蒸発器を除霜する除霜手段と、冷媒漏れ検知手段
    と、前記冷媒漏れ検知手段からの信号で異常を警報する
    警報手段とを備え、前記冷媒漏れ検知手段が冷媒の漏れ
    を検知した時は、前記圧縮機を連続運転とし、前記切替
    弁により冷媒を冷凍室用蒸発器のみに流し、前記除霜手
    段は動作させず、前記警報手段を動作させることを特徴
    とした冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 冷蔵庫周囲温度を検知する温度検知手段
    を備え、冷媒漏れ検知手段は、蒸発器入口温度が前記温
    度検知手段に応じた温度より任意時間低くなったことを
    冷媒の漏れと検知する請求項1から3のいずれか一項に
    記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 冷蔵庫周囲温度を検知する温度検知手段
    を備え、冷媒漏れ検知手段は、低圧側の圧力が前記温度
    検知手段に応じた圧力より任意時間低くなったことを冷
    媒の漏れと検知する請求項1から3のいずれか一項に記
    載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 冷凍室と冷蔵室とを空気の対流がないよ
    うに独立させて設けた冷蔵庫本体と、圧縮機,凝縮器,
    冷蔵用の高蒸発温度である冷蔵室用蒸発器、高蒸発温度
    用の減圧が小さい高蒸発温度用減圧機構、冷凍用の低蒸
    発温度である冷凍室用蒸発器、低蒸発温度用の減圧が大
    きい低蒸発温度用減圧機構、前記冷蔵室用蒸発器と冷凍
    室用蒸発器への冷媒流れを制御する切替弁とを機能的に
    接続し、可燃性冷媒が封入された冷凍システムと、冷凍
    室用蒸発器を除霜する除霜手段と、少なくとも冷凍室と
    冷蔵室に設置した冷媒漏れ検知手段と、前記冷媒漏れ検
    知手段からの信号で異常を警報する警報手段とを備え、
    前記冷媒漏れ検知手段が冷媒の漏れを検知した時は、前
    記圧縮機を連続運転とし、前記切替弁により冷媒を冷媒
    漏れがない室の蒸発器のみに流し、前記除霜手段は動作
    させず、前記警報手段を動作させることを特徴とした冷
    蔵庫。
  7. 【請求項7】 少なくとも高圧配管部と低圧配管部に設
    置した冷媒漏れ検知手段を備え、前記冷媒漏れ検知手段
    は、封入している可燃性冷媒の爆発限界濃度以下である
    任意の第一設定濃度と、第一設定濃度以上で可燃性冷媒
    の爆発限界濃度以下である第二設定濃度を有し、前記高
    圧配管部側の冷媒漏れ検知手段が、第一設定濃度以上の
    冷媒の漏れを検知した時、あるいは前記冷媒漏れ検知手
    段の低圧配管部側で冷媒の漏れを検知した時は、圧縮機
    を連続運転とし、前記高圧配管部側の冷媒漏れ検知手段
    が、第二設定濃度以上の冷媒の漏れを検知した時は、前
    記圧縮機を停止し、凝縮器冷却用ファンを連続運転さ
    せ、除霜手段は動作させず、警報手段を動作させる請求
    項1,2,3,6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 圧縮機の能力を可変するインバータ手段
    を備え、冷媒漏れ検知手段が冷媒の漏れを検知した時
    は、圧縮機をインバータ手段により低能力で連続運転す
    る請求項1,2,3,6,7のいずれか一項に記載の冷
    蔵庫。
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