JP2001114262A - 紙容器 - Google Patents
紙容器Info
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- Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
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- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内容物への移臭がなくしたがって官能的に良
好な紙容器を提供する。 【構成】 紙容器の最内層を、シングルサイト触媒を用
いて重合したエチレン−αオレフィン共重合体層とす
る。
好な紙容器を提供する。 【構成】 紙容器の最内層を、シングルサイト触媒を用
いて重合したエチレン−αオレフィン共重合体層とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙容器に関し、特に、紙
容器の最内層として、シングルサイト触媒を用いて得ら
れるエチレン−αオレフィン共重合体を用いたことを特
徴とする紙容器に関する。
容器の最内層として、シングルサイト触媒を用いて得ら
れるエチレン−αオレフィン共重合体を用いたことを特
徴とする紙容器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液体用紙容器は、内容物の保存
性、容器としての強度等を確保するため各種の積層体を
用いて形成される。そして、この液体用紙容器に用いら
れる積層体としては、ポリエチレン(PE)/紙/P
E、PE/紙/PE/Al/PE、PE/紙/PE/A
l/ポリエスレル(PET)/PE等の積層体が知られ
ており、また現在においても汎用されている。
性、容器としての強度等を確保するため各種の積層体を
用いて形成される。そして、この液体用紙容器に用いら
れる積層体としては、ポリエチレン(PE)/紙/P
E、PE/紙/PE/Al/PE、PE/紙/PE/A
l/ポリエスレル(PET)/PE等の積層体が知られ
ており、また現在においても汎用されている。
【0003】従来、液体用紙容器の最内層としては、一
般に高圧法(低密度)ポリエチレンが用いられている。
これはヒートシールし易く、加工も容易なためである。
般に高圧法(低密度)ポリエチレンが用いられている。
これはヒートシールし易く、加工も容易なためである。
【0004】また、水や酒のようにポリエチレン臭を嫌
う場合には、高圧法低密度ポリエチレンよりも良好であ
るため、液体用紙容器の最内層としては、チーグラー触
媒(活性点が複数なのでマルチサイト触媒と呼ばれる)
を用いて得られるエチレン−αオレフィン共重合体フィ
ルムが用いられることもある。
う場合には、高圧法低密度ポリエチレンよりも良好であ
るため、液体用紙容器の最内層としては、チーグラー触
媒(活性点が複数なのでマルチサイト触媒と呼ばれる)
を用いて得られるエチレン−αオレフィン共重合体フィ
ルムが用いられることもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、液体用
紙容器の最内層として高圧法低密度ポリエチレンを使用
した場合にあっては、高圧法低密度ポリエチレンに含ま
れる低分子量物が紙容器内の内容物に移行し、内容物の
味覚が変化する問題がある。特に、内容物が酒、焼酎、
ウイスキー、ミネラルウオーターなどの場合には、この
問題は深刻である。
紙容器の最内層として高圧法低密度ポリエチレンを使用
した場合にあっては、高圧法低密度ポリエチレンに含ま
れる低分子量物が紙容器内の内容物に移行し、内容物の
味覚が変化する問題がある。特に、内容物が酒、焼酎、
ウイスキー、ミネラルウオーターなどの場合には、この
問題は深刻である。
【0006】また、高圧法低密度ポリエチレンに含まれ
る低分子量物が原因で、このフィルムの滑性が悪く、加
工上支障があり、フィルムの滑性を良くするために滑剤
を添加すると、滑剤が内容物に移行し、内容物の味覚が
変化するという問題がある。
る低分子量物が原因で、このフィルムの滑性が悪く、加
工上支障があり、フィルムの滑性を良くするために滑剤
を添加すると、滑剤が内容物に移行し、内容物の味覚が
変化するという問題がある。
【0007】また、液体用紙容器の最内層として、チー
グラー触媒を用いて得られるエチレン−αオレフィン共
重合体フィルムを用いる場合にあっては、このフィルム
はシール温度が高く加工性に問題があり、この加工性を
良くするためにフィルムの密度を低くすると、低分子量
物が多くなり、この結果、フィルムの滑性が悪く、加工
上支障があり、フィルムの滑性を良くするために滑剤を
添加すると、滑剤が内容物に移行し、内容物の味覚が変
化するという問題がある。
グラー触媒を用いて得られるエチレン−αオレフィン共
重合体フィルムを用いる場合にあっては、このフィルム
はシール温度が高く加工性に問題があり、この加工性を
良くするためにフィルムの密度を低くすると、低分子量
物が多くなり、この結果、フィルムの滑性が悪く、加工
上支障があり、フィルムの滑性を良くするために滑剤を
添加すると、滑剤が内容物に移行し、内容物の味覚が変
化するという問題がある。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、内容物への移臭がなくしたがって官能的に良好
な紙容器の提供を目的とする。
であり、内容物への移臭がなくしたがって官能的に良好
な紙容器の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては第一の紙容器として、少なくとも
最外層、紙基材、及び、最内層を、この順序で積層して
なり、前記最内層はシングルサイト触媒を用いて重合し
たエチレン−αオレフィン共重合体で形成され且つ滑剤
を含有していない製箱用積層体シートを、ヒートシール
により貼合して製箱した液体用の紙容器を提供する。
に、本発明においては第一の紙容器として、少なくとも
最外層、紙基材、及び、最内層を、この順序で積層して
なり、前記最内層はシングルサイト触媒を用いて重合し
たエチレン−αオレフィン共重合体で形成され且つ滑剤
を含有していない製箱用積層体シートを、ヒートシール
により貼合して製箱した液体用の紙容器を提供する。
【0010】また、本発明においては第二の紙容器とし
て、少なくとも最外層、紙基材、及び、最内層を、この
順序で積層してなり、前記最内層はシングルサイト触媒
を用いて重合したエチレン−αオレフィン共重合体で形
成され且つ酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、ア
ンチブロッキング剤、滑剤、難燃化剤、無機充填剤、有
機充填剤、染料、顔料から選ばれる添加剤を含有してい
る製箱用積層体シートを、ヒートシールにより貼合して
製箱した液体用の紙容器を提供する。
て、少なくとも最外層、紙基材、及び、最内層を、この
順序で積層してなり、前記最内層はシングルサイト触媒
を用いて重合したエチレン−αオレフィン共重合体で形
成され且つ酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、ア
ンチブロッキング剤、滑剤、難燃化剤、無機充填剤、有
機充填剤、染料、顔料から選ばれる添加剤を含有してい
る製箱用積層体シートを、ヒートシールにより貼合して
製箱した液体用の紙容器を提供する。
【0011】また、本発明においては第三の紙容器とし
て、少なくとも最外層、紙基材、及び、最内層を、この
順序で積層してなり、前記最内層はシングルサイト触媒
を用いて重合した、分子量分布が狭く且つ低分子量物の
含有量が非常に少ないエチレン−αオレフィン共重合体
で形成されている製箱用積層体シートを、ヒートシール
により貼合して製箱した液体用の紙容器を提供する。
て、少なくとも最外層、紙基材、及び、最内層を、この
順序で積層してなり、前記最内層はシングルサイト触媒
を用いて重合した、分子量分布が狭く且つ低分子量物の
含有量が非常に少ないエチレン−αオレフィン共重合体
で形成されている製箱用積層体シートを、ヒートシール
により貼合して製箱した液体用の紙容器を提供する。
【0012】また、本発明においては第四の紙容器とし
て、少なくとも最外層、紙基材、及び、最内層を、この
順序で積層してなり、前記最内層はシングルサイト触媒
を用いて重合したエチレン−αオレフィン共重合体で形
成されている製箱用積層体シートを、ヒートシールによ
り貼合して製箱した、ゲーベルトップ型又はフラットト
ップ型の液体用の紙容器を提供する。
て、少なくとも最外層、紙基材、及び、最内層を、この
順序で積層してなり、前記最内層はシングルサイト触媒
を用いて重合したエチレン−αオレフィン共重合体で形
成されている製箱用積層体シートを、ヒートシールによ
り貼合して製箱した、ゲーベルトップ型又はフラットト
ップ型の液体用の紙容器を提供する。
【0013】
【作用】本発明の紙容器においては、シングルサイト触
媒を用いて重合したエチレン−αオレフィン共重合体層
を最内層として用いた構成としてあり、このシングルサ
イト触媒を用いて重合したエチレン−αオレフィン共重
合体は、分子量分布が狭く、低分子量物の含有量が非常
に少ないため、内容物への移臭がなく、したがって官能
的に良好な紙容器が得られる。
媒を用いて重合したエチレン−αオレフィン共重合体層
を最内層として用いた構成としてあり、このシングルサ
イト触媒を用いて重合したエチレン−αオレフィン共重
合体は、分子量分布が狭く、低分子量物の含有量が非常
に少ないため、内容物への移臭がなく、したがって官能
的に良好な紙容器が得られる。
【0014】また、シングルサイト触媒を用いて重合し
たエチレン−αオレフィン共重合体は、滑剤を添加しな
くてもフィルムの滑性が良好であるため、加工し易く紙
容器の製造が容易となる。同時に、滑剤を添加した場合
に生ずる問題がない。
たエチレン−αオレフィン共重合体は、滑剤を添加しな
くてもフィルムの滑性が良好であるため、加工し易く紙
容器の製造が容易となる。同時に、滑剤を添加した場合
に生ずる問題がない。
【0015】さらに、シングルサイト触媒を用いて重合
したエチレン−αオレフィン共重合体は、低温ヒートシ
ール性に優れ、充填機械適性が良好であるため、紙容器
の製造が非常に容易となる。
したエチレン−αオレフィン共重合体は、低温ヒートシ
ール性に優れ、充填機械適性が良好であるため、紙容器
の製造が非常に容易となる。
【0016】以下、本発明の紙容器について詳細に説明
する。
する。
【0017】本発明の紙容器は、シングルサイト触媒
(SSC)を用いて重合したエチレン−αオレフィン共
重合体層を紙容器の最内層として用いた構成としてあ
る。
(SSC)を用いて重合したエチレン−αオレフィン共
重合体層を紙容器の最内層として用いた構成としてあ
る。
【0018】ここで、シングルサイト触媒(メタロセン
触媒、いわゆるカミンスキー触媒を含む)は、活性点が
均一(シングルサイト)であるという特徴を持つ。この
シングルサイト触媒は、メタロセン系遷移金属化合物と
有機アルミニウム化合物とからなる触媒であり、無機物
に担持されて使用されることもある。
触媒、いわゆるカミンスキー触媒を含む)は、活性点が
均一(シングルサイト)であるという特徴を持つ。この
シングルサイト触媒は、メタロセン系遷移金属化合物と
有機アルミニウム化合物とからなる触媒であり、無機物
に担持されて使用されることもある。
【0019】ここで、メタロセン系遷移金属化合物とし
ては、例えば、IVB族から選ばれる遷移金属[チタニ
ウム(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(H
f)]に、シクロペンタジエニル基、置換シクロペンタ
ジエニル基、インデニル基、置換インデニル基、テトラ
ヒドロインデニル基、置換テトラヒドロインデニル基、
フルオニル基または置換フルオニル基が1乃至2結合し
ているか、あるいは、これらのうちの二つの基が共有結
合で架橋したものが結合しており、他に水素原子、酸素
原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アリ
ール基、アセチルアセトナート基、カルボニル基、窒素
分子、酸素分子、ルイス塩基、ケイ素原子を含む置換
基、不飽和炭化水素等の配位子を有するものが挙げられ
る。
ては、例えば、IVB族から選ばれる遷移金属[チタニ
ウム(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(H
f)]に、シクロペンタジエニル基、置換シクロペンタ
ジエニル基、インデニル基、置換インデニル基、テトラ
ヒドロインデニル基、置換テトラヒドロインデニル基、
フルオニル基または置換フルオニル基が1乃至2結合し
ているか、あるいは、これらのうちの二つの基が共有結
合で架橋したものが結合しており、他に水素原子、酸素
原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アリ
ール基、アセチルアセトナート基、カルボニル基、窒素
分子、酸素分子、ルイス塩基、ケイ素原子を含む置換
基、不飽和炭化水素等の配位子を有するものが挙げられ
る。
【0020】また、有機アルミニウム化合物としては、
アルキルアルミニウム、または鎖状あるいは環状アルミ
ノキサン等が挙げられる。
アルキルアルミニウム、または鎖状あるいは環状アルミ
ノキサン等が挙げられる。
【0021】ここで、アルキルアルミニウムとしては、
トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウ
ム、ジメチルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミニ
ウムクロリド、メチルアルミニウムジクロリド、エチル
アルミニウムジクロリド、ジメチルアルミニウフルオリ
ド、ジイソブチルアルミニウムハイドライド、ジエチル
アルミニウムハイドライド、エチルアルミニウムセスキ
クロリド等が挙げられる。
トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウ
ム、ジメチルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミニ
ウムクロリド、メチルアルミニウムジクロリド、エチル
アルミニウムジクロリド、ジメチルアルミニウフルオリ
ド、ジイソブチルアルミニウムハイドライド、ジエチル
アルミニウムハイドライド、エチルアルミニウムセスキ
クロリド等が挙げられる。
【0022】また、鎖状あるいは環状アルミノキサン
は、アルキルアルミニウムと水を接触させて生成され
る。例えば、重合時にアルキルアルミニウムを加えてお
き、後に水を添加するか、あるいは、錯塩の結晶水また
は有機・無機化合物の吸着水とアルキルアルミニウムと
を反応させることで得られる。
は、アルキルアルミニウムと水を接触させて生成され
る。例えば、重合時にアルキルアルミニウムを加えてお
き、後に水を添加するか、あるいは、錯塩の結晶水また
は有機・無機化合物の吸着水とアルキルアルミニウムと
を反応させることで得られる。
【0023】上記シングルサイト触媒を担持させる無機
物としては、シリカゲル、ゼオライト、珪藻土等が挙げ
られる。
物としては、シリカゲル、ゼオライト、珪藻土等が挙げ
られる。
【0024】重合方法としては、塊状重合、溶液重合、
懸濁重合、気相重合等が挙げられ、また、これらの重合
はバッチ法であっても連続法であっても良い。
懸濁重合、気相重合等が挙げられ、また、これらの重合
はバッチ法であっても連続法であっても良い。
【0025】重合条件は、通常、重合時間 −100〜
250℃、重合時間 5分〜10時間、反応圧力 常圧
〜300kg/cm2である。
250℃、重合時間 5分〜10時間、反応圧力 常圧
〜300kg/cm2である。
【0026】エチレンと共重合されるコモノマーである
αオレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、3−
メチル−1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−
ヘキセン、1−オクテン、デセン等が挙げられる。これ
らのαオレフィンは単独で使用してもよく、二以上を組
み合わせて使用しても良い。
αオレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、3−
メチル−1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−
ヘキセン、1−オクテン、デセン等が挙げられる。これ
らのαオレフィンは単独で使用してもよく、二以上を組
み合わせて使用しても良い。
【0027】αオレフィンの混合比率は、1〜50モル
%とすることが好ましい。
%とすることが好ましい。
【0028】なお、エチレン−αオレフィン共重合体に
は、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、アンチブ
ロッキング剤、滑剤(脂肪酸アミド)、難燃化剤、無機
および有機充填剤、染料、顔料、などを適宜添加しても
よい。
は、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、アンチブ
ロッキング剤、滑剤(脂肪酸アミド)、難燃化剤、無機
および有機充填剤、染料、顔料、などを適宜添加しても
よい。
【0029】上記シングルサイト触媒を用いて重合した
エチレン−αオレフィン共重合体の物性は、例えば、分
子量 5×103〜5×106、密度 0.89〜0.9
5(g/cm3)、メルトインデックス[MI] 0.
1〜50である。
エチレン−αオレフィン共重合体の物性は、例えば、分
子量 5×103〜5×106、密度 0.89〜0.9
5(g/cm3)、メルトインデックス[MI] 0.
1〜50である。
【0030】本発明の紙容器は、紙容器の最内層とし
て、上述したようなシングルサイト触媒を用いて得られ
るエチレン−αオレフィン共重合体層を用いたことを特
徴とするものであり、紙容器の最内層以外の層構成に関
しては特に制限されるものではない。すなわち、最内層
以外の層構成としては種々の態様のものが考えられる。
て、上述したようなシングルサイト触媒を用いて得られ
るエチレン−αオレフィン共重合体層を用いたことを特
徴とするものであり、紙容器の最内層以外の層構成に関
しては特に制限されるものではない。すなわち、最内層
以外の層構成としては種々の態様のものが考えられる。
【0031】この様に本発明の紙容器を形成するための
積層体としては種々の態様のものが考えられるが、この
積層体の例を図1〜3に示す。
積層体としては種々の態様のものが考えられるが、この
積層体の例を図1〜3に示す。
【0032】図1に示す積層体は、PE層(最外層)2
/紙基材1/シングルサイト触媒を用いて得られるエチ
レン−αオレフィン共重合体層(最内層)3からなる。
/紙基材1/シングルサイト触媒を用いて得られるエチ
レン−αオレフィン共重合体層(最内層)3からなる。
【0033】ここで、最外層のPE層2としては、例え
ば、高圧法低密度ポリエチレンが用いられる。PE層2
の厚さは5〜50μm程度が適当である。また、PE層
2の表面には、印刷適性を付与するためにコロナ処理を
施すことが好ましい。紙基材1の坪量は100〜500
g/m2程度が適当である。シングルサイト触媒を用い
て得られるエチレン−αオレフィン共重合体層3の貼合
方法としては、押出しラミネーション法、Tダイ法、あ
るいは、インフレーション法によりフィルムとしたもの
をドライラミネーション又はサンドラミネーションする
方法等が挙げられる。
ば、高圧法低密度ポリエチレンが用いられる。PE層2
の厚さは5〜50μm程度が適当である。また、PE層
2の表面には、印刷適性を付与するためにコロナ処理を
施すことが好ましい。紙基材1の坪量は100〜500
g/m2程度が適当である。シングルサイト触媒を用い
て得られるエチレン−αオレフィン共重合体層3の貼合
方法としては、押出しラミネーション法、Tダイ法、あ
るいは、インフレーション法によりフィルムとしたもの
をドライラミネーション又はサンドラミネーションする
方法等が挙げられる。
【0034】図2に示す積層体は、PE層(最外層)2
/紙基材1/エチレン−メタクリル酸共重合体層4/ア
ルミ箔5/エチレン−メタクリル酸共重合体層4/シン
グルサイト触媒を用いて得られるエチレン−αオレフィ
ン共重合体層(最内層)3からなる。
/紙基材1/エチレン−メタクリル酸共重合体層4/ア
ルミ箔5/エチレン−メタクリル酸共重合体層4/シン
グルサイト触媒を用いて得られるエチレン−αオレフィ
ン共重合体層(最内層)3からなる。
【0035】ここで、PE層2、紙基材1およびシング
ルサイト触媒を用いて得られるエチレン−αオレフィン
共重合体層3に関しては上記図1に示す積層体の場合と
同様である。アルミ箔5の厚さは5〜40μm程度が適
当である。なお、エチレン−メタクリル酸共重合体層4
は、アルミ箔と紙基材とを押出しラミネーションにより
接着するために用いられる。エチレン−メタクリル酸共
重合体層4の厚さは5〜50μm程度が適当である。
ルサイト触媒を用いて得られるエチレン−αオレフィン
共重合体層3に関しては上記図1に示す積層体の場合と
同様である。アルミ箔5の厚さは5〜40μm程度が適
当である。なお、エチレン−メタクリル酸共重合体層4
は、アルミ箔と紙基材とを押出しラミネーションにより
接着するために用いられる。エチレン−メタクリル酸共
重合体層4の厚さは5〜50μm程度が適当である。
【0036】図3に示す積層体は、PE層(最外層)2
/紙基材1/エチレン−メタクリル酸共重合体層4/ア
ルミ箔5/二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PE
T)層6/シングルサイト触媒を用いて得られるエチレ
ン−αオレフィン共重合体層(最内層)3からなる。
/紙基材1/エチレン−メタクリル酸共重合体層4/ア
ルミ箔5/二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PE
T)層6/シングルサイト触媒を用いて得られるエチレ
ン−αオレフィン共重合体層(最内層)3からなる。
【0037】ここで、PE層2、紙基材1、エチレン−
メタクリル酸共重合体層4、アルミ箔5およびシングル
サイト触媒を用いて得られるエチレン−αオレフィン共
重合体層3に関しては上記図2に示す積層体の場合と同
様である。二軸延伸PET層6の厚さは7〜25μm程
度が適当である。
メタクリル酸共重合体層4、アルミ箔5およびシングル
サイト触媒を用いて得られるエチレン−αオレフィン共
重合体層3に関しては上記図2に示す積層体の場合と同
様である。二軸延伸PET層6の厚さは7〜25μm程
度が適当である。
【0038】なお、上記図2および図3に示す積層体に
おいては、アルミ箔5と二軸延伸ポリエチレンテレフタ
レート層6の代わりに、バリアー性フィルムとして、シ
リカ蒸着フィルム(例えば、シリカ蒸着PET)等を用
いてもよい。
おいては、アルミ箔5と二軸延伸ポリエチレンテレフタ
レート層6の代わりに、バリアー性フィルムとして、シ
リカ蒸着フィルム(例えば、シリカ蒸着PET)等を用
いてもよい。
【0039】上記図1〜3に示すような積層体を用いて
形成される本発明の紙容器は、ゲーベルトップ型、フラ
ットトップ型、箱型等の様々な形状に組立てられる。こ
の場合、積層体シートを紙容器の展開図通りに打ち抜い
た後、ゲーベルトップ型およびフラットトップ型にあっ
ては、胴部をフレームシールまたはホットエアーシール
により貼合して、充填機内で製箱する。また、箱型にあ
っては、積層体シートを打ち抜いた後、これをロール状
にして充填機に供給し、シールを行って製箱することが
多い。なお、図3に示すような積層体を用いる場合に
は、積層体シートの端面が内容物と接触しないように、
スカイブヘミングのテープ貼りなどにより積層体シート
の端面を被覆するとよい。
形成される本発明の紙容器は、ゲーベルトップ型、フラ
ットトップ型、箱型等の様々な形状に組立てられる。こ
の場合、積層体シートを紙容器の展開図通りに打ち抜い
た後、ゲーベルトップ型およびフラットトップ型にあっ
ては、胴部をフレームシールまたはホットエアーシール
により貼合して、充填機内で製箱する。また、箱型にあ
っては、積層体シートを打ち抜いた後、これをロール状
にして充填機に供給し、シールを行って製箱することが
多い。なお、図3に示すような積層体を用いる場合に
は、積層体シートの端面が内容物と接触しないように、
スカイブヘミングのテープ貼りなどにより積層体シート
の端面を被覆するとよい。
【0040】上記本発明の紙容器の用途は特に限定され
ないが、例えば、酒、焼酎、ワイン、ジュース、牛乳な
との飲料、醤油、味醂(みりん)、ドレッシング、めん
つゆなどの調味料、洗剤、オイル、ワックス、塗料、接
着剤などの化学製品用の紙容器として好適に使用され
る。また、本発明の紙容器の用途は液体用のものに限定
されない。
ないが、例えば、酒、焼酎、ワイン、ジュース、牛乳な
との飲料、醤油、味醂(みりん)、ドレッシング、めん
つゆなどの調味料、洗剤、オイル、ワックス、塗料、接
着剤などの化学製品用の紙容器として好適に使用され
る。また、本発明の紙容器の用途は液体用のものに限定
されない。
【0041】
【実施例】以下、実施例にもとづき本発明をさらに具体
的に説明する。
的に説明する。
【0042】実施例1 図1に示すように、坪量270g/m2の紙基材の表面
に、高圧法低密度ポリエチレン(密度d:0.927g
/cm3、メルトインデックス[MI]:4)を25μ
mの厚さで押出しコーティングした。次いで、紙基材の
もう一方の表面に、シングルサイト触媒(カミンスキー
触媒:二塩化ジルコノセンとメチルアルモキサン(モル
比1:800)を組合わせた触媒)を重合反応器に注入
して重合したエチレン−1-ヘキセン共重合体(d:0.
920g/cm3、[MI]:4)を40μmの厚さで
押出しコーティングして製箱用積層体シートを形成し
た。そして、この製箱用積層体シートを用いて内容積1
リットルのゲーベルトップ型紙容器を作製した。
に、高圧法低密度ポリエチレン(密度d:0.927g
/cm3、メルトインデックス[MI]:4)を25μ
mの厚さで押出しコーティングした。次いで、紙基材の
もう一方の表面に、シングルサイト触媒(カミンスキー
触媒:二塩化ジルコノセンとメチルアルモキサン(モル
比1:800)を組合わせた触媒)を重合反応器に注入
して重合したエチレン−1-ヘキセン共重合体(d:0.
920g/cm3、[MI]:4)を40μmの厚さで
押出しコーティングして製箱用積層体シートを形成し
た。そして、この製箱用積層体シートを用いて内容積1
リットルのゲーベルトップ型紙容器を作製した。
【0043】実施例2 図3に示すように、カミンスキー触媒を用いて重合した
エチレン−1-ヘキセン共重合体(d:0.925g/c
m3、[MI]:1)をインフレーション法により60
μmの厚さのフィルムとした。そしてこのフィルムを、
厚さ9μmのアルミ箔と厚さ12μmの二軸延伸PET
とを二液硬化型ウレタン接着剤でドライラミネーション
した積層フィルムの二軸延伸PET側に、ドライラミネ
ーションした。得られた積層体のアルミ箔側に、厚さ3
0μmのエチレン−メタクリル酸共重合体層(ニューク
レル1180C:三井デュポンケミカル社製)を介し
て、坪量340g/m2の紙基材の一方の表面に、サン
ドラミネーションした。さらに、紙基材のもう一方の表
面に、高圧法低密度ポリエチレン(ミラソンL6P:三
井石油化学社製)(密度d:0.923g/cm3、
[MI]:3.7)を30μmの厚さで押出しコーティ
ングして製箱用積層体シートを形成した。そして、この
製箱用積層体シートを用いて内容積1リットルのゲーベ
ルトップ型紙容器を作製した。なお、製箱用積層体シー
トの端面が内容物と接触しないようにするため、胴部を
貼合する際に、積層体シートの端面をスカイブヘミング
テープ貼りによって被覆した。
エチレン−1-ヘキセン共重合体(d:0.925g/c
m3、[MI]:1)をインフレーション法により60
μmの厚さのフィルムとした。そしてこのフィルムを、
厚さ9μmのアルミ箔と厚さ12μmの二軸延伸PET
とを二液硬化型ウレタン接着剤でドライラミネーション
した積層フィルムの二軸延伸PET側に、ドライラミネ
ーションした。得られた積層体のアルミ箔側に、厚さ3
0μmのエチレン−メタクリル酸共重合体層(ニューク
レル1180C:三井デュポンケミカル社製)を介し
て、坪量340g/m2の紙基材の一方の表面に、サン
ドラミネーションした。さらに、紙基材のもう一方の表
面に、高圧法低密度ポリエチレン(ミラソンL6P:三
井石油化学社製)(密度d:0.923g/cm3、
[MI]:3.7)を30μmの厚さで押出しコーティ
ングして製箱用積層体シートを形成した。そして、この
製箱用積層体シートを用いて内容積1リットルのゲーベ
ルトップ型紙容器を作製した。なお、製箱用積層体シー
トの端面が内容物と接触しないようにするため、胴部を
貼合する際に、積層体シートの端面をスカイブヘミング
テープ貼りによって被覆した。
【0044】比較例1 紙基材の両面に、高圧法低密度ポリエチレン(密度d:
0.923g/cm3、[MI]:3.7)を押出しコ
ーティングし、シングルサイト触媒(カミンスキー触
媒)を用いて重合したエチレン−1-ヘキセン共重合体を
使用しなかったこと以外は実施例1と同様にして、内容
積1リットルのゲーベルトップ型紙容器を作製した。
0.923g/cm3、[MI]:3.7)を押出しコ
ーティングし、シングルサイト触媒(カミンスキー触
媒)を用いて重合したエチレン−1-ヘキセン共重合体を
使用しなかったこと以外は実施例1と同様にして、内容
積1リットルのゲーベルトップ型紙容器を作製した。
【0045】比較例2 実施例2におけるカミンスキー触媒を用いて重合したエ
チレン−1-ヘキセン共重合体フィルムの代わりに、イン
フレーション法による厚さ60μmの高圧法低密度ポリ
エチレン(密度d:0.925g/cm3、[MI]:
2)フィルムを使用したこと以外は実施例2と同様にし
て、内容積1リットルのゲーベルトップ型紙容器を作製
した。
チレン−1-ヘキセン共重合体フィルムの代わりに、イン
フレーション法による厚さ60μmの高圧法低密度ポリ
エチレン(密度d:0.925g/cm3、[MI]:
2)フィルムを使用したこと以外は実施例2と同様にし
て、内容積1リットルのゲーベルトップ型紙容器を作製
した。
【0046】比較例3 実施例2におけるカミンスキー触媒を用いて重合したフ
ィルムの代わりに、インフレーション法による厚さ60
μのチグラー触媒により重合されたエチレン−4メチル
ペンチン−1共重合体(d=0.920 MI=2)フ
ィルムを使用したこと以外は実施例2と同様にして、内
容積1リットルのゲーベルトップ型紙容器を作製した。
ィルムの代わりに、インフレーション法による厚さ60
μのチグラー触媒により重合されたエチレン−4メチル
ペンチン−1共重合体(d=0.920 MI=2)フ
ィルムを使用したこと以外は実施例2と同様にして、内
容積1リットルのゲーベルトップ型紙容器を作製した。
【0047】なお、上記実施例1〜2および比較例1〜
3において、密度dはASTM D1505、メルトイ
ンデックス[MI]はASTM D1238にそれぞれ
準拠して測定を行なった。
3において、密度dはASTM D1505、メルトイ
ンデックス[MI]はASTM D1238にそれぞれ
準拠して測定を行なった。
【0048】官能評価 実施例1〜2および比較例1〜2で得られた内容積1リ
ットルのゲーベルトップ型紙容器に、ミネラルウオータ
ーを80℃で充填し、40℃の温度下で1週間保存後、
官能評価を実施した。この結果、実施例1〜2の紙容器
内のミネラルウオーターは異臭もせず良好であったが、
比較例1〜2の紙容器内のミネラルウオーターは異臭が
した。
ットルのゲーベルトップ型紙容器に、ミネラルウオータ
ーを80℃で充填し、40℃の温度下で1週間保存後、
官能評価を実施した。この結果、実施例1〜2の紙容器
内のミネラルウオーターは異臭もせず良好であったが、
比較例1〜2の紙容器内のミネラルウオーターは異臭が
した。
【0049】
【発明の効果】以上に詳述したとおり、本発明の紙容器
は、シングルサイト触媒を用いて重合したエチレン−α
オレフィン共重合体を最内層として用いた構成としてあ
り、このシングルサイト触媒を用いて重合したエチレン
−αオレフィン共重合体は、分子量分布が狭く、低分子
量物の含有量が非常に少ないため、内容物への移臭がな
く、したがって官能的に良好な紙容器が得られる。
は、シングルサイト触媒を用いて重合したエチレン−α
オレフィン共重合体を最内層として用いた構成としてあ
り、このシングルサイト触媒を用いて重合したエチレン
−αオレフィン共重合体は、分子量分布が狭く、低分子
量物の含有量が非常に少ないため、内容物への移臭がな
く、したがって官能的に良好な紙容器が得られる。
【0050】また、シングルサイト触媒を用いて重合し
たエチレン−αオレフィン共重合体は、滑剤を添加しな
くてもフィルムの滑性が良好であるため、加工し易く紙
容器の製造が容易となる。同時に、滑剤を添加した場合
に生ずる問題がない。
たエチレン−αオレフィン共重合体は、滑剤を添加しな
くてもフィルムの滑性が良好であるため、加工し易く紙
容器の製造が容易となる。同時に、滑剤を添加した場合
に生ずる問題がない。
【0051】さらに、シングルサイト触媒を用いて重合
したエチレン−αオレフィン共重合体は、低温ヒートシ
ール性に優れ、充填機械適性が良好であるため、紙容器
の製造が非常に容易となる。
したエチレン−αオレフィン共重合体は、低温ヒートシ
ール性に優れ、充填機械適性が良好であるため、紙容器
の製造が非常に容易となる。
【図1】本発明の紙容器を形成するための積層体の一例
を示す部分断面図である。
を示す部分断面図である。
【図2】本発明の紙容器を形成するための積層体の他の
例を示す部分断面図である。
例を示す部分断面図である。
【図3】本発明の紙容器を形成するための積層体の他の
例を示す部分断面図である。
例を示す部分断面図である。
1…紙基材 2…PE層 3…シングルサイト触媒を用いて得られるエチレン−α
オレフィン共重合体層 4…エチレン−メタクリル酸共重合体層 5…アルミ箔 6…二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)層
オレフィン共重合体層 4…エチレン−メタクリル酸共重合体層 5…アルミ箔 6…二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)層
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月29日(2000.11.
29)
29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、少なくとも最外層、紙基材、及
び、最内層を、この順序で積層してなり、前記最内層は
シングルサイト触媒を用いて重合したエチレン−αオレ
フィン共重合体で形成され且つ滑剤を含有していない製
箱用積層体シートを、ヒートシールにより貼合して製箱
した液体用の紙容器を提供する。
るために、本発明は、少なくとも最外層、紙基材、及
び、最内層を、この順序で積層してなり、前記最内層は
シングルサイト触媒を用いて重合したエチレン−αオレ
フィン共重合体で形成され且つ滑剤を含有していない製
箱用積層体シートを、ヒートシールにより貼合して製箱
した液体用の紙容器を提供する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】前記の製箱用積層体シートとしては、前記
最外層、前記紙基材、蒸着層を有するバリアー層、及
び、シングルサイト触媒を用いて重合したエチレン−α
オレフィン共重合体で形成され且つ滑剤を含有していな
い前記最内層をこの順序で積層した製箱用積層体シート
を用いるのが好ましい。
最外層、前記紙基材、蒸着層を有するバリアー層、及
び、シングルサイト触媒を用いて重合したエチレン−α
オレフィン共重合体で形成され且つ滑剤を含有していな
い前記最内層をこの順序で積層した製箱用積層体シート
を用いるのが好ましい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、前記バリアー層の蒸着層としては、
シリカ蒸着層を用いるのが好ましい。
シリカ蒸着層を用いるのが好ましい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、本発明の紙容器は、ゲーブルトップ
型又はフラットトップ型の紙容器として好適に用いられ
る。
型又はフラットトップ型の紙容器として好適に用いられ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 5/50 B65D 5/50 B C08F 4/642 C08F 4/642 C08K 3/00 C08K 3/00 5/00 5/00 C08L 23/08 C08L 23/08
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも最外層、紙基材、及び、最内
層を、この順序で積層してなり、前記最内層はシングル
サイト触媒を用いて重合したエチレン−αオレフィン共
重合体で形成され且つ滑剤を含有していない製箱用積層
体シートを、ヒートシールにより貼合して製箱した液体
用の紙容器。 - 【請求項2】 少なくとも最外層、紙基材、及び、最内
層を、この順序で積層してなり、前記最内層はシングル
サイト触媒を用いて重合したエチレン−αオレフィン共
重合体で形成され且つ酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電
防止剤、アンチブロッキング剤、滑剤、難燃化剤、無機
充填剤、有機充填剤、染料、顔料から選ばれる添加剤を
含有している製箱用積層体シートを、ヒートシールによ
り貼合して製箱した液体用の紙容器。 - 【請求項3】 少なくとも最外層、紙基材、及び、最内
層を、この順序で積層してなり、前記最内層はシングル
サイト触媒を用いて重合した、分子量分布が狭く且つ低
分子量物の含有量が非常に少ないエチレン−αオレフィ
ン共重合体で形成されている製箱用積層体シートを、ヒ
ートシールにより貼合して製箱した液体用の紙容器。 - 【請求項4】 少なくとも最外層、紙基材、及び、最内
層を、この順序で積層してなり、前記最内層はシングル
サイト触媒を用いて重合したエチレン−αオレフィン共
重合体で形成されている製箱用積層体シートを、ヒート
シールにより貼合して製箱した、ゲーベルトップ型又は
フラットトップ型の液体用の紙容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000257165A JP2001114262A (ja) | 1993-11-30 | 2000-08-28 | 紙容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000257165A JP2001114262A (ja) | 1993-11-30 | 2000-08-28 | 紙容器 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30039893A Division JPH07148895A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 紙容器 |
Related Child Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000363748A Division JP2001199434A (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | 紙容器 |
JP2000363750A Division JP2001213427A (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | 紙容器 |
JP2000363749A Division JP2001213426A (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | 紙容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001114262A true JP2001114262A (ja) | 2001-04-24 |
Family
ID=18745673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000257165A Pending JP2001114262A (ja) | 1993-11-30 | 2000-08-28 | 紙容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001114262A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004018536A (ja) * | 2002-06-12 | 2004-01-22 | Toppan Printing Co Ltd | 樹脂組成物およびそれを用いた積層体、包装体 |
JP2004143310A (ja) * | 2002-10-25 | 2004-05-20 | Toppan Printing Co Ltd | 乾燥能力を有する樹脂組成物およびそれを用いた積層体、包装体 |
WO2008123504A1 (ja) | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Fujifilm Corporation | 紫外線吸収剤組成物 |
WO2009022736A1 (ja) | 2007-08-16 | 2009-02-19 | Fujifilm Corporation | ヘテロ環化合物、紫外線吸収剤及びこれを含む組成物 |
WO2009123142A1 (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
WO2009123141A1 (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
WO2009136624A1 (ja) | 2008-05-09 | 2009-11-12 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
-
2000
- 2000-08-28 JP JP2000257165A patent/JP2001114262A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004018536A (ja) * | 2002-06-12 | 2004-01-22 | Toppan Printing Co Ltd | 樹脂組成物およびそれを用いた積層体、包装体 |
JP2004143310A (ja) * | 2002-10-25 | 2004-05-20 | Toppan Printing Co Ltd | 乾燥能力を有する樹脂組成物およびそれを用いた積層体、包装体 |
WO2008123504A1 (ja) | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Fujifilm Corporation | 紫外線吸収剤組成物 |
WO2009022736A1 (ja) | 2007-08-16 | 2009-02-19 | Fujifilm Corporation | ヘテロ環化合物、紫外線吸収剤及びこれを含む組成物 |
WO2009123142A1 (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
WO2009123141A1 (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
WO2009136624A1 (ja) | 2008-05-09 | 2009-11-12 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
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