JPH09240731A - バッグインボックス用内袋 - Google Patents

バッグインボックス用内袋

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JPH09240731A
JPH09240731A JP5111896A JP5111896A JPH09240731A JP H09240731 A JPH09240731 A JP H09240731A JP 5111896 A JP5111896 A JP 5111896A JP 5111896 A JP5111896 A JP 5111896A JP H09240731 A JPH09240731 A JP H09240731A
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ethylene
resin
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Japan Polyolefins Co Ltd
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Japan Polyolefins Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 耐熱性、ヒートシール強度、耐ピンホール
性、耐溶剤性、耐ガスバリヤー性、耐衝撃性等の諸物性
や低分子量樹脂成分の内容物への移行がなく、長期保存
性等に優れるバッグインボックス用内袋を提供する。 【解決手段】 エチレン単独重合体またはエチレン・α
−オレフィン共重合体100〜20重量%および他のエ
チレン系(共)重合体80〜0重量%の樹脂または樹脂
組成物を用いてバッグインボックス用内袋を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品、薬品、飲料
水、溶剤、インキ等の各種液体の包装容器に使用した際
の耐熱性、ヒートシール強度、耐ピンホール性、低分子
量樹脂成分の内容物への移行がなく、長期保存性等に優
れたバッグインボックス用内袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食品、薬品、飲料水、溶剤、イン
キ等の各種液体の包装容器において利用されている樹脂
としては、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチ
レンまたはその組成物が用いられるが、低温ヒートシー
ル性、耐ピンホール性、耐溶剤性等を満足するものでは
ない。また耐ピンホール性等を改良するために超低密度
ポリエチレンを用いることが考えられるが、低分子量樹
脂成分の内容物への移行や抗ブロッキング性が悪化する
という問題点を有している。特に清涼飲料水、ミネラル
水、濃縮ジュース、牛乳、日本酒、ぶどう酒等のカート
ン容器等のバッグインボックス用内袋においては、耐熱
性、ヒートシール強度、耐ピンホール性、耐ガスバリヤ
ー性、耐衝撃性等の諸性能が要望されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
諸性能、すなわち耐熱性、ヒートシール強度、耐ピンホ
ール性、耐溶剤性、耐ガスバリヤー性、耐衝撃性等の諸
物性や低分子量樹脂成分の内容物への移行がなく、長期
保存性等に優れるバッグインボックス用内袋を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意検討の
結果、特定のパラメーターを満足するエチレン単独重合
体またはエチレン・α−オレフィン共重合体またはそれ
を含む樹脂組成物を用いた単層フィルムあるいは他の樹
脂成分との積層フィルムからなり、かつこれらのフィル
ムを最内袋とするバッグインボックス用内袋が上記目的
が達成することを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。
【0005】本発明の第1は、下記(ア)〜(カ)の要
件を満足する(A)エチレン単独重合体またはエチレン
・α−オレフィン共重合体100〜20重量%および
(B)他のエチレン系(共)重合体80〜0重量%の樹
脂または樹脂組成物から形成されたことを特徴とするバ
ッグインボックス用内袋である。 (ア)密度が0.86〜0.96g/cm3 、 (イ)メルトフローレートが0.01〜100g/10
分、 (ウ)分子量分布(Mw/Mn)が1.5〜4.5、 (エ)組成分布パラメーターが1.08〜2.00、 (オ)25℃におけるオルソジクロロベンゼン(ODC
B)可溶分量X(wt%)と密度d及びMFR(メルト
フローレート)が次の関係を満足する a)d−0.008logMFR≧0.93の場合 X<2.0 b)d−0.008logMFR<0.93の場合 X< 9.8×103 ×(0.9300−d+0.008logM
FR)2+2.0 (カ)連続昇温溶出分別法(TREF)による溶出温度
−溶出量曲線のピークが複数個存在する
【0006】本発明の第2は前記第1に記載の樹脂また
は樹脂組成物からなる層を含む積層体からなるバッグイ
ンボックス用内袋である。
【0007】本発明の第3は、前記第1に記載の樹脂ま
たは樹脂組成物からなるフィルムまたはシートおよび/
または前記第2に記載の積層構造のフィルムまたはシー
トからなる多重袋の少なくとも最内袋のフィルムまたは
シートと最外袋のフィルムまたはシートを、サイドシー
ルおよび/または点溶着で製袋したことを特徴とするバ
ッグインボックス用内袋である。
【0008】以下本発明を詳細に説明する。本発明の特
定の(A)エチレン単独重合体またはエチレン・α−オ
レフィン共重合体(以下エチレン(共)重合体という)
は、(ア)密度が0.86〜0.96g/cm3 、好ま
しくは0.88〜0.95g/cm3 、より好ましくは
0.89〜0.94g/cm3 の範囲である。密度が
0.86g/cm3 未満では剛性、耐熱性が劣り、0.
96g/cm3 以上では耐衝撃性が十分でない。
【0009】また、(A)エチレン(共)重合体の
(イ)メルトフローレートは0.01〜100g/10
分、好ましくは0.03〜50g/10分、より好まし
くは0.05〜30g/10分の範囲である。MFRが
0.01g/10分未満では成形加工性が劣り、100
g/10分以上では強度が低下する。
【0010】本発明のエチレン(共)重合体の(ウ)M
w/Mnは1.5〜4.5であり、好ましくは1.8〜
4.0、さらに好ましくは2.0〜3.7の範囲にある
ことが望ましい。Mw/Mnが1.5未満では成形加工
性が劣り、4.5以上では耐衝撃性が劣る。本発明のエ
チレン(共)重合体の分子量分布(Mw/Mn)の算出
方法は、ゲルパーミエイションクロマトグラフィー(G
PC)により重量平均分子量(Mw)と数平均分子量
(Mn)を求め、この比Mw/Mnを求めるものであ
る。
【0011】本発明のエチレン(共)重合体の組成分布
パラメーターは測定法は下記の通りである。試料に耐熱
安定剤を加え、ODCBに温度0.2重量%となるよう
に135℃で加熱溶解する。溶液を、けい藻土(セライ
ト545)を充填したカラムに移送し、0.1℃/mi
nで25℃まで冷却し、試料をセライト表面に沈着す
る。次に、ODCBを一定流量で流しながら、カラム温
度を5℃きざみに120℃まで段階的に昇温し、試料を
溶出させ試料を分別する。溶液をメタノールで再沈後、
ろ過、乾燥し、各溶出温度の試料を得る。各試料の重量
分率および分岐度(炭素数1000個あたりの分岐数)
を測定する。分岐度(測定値)は13C−NMRにより
求める。
【0012】30℃から90℃のフラクションについて
は次のような、分岐度の補正を行う。すなわち、溶出温
度に対して測定した分岐度をプロットし、相関関係を最
小自乗法で直線に近似し、検量線を作成する。この近似
の相関係数は十分大きい。この検量線により求めた値を
各フラクションの分岐度とする。溶出温度95℃以上で
は溶出温度と分岐度に必ずしも直線関係が成立しないの
でこの補正は行わない。
【0013】次にそれぞれのフラクションの重量分率w
i を、溶出温度5℃当たりの分岐度bi の変化量(bi
−bi-1 )で割って相対濃度ci を求め、分岐度に対し
て相対濃度をプロットし、組成分布曲線を得る。この組
成分布曲線を一定の幅で分割し、次式より組成分布パラ
メーターCbを算出する。
【0014】
【数1】
【0015】ここでcj とbj はそれぞれj番目の区分
の相対濃度と分岐度である。組成分布パラメーターCb
は試料の組成が均一である場合に1となり、組成分布が
広がるに従って値が大きくなる。
【0016】ポリマーの組成分布を測定する方法は多く
の提案がなされている。例えば特開昭60−88016
号では、試料を溶剤分別して得た各分別試料の分岐数に
対して、累積重量分率が特定の分布(対数正規分布)を
すると仮定して数値処理を行い、重量平均分岐度(C
w)と数平均分岐度(Cn)の比を求めている。この近
似計算は、試料の分岐数と累積重量分率が対数正規分布
からずれると精度が下がり、市販のLLDPEについて
測定を行うと相関係数R2 はかなり低く、値の精度は充
分でない。また、このCw/Cnの測定法は、本発明の
Cbのそれと異なるが、あえて数値の比較を行えば、C
w/Cnの値は、Cbよりかなり大きくなる。
【0017】本発明のエチレン(共)重合体の、(エ)
組成分布は1.08〜2.00であり、共重合体の場合
には1.10〜2.00の範囲であり、好ましくは1.
12〜1.70、さらに好ましくは1.15〜1.50
の範囲にあることが望ましい。該共重合体の(エ)組成
分布が1.10未満では、シート成形加工性が劣り、
2.00以上では、機械的強度の格段なる改良が望めな
い恐れがある。したがって、組成分布が1.30以下の
場合には後述のエチレン系重合体を配合することが望ま
しい。
【0018】本発明のエチレン(共)重合体の25℃に
おけるODCB可溶分(X重量%)は、下記の方法によ
り測定する。試料0.5gを20mlのODCBに加え
135℃で2時間加熱し、試料を完全に溶解した後、2
5℃まで冷却する。この溶液を25℃で一晩放置後、テ
フロン製フィルターでろ過してろ液を採取する。試料溶
液のメチレンの非対称伸縮振動の波数2925cm-1
近の吸収ピーク面積を求め、あらかじめ作成した検量線
により試料濃度を算出する。この値より、25℃におけ
るODCB可溶分を求める。
【0019】本発明のエチレン(共)重合体は、(ホ)
25℃におけるオルソジクロロベンゼン(ODCB)可
溶分の量X(wt%)と密度dおよびMFRが密度dお
よびMFRの値がd−0.008×logMFR≧0.93を
満たす場合は、Xは2重量%未満であり、d−0.00
8×logMFR<0.93の場合はX< 9.8×103 ×(0.
9300−d+0.008logMFR)2+2.0の関係を満
足しており、好ましくは、密度dおよびMFRの値がd
−0.008×logMFR≧0.93を満たす場合は、Xは
1重量%未満であり、d−0.008×logMFR<0.9
3の場合はX<7.4×103 ×(0.9300−d+0.
008logMFR)2+1.0であり、さらに好ましくは、密
度dおよびMFRの値がd−0.008×logMFR≧0.
93を満たす場合は、Xは0.5重量%未満であり、d
−0.008×logMFR<0.93の場合はX< 5.6×10
3 ×(0.9300−d+0.008logMFR)2+0 .5
関係を満足していることが望ましい。
【0020】25℃におけるオルソジクロロベンゼン可
溶分は、ポリマーに含まれる高分岐度成分および低分子
量成分であり、耐熱性の低下、成形品表面のベタツキの
原因となるためこの含有量は少ないことが望ましい。O
DCB可溶分の量は、コモノマーの含有量および分子量
に影響される。従ってこれらの指標である密度およびM
FRとODCB可溶分の量が上記の関係を満たすこと
は、共重合したコモノマーのうち、ポリマーの高分岐度
成分に含まれるものの割合が少ないことを示す。
【0021】本発明の(A)成分がエチレン共重合体の
場合は、(カ)連続昇温溶出分別法(TREF)により
求めた溶出温度−溶出量曲線において、ピークが複数で
あることが好ましく、これらの溶出温度は85℃から1
00℃の間にピークが存在することが特に好ましい。こ
のピークが存在することにより、成形体の耐熱性および
剛性が向上する。また、図1には本発明の共重合体の溶
出温度−溶出量曲線を示し、図2は一般のメタロセン触
媒による共重合体の溶出温度−溶出量曲線を示したもの
である。この図から明らかなように本発明の(B)成分
のエチレン(共)重合体は、一般のメタロセン触媒によ
るエチレン−α−オレフィン共重合体とは明確に区別さ
れるものである。
【0022】本発明にかかわる連続昇温溶出分別法(T
REF)の測定方法は下記の通りである。試料に耐熱安
定剤を加え、ODCBに濃度0.05重量%となるよう
に135℃で加熱溶解する。試料溶液5mlを、ガラス
ビーズを充填したカラムに注入し、0.1℃/minの
冷却速度で25℃まで冷却し、試料をガラスビーズ表面
に沈着する。次に、このカラムにODCBを一定流量で
流しながら、カラム温度を50℃/hrの一定速度で昇
温し、試料を順次溶出させる。この際、溶剤中に溶出す
る試料について、メチレンの非対称伸縮振動の波数29
25cm-1に対する吸収を赤外検出機で検出し、定量分
析する。この値から、溶液中PEの重量濃度定量分析
し、溶出温度と溶出速度の関係を求める。TREF分析
は極少量の試料で、温度変化に対する溶出速度の変化を
連続的に分析出来るため、分別法では検出出来ない比較
的細かいピークの検出が可能である。
【0023】本発明の特定のエチレン(共)重合体は、
上記(ア)〜(カ)の性状を満足すればよく、好ましく
は以下のD1〜D5からなる触媒を用いて重合すること
が望ましい。
【0024】すなわち、D1:一般式Me1 1 p (O
2 q 1 4-p-qで表される化合物(式中Me1 はZ
r、Ti、Hfを示し、R1 およびR2 は各々炭素数1
〜24の炭化水素基、X1 はハロゲン原子を示し、pお
よびqは各々0≦p<4、0≦p+q≦4の範囲を満た
す整数である)、D2:一般式Me2 3 m (OR4
n 2 z-m-n で表される化合物(式中Me2 は周期律表
第I〜III 族元素、R3およびR4 は各々炭素数1〜2
4の炭化水素基、X2 はハロゲン原子または水素原子
(ただし、X2 が水素原子の場合はMe2 は周期律表第
III 族元素の場合に限る)を示し、zはMe2 の価数を
示し、mおよびnは各々0≦m≦z、0≦n≦zの範囲
を満たす整数であり、かつ、0≦m+n≦zである)、
D3:共役二重結合を持つ有機環状化合物、およびD
4:有機アルミニウム化合物と水との反応によって得ら
れるAl−O−Al結合を含む変性有機アルミニウム化
合物、D5:無機担体および/または粒子状ポリマー担
体を相互に接触させて得られる触媒である。
【0025】上記触媒成分(D1)の一般式Me1 1
p (OR2 q 1 4-p-qで表される化合物の式中Me1
はZr、Ti、Hfを示す。これらの遷移金属の種類は
限定されるものではなく、複数を用いることもできる
が、共重合体の耐候性の優れるZrが含まれることが特
に好ましい。R1 およびR2 は各々炭素数1〜24の炭
化水素基で、好ましくは炭素数1〜12、さらに好まし
くは1〜8であり、具体的にはメチル基、エチル基、プ
ロピル基、イソプロピル基、ブチル基などのアルキル
基;ビニル基、アリル基などのアルケニル基;フェニル
基、トリル基、キシリル基、メシチル基、インデニル
基、ナフチル基などのアリール基;ベンジル基、トリチ
ル基、フェネチル基、スチリル基、ベンズヒドリル基、
フェニルブチル基、ネオフイル基などのアラルキル基な
どが挙げられる。これらは分岐があってもよい。X1
フッ素、ヨウ素、塩素および臭素などのハロゲン原子を
示し、pおよびqはそれぞれ0≦p<4、0≦q<4、
0≦p+q≦4の範囲を満たし、好ましくは0≦p+q
≦4の範囲である。
【0026】上記触媒成分(D1)一般式で示される化
合物の例としては、テトラメチルジルコニウム、テトラ
エチルジルコニウム、テトラベンジルジルコニウム、テ
トラプロポキシジルコニウム、トリプロポキシモノクロ
ロジルコニウム、ジプロポキシジクロロジルコニウム、
テトラブトキシジルコニウム、トリブトキシモノクロロ
ジルコニウム、ジブトキシジクロロジルコニウム、テト
ラブトキシチタン、テトラブトキシハフニウムなどが挙
げられ、これらを2種以上混合して用いても差し支えな
い。
【0027】上記触媒成分(D2)の一般式Me2 3
m (OR4 n 2 z-m-n で表される化合物の式中Me
2 は周期律表第I〜III 族元素を示し、リチウム、ナト
リウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、
ホウ素、アルミニウムなどである。R3 およびR4 は各
々炭素数1〜24の炭化水素基、好ましくは炭素数1〜
12、さらに好ましくは1〜8であり、具体的にはメチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基などのアルキル基;ビニル基、アリル基などのアルケ
ニル基;フェニル基、トリル基、キシリル基、メシチル
基、インデニル基、ナフチル基などのアリール基;ベン
ジル基、トリチル基、フェネチル基、スチリル基、ベン
ズヒドリル基、フェニルブチル基、ネオフイル基などの
アラルキル基などが挙げられる。これらは分岐があって
もよい。X2 はフッ素、ヨウ素、塩素および臭素などの
ハロゲン原子または水素原子を示すものである。ただ
し、X2 が水素原子の場合はMe2 はホウ素、アルミニ
ウムなどに例示される周期律表第III 族元素の場合に限
るものである。また、zはMe2 の価数を示し、mおよ
びnは各々0≦m≦z、0≦n≦zの範囲を満たす整数
であり、かつ、0≦m+n≦zである。
【0028】上記触媒成分(D2)の一般式で示される
化合物の例としては、メチルリチウム、エチルリチウム
などの有機リチウム化合物;ジメチルマグネシウム、ジ
エチルマグネシウム、メチルマグネシウムクロライド、
エチルマグネシウムクロライドなどの有機マグネシウム
化合物;ジメチル亜鉛、ジエチル亜鉛などの有機亜鉛化
合物;トリメチルボロン、トリエチルボロンなどの有機
ボロン化合物;トリメチルアルミニウム、トリエチルア
ルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリヘキシ
ルアルミニウム、トリデシルアルミニウム、ジエチルア
ルミニウムクロライド、エチルアルミニウムジクロライ
ド、エチルアルミニウムセスキクロライド、ジエチルア
ルミニウムエトキサイド、ジエチルアルミニウムハイド
ライドなどの有機アルミニウム化合物等の誘導体が挙げ
られる。
【0029】上記触媒成分(D3)の共役二重結合を持
つ有機環状化合物とは、環状で共役二重結合を2個以
上、好ましくは2〜4個、さらに好ましくは2〜3個有
する環を1個または2個以上もち、全炭素数が4〜2
4、好ましくは4〜12である環状炭化水素化合物;前
記環状炭化水素化合物が部分的に1〜6個の炭化水素残
基(典型的には、炭素数1〜12のアルキル基またはア
ラルキル基)で置換された環状炭化水素化合物;共役二
重結合を2個以上、好ましくは2〜4個、さらに好まし
くは2〜3個有する環を1個または2個以上もち、全炭
素数が4〜24、好ましくは4〜12である環状炭化水
素基を有する有機ケイ素化合物;前記環状炭化水素基が
部分的に1〜6個の炭化水素残基またはアルカリ金属塩
(ナトリウムまたはリチウム塩)で置換された有機ケイ
素化合物が含まれる。特に好ましくは分子中のいずれか
にシクロペンタジエン構造をもつものが望ましい。
【0030】上記の好適な化合物としては、シクロペン
タジエン、インデン、アズレンまたはこれらのアルキ
ル、アリール、アラルキル、アルコキシまたはアリール
オキシ誘導体などが挙げられる。また、これらの化合物
がアルキレン基(その炭素数は通常2〜8、好ましくは
2〜3)を介して結合(架橋)した化合物も好適に用い
られる。
【0031】環状炭化水素基を有する有機ケイ素化合物
は、下記一般式で表示することができる。 AL SiR4-L ここで、Aはシクロペンタジエニル基、置換シクロペン
タジエニル基、インデニル基、置換インデニル基で例示
される前記環状水素基を示し、Rはメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基などのアル
キル基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブト
キシ基などのアルコキシ基;フェニル基などのアリール
基;フェノキシ基などのアリールオキシ基;ベンジル基
などのアラルキル基で示され、炭素数1〜24、好まし
くは1〜12の炭化水素残基または水素を示し、Lは1
≦L≦4、好ましくは1≦L≦3である。
【0032】上記成分(D3)の有機環状炭化水素化合
物の具体例は、シクロペンタジエン、メチルシクロペン
タジエン、エチルシクロペンタジエン、1,3−ジメチ
ルシクロペンタジエン、インデン、4−メチル−1−イ
ンデン、4,7−ジメチルインデン、シクロヘプタトリ
エン、メチルシクロヘプタトリエン、シクロオクタテト
ラエン、アズレン、フルオレン、メチルフルオレンのよ
うな炭素数5〜24のシクロポリエンまたは置換シクロ
ポリエン、モノシクロペンタジエニルシラン、ビスシク
ロペンタジエニルシラン、トリスシクロペンタジエニル
シラン、モノインデニルシラン、ビスインデニルシラ
ン、トリスインデニルシラン等が挙げられる。
【0033】触媒成分(D4)有機アルミニウム化合物
と水との反応によって得られるAl−O−Al結合を含
む変性有機アルミニウム化合物とは、アルキルアルミニ
ウム化合物と水とを反応させることにより、通常アルミ
ノキサンと称される変性有機アルミニウムが得られ、分
子中に通常1〜100個、好ましくは1〜50個のAl
−O−Al結合を含有する。また、変性有機アルミニウ
ム化合物は線状でも環状でもいずれでもよい。
【0034】有機アルミニウムと水との反応は通常不活
性炭化水素中で行われる。該不活性炭化水素としては、
ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の脂肪族、脂環族、芳香族
炭化水素が好ましい。水と有機アルミニウム化合物との
反応比(水/Alモル比)は通常0.25/1〜1.2
/1、好ましくは0.5/1〜1/1であることが望ま
しい。
【0035】触媒成分(D5)無機物担体および/また
は粒子状ポリマー担体とは、炭素質物、金属、金属酸化
物、金属塩化物、金属炭酸塩またはこれらの混合物ある
いは熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等が挙げられる。該無
機物担体に用いることができる好適な金属としては、
鉄、アルミニウム、ニッケルなどが挙げられる。具体的
にはSiO2 、Al2 3 、MgO、ZrO2 、TiO
2 、B2 3 、CaO、ZnO、BaO、ThO2 等ま
たはこれらの混合物が挙げられ、SiO 2 −Al
2 3 、SiO2 −V2 5 、SiO2 −TiO2 、S
iO2 −V2 5 、SiO2 −MgO、SiO2 −Cr
2 3 等が挙げられる。これらの中でもSiO2 および
Al2 3 からなる群から選択された少なくとも1種の
成分を主成分とするものが好ましい。また、有機化合物
としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれも使用
でき、具体的には、粒子状のポリオレフィン、ポリエス
テル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ(メタ)アク
リル酸メチル、ポリスチレン、ポリノルボルネン、各種
天然高分子およびこれらの混合物等が挙げられる。
【0036】上記無機物担体および/または粒子状ポリ
マー担体は、このまま使用することもできるが、好まし
くは予備処理としてこれらの担体を有機アルミニウム化
合物やAl−O−Al結合を含む変性有機アルミニウム
化合物などに接触処理させた後に成分(D5)として用
いることもできる。
【0037】本発明の(A)エチレン(共)重合体は、
気相法、スラリー法、溶液法等で製造され、一段重合
法、多段重合法など特に限定されるものではない。
【0038】本発明において用いられる、(B)他のエ
チレン(共)重合体とは、代表的には前記の(A)エチ
レン(共)重合体とは異なる(B1)エチレン・α−オ
レフィン共重合体、(B2)高圧ラジカル重合法による
エチレン(共)重合体等を包含するものである。
【0039】本発明の(B)エチレン・α−オレフィン
共重合体とは、前記(A)成分の(ア)〜(カ)で規定
される特定のパラメーターを満たさないものであり、従
来公知のチーグラー系触媒あるいはフィリップス触媒
(以下両者を含めてチグラー型触媒という)あるいはメ
タロセン触媒を用いて重合されるエチレン・α−オレフ
ィン共重合体である。これは(A)成分より一般的には
分子量分布あるいは組成分布が広く、密度が0.86〜
0.96g/cm3 、MFRが0.1〜30/10分の
範囲のものが好ましく、いわゆる超低密度ポリエチレン
(VLDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDP
E)、高密度ポリエチレン(HDPE)を包含するもの
である。
【0040】上記チグラー型触媒による高密度・線状中
・低密度ポリエチレン(HDPE、MDPE、LLDP
E)とは、密度が0.91〜0.97g/cm3 、好ま
しくは0.91〜0.96g/cm3 、より好ましくは
0.91〜0.94g/cm 3 の範囲であり、MFRが
0.005〜20g/10分、好ましくは0.05〜1
0g/10分、さらに好ましくは0.08〜10g/5
分の範囲で選択される。溶融張力は0.3〜40g、好
ましくは0.4〜35g、さらに好ましくは0.5〜3
0gである。Mw/Mnは2.5〜13、好ましくは3
〜8である。なおMw/Mnは、GPC分析による重量
平均分子量/数平均分子量である。
【0041】また、上記チグラー型触媒による超低密度
ポリエチレン(VLDPE)とは、密度が0.86〜
0.91g/cm3 未満、好ましくは0.88〜0.9
05g/cm3 、MFRは0.01〜20g/10分、
好ましくは0.1〜10g/10分の範囲で選択され
る。該超低密度ポリエチレン(VLDPE)は、直鎖状
低密度ポリエチレン(LLDPE)とエチレン・α−オ
レフィン共重合体ゴム(EPR、EPDM)との中間の
性状を示すポリエチレンを有しており、示差走査熱量測
定法(DSC)による最大ピーク温度(Tm )60℃以
上、好ましくは100℃以上、かつ沸騰n−ヘキサン不
溶分10重量%以上の性状を有する特定のエチレン・α
−オレフィン共重合体であり、少なくともチタンおよび
/またはバナジウムを含有する固体触媒成分と有機アル
ミニウム化合物とからなる触媒を用いて重合され、直鎖
状低密度ポリエチレンが示す高結晶部分とエチレン・α
−オレフィン共重合体ゴムが示す非晶部分とを合わせ持
つ樹脂であって、前者の特徴である機械的強度、耐熱性
などと、後者の特徴であるゴム状弾性、耐低温衝撃性な
どがバランスよく共存している。
【0042】上記チーグラー型触媒によるエチレン・α
−オレフィン共重合体のα−オレフィンとしては、炭素
数3〜12、好ましくは3〜10の範囲であって、具体
的にはプロピレン、ブテン−1、4−メチルペンテン−
1、ヘキセン−1、オクテン−1、デセン−1、ドデセ
ン−1等を挙げることができる。これらα−オレフィン
の含有量は3〜40モル%の範囲で選択されることが好
ましい。
【0043】本発明のエチレン系重合体の第2の成分
(B2)は、高圧ラジカル重合法による低密度ポリエチ
レン(LDPE)、エチレン・ビニルエステル共重合
体、エチレンとα、β−不飽和カルボン酸またはその誘
導体との共重合体である。
【0044】上記低密度ポリエチレン(LDPE)は、
MFR(メルトフロレート)が0.05〜20g/10
分、好ましくは0.1〜10g/10分、さらに好まし
くは1.0〜10g/10分の範囲である。この範囲内
であれば組成物の溶融張力が適切な範囲となりシート成
形等がし易い。また密度は0.91〜0.94g/cm
3 、好ましくは0.912〜0.935g/cm3 、さ
らに好ましくは0.912〜0.930g/cm3 であ
り、溶融張力は1.5〜25gは、好ましくは3〜20
g、さらに好ましくは3〜15gである。また、Mw/
Mnは3.0〜12、好ましくは4.0〜8.0であ
る。溶融張力は樹脂の弾性項目であり、上記の範囲であ
ればシート成形等がし易い。
【0045】本発明のエチレン・ビニルエステル共重合
体とは、高圧ラジカル重合法で製造されるエチレンを主
成分とするプロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、カプロン
酸ビニル、カプリル酸ビニル、ラウリル酸ビニル、ステ
アリン酸ビニル、トリフルオル酢酸ビニルなどのビニル
エステル単量体との共重合体である。これらの中でも特
に好ましいものとしては、酢酸ビニルを挙げることがで
きる。すなわち、エチレン50〜99.5重量%、ビニ
ルエステル0.5〜50重量%、他の共重合可能な不飽
和単量体0〜49.5重量%からなる共重合体が好まし
い。特にビニルエステル含有量は3〜30重量%、好ま
しくは5〜25重量%の範囲である。これらの共重合体
のMFRは、0.1〜20g/10分、好ましくは0.
3〜10g/10分であり、溶融張力は2.0〜25
g、好ましくは3〜20gである。
【0046】本発明のエチレンとα、β−不飽和カルボ
ン酸またはその誘導体との共重合体の代表的な共重合体
としては、エチレン・(メタ)アクリル酸またはそのア
ルキルエステル共重合体が挙げられ、これらのコモノマ
ーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メ
チル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタク
リル酸エチル、アクリル酸プロピル、メタクリル酸プロ
ピル、アクリル酸イソプロピル、メタクリル酸イソプロ
ピル、アクリル酸−n−ブチル、メタクリル酸−n−ブ
チル、アクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸シクロ
ヘキシル、アクリル酸ラウリル、メタクリル酸ラウリ
ル、アクリル酸ステアリル、メタクリル酸ステアリル、
アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル等を挙
げることができる。この中でも特に好ましいものとして
(メタ)アクリル酸のメチル、エチル等のアルキルエス
テルを挙げることができる。特に(メタ)アクリル酸エ
ステル含有量は3〜30重量%、好ましくは5〜25重
量%の範囲である。
【0047】これら共重合体のMFRは、0.1〜20
g/10分が好ましく、0.3〜10g/10分であ
り、溶融張力は2.0〜25gが好ましく、3〜20g
である。水用シートを形成する(A)エチレン(共)重
合体とは、エチレンまたはエチレンと炭素数3〜20の
α−オレフィンより選ばれた一種以上との共重合体であ
る。この炭素数3〜20のα−オレフインはとしては、
好ましくは3〜12のものであり、具体的にはプロピレ
ン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキ
セン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、など
が挙げられる。また、これらのα−オレフィンの含有量
は、合計で通常30モル%以下、好ましくは3〜20モ
ル%の範囲で選択されることが望ましい。
【0048】本発明において(A)成分のフィルムと積
層して用いられるポリオレフィンとは前述の本発明のエ
チレン(共)重合体(A)成分とは異なる(B1)エチ
レン・α−オレフィン共重合体、(B2)高圧ラジカル
重合法によるエチレン系重合体のほか、ポリプロピレ
ン、ポリブテン−1、ポリ−4−メチル−ペンテン−1
等が用いられる。
【0049】またフィルムを構成する各層は、これらの
重合体の単独成分または2種以上の成分の混合物からな
る。
【0050】また本発明における内層フィルムは本発明
の(A)成分からなるフィルムをヒートシール層とし、
気体遮断性材料からなる層を積層したフィルムを用いる
ことにより耐熱性、ヒートシール強度、耐ピンホール
性、耐溶剤性、耐ガスバリヤー性、耐衝撃性にすぐれた
ものとなる。
【0051】本発明における気体遮断性材料は酸素等の
気体を遮断して内容物の劣化を防ぐ材料であり、ポリア
ミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルアルコ
ール、エチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物、塩化ビ
ニリデン系樹脂等の樹脂フィルムまたはアルミニウム箔
等の金属箔等が挙げられる。とくに気体透過性が小さく
加工性の良好なエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
が好ましい。さらにはエチレン含有量20〜50モル
%、酢酸ビニル部分のケン化度90モル%以上の組成を
有するものがより好ましい。
【0052】前記気体遮断性材料は一般的にポリオレフ
ィン樹脂との接着性が悪く、これらを積層する場合は接
着剤や接着性樹脂を介在させる必要がある。接着性樹脂
としてはアイオノマー樹脂すなわちエチレンとアクリル
酸等との共重合体を金属カチオンにより架橋したポリマ
ー、あるいは各種のポリオレフィンまたはゴムに不飽和
カルボン酸またはその誘導体を反応させた変性ポリオレ
フィンまたは変性ゴム等が挙げられ、中でも変性ポリオ
レフィンを含む重合物が好ましい。
【0053】上記の変性ポリオレフィン樹脂はポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリブテン−1、ポリ−4−メ
チル−ペンテン−1等のポリオレフィンに無水マレイン
酸等の不飽和カルボン酸あるいはその誘導体を有機過酸
化物の存在下で加熱して反応変性させたものや溶媒の存
在でグラフト変性したもの等が用いられる。
【0054】気体遮断性材料を用いるフィルムの積層構
造は、本発明組成物層/接着剤層/気体遮断性材料層/
接着剤層/本発明組成物層とすることが好ましい。
【0055】また内層に用いられる単層あるいは積層フ
ィルム全体の厚さは50〜500μmが用いられるが、
特に70〜200μmの範囲が好ましい。
【0056】本発明の外層に用いられるポリオレフィン
からなるフィルムとは、本発明の(A)エチレン(共)
重合体、(A)成分とは異なる(B1)エチレン・α−
オレフィン共重合体、(B2)高圧ラジカル重合法によ
るエチレン系(共)重合体のほか、ポリプロピレン、ポ
リブテン−1、ポリ−4−メチル−1−ペンテン等から
なる単層フィルムおよび多層フィルムを指す。フィルム
を構成する各層は、これらの重合体の単独成分または2
種以上の成分の混合物からなる。
【0057】以上の内層および外層に用いられるフィル
ムの製造方法は単層フィルムの場合は通常のインフレー
ション成形法、Tダイ成形法、多層フィルムの場合は多
層ダイを用いて押出機で溶融された樹脂をダイス先端で
接合させ積層構造とする多層インフレーション成形法、
多層Tダイ成形法等の共押出成形法の他に、多層ブロー
成形法等の通常の成形法が適用され特に限定されない。
また多層フィルムの場合、別々に成形されたフィルムを
接着剤を用いて張り合わせることによっても得ることが
できる。フィルムの厚さは50〜500μmが用いられ
るが、とくに70〜200μmの範囲が好ましい。ま
た、内層に用いられる各種フィルムを外層として使用す
るのも差し支えない。この場合必ずしも内層と外層は同
じ構成からなるフィルムである必要はない。
【0058】本発明における内袋は少なくとも前記の内
層フィルムと外層フィルムの2層からなり、該2層が前
面にわたって接着されておらず要部のみの接着、具体的
には2枚の袋を重ねた4辺の全てあるいは一部をシール
したサイドシール、あるいはフィルムの全範囲あるいは
一部を点接着したものである。このような形態の袋は外
部からの衝撃を吸収し、特に好ましいものである。
【0059】本発明の内層および外層を構成する単層あ
るいは多層フィルムの各樹脂層、特に表面層にあたる層
にはフィルムの肌荒れや透明性を損なわない程度の範囲
で抗ブロッキング剤を添加することにより、フィルム同
士のブロッキングを防ぎ、製袋時の作業性を向上させる
ことができる。用いられる抗ブロッキング剤は無機物と
してシリカ、炭酸カルシウム、タルク、ゼオライト、炭
酸マグネシウム等、有機物としては、アルキレンビス
(不)飽和高級脂肪酸アミド等が挙げられ樹脂成分に対
して100〜5000ppm程度、好ましくは200〜
3500ppmである。また滑剤の添加により、フィル
ムに適度の滑性を与えることも同様の効果がある。用い
られる滑剤としては(不)飽和脂肪酸アミド、(不)飽
和高級脂肪酸の金属塩等が挙げられる。
【0060】さらに本発明においては、内層、外層を構
成する各フィルムに対し、防曇剤、有機あるいは無機フ
ィラー、酸化防止剤、帯電防止剤、有機あるいは無機系
顔料、紫外線防止剤、分散剤、核剤、発泡剤、難燃剤、
架橋剤などの公知の添加剤を、本願発明の特性を本質的
に阻害しない範囲で添加することができる。
【0061】また、本発明においてフィルムの成形時、
あるいはバッグインボックス用内袋の製袋時に発生する
フィルムのロス分については再生原料としてフィルム物
性を損なわない範囲で原料に添加することが可能であ
る。
【0062】以下本発明を図面に基づいてさらに詳述す
る。図3は本発明のバッグインボックスの代表的な実施
例の断面図である。図中(1)はダンボール製の外箱、
(2)(3)が樹脂製フィルムからなる内袋であって、
(2)はオレフィン系重合体組成物フィルムよりなる外
層フィルム、(3)は本発明の(A)成分からなる単層
フィルムあるいは該成分からなる層を含む積層フィルム
からなる内袋である。図4には(3)の内袋が、(A)
成分からなるフィルム(31)/接着性フィルム(3
2)/気体遮断性フィルム(33)/接着性フィルム
(32’)/(A)成分からなるフィルム(31’)の
5層の積層フィルムを用いたものを示し、さらに図5は
外袋(2)と内袋(3)の4辺のみをシールしたサイド
シール(4)したバッグインボックス内袋である。図6
には同じく外袋(2’)と内袋(3’)を点溶着した
(4’)内袋を示したものである。
【0063】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例および比較
例に基づいて具体的に説明するが、本発明はこれらによ
って限定されるものではない。
【0064】
【実施例】実施例および比較例における試験法は以下の
通りである。 [密度] JIS K6760準拠。 [MFR] JIS K6760準拠。 [耐熱性]バッグインボックス用内袋の内袋(容量20
l)5個に95℃の熱水を満たして放冷し、シール面の
はく離等破損の有無を観察し、5個中の破損個数で表示
した。 評価 破袋個数 ○ 0 △ 1 × 2以上 [落袋試験]ヒートシール強度の実用的な試験として、
バッグインボックス用内袋の内袋(容量20l)5個に
5℃の冷水を満たし、90cmの高さから床に落下させ
てヒートシール部の破損の有無を観察し、5個中の破損
個数で表示した。また、外袋と内袋を組み合わせバッグ
インボックス用内袋としたものについても同様の試験を
行った。 [耐ピンホール性試験]最内袋用フィルムを成形時の流
れ方向に幅200mm、長さ300mmを切り取ってこ
れを試験片とし、5枚用意する。試験片を理学工業
(株)製ゲルボテスターに取り付け5000ストローク
負荷後、試験片を白色のろ紙上で試薬を筆により塗布
し、ろ紙への試薬の透過の有無により汚染を調べる。 (試薬:塩基製染料1%と界面活性剤1%を含む着色界
面活性剤水溶液) 評価 汚染枚数 ○ 0 △ 1 × 2以上
【0065】実施例および比較例に用いた各種成分は以
下の通りである。使用した樹脂の内(A)成分について
は次の方法で重合した。
【0066】(固体触媒の調製)窒素下で電磁誘導攪拌
機付き触媒調製器(No. 1)に精製トルエンを加え、つ
いでジプロポキシジクロロジルコニウム(Zr(OP
r)2 Cl2 )28gおよびメチルシクロペンタジエン
48gを加え、0℃に系を保持しながらトリデシルアル
ミニウムを45gを滴下し、滴下終了後、反応系を50
℃に保持して16時間攪拌した。この溶液をA液とす
る。次に窒素下で別の攪拌器付き触媒調製器(No. 2)
に精製トルエンを加え、前記A溶液と、ついでメチルア
ルミノキサン6.4molのトルエン溶液を添加し反応
させた。これをB液とする。次に窒素下で攪拌器付き調
製器(No. 1)に精製トルエンを加え、ついであらかじ
め400℃で所定時間焼成処理したシリカ(富士デビソ
ン社製、グレード#952、表面積300m2 /g)1
400gを加えた後、前記B溶液の全量を添加し、室温
で攪拌した。ついで窒素ブローにて溶媒を除去して流動
性の良い固体触媒粉末を得た。これを触媒Cとする。
【0067】(試料の重合)連続式の流動床気相法重合
装置を用い、重合温度70℃、全圧20kgf/cm2
Gでエチレンと1−ブテンあるいは1−ヘキセンの共重
合を行った。前記触媒Cを連続的に供給しながら重合を
行い、系内のガス組成を一定に保つため、各ガスを連続
的に供給しながら重合を行った。 (A)成分:エチレン(共)重合体 (A1)エチレン・1−ブテン共重合体 密度=0.922g/cm3 、MFR=0.5g/10
min 分子量分布(Mw/Mn)=2.6 組成分布パラメーターCb=1.20 d−0.008logMFR =0.924 ODCB可溶分(%)=1.2 < 9.8×103 ×(0.9300-d+0.00
8logMFR)2+2.0 TREFピーク温度=82.5、94.3℃ (A2)エチレン・1−ヘキセン共重合体 密度=0.923g/cm3 、MFR=0.5g/10
min 分子量分布(Mw/Mn)=2.6 組成分布パラメーターCb=1.22 d−0.008logMFR =0.925 ODCB可溶分(%)=1.5 < 9.8×103 ×(0.9300-d+0.00
8logMFR)2+2.0 TREFピーク温度=83.2、96.5℃ (B)成分: (B11)エチレン・ヘキセン−1共重合体 密度0.922g/cm3 、MFR0.5g/10mi
n.; 商品名:ジェイレクスLL BF1350、日本ポリオ
レフィン(株)製 (B12)エチレン・ブテン−1共重合体 密度0.923g/cm3 、MFR0.5g/10mi
n.; 商品名:ジェイレクスLL BF1310、日本ポリオ
レフィン(株)製 (B13)成分:超低密度ポリエチレン エチレン・ブテン−1共重合体 密度0.900g/cm3 、MFR0.5g/10mi
n.; 商品名:ジェイレクスVL D9005、日本ポリオレ
フィン(株)製 (B14)成分:高密度ポリエチレン 密度0.950g/cm3 、MFR0.6g/10mi
n.; 商品名:ジェイレクスHD E807(F)、日本ポリ
オレフィン(株)製 (B21)成分:高圧ラジカル法ポリエチレン 密度=0.923g/cm3 、MFR=1.0g/10
min; 商品名:ジェイレクスLD F22N、日本ポリオレフ
ィン(株)製 (B22)成分:エチレン−酢酸ビニル共重合体 密度=0.929g/cm3 、MFR=0.3g/10
min; 商品名:ジェイレクスEVA V141、日本ポリオレ
フィン(株)製 (C)成分:気体遮断性材料 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物;商品名:エバ
ールED−F、(株)クラレ社製 (D)成分:接着性樹脂 直鎖低密度ポリエチレン(エチレン・ブテン−1共重合
体)の無水マレイン酸変性物。(密度0.920g/c
3 、MFR0.5g/10min.;商品名:アドテ
ックス V220、日本ポリオレフィン(株)製)
【0068】〔実施例1〜6〕 (内袋用フィルムの成形)エチレン(共)重合体(A)
A1およびA2に酸化防止剤としてイルガノックス10
10(チバガイギー(株)製)0.05重量部、イルガ
フォスP−EPQ(チバガイギー(株)製)0.05重
量部、抗ブロッキング剤としてシリカ(セライトスーパ
ーフロス、ジョンマンビル(株)製)0.3重量部、エ
ルカ酸アミド(ニュートロンS、日本精化(株)製)
0.1重量部を加え、40mmφの押出機にてペレット
化した。これらのペレットを用い表1〜2に示した組
成、層構成となるようインフレーションフィルム成形機
でフィルムを成形した。
【0069】(外袋用フィルムの成形)表1〜2に示し
た組成、層構成になるようインフレーションフィルム成
形機で外袋用フィルムを成形した。
【0070】(内袋用フィルムの評価)耐熱性、耐ピン
ホール性、落袋試験(ヒートシール強度)について評価
を行った。
【0071】(バッグインボックス用内袋としての評
価)内袋および外袋用フィルム、計4枚のフィルムを重
ね、4辺をヒートシールし容量20リットルのバッグイ
ンボックス用内袋を製造した。これを用いて落袋試験を
行った。結果をまとめて表1〜2に示す。
【0072】〔比較例1〕表3に示したように(A1)
成分と(B11)成分を混合し(A)成分の配合量を1
0重量%と少なくした以外は実施例1と同様に行った。
結果を表3に示す。耐ピンホール性、落袋試験が不良で
あった。
【0073】〔比較例2〕表3に示したように樹脂成分
として(B11)成分のみを用い、その他は実施例2と
同様に行った。結果を表3に示す。耐ピンホール性と落
袋試験が劣るものであった。
【0074】〔比較例3〕表3に示したように樹脂成分
として(B13)成分のみを用い、その他は実施例1と
同様に行った。結果を表3に示す。耐熱性、耐ピンホー
ル性、落袋試験が劣るものであった。
【0075】〔比較例4〕表4に示したように実施例4
の(A1)成分の代わりに(B11)成分を用い、その
他は実施例4と同様に行った。結果を表4に示す。耐ピ
ンホール性、落袋試験が不良であった。
【0076】〔比較例5〕表4に示したように実施例6
の(A1)成分の代わりに(B12)成分を用い、その
他は実施例5と同様に行った。結果を表4に示す。耐ピ
ンホール性が不良であった。
【0077】
【発明の効果】本発明のバッグインボックス用内袋は、
特定の条件を満足するエチレン(共)重合体を用いるこ
とにより、ヒートシール強度、耐熱性、耐ピンホール
性、落袋強度に優れ、低分子量成分の製品への移行がな
く、長期保存性にすぐれるものである。
【0078】
【表1】
【0079】
【表2】
【0080】
【表3】
【0081】
【表4】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の(A)エチレン(共)重合体のTRE
F曲線を示すグラフである。
【図2】典型的なメタロセン共重合体のTREF曲線を
示すグラフである。
【図3】本発明のバッグインボックスの一例を示す断面
図。
【図4】図1の内層フィルムの一例の5層積層フィルム
の断面図。
【図5】サイドシールした内袋の一例を示す斜視および
断面図。
【図6】点溶着した内層の一例を示す斜視および断面
図。
【符号の説明】
1 外箱(ダンボール) 2、2’ 外層フィルム 3、3’ 内層フィルム 4 サイドシール 4’ 点溶着 31、31’ 本発明の(A)成分からなるフィルム 32、32’ 接着性フィルム 33 気体遮断性フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08L 23/04 LCD C08L 23/04 LCD B29K 23:00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(ア)〜(カ)の要件を満足する
    (A)エチレン単独重合体またはエチレン・α−オレフ
    ィン共重合体100〜20重量%および(B)他のエチ
    レン系(共)重合体80〜0重量%の樹脂または樹脂組
    成物から形成されたことを特徴とするバッグインボック
    ス用内袋。 (ア)密度が0.86〜0.96g/cm3 、 (イ)メルトフローレートが0.01〜100g/10
    分、 (ウ)分子量分布(Mw/Mn)が1.5〜4.5、 (エ)組成分布パラメーターが1.08〜2.00、 (オ)25℃におけるオルソジクロロベンゼン(ODC
    B)可溶分量X(wt%)と密度d及びMFR(メルト
    フローレート)が次の関係を満足する a)d−0.008logMFR≧0.93の場合 X<2.0 b)d−0.008logMFR<0.93の場合 X< 9.8×103 ×(0.9300−d+0.008logM
    FR)2+2.0 (カ)連続昇温溶出分別法(TREF)による溶出温度
    −溶出量曲線のピークが複数個存在すること
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の樹脂または樹脂組成物
    からなる層を含む積層体からなるバッグインボックス用
    内袋。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の樹脂または樹脂組成物
    からなる層と少なくともポリオレフィン層および/また
    は気体遮断性材料層を含む積層体からなる請求項2に記
    載のバッグインボックス用内袋。
  4. 【請求項4】 前記積層体の最内層を請求項1に記載の
    樹脂または樹脂組成物からなる層で構成し、最外層を請
    求項1の樹脂または樹脂組成物もしくはポリオレフィン
    のいずれかの層で構成したことを特徴とする請求項2ま
    たは3に記載のバッグインボックス用内袋。
  5. 【請求項5】 前記請求項1に記載の樹脂または樹脂組
    成物からなるフィルムまたはシートおよび/または請求
    項2、3または4に記載の積層構造のフィルムまたはシ
    ートからなる多重袋の少なくとも最内袋のフィルムまた
    はシートと最外袋のフィルムまたはシートを、サイドシ
    ールおよび/または点溶着で製袋したことを特徴とする
    バッグインボックス用内袋。
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