JP2001111874A - 車載用カメラ装置 - Google Patents

車載用カメラ装置

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JP2001111874A
JP2001111874A JP28690999A JP28690999A JP2001111874A JP 2001111874 A JP2001111874 A JP 2001111874A JP 28690999 A JP28690999 A JP 28690999A JP 28690999 A JP28690999 A JP 28690999A JP 2001111874 A JP2001111874 A JP 2001111874A
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Hiroyasu Kitawaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラの防湿性が保たれると共に、ランプユ
ニットに対して単独で着脱可能な車載用カメラ装置を提
供すること。 【解決手段】 カメラ3は、カメラ3の受光部4aを除
いてその全体がケーシング6により包囲されると共に、
ケーシング6を介してランプユニット2のランプハウジ
ング9に、水密で着脱可能に取り付けられており、カメ
ラ3に接続するワイヤハーネス10が、ケーシング6か
らランプハウジング9の外方へ水密状態で導出されて取
り付けられており、かつカメラ3の内部への空気の流出
入を遮断する密封構造11が、ケーシング6に被着され
るカバー体12を介して構成されている。カメラ3を、
ワイヤハーネス10を伴ってケーシング6毎、ランプハ
ウジング9に対して着脱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、運転者の死角と
なる、例えば四つ角に、自動車が進入する前に、四つ角
の先の障害物の有り無しを認識できるようにするための
車載用カメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、建造物、塀等の障害
物A,Aが建っている四つ角を、自動車Bが曲がる際に
は、障害物Aに邪魔されて、進行しようとしている道路
側の左右方向が死角Cとなり、その確認が困難となって
いる。この死角Cになっている部分の確認を行うため、
車載用カメラ装置100,100が開発されている。
【0003】この車載用カメラ装置100は、車外の状
況を撮影するために、車体外部のランプユニット内にカ
メラを配置して構成されるもので、図6に示すように、
ヘッドランプユニット内ばかりでなく、リヤコンビネー
ションランプユニット内にも設けられる。なお、図6に
おいて、符号Dは、車載用カメラ装置100の視認範囲
を示し、符号Eは、運転者のアイポイントを示す。
【0004】図7は、特開平10−272985号公報
に記載されている、この種の車載用カメラ装置100を
示す。この車載用カメラ装置100は、車両の周囲の状
況を映像として捉えるカメラ本体と、このカメラ本体が
捉えた映像を電気信号に変換する電子部品を搭載した配
線板とをユニット化して構成したカメラ101を、カメ
ラ本体の先端の受光部101aをアウタレンズ103に
臨むように位置させると共に、ホルダ104を介してリ
フレクタ105に取り付けることによって、クリアラン
スランプ102内に取り付けられている。このとき車載
用カメラ装置100に接続するワイヤハーネス106
は、リフレクタ105の適所からクリアランスランプ1
02の外方に導出されており、コントローラを介して車
室内のディスプレイ(図示せず)に接続している。な
お、図7において、矢印Fは、車体の前側方向を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
車載用カメラ装置100は、カメラ101が、防水構造
のクリアランスランプ102の内部に配置されることに
より、雨水に対する保護を確実に行うことができるが、
ランプ102の呼吸作用により内部空気の流動が生じ、
この流動に起因して湿度の高い空気が、カメラ101の
内部に進入して電子部品等の故障を誘起させる恐れがあ
る、という課題を有している。
【0006】また、さらには車載用カメラ装置100
は、カメラ101が、これに接続するワイヤハーネス1
06を、リフレクタ105を貫通させて外方に導出させ
る等して、外部から単独で取り外し不能の状態でランプ
102内に配置されているので、カメラ101とランプ
102のいずれかに故障が生じたとしても、常にランプ
102に伴って一緒に交換させられることになり、これ
によって修理作業が面倒になるばかりでなく、修理コス
トの高騰を招く、という課題をも有している。
【0007】そこで、この発明は、カメラの防湿性が保
たれると共に、ランプユニットに対して単独で着脱可能
な車載用カメラ装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、車外の状況を撮影するために、
車体外部のランプユニット内にカメラを配置して構成さ
れる車載用カメラ装置であって、前記カメラは、該カメ
ラの受光部を除いてその全体がケーシングにより包囲さ
れると共に、前記ケーシングを介して前記ランプユニッ
トのランプハウジングに、水密で着脱可能に取り付けら
れており、前記カメラに接続するワイヤハーネスが、前
記ケーシングから前記ランプハウジングの外方へ水密状
態で導出されて取り付けられており、かつ前記カメラの
内部への空気の流出入を遮断する密封構造が、少なくと
も前記ケーシングに被着されるカバー体を介して構成さ
れていることを特徴とする。
【0009】このため、請求項1の発明では、ランプユ
ニットの呼吸作用により、ユニット内に空気流動が生じ
たとしても、該空気のカメラ内部への進入を、密封構造
により阻止することができる。
【0010】また、カメラは、ワイヤハーネスを伴っ
て、ランプハウジングに対してケーシングを介して着脱
することができる。
【0011】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の車載用カメラ装置であって、前記カバー体が、透明樹
脂材により有底筒状に形成されており、かつ前記密封構
造が、前記カバー体を、その底部を前記カメラの受光部
に対向させて前記ケーシングに外挿させると共に、その
開口縁部をシール材を介した密封状態にして、前記ケー
シングに固着して構成されていることを特徴とする。
【0012】このため、請求項2の発明では、カメラの
受光部をも塞ぐ密封構造により、カメラ内部への空気の
流出入をより完全に遮断することができる。
【0013】また、請求項3の発明は、請求項1に記載
の車載用カメラ装置であって、前記カバー体が、有底筒
状に形成されると共に、底部に前記カメラの受光部の大
きさに相応する大きさの窓部を形成して構成されてお
り、かつ前記密封構造が、前記カバー体を、その窓部を
前記カメラの受光部に対向させて前記ケーシングに外挿
させると共に、その開口縁部および前記窓部の周縁部を
シール材を介した密封状態にして、前記ケーシングに固
着して構成されていることを特徴とする。
【0014】このため、請求項3の発明では、カメラの
受光部を開放した密封構造により、カメラの少なくとも
内部への空気の流出入を遮断することができると共に、
カメラが受光することができる映像の透過ロスを少なく
することができる。
【0015】また、請求項4の発明は、請求項3に記載
の車載用カメラ装置であって、前記カバー体の窓部側の
密封構造が、前記窓部の内側周縁部と、前記カメラおよ
び前記ケーシングとの間に介在させたシール材により構
成したことを特徴とする。
【0016】このため、請求項4の発明では、カメラの
受光部の最前のレンズ面は、流動する空気に曝される
が、該空気のカメラ内部への進入は、シール材により遮
断される。
【0017】また、請求項5の発明は、請求項3に記載
の車載用カメラ装置であって、前記カバー体の窓部側の
密封構造が、前記窓部の外側周縁部と、前記ランプユニ
ットのアウタレンズとの間に介在させたシール材により
構成したことを特徴とする。
【0018】このため、請求項5の発明では、カメラの
受光部とアウタレンズとの間は、シール材により密閉空
間に形成され、これによりカメラが配置されている空間
内への外部空気の進入を遮断することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0020】図1乃至図3は、この発明の第1実施形態
としての車載用カメラ装置1を示す。この車載用カメラ
装置1は、車外の状況を撮影するために、車体外部のラ
ンプユニット2内にカメラ3を配置して構成されるもの
であって、カメラ3は、その受光部4aを除いてその全
体がケーシング6により包囲されると共に、ケーシング
6を介してランプユニット2のランプハウジング9に、
水密で着脱可能に取り付けられており、カメラ3に接続
するワイヤハーネス10が、ケーシング6からランプハ
ウジング9の外方へ水密状態で導出されて取り付けられ
ており、かつカメラ3の内部への空気の流出入を遮断す
る密封構造11が、少なくともケーシング6に被着され
るカバー体12を介して構成されている。
【0021】このときカメラ3は、車両の周囲の状況を
映像として捉えるカメラ本体4と、このカメラ本体4が
捉えた映像を電気信号に変換する電子部品を搭載した配
線板5とをユニット化して構成されている。
【0022】また、ケーシング6は、カメラ3の配線板
5の部分を内包する後部ケーシング7と、カメラ3のカ
メラ本体4の部分を内包する前部ケーシング8とから構
成されている。後部ケーシング7は、中央に角形凹部の
収容室7aが形成されると共に、外周に、円形のフラン
ジ部7bとこのフランジ部7bよりも上方に位置ずれさ
せて周方向に間欠的に設けられる複数の係合突起7cと
が形成されており、かつ収容室7aの底部に、ワイヤハ
ーネス10の固定ねじ13が螺着する雌ねじ部14が形
成されると共に、下面に2個の回転ノブ7dが突出形成
されて、全体が円盤形状に形成されている。前部ケーシ
ング8は、下端外周に形成された角形のフランジ部8a
と、上部のねじ孔8bに螺合されたカメラ固定ねじ15
とを有して円筒形状に形成されている。
【0023】そしてこの第1実施形態では、カバー体1
2が、透明樹脂材により有底筒状に形成されており、か
つ密封構造11が、カバー体12を、その底部12aを
カメラ3の受光部4aに対向させてケーシング6に外挿
させると共に、その開口縁部12bをシール材16を介
した密封状態にして、ケーシング6に固着して構成され
ている。
【0024】具体的には、カバー体12は、ポリカーボ
ネート樹脂やアクリル樹脂等の透明樹脂材により、底部
12aの反対側の開口部側に角形のフランジ部12cを
有して形成されており、このフランジ部12cの下面が
開口縁部12bになっている。このためシール材16
は、開口縁部12bの形状に相応する角形の枠状に形成
されている。このときカバー体12の底部12aは、可
能な限り薄く形成され、これにより映像の透過ロスを少
なくすることができる。
【0025】そして車載用カメラ装置1は、これらの部
材を次のようにして組み付けることによって構成するこ
とができる。
【0026】まず、ワイヤハーネス10の先端に接続し
たコネクタ10aを、後部ケーシング7の雌ねじ部14
を下方から貫通させて、配線板5のコネクタ5aに接続
させておく。その後、カメラ3を、その配線板5を収容
室7aに配置して、後部ケーシング7にセットし、さら
にカメラ3の上方からカメラ本体4に外挿させると共
に、フランジ部8aを収容室7aに配置して前部ケーシ
ング8をセットし、ねじ孔8c,5bを貫通してねじ孔
7eに螺着する固定ねじ17によって、前部ケーシング
8,カメラ3,および後部ケーシング7を固定する。こ
のとき、カメラ本体4の上部も又、カメラ固定ねじ15
により固定されており(図1参照)、これによりカメラ
3の防振が図れる。
【0027】次に、カバー体12を、前部ケーシング8
に被せるようにすると共に、その開口縁部12bと後部
ケーシング7との間にシール材16を介在させてセット
し、その後ねじ孔12dを貫通してねじ孔7fに螺着す
る固定ねじ18によって後部ケーシング7に固定する。
【0028】さらに、ワイヤハーネス10に予め外挿さ
れているOリング19を介在させて、同じく外挿されて
いる固定ねじ13を、後部ケーシング7の雌ねじ部14
に螺着する。このときワイヤハーネス10は、その固定
ねじ13への挿通部分が接着剤等を用いて水密状態で固
定されている。
【0029】このようにしてサブアッシされた車載用カ
メラ装置1は、次にランプハウジング9に、水密で着脱
可能に取り付けられる。
【0030】すなわち、ランプハウジング9には、取付
孔20が穿設されている。この取付孔20は、後部ケー
シング7の複数の係合突起7cがスルーするように、適
宜の間隔及び大きさを以て形成された切欠き部20aを
有して形成される(図3参照)。
【0031】そして車載用カメラ装置1は、後部ケーシ
ング7のフランジ部7bにパッキン21を載置し、カバ
ー体12を先頭にして取付孔20に挿入し、この挿入で
係合突起7cが切欠き部20aをスルーた後、回転ノブ
7dを把持して全体を回転させることによって、係合突
起7cとフランジ部7bとの間で取付孔20の周辺部を
把持することによって取り付けられる。このときパッキ
ン21は、取付孔20の周辺部とフランジ部7bとの間
で圧縮された状態で保持され、これにより水密状態が得
られる。取り付けられた車載用カメラ装置1は、回転ノ
ブ7dを把持して全体を回転させて、係合突起7cを切
欠き部20aに合致させることによって、ランプハウジ
ング9から容易に離脱させることができる。
【0032】なお、図1乃至図3中、符号50は、ラン
プユニット2を構成するアウタレンズであり、符号60
は、ワイヤハーネス10の他端側に接続したジョイント
部材であり、符号Dは、カメラ本体4の視認範囲を示
す。
【0033】この車載用カメラ装置1によれば、ランプ
ユニット2の呼吸作用により、ユニット2内に空気流動
が生じたとしても、該空気のカメラ3内部への進入を、
密封構造11により阻止することができ、これによりカ
メラ3の防湿性が保たれる。
【0034】特に、この車載用カメラ装置1における密
封構造11が、カメラ3の受光部4aをも塞ぐ密封構造
になっており、カメラ3内部への空気の流出入をより完
全に遮断することができ、これにより一層信頼性の高い
防湿性が保たれると共に、カメラ本体4の受光部4aに
臨むレンズ面の保護が図れる。このレンズ面の保護は、
ランプユニット2への取り付け前の、サブアッシとして
の車載用カメラ装置1の保管や移送時に特に重要とな
る。
【0035】また、カメラ3は、ワイヤハーネス10を
伴って、ランプハウジング9に対してケーシング6を介
して着脱することができる。すなわち、サブアッシとし
ての車載用カメラ装置1が、ランプユニット2に対して
単独で着脱可能となっている。
【0036】特に、この車載用カメラ装置1において
は、ランプハウジング9に対して全体を回転させるだけ
で容易に着脱することができるので、着脱操作をワンタ
ッチで行うことができ、組付けおよび交換作業の簡略化
を図ることができる。
【0037】図4は、この発明の第2実施形態としての
車載用カメラ装置30を示す。この車載用カメラ装置3
0は、カバー体32が、有底筒状に形成されると共に、
底部32aにカメラ3の受光部4aの大きさに相応する
大きさの窓部32bを形成して構成されており、かつ密
封構造31が、カバー体32を、その窓部32bをカメ
ラ3の受光部4aに対向させてケーシング6に外挿させ
ると共に、その開口縁部32cおよび窓部32bの周縁
部をシール材16および33を介した密封状態にして、
ケーシング6に固着して構成されている点が相違してい
るだけで、他の構成は前述した車載用カメラ装置1と同
様に構成されている。
【0038】このときカバー体32は、その底部32a
および開口縁部32cがそれぞれ底部12aおよび開口
縁部12bに相当し、窓部32bを除いて第1実施形態
のカバー体12と同様に形成されている。このため密封
構造31の内、開口縁部32c側の密封構造は、開口縁
部32cと後部ケーシング7との間にシール材16を介
在させて、車載用カメラ装置1と同様に構成されてい
る。但し、カバー体32は、必ずしも透明樹脂材により
形成する必要が無く、不透明樹脂材により形成すること
もできる。
【0039】そして、この第2実施形態における密封構
造31の内、カバー体32の窓部32b側の密封構造
が、窓部32bの内側周縁部32dと、カメラ3および
ケーシング6との間に介在させたシール材33により構
成されている。
【0040】具体的には、内側周縁部32dは、窓部3
2bの周縁部の下面側に形成された環状段部で構成され
ており、シール材33は、この環状段部に装着されるリ
ング状のパッキンあるいはOリングで構成される。
【0041】この車載用カメラ装置30によれば、カメ
ラ3の受光部4aを開放した密封構造により、カメラ3
の少なくとも内部への空気の流出入を遮断することがで
きると共に、カメラ3が受光することができる映像の透
過ロスを少なくすることができる。すなわち、カメラ3
の受光部4aの最前のレンズ面は、流動する空気に曝さ
れるが、該空気のカメラ3内部への進入は、シール材3
3により遮断され、これによりカメラ3の防湿性が保た
れる。
【0042】また、車載用カメラ装置30は、車載用カ
メラ装置1と同様に、ランプハウジング9に対して全体
を回転させるだけで容易に着脱することができるので、
着脱操作をワンタッチで行うことができ、組付けおよび
交換作業の簡略化をも図ることができる。
【0043】図5は、この発明の第3実施形態としての
車載用カメラ装置40を示す。この車載用カメラ装置4
0は、車載用カメラ装置30と同様に、カバー体32を
用いて密封構造41を構成している。この密封構造41
は、カバー体32の窓部32b側の密封構造が相違して
いるだけで、カバー体32の開口縁部32c側の密封構
造は、車載用カメラ装置30の密封構造31と同様に構
成されている。
【0044】車載用カメラ装置40におけるカバー体3
2の窓部32b側の密封構造は、窓部32bの外側周縁
部と、ランプユニット2のアウタレンズ50との間に介
在させたシール材22により構成されている。
【0045】具体的には、窓部32bの外側周縁部に
は、環状突条32eが形成されており、かつアウタレン
ズ50の内面には、環状突条32eに対向する環状突条
50aが形成されている。また、シール材22は、環状
突条32eおよび環状突条50aがそれぞれ嵌入する2
個の溝を有する略H形断面のリング状のパッキンで構成
されている。そしてカバー体32の窓部32b側の密封
構造は、環状突条32e,50a間でシール材22を保
持して構成される。
【0046】このため車載用カメラ装置40によれば、
カメラ3の受光部4aとアウタレンズ50との間は、シ
ール材22により密閉空間に形成され、これによりカメ
ラ3が配置されている空間内への外部空気の進入を遮断
することができ、ひいてはカメラの防湿性が保たれると
共に、カメラ本体4の受光部4aに臨むレンズ面の保護
をも図ることができる。
【0047】また、この車載用カメラ装置40における
ランプハウジング9に対する固定構造は、次のようにな
っている。
【0048】すなわち、ランプハウジング9には、円形
取付孔25が穿設されると共に、この円形取付孔25を
取り囲むように適宜の間隔で複数のねじ孔26が設けら
れている。後部ケーシング7のフランジ部27には、ね
じ挿通孔27aがねじ孔26に対応させて設けられてい
る。車載用カメラ装置40は、フランジ部27にパッキ
ン21を載置し、カバー体32を先頭にして円形取付孔
25に挿入させて、ねじ挿通孔27aを挿通してねじ孔
26に螺着されるねじ28により固定される。
【0049】この固定構造では、フランジ部27とラン
プハウジング9との間に圧縮されたパッキン21により
水密が保たれると共に、ねじ28の頭部がランプハウジ
ング9の外側に露出しているので、ねじ28の離脱も容
易で、これによりサブアッシとしての車載用カメラ装置
40が、ランプユニット2に対して単独で着脱可能とな
っている。
【0050】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、ランプユニットの呼吸作用により、ユニッ
ト内に空気流動が生じたとしても、該空気のカメラ内部
への進入を、密封構造により阻止することができ、これ
によりカメラの防湿性が保たれると共に、カメラを、ワ
イヤハーネスを伴ってケーシング毎、ランプハウジング
に対して着脱することができ、これによりカメラをサブ
アッシ体として、ランプユニットに対して単独で着脱可
能な車載用カメラ装置を提供することができる。
【0051】また、請求項2の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、カメラの受光部をも塞ぐ密封構
造により、カメラ内部への空気の流出入をより完全に遮
断することができ、これにより一層確実なカメラの防湿
性が保たれると共に、カメラのレンズ面の保護をも図れ
る。
【0052】また、請求項3の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、カメラの受光部を開放した密封
構造により、カメラの少なくとも内部への空気の流出入
を遮断してカメラの防湿性を図ることができると共に、
カメラが受光することができる映像の透過ロスを少なく
することができ、鮮明な映像が確保できる。
【0053】また、請求項4の発明によれば、請求項3
の発明の効果に加えて、カバー体の窓部側の密封構造
を、窓部の内側周縁部と、カメラおよびケーシングとの
間に介在させたシール材により構成したので、構造の簡
略化を図ることができる。
【0054】また、請求項5の発明によれば、請求項3
の発明の効果に加えて、カメラの受光部とアウタレンズ
との間を、シール材により密閉空間に形成することがで
きるので、カメラが配置されている空間内への外部空気
の進入を遮断してカメラの防湿性を図ることができると
共に、カメラのレンズ面の保護をも図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての車載用カメラ装
置を装着したランプユニットの要部断面図である。
【図2】図1の車載用カメラ装置で、(a)はその平面
図、(b)はその側面図、(c)はその底面図である。
【図3】図1の車載用カメラ装置の分解斜視図である。
【図4】本発明の第2実施形態としての車載用カメラ装
置を装着したランプユニットの要部断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態としての車載用カメラ装
置を装着したランプユニットの要部断面図である。
【図6】車載用カメラ装置の機能を説明するための作動
説明図である。
【図7】従来の車載用カメラ装置を装着したランプユニ
ットの要部断面図である。
【符号の説明】
1,30,40 車載用カメラ装置 2 ランプユニット 3 カメラ 4a 受光部(カメラの) 6 ケーシング 9 ランプハウジング 10 ワイヤハーネス 11,31,41 密封構造 12,32 カバー体 12a 底部(カバー体の) 12b,32c 開口縁部(カバー体の) 16,22,33 シール材 32b 窓部(カバー体の) 32d 内側周縁部(窓部の) 50 アウタレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/00 G03B 15/00 S 17/08 17/08 17/56 17/56 H G08G 1/16 G08G 1/16 C

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車外の状況を撮影するために、車体外部
    のランプユニット内にカメラを配置して構成される車載
    用カメラ装置であって、 前記カメラは、該カメラの受光部を除いてその全体がケ
    ーシングにより包囲されると共に、前記ケーシングを介
    して前記ランプユニットのランプハウジングに、水密で
    着脱可能に取り付けられており、 前記カメラに接続するワイヤハーネスが、前記ケーシン
    グから前記ランプハウジングの外方へ水密状態で導出さ
    れて取り付けられており、かつ前記カメラの内部への空
    気の流出入を遮断する密封構造が、少なくとも前記ケー
    シングに被着されるカバー体を介して構成されているこ
    とを特徴とする車載用カメラ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車載用カメラ装置であ
    って、 前記カバー体が、透明樹脂材により有底筒状に形成され
    ており、かつ前記密封構造が、前記カバー体を、その底
    部を前記カメラの受光部に対向させて前記ケーシングに
    外挿させると共に、その開口縁部をシール材を介した密
    封状態にして、前記ケーシングに固着して構成されてい
    ることを特徴とする車載用カメラ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の車載用カメラ装置であ
    って、 前記カバー体が、有底筒状に形成されると共に、底部に
    前記カメラの受光部の大きさに相応する大きさの窓部を
    形成して構成されており、かつ前記密封構造が、前記カ
    バー体を、その窓部を前記カメラの受光部に対向させて
    前記ケーシングに外挿させると共に、その開口縁部およ
    び前記窓部の周縁部をシール材を介した密封状態にし
    て、前記ケーシングに固着して構成されていることを特
    徴とする車載用カメラ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の車載用カメラ装置であ
    って、 前記カバー体の窓部側の密封構造が、前記窓部の内側周
    縁部と、前記カメラおよび前記ケーシングとの間に介在
    させたシール材により構成したことを特徴とする車載用
    カメラ装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の車載用カメラ装置であ
    って、 前記カバー体の窓部側の密封構造が、前記窓部の外側周
    縁部と、前記ランプユニットのアウタレンズとの間に介
    在させたシール材により構成したことを特徴とする車載
    用カメラ装置。
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