JP3747805B2 - 浴室内監視装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室内に設置しておき、浴室内における人の入退室や人の動き等をモニターするための浴室内監視装置に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】
従来の浴室内監視装置には、いわゆる人工網膜センサや赤外線センサなどを用いたものがある。しかし、従来の浴室内監視装置では、個々に構成されており、人工網膜センサを用いた浴室内監視装置と赤外線センサを用いた浴室内監視装置などとは別々のケースに収められている。
【0003】
よって、人工網膜センサと赤外線センサによって浴室内を監視させようとすれば、それぞれの浴室内監視装置を浴室に取り付けなければならず、浴室内の外観が悪くなると共に、取付け工事の手間も掛かっていた。
【0004】
また、浴室内監視装置は、浴室内に設置されるため、浴室内の蒸気や湿気によってセンサ類が劣化する恐れがあり、より確実な防水構造を必要としている。
【0005】
【発明の開示】
本発明は上記の技術的背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは複数種類のセンサを一緒にした浴室内監視センサを提供することにある。
【0006】
また、本発明の別な目的は、より完全な防水、防湿構造を有する浴室内監視装置を提供することにある。
【0007】
請求項1に記載の浴室内監視装置は、低解像度の撮像素子と赤外線センサとを内蔵した浴室内監視装置であって、センサ部の内面側に前記撮像素子と前記赤外線センサとを実装し、浴室側に向けて開口した浴室側開口部を備えたセンサ収納室の当該浴室側開口部を前記センサ部で覆って前記センサ収納室内に前記撮像素子と前記赤外線センサを収納し、センサ収納室の浴室側開口部周囲とセンサ部の内面周囲との間にシール部材を挟み込んでセンサ収納室の浴室側開口部を気密的に塞ぎ、センサ収納室の浴室壁面への取付面に設けられた配線を通すための開口に雌ネジ部を形成し、前記センサ収納室の浴室壁面への取付面に弾性封止用部材を接着すると共に当該弾性封止用部材に前記配線用の開口と対向する通孔を形成し、前記配線用の開口の周囲から背面側へ向けて突出させた封止用当接部の下半分を上半分よりも引っ込めておき、当該封止用当接部の端面を前記弾性封止用部材に接触させたことを特徴としている。
【0008】
請求項1に記載の浴室内監視装置にあっては、センサ部の内面側に前記撮像素子と前記赤外線センサとを実装し、浴室側に向けて開口した浴室側開口部を備えたセンサ収納室の当該浴室側開口部を前記センサ部で覆って前記センサ収納室内に前記撮像素子と前記赤外線センサを収納し、センサ収納室の浴室側開口部周囲とセンサ部の内面周囲との間にシール部材を挟み込んでいるので、センサ部とセンサ収納室の開口との間からセンサ収納室内に湿気や水滴が浸入するのを防止することができ、水滴や湿気で撮像素子や赤外線センサあるいは電気回路が損傷したり、劣化したりするのを防止できる。なお、シール部材としては、例えばゴムや軟質プラスチックのパッキン、両面粘着シート等を用いることができる。
さらに、センサ収納室の浴室壁面への取付面に設けられた配線を通すための開口に雌ネジ部を形成しているので、浴室壁面に貫通させた配線用パイプを雌ネジ部に接続させ、配線を配線用パイプに通すことができる。よって、浴室内監視装置の内部を浴室内の湿気から確実に遮断することができる。
また、前記センサ収納室の浴室壁面への取付面に弾性封止用部材を接着すると共に当該弾性封止用部材に前記配線用の開口と対向する通孔を形成しているので、配線用の開口に配線用パイプを接続しない場合でも、配線用の開口の周囲と浴室壁面との間を弾性用封止部材で塞ぐことができる。
さらに、請求項1に記載の浴室内監視装置においては、前記配線用の開口の周囲から背面側へ向けて突出させた封止用当接部の下半分を上半分よりも引っ込めておき、当該封止用当接部の端面を前記弾性封止用部材に接触させているので、配線用の開口と対向する位置で浴室壁面に配線することができない場合には、配線用の開口から引き出した配線を封止用当接部の下半分を通過させて配線用の開口から外れた位置へ導くことができ、配線が封止用当接部と浴室壁面との間に挟まれて断線する恐れが無い。さらに、封止用当接部の下半分が上半分よりも突出していても、封止用当接部の下半分が弾性封止用部材に接触することで隙間が生じにくくなる。しかも、封止用当接部の下半分は封止用当接部の上半分で覆われるので、封止用当接部の下半分に水が流れ込みにくくなる。
【0009】
さらに、請求項1に記載の浴室内監視装置は、低解像度の撮像素子と赤外線センサとを一緒に内蔵されているので、撮像素子を用いた浴室内監視装置と赤外線センサを用いた浴室内監視装置とを別々に設置する必要がなくなり、浴室内の外観を良好にすることができる。また、浴室内監視装置の取付け工事の手間も簡単になり、施工コストも安価になる。また、撮像素子と赤外線センサとを同一のケースに納めることで製造コストも安価にすることができる。
【0010】
請求項2に記載の浴室内監視装置は、請求項2に記載の浴室内監視装置において、前記封止用部材の存在していない箇所で前記収納室の浴室壁面への取付面に突起を突設したことを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の浴室内監視装置にあっては、封止用部材の存在していない箇所でケースの背面に突起を突設しているので、ケースの背面をネジで浴室の壁面に取り付けたとき、ネジを締め付け過ぎても突起が浴室の壁面に当たると、それ以上ネジを締めることができなくなる。よって、ネジの締め過ぎによって弾性封止用部材が潰されて封止性が悪くなるのを防止することができる。
【0012】
請求項3に記載の浴室内監視装置にあっては、請求項1に記載の浴室内監視装置において、設置後の状態においては前記センサ部の前面を斜め下方に向けて傾斜させており、前記センサ部の前面に設けた透明な窓に前記撮像素子を対向させていることを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の浴室内監視装置にあっては、設置後の状態で撮像素子と赤外線センサを実装したセンサ部の前面を斜め下方に向けて傾斜させているので、撮像素子に対向している窓に水滴が付着しても、水滴はセンサ部の前面に沿って排水され、撮像素子等が収納されている空間に水滴が浸入しにくくなる。よって、水滴や湿気で撮像素子や赤外線センサあるいは電気回路が損傷したり、劣化したりするのを防止できる。さらには、撮像素子に対向している窓に水滴が溜まりにくくなるので、水滴で撮像素子の画像が歪みにくくなり、撮像素子の誤検知を防止することができる。
【0014】
請求項4に記載の浴室内監視装置にあっては、請求項1に記載の浴室内監視装置において、前記センサ収納室の壁面にあけた貫通口に室温センサを挿通させ、室温センサと前記壁面の貫通口との間の隙間をシール部材によって塞いだことを特徴としている。
【0015】
請求項4に記載の浴室内監視装置にあっては、室温センサと室温センサを挿通させる貫通口との間をシール部材によって封止しているので、室温センサを挿通させている貫通孔から撮像素子等を収納している空間に湿気や水滴が浸入するのを防止することができ、水滴や湿気で撮像素子や赤外線センサあるいは電気回路が損傷したり、劣化したりするのを防止できる。なお、シール部材としては、例えばゴムや軟質プラスチックのパッキンやOリングを用いることができる。
【0016】
請求項5に記載の浴室内監視装置は、請求項1に記載の浴室内監視装置において、前記センサ部にあけた貫通口に赤外線センサ用の保護部材を挿通させ、保護部材と前記貫通口との間の隙間をシール部材によって塞ぎ、保護部材の背後に前記赤外線センサを配置させたことを特徴としている。
【0017】
上記保護部材は、一般的にはポリエチレンによって形成されており、この保護部材の前面部分の肉厚を調整することによって赤外線センサの感度を調整することができる。請求項5に記載の浴室内監視装置にあっては、この保護部材と保護部材を挿通させる貫通口との間をシール部材によって封止しているので、保護部材を挿通させている貫通孔から撮像素子等を収納している空間に湿気や水滴が浸入するのを防止することができ、水滴や湿気で撮像素子や赤外線センサあるいは電気回路が損傷したり、劣化したりするのを防止できる。なお、赤外線センサ用の保護部材としては、キャップ状をしたものや平板状のものなどを用いることができる。また、シール部材としては、例えばゴムや軟質プラスチックのパッキンやOリング、両面粘着シート等を用いることができる。
【0018】
請求項6に記載の浴室内監視装置は、請求項1に記載の浴室内監視装置において、前記センサ部にあけた貫通口に発光素子用のライトガイドを挿通させ、ライトガイドと前記貫通口との間の隙間をシール部材によって塞ぎ、ライトガイドの背後に前記発光素子を配置させたことを特徴としている。
【0019】
上記ライトガイドは、一般的には屈折率が高くて透明な樹脂によって形成されており、発光素子の光を収納空間の壁面まで導いて発光素子の光が見え易くしている。請求項6に記載の浴室内監視装置にあっては、このライトガイドとライトガイドを挿通させる貫通口との間をシール部材によって封止しているので、ライトガイドを挿通させている貫通孔から撮像素子等を収納している空間に湿気や水滴が浸入するのを防止することができ、水滴や湿気で撮像素子や赤外線センサ、発光素子あるいは電気回路が損傷したり、劣化したりするのを防止できる。なお、シール部材としては、例えばゴムや軟質プラスチックのパッキンやOリング、両面粘着シート等を用いることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1(a)(b)は、本発明にかかる浴室内監視装置1の正面図及び側面図であって、浴室内監視装置1は監視装置本体2とカバー3によって構成されている。図2は、当該監視装置本体2からカバー3を外した状態の正面図である。監視装置本体2は、図3に示すように、内部ケース4とセンサ部5からなり、内部ケース4の開口部分にセンサ部5が取付けられている。
【0021】
まず、センサ部5の構造について説明する。センサ部5は、図4に示すように、プラスチック製のフロントパネル6と、フロントパネル6の表面に貼り付けられた防水シート7と、フロントパネル6の裏面に取付けられたセンサ基板8とから構成されている。センサ基板8は、プリント配線基板9の表面に、低解像度の撮像センサ10(以下、人工網膜センサという。なお、人工網膜センサについては、例えば特願平11−220374号に開示されている。)、赤外線センサ11、LED等の発光素子12を実装したものである。また、センサ基板8には、各センサを駆動するための駆動回路や処理回路なども実装されていてもよい。フロントパネル6の裏面には、4本の支柱13、14が立てられており、そのうちの2本の支柱13の端面には突起15が突出している。また、残りの2本の支柱14の端面には雌ネジ穴16が設けられている。これに対応して、プリント配線基板9には、小孔17とネジ通し孔18が設けられている。しかして、センサ基板8は、小孔17に突起15を挿入すると共にネジ通し孔18に通したネジ19を雌ネジ穴16に螺合させることにより、フロントパネル6の背面に固定される(図5〜図7参照)。
【0022】
フロントパネル6の撮像センサ10と対向する位置には、図5に示すように、四角形の開口20が設けられており、開口20はフロントパネル6の前面に両面粘着シートないし粘着剤で接着されたアクリル樹脂製の透明フィルム21によって気密的に塞がれている。これによって人工網膜センサ10の前面は透明になっていて浴室内の様子をモニターし易くしている。また、図6に示すように、フロントパネル6の赤外線センサ11と対向する位置にも開口22が設けられており、この開口22内にはポリエチレン樹脂製の保護キャップ23がはめ込まれ、保護キャップ23と開口22の間は保護キャップ23の外周に嵌められたゴムのOリング24によって気密的に封止されている。このようなポリエチレン製の保護キャップ23を用いれば、保護キャップ23の前面部分の膜厚tによって赤外線センサ11の感度を調整することができる。センサ基板8上の発光素子12と対向する位置には、筒状の通孔25が設けられており、通孔25内には発光素子12からの光を表面に導くためのアクリル樹脂製のライトガイド26が挿入され、ライトガイド26の挿入されている通孔25は、防水シート7によって気密的に封止されている。
【0023】
防水シート7は、透明なポリエチレンテレフタレート(PET)製のシートの裏面に不透明な塗料を塗布し、そのうえに両面粘着シートを貼ったものであり、両面粘着シートによってフロントパネル6の前面に接着されている。この防水シート7では、フロントパネル6の開口20、22と対向する位置に、それぞれ開口20、22とほぼ同じ大きさの窓28,29が設けられている。また、フロントパネル6の通孔25と対向する領域30では、不透明な塗料の代わりに半透明ないし乳白色の塗料が塗布されており、発光素子12の光をライトガイド26によってセンサ部5の前面へ導くと同時に半透明ないし乳白色の塗料によって光を拡散させている。
【0024】
両面粘着シートは、ポリエチレンには接着しないので、保護キャップ23の箇所はOリング24だけで封止されているが、両面粘着シートはアクリル製のライトガイド26には接着するので、防水シート7をライトガイド26の縁に接着させることによってライトガイド26を挿入されている通孔25を封止している。また、防水シート7をアクリル製の透明フィルム21の縁に接着させ、防水シート7によっても透明フィルム21の箇所を封止することもできる。
【0025】
また、フロントパネル6の裏面には、人工網膜センサ10に対向するれ開口20、赤外線センサ11に対向する開口22、発光素子12に対向する通孔25を囲むようにして封止用突部31が環状に突設されている。封止用突部31の外側に周設されているフランジ32には、通孔33と小孔34があけられている。
【0026】
内部ケース4は、図3に示すように、取付け基台35の上に容器状のセンサ収納室36を設けたものである。センサ収納室36の一方側面には室温センサ37が取付けられている。図8(a)(b)及び図9は、この室温センサ37の取付け構造を説明する図である。室温センサ37の外周には、図9に示すように、リング38が一体に設けられており、室温センサ37の後端からはリード線39が出ている。40はゴムのOリング、41は金属製のスペーサである。また、42は金属製のスペーサ押えであって、スペーサ押え42には、室温センサ37の先端部を挿通させて室温センサ37に外嵌されたスペーサ41を押さえるための溝43と、ビス44を挿通させるためのビス通し孔45とが設けられている。センサ収納室36の側壁には、室温センサ37を挿入するためのセンサ収納孔46と雌ネジ孔47が設けられている。センサ収納孔46は、図8(b)に示すように、リング38及びスペーサ41の外径とほぼ等しい内径を有しているが、センサ収納孔46の奥には鍔部48が周設されており、鍔部48ではセンサ収納孔46の内径が小さくなっている。
【0027】
しかして、室温センサ37に後端からOリング40を嵌め、センサ収納孔46にリード線39を通すと共にOリング40を嵌めた室温センサ37をセンサ収納孔46内に収納し、室温センサ37の前端にスペーサ41を嵌めてスペーサ41をセンサ収納孔46内に挿入する。ついで、溝43に室温センサ37の先端部を挿通させると共にスペーサ押え42でスペーサ41を押さえるようにしてセンサ収納室36の側面にスペーサ押え42を取付け、ビス通し孔45に通したビス44を雌ネジ孔47に螺合させる。そして、ビス44を締め込むことでスペーサ押え42によってスペーサ41及びリング38をセンサ収納孔46内に押し込み、リング38と鍔部48の間にOリング40を挟み込み、室温センサ37とセンサ収納孔46との間を気密的に封止する。室温センサ37のリード線39は、コネクタ27をセンサ基板8に接続される。
【0028】
センサ収納室36の前面には、センサ部5を取付けてセンサ基板8を収納するための凹部49が開口しており、凹部49の開口部全周に設けられた溝50内にはゴムパッキン51が納められている。また、この溝50の外側には、位置決め用突起52とネジ孔53とが設けられている。また、凹部49の奥面(もしくは、取付け基台35)には、センサ基板8からのリード線70などを通すための通孔55が開口されており、この通孔55は取付け基台35の裏面で開口している。
【0029】
しかして、センサ収納室36の前面にセンサ部5を取り付けると、センサ収納室36の位置決め用突起52がセンサ部5の小孔34にはまってセンサ部5が位置決めされ、センサ部5の裏面に突出している封止用突部31がゴムパッキン51に当たる。ついで、センサ部5の通孔33に通したネジ54をセンサ収納室36のネジ孔53に螺合させ、ネジ54を強く締め込むと、ゴムパッキン51が封止用突部31と溝50との間で強く締め付けられ、センサ収納室36とセンサ部5の間が気密的に封止される。この結果、人工網膜センサ10や赤外線センサ11、発光素子12等を実装されたセンサ基板8が凹部49内に納められ、センサ収納孔46は室温センサ37との間のOリング40によって封止され、センサ収納室36とセンサ部5の間もゴムパッキン51によって封止され、またセンサ部5のフロントパネル6も前記のように封止構造となっているので、後述のようにして通孔55を浴室内部と縁切りすれば、凹部49内に浴室の湿気や水分が浸入することがなく、センサ基板8が湿気や水分から保護され、浴室内監視装置1の耐水性と耐久性を向上させることができる。
【0030】
内部ケース4の取付け基台35には、浴室内監視装置1を浴室の壁面等にネジ止めするためのネジ止め用孔56が設けられており、一方のネジ止め用孔56は縦長状となり、他方のネジ止め用孔56は横長状となっているので、浴室内監視装置1の取付け位置調整を容易に行える。また、取付け基台35の両側前部には、カバー3を取付けるための爪係止部57が設けられている。
【0031】
図2に示すように、カバー3の前面には、センサ窓58が開口されており、その両側には通気孔59が開口されている。また、図示しないが、カバー3の前部内面には係止爪が設けられ、後部内面には突起が設けられている。しかして、カバー3を内部ケース4のセンサ収納室36に被せ、カバー3の後部内面の突起を内部ケース4の背面に設けられた凹部(図示せず)に嵌め、さらにカバー3の係止爪を取付け基台35の爪係止部57に引っ掛けると、カバー3が内部ケース4に取付けられ、センサ部5の前面の一部がセンサ窓58から露出させられる。
【0032】
こうして人工網膜センサ10や赤外線センサ11は、外部に対向するように配置され、浴室内における人の入退室や人の動きを監視する。人工網膜センサ10や赤外線センサ11がオンになっていてセンシング動作しているときには、発光素子12が点灯する。また、浴室内の空気は、カバー3の通気孔59から入ってカバー3内を通風するので、室温センサ37によって浴室内の室温を検知することができる。
【0033】
図10(a)は浴室内監視装置1の裏面図であって、浴室の壁等に対向させて取り付けられる面を表している。図10(a)に示すように取付け基台35の裏面中央部には通孔55が露出しており、通孔55の周囲には配線用パイプを接続するための雌ネジ部60(内周面にネジが形成されている。)が設けられ、さらに雌ネジ部60の外側には、筒状をした封止用当接部61が設けられており、封止用当接部61の下半分62bは切り欠かれていて上半分62aが下半分62bよりも突出している。また、この通孔55の部分の両側には窪み63が形成されており、その両側にはリブ64が突設され、その外側にネジ止め用孔56が開口している。
【0034】
浴室内監視装置1の裏面においては、封止用当接部61の上半分62aの端面は、取付け基台35の裏面と面一となっており、封止用当接部61の下半分62bは取付け基台35の裏面から引っ込んでいる。また、リブ64は、取付け基台35の裏面から突出している。
【0035】
図11(a)(b)は浴室内監視装置1を浴室壁面68の上部に取り付けた状態を示している。浴室内監視装置1は、監視装置本体2の裏面と浴室壁面68との間に板状をした封止用パッキン65を挟んで取り付けられる。封止用パッキン65は、図10(b)に示すように、浴室内監視装置1の裏面とほぼ同様な形状を有しているが、横幅はリブ64間の距離よりも短くなっており、中央部には浴室内監視装置1の通孔55と対向する通孔66が開口され、その両側には浴室内監視装置1の窪み63と対向するサイド孔67が開口されている。封止用パッキン65は、気泡を含んだ弾力性のあるゴムやプラスチックによって形成されており、両面に粘着剤を塗布され、使用前の状態では両面の粘着剤の上に養生紙が貼られている。
【0036】
浴室内監視装置1を浴室壁面68に取り付ける場合には、監視装置本体2からカバー3を外しておき、監視装置本体2の裏面に粘着剤で封止用パッキン65を貼り付ける。このとき、封止用パッキン65は、リブ64と重ならないようにしてリブ64間に貼り付けられる。ついで、浴室壁面68内に配線用パイプを通す場合には、裏面の雌ネジ部60に配線用パイプ69を接続し、配線用パイプ69にセンサ基板8からのリード線70を通し、配線用パイプ69を浴室壁面68に通して監視装置本体2の背面を浴室壁面68に当て、裏面の封止用パッキン65を浴室壁面68に接着させる。また、配線用パイプ69には、壁面を挟み込むようにナットが取り付くようになっており、ナットの締め付けで封止用パッキン65を圧接し固定するようになっている。
【0037】
または、封止用パッキン65を介して浴室壁面68と監視装置本体2を接着させた後、ネジ止め用孔56から浴室壁面68にネジを打って監視装置本体2を浴室壁面68にネジ止めする。このときネジを締め付けることにより封止用パッキン65が押し潰されて監視装置本体2の背面と浴室壁面68の隙間が塞がれ、通孔55から内部に水滴や蒸気などが浸入するのが防止される。特に、通孔55を取り囲んでいる封止用当接部61が封止用パッキン65に圧接することで、通孔55が封止される。
【0038】
また、監視装置本体2の裏面に突設しているリブ64が浴室壁面68に当接しているので、監視装置本体2を浴室壁面68に取り付けるとき、いくら強くネジを締め過ぎても封止用パッキン65は一定の厚み以下に潰されることが無く、封止用パッキン65の劣化を防止することができる。こうして監視装置本体2が浴室壁面68に固定されると、監視装置本体2にカバー3が取り付けられる。
【0039】
浴室内監視装置1の前面は斜めに傾いているので、図11(a)のようにして浴室壁面68の壁面に取り付けられると、センサ部5は浴室壁面68に対して斜め下方を向いて斜めに配設され、人工網膜センサ10及び赤外線センサ11も浴室内斜め下方を向けられる。このため、センサ部5の前面に水滴が付着しても水滴はセンサ部5の表面に沿って流れ落ち、センサ基板8の表面や周囲に溜まりにくくなり、センサ部5の防水性が向上する。また、人工網膜センサ10の前方に水滴が付着すると、画像が歪んで正しい画像情報が得られなくなり、人工網膜センサ10が誤検知する恐れがあるが、センサ基板8を斜めにして排水を良好にすることで、人工網膜センサ10の誤検知を防ぐことができる。
【0040】
また、場合によっては、監視装置本体2の通孔55と対向する位置で浴室壁面68に配線することができず、監視装置本体2の窪み63と対向する位置で浴室壁面68を開口してリード線70を通す場合がある。この場合には、図11(a)で破線で示すように、通孔55から引き出したリード線70を封止用当接部61の下半分62bの端面を通過させて窪み63へ導き、封止用パッキン65のサイド孔67に通して浴室壁面68へ配線する。このように封止用当接部61の下半分62bを欠いておけば、この端面にリード線70を配線することができ、リード線70が封止用当接部61と浴室壁面68との間に挟まれて断線する恐れが無くなる。
【0041】
リード線70を通過させるための切り欠きは、封止用当接部61の端面に小さく形成することもできるが、リード線70を通すことができる程度の小さな切り欠きであると、封止用パッキン65と切り欠きとの間に隙間が生じる。これに対し、図11(a)又は図10(a)に示すように大きく切り欠いておけば、切り欠いた部分も封止用パッキン65に圧接し、隙間が生じにくくなる。図示例では、封止用当接部61の上半分62aと下半分62bとの間はステップ上になっているが、斜めにしたり、滑らかにしたりすれば、より隙間が生じにくくなる。また、上半分に切り欠きがあると、浴室壁面68に沿って流れ落ちた水滴が切り欠きを通って浸入する恐れがあるので、通孔55の上方は封止用当接部61で確実に覆っておき、切り欠きは封止用当接部61の下部に設けておくのが望ましい。
【0042】
【発明の効果】
本発明の請求項1〜6に記載の浴室内監視装置は、いずれも撮像素子と赤外線センサとを一緒に内蔵されているので、撮像素子を用いた浴室内監視装置と赤外線センサを用いた浴室内監視装置とを別々に設置する必要がなくなり、浴室内の外観を良好にすることができる。また、浴室内監視装置の取付け工事の手間も簡単になり、施工コストも安価になる。また、撮像素子と赤外線センサとを同一のケースに納めることで製造コストも安価にすることができる。
【0043】
また、請求項1〜6の浴室内監視装置は、水滴や湿気が浸入して撮像素子や赤外線センサあるいは電気回路が損傷したり、劣化したりするのを防止でき、耐水性と耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)は本発明の一実施形態にかかる浴室内監視装置の正面図及び側面図である。
【図2】同上の浴室内監視装置において、監視装置本体からカバーを外した状態の正面図である。
【図3】同上の監視装置本体において、内部ケースからセンサ部を分離した状態の斜視図である。
【図4】同上のセンサ部の分解斜視図である。
【図5】図4のX1−X1線に沿った断面における、センサ部の分解断面図である。
【図6】図4のX2−X2線に沿った断面における、センサ部の分解断面図である。
【図7】図4のX3−X3線に沿った断面における、センサ部の分解断面図である。
【図8】(a)は監視装置本体の内部ケース側面に取付けられた室温センサを示す図、(b)はその内部ケースの側面の一部を断面した図である。
【図9】監視装置本体の内部ケースに室温センサを取付けるための構造を示す分解斜視図である。
【図10】(a)は室内監視装置の裏面の形状を示す図、(b)は封止用パッキンの裏面図である。
【図11】(a)(b)は浴室の壁面に取り付けられた浴室内監視装置の断面図及び平面図(カバーを省略している。)である。
【符号の説明】
2 監視装置本体
3 カバー
4 内部ケース
5 センサ部
6 フロントパネル
8 センサ基板
10 人工網膜センサ(撮像素子)
11 赤外線センサ
12 発光素子
23 保護キャップ(保護部材)
24 Oリング(シール部材)
26 ライトガイド
28,29 窓
36 センサ収納室
37 室温センサ
40 Oリング(シール部材)
46 センサ収納孔
51 ゴムパッキン(シール部材)
55 通孔(配線用の開口)
61 封止用当接部
62a 上半分
62b 下半分
64 リブ(突起)
65 封止用パッキン(弾性封止用部材)
66 通孔
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室内に設置しておき、浴室内における人の入退室や人の動き等をモニターするための浴室内監視装置に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】
従来の浴室内監視装置には、いわゆる人工網膜センサや赤外線センサなどを用いたものがある。しかし、従来の浴室内監視装置では、個々に構成されており、人工網膜センサを用いた浴室内監視装置と赤外線センサを用いた浴室内監視装置などとは別々のケースに収められている。
【0003】
よって、人工網膜センサと赤外線センサによって浴室内を監視させようとすれば、それぞれの浴室内監視装置を浴室に取り付けなければならず、浴室内の外観が悪くなると共に、取付け工事の手間も掛かっていた。
【0004】
また、浴室内監視装置は、浴室内に設置されるため、浴室内の蒸気や湿気によってセンサ類が劣化する恐れがあり、より確実な防水構造を必要としている。
【0005】
【発明の開示】
本発明は上記の技術的背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは複数種類のセンサを一緒にした浴室内監視センサを提供することにある。
【0006】
また、本発明の別な目的は、より完全な防水、防湿構造を有する浴室内監視装置を提供することにある。
【0007】
請求項1に記載の浴室内監視装置は、低解像度の撮像素子と赤外線センサとを内蔵した浴室内監視装置であって、センサ部の内面側に前記撮像素子と前記赤外線センサとを実装し、浴室側に向けて開口した浴室側開口部を備えたセンサ収納室の当該浴室側開口部を前記センサ部で覆って前記センサ収納室内に前記撮像素子と前記赤外線センサを収納し、センサ収納室の浴室側開口部周囲とセンサ部の内面周囲との間にシール部材を挟み込んでセンサ収納室の浴室側開口部を気密的に塞ぎ、センサ収納室の浴室壁面への取付面に設けられた配線を通すための開口に雌ネジ部を形成し、前記センサ収納室の浴室壁面への取付面に弾性封止用部材を接着すると共に当該弾性封止用部材に前記配線用の開口と対向する通孔を形成し、前記配線用の開口の周囲から背面側へ向けて突出させた封止用当接部の下半分を上半分よりも引っ込めておき、当該封止用当接部の端面を前記弾性封止用部材に接触させたことを特徴としている。
【0008】
請求項1に記載の浴室内監視装置にあっては、センサ部の内面側に前記撮像素子と前記赤外線センサとを実装し、浴室側に向けて開口した浴室側開口部を備えたセンサ収納室の当該浴室側開口部を前記センサ部で覆って前記センサ収納室内に前記撮像素子と前記赤外線センサを収納し、センサ収納室の浴室側開口部周囲とセンサ部の内面周囲との間にシール部材を挟み込んでいるので、センサ部とセンサ収納室の開口との間からセンサ収納室内に湿気や水滴が浸入するのを防止することができ、水滴や湿気で撮像素子や赤外線センサあるいは電気回路が損傷したり、劣化したりするのを防止できる。なお、シール部材としては、例えばゴムや軟質プラスチックのパッキン、両面粘着シート等を用いることができる。
さらに、センサ収納室の浴室壁面への取付面に設けられた配線を通すための開口に雌ネジ部を形成しているので、浴室壁面に貫通させた配線用パイプを雌ネジ部に接続させ、配線を配線用パイプに通すことができる。よって、浴室内監視装置の内部を浴室内の湿気から確実に遮断することができる。
また、前記センサ収納室の浴室壁面への取付面に弾性封止用部材を接着すると共に当該弾性封止用部材に前記配線用の開口と対向する通孔を形成しているので、配線用の開口に配線用パイプを接続しない場合でも、配線用の開口の周囲と浴室壁面との間を弾性用封止部材で塞ぐことができる。
さらに、請求項1に記載の浴室内監視装置においては、前記配線用の開口の周囲から背面側へ向けて突出させた封止用当接部の下半分を上半分よりも引っ込めておき、当該封止用当接部の端面を前記弾性封止用部材に接触させているので、配線用の開口と対向する位置で浴室壁面に配線することができない場合には、配線用の開口から引き出した配線を封止用当接部の下半分を通過させて配線用の開口から外れた位置へ導くことができ、配線が封止用当接部と浴室壁面との間に挟まれて断線する恐れが無い。さらに、封止用当接部の下半分が上半分よりも突出していても、封止用当接部の下半分が弾性封止用部材に接触することで隙間が生じにくくなる。しかも、封止用当接部の下半分は封止用当接部の上半分で覆われるので、封止用当接部の下半分に水が流れ込みにくくなる。
【0009】
さらに、請求項1に記載の浴室内監視装置は、低解像度の撮像素子と赤外線センサとを一緒に内蔵されているので、撮像素子を用いた浴室内監視装置と赤外線センサを用いた浴室内監視装置とを別々に設置する必要がなくなり、浴室内の外観を良好にすることができる。また、浴室内監視装置の取付け工事の手間も簡単になり、施工コストも安価になる。また、撮像素子と赤外線センサとを同一のケースに納めることで製造コストも安価にすることができる。
【0010】
請求項2に記載の浴室内監視装置は、請求項2に記載の浴室内監視装置において、前記封止用部材の存在していない箇所で前記収納室の浴室壁面への取付面に突起を突設したことを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の浴室内監視装置にあっては、封止用部材の存在していない箇所でケースの背面に突起を突設しているので、ケースの背面をネジで浴室の壁面に取り付けたとき、ネジを締め付け過ぎても突起が浴室の壁面に当たると、それ以上ネジを締めることができなくなる。よって、ネジの締め過ぎによって弾性封止用部材が潰されて封止性が悪くなるのを防止することができる。
【0012】
請求項3に記載の浴室内監視装置にあっては、請求項1に記載の浴室内監視装置において、設置後の状態においては前記センサ部の前面を斜め下方に向けて傾斜させており、前記センサ部の前面に設けた透明な窓に前記撮像素子を対向させていることを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の浴室内監視装置にあっては、設置後の状態で撮像素子と赤外線センサを実装したセンサ部の前面を斜め下方に向けて傾斜させているので、撮像素子に対向している窓に水滴が付着しても、水滴はセンサ部の前面に沿って排水され、撮像素子等が収納されている空間に水滴が浸入しにくくなる。よって、水滴や湿気で撮像素子や赤外線センサあるいは電気回路が損傷したり、劣化したりするのを防止できる。さらには、撮像素子に対向している窓に水滴が溜まりにくくなるので、水滴で撮像素子の画像が歪みにくくなり、撮像素子の誤検知を防止することができる。
【0014】
請求項4に記載の浴室内監視装置にあっては、請求項1に記載の浴室内監視装置において、前記センサ収納室の壁面にあけた貫通口に室温センサを挿通させ、室温センサと前記壁面の貫通口との間の隙間をシール部材によって塞いだことを特徴としている。
【0015】
請求項4に記載の浴室内監視装置にあっては、室温センサと室温センサを挿通させる貫通口との間をシール部材によって封止しているので、室温センサを挿通させている貫通孔から撮像素子等を収納している空間に湿気や水滴が浸入するのを防止することができ、水滴や湿気で撮像素子や赤外線センサあるいは電気回路が損傷したり、劣化したりするのを防止できる。なお、シール部材としては、例えばゴムや軟質プラスチックのパッキンやOリングを用いることができる。
【0016】
請求項5に記載の浴室内監視装置は、請求項1に記載の浴室内監視装置において、前記センサ部にあけた貫通口に赤外線センサ用の保護部材を挿通させ、保護部材と前記貫通口との間の隙間をシール部材によって塞ぎ、保護部材の背後に前記赤外線センサを配置させたことを特徴としている。
【0017】
上記保護部材は、一般的にはポリエチレンによって形成されており、この保護部材の前面部分の肉厚を調整することによって赤外線センサの感度を調整することができる。請求項5に記載の浴室内監視装置にあっては、この保護部材と保護部材を挿通させる貫通口との間をシール部材によって封止しているので、保護部材を挿通させている貫通孔から撮像素子等を収納している空間に湿気や水滴が浸入するのを防止することができ、水滴や湿気で撮像素子や赤外線センサあるいは電気回路が損傷したり、劣化したりするのを防止できる。なお、赤外線センサ用の保護部材としては、キャップ状をしたものや平板状のものなどを用いることができる。また、シール部材としては、例えばゴムや軟質プラスチックのパッキンやOリング、両面粘着シート等を用いることができる。
【0018】
請求項6に記載の浴室内監視装置は、請求項1に記載の浴室内監視装置において、前記センサ部にあけた貫通口に発光素子用のライトガイドを挿通させ、ライトガイドと前記貫通口との間の隙間をシール部材によって塞ぎ、ライトガイドの背後に前記発光素子を配置させたことを特徴としている。
【0019】
上記ライトガイドは、一般的には屈折率が高くて透明な樹脂によって形成されており、発光素子の光を収納空間の壁面まで導いて発光素子の光が見え易くしている。請求項6に記載の浴室内監視装置にあっては、このライトガイドとライトガイドを挿通させる貫通口との間をシール部材によって封止しているので、ライトガイドを挿通させている貫通孔から撮像素子等を収納している空間に湿気や水滴が浸入するのを防止することができ、水滴や湿気で撮像素子や赤外線センサ、発光素子あるいは電気回路が損傷したり、劣化したりするのを防止できる。なお、シール部材としては、例えばゴムや軟質プラスチックのパッキンやOリング、両面粘着シート等を用いることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1(a)(b)は、本発明にかかる浴室内監視装置1の正面図及び側面図であって、浴室内監視装置1は監視装置本体2とカバー3によって構成されている。図2は、当該監視装置本体2からカバー3を外した状態の正面図である。監視装置本体2は、図3に示すように、内部ケース4とセンサ部5からなり、内部ケース4の開口部分にセンサ部5が取付けられている。
【0021】
まず、センサ部5の構造について説明する。センサ部5は、図4に示すように、プラスチック製のフロントパネル6と、フロントパネル6の表面に貼り付けられた防水シート7と、フロントパネル6の裏面に取付けられたセンサ基板8とから構成されている。センサ基板8は、プリント配線基板9の表面に、低解像度の撮像センサ10(以下、人工網膜センサという。なお、人工網膜センサについては、例えば特願平11−220374号に開示されている。)、赤外線センサ11、LED等の発光素子12を実装したものである。また、センサ基板8には、各センサを駆動するための駆動回路や処理回路なども実装されていてもよい。フロントパネル6の裏面には、4本の支柱13、14が立てられており、そのうちの2本の支柱13の端面には突起15が突出している。また、残りの2本の支柱14の端面には雌ネジ穴16が設けられている。これに対応して、プリント配線基板9には、小孔17とネジ通し孔18が設けられている。しかして、センサ基板8は、小孔17に突起15を挿入すると共にネジ通し孔18に通したネジ19を雌ネジ穴16に螺合させることにより、フロントパネル6の背面に固定される(図5〜図7参照)。
【0022】
フロントパネル6の撮像センサ10と対向する位置には、図5に示すように、四角形の開口20が設けられており、開口20はフロントパネル6の前面に両面粘着シートないし粘着剤で接着されたアクリル樹脂製の透明フィルム21によって気密的に塞がれている。これによって人工網膜センサ10の前面は透明になっていて浴室内の様子をモニターし易くしている。また、図6に示すように、フロントパネル6の赤外線センサ11と対向する位置にも開口22が設けられており、この開口22内にはポリエチレン樹脂製の保護キャップ23がはめ込まれ、保護キャップ23と開口22の間は保護キャップ23の外周に嵌められたゴムのOリング24によって気密的に封止されている。このようなポリエチレン製の保護キャップ23を用いれば、保護キャップ23の前面部分の膜厚tによって赤外線センサ11の感度を調整することができる。センサ基板8上の発光素子12と対向する位置には、筒状の通孔25が設けられており、通孔25内には発光素子12からの光を表面に導くためのアクリル樹脂製のライトガイド26が挿入され、ライトガイド26の挿入されている通孔25は、防水シート7によって気密的に封止されている。
【0023】
防水シート7は、透明なポリエチレンテレフタレート(PET)製のシートの裏面に不透明な塗料を塗布し、そのうえに両面粘着シートを貼ったものであり、両面粘着シートによってフロントパネル6の前面に接着されている。この防水シート7では、フロントパネル6の開口20、22と対向する位置に、それぞれ開口20、22とほぼ同じ大きさの窓28,29が設けられている。また、フロントパネル6の通孔25と対向する領域30では、不透明な塗料の代わりに半透明ないし乳白色の塗料が塗布されており、発光素子12の光をライトガイド26によってセンサ部5の前面へ導くと同時に半透明ないし乳白色の塗料によって光を拡散させている。
【0024】
両面粘着シートは、ポリエチレンには接着しないので、保護キャップ23の箇所はOリング24だけで封止されているが、両面粘着シートはアクリル製のライトガイド26には接着するので、防水シート7をライトガイド26の縁に接着させることによってライトガイド26を挿入されている通孔25を封止している。また、防水シート7をアクリル製の透明フィルム21の縁に接着させ、防水シート7によっても透明フィルム21の箇所を封止することもできる。
【0025】
また、フロントパネル6の裏面には、人工網膜センサ10に対向するれ開口20、赤外線センサ11に対向する開口22、発光素子12に対向する通孔25を囲むようにして封止用突部31が環状に突設されている。封止用突部31の外側に周設されているフランジ32には、通孔33と小孔34があけられている。
【0026】
内部ケース4は、図3に示すように、取付け基台35の上に容器状のセンサ収納室36を設けたものである。センサ収納室36の一方側面には室温センサ37が取付けられている。図8(a)(b)及び図9は、この室温センサ37の取付け構造を説明する図である。室温センサ37の外周には、図9に示すように、リング38が一体に設けられており、室温センサ37の後端からはリード線39が出ている。40はゴムのOリング、41は金属製のスペーサである。また、42は金属製のスペーサ押えであって、スペーサ押え42には、室温センサ37の先端部を挿通させて室温センサ37に外嵌されたスペーサ41を押さえるための溝43と、ビス44を挿通させるためのビス通し孔45とが設けられている。センサ収納室36の側壁には、室温センサ37を挿入するためのセンサ収納孔46と雌ネジ孔47が設けられている。センサ収納孔46は、図8(b)に示すように、リング38及びスペーサ41の外径とほぼ等しい内径を有しているが、センサ収納孔46の奥には鍔部48が周設されており、鍔部48ではセンサ収納孔46の内径が小さくなっている。
【0027】
しかして、室温センサ37に後端からOリング40を嵌め、センサ収納孔46にリード線39を通すと共にOリング40を嵌めた室温センサ37をセンサ収納孔46内に収納し、室温センサ37の前端にスペーサ41を嵌めてスペーサ41をセンサ収納孔46内に挿入する。ついで、溝43に室温センサ37の先端部を挿通させると共にスペーサ押え42でスペーサ41を押さえるようにしてセンサ収納室36の側面にスペーサ押え42を取付け、ビス通し孔45に通したビス44を雌ネジ孔47に螺合させる。そして、ビス44を締め込むことでスペーサ押え42によってスペーサ41及びリング38をセンサ収納孔46内に押し込み、リング38と鍔部48の間にOリング40を挟み込み、室温センサ37とセンサ収納孔46との間を気密的に封止する。室温センサ37のリード線39は、コネクタ27をセンサ基板8に接続される。
【0028】
センサ収納室36の前面には、センサ部5を取付けてセンサ基板8を収納するための凹部49が開口しており、凹部49の開口部全周に設けられた溝50内にはゴムパッキン51が納められている。また、この溝50の外側には、位置決め用突起52とネジ孔53とが設けられている。また、凹部49の奥面(もしくは、取付け基台35)には、センサ基板8からのリード線70などを通すための通孔55が開口されており、この通孔55は取付け基台35の裏面で開口している。
【0029】
しかして、センサ収納室36の前面にセンサ部5を取り付けると、センサ収納室36の位置決め用突起52がセンサ部5の小孔34にはまってセンサ部5が位置決めされ、センサ部5の裏面に突出している封止用突部31がゴムパッキン51に当たる。ついで、センサ部5の通孔33に通したネジ54をセンサ収納室36のネジ孔53に螺合させ、ネジ54を強く締め込むと、ゴムパッキン51が封止用突部31と溝50との間で強く締め付けられ、センサ収納室36とセンサ部5の間が気密的に封止される。この結果、人工網膜センサ10や赤外線センサ11、発光素子12等を実装されたセンサ基板8が凹部49内に納められ、センサ収納孔46は室温センサ37との間のOリング40によって封止され、センサ収納室36とセンサ部5の間もゴムパッキン51によって封止され、またセンサ部5のフロントパネル6も前記のように封止構造となっているので、後述のようにして通孔55を浴室内部と縁切りすれば、凹部49内に浴室の湿気や水分が浸入することがなく、センサ基板8が湿気や水分から保護され、浴室内監視装置1の耐水性と耐久性を向上させることができる。
【0030】
内部ケース4の取付け基台35には、浴室内監視装置1を浴室の壁面等にネジ止めするためのネジ止め用孔56が設けられており、一方のネジ止め用孔56は縦長状となり、他方のネジ止め用孔56は横長状となっているので、浴室内監視装置1の取付け位置調整を容易に行える。また、取付け基台35の両側前部には、カバー3を取付けるための爪係止部57が設けられている。
【0031】
図2に示すように、カバー3の前面には、センサ窓58が開口されており、その両側には通気孔59が開口されている。また、図示しないが、カバー3の前部内面には係止爪が設けられ、後部内面には突起が設けられている。しかして、カバー3を内部ケース4のセンサ収納室36に被せ、カバー3の後部内面の突起を内部ケース4の背面に設けられた凹部(図示せず)に嵌め、さらにカバー3の係止爪を取付け基台35の爪係止部57に引っ掛けると、カバー3が内部ケース4に取付けられ、センサ部5の前面の一部がセンサ窓58から露出させられる。
【0032】
こうして人工網膜センサ10や赤外線センサ11は、外部に対向するように配置され、浴室内における人の入退室や人の動きを監視する。人工網膜センサ10や赤外線センサ11がオンになっていてセンシング動作しているときには、発光素子12が点灯する。また、浴室内の空気は、カバー3の通気孔59から入ってカバー3内を通風するので、室温センサ37によって浴室内の室温を検知することができる。
【0033】
図10(a)は浴室内監視装置1の裏面図であって、浴室の壁等に対向させて取り付けられる面を表している。図10(a)に示すように取付け基台35の裏面中央部には通孔55が露出しており、通孔55の周囲には配線用パイプを接続するための雌ネジ部60(内周面にネジが形成されている。)が設けられ、さらに雌ネジ部60の外側には、筒状をした封止用当接部61が設けられており、封止用当接部61の下半分62bは切り欠かれていて上半分62aが下半分62bよりも突出している。また、この通孔55の部分の両側には窪み63が形成されており、その両側にはリブ64が突設され、その外側にネジ止め用孔56が開口している。
【0034】
浴室内監視装置1の裏面においては、封止用当接部61の上半分62aの端面は、取付け基台35の裏面と面一となっており、封止用当接部61の下半分62bは取付け基台35の裏面から引っ込んでいる。また、リブ64は、取付け基台35の裏面から突出している。
【0035】
図11(a)(b)は浴室内監視装置1を浴室壁面68の上部に取り付けた状態を示している。浴室内監視装置1は、監視装置本体2の裏面と浴室壁面68との間に板状をした封止用パッキン65を挟んで取り付けられる。封止用パッキン65は、図10(b)に示すように、浴室内監視装置1の裏面とほぼ同様な形状を有しているが、横幅はリブ64間の距離よりも短くなっており、中央部には浴室内監視装置1の通孔55と対向する通孔66が開口され、その両側には浴室内監視装置1の窪み63と対向するサイド孔67が開口されている。封止用パッキン65は、気泡を含んだ弾力性のあるゴムやプラスチックによって形成されており、両面に粘着剤を塗布され、使用前の状態では両面の粘着剤の上に養生紙が貼られている。
【0036】
浴室内監視装置1を浴室壁面68に取り付ける場合には、監視装置本体2からカバー3を外しておき、監視装置本体2の裏面に粘着剤で封止用パッキン65を貼り付ける。このとき、封止用パッキン65は、リブ64と重ならないようにしてリブ64間に貼り付けられる。ついで、浴室壁面68内に配線用パイプを通す場合には、裏面の雌ネジ部60に配線用パイプ69を接続し、配線用パイプ69にセンサ基板8からのリード線70を通し、配線用パイプ69を浴室壁面68に通して監視装置本体2の背面を浴室壁面68に当て、裏面の封止用パッキン65を浴室壁面68に接着させる。また、配線用パイプ69には、壁面を挟み込むようにナットが取り付くようになっており、ナットの締め付けで封止用パッキン65を圧接し固定するようになっている。
【0037】
または、封止用パッキン65を介して浴室壁面68と監視装置本体2を接着させた後、ネジ止め用孔56から浴室壁面68にネジを打って監視装置本体2を浴室壁面68にネジ止めする。このときネジを締め付けることにより封止用パッキン65が押し潰されて監視装置本体2の背面と浴室壁面68の隙間が塞がれ、通孔55から内部に水滴や蒸気などが浸入するのが防止される。特に、通孔55を取り囲んでいる封止用当接部61が封止用パッキン65に圧接することで、通孔55が封止される。
【0038】
また、監視装置本体2の裏面に突設しているリブ64が浴室壁面68に当接しているので、監視装置本体2を浴室壁面68に取り付けるとき、いくら強くネジを締め過ぎても封止用パッキン65は一定の厚み以下に潰されることが無く、封止用パッキン65の劣化を防止することができる。こうして監視装置本体2が浴室壁面68に固定されると、監視装置本体2にカバー3が取り付けられる。
【0039】
浴室内監視装置1の前面は斜めに傾いているので、図11(a)のようにして浴室壁面68の壁面に取り付けられると、センサ部5は浴室壁面68に対して斜め下方を向いて斜めに配設され、人工網膜センサ10及び赤外線センサ11も浴室内斜め下方を向けられる。このため、センサ部5の前面に水滴が付着しても水滴はセンサ部5の表面に沿って流れ落ち、センサ基板8の表面や周囲に溜まりにくくなり、センサ部5の防水性が向上する。また、人工網膜センサ10の前方に水滴が付着すると、画像が歪んで正しい画像情報が得られなくなり、人工網膜センサ10が誤検知する恐れがあるが、センサ基板8を斜めにして排水を良好にすることで、人工網膜センサ10の誤検知を防ぐことができる。
【0040】
また、場合によっては、監視装置本体2の通孔55と対向する位置で浴室壁面68に配線することができず、監視装置本体2の窪み63と対向する位置で浴室壁面68を開口してリード線70を通す場合がある。この場合には、図11(a)で破線で示すように、通孔55から引き出したリード線70を封止用当接部61の下半分62bの端面を通過させて窪み63へ導き、封止用パッキン65のサイド孔67に通して浴室壁面68へ配線する。このように封止用当接部61の下半分62bを欠いておけば、この端面にリード線70を配線することができ、リード線70が封止用当接部61と浴室壁面68との間に挟まれて断線する恐れが無くなる。
【0041】
リード線70を通過させるための切り欠きは、封止用当接部61の端面に小さく形成することもできるが、リード線70を通すことができる程度の小さな切り欠きであると、封止用パッキン65と切り欠きとの間に隙間が生じる。これに対し、図11(a)又は図10(a)に示すように大きく切り欠いておけば、切り欠いた部分も封止用パッキン65に圧接し、隙間が生じにくくなる。図示例では、封止用当接部61の上半分62aと下半分62bとの間はステップ上になっているが、斜めにしたり、滑らかにしたりすれば、より隙間が生じにくくなる。また、上半分に切り欠きがあると、浴室壁面68に沿って流れ落ちた水滴が切り欠きを通って浸入する恐れがあるので、通孔55の上方は封止用当接部61で確実に覆っておき、切り欠きは封止用当接部61の下部に設けておくのが望ましい。
【0042】
【発明の効果】
本発明の請求項1〜6に記載の浴室内監視装置は、いずれも撮像素子と赤外線センサとを一緒に内蔵されているので、撮像素子を用いた浴室内監視装置と赤外線センサを用いた浴室内監視装置とを別々に設置する必要がなくなり、浴室内の外観を良好にすることができる。また、浴室内監視装置の取付け工事の手間も簡単になり、施工コストも安価になる。また、撮像素子と赤外線センサとを同一のケースに納めることで製造コストも安価にすることができる。
【0043】
また、請求項1〜6の浴室内監視装置は、水滴や湿気が浸入して撮像素子や赤外線センサあるいは電気回路が損傷したり、劣化したりするのを防止でき、耐水性と耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)は本発明の一実施形態にかかる浴室内監視装置の正面図及び側面図である。
【図2】同上の浴室内監視装置において、監視装置本体からカバーを外した状態の正面図である。
【図3】同上の監視装置本体において、内部ケースからセンサ部を分離した状態の斜視図である。
【図4】同上のセンサ部の分解斜視図である。
【図5】図4のX1−X1線に沿った断面における、センサ部の分解断面図である。
【図6】図4のX2−X2線に沿った断面における、センサ部の分解断面図である。
【図7】図4のX3−X3線に沿った断面における、センサ部の分解断面図である。
【図8】(a)は監視装置本体の内部ケース側面に取付けられた室温センサを示す図、(b)はその内部ケースの側面の一部を断面した図である。
【図9】監視装置本体の内部ケースに室温センサを取付けるための構造を示す分解斜視図である。
【図10】(a)は室内監視装置の裏面の形状を示す図、(b)は封止用パッキンの裏面図である。
【図11】(a)(b)は浴室の壁面に取り付けられた浴室内監視装置の断面図及び平面図(カバーを省略している。)である。
【符号の説明】
2 監視装置本体
3 カバー
4 内部ケース
5 センサ部
6 フロントパネル
8 センサ基板
10 人工網膜センサ(撮像素子)
11 赤外線センサ
12 発光素子
23 保護キャップ(保護部材)
24 Oリング(シール部材)
26 ライトガイド
28,29 窓
36 センサ収納室
37 室温センサ
40 Oリング(シール部材)
46 センサ収納孔
51 ゴムパッキン(シール部材)
55 通孔(配線用の開口)
61 封止用当接部
62a 上半分
62b 下半分
64 リブ(突起)
65 封止用パッキン(弾性封止用部材)
66 通孔
Claims (6)
- 低解像度の撮像素子と赤外線センサとを内蔵した浴室内監視装置であって、
センサ部の内面側に前記撮像素子と前記赤外線センサとを実装し、浴室側に向けて開口した浴室側開口部を備えたセンサ収納室の当該浴室側開口部を前記センサ部で覆って前記センサ収納室内に前記撮像素子と前記赤外線センサを収納し、センサ収納室の浴室側開口部周囲とセンサ部の内面周囲との間にシール部材を挟み込んでセンサ収納室の浴室側開口部を気密的に塞ぎ、センサ収納室の浴室壁面への取付面に設けられた配線を通すための開口に雌ネジ部を形成し、前記センサ収納室の浴室壁面への取付面に弾性封止用部材を接着すると共に当該弾性封止用部材に前記配線用の開口と対向する通孔を形成し、前記配線用の開口の周囲から背面側へ向けて突出させた封止用当接部の下半分を上半分よりも引っ込めておき、当該封止用当接部の端面を前記弾性封止用部材に接触させたことを特徴とする浴室内監視装置。 - 前記封止用部材の存在していない箇所で前記収納室の浴室壁面への取付面に突起を突設したことを特徴とする、請求項1に記載の浴室内監視装置。
- 設置後の状態においては前記センサ部の前面を斜め下方に向けて傾斜させており、前記センサ部の前面に設けた透明な窓に前記撮像素子を対向させていることを特徴とする、請求項1に記載の浴室内監視装置。
- 前記センサ収納室の壁面にあけた貫通口に室温センサを挿通させ、室温センサと前記壁面の貫通口との間の隙間をシール部材によって塞いだことを特徴とする、請求項1に記載の浴室内監視装置。
- 前記センサ部にあけた貫通口に赤外線センサ用の保護部材を挿通させ、保護部材と前記貫通口との間の隙間をシール部材によって塞ぎ、保護部材の背後に前記赤外線センサを配置させたことを特徴とする、請求項1に記載の浴室内監視装置。
- 前記センサ部にあけた貫通口に発光素子用のライトガイドを挿通させ、ライトガイドと前記貫通口との間の隙間をシール部材によって塞ぎ、ライトガイドの背後に前記発光素子を配置させたことを特徴とする、請求項1に記載の浴室内監視装置。
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