JP2001108176A - パイプ連結用コネクター - Google Patents

パイプ連結用コネクター

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JP2001108176A
JP2001108176A JP2000141424A JP2000141424A JP2001108176A JP 2001108176 A JP2001108176 A JP 2001108176A JP 2000141424 A JP2000141424 A JP 2000141424A JP 2000141424 A JP2000141424 A JP 2000141424A JP 2001108176 A JP2001108176 A JP 2001108176A
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pipe
housing
connector
lock
peripheral surface
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JP2000141424A
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English (en)
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Tatsuya Fujiwara
達也 藤原
Masanobu Kawamoto
正信 川元
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Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプをハウジングに強固に固定することが
でき、パイプの脱落や気密性,液密性の低下などを生じ
ることなく、信頼性の高い連結固定状態を達成すること
ができると共に、煩雑な固定作業を要することなく、簡
単にパイプを連結することができるパイプ連結用コネク
ターを提供することを目的とする。 【解決手段】 円筒状のコネクター本体に位置のパイプ
に固定する固定部と他のパイプをロックするロック部と
を設けたパイプ連結用コネクターを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイプ同士を互い
に連結固定するパイプ連結用のコネクターに関し、さら
に詳述すると、自動車や各種機械,装置などにおいて、
給油や給排液、給排気などの経路を形成する各種パイプ
を連結する場合に好適に用いられるパイプ接続用コネク
ターに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、自動車の燃料配管等を構成する際に、パイプ連結用
コネクターを用いてパイプ同士を連結固定することが行
われており、従来、このようなパイプ連結用コネクター
としては、実公平6―37262号公報や米国特許第
5,303,963号などに開示されたコネクターが知ら
れている。
【0003】即ち、上記実公平6―37262号公報に
開示されたコネクターは、図13(B),(C)に示し
たように、リング板状のフランジaの外周縁部に、先端
部が鉤状に折曲した4つの係合爪bを互いに90度ずつ
変位して形成すると共に、該フランジaの内周縁から2
つのロック片cを互いに180度変位させて一体に突設
したものである。
【0004】このコネクターは、図13(A)に示され
ているように、樹脂製のパイプ(図示せず)先端部に取
り付けられるハウジングh内に上記ロック片cを挿入す
ると共に、上記各係合爪bをハウジングhの開口周縁部
に形成されたフランジfに係合させて、上記ハウジング
hに取り付けるものである。そして、このハウジングh
内にパイプpの端部をコネクターの上記フランジa内を
通して挿入し、このパイプpの外周面に設けられたリン
グ状のロック凸部rに上記ロック片cの先端部を係合さ
せて、ハウジングhにパイプpを固定するものである。
【0005】しかしながら、このコネクターは、4つの
小さな係合爪bをハウジングhのフランジfに係合させ
てハウジングhに取り付けられているだけであるため、
ハウジングhとの係合保持力が必ずしも十分ではなく、
固定したパイプpに大きな曲げ力や引っ張り力が加わる
と係合爪bがハウジングhのフランジfから外れて、コ
ネクターごとパイプpがハウジングhから外れてしまっ
たり、パイプpとハウジングhとの間にズレが生じて、
液密性や気密性が損なわれる場合がある。
【0006】この場合、ハウジングとの係合保持力を向
上させるために各係合爪bの剛性を高くすると、この係
合爪bの可撓性が低下してコネクターをハウジングhに
取り付ける際の作業性が極端に低下してしまう。
【0007】また、上記米国特許第5,303,963号
のコネクターは、図14(A),(B)に示したプライ
マリーリテーナmとリテーナクリップnとの2部品から
なっている。
【0008】上記プライマリーリテーナmは、図14
(A)に示されているように、円筒状の本体qの一端部
に逆円錐台状の中空脚部sを一体に形成したものであ
り、上記中空脚部sには、互いに180度変位して軸方
向に沿った所定幅のスリットt,tが形成されて該脚部
sが2分割されている。一方、上記リテーナクリップn
は、図14(B)に示されているように、リング板状の
フランジuの外周縁部に90度ずつ変位して先端部に係
合爪wを有する4つの係合片kを突設すると共に、該フ
ランジuの内周縁に沿って円筒状のロック脚部jを一体
に突設したものである。
【0009】このプライマリーリテーナmとリテーナク
リップnとからなるコネクターは、図15に示したよう
にしてパイプを連結するものである。即ち、図15
(A)に示されているように、まず、上記ハウジングh
内に上記プライマリーリテーナmの脚部sを挿入し、該
脚部sの基端側外周縁部をハウジングhのフランジf内
周縁に係合させて、プライマリーリテーナmをハウジン
グh内に取り付ける。
【0010】次いで、このプライマリーリテーナm内
に、上記リテーナクリップnを取り付けたパイプpの先
端部を圧入し、図15(B)に示されているように、パ
イプpの外周面に形成された一対のリング状凸部r,r
間の括れ部にプライマリーリテーナmの脚部s先端を係
合させて、パイプpを仮止めする。そして、パイプpに
取り付けられた上記リテーナクリップnの係合爪wをハ
ウジングhのフランジf外周縁部に係合させると共に、
ロック脚部jの先端をパイプpの上記リング状凸部rに
当接させて、パイプpをハウジングhに固定するもので
ある。
【0011】このプライマリーリテーナmとリテーナク
リップnとからなるコネクターも、上記と同様の理由か
らリテーナクリップnとハウジングhとの係合保持力が
不十分であり、パイプの固定強度が必ずしも十分ではな
く、パイプpがハウジングhから外れてしまったり、パ
イプpに大きな力がかかるとパイプpとハウジングhと
の間にズレが生じて、液密性や気密性が損なわれる場合
がある。また、このコネクターは、上記リテーナクリッ
プnを予めパイプpに取り付けておかなければならず、
またパイプpをハウジングh内に圧入して仮止めした
後、リテーナクリップnによる固定作業を行わなければ
ならず、連結固定作業も煩雑である。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、パイプをハウジングに強固に固定することができ、
パイプの脱落や気密性,液密性の低下などを生じること
なく、信頼性の高い連結固定状態を達成することができ
ると共に、煩雑な固定作業を要することなく、簡単にパ
イプを連結することができるパイプ連結用コネクターを
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、第一の発明として、一のパイプの端部に設
けられた連結用のハウジングに取り付け、該ハウジング
内に挿入された他のパイプの端部をロックして、一のパ
イプと他のパイプとを連結固定するパイプ連結用コネク
ターにおいて、円筒状のコネクター本体の一端内周縁に
沿ってリング板状のフランジ部を形成すると共に、該フ
ランジ部の内周縁から上記コネクター本体内に向けて複
数のロック片を突設し、かつ該各ロック片の外面に固定
突起を形成してなり、上記コネクター本体を上記ハウジ
ングに被せると共に、上記各ロック片をこのハウジング
内に挿入し、該ロック片に形成された上記固定突起をハ
ウジングの内周面に設けられた取付用係合部に係合させ
て上記ハウジングに固定し、上記フランジ部を通して上
記他のパイプの端部を上記ハウジング内に挿入して、他
のパイプの外周面に設けられたロック用係合部に上記ロ
ック片の先端部を係合させて他のパイプをロックするこ
とにより、一のパイプと他のパイプとを互いに連結固定
することを特徴とするパイプ連結用コネクターを提供す
る。
【0014】この第一の発明にかかるコネクターは、上
記のように、円筒状のコネクター本体をハウジングに被
せると共に、このコネクター本体にフランジ部を介して
一体に形成された上記各ロック片をハウジング内に挿入
し、各ロック片に形成された上記固定突起をハウジング
の内周面に設けられた取付用係合部に係合させて上記ハ
ウジングに固定するように構成されたものである。
【0015】そして、ハウジング内に挿入されたパイプ
の外周面に設けられたリング状凸部などのロック用係合
部に上記ロック片先端部を係合させてパイプをハウジン
グにロックするものである。
【0016】このように、このコネクターは円筒状のコ
ネクター本体でハウジングの外周を覆うようにして該ハ
ウジングに取り付けられるので、このコネクターにロッ
クされたパイプに大きな曲げ力や引っ張り力がかかって
も、良好な剛性を有する円筒状のコネクター本体により
パイプと共にコネクターがズレることがなく、良好な固
定状態を確実に保持することができ、パイプの脱落を生
じないのは勿論、液密性や気密性が損なわれるなどの不
都合を生じることもなく、信頼性の高いパイプの連結固
定状態を達成することができるものである。
【0017】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、第二の発明として、一のパイプの端部に設けられた
連結用のハウジングに取り付け、該ハウジング内に挿入
された他のパイプの端部をロックして、一のパイプと他
のパイプとを連結固定するパイプ連結用コネクターにお
いて、円筒状のコネクター本体の一端内周縁に沿ってリ
ング板状のフランジ部を形成すると共に、該コネクター
本体の内周面に固定片を形成し、かつ上記フランジ部の
内周縁から上記コネクター本体内に向けて、複数のロッ
ク片を突設してなり、上記コネクター本体を上記ハウジ
ングに被せると共に、上記各ロック片をこのハウジング
内に挿入し、上記コネクター本体の内周面に形成された
上記固定片を上記ハウジングの外周面に設けられた取付
用係合部に係合させてハウジングに固定し、上記フラン
ジ部を通して上記他のパイプの端部を上記ハウジング内
に挿入して、他のパイプの外周面に設けられたロック用
係合部に上記ロック片の先端部を係合させて他のパイプ
をロックすることにより、一のパイプと他のパイプとを
互いに連結固定することを特徴とするパイプ連結用コネ
クターを提供する。
【0018】この第二の発明にかかるコネクターは、上
記のように、円筒状のコネクター本体をハウジングに被
せ、このコネクター本体の内周面に形成された上記固定
片を上記ハウジングの外周面に設けられた取付用係合部
に係合させて、ハウジングに固定するものである。
【0019】そして、この円筒状のコネクター本体にフ
ランジ部を介して一体に形成された上記各ロック片先端
を、ハウジング内に挿入されたパイプの外周面に設けら
れたリング状凸部などのロック用係合部に係合させてパ
イプをハウジングにロックするものである。
【0020】このように、この第二の発明にかかるコネ
クターも、円筒状のコネクター本体でハウジングの外周
を覆うようにして該ハウジングに取り付けられるので、
このコネクターにロックされたパイプに大きな曲げ力や
引っ張り力がかかっても、良好な剛性を有する円筒状の
コネクター本体によりパイプと共にコネクターがズレる
ことがなく、良好な固定状態を確実に保持することがで
き、パイプの脱落を生じないのは勿論、液密性や気密性
が損なわれるなどの不都合を生じることもなく、信頼性
の高いパイプの連結固定状態を達成することができるも
のである。
【0021】また、上記第一及び第二両発明にかかるコ
ネクターは、いずれも十分な剛性を有する円筒状のコネ
クター本体によりハウジングとの良好な係合保持力を達
成したものであるが、ハウジングへの固定は、ロック片
の外面に突設された固定突起(第一発明)又はコネクタ
ー本体の内周面に形成された固定片(第二発明)により
行われるため、これらロック片及び固定片に良好な可撓
性を確保することにより、容易に行うことができるもの
である。しかも、該コネクターを取り付けたハウジング
内にパイプを単に圧入するだけで、該パイプの外周面に
形成されたロック用係合部と上記ロック片先端部とを係
合させてパイプをハウジング内にロックすることがで
き、結合作業も極めて簡便に行うことができるものであ
る。
【0022】更に、本発明は、上記目的を達成するた
め、第三の発明として、一のパイプの端部に設けられた
連結用のハウジングに取り付け、該ハウジング内に挿入
された他のパイプの端部をロックして、一のパイプと他
のパイプとを連結固定するパイプ連結用コネクターにお
いて、円筒状のコネクター本体の軸方向中間部内周面に
リング板状又は複数の円弧板状のフランジ部を設け、こ
のフランジ部によりコネクター本体内部を第1室と第2
室とに区画し、上記第1室の内周面に固定片を形成する
と共に、上記第2室の内周面に複数のロック片を形成し
てなり、上記コネクター本体の第1室を上記ハウジング
に被せて、該ハウジングの開放端を上記フランジ部に当
接させ、該第1室の内周面に形成された上記固定片を上
記ハウジングの外周面に設けられた取付用係合部に係合
させてハウジングに固定し、上記第2室及び上記フラン
ジ部の内側を通して上記他のパイプの端部を上記ハウジ
ング内に挿入し、この他のパイプの外周面に設けられた
ロック用係合部に上記ロック片を係合させて他のパイプ
をロックすることにより、一のパイプと他のパイプとを
互いに連結固定することを特徴とするパイプ連結用コネ
クターを提供する。
【0023】この第三の発明にかかるコネクターは、上
記のように、上記フランジ部により区画されたコネクタ
ー本体の第1室をハウジングに被せ、該第1室の内周面
に形成された上記固定片を上記ハウジングの外周面に設
けられた取付用係合部に係合させて、ハウジングに固定
するものである。
【0024】そして、コネクター本体の上記第2室を通
して先端部がハウジング内に挿入されたパイプの外周面
に設けられたリング状凸部などのロック用係合部に、上
記第2室内に設けられた上記各ロック片先端を係合させ
て、パイプをコネクターにロックするものである。
【0025】このように、この第三の発明にかかるコネ
クターも、コネクター本体に設けられた円筒状の第1室
でハウジングの外周を覆うようにして該ハウジングに取
り付けられるので、このコネクターにロックされたパイ
プに大きな曲げ力や引っ張り力がかかっても、良好な剛
性を有する円筒状の上記コネクター本体の第1室により
パイプと共にコネクターがズレることがなく、良好な固
定状態を確実に保持することができ、パイプの脱落を生
じないのは勿論、液密性や気密性が損なわれるなどの不
都合を生じることもなく、信頼性の高いパイプの連結固
定状態を達成することができるものである。
【0026】また、この第三発明のコネクターも、上記
第一及び第二発明のコネクターと同様に、十分な剛性を
有する円筒状のコネクター本体の第1室によりハウジン
グとの良好な係合保持力を達成したものであるが、ハウ
ジングへの固定は、コネクター本体第2室の内周面に形
成された固定片により行われるため、この固定片に良好
な可撓性を確保することにより、容易に行うことができ
るものである。しかも、該コネクターを取り付けたハウ
ジング内にコネクター本体の第2室を通してパイプを単
に圧入するだけで、該パイプの外周面に形成されたロッ
ク用係合部とコネクタ本体の第2室に設けられた上記ロ
ック片先端部とを係合させてパイプをロックすることが
でき、結合作業も極めて簡便に行うことができるもので
ある。
【0027】更に、この第三発明のコネクターは、コネ
クターを一のパイプに固定するための第一室と他のパイ
プをコネクターにロックするための第2室とが上記フラ
ンジ部により区画された独立空間部となっているため、
第1室を一のパイプとの係合のみに留意して最適な係合
状態が得られるように設計し得ると共に、第2室は他の
パイプのロックのみに留意して最適なロック状態が得ら
れるように設計することができ、一のパイプへの固定及
び他のパイプのロックをより確実に行うことができるも
のである。
【0028】また、他のパイプをロックする第2室が独
立した空間部となっているので、一のパイプへの固定状
態や上記ハウジングの外径や形状、他のパイプの径、コ
ネクター本体の外径などに影響を及ぼすことなく、他の
パイプとのロック状態を解除するためのリリーサを設け
ることができ、確実なパイプの連結状態を確保した上
で、イージーリリース機能を容易に付加することができ
る。
【0029】例えば、円筒状のリリーサ本体と該リリー
サ本体の一端外周縁部から外方へと突出したリング状の
フランジとを具備したリリーサを、上記リリーサ本体を
コネクター本体第2室内に摺動可能に嵌入して取り付
け、該リリーサを上記第1室側へと押圧して摺動させる
ことにより、上記リリーサ本体先端部により上記ロック
片を弾性変形させ、該ロック片と他のパイプのロック用
係合部との係合状態を解除して、ロック解除を行うイー
ジーリリース機構を容易に構成することができる。
【0030】更に、この第三発明のコネクターでは、コ
ネクター本体の内周面に設けられたフランジ部により区
画された第1室内に一のパイプのハウジングを固定する
ようになっているため、例えば上記ハウジングの外周面
に設けられた取付用係合部を、該ハウジング端部が外方
へと膨出した膨出部とし、かつこの膨出部内側と上記コ
ネクター本体のフランジ部とで形成された空間部をOリ
ング収容部とすることにより、Oリングを確実に所定位
置に配置保持することができ、Oリングのズレによる液
漏れ等の発生を可及的に防止することができるものであ
る。
【0031】また更に、コネクターが固定される一のパ
イプのハウジングは、その外周面に、コネクターの第1
室内周面に設けられた上記固定片が係合する取付用係合
部を設けさえすればよく、ハウジング内にコネクターの
一部を挿入する必要がないので、必ずしもハウジングを
拡径形成する必要がなく、このため、拡径加工によるハ
ウジング部の強度低下やコスト高を招くこともない。
【0032】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、実施例を示し、
本発明をより具体的に説明する。 [第1実施例]図1は、上記第一発明の一実施例にかか
るコネクター1を用いて一のパイプp1と、他のパイプ
p2とを連結固定した状態を示すものである。
【0033】上記コネクター1は、図3(A)〜(E)
に示したように、短軸円筒状のコネクター本体11の一
端内周縁に沿ってリング板状のフランジ部12を一体に
形成すると共に、該フランジ部12の内周縁からコネク
ター本体11内に向けて4つのロック片13を90度ず
つ変位して突設したものであり、合成樹脂により上記コ
ネクター本体11、フランジ部12及び各ロック片13
を一体成形したものである。
【0034】上記コネクター本体11の下部は、後述す
るパイプp1に形成されたハウジングhの形状に合わせ
てやや大径に形成されている。また、上記各ロック片1
3は、図3(D),(E)に示されているように、先端
部がやや内側に折曲していると共に、該折曲部の外面に
は固定突起14が突設されている。更に、上記フランジ
部12には、上記各ロック片13の形成箇所に対応し
て、上記固定突起14を成形するために成形型に設けら
れたピンが挿入された貫通窓15が形成されている。
【0035】上記一のパイプp1は、図4(A),
(B)に示したように、中間部に蛇腹状のコルゲート部
31が形成されたパイプであり、その端部に上記他のパ
イプp2が連結されるハウジングhを形成したものであ
る。
【0036】上記ハウジングhは、図4(B)に示され
ているように、パイプ本体よりもやや大径に形成されて
いると共に軸方向中間部が外方へとリング状に膨出して
その内側にリング凹状の取付用係合部32が形成されて
いる。また、このハウジングhの基端内周面が断面円弧
状に形成されており、ここにOリング装着用の空間部3
3が形成されている。
【0037】なお、コルゲート部31を有する上記パイ
プp1は、図12(A)に示した連続中空押出成形機9
0を用いて成形することができる。即ち、この連続中空
押出成形機90は、複数対の単体金型91a,91b,
…,91nと、これら単体金型91a,91b,…,9
1nを搬送するための一対の搬送機構92R,92Lと
を備えている。上記複数対の単体金型91a,91b,
…,91nは、図12(B)に示したように、順番に配
置した場合に、上記パイプp1の直管部、コルゲート部
31、直管部及びハウジングhに対応した一連のキャビ
ティー93を構成するようになっており、各対の単体金
型91a,91b,…,91nは、それぞれのキャビテ
ィー93を二等分するように左右に分割可能になってい
る。上記搬送機構92R,92Lは、チェーンやベルト
等の適宜な搬送手段により、図12(A)に示されてい
るように、上記各単体金型91a,91b,…,91n
をそれぞれ左右に分割した状態で個別に循環搬送し、か
つ所定の成形部94においてこれら単体金型91a,9
1b,…,91nを互いに接合させた状態に保持するよ
うに構成されている。
【0038】そして、この連続中空押出成形機90は、
成形部94において互いに接合した単体金型91a,9
1b,…,91nの間に、押出機95から順次溶融樹脂
を押出供給し、更にこの溶融樹脂を各単体金型91a,
91b,…,91nの内周面に吸着させてブロー成形す
ることにより軸方向に沿って異なる形状の上記パイプp
1を連続的に成形するものである。
【0039】一方、上記他のパイプp2は、図5に示さ
れているように、自動車のフューエルポンプの隔壁41
に一体に形成されたパイプであり、その外周面にリング
凸状のロック用係合部42が一体に形成されたものであ
る。なお、図5中の43は補強リブである。
【0040】上記コネクター1を用いて上記パイプp1
とパイプp2とを連結固定する場合は、まず、図2に示
したように、上記コネクター1のコネクター本体11を
上記パイプp1のハウジングhに被せると共に、上記各
ロック片13をこのハウジングh内に挿入し、図2
(B)に示されているように、該ロック片13の外面に
形成された上記固定突起14をハウジングhの内周面に
設けられた上記取付用係合部32に係合させて、コネク
ター1をパイプp1のハウジングhに固定する。なお、
図2中34はパイプp1のハウジングh内に設けられた
上記空間部33に装着されたOリングである。
【0041】そして、図1に示されているように、上記
コネクター1のフランジ部12を通して上記他のパイプ
p2の端部を上記パイプp1のハウジングh内に挿入
し、他のパイプp2の外周面に設けられたロック用係合
部42に上記コネクター1のロック片13先端部を係合
させて他のパイプp2をロックすることにより、一のパ
イプp1と他のパイプp2とを互いに連結固定するもの
である。
【0042】このように、このコネクター1は円筒状の
コネクター本体11で一のパイプp1に設けられたハウ
ジングhの外周を覆うようにして該ハウジングhに取り
付けられるので、このコネクター1にロックされた他の
パイプp2に大きな曲げ力や引っ張り力がかかっても、
良好な剛性を有する円筒状のコネクター本体11により
パイプp2と共にコネクター1がズレるようなことがな
く、良好な固定状態を確実に保持することができ、パイ
プp1,p2の脱落を生じないのは勿論、液密性や気密
性が損なわれるなどの不都合を生じることもなく、信頼
性の高いパイプの連結固定状態を達成することができる
ものである。
【0043】[第2実施例]図6は、上記第二発明の一実
施例にかかるコネクター2を用いて一のパイプp3と、
他のパイプp2とを連結固定した状態を示すものであ
る。
【0044】上記コネクター2は、図8(A)〜(E)
に示したように、円筒状のコネクター本体21の一端内
周縁に沿ってリング板状のフランジ部22を一体に形成
すると共に、該フランジ部22の内周縁からコネクター
本体21内に向けて4つのロック片23を90度ずつ変
位して突設したものであり、合成樹脂により上記コネク
ター本体21、フランジ部22及びロック片23を一体
成形したものである。
【0045】上記コネクター本体21の周壁には、互い
に180度変位した対向する位置にそれぞれ軸方向に沿
った長方形の貫通窓24,24が形成されており、この
貫通窓24,24の一端縁部(図8(B)〜(E)では
下端縁部)から内側へ向けて断面三角形状の固定片2
5,25が突設されている。また、上記各ロック片23
は、図8(D),(E)に示されているように、中間部
から先端側がやや内側に折曲している。
【0046】上記一のパイプp3は、図9に示したよう
に、上記第1実施例で用いたパイプp1と同様に、中間
部に蛇腹状のコルゲート部31を有すると共に、一端部
に上記他のパイプp2が連結されるハウジングhが形成
されたものである。この場合、このパイプp3では、そ
のハウジングhに上記パイプp1における取付用係合部
32(図4参照)が形成されておらず、このパイプp3
ではOリング装着用の空間部33を形成するハウジング
hの肩部外面側が取付用係合部35となっている。な
お、他のパイプp2は、上記第1実施例で用いたパイプ
p2と同一のものである。
【0047】上記コネクター2を用いて上記パイプp3
とパイプp2とを連結固定する場合は、まず、図7に示
したように、上記コネクター2のコネクター本体21を
上記パイプp3のハウジングhに被せると共に、上記各
ロック片23をこのハウジングh内に挿入し、上記コネ
クター本体21の内周面から内側へと突出した上記固定
片25の頂点部分をハウジングhの基端部外周面に形成
された上記取付用係合部35に係合させて、コネクター
2をパイプp3のハウジングhに固定する。なお、図7
中34はパイプp3のハウジングh内に設けられた上記
空間部33に装着されたOリングである。
【0048】そして、図6に示されているように、上記
コネクター2のフランジ部22を通して上記他のパイプ
p2の端部を上記パイプp3のハウジングh内に挿入
し、他のパイプp2の外周面に設けられたロック用係合
部42に上記コネクター2の各ロック片23先端部を係
合させて他のパイプp2をロックすることにより、一の
パイプp3と他のパイプp2とを互いに連結固定するも
のである。
【0049】このように、この第二の発明にかかるコネ
クター2も、円筒状のコネクター本体21で一のパイプ
p3に設けられたハウジングhの外周を覆うようにして
該ハウジングhに取り付けられるので、このコネクター
2にロックされた他のパイプp2に大きな曲げ力や引っ
張り力がかかっても、良好な剛性を有する円筒状のコネ
クター本体21によりパイプp2と共にコネクター2が
ズレるようなことがなく、良好な固定状態を確実に保持
することができ、パイプp3,p2の脱落を生じないの
は勿論、液密性や気密性が損なわれるなどの不都合を生
じることもなく、信頼性の高いパイプの連結固定状態を
達成することができるものである。
【0050】ここで、上記第1及び第2実施例の両コネ
クター1,2は、上述のように、いずれも十分な剛性を
有する円筒状のコネクター本体11,21によりハウジ
ングhとの良好な係合保持力を達成したものであるが、
ハウジングhへの固定は、ロック片12の外面に突設さ
れた固定突起14(第1実施例)又はコネクター本体2
1の内周面に形成された固定片25(第2実施例)によ
り行われるため、これらロック片12及び固定片25の
良好な可撓性により、容易に行うことができるものであ
る。しかも、該コネクター1,2を取り付けたハウジン
グh内にパイプp2を単に圧入するだけで、該パイプp
2の外周面に形成されたロック用係合部42と上記ロッ
ク片13,23先端部とを係合させてパイプp2をハウ
ジングh内にロックすることができ、結合作業も極めて
簡便に行うことができるものである。
【0051】[第3実施例]図10は、上記第三発明の
一実施例にかかるコネクター5を用いて一のパイプp4
と、他のパイプp5とを連結固定した状態を示すもので
ある。
【0052】上記コネクター5は、図11(A)〜
(E)に示したように、円筒状のコネクター本体51の
軸方向中間部内周面に、周方向に沿って一対の円弧板状
フランジ部52,52を一体に形成して、コネクター本
体51内を第1室53と第2室54とに区画したもので
ある。
【0053】上記第1室53の周壁には、互いに180
度変位した対向する位置にそれぞれ軸方向に沿った四角
形の貫通窓531,531が形成されており、この貫通
窓531,531の一端縁部(図11(C)〜(E)で
は下端縁部)から内側へ向けて断面三角形状の固定片5
32,532が突設されている。
【0054】また、上記第2室の周壁にも、90度ずつ
変位した位置にそれぞれ貫通窓541,541,54
2,542が形成されており、これら貫通窓541,5
41,542,542の一端縁部(図11(C)〜
(E)では上端縁部)からそれぞれ第2室内に向けてロ
ック片543,543,543,543が突設されてい
る。この各ロック片543は、図11(D),(E)に
示されているように、中間部から先端側がやや内側に折
曲し、第2室54内に向けて斜めに突出している。な
お、図11に図示されているように、上記貫通窓54
1,541,542,542のうち、互いに対向する一
対の貫通窓541,541は、互いに対向する他方の一
対の貫通窓542,542よりも幅広に形成されてお
り、幅狭の貫通窓542,542は上記第1室に設けら
れた上記貫通窓531,531とそれぞれ連通してい
る。
【0055】このコネクター本体51の上記第2室54
には、図10に示されているように、リリーサ6が取り
付けられている。このリリーサ6は、円筒状リリーサ本
体61の一端外周縁部から外方へとリング状のフランジ
62を一体に形成したものであり、上記リリーサ本体6
1が上記第2室54内に摺動可能に嵌入された状態に取
り付けられている。なお、図示していないが、リリーサ
本体61の先端外周縁には小突起が形成され、この小突
起が第2室54に設けられた上記貫通窓541,542
(図11参照)に挿入されており、これによりリリーサ
6が第2室54から外れてしまうことがないようになっ
ている。
【0056】上記一のパイプp4は、図10に示されて
いるように、上記第1及び第2実施例で用いたパイプp
1,p3と同様に、蛇腹状のコルゲート部31を有する
と共に、一端部に上記他のパイプp5が連結されるハウ
ジングhが形成されたものである。この場合、このパイ
プp5のハウジングhは、全体としてパイプp1,p3
のような拡径部とはされておらず、単に開放端がやや拡
径した膨出部36となっており、この膨出部36の外面
側が取付用係合部となっている。そして、この取付用係
合部(膨出部)36の内側にOリング33が収容保持さ
れている。なお、他のパイプp5は、その基端部が肉厚
の大径部p51となっていること以外は上記第1,第2
実施例で用いたパイプp2と同様のものである。
【0057】上記コネクター5を用いて上記パイプp4
とパイプp5とを連結固定する場合は、図10(A)に
示されているように、上記コネクター本体51の第1室
53を上記パイプp4のハウジングhに被せ、該ハウジ
ングhの開放端を上記フランジ部52に当接させ、該第
1室53内に突出した上記固定片532,532を上記
ハウジングの外周面に設けられた取付用係合部(膨出
部)36に係合させて、コネクタ5をハウジングに固定
する。
【0058】そして、図10(A)に示されているよう
に、上記リリーサ6内、上記第2室54及び上記フラン
ジ部52の内側を通して上記他のパイプp5の端部を上
記ハウジングh内に挿入し、この他のパイプp5の外周
面に設けられたロック用係合部42に上記各ロック片5
43の先端部を係合させて他のパイプp5をロックする
ことにより、一のパイプp4と他のパイプp5とを互い
に連結固定するものである。
【0059】このように、この第3実施例にかかるコネ
クター5も、コネクター本体51に設けられた円筒状の
第1室53で一のパイプp4に設けられたハウジングh
の外周を覆うようにして該ハウジングhに取り付けられ
るので、このコネクター5にロックされた他のパイプp
5に大きな曲げ力や引っ張り力がかかっても、良好な剛
性を有する円筒状のコネクター本体51によりパイプp
5と共にコネクター5がズレるようなことがなく、良好
な固定状態を確実に保持することができ、パイプp4,
p5の脱落を生じないのは勿論、液密性や気密性が損な
われるなどの不都合を生じることもなく、信頼性の高い
パイプの連結固定状態を達成することができるものであ
る。
【0060】また、この第3実施例のコネクター5も、
上記第1及び第2実施例のコネクター1,2と同様に、
十分な剛性を有する円筒状のコネクター本体51の第1
室53によりハウジングhとの良好な係合保持力を達成
したものであるが、ハウジングhへの固定は、コネクタ
ー本体51の第1室53に設けられた固定片532によ
り行われるため、この固定片532に良好な可撓性を確
保することにより、容易に行うことができるものであ
る。しかも、該コネクター5を取り付けたハウジングh
内にコネクター本体51の第2室54を通してパイプp
5を単に圧入するだけで、該パイプp5の外周面に形成
されたロック用係合部42とコネクタ本体51の第2室
54に設けられた上記ロック片543先端部とを係合さ
せてパイプp5をロックすることができ、結合作業も極
めて簡便に行うことができるものである。
【0061】更に、この第3実施例のコネクター5は、
コネクター5を一のパイプp4に固定するための第1室
53と他のパイプp5をコネクター5にロックするため
の第2室54とが上記フランジ部52により区画された
独立空間部となっているため、第1室53を一のパイプ
p4との係合のみに留意して最適な係合状態が得られる
ように、その内径や固定片532が設計され、また第2
室543は他のパイプp5のロックのみに留意して最適
なロック状態が得られるようにその内径及びロック片5
43が設計されており、一のパイプp4への固定及び他
のパイプp5のロックをより確実に行うことができるも
のである。
【0062】また、他のパイプp5をロックする第2室
54が独立した空間部となっているので、一のパイプp
4への固定状態や上記ハウジングhの外径や形状、他の
パイプp5の径、コネクター本体51の外径などに影響
を及ぼすことなく、他のパイプp5とのロック状態を解
除するためのリリーサ6が設けられており、確実なパイ
プの連結状態を確保した上で、このリリーサ6によりイ
ージーリリース機能が付加されている。
【0063】即ち、図10(A)に示された状態から他
のパイプp5のロック状態を解除して、パイプp4とp
5とを分離する場合には、図10(B)に示されている
ように、上記リリーサ6のフランジ62を指等で摘んで
押圧し摺動させることにより、上記リリーサ本体61先
端部外周面により上記各ロック片543を外側へと弾性
変形させ、該ロック片543と他のパイプp5のロック
用係合部42との係合状態を解除して、ロック解除を行
うことができる。
【0064】更に、この第3実施例のコネクター5で
は、コネクター本体51の内周面に設けられたフランジ
部52により区画された第1室53内に一のパイプp4
のハウジングhを固定するようになっているため、上記
ハウジングhに設けられた取付用係合部36を、該ハウ
ジングhの端部が外方へと膨出した膨出部とし、かつこ
の膨出部内側と上記フランジ部52とで形成された空間
部をOリング収容部とすることにより、Oリング33を
確実に所定位置に配置保持することができ、Oリング3
3のズレによる液漏れ等の発生を可及的に防止すること
ができるものである。
【0065】また更に、コネクター5が固定される一の
パイプp4のハウジングhは、その外周面に、コネクタ
ー5の第1室53に設けられた上記固定片532が係合
する取付用係合部36を設けさえすればよく、ハウジン
グh内にコネクター5の一部が挿入されるようなことが
ないので、ハウジングhを拡径形成する必要がなく、こ
のため、拡径加工によるハウジング部の強度低下やコス
ト高を招くこともない。
【0066】なお、本発明のパイプ連結用コネクター
は、上記各実施例に限定されるものではなく、コネクタ
ー本体11,21,51、フランジ部12,22,5
2、ロック片13,23,543、固定突起14、固定
片25,532などの形状や形成態様などは、適宜変更
することができ、その他の構成も本発明の要旨を逸脱し
ない限り、適宜変更して差し支えない。また、本発明の
コネクターを用いて連結するパイプも、上記パイプp
1,p2,p3,p4,p5に限定されるものではな
く、適宜変更することができる。例えば、上記各実施例
では、ハウジングhが一体に形成されたパイプp1,p
3,p4を用いたが、ハウジングhは、パイプの管状部
と別体に形成され、ネジや圧入によりパイプの端部に取
り付けるタイプのものであってもよい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパイプ連
結用コネクターによれば、パイプをハウジングに強固に
固定することができ、パイプの脱落や気密性,液密性の
低下などを生じることなく、信頼性の高い連結固定状態
を達成することができると共に、煩雑な固定作業を要す
ることなく、簡単にパイプを連結することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一発明の一実施例にかかるコネクターを用い
てパイプを連結した状態を示すもので、(A)は断面
図、(B)は平面図である。
【図2】同コネクターを一のパイプに設けられたハウジ
ングに取り付けた状態を示すもので、(A)は一部を断
面とした平面図、(B)は部分拡大断面図である。
【図3】同コネクターを示すもので、(A)は平面図、
(B)は正面図、(C)は底面図、(D)は(A)のD
−D線に沿った断面図、(E)は(A)のE−E線に沿
った断面図である。
【図4】ハウジングを有する一のパイプの一例を示すも
ので、(A)は平面図、(B)は部分拡大断面図であ
る。
【図5】他のパイプの一例を示す一部を断面とした平面
図である。
【図6】第二発明の一実施例にかかるコネクターを用い
てパイプを連結した状態を示す断面図である。
【図7】同コネクターを一のパイプに設けられたハウジ
ングに取り付けた状態を示す部分拡大断面図である。
【図8】同コネクターを示すもので、(A)は平面図、
(B)は正面図、(C)は側面図、(D)は(A)のD
−D線に沿った断面図、(E)は(A)のE−E線に沿
った断面図である。
【図9】ハウジングを有する一のパイプの他の例を示す
もので、(A)は平面図、(B)は部分拡大断面図であ
る。
【図10】第三発明の一実施例にかかるコネクターを用
いてパイプを連結した状態を示す断面図であり、(A)
は連結固定状態、(B)はリリーサを用いてロックを解
除した状態を示すものである。
【図11】同コネクターを示すもので、(A)は平面
図、(B)は正面図、(C)は側面図、(D)は(A)
のD−D線に沿った断面図、(E)は(A)のE−E線
に沿った断面図である。
【図12】ハウジングを有する一のパイプを成形するた
めの連続中空押出成形機の一例を示す説明図であり、
(A)は成形機全体を示す概略図、(B)は金型部分を
示す概略図である。
【図13】従来のコネクターを示すもので、(A)は同
コネクターを用いてパイプを連結した状態を示す一部を
断面とした平面図、(B)は同コネクターを示す平面
図、(C)は(B)のC−C線に沿った断面図である。
【図14】従来の他のコネクターを示すもので、(A)
は同コネクターを構成するプライマリーリテーナを示す
斜視図、(B)は同コネクターを構成するリテーナクリ
ップを示す斜視図である。
【図15】同コネクターを用いてパイプを連結した状態
を示すもので、(A)は連結作業時を示す断面図、
(B)は連結固定後の状態を示す一部を断面とした平面
図である。
【符号の説明】
1 コネクター(第一発明) 11 コネクター本体 12 フランジ部 13 ロック片 14 固定突起 2 コネクター(第二発明) 21 コネクター本体 22 フランジ部 23 ロック片 24 貫通窓 25 固定片 p1,p3,p4 一のパイプ p2,p5, 他のパイプ h ハウジング 31 コルゲート部 32 取付用係合部(第一発明) 33 Oリング装着用空間部 34 Oリング 35 取付用係合部(第二発明) 42 ロック用係合部 5 コネクター(第三発明) 51 コネクター本体 52 フランジ部 53 第1室 532 固定片 54 第2室 543 ロック片 6 リリーサ 61 リリーサ本体 52 (リリーサの)フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J039 AA03 BB01 JA03 JA05 JA06 JA09 JA16 3J106 AA01 AA06 AB01 BA01 BB01 BC04 BD01 BE23 BE29 BE33 CA02 CA06 CA07 CA11 CA12 EA03 EB03 EC01 EC06 ED11 ED14 EE02 EF01 EF04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一のパイプの端部に設けられた連結用の
    ハウジングに取り付け、該ハウジング内に挿入された他
    のパイプの端部をロックして、一のパイプと他のパイプ
    とを連結固定するパイプ連結用コネクターにおいて、円
    筒状のコネクター本体の一端内周縁に沿ってリング板状
    のフランジ部を形成すると共に、該フランジ部の内周縁
    から上記コネクター本体内に向けて複数のロック片を突
    設し、かつ該各ロック片の外面に固定突起を形成してな
    り、上記コネクター本体を上記ハウジングに被せると共
    に、上記各ロック片をこのハウジング内に挿入し、該ロ
    ック片に形成された上記固定突起をハウジングの内周面
    に設けられた取付用係合部に係合させて上記ハウジング
    に固定し、上記フランジ部を通して上記他のパイプの端
    部を上記ハウジング内に挿入して、他のパイプの外周面
    に設けられたロック用係合部に上記ロック片の先端部を
    係合させて他のパイプをロックすることにより、一のパ
    イプと他のパイプとを互いに連結固定することを特徴と
    するパイプ連結用コネクター。
  2. 【請求項2】 一のパイプの端部に設けられた連結用の
    ハウジングに取り付け、該ハウジング内に挿入された他
    のパイプの端部をロックして、一のパイプと他のパイプ
    とを連結固定するパイプ連結用コネクターにおいて、円
    筒状のコネクター本体の一端内周縁に沿ってリング板状
    のフランジ部を形成すると共に、該コネクター本体の内
    周面に固定片を形成し、かつ上記フランジ部の内周縁か
    ら上記コネクター本体内に向けて、複数のロック片を突
    設してなり、上記コネクター本体を上記ハウジングに被
    せると共に、上記各ロック片をこのハウジング内に挿入
    し、上記コネクター本体の内周面に形成された上記固定
    片を上記ハウジングの外周面に設けられた取付用係合部
    に係合させてハウジングに固定し、上記フランジ部を通
    して上記他のパイプの端部を上記ハウジング内に挿入し
    て、他のパイプの外周面に設けられたロック用係合部に
    上記ロック片の先端部を係合させて他のパイプをロック
    することにより、一のパイプと他のパイプとを互いに連
    結固定することを特徴とするパイプ連結用コネクター。
  3. 【請求項3】 一のパイプの端部に設けられた連結用の
    ハウジングに取り付け、該ハウジング内に挿入された他
    のパイプの端部をロックして、一のパイプと他のパイプ
    とを連結固定するパイプ連結用コネクターにおいて、円
    筒状のコネクター本体の軸方向中間部内周面にリング板
    状又は複数の円弧板状のフランジ部を設け、このフラン
    ジ部によりコネクター本体内部を第1室と第2室とに区
    画し、上記第1室の内周面に固定片を形成すると共に、
    上記第2室の内周面に複数のロック片を形成してなり、
    上記コネクター本体の第1室を上記ハウジングに被せ
    て、該ハウジングの開放端を上記フランジ部に当接さ
    せ、該第1室の内周面に形成された上記固定片を上記ハ
    ウジングの外周面に設けられた取付用係合部に係合させ
    てハウジングに固定し、上記第2室及び上記フランジ部
    の内側を通して上記他のパイプの端部を上記ハウジング
    内に挿入し、この他のパイプの外周面に設けられたロッ
    ク用係合部に上記ロック片を係合させて他のパイプをロ
    ックすることにより、一のパイプと他のパイプとを互い
    に連結固定することを特徴とするパイプ連結用コネクタ
    ー。
  4. 【請求項4】 上記第2室内に摺動可能に嵌入した円筒
    状のリリーサ本体と、該リリーサ本体の一端外周縁部か
    ら外方へと突出したリング状のフランジとを具備したリ
    リーサを備え、該リリーサを上記第1室側へと押圧して
    摺動させることにより、上記リリーサ本体先端部により
    上記ロック片を弾性変形させ、該ロック片と他のパイプ
    のロック用係合部との係合状態を解除して、ロック解除
    を行うことができる請求項3記載のパイプ連結用コネク
    ター。
  5. 【請求項5】 上記ハウジングの外周面に設けられた取
    付用係合部が、該ハウジング端部が外方へと膨出した膨
    出部であり、かつこの膨出部内側と上記コネクター本体
    のフランジ部とで形成された空間部にOリングが収容さ
    れた請求項3又は4記載のパイプ連結用コネクター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005172131A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Ootsuka:Kk 配管接続部構造

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