JPH0514074Y2 - - Google Patents

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JPH0514074Y2
JPH0514074Y2 JP1987042562U JP4256287U JPH0514074Y2 JP H0514074 Y2 JPH0514074 Y2 JP H0514074Y2 JP 1987042562 U JP1987042562 U JP 1987042562U JP 4256287 U JP4256287 U JP 4256287U JP H0514074 Y2 JPH0514074 Y2 JP H0514074Y2
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pipe
clip
fitting
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、パネルに開設する接続口にパイプの
端部を連通状に接続するような場合、例えば金属
製パイプの端部を金属製容器にその壁を貫いて相
互に連通するように接続するような場合に有効な
接続クリツプに関する。
[従来の技術] 従来、金属製の容器類に金属製のパイプを接続
する場合、通常は溶接等の方法により固着してい
るが、予じめこの接続ができない場合、ことに組
立ラインにおいて連続的に接続するような場合に
は溶接等の方法を採ることができない。例えば自
動車の燃料タンクにチエツクバルブを接続するよ
うな場合がその一例である。
従来、チエツクバルブを接続する場合には実公
昭57−29858号公報に説明されるようにボデイに
取付けた燃料タンクに対して導管を介して接続
し、更に同じく導管を介してエアフイルタに接続
する方法が採られている。この場合一般には導管
にゴム製のチユーブを使用し、燃料タンクに設け
る接続筒部に素材の弾性を利用して嵌付け、同じ
くチユーブの他端をチエツクバルブの筒部に嵌付
けて両者を接続し、また同様の方法を採つてチエ
ツクバルブとエアフイルタとを接続している。
しかしこの方法によつた場合、チユーブを接続
するため燃料タンクやエアフイルタのケースには
接続の筒部を設けておかなければならず、そのた
めの特別な前加工を要すると共に、更にチエツク
バルブの場合には両端をフレキシブルなゴム製チ
ユーブに接続し燃料タンクとエアフイルタの間に
宙吊り状態となつて取付くことから極めて不安定
なものとなる問題があつた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、上述したような点、即ち組立工程中
においてパイプの接続を要する場合に予じめ接続
のための筒部を形成したり、或いは宙吊り状態と
なつて不安定になること等に鑑み、これを改善す
べく開発されたもで、特に本考案はチエツクバル
ブ等取付けるべき部品に設けるパイプを固定の本
体に対して直接接続できるようにして安定した接
続関係を期待することができ、またこの接続に当
つては単なる押込み操作によつて確実な接続がで
きるようにしたパイプの接続クリツプを提案する
ことにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上述の目的に基づきなされたもの
で、その特徴とするところはパネルに開設する接
続口にパイプを接続するクリツプであつて、上記
パイプの外径に適合した中空部を有し且つ上記接
続口に嵌入可能な外径を有した筒形の嵌入部と、
嵌入部の一端から延設され長さ方向に沿つて設け
られるスリツトによつて拡張可能に分割される実
質的に筒形をなすパイプ保持部と、該パイプ保持
部の外周面から延設される上記嵌入部の嵌入深さ
を規制する鍔と、嵌入部の外周面から起立し上記
鍔と前記パネルの板厚分の間隔をおいて対向する
係止爪とを備え、前記嵌入部の中空部にはパイプ
周面に膨出成形する拡大部を係合する係合段部を
設ける一方、該係合段部に対応した嵌入部外周面
には実質外径を大にする押圧隆起部を設けてなる
パイプの接続クリツプにある。
[作用] 本考案接続クリツプは、まずクリツプのパイプ
保持をスリツトを利用して筒体を割り開くように
拡張させることができ、この状態においてパイプ
の端部を受け入れ、そのまゝこの端部を嵌入部内
に差し通して端部に設ける拡大部を係合段部に係
合する。そうしたのちパイプ保持部を閉じ合せ、
パネルに予じめ開設しておく接続口に上記嵌入部
を臨ませて保持部外周面に備える鍔がパネルの一
面に当接するまで押入れる。この押入れによつて
接続口を通過した係止爪はパネルの反対面で拡張
し接続口の縁部に係合して上記鍔と共同してパネ
ルに対する取付けを完了することになる。そして
本考案クリツプにおいては上記嵌入部の押込みに
伴つてこれの外周面に設ける押圧隆起部が接続口
内部に押し込まれ、これによつて嵌入部の中空部
を押圧縮径させて係合段部をパイプの拡大部に強
く係合させ、その抜出しを阻止し確実な接続を果
すことになる。
次に、本考案を図示する実施例につき説明し、
その特徴とするところを詳述する。
[実施例] 図示する実施例は自動車の燃料タンク内のガス
圧を調整するため接続されるチエツクバルブとエ
アフイルタのケーシングとを接続する場合につき
実施した一例で、第1図は分解斜視図、第2図は
クリツプの正面図、第3図は左側面図、第4図は
右側面図、第5図は片半を断面とした平面図であ
る。
図面において1は本考案に係る合成樹脂を材料
にして一体成形したクリツプで、2はチエツクバ
ルブ、3はこのチエツクバルブを接続するエアフ
イルタのケース、4はチエツクバルブの接続筒部
5を接続するため上記ケースのパネルに貫通状に
設けた接続口である。
クリツプ1は略円筒状をなす嵌入部6と、嵌入
部の一端から延設されるパイプ保持部7と、この
保持部の外周面から延設され上記嵌入部の挿入深
さを規制する鍔8と、この鍔8と共同して嵌入部
の嵌入状態を確保する係止爪9を一体的に有して
おり、上記嵌入部6は中空部10の内径を前記チ
エツクバルブの接続筒部5の外径に適合させ、外
径をケースの接続口4の直径に略等しくなるよう
にしてある。
パイプ保持部7はこの嵌入部6の一端から筒体
を延長する如く延設し、ここでは長さ方向に切込
む2条のスリツト11によつて2等分に分割して
ある。
スリツト11は嵌入部6に深く切込まれ、この
切込まれた部分12を幾分幅広にしてここに前記
舌状をなす係止爪9を設け、その自由端を外周面
より外に突き出し鍔8に対向するようにしてあ
る。
鍔8はスリツトにより分割された2片のそれぞ
れから外方に張り出すように設けられ、各先端部
には当接突起13が設けてある。
この鍔8は嵌入部6の挿入深さを規制し併せて
前記係止爪9と共同してケースのパネルを両面か
ら挟みクリツプの装着を確保するもので、この実
施例では上記係止爪9の自由端との間にパネルの
板厚分より僅かに狭い間隔を置いて設けてある。
図中、14は係止爪9を避けた嵌入部6の外周
面に隆設した押圧隆起部で、15はこの隆起部に
対応する如く嵌入部の中空部10の内壁面に周方
向に沿つて設けた係合段部である。
係合段部15は前記スリツト11の切込みによ
つて途中を切断され、スリツトを利用して保持部
7を開いたときこの係合段部の位置まで嵌入部6
が押し開かれるようにしてある。またこの係合段
部15は外周面に設けられる上記押圧隆起部14
に対応して、この隆起部が押圧されたとき内方に
強制的に縮められるようにしてある。
押圧隆起部14は嵌入部6の実質的外径を拡大
するもので、嵌入部6の先端に向けた一面を斜視
面としてパネルの接続口への侵入を容易にしてい
る。
尚、この実施例では嵌入部6の一部を外方に拡
張させて断面を非円形状に形成し、押圧隆起部1
4に外圧を受けたときこの部分の周面を撓み易く
してある。
本考案の接続クリツプは上述の様に構成される
もので、次にこれの使用の実際を第6図乃至第8
図に示すところに従つて説明する。
第6図はチエツクバルブの持続筒部5をクリツ
プ1に装着する途中を示したもので、クリツプの
パイプ保持部7側から接続筒部5を突き入れ、こ
の接続筒部の先端部近くに膨出成形する拡大部1
6で押開きながらこの拡大部16を嵌入部6の中
空部10に設ける係合段部15に係合させる(第
7図参照)。
この様にして筒部5の先端にクリツプ1を装着
したのち、次にパネルの接続口4に向けてクリツ
プの嵌入部6を鍔8の一面がパネル面に当接する
まで押入れ、この押入れによつて係止爪9を通過
させてその自由端を接続口の反対側の縁に係合さ
せ、鍔8とでクリツプを接続口に固着する。
第8図はクリツプの上記固着状態を示したもの
で、この固着に当つて接続口に嵌入部6が押込ま
れると、同時に押圧隆起部14が接続口内部に押
込まれる結果、これに対応した中空部内壁が内方
に撓み係合段部15が接続筒部5の拡大部16に
噛み合つて接続筒部の引抜きを不能なものとす
る。
尚、このときパネルの一面に当接する鍔8は当
接突起13を当接させて幾分撓んだ状態となつて
バネ力を発揮しクリツプのガタ付きを吸収するこ
とになる。
[考案の効果] 以上説明の様に本考案接続クリツプは接続すべ
きパイプをクリツプの中空部に差し込み受け入れ
たのち、このクリツプをパイプごとパネルに開設
する接続口に突き入れることによつてクリツプの
固着と併せてパイプを接続できることから極めて
簡単な作業によつてその接続を行うことができ、
従つて連続的な組立において有利に実施できると
共に、クリツプの嵌入部の差し入れによつて自か
らを縮径させ内部に収めるパイプを挟持する構造
としたから確実な接続を期待することができる利
点がある。
このため、本考案接続クリツプは組立工程にお
いて接続作業を要するチエツクバルブの接続等に
おいて有利に実施できる一方、このクリツプによ
る場合にはエアフイルタのケース等固定のパネル
に対して直接接続が出来るため従来のように接続
のための筒部を設ることもなく、またゴム製チユ
ーブによる場合の様に宙吊りになることもなく安
定した状態で接続できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図示する実施例は自動車の燃料タンク内のガス
圧を調整するため接続されるチエツクバルブとエ
アフイルタのケースとを接続する場合につき実施
した一例で、第1図は分解斜視図、第2図はクリ
ツプの正面図、第3図は左側面図、第4図は右側
面図、第5図は片半を断面とした平面図、第6図
乃至第8図は接続過程を説明する一部断面とした
説明図である。 1……クリツプ、4……接続口、5……パイプ
たる接続筒部、6……嵌入部、7……パイプ保持
部、8……鍔、9……係止爪、10……中空部、
11……スリツト、14……押圧隆起部、15…
…係合段部、16……拡大部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パネル3に開設する接続口4にパイプを接続す
    るためのクリツプであつて、上記パイプの外径に
    適合した中空部10を有し且つ上記接続口4の口
    径に適合させた外径を有する筒形の嵌入部6と、
    この嵌入部6の一端から延設され長さ方向に沿つ
    て設けられるスリツト11によつて拡張可能に分
    割される実質的に筒形をなすパイプ保持部7と、
    該パイプ保持部7の外周面から延設される上記嵌
    入部6の押し込み深さを規制する鍔8と、嵌入部
    の外周面から起立し略前記パネル3の板厚分の間
    隔をおいて上記鍔と対向する係止爪9とを備える
    一方、前記嵌入部6の中空部10には係合段部1
    5を、また該係合段部15に対応する嵌入部6の
    外周面には実質外径を大にする押圧隆起部14を
    設けてなり、前記パイプ保持部7を通して前記嵌
    入部内にパイプ先端部を突入させその外周面に膨
    出成形する拡大部16を前記係合段部15に臨ま
    せたところで該嵌入部6を前記接続口4に突き入
    れることにより前記押圧隆起部14を介して縮径
    させ前記係合段部15を前記パイプ外周面の拡大
    部16に係合させて引き抜き不能に接続してなる
    パイプの接続クリツプ。
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