JPH07122479B2 - 高圧ホースの保護具 - Google Patents

高圧ホースの保護具

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JPH07122479B2
JPH07122479B2 JP4309781A JP30978192A JPH07122479B2 JP H07122479 B2 JPH07122479 B2 JP H07122479B2 JP 4309781 A JP4309781 A JP 4309781A JP 30978192 A JP30978192 A JP 30978192A JP H07122479 B2 JPH07122479 B2 JP H07122479B2
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coil spring
hose
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pipe joint
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晃 中川
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Toyox Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高圧ホースの継手の
部分が極端に曲がらないようにする保護具に関する。
【0002】
【従来の技術】図8はホースHの端に取りつける管継手
Pとこれに取りつけた従来の保護具とを示したものであ
る。管継手Pは、ナット1、ニップル2及びカシメパイ
プ3からなっている。ナット1は、その中央をくりぬ
き、そのくりぬいた部分の内側にネジ部1aを形成する
とともに、底部1bに挿入孔1cを形成している。ニッ
プル2は、その一端に、上記挿入孔1cよりも大径にし
たフランジ部2aを形成するとともに、このフランジ部
2aとは反対側に、ホースHの抜けを防止する波形溝2
bを形成している。
【0003】カシメパイプ3は、その内側にホースHに
食い込ませるための多数の環状突部3aを形成するとと
もに、カシメ前の内径を、ホースHの外径よりも十分に
大きくしている。上記のようにした管継手PをホースH
に取りつけるには、まず、カシメパイプ3をホースHに
通しておく。次に、ナット1に通したニップル2の波形
溝2b側にホースHを圧入する。このようにしてから、
先にホースHに通しておいたカシメパイプ3を、ホース
Hの端に持って来てそれをカシメ止めする。このように
カシメパイプ3を用いてホースHをしっかりと止めるよ
うにしているのは、流体の高圧に耐えられるようにする
ためである。
【0004】そして、この管継手Pを用いるときには、
ホースHの接続部分が極端に折れ曲がらないようにする
ために保護具を取りつけるが、この従来はこの保護具と
してコイルスプリング4を用いている。このコイルスプ
リング4を取りつけるには、上記のようにカシメパイプ
3をホースHに通す前に、このコイルスプリング4を先
にホースHに通しておく。そして、カシメパイプ3をカ
シメてから、コイルスプリング4をカシメパイプ3側に
移動し、このコイルスプリング4の一端4aを、ナット
1とカシメパイプ3との間に位置させる。このようにし
たら、上記一端4a部分をカシメ止めする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の保護具で
は、コイルスプリング4をカシメ止めしなければならな
いので、そのカシメ止めのための工具を用いなければな
らず、それだけ作業が面倒になるという問題があった。
また、このようにカシメ止めするので、それをいったん
取りつけてしまうと外せなくなってしまう。それをあえ
て外そうとすれば、このコイルスプリング4を切断する
か、あるいはホースを切断して新たなコイルスプリング
4を用いるかしなければならない。しかし、スプリング
やホースをいったん切断してしまえばそれを使えなくな
るだけでなく、切断すための工具も必要になるという問
題もあった。この発明の目的は、特別の工具を用いなく
ても、簡単に着脱できる高圧ホースHの保護具を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、一対の半筒
部からなり、それらを合わせて筒状にするカバー本体
と、一対の半筒部のうちの一方の半筒部と一体に形成
し、しかも可撓部材からなるコイルスプリングとを備
え、このコイルスプリングの肉厚を自由端側に向かって
徐々に薄くするとともに、自由端側を開放した点に特徴
を有する。
【作用】この発明は、上記のように構成したので、カバ
ー本体の半筒部を開いて管継手Pのカシメパイプにかぶ
せるとともに、コイルスプリングのピッチ間隔にホース
を強制的に押し込みながら、それをホースに巻つけるこ
とができる。
【発明の効果】この発明の保護具によれば、特別の工具
を用いずに、当該保護具を着脱できるという利点があ
る。
【0007】
【実施例】図1〜図5に示した第1実施例は、そのカバ
ー本体C及びコイルスプリング24を合成樹脂で一体成
形している。上記カバー本体Cは、一対の半筒部11、
12をヒンジ部13で開閉自在に連結し、これら半筒部
11、12を閉じ合わせることで、図3に示すように円
筒形状になるようにしている。この半筒部11、12の
一方の側には、ストッパ壁14、15を形成するととも
に、これらストッパ壁14、15のそれぞれに半円状の
切欠16、17を形成している。そして、両半筒部1
1、12を閉じ合わせたとき、この切欠16、17が相
まって、丸孔が作られるようにしているが、この丸孔に
は、前記管継手Pのニップル2を貫通させるものであ
る。
【0008】また、両半筒部11、12のそれぞれの周
囲には、ピン挿入溝18、19を形成し、半筒部11、
12を閉じて、図3のように筒状にすると、これら両ピ
ン挿入溝18、19が、図2に示すように一連の環状溝
になるようにしている。このようにしたピン挿入溝1
8、19には、図2に示すCピン20、21をはめて、
半筒部11、12を閉じた状態に保持するようにしてい
る。また、両半筒部11、12の突き合わせ面に対応す
る部分であって、上記ピン挿入溝18、19に沿う位置
に、図4に示すようなかぎ溝22、23を形成してい
る。このかぎ溝22、23は、上記のようにピン挿入溝
18、19にはめたCピン20、21を外すときに、例
えば図示していないマイナスのドライバーを挿入するた
めに使うものである。
【0009】上記一方の半筒部12には、コイルスプリ
ング24を形成しているが、これら両半筒部11、1
2、ヒンジ部13及びコイルスプリング24のそれぞれ
は、合成樹脂で一体成形している。そして、コイルスプ
リング24は、可撓性を有するとともに、所定のピッチ
間隔を保つようにしている。しかも、このコイルスプリ
ング24の先端である自由端を、いわゆる開口形にして
いる。なお、図中符号25は一方の半筒部11に形成し
た位置決め孔、26は他方の半筒部12に形成した位置
決めピンで、半筒部11、12を閉じ合わせたとき、ピ
ン26が位置決め孔25にはまるようにしている。
【0010】次に、この第1実施例の作用を説明する。
まず、カシメパイプ3をしっかりとカシメ止めして管継
手PをホースHの先端に固定する。次に、図5に示すよ
うに、コイルスプリング24の基端のピッチ間隔を強制
的に開きに、ホースHを強制的に押し込む。このように
してホースHをコイルスプリング24に押し込め、そこ
を起点にして、後はコイルスプリング24を、ホースH
に巻つけるようにして回していけば、このコイルスプリ
ング24がホースHに巻つけられることになる。なお、
上記とは逆に、コイルスプリング24の先端開放部から
巻つけるようにしても、同一結果がえられる。
【0011】コイルスプリング24をホースHに巻つけ
たら、カバー本体Cの半筒部11、12を、カシメパイ
プ3を覆うようにして閉じ合わせる。このとき半筒部の
ストッパ壁14、15が、ナット1とカシメパイプ3と
の間に位置させる。いい換えれば、切欠16、17が相
まって形成する丸孔にニップル2を貫通させれる。この
ようにすることによって、このカバー本体Cが管継手P
から抜けることがなくなる。さらに、この閉じ合わせた
カバー本体Cのピン挿入溝18、19のそれぞれに、C
ピン20、21をはめることによって、このカバー本体
Cが管継手Pに完全に固定されることになる。
【0012】このようにしてカバー本体C及びコイルス
プリング24をホースHに固定することによって、例え
ば、ホースHが管継手Pの部分から極端に折れ曲がろう
としても、コイルスプリング24がそれを防止する。ま
た、上記のようにした当該保護具を取り外すときには、
まず、かぎ溝22、23に、図示していないドライバー
を差し込んでCピン20、21を強制的に外して、カバ
ー本体Cを管継手Pから外す。次に、コイルスプリング
24の先端から強制的に外せば、当該保護具を、ホース
Hから簡単に外せる。なお、この場合に、コイルスプリ
ング24の基端側から外してもよいこと当然である。
2に示すように、コイルスプリング24の肉厚は、自由
端に向かって薄くなっているので、ホースの曲げに対す
る弾性応力が変化している。管継手Pの付近では曲がり
難く、自由端に、向かって徐々に曲がり易くなっている
ため、ホースを曲げる際に、この保護具が邪魔になるよ
うなことはない。保護具を取り付けた部分と、付けてい
ない部分とのホースの弾性が連続的に変化しているの
で、コイルスプリング24の自由端部で、ホースが極端
に曲がるようなこともない。
【0013】図6に示した第2実施例は、半筒部11、
12を閉じ合わた状態に維持する手段を第1実施例と相
違させたものである。つまり、この第2実施例では、半
筒部11、12のそれぞれにフック27、28を形成
し、これらフック27、28を互いに引っかけるように
したものである。また、図7に示した第3実施例は、一
方の半筒部11に、先端を楔状にした掛止め突部29を
形成し、他方の半筒部12に、上記掛止め突部29がは
まる孔30を形成したものである。したがって、両半筒
部11、12を閉じ合わせながら、掛止め突部29を孔
30に強制的に押し込めば、それら両者を閉じ合わせた
状態のまま保持できる。上記以外の構成は、第2、3実
施例とも第1実施例と同様である。
【0014】なお、この発明のカバー本体Cとしては、
その半筒部11、12がヒンジ部13を介して開閉自在
になっていてもよいし、それらを二つ割りにしてもよい
こと当然である。また、半筒部11、12を閉じ合わせ
たときの掛止め方法もどのようなものであってもよい。
要は、両半筒部11、12が開閉自在で、しかもそのう
ちの一方の半筒部に、肉厚を自由端側に向かって徐々に
薄くするとともに、自由端側を開放したコイルスプリン
グが一体成形されていれば、所期の目的を達成するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の斜視図である。
【図2】第1実施例側面図である。
【図3】第1実施例半筒部を閉じた状態の正面図であ
る。
【図4】第1実施例のカバー本体の拡大部分斜視図であ
る。
【図5】第1実施例のコイルスプリングをホースに巻つ
ける状態の斜視図である。
【図6】第2実施例のカバー本体の要部断面図である。
【図7】第3実施例のカバー本体の要部断面図である。
【図8】管継手に従来の保護具であるコイルスプリング
を取りつけた状態の部分断面図である。
【符号】
P 管継手 C カバー本体 11 半筒部 12 半筒部 24 コイルスプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の半筒部からなり、それられを合わ
    せて筒状にするカバー本体と、一対の半筒部のうちの一
    方の半筒部と一体に形成し、しかも可撓部材からなるコ
    イルスプリングとを備え、このコイルスプリングの肉厚
    を自由端側に向かって徐々に薄くするとともに、自由端
    側を開放したことを特徴とする高圧ホースの保護具。
JP4309781A 1992-10-26 1992-10-26 高圧ホースの保護具 Expired - Fee Related JPH07122479B2 (ja)

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