JP2001107570A - 工事用シート - Google Patents

工事用シート

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JP2001107570A
JP2001107570A JP28376999A JP28376999A JP2001107570A JP 2001107570 A JP2001107570 A JP 2001107570A JP 28376999 A JP28376999 A JP 28376999A JP 28376999 A JP28376999 A JP 28376999A JP 2001107570 A JP2001107570 A JP 2001107570A
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JP
Japan
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sheet
band
wide
center
wide sheet
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JP28376999A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Nakajima
和政 中島
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Hagiwara Industries Inc
Original Assignee
Hagiwara Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも2枚のシートを接合して1枚の広
幅シートとして用いることにより張設作業の煩雑さを軽
減し、繋ぎ部分の隙間の問題を減少させるとともに、接
合した広幅シートの中央部において連結手段を設けてパ
イプ等に固定し、はためきによる騒音を低下させる工事
用シートを提供する。 【解決手段】 長方形をなす広幅シート3の中央部にバ
ンド体4およびバンド体4の上にバンド体4より広幅の
帯状体5を重ねて接合して連結手段6を形成したシート
であって、その帯状体5の長尺方向中央には間隔を置い
て複数の開口部7が設けられ、開口部7に表出するバン
ド体4と広幅シート3との間隙11に連結用紐体8が挿
通されてなる工事用シート1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設工事現場にお
ける仮設足場等の外周面に張設して工事用資材が落下す
るのを防止し、はためきによる騒音を低下させる工事用
シートに関する。
【0002】
【従来の技術】工事用シートは、仮設足場の幅に合わせ
て制作されるため、1.8〜1.9m幅に加工されてお
り、四周縁のシート端にアイレットを取り付け、これに
連結紐や番線を通して仮設足場のパイプ等に結び付けて
固定している。そして、シートを張設する際、シートと
シートを突付け状に連結した箇所ではシート間に隙間が
出来るためその隙間よりボルトなど小さな建設資材が落
下する危険があり、また、冬季においてはスキ間風が吹
込み作業環境が悪くなる。そして、それを防止するた
め、シートとシートをラップさせて特殊な留め具で固定
したり、シート端に落下防止用のフラップを取付けるな
どの工夫がなされている。しかしながら、工事用シート
の張設現場では、幅方向に約1.8m幅毎に何枚も繋ぎ
合わせて使用するため張設作業が煩雑になるとともに、
繋ぎ部分を完全に遮蔽して建設資材の落下やスキ間風を
防止することが困難であるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、例えば1.8
mのシートを2枚接合して3.6m幅のシートを用いる
と接合部分に関しては隙間の問題は解決し、その分だけ
張設作業は軽減されるが、3.6幅のシートを固定する
ためにシート端部のアイレットによる固定だけでは風圧
等でアイレットに掛かる荷重は少なくとも2倍となりシ
ートの破損の原因となったり、固定されていない中央部
がはためいて騒音の原因となるなどの問題が生じること
になる。
【0004】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たもので、少なくとも2枚のシートを接合して1枚の広
幅シートとして張設作業の煩雑さを軽減し、繋ぎ部分の
隙間の問題を減少させるとともに、接合した広幅シート
の中央部において連結手段を設けてパイプ等に固定し、
はためきによる騒音や基布の劣化を低下させる工事用シ
ートの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明による工事用シートは、長方形をなす
合成樹脂製シートの中央部にバンド体およびバンド体の
上にバンド体より広幅の帯状体を重ねて接合してなる連
結手段を備えたシートであって、前記帯状体の長尺方向
の中央に沿って間隔を置いて複数の開口部が設けられ、
該開口部に表出するバンド体とシートとの間隙に連結用
紐体が挿通されてなることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる一実施例を
図面に基づいて詳しく説明する。図1は、本発明の一実
施例における工事用シート1の概略を示す斜視図、図2
は、その一部拡大図である。
【0007】図1に示す3は、合成樹脂製の1枚のシー
ト2と他のシート2’が並列されてその長手縁部が接合
されている長方形をなす広幅シートである。その広幅シ
ート3の中央部において長手方向の一方向に一端部から
他端部まで、連続するバンド体4が配置され、バンド体
4の上にバンド体4より広幅の帯状体5が重ねられて配
置され、バンド体4および帯状体5が一体となって広幅
シート3に接合されて連結手段6が形成されている。そ
して、表面に配置された帯状体5の中央の長尺方向に沿
って間隔を置いて複数の開口部7が設けられており、そ
の開口部7に表出するバンド体4と広幅シート3との間
隙11に連結用紐体8が挿通されている。広幅シート3
の周縁部は折返されて縁加工9が施され、所定間隔でア
イレット10が打設されて工事用シート1が形成されて
いる。
【0008】図2は、連結手段6の開口部7のひとつの
周縁を拡大した図であって、広幅シート3上にバンド体
4が配置され、そのバンド体4の上からバンド体4より
広幅の帯状体5が重ねられて配置され、広幅シート3と
バンド体4と帯状体5が一体に接合されている。開口部
7からは連続するバンド体4の一部が表出しており、バ
ンド体4と広幅シート3の間は一部接合を剥離させて間
隙11を生じさせ、その間隙11に所定長さの連結用紐
体8が挿通されている。開口部7の形状は円形に限定さ
れるものではなく、四方形、楕円形など上記機能を満足
すればよく、その設置数も任意の数を取り得る。接合方
法は、広幅シート3とバンド体4の間、バンド体4と帯
状体5の間、広幅シート3と帯状体5の間はいずれも熱
溶着されている。接合方法は接合の容易性、接合箇所の
接合強力、生産性などから熱溶着法が好ましい。熱溶着
法としては、高周波溶着法、超音波溶着法、熱風溶着法
等公知の方法が採用できるが、熱風溶着法が好ましい。
しかし熱溶着法に限定されるものではなく、縫着する方
法、接着剤を用いる方法などいずれも採用できる。
【0009】本実施例における合成樹脂製シートは、高
密度ポリエチレンからなるフラットヤーン(繊度:10
00d)を経緯糸として、打込密度14×14本/イン
チで織成された平織の織布の両面に、低密度ポリエチレ
ンのラミネート層(厚み:50μm)を積層したポリエ
チレンフラットヤーンラミネートクロスである。しか
し、合成樹脂製シートはこれに限定されるものではな
く、繊度は500〜3000dの範囲から選択すればよ
く、打込密度は10〜20本/インチの範囲が好まし
い。また、合成樹脂としては高密度ポリエチレン、直鎖
状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル
共重合体、ポリプロピレン等のポリオレフィンの他、ポ
リ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリビニルアルコール等のポリマーを使用すること
ができる。また、糸条形態としても、フラットヤーンに
限らず、スプリットヤーン、モノフィラメント、マルチ
フィラメントなどでも差し支えない。さらに、合成樹脂
製シートとして、ラミネートクロスばかりでなく、合成
繊維からなる織編布や不織布、あるいは、合成樹脂製単
層シートであってもよい。具体的には、ポリエチレンフ
ラットヤーンクロス、ポリプロピレンモノフィラメント
メッシュシート等の織布や不織布や、ポリエチレンシー
ト、ポリプロピレンシート、ポリ塩化ビニルシート等の
単層シートなどが挙げられる。上記合成樹脂製シートの
うちでは、成形性、廉価性にすぐれたポリオレフィンラ
ミネートクロスが最も好ましい。
【0010】前記合成樹脂製繊維からなる織布の両面に
ラミネート被覆層を積層するラミネート法としては、押
出ラミネート法、ドライラミネート法、熱圧着ラミネー
ト法など公知の方法が採用でき、これらの内では、接着
強度のすぐれた押出ラミネート法が好ましい。ラミネー
ト被覆層の厚みは任意とすることができるが、連結手段
6の接合強度を保持するためには30〜150μmとす
ることが好ましい。ラミネート層に用いられる樹脂とし
ては、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリ
ル酸エステル共重合体、ポリプロピレン等の通常ラミネ
ート層に用いられるポリオレフィンが使用できる。
【0011】前記帯状体5の素材としては合成樹脂製シ
ートと同一素材であるのが好ましく、同一素材でなくて
も合成繊維からなる織編布や不織布、あるいは、合成樹
脂製単層シートなどの熱溶着性の素材であるのが好まし
いが、これに限定されるものではない。帯状体5の幅
は、通常、50〜150mm程度で使用される。またバ
ンド体4の形状は扁平状であるのが好ましい。バンド体
4が扁平状であることにより、広幅シート3が嵩ばらな
いなどシートの柔軟性を阻害することなく、またシート
との密着性がよいなど加工性にすぐれる利点がある。そ
して、バンド体4は熱溶着性を備えているのが好まし
い。具体的にはポリプロピレンバンド、ポリエステルバ
ンドなどの単層バンド、あるいは、合成樹脂製延伸糸条
をポリオレフィンで被覆した複合バンド、例えば、ハウ
スバンドなどが挙げられる。バンド体4が熱溶着性を備
えている場合には、広幅シート3とバンド体4が熱溶着
されるとともに、バンド体4と帯状体5も熱溶着される
上、広幅シート3とバンド体4と帯状体5が3者一体に
熱溶着され、連結手段6としての強力の点から最も好ま
しい接合方法である。
【0012】上記の広幅シート3、バンド体4および帯
状体5を溶着した工事用シート1を工業的に製造する方
法の一例としては、例えば、図3に示すように、広幅シ
ート3の上にバンド体4および帯状体5を重ねて連続的
に供給し、広幅シート3とバンド体4および帯状体5と
の間に広幅シート3のラミネート層の融点以上、クロス
成分の融点以下となるようにノズル12から熱風(HotA
ir)を供給し、上からローラ13で押圧して溶着するこ
とにより接合を完成することができる。この接合の際、
広幅シート3と帯状体5の間に供給された熱風(HotAi
r)の一部は開口部7から帯状体5の表面に逃げるため、
開口部7の面積内に配置された広幅シート3とバンド体
4の接合面は加熱量が不足し、接合強力が不十分となっ
ている。このために、広幅シート3とバンド体4の間の
接合が剥離し易く、剥離して生じた間隙11に連結用紐
体8を容易に挿通することができるという利便性があ
る。
【0013】図4には、上記工事用シート1をパイプ1
4に連結して張設した状態を示している。通常の1.8
m幅のシート2とシート2’をその長手縁部において接
合した広幅シート3を、その四周縁は縁加工9により取
り付けられたアイレット10を用いて紐体でパイプ14
に連結し、広幅シート3の中央部において形成された連
結手段6によりパイプ14に連結し、四周縁のアイレッ
ト10にかかる荷重を軽減してアイレット10部分の破
損等を防止するとともに、風によるはためきの防止効果
も得られるものである。
【0014】本発明に用いられる合成樹脂には、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲において酸化防止剤、紫外線吸
収剤、光安定剤、分散剤、滑剤、帯電防止剤、顔料、難
燃剤、無機充填剤、架橋剤、発泡剤、核剤等の通常用い
られる添加剤を配合することができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の工事
用シートは、少なくとも2枚のシートを接合して1枚の
広幅シートとして用いることにより張設作業の煩雑さを
軽減し、繋ぎ部分の隙間の問題を減少させるとともに、
接合した広幅シートの中央部に設けた連結手段によりシ
ートをパイプ等に連結して固定し、四周縁に掛かる風圧
等の荷重を軽減し、かつはためきによる騒音を低下させ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる工事用シートの全体斜視図であ
る。
【図2】図1の一部拡大図である。
【図3】本発明にかかる工事用シートの製造法の一例を
概略的に示す説明図である。
【図4】本発明にかかる工事用シートを張設した状態の
説明図である。
【符号の説明】
1 工事用シート 2、2’ シート 3 広幅シート 4 バンド体 5 帯状体 6 連結手段 7 開口部 8 連結用紐体 9 縁加工 10 アイレット 11 間隙 12 ノズル 13 ローラ 14 パイプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形をなす合成樹脂製シートの中央部
    にバンド体およびバンド体の上にバンド体より広幅の帯
    状体を重ねて接合してなる連結手段を備えたシートであ
    って、前記帯状体の長尺方向の中央に沿って間隔を置い
    て複数の開口部が設けられ、該開口部に表出するバンド
    体とシートとの間隙に連結用紐体が挿通されてなること
    を特徴とする工事用シート。
JP28376999A 1999-10-05 1999-10-05 工事用シート Pending JP2001107570A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005349251A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Fujikura Kasei Co Ltd 塗料ミスト飛散防止用シート及びその展張方法
JP2012062710A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Three M Innovative Properties Co 防音シート

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005349251A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Fujikura Kasei Co Ltd 塗料ミスト飛散防止用シート及びその展張方法
JP4603821B2 (ja) * 2004-06-08 2010-12-22 藤倉化成株式会社 塗料ミスト飛散防止用シート及びその展張方法
JP2012062710A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Three M Innovative Properties Co 防音シート

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