JP2001106626A - 眼灌流・洗浄液及びその沈殿防止方法 - Google Patents

眼灌流・洗浄液及びその沈殿防止方法

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JP2001106626A
JP2001106626A JP28682299A JP28682299A JP2001106626A JP 2001106626 A JP2001106626 A JP 2001106626A JP 28682299 A JP28682299 A JP 28682299A JP 28682299 A JP28682299 A JP 28682299A JP 2001106626 A JP2001106626 A JP 2001106626A
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solution
perfusion
ion
bag
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JP28682299A
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Katsuhiro Inada
勝弘 稲田
Hironori Fujii
博教 藤井
Hidekatsu Shoji
英克 庄司
Junji Kaga
順二 加賀
Nobuaki Sumiyoshi
信昭 住吉
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Senju Pharmaceutical Co Ltd
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Senju Pharmaceutical Co Ltd
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】沈殿析出が抑制された眼灌流・洗浄液、特に包
装体形態のそれを提供。 【解決手段】炭酸水素イオンとカルシウムイオン及び/
又はマグネシウムイオンとを含有する眼灌流・洗浄液に
おいて、更にエデト酸、酒石酸、L−グルタミン酸、L
−ピログルタミン酸、D−アスパラギン酸、ソルビン
酸、乳酸、リンゴ酸、グルコン酸、マレイン酸、マロン
酸及びエチレンジアミンテトラ酢酸からなる群から選ば
れる少なくとも1種の有機酸又はその塩類を添加配合し
たことを特徴とする眼灌流・洗浄液。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は眼灌流・洗浄液、よ
り詳しくは、炭酸カルシウムや炭酸マグネシウムの沈殿
析出を防止した、眼科手術時の眼内及び眼外灌流、洗浄
に用いられる液、上記沈殿析出の防止方法、及び該液の
包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】白内障手術、硝子体手術、緑内障手術等
の眼科手術時等に、眼内及び眼外灌流、洗浄に用いられ
る液としては、現在、「オペガード」(千寿製薬株式会
社製造、武田薬品工業株式会社販売)及び「ビーエスエ
スプラス」(BSS PLUS、参天製薬株式会社輸入
販売)が市販されている。
【0003】前者のオペガードは、有効成分の一つとし
てのデキストロースを含むpH7.2〜8.2の範囲の
液状形態に調整されているが、該デキストロースは酸性
域で安定なため、長期保存安定性に欠ける不利がある。
【0004】また、後者のビーエスエスプラスは、オキ
シグルタチオン、デキストロース、カルシウムイオン及
びマグネシウムイオンを含む溶液(10ml又は20m
l)と、炭酸水素イオンを含む希釈液(240ml又は
480ml)とを、別々のガラスバイアルに収容し、使
用時に両頭針のついた移注器を用いてオキシグルタチオ
ン等を含む溶液を、希釈液の入ったガラス容器に移注
し、混注後使用する形態となっている。これはオキシグ
ルタチオン及びデキストロースが、pH7以上での長期
に亘る安定維持が困難であることと、カルシウムイオン
及びマグネシウムイオンは長期間希釈液と接触する場合
には沈殿を生じる不利があるという理由による。
【0005】しかるに、上記ビーエスエスプラスは、長
期安定に保存できるものである反面、その使用時には、
下記(1)〜(4)に従う移注手順を必要とし、これに伴われ
る、例えば下記(a)〜(f)等の欠点がある。 (1) 10ml又は20mlのオキシグルタチオン溶液を
収容したガラス容器(ボトル)のゴム栓を外し、移注器
の一方の針(樹脂針)のキャップを外し、該樹脂針を上
記ボトルのゴム栓に突き刺す、(2) 次に、移注針の他方
の針(ステンレス針)のキャップを外し、(3) 希釈液を
入れたガラス容器(ボトル)のアルミカバーを外し、ス
テンレス針を該ボトルのゴム栓に突き刺す、(4) 注入後
2液をよく混合する。 (a) 上記操作自体煩雑であり、特にオキシグルタチオン
溶液を収容したボトルのゴム栓に、樹脂針を突き刺す操
作は、かなり困難である、(b) 2液の混注に時間がかか
りすぎ、救急使用時等には迅速に対応できない、(c) 上
記混注時における細菌汚染の危険は避けられない、(d)
同一ボトルのゴム栓に樹脂針を2回以上刺したりする
と、それだけ異物混入の危険が多くなる、(e) 上記混合
手順を間違うと混合されないか混合後に液の濃度が変化
する、(f) 混注されないで希釈液だけが誤って投与され
る可能性もある。
【0006】更に、上記オペガード及びビーエスエスプ
ラスは勿論のこと、この種の眼灌流、洗浄液は、炭酸水
素イオンとカルシウムイオン又はマグネシウムイオンと
を共存させると、炭酸カルシウムや炭酸マグネシウムの
沈殿が析出するという致命的欠点があった。また、之等
は一般に炭酸水素イオンを用いてpH8付近のアルカリ
域に調整されるため、通常のガラスバイアル等のガラス
製容器に充填後、加熱滅菌して保存すると、経時的にガ
ラスフレークが発生するという致命的欠点もあった。
【0007】従って、従来の眼灌流、洗浄液に代わっ
て、之等に認められる欠点を全て解消された、新しい眼
灌流、洗浄液の開発が当業界で要望されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、上記従来技術に見られる欠点を解消して、炭酸水素
イオンとカルシウムイオン及びマグネシウムイオンとを
共存させる際に見られる沈殿の析出を防止して、長期間
安定な、改善された眼灌流・洗浄液を提供することにあ
る。
【0009】本発明者らは、上記目的より鋭意研究を重
ねた結果、炭酸水素イオンとカルシウムイオン及びマグ
ネシウムイオンと共に、更に特定の有機酸又はその塩類
から選ばれる少なくとも1種を配合するときには、沈殿
の析出が見事に防止され、長期間安定な眼灌流・洗浄液
が得られることを見出し、ここに本発明を完成するに至
った。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、炭酸水
素イオンとカルシウムイオン及び/又はマグネシウムイ
オンとを含有する眼灌流・洗浄液において、更にエデト
酸、酒石酸、L−グルタミン酸、L−ピログルタミン
酸、D−アスパラギン酸、ソルビン酸、乳酸、リンゴ
酸、グルコン酸、マレイン酸、マロン酸及びエチレンジ
アミンテトラ酢酸からなる群から選ばれる少なくとも1
種の有機酸又はその塩類を添加配合したことを特徴とす
る眼灌流・洗浄液、特にpHが6.5〜8.0である上
記眼灌流・洗浄液が提供される。
【0011】また、本発明によれば、炭酸水素イオンと
カルシウムイオン及び/又はマグネシウムイオンとを含
有する眼灌流・洗浄液に、エデト酸、酒石酸、L−グル
タミン酸、L−ピログルタミン酸、D−アスパラギン
酸、ソルビン酸、乳酸、リンゴ酸、グルコン酸、マレイ
ン酸、マロン酸及びエチレンジアミンテトラ酢酸からな
る群から選ばれる少なくとも1種の有機酸又はその塩類
を添加配合して、炭酸カルシウム及び/又は炭酸マグネ
シウムの沈殿析出を防止する方法、特にpHを6.5〜
8.0として上記沈殿析出を防止する方法が提供され
る。
【0012】更に、本発明によれば、上記眼灌流・洗浄
液がガス透過性プラスチック製複室バッグの一室に封入
され、該バッグがガス非透過性プラスチック包装材で包
装され、更に複室バッグと包装材との空間部が炭酸ガス
雰囲気とされ且つ該空間部にピンホール検知剤が配置さ
れる、上記眼灌流・洗浄液の包装体が提供される。
【0013】本発明により提供される包装体形態の眼灌
流・洗浄液の好ましい態様としては、以下のものを挙げ
ることができる。 (1)ガス透過性プラスチック製複室バッグをガス非透過
性プラスチック包装材で包装した包装体であって、該複
室バッグはオキシグルタチオン及びデキストロースから
選ばれる少なくとも1種を含む薬液(以下「GSSG/
GLU液」という)又は固形剤(以下「GSSG/GL
U固形剤」という)が封入されたA室と、炭酸水素イオ
ンを含む薬液(以下「炭酸水素イオン液」という)が封
入されたB室とを少なくとも有しており、上記複室バッ
グと包装材との空間部は炭酸ガス雰囲気とされており、
且つ該空間部にはピンホール検知剤が配置されており、
上記B室に更に、カルシウムイオン及びマグネシウムイ
オンから選ばれる少なくとも1種、好ましくは両者(以
下「Ca/Mg液」という)、及びエデト酸、酒石酸、
L−グルタミン酸、L−ピログルタミン酸、D−アスパ
ラギン酸、ソルビン酸、乳酸、リンゴ酸、グルコン酸、
マレイン酸、マロン酸及びエチレンジアミンテトラ酢酸
からなる群から選ばれる少なくとも1種の有機酸又はそ
の塩類(以下「有機酸類」という)が配合されている眼
灌流・洗浄液バッグ包装体。 (2) A室に封入される薬液が、pH2.5〜6.5の
もの、より好ましくはpH3.0〜6.0である眼灌流
・洗浄液バッグ包装体。 (3) B室に封入される薬液が、pH6.0〜9.0の
もの、より好ましくはpH6.5〜8.0のものである
眼灌流・洗浄液バッグ包装体。 (4) 複室バッグ内容物を混ぜ合わせて形成される眼灌
流・洗浄液が、その1000ml当たりに下記許容範
囲、より好ましくは下記好適範囲から選ばれる各成分を
含有するように調整される眼灌流・洗浄液バッグ包装
体。
【0014】 成分 許容範囲(g) 好適範囲(g) オキシグルタチオン 0〜0.5 0〜0.3 デキストロース 0.4〜1.8 0.7〜1.65 炭酸水素ナトリウム 1.5〜2.5 1.9〜2.3 塩化カルシウム(無水物として) 0.09〜0.17 0.1〜0.15 塩化マグネシウム又は硫酸マグネシウム (いずれも無水物として) 0.07〜0.18 0.08〜0.16 有機酸類(無水物として) 0.05〜6 0.1〜3 (5) 複室バッグと包装材との空間部が、炭酸ガス濃度
0.5〜20v/v%、より好ましくは1〜15v/v%の炭
酸ガス雰囲気とされる眼灌流・洗浄液バッグ包装体。
【0015】本発明眼灌流・洗浄液は、炭酸水素イオン
とカルシウムイオン及び/又はマグネシウムイオンとの
共存にも拘わらず、炭酸カルシウムや炭酸マグネシウム
の沈殿析出が見事に防止されており、液の長期に亘る安
定化がはかり得る。
【0016】また、包装体形態の本発明眼灌流・洗浄液
は、ガス非透過性プラスチック包装材の利用と共に、空
間部を炭酸ガス雰囲気としたことに基づいて、炭酸水素
イオン液から発生する炭酸ガスの大気中への揮散が防止
でき、これにより該液のpH値を一定値に保持できる利
点が保証される。
【0017】該包装体は、殊に上記空間部にピンホール
検知剤を配置したことに基づいて、長期保存時や包装材
におけるピンホール発生等のトラブルによる眼灌流・洗
浄液のpH変化及びこれに伴われる劣化を容易に目視確
認することができる。
【0018】更に、該包装体は、特にプラスチック製バ
ッグを利用する構成の採用に基づいて、破損やガラスフ
レーク発生の危険を回避でき、軽量化を図ることがで
き、また通常の操作で容易に製造できる利点もある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の眼灌流・洗浄液に
つき、包装体形態のそれを例にとり詳述すれば、該液
は、炭酸水素イオンとカルシウムイオン及び/又はマグ
ネシウムイオンとを含有することを必須として、通常の
この種眼灌流・洗浄液と同様に、GSSG/GLU液又
はGSSG/GLU固形剤、炭酸水素イオン液、Ca/
Mg液及び有機酸類から構成することができる。
【0020】尚、本明細書においてイオン及び塩濃度の
表示は、特に明記する場合を除いて、複室バッグの各室
内容物(封入物)を混合して調整される眼灌流、洗浄液
のイオン及び塩濃度(無水物換算とする)を示すものと
する。
【0021】GSSG/GLU液及び炭酸水素イオン液
の各液(A室封入液及びB室封入液)は、それぞれ、オ
キシグルタチオン及び/又はデキストロース及び炭酸水
素イオンを必須成分とし、更に炭酸水素イオン液には、
Ca/Mg液と共に沈殿防止のための有機酸類を含ませ
ることが重要である。
【0022】ここで、有機酸類は、液中に共存する炭酸
水素イオンとカルシウムイオンやマグネシウムイオンと
の反応によって炭酸カルシウムや炭酸マグネシウムの沈
殿が生成するのを防止する作用を奏し得る化合物から選
択される。該化合物としては、エデト酸、酒石酸、L−
グルタミン酸、L−ピログルタミン酸、D−アスパラギ
ン酸、ソルビン酸、乳酸、リンゴ酸、グルコン酸、マレ
イン酸及びマロン酸、並びに之等のナトリウム塩、カリ
ウム塩等のアルカリ金属塩類及びエタノールアミン塩、
N−メチルグルカミン塩、アミノ酸塩等の有機塩基との
塩からなる群から選ばれる少なくとも1種を使用する。
その配合量は、カルシウムイオン及びマグネシウムイオ
ンの量や炭酸水素イオン液の濃度等に応じて適宜決定で
きる。通常眼灌流・洗浄液中に添加されるカルシウムイ
オン及びマグネシウムイオンに対して0.5〜5モル当
量程度、好ましくは0.5〜3モル当量程度含まれる量
となる範囲から選ばれるのがよい。上記配合量を各有機
酸についてグラム数に換算して示せば、下記表1の通り
である。
【0023】
【表1】
【0024】これら各成分の組成は適宜決定することが
できる。即ち、各室封入成分を混合した液が従来より汎
用されているこの種の眼内灌流、洗浄液の組成と同様の
もの又は之等を若干変更したものとすることができる。
代表的な眼灌流、洗浄液組成例としては、各液を混ぜ合
わせて調製される眼灌流、洗浄液が前述した組成範囲と
なるものを例示できる。
【0025】GSSG/GLU液及び炭酸水素イオン液
(Ca/Mg液及び有機酸類を含む)のそれぞれには、
更に例えばリン酸イオン、銅、亜鉛等の微量金属のイオ
ン等を含ませることもできる。
【0026】また、GSSG/GLU液中には、塩化ナ
トリウムや塩化カリウム等を加えてナトリウムイオン、
カリウムイオン及び塩素イオン等を含ませるのがよい。
之等の配合量は、通常塩化ナトリウムでは約0.5〜
0.9w/v%、好ましくは約0.6〜0.8w/v%の範囲
であるのがよく、塩化カリウムでは約0.02〜0.0
5w/v%、好ましくは約0.025〜0.045w/v%の
範囲であるのが望ましい。尚、上記ナトリウムイオン及
びカリウムイオンは、炭酸水素イオン液及びCa/Mg
液中にも適宜加えることができる。
【0027】炭酸水素イオン液中に配合される炭酸水素
イオンを生ずる化合物は、炭酸水素ナトリウム、炭酸水
素アンモニウム、炭酸水素カリウム、その他の炭酸水素
塩のいずれでもよく、之等は水溶液形態で用いられる。
また、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸イ
オンを生じる炭酸塩水溶液は、之等を炭酸塩として添加
しても、調製される薬液のpH範囲では炭酸水素イオン
を生じるため、之等も上記炭酸水素イオンを生じる化合
物として炭酸水素イオン液に添加配合することができ
る。之等各水溶液の炭酸水素イオン濃度は、特に限定さ
れるものではないが、通常15〜50mM程度の範囲に
あるのが普通であり、これは例えば炭酸水素ナトリウム
水溶液の場合、約0.1〜0.4w/v%の濃度に相当す
る。特に好ましい炭酸水素ナトリウム水溶液の濃度範囲
は、約0.16〜0.24w/v%である。
【0028】炭酸水素イオン液に添加配合されるCa/
Mg液を構成する、カルシウムイオンを生じる化合物及
びマグネシウムイオンを生じる化合物としては、例えば
カルシウム及びマグネシウムの塩化物、硫酸塩等のこの
種眼灌流、洗浄液に慣用されるもののいずれであっても
よい。
【0029】炭酸水素イオン液は、含有される炭酸水素
イオンの安定性を考慮して、通常、適当なpH調整剤、
例えば水酸化ナトリウム、塩酸等を用いてpHを約6.
0〜9.0、好ましくは約6.5〜8.0の範囲に調整
されるのがよい。また、該液には、更に緩衝作用を有す
る例えばリン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリ
ウム、リン酸水素二カリウム、リン酸二水素カリウム、
酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等の緩衝剤を添加するこ
ともでき、これにより急激なpH変化を防止することが
できる。かかる緩衝剤は、複室バッグの各室内薬液を混
合したときに充分な緩衝能を発揮できる濃度で用いられ
るのがよい。該濃度は、例えばリン酸水素二ナトリウム
を例にとれば、約0.03〜0.06w/v%、好ましく
は約0.035〜0.05w/v%の範囲から選ばれるの
がよい。また、酢酸ナトリウムでは、約0.02〜0.
06w/v%、好ましくは約0.03〜0.05w/v%の範
囲から選ばれるのがよい。
【0030】一方、GSSG/GLU液は、該液中のオ
キシグルタチオン及び/又はデキストロースを安定に保
持するために、通常上記と同様のpH調整剤を用いてp
H約2.5〜6.5の範囲、好ましくは約3.0〜6.
0の範囲に調整されるのがよい。該液にも、上記と同様
に、緩衝作用を有する酢酸ナトリウムや酢酸カリウム等
の緩衝剤を添加することができる。
【0031】本発明においてはまた、前記GSSG/G
LU液に代えて、GSSG/GLU固形剤を利用するこ
ともできる。該GSSG/GLU固形剤には、更に、
銅、亜鉛等の微量金属の塩や、塩化ナトリウム、塩化カ
リウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリ
ウム、リン酸水素二カリウム、リン酸二水素カリウム等
のナトリウム塩、カリウム塩、リン酸塩等を添加するこ
ともできる。之等の添加量は、之等を混合して得られる
眼灌流、洗浄液中の之等イオン濃度が前述した範囲とな
る量とすればよい。
【0032】上記GSSG/GLU固形剤は、その構成
成分化合物を、通常入手される形態、例えば粉末形態で
単に混合して粉末形態に調整してもよく、各成分混合物
を常法に従い賦形して細粒、顆粒、錠剤等の形態に調整
することもできる。また、各成分を水その他の適当な溶
媒に溶解した溶液を通常の方法に従い凍結乾燥して得ら
れる凍結乾燥粉末等の形態とすることもできる。
【0033】本発明包装体において、眼灌流、洗浄液の
各成分を各室に封入(収容、充填)するためのガス透過
性プラスチック製複室バッグとしては、例えばポリエチ
レン製、エチレン酢酸ビニル共重合体製、ポリプロピレ
ン製、ポリ塩化ビニル製のものや之等を適当な比率で配
合あるいはラミネートしたものを例示できる。該バッグ
の形状、大きさ、厚さ等には特に制限はなく、一般には
長方形のものがよく用いられる。該バッグの内容量は、
一般的には約20ml程度から3リットル程度の範囲と
され、厚さは100〜500μm程度の範囲とされるの
が望ましい。
【0034】上記バッグは、連通可能な隔壁を有する少
なくとも2室からなるガス透過性プラスチック製バッグ
であるのがよい。かかるバッグは、輸液分野では既に知
られており、例えば2室の連通部を閉鎖する手段が設け
られたもの(特公昭63−20550号公報、実公昭6
3−17474号公報等参照)や、2室を区画するシー
ル部が押圧により連通できるもの(特開昭63−309
263号公報、特開平2−4671号公報等参照)等を
例示することができる。本発明では之等バッグの少なく
とも1室に前記炭酸水素イオン液(Ca/Mg液及び有
機酸類を含有するもの)が封入され、他の少なくとも1
室にGSSG/GLU液又はGSSG/GLU固形剤が
封入されればよい。
【0035】ガス非透過性プラスチック包装材における
「ガス非透過性」とは、厳密にガスを透過しないという
意味ではなく、そのガス透過性が上記眼灌流、洗浄液
(そのための各液)を封入するバッグのそれよりも相対
的に小さいことを意味している。例えば上記バッグと同
一の材質でもその厚みが大きい場合には、本発明にいう
ガス非透過性プラスチック包装材として利用することが
できる。かかる包装材としては、通常のもの、例えばポ
リエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナ
フタレート(PEN)、ポリビニルアルコール(PV
A)、エチレンビニルアルコール共重合体(EVO
H)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ナイロン等の
材質のものや、之等の表面に更に酸化珪素、酸化アルミ
ニウム等の無機物を蒸着させたものや、之等各種材質の
多層フィルム(ラミネートフィルム)からなるものを例
示できる。之等包装材の形状及び大きさは、前記ガス透
過性プラスチック製バッグを収容できることを前提とし
て特に制限されない。但し、この収容後にバッグとの間
を炭酸ガス雰囲気とすることのできる空間部が存在し得
る形状及び大きさとされるのが好ましく、一般には、上
記ガス透過性プラスチック製バッグの約1.2〜3倍容
量程度の大きさであるのが望ましい。
【0036】本発明によれば、上記バッグと包装材との
空間部が炭酸ガス雰囲気とされ、且つ該空間部にピンホ
ール検知剤が配置される。
【0037】ここで、上記バッグと包装材との空間部を
炭酸ガス雰囲気とするための手段としては、例えばまず
第1に炭酸ガスと空気との混合ガスや炭酸ガスと窒素ガ
スとの混合ガス等の炭酸ガスを含有する混合ガスを上記
空間部に封入する方法を採用できる。この方法におい
て、用いられる混合ガスの炭酸ガス濃度は、バッグに充
填される眼灌流、洗浄液の種類、特にその炭酸水素イオ
ン濃度及びpHに応じて適宜決定される。例えば上記液
として炭酸水素ナトリウム2.1gを滅菌精製水に溶解
させて全量を1リットルとした水溶液を選ぶ場合、該水
溶液の炭酸水素イオン濃度は25mMであり且つpHは
8.2であり、この値を保持するためには、上記混合ガ
ス雰囲気の炭酸ガス濃度を約0.5〜20%程度とする
のがよい。
【0038】本発明における炭酸水素イオン液の炭酸水
素イオン濃度及びpHは、一般に15〜50mM程度及
び6.0〜9.0程度であるから、上記空間部の炭酸ガ
ス分圧は、通常約1mmHg〜250mmHgの範囲に調整され
るのがよく、これに応じて上記混合ガス中の炭酸ガスの
含有比率を選択するのが好ましい。より詳しくは、製造
後の炭酸水素イオン液のpHが所定の範囲内にある場合
には、空間部に封入する炭酸ガスは該薬液の炭酸ガス分
圧にほぼ等しくなるようにすればよい。
【0039】また、上記バッグと包装材との空間部を炭
酸ガス雰囲気とするための他の手段としては、例えば上
記空間部に存在する酸素ガスを吸収し、この吸収量に対
して一定割合の容積の炭酸ガスを放出する、炭酸ガス発
生型脱酸素剤を、上記空間部に封入する手段を挙げるこ
とができる。この炭酸ガス発生型脱酸素剤としては、例
えば三菱瓦斯化学株式会社製「エージレスG」及び同
「エージレスGM」や凸版印刷株式会社製の鮮度保持剤
Cタイプ等を例示することができる。之等は通常入手さ
れる形態のままで上記空間部に封入して用いることがで
きる。
【0040】本発明に従う、眼灌流、洗浄液のバッグへ
の充填、滅菌、包装材による包装等は、通常の注射液の
製造方法と同様にして容易に行なうことができる。
【0041】本発明の好ましい1実施態様によれば、上
記バッグと包装体との空間部に更にピンホール検知剤が
配置される。該ピンホール検知剤としては、ピンホール
発生などによる該空間部からの炭酸ガスの漏出を、色調
変化によって目視確認できるものであれば特に限定なく
使用することができる。具体的には、例えばWO99/
21527号に記載の重炭酸イオンを含む液と該液のp
H変化に応じて色調変化を起こすpH指示薬とをガス透
過性プラスチック製小容器に封入してなるpHインジケ
ーターや、適当なpH指示薬を含む水溶液又は有機溶剤
溶液を担体に保持させてなるピンホール検知剤などを使
用することができる。上記においてpH指示薬は、炭酸
ガスが存在する場合にその色調が酸性色であり、炭酸ガ
スが漏出した場合には塩基性色に変色する酸塩基指示薬
から選択することができる。その具体例としては、例え
ばm−クレゾールパープル、チモールブルー、クレゾー
ルレッド、フェノールフタレイン、ブロモチモールブル
ー、フェノールレッド、ジブロムフェノールテトラブロ
ム、メチルチモールブルー、アリザリン、キシリトール
オレンジ、ブロモフェノールレッド、コンゴーレッド、
アリザリンスルホン酸ナトリウム等を例示できる。ま
た、上記担体としては例えば濾紙、結晶セルロース、珪
藻土、タルク、モンモリロナイト、ベントナイト、カオ
リナイト、エチルセルロース、ポリビニルアルコール、
澱粉などを例示できる。好ましいピンホール検知剤は後
記参考例において詳述する。
【0042】上記ピンホール検知剤の前記空間部への配
置(封入)は、単にバッグと該検知剤とを一緒に包装材
にて包装することにより実施でき、その配置位置は、該
検知剤が包装材による包装後にも外部から目視できる限
り特に限定はない。かくして、ピンホールの発生を目し
判別可能な、所望の本発明眼灌流、洗浄液(包装体形
態)を得ることができる。
【0043】本発明眼灌流、洗浄液(包装体形態)の好
ましい一実施態様は、添付図面(図1)に示す通りであ
る。該図によれば、本発明包装体は、炭酸水素イオン液
及びGSSG/GLU液(内容液、1及び1)を、弱シ
ール部6で区画された各室に、それぞれ封入してなるガ
ス透過性プラスチック製複室バッグ2、該バッグを包装
したガス非透過性プラスチック包装材3及び上記バッグ
と包装材との空間部4に配置されたピンホール検知剤5
からなり、且つ該空間部は炭酸ガス雰囲気とされてい
る。該包装体は、この構成の採用によって、本発明所期
のバッグ内炭酸水素イオン液のpH変化を目視確認でき
る効果を有すると共に、前述した各種の効果を奏し得
る。
【0044】
【実施例】以下、本発明を更に詳しく説明するため、試
験例、参考例及び実施例を挙げる。
【0045】
【試験例1】下記表2に処方No.1として示す組成の眼
灌流・洗浄液用基本処方液(これを対照液とする)に、
各有機酸又はその塩類の所定量を添加配合して供試液
(処方No.2:比較液、処方No.3〜13:本発明液)を
調製した。
【0046】
【表2】
【0047】得られた供試液をメンブランフィルター
(0.22μm)にて濾過滅菌し、無色のガラスアンプ
ル(5ml)に充填し、40℃、25℃及び4℃の各温
度条件下に1週間保存して、不溶性異物の析出試験を行
なった。該試験は日本薬局方の通則及び一般試験法に準
じて、容器に入った状態で、白色光源を用いて、300
0〜5000ルックスの明るさの位置で肉眼観察し、容
易に検出される不溶性物質がない場合を○印、不溶性物
質が検出される場合を×印として、得られた結果を下記
表3に示す。
【0048】
【表3】
【0049】表3より、本発明に従う特定の有機酸類の
添加配合によれば、不溶性物質の析出が防止されている
ことが明らかである。
【0050】
【参考例1】ピンホール検知剤の製造 チモールブルー1gに0.28%炭酸水素ナトリウム水
溶液を加えて溶解して50lとした(20w/v ppm)。
この液1mlを、縦型三方シール機により延伸ポリプロ
ピレン(外側、厚み:30μm)と直鎖状低密度ポリエ
チレン(内側、厚み:60μm)のラミネートフィルム
中に封入し、外寸が縦40mm、横20mmで、内寸が
縦30mm、横12mmのpHインジケーターを作成し
た。このものは、使用時まで、ナイロン(厚み:15μ
m)/ポリビニルアルコール(厚み:18μm)/低密
度ポリエチレン(厚み:60μm)のラミネートフィル
ムで作成した袋に、炭酸ガス10%と空気90%の混合
ガスと共に封入して保存した。
【0051】
【実施例1〜3】本発明眼灌流・洗浄液の包装体の製造 ポリエチレン製の、連通可能な隔壁を有する2室からな
るプラスチックバッグ(厚み:約260μm)の各室
に、それぞれ下記薬液又は固形剤を充填閉塞し、熱水シ
ャワー滅菌した。このものを、参考例1で作製したピン
ホール検知剤と共に炭酸ガス10%と空気90%との混
合ガスで置換して、ナイロン(厚み:15μm)/ポリ
ビニルアルコール(厚み:18μm)/ポリエチレン
(厚み:60μm)のラミネートフィルム袋(二次包装
材)中に封入して(空間量:400ml)、本発明眼灌
流、洗浄液バッグの包装体を得た。 (1)実施例1の包装体 (A室)下記組成の薬液 オキシグルタチオン 0.09g デキストロース 0.46g 塩化ナトリウム 3.32g 塩化カリウム 0.19g 塩酸 適量 水酸化ナトリウム 適量 滅菌精製水 全体を150mlとする量 pH 4.5 (B室)下記組成の薬液 炭酸水素ナトリウム 1.05g 酢酸ナトリウム・3水和物 0.30g エデト酸二ナトリウム 0.63g 塩化カルシウム・2水和物 0.08g 塩化マグネシウム・6水和物 0.10g 塩酸 適量 水酸化ナトリウム 適量 滅菌精製水 全体を350mlとする量 pH 7.8 (2)実施例2の包装体 (A室)下記組成の薬液 オキシグルタチオン 0.18g デキストロース 1.5g 塩化ナトリウム 6.7g 塩化カリウム 0.36g 塩酸 適量 水酸化ナトリウム 適量 滅菌精製水 全体を500mlとする量 pH 3.5 (B室)下記組成の薬液 炭酸水素ナトリウム 2.1g 酢酸ナトリウム・3水和物 0.5g 酒石酸ナトリウムカリウム・4水和物 0.96g 塩化カルシウム・2水和物 0.2g 硫酸マグネシウム・7水和物 0.15g 塩酸 適量 水酸化ナトリウム 適量 滅菌精製水 全体を500mlとする量 pH 7.8 (3)実施例3の包装体 (A室)下記組成の薬液 デキストロース 0.75g 塩化ナトリウム 3.3g 塩化カリウム 0.18g 塩酸 適量 水酸化ナトリウム 適量 滅菌精製水 全体を150mlとする量 pH 5.0 (B室)下記組成の薬液 炭酸水素ナトリウム 1.05g 酢酸ナトリウム・3水和物 0.3g L−グルタミン酸 0.5g 塩化カルシウム・2水和物 0.09g 硫酸マグネシウム・7水和物 0.15g 塩酸 適量 水酸化ナトリウム 適量 滅菌精製水 全体を350mlとする量 pH 7.2 上記実施例1及び3のそれぞれで作製した本発明眼灌
流、洗浄液バッグ包装体の各包装材に、注射針(27
G、テルモ社、ネオラス)で、ピンホール(長径:約5
00μm、短径:約50μm)をあけ、ピンホール検知
剤の変色を観察した。
【0052】その結果、いずれも3日後に、ピンホール
検知剤は緑色になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明眼灌流、洗浄液バッグ包装体の一実施態
様を示す概略図である。
【符号の説明】
1 眼灌流、洗浄液 2 ガス透過性プラスチック製複室バッグ 3 ガス非透過性プラスチック包装材 4 上記バッグ2と包装材3との空間部 5 ピンホール検知剤 6 ガス透過性プラスチック製複室バッグの弱シール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/12 A61P 27/04 47/16 C11D 7/10 A61P 27/04 7/12 C11D 7/10 7/26 7/12 7/32 7/26 17/04 7/32 17/08 17/04 A61J 1/00 333C 17/08 390S (72)発明者 藤井 博教 兵庫県神戸市西区南別府4丁目366番地の 1−407号 (72)発明者 庄司 英克 徳島県板野郡北島町新喜来字二分1−10 (72)発明者 加賀 順二 徳島県板野郡北島町江尻字山王宮11−1 (72)発明者 住吉 信昭 徳島県鳴門市撫養町立岩字七枚28番地 第 一城見橋コーポ35号 Fターム(参考) 4C076 AA12 BB24 CC45 CC46 DD42E DD43E DD51E FF15 FF61 FF70 4C086 AA01 HA04 HA16 MA03 MA17 NA02 ZA33 ZC80 4H003 BA12 BA21 DA12 DA20 EA07 EA12 EA16 EA19 EB07 EB08 EB16 FA28 FA32

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭酸水素イオンとカルシウムイオン及び
    /又はマグネシウムイオンとを含有する眼灌流・洗浄液
    において、更にエデト酸、酒石酸、L−グルタミン酸、
    L−ピログルタミン酸、D−アスパラギン酸、ソルビン
    酸、乳酸、リンゴ酸、グルコン酸、マレイン酸、マロン
    酸及びエチレンジアミンテトラ酢酸からなる群から選ば
    れる少なくとも1種の有機酸又はその塩類を添加配合し
    たことを特徴とする眼灌流・洗浄液。
  2. 【請求項2】 pHが6.5〜8.0である請求項1に
    記載の眼灌流・洗浄液。
  3. 【請求項3】 炭酸水素イオンとカルシウムイオン及び
    /又はマグネシウムイオンとを含有する眼灌流・洗浄液
    に、エデト酸、酒石酸、L−グルタミン酸、L−ピログ
    ルタミン酸、D−アスパラギン酸、ソルビン酸、乳酸、
    リンゴ酸、グルコン酸、マレイン酸、マロン酸及びエチ
    レンジアミンテトラ酢酸からなる群から選ばれる少なく
    とも1種の有機酸又はその塩類を添加配合して、炭酸カ
    ルシウム及び/又は炭酸マグネシウムの沈殿析出を防止
    する方法。
  4. 【請求項4】 眼灌流・洗浄液のpHを6.5〜8.0
    とする請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 ガス透過性プラスチック製複室バッグを
    ガス非透過性プラスチック包装材で包装した包装体であ
    って、(1)該複室バッグはオキシグルタチオン及びデキ
    ストロースから選ばれる少なくとも1種を含む薬液又は
    固形剤が封入されたA室と、炭酸水素イオンを含む薬液
    が封入されたB室とを少なくとも有しており、(2)上記
    複室バッグと包装材との空間部は炭酸ガス雰囲気とされ
    ており、(3)該空間部にはピンホール検知剤が配置され
    ており、(4)上記B室に封入された薬液には更にカルシ
    ウムイオン及びマグネシウムイオンから選ばれる少なく
    とも1種及びエデト酸、酒石酸、L−グルタミン酸、L
    −ピログルタミン酸、D−アスパラギン酸、ソルビン
    酸、乳酸、リンゴ酸、グルコン酸、マレイン酸、マロン
    酸及びエチレンジアミンテトラ酢酸からなる群から選ば
    れる少なくとも1種の有機酸又はその塩類が配合されて
    いることを特徴とする眼灌流、洗浄液バッグ包装体。
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