JP2001101370A - 情報処理媒体 - Google Patents

情報処理媒体

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JP2001101370A
JP2001101370A JP28253299A JP28253299A JP2001101370A JP 2001101370 A JP2001101370 A JP 2001101370A JP 28253299 A JP28253299 A JP 28253299A JP 28253299 A JP28253299 A JP 28253299A JP 2001101370 A JP2001101370 A JP 2001101370A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信特性を良好に保ったまま、複数のICモ
ジュールを駆動するICカード等の情報処理媒体を提供
する。 【解決手段】 非接触ICカード10は、外部通信用コ
イル11及び第1のICチップ12を有する共振回路兼
用ICモジュール14と、内部通信用コイル16及び第
2のICチップ15を有する非接触ICモジュール17
とを、カード基材18の外形内に収め、外部通信用コイ
ル11と内部通信用コイル16の電磁結合を利用して第
1のICチップ12及び第2のICチップ15を非接触
にて駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のICチップ
を有するICカード等の情報処理媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ICカードは、接続端子を介してデータ
通信を行う接触ICカードと、コイルを通じて電磁誘導
により通信を行う非接触ICカードに分類され、接触I
Cカードは、主に決済用途に用いられ、非接触ICカー
ドは、主に交通システム等のゲートアクセス管理に用い
られている。また、近年、接触ICカードの機能と非接
触ICカードの機能を1つのICチップで併せ持つ接触
/非接触共用ICカードが開発されている。
【0003】図15は、従来の非接触ICカード100
の内部構成を示す図である。従来の非接触ICカード1
00は、カード基材108に少なくとも1つのコイル1
01と、コイル101に接続されたICチップ102と
が設けられており、コイル101を通じて、図示しない
外部装置であるリーダライタから送出される交流電磁波
の受信を行い、電力供給及び信号送受信を行うことによ
りカード〜リーダライタ間の通信が行われている。
【0004】また、近年、共振回路を利用した非接触I
Cカード110が開発されている。図16は、共振回路
を利用した従来の非接触ICカードを説明する図であ
る。図16に示す非接触ICカード110は、カード基
材118内に、外部通信用コイル111とコンデンサ1
13とを備えた共振回路114と、少なくともICチッ
プ115及び内部通信用コイル116を有する非接触I
Cモジュール117を備え、リーダライタより送出され
る交流電磁波を共振回路114により効率よく受信し、
共振回路114と非接触ICモジュール117との間に
おいて電磁結合により電力送信及び信号送受信を行って
いる。この手法を用いた場合、リーダライタ間の通信品
質が良くなり、通信距離を伸ばすことが可能となる。
【0005】さらに、非接触ICカードの通信は、各種
ICカード及びリーダライタに応じ、通信方式及び通信
に用いる交流電磁波周波数が異なっており、利用用途等
により、各々のカードが用いられている。さらにまた、
通常、非接触ICカードにおける交流電磁波受信用コイ
ルは、利便性を高めるため、受信効率を高くし、通信距
離を伸ばすため、カードと同等サイズのコイルが用いら
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
のICカードは、前記のようにコイルをカードと同等サ
イズにした場合、カード内に同等サイズのコイルをもつ
非接触ICモジュールを複数個備えることは、困難であ
るという問題点があった。
【0007】つまり、1枚のカード内に複数の非接触I
Cモジュールを備えるためには、少なくとも1つのコイ
ルのサイズを小さくする必要があった。図17は、従来
の技術により、複数の非接触ICモジュールを備えた非
接触ICカードの一例を示す図である。外部通信用コイ
ル121A,121Bは、その大きさがカード基材12
8の外形の約半分程度にしかならず、その結果、通信特
性の劣化を伴ってしまうという問題点があった。
【0008】一方、2つの異なるシステムに対応するた
めには、従来の非接触ICカードを2枚使用する方法が
ある。しかし、従来の非接触ICカードを2枚使用する
場合において、例えば、同じ財布の中で2枚の非接触I
Cカードを重ね合わせたとき、各々の非接触ICカード
内に備えられているコイル間の相互インダクタンスによ
り、各々の非接触ICカードの共振周波数が非接触IC
カード1枚時と比較し、低周波数側にずれる。その結
果、通信特性が劣化するという問題があった。
【0009】本発明の課題は、通信特性を良好に保った
まま、複数のICモジュールを駆動するICカード等の
情報処理媒体を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。すな
わち、請求項1の発明は、外部装置と非接触で情報の授
受を行うための大型の外部通信用コイル(31,41)
及び前記外部通信用コイルに電気的に直接接続された電
荷蓄積手段(33,43)を有する共振回路(34,4
4)と、前記外部通信用コイルと電磁結合し、前記外部
通信用コイルよりも小型の内部通信用コイル(36A,
36B,46A,46B)及び前記内部通信用コイルに
電気的に直接接続されたICチップ(35A,35B,
45A,45B)を有する複数のICモジュール(37
A,37B,47A,47B)とを備える情報処理媒体
(30,40)である。
【0011】請求項2の発明は、請求項1に記載の情報
処理媒体において、前記共振回路の共振周波数は、前記
外部装置の送出する交流電磁波の周波数とほぼ等しいこ
とを特徴とする情報処理媒体である。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の情報処理媒体において、前記複数のICモジュ
ールは、いずれも同じ周波数で動作することを特徴とす
る情報処理媒体である。
【0013】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
までのいずれか1項に記載の情報処理媒体において、前
記複数のICモジュールは、それぞれ通信方式が異なる
ことを特徴とする情報処理媒体である。
【0014】請求項5の発明は、請求項1から請求項4
までのいずれか1項に記載の情報処理媒体において、前
記複数のICモジュールは、いずれも同時駆動しないこ
とを特徴とする情報処理媒体である。
【0015】請求項6の発明は、請求項1から請求項5
までのいずれか1項に記載の情報処理媒体において、前
記ICチップのうち少なくとも1つは、外部装置と接触
して情報の授受を行うことができる接触/非接触共用I
Cチップ(45A)であることを特徴とする情報処理媒
体である。
【0016】請求項7の発明は、外部装置と非接触で情
報の授受を行うための大型の外部通信用コイル(11,
21)及び前記外部通信用コイルに電気的に直接接続さ
れ電荷蓄積手段を含む第1のICチップ(12,22)
を有する共振回路兼用ICモジュール(14,24)
と、前記外部通信用コイルと電磁結合し、前記外部通信
用コイルよりも小型の内部通信用コイル(16,26)
及び前記内部通信用コイルに電気的に直接接続された第
2のICチップ(15,25)を有する1つ以上のIC
モジュール(17,27)とを備える情報処理媒体(1
0,20)である。
【0017】請求項8の発明は、請求項7に記載の情報
処理媒体において、前記共振回路兼用ICモジュールの
共振周波数は、前記外部装置の送出する交流電磁波の周
波数とほぼ等しいことを特徴とする情報処理媒体であ
る。
【0018】請求項9の発明は、請求項7又は請求項8
に記載の情報処理媒体において、前記1つ以上のICモ
ジュール及び前記共振回路兼用ICモジュールは、いず
れも同じ周波数で動作することを特徴とする情報処理媒
体である。
【0019】請求項10の発明は、請求項7から請求項
9までのいずれか1項に記載の情報処理媒体において、
前記1つ以上のICモジュール及び前記共振回路兼用I
Cモジュールは、それぞれ通信方式が異なることを特徴
とする情報処理媒体である。
【0020】請求項11の発明は、請求項7から請求項
10までのいずれか1項に記載の情報処理媒体におい
て、前記1つ以上のICモジュール及び前記共振回路兼
用ICモジュールは、いずれも同時駆動しないことを特
徴とする情報処理媒体である。
【0021】請求項12の発明は、請求項7から請求項
11までのいずれか1項に記載の情報処理媒体におい
て、前記第1のICチップ及び/又は前記第2のICチ
ップのうち少なくとも1つは、外部装置と接触して情報
の授受を行うことができる接触/非接触共用ICチップ
(25)であることを特徴とする情報処理媒体である。
【0022】請求項13の発明は、請求項1から請求項
12までのいずれか1項に記載の情報処理媒体におい
て、前記外部通信用コイルと前記内部通信用コイルは、
互いに隣接していることを特徴とする情報処理媒体であ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の実施の形態について、さらに詳しく説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明の第1実施形態におけ
る非接触ICカード10の概略を説明する図である。な
お、以下の各実施形態の説明において、前述した部分と
同様の機能を果たす部分については、重複する説明を適
宜省略する。非接触ICカード10は、外部通信用コイ
ル11及び外部通信用コイル11に接続された第1のI
Cチップ12を有する共振回路兼用ICモジュール14
と、内部通信用コイル16及び内部通信用コイル16に
接続された第2のICチップ15を有する非接触ICモ
ジュール17とを、カード基材18の外形内に収めてい
る。
【0024】図2は、第1実施形態における非接触IC
カード10をさらに詳しく説明する図であり、図3は、
図2のAA’断面を示す図である。
【0025】各回路の作製は、絶縁性を有するカード基
材18(PVC、150μm厚)の表裏に導体箔(銅箔
18μm厚)を貼り付けた上、エッチング処理により外
部通信用コイル11、コンデンサ部13及び内部通信用
コイル16の形成を行う。外部通信用コイル11は、図
示しない外部のリーダライタから送出される電磁界を効
率よく受信するために、その大きさを大きくすることが
望ましく、カード基材18の外形サイズと同等サイズに
することが望ましい。また、外部通信用コイル11と内
部通信用コイル16との距離は、結合度が高まるように
短いほどよく、隣接することが望ましい。
【0026】コンデンサ部13は、カード基材18の両
面にコンデンサ形成用導体プレート13a,13bを設
けることにより作製した。
【0027】共振回路兼用ICモジュール14及び非接
触ICモジュール17は、外部通信用コイル11及び内
部通信用コイル16の両端にICチップ12及びICチ
ップ15の接続を行うことにより作製した。共振回路兼
用ICモジュール14は、リーダライタから送出される
交流電磁波を最も効率良く受信するため、リーダライタ
の周波数fr と同程度の周波数f1 にて共振することが
望ましく、外部通信用コイル11の自己インダクタンス
L及びコンデンサ部13の静電容量Cを、fr ≒f1
1/{2π√(LC)}となるように調整した。
【0028】共振回路兼用ICモジュール14及び非接
触ICモジュール17は、各々のICモジュールが最も
効率良く通信することが可能なように同じ周波数にて動
作することが望ましい。また、共振回路兼用ICモジュ
ール14及び非接触ICモジュール17は、通信方式が
異なることが望ましい。通信方式が異なることにより、
通信方式の異なる2種のアプリケーションを1枚のカー
ドで処理することが可能となる。さらに、共振回路兼用
ICモジュール14又は非接触ICモジュール17が駆
動しているとき、もう片側のICモジュールは、駆動し
ていないことが望ましい。ICモジュール内において、
ハードウェア制御又はソフトウェア制御により通信方式
を判別し、各々のICモジュールに適した通信方式では
無いと判定された場合、ICモジュールは、ハードウェ
ア制御又はソフトウェア制御によりICチップを非活性
化(低消費電力モード)することが可能となる。2つの
ICモジュールが駆動している場合、各々の駆動状態に
応じて、カード〜リーダライタ間の通信エラーを生じ易
いとともに、ICチップは、駆動しているときに電力を
消費するので、駆動電力不足により通信状態が悪くなる
ためである。
【0029】このようにして得られた共振回路兼用IC
モジュール14及び非接触ICモジュール17形成済み
のカード基材18の上下に図示しない絶縁性基材を重ね
合わせることにより、非接触ICカード10を作製し
た。
【0030】以上のようにして作製した共振回路兼用I
Cモジュール14及び非接触ICモジュール17の共振
周波数は、各々15.4MHz,14.2MHzとなっ
た。共振回路兼用ICモジュール14に備わる第1のI
Cチップ12及び非接触ICモジュール17に備わる第
2のICチップ15の通信方式は、各々、表1のように
設定した。
【0031】
【表1】
【0032】次に、非接触ICカード10の非接触通信
動作について説明する。図示しないリーダライタから送
信される制御信号が非接触ICカード10に届くと、外
部通信用コイル11は、この制御信号を受信し、第1の
ICチップ12に制御信号が到達する。また、外部通信
用コイル11と電磁結合された内部通信用コイル16も
同時に外部通信用コイル11を介して制御信号を受信
し、第2のICチップ15に制御信号が到達する。第1
のICチップ12及び第2のICチップ15は、通信方
式が異なるので、受信した制御信号の通信方式に応じ
て、第1のICチップ12又は第2のICチップ15が
所定の動作を行う。また、通信により非接触ICカード
10への電源供給を同時に行う点は、従来の非接触IC
カードと同じである。
【0033】このように、第1実施形態によれば、1つ
のICモジュールを共振回路兼用ICモジュール14と
したので、コイル11をカード基材18の外形近くまで
大きくすることができた。共振回路兼用ICモジュール
14は、非接触ICモジュール17と電磁結合している
ので、どちらのICモジュールも効率よく通信すること
ができる。よって第1実施形態による非接触ICカード
10は、通信品質(通信可能距離)を損なうことなく2
種の通信方式に対し駆動が可能となった。
【0034】(第2実施形態)図4は、本発明の第2実
施形態における接触/非接触共用ICカード20の概略
を説明する図である。接触/非接触共用ICカード20
は、外部通信用コイル21及び外部通信用コイル21に
接続された第1のICチップ22を有する共振回路兼用
ICモジュール24と、内部通信用コイル26及び内部
通信用コイル26に接続された第2のICチップ25を
有する接触/非接触共用ICモジュール27とを、カー
ド基材28の外形内に収めている。
【0035】図5は、接触/非接触共用ICモジュール
27の構成を説明するための透視図である。接触/非接
触共用ICモジュール27は、表面に接触端子27c、
裏面にコイル26を形成したIC実装基板27dに接触
機能、非接触機能をともに備えた第2のICチップ25
を実装し、第2のICチップ25とIC実装基板27d
上に設けられた接触端子27c及びコイル端子26aと
の接続を金線27aを用いて行い、第2のICチップ2
5、金線27a等をエポキシ樹脂にて樹脂封止してモジ
ュール外装27bを形成し、接触/非接触共用ICモジ
ュール27の作製を行う。
【0036】図6及び図7は、接触/非接触共用ICカ
ード20の構成及び作製過程を説明するための一部断面
透視図である。接触/非接触共用ICカード20の作製
は、第1実施形態と同様にして、外部通信用コイル21
及び第1のICチップ22を有する共振回路兼用ICモ
ジュール24をPVC等の絶縁性を有するカード基材2
8−1上に設けた上、回路パターン形成済みのカード基
材28−1と少なくとも1枚のPVC等の絶縁性を有す
るカード基材(28−2〜6)とを熱融着又は接着剤を
介して接着を行い、カード化を行う。
【0037】共振回路兼用ICモジュール24を埋設し
たカードに、切削加工により接触/非接触共用ICモジ
ュール27埋設用凹部28bを設け、ここに接触/非接
触共用ICモジュール27を液状又はシート状の絶縁性
接着剤を用いて接着を行う。
【0038】共振回路兼用ICモジュール24に備わる
第1のICチップ22及び接触/非接触共用ICモジュ
ール27に備わる第2のICチップ25の通信方式は、
第1実施形態と同様に、各々、表1のように設定した。
【0039】次に、接触/非接触共用ICカード20の
通信動作について説明する。非接触通信については、第
1実施形態と同様にして受信した制御信号の通信方式に
応じて、第1のICチップ22又は第2のICチップ2
5が所定の動作を行う。また、接触/非接触共用ICカ
ード20は、接触端子27cを備えているので、秘密保
持の重要度が高いデータを扱うときには、接触方式によ
り通信することができる。
【0040】このように、第2実施形態によれば、接触
/非接触共用ICモジュール27を使用したので、第1
実施形態と同様な非接触方式に加えて、接触方式による
通信も可能となり、接触/非接触共用ICカード20
は、通信品質(通信可能距離)を損なうことなく非接触
2種、接触1種の通信方式に対し駆動が可能となった。
【0041】(第3実施形態)図8は、本発明の第3実
施形態における非接触ICカード30の概略を説明する
図である。非接触ICカード30は、外部通信用コイル
31及び外部通信用コイル31に接続されたコンデンサ
部33を有する共振回路34と、内部通信用コイル36
A,36B及び内部通信用コイル36A,36Bに接続
されたICチップ35A,35Bを有する非接触ICモ
ジュール37A,37Bとを、カード基材38の外形内
に収めている。
【0042】図9は、第3実施形態における非接触IC
カード30をさらに詳しく説明する図である。
【0043】共振回路34及び内部通信用コイル36
A,36Bの作製は、第1実施形態と同様の方法により
行った。共振回路34の作製には、巻数を少なくとも1
巻以上の外部通信用コイル31を形成し、その両端にコ
ンデンサ形成用導体プレート33aを設ける。このコン
デンサ形成用導体プレート33aの裏面に、絶縁性を有
するカード基材を介してコンデンサ形成用導体プレート
33bを作製することにより、外部通信用コイル31及
びコンデンサ部33を作製することができる。
【0044】外部通信用コイル31は、図示しない外部
のリーダライタから送出される電磁界を効率よく受信す
るために、その大きさを大きくすることが望ましく、カ
ード基材38の外形サイズと同等サイズにすることが望
ましい。また、外部通信用コイル31と内部通信用コイ
ル36A,36Bとの距離は、結合度が高まるように短
いほどよく、隣接することが望ましい。
【0045】非接触ICモジュール37A,37Bは、
内部通信用コイル36A,36Bの両端にICチップ3
5A,35Bの接続を行うことにより作製した。共振回
路34は、リーダライタから送出される交流電磁波を最
も効率良く受信を行うために、リーダライタの周波数f
r と同程度の周波数にて共振することが望ましく、外部
通信用コイル31の自己インダクタンスL及びコンデン
サ部33の静電容量Cを、fr =f1 ≒1/{2π√
(LC)}となるように調整した。
【0046】非接触ICモジュール37A,37Bは、
各々のICモジュールが最も効率良く通信することが可
能なように同じ周波数にて動作することが望ましい。ま
た、非接触ICモジュール37A,37Bは、通信方式
が異なることが望ましい。通信方式が異なることによ
り、通信方式の異なる2種のアプリケーションを1枚の
カードで処理することが可能となる。さらに、非接触I
Cモジュール37A,37Bが駆動しているとき、もう
片側のICモジュールは、駆動していないことが望まし
い。ICモジュール内において、ハードウェア制御又は
ソフトウェア制御により通信方式を判別し、各々のIC
モジュールに適した通信方式では無いと判定された場
合、ICモジュールは、ハードウェア制御又はソフトウ
ェア制御によりICチップを非活性化(低消費電力モー
ド)することが可能となる。2つのICモジュールが駆
動している場合、各々の駆動状態に応じて、リーダライ
タ間の通信エラーを生じ易いとともに、ICチップは、
駆動しているとき、電力を消費するので、駆動電力不足
により通信状態が悪くなるためである。
【0047】このようにして得られた共振回路34及び
非接触ICモジュール37A,37B形成済みのカード
基材38の上下に図示しない絶縁性基材を重ね合わせる
ことにより、非接触ICカード30を作製した。
【0048】以上のようにして作製した共振回路34の
共振周波数は、18.8MHzとなり、非接触ICモジ
ュール37A,37Bの共振周波数は、14.0MHz
となった。非接触ICモジュール37A,37Bに備わ
るICチップ35A,35Bの通信方式は、第1実施形
態と同様に、各々、表1のように設定した。
【0049】次に、非接触ICカード30の非接触通信
動作について説明する。図示しないリーダライタから送
信される制御信号が非接触ICカード30に届くと、外
部通信用コイル31は、この制御信号を受信し、外部通
信用コイル31と電磁結合された内部通信用コイル36
A,36Bは、外部通信用コイル31を介して制御信号
を受信し、ICチップ35A又は35Bに制御信号が到
達する。ICチップ35A,35Bは、通信方式が異な
るので、受信した制御信号の通信方式に応じて、ICチ
ップ35A,35Bが所定の動作を行う。
【0050】このように、第3実施形態によれば、1つ
の共振回路34を、2つの非接触ICモジュール37
A,37Bで共有したので、外部通信用コイル31をカ
ード基材38の外形近くまで大きくすることができた。
共振回路34及び2つの非接触ICモジュール37A,
37Bは、電磁結合しているので、どちらのICモジュ
ールも効率よく通信することができる。よって第3実施
形態による非接触ICカード30は、通信品質(通信可
能距離)を損なうことなく2種の通信方式に対し駆動が
可能となった。
【0051】(第4実施形態)図10は、本発明の第4
実施形態における接触/非接触共用ICカード40の概
略を説明する図である。接触/非接触共用ICカード4
0は、外部通信用コイル41及び外部通信用コイル41
に接続されたコンデンサ部43を有する共振回路44
と、内部通信用コイル46B及び内部通信用コイル46
Bに接続された非接触ICチップ45Bを有する非接触
ICモジュール47Bと、内部通信用コイル46A及び
内部通信用コイル46Aに接続されたICチップ45A
を有する接触/非接触共用ICモジュール47Aとを、
カード基材48の外形内に収めている。なお、接触/非
接触共用ICモジュール47Aは、第2実施形態に示し
た接触/非接触共用ICモジュール27と全く同一のも
のである。
【0052】図11及び図12は、接触/非接触共用I
Cカード40の構成及び作製過程を説明するための一部
断面透視図である。接触/非接触共用ICカード40の
作製は、第3実施形態と同様にして、外部通信用コイル
41及びコンデンサ部43を有する共振回路44と、内
部通信用コイル46B及び非接触ICチップ45Bを有
する非接触ICモジュール47BとをPVC等の絶縁性
を有するカード基材48−1上に設けた上、回路パター
ン形成済みのカード基材48−1と少なくとも1枚のP
VC等の絶縁性を有するカード基材(48−2〜6)と
を熱融着又は接着剤を介して接着を行い、カード化を行
う。
【0053】共振回路44及び非接触ICモジュール4
7Bを埋設したカードに、切削加工により接触/非接触
共用ICモジュール47A埋設用凹部48bを設け、こ
こに接触/非接触共用ICモジュール47Aを液状又は
シート状の絶縁性接着剤を用いて接着を行う。
【0054】非接触ICモジュール47Bに備わる非接
触ICチップ45B及び接触/非接触共用ICモジュー
ル47Aに備わるICチップ45Aの通信方式は、第1
実施形態と同様に、各々、表1のように設定した。
【0055】次に、接触/非接触共用ICカード40の
通信動作について説明する。非接触通信については、第
3実施形態と同様にして受信した制御信号の通信方式に
応じて、ICチップ45A又はICチップ45Bが所定
の動作を行う。また、接触/非接触共用ICカード40
は、接触端子47cを備えているので、秘密保持の重要
度が高いデータを扱うときには、接触方式により通信す
ることができる。
【0056】このように、第4実施形態によれば、接触
/非接触共用ICモジュール47を使用したので、第3
実施形態と同様な非接触方式に加えて、接触方式による
通信も可能となり、接触/非接触共用ICカード40
は、通信品質(通信可能距離)を損なうことなく非接触
2種、接触1種の通信方式に対し駆動が可能となった。
【0057】(変形形態)以上説明した実施形態に限定
されることなく、種々の変形や変更が可能であって、そ
れらも本発明の均等の範囲内である。
【0058】(1)各実施形態において、各ICモジュ
ールが備えるICチップは、ともにマイクロプロセッサ
を搭載している場合、片側は、マイクロプロセッサを搭
載し、もう片側は、マイクロプロセッサ未搭載の場合、
ともにマイクロプロセッサ未搭載の場合、いずれであっ
てもよい。
【0059】(2)各実施形態において、絶縁性を有す
るカード基材としてPVCシートを用いた例を示した
が、これに限らず、例えば、PET、PET−G、AB
S等絶縁性を持つ他の基材でもよい。
【0060】(3)第1実施形態及び第3実施形態にお
いて、電荷蓄積手段であるコンデンサ部は、絶縁性基材
層を介した導体プレートにより作製を行う例を示した
が、これに限らず、例えば、静電容量素子(セラミック
・コンデンサ等)をコイル両端に接続してもよい。ま
た、電荷蓄積手段は、コイルを複数回巻くことにより生
じる静電容量成分で十分である場合には、コンデンサを
形成しなくてもよい。
【0061】(4)第1実施形態及び第3実施形態にお
いて、導体箔のエッチングにより導体パターン形成を行
う例を示したが、これに限らず、例えば、導線を複数回
巻くことにより作製してもよい。また、導電性ペースト
を印刷することにより導体パターンを作製してもよい。
【0062】(5)第1実施形態及び第3実施形態にお
いて、回路形成済みカード基材の上下に各々1枚の絶縁
性を有するカード基材を重ね合わせた例を示したが、こ
れに限らず、層構成は、何枚であってもよい。また、各
々の基材の貼り合わせは、熱融着、接着剤塗布、接着シ
ート等いかなる手段であってもよい。
【0063】(6)第1実施形態及び第3実施形態にお
いて、カード内部に予めICチップを備えた上、カード
化を実施した例を示したが、これに限らず、例えば、カ
ード化後においてICチップ又はICモジュールを埋め
込んでもよい。
【0064】(7)第2実施形態及び第4実施形態にお
いて、共振回路兼用ICモジュール又は共振回路を埋設
済みのカードに切削加工を施し、接触/非接触共用IC
モジュール埋設用凹部を設けた例を示したが、これに限
らず、例えば、射出成形等の手法を用いてカード加工段
階において接触/非接触共用ICモジュール埋設用凹部
を設けてもよい。
【0065】(8)第3実施形態において、コイルの一
端は、コンデンサ接続をする例を示したが、これに限ら
ず、例えば、図13に示すように、スルーホール201
等により直接接続してもよい。この手法を用いた場合、
コンデンサ形成用導体プレート203の面積を小さくす
ることが可能となる。
【0066】(9)第3実施形態において、1枚のカー
ド基材の表裏に導体パターンを設けることによりコイ
ル、コンデンサの形成を行う例を示したが、これに限ら
ず、例えば、図14に示すように、複数枚の絶縁性を有
するカード基材214の片面のみに導体パターン(21
2,213等)を設けた後、各々の導体パターン形成済
みのカード基材214を重ね合わせることにより形成し
ても構わない。
【0067】(10)各実施形態において、通信方式
は、表1に示す方式を使用する例を示したが、これに限
らず、他の通信方式を使用してもよい。
【0068】(11)各実施形態において、1枚のIC
カード内にある複数のICチップの通信方式は、別々の
通信方式である例を示したが、これに限らず、同じ通信
方式を使用してもよい。この場合、ICチップは、受信
した制御信号に含まれるコマンドを参照する等の方法に
より、動作を行うかどうかの判断をする。
【0069】(12)各実施形態において、本発明をI
Cカードに適用した例を示したが、これに限らず、例え
ば、メモリカード等に適用してもよい。また、その形態
は、カード型以外でもよい。
【0070】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1の
発明によれば、外部装置と非接触で情報の授受を行うた
めの大型の外部通信用コイルを有する共振回路と、外部
通信用コイルよりも小型の内部通信用コイルを有する複
数のICモジュールによって通信を行うので、通信品質
(通信可能距離)を損なうことなく複数のICチップの
駆動が可能である情報処理媒体を提供できる。
【0071】請求項2の発明によれば、共振回路の共振
周波数は、外部装置の送出する交流電磁波の周波数とほ
ぼ等しいので、共振回路の通信効率がよくなる。
【0072】請求項3の発明によれば、複数のICモジ
ュールは、いずれも同じ周波数で動作するので、各々の
ICモジュールが最も効率よく通信することができる。
【0073】請求項4の発明によれば、複数のICモジ
ュールは、それぞれ通信方式が異なるので、通信方式の
異なる複数のアプリケーションを1枚のカードで処理す
ることが可能になる。
【0074】請求項5の発明によれば、複数のICモジ
ュールは、いずれも同時駆動しないので、消費電力を抑
え、通信エラーを生じにくい複数のICモジュールを有
する情報処理媒体を提供できる。
【0075】請求項6の発明によれば、ICチップのう
ち少なくとも1つは、外部装置と接触して情報の授受を
行うことができる接触/非接触共用ICチップであるの
で、複数のICモジュールを有する接触/非接触共用の
情報処理媒体を提供できる。
【0076】請求項7の発明によれば、外部装置と非接
触で情報の授受を行うための大型の外部通信用コイルを
有する共振回路兼用ICモジュールと、外部通信用コイ
ルよりも小型の内部通信用コイルを有する1つ以上のI
Cモジュールとを備えるので、通信品質(通信可能距
離)を損なうことなく複数のICチップを駆動可能な情
報処理媒体を提供できる。
【0077】請求項8の発明によれば、共振回路兼用I
Cモジュールの共振周波数は、外部装置の送出する交流
電磁波の周波数とほぼ等しいので、共振回路の通信効率
がよくなる。
【0078】請求項9の発明によれば、1つ以上のIC
モジュール及び共振回路兼用ICモジュールは、いずれ
も同じ周波数で動作するので、各々のICモジュールが
最も効率よく通信することができる。
【0079】請求項10の発明によれば、1つ以上のI
Cモジュール及び共振回路兼用ICモジュールは、それ
ぞれ通信方式が異なるので、通信方式の異なる複数のア
プリケーションを1枚のカードで処理することが可能に
なる。
【0080】請求項11の発明によれば、1つ以上のI
Cモジュール及び共振回路兼用ICモジュールは、いず
れも同時駆動しないので、消費電力を抑え、通信エラー
を生じにくい複数のICモジュールを有する情報処理媒
体を提供できる。
【0081】請求項12の発明によれば、第1のICチ
ップ及び/又は前記第2のICチップのうち少なくとも
1つは、外部装置と接触して情報の授受を行うことがで
きる接触/非接触共用ICチップであるので、複数のI
Cモジュールを有する接触/非接触共用の情報処理媒体
を提供できる。
【0082】請求項13の発明によれば、外部通信用コ
イルと内部通信用コイルは、互いに隣接しているので、
内部通信を最も効率よく通信することができる。
【0083】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における非接触ICカー
ド10の概略を説明する図である。
【図2】第1実施形態における非接触ICカード10を
さらに詳しく説明する図である。
【図3】図2のAA’断面を示す図である。
【図4】本発明の第2実施形態における接触/非接触共
用ICカード20の概略を説明する図である。
【図5】接触/非接触共用ICモジュール27の構成を
説明するための透視図である。
【図6】接触/非接触共用ICカード20の構成及び作
製過程を説明するための一部断面透視図である。
【図7】接触/非接触共用ICカード20の構成及び作
製過程を説明するための一部断面透視図である。
【図8】本発明の第3実施形態における非接触ICカー
ド30の概略を説明する図である。
【図9】第3実施形態における非接触ICカード30を
さらに詳しく説明する図である。
【図10】本発明の第4実施形態における接触/非接触
共用ICカード40の概略を説明する図である。
【図11】接触/非接触共用ICカード40の構成及び
作製過程を説明するための一部断面透視図である。
【図12】接触/非接触共用ICカード40の構成及び
作製過程を説明するための一部断面透視図である。
【図13】第3実施形態の変形形態を示す図である。
【図14】第3実施形態の変形形態を示す図である。
【図15】従来の非接触ICカード100の内部構成を
示す図である。
【図16】共振回路を利用した従来の非接触ICカード
110を説明する図である。
【図17】従来の技術により、複数の非接触ICモジュ
ールを備えた非接触ICカードの一例を示す図である。
【符号の説明】
11,21,31,41 外部通信用コイル 16,26,36A,36B,46A,46B 内部通
信用コイル 33,43 コンデンサ部 12,22 第1のICチップ 15,25 第2のICチップ 35A,35B,45A,45B ICチップ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置と非接触で情報の授受を行うた
    めの大型の外部通信用コイル及び前記外部通信用コイル
    に電気的に直接接続された電荷蓄積手段を有する共振回
    路と、 前記外部通信用コイルと電磁結合し、前記外部通信用コ
    イルよりも小型の内部通信用コイル及び前記内部通信用
    コイルに電気的に直接接続されたICチップを有する複
    数のICモジュールと、 を備える情報処理媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報処理媒体におい
    て、 前記共振回路の共振周波数は、前記外部装置の送出する
    交流電磁波の周波数とほぼ等しいこと、 を特徴とする情報処理媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の情報処理
    媒体において、 前記複数のICモジュールは、いずれも同じ周波数で動
    作すること、 を特徴とする情報処理媒体。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載の情報処理媒体において、 前記複数のICモジュールは、それぞれ通信方式が異な
    ること、 を特徴とする情報処理媒体。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
    項に記載の情報処理媒体において、 前記複数のICモジュールは、いずれも同時駆動しない
    こと、 を特徴とする情報処理媒体。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1
    項に記載の情報処理媒体において、 前記ICチップのうち少なくとも1つは、外部装置と接
    触して情報の授受を行うことができる接触/非接触共用
    ICチップであること、 を特徴とする情報処理媒体。
  7. 【請求項7】 外部装置と非接触で情報の授受を行うた
    めの大型の外部通信用コイル及び前記外部通信用コイル
    に電気的に直接接続され電荷蓄積手段を含む第1のIC
    チップを有する共振回路兼用ICモジュールと、 前記外部通信用コイルと電磁結合し、前記外部通信用コ
    イルよりも小型の内部通信用コイル及び前記内部通信用
    コイルに電気的に直接接続された第2のICチップを有
    する1つ以上のICモジュールと、 を備える情報処理媒体。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の情報処理媒体におい
    て、 前記共振回路兼用ICモジュールの共振周波数は、前記
    外部装置の送出する交流電磁波の周波数とほぼ等しいこ
    と、 を特徴とする情報処理媒体。
  9. 【請求項9】 請求項7又は請求項8に記載の情報処理
    媒体において、 前記1つ以上のICモジュール及び前記共振回路兼用I
    Cモジュールは、いずれも同じ周波数で動作すること、 を特徴とする情報処理媒体。
  10. 【請求項10】 請求項7から請求項9までのいずれか
    1項に記載の情報処理媒体において、 前記1つ以上のICモジュール及び前記共振回路兼用I
    Cモジュールは、それぞれ通信方式が異なること、 を特徴とする情報処理媒体。
  11. 【請求項11】 請求項7から請求項10までのいずれ
    か1項に記載の情報処理媒体において、 前記1つ以上のICモジュール及び前記共振回路兼用I
    Cモジュールは、いずれも同時駆動しないこと、 を特徴とする情報処理媒体。
  12. 【請求項12】 請求項7から請求項11までのいずれ
    か1項に記載の情報処理媒体において、 前記第1のICチップ及び/又は前記第2のICチップ
    のうち少なくとも1つは、外部装置と接触して情報の授
    受を行うことができる接触/非接触共用ICチップであ
    ること、 を特徴とする情報処理媒体。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項12までのいずれ
    か1項に記載の情報処理媒体において、 前記外部通信用コイルと前記内部通信用コイルは、互い
    に隣接していること、 を特徴とする情報処理媒体。
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