JP4210008B2 - 情報処理媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のICチップを有するICカード等の情報処理媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ICカードは、接続端子を介してデータ通信を行う接触ICカードと、コイルを通じて電磁誘導により通信を行う非接触ICカードに分類され、接触ICカードは、主に決済用途に用いられ、非接触ICカードは、主に交通システム等のゲートアクセス管理に用いられている。また、近年、接触ICカードの機能と非接触ICカードの機能を1つのICチップで併せ持つ接触/非接触共用ICカードが開発されている。
【0003】
図15は、従来の非接触ICカード100の内部構成を示す図である。従来の非接触ICカード100は、カード基材108に少なくとも1つのコイル101と、コイル101に接続されたICチップ102とが設けられており、コイル101を通じて、図示しない外部装置であるリーダライタから送出される交流電磁波の受信を行い、電力供給及び信号送受信を行うことによりカード〜リーダライタ間の通信が行われている。
【0004】
また、近年、共振回路を利用した非接触ICカード110が開発されている。図16は、共振回路を利用した従来の非接触ICカードを説明する図である。
図16に示す非接触ICカード110は、カード基材118内に、外部通信用コイル111とコンデンサ113とを備えた共振回路114と、少なくともICチップ115及び内部通信用コイル116を有する非接触ICモジュール117を備え、リーダライタより送出される交流電磁波を共振回路114により効率よく受信し、共振回路114と非接触ICモジュール117との間において電磁結合により電力送信及び信号送受信を行っている。この手法を用いた場合、リーダライタ間の通信品質が良くなり、通信距離を伸ばすことが可能となる。
【0005】
さらに、非接触ICカードの通信は、各種ICカード及びリーダライタに応じ、通信方式及び通信に用いる交流電磁波周波数が異なっており、利用用途等により、各々のカードが用いられている。
さらにまた、通常、非接触ICカードにおける交流電磁波受信用コイルは、利便性を高めるため、受信効率を高くし、通信距離を伸ばすため、カードと同等サイズのコイルが用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した従来のICカードは、前記のようにコイルをカードと同等サイズにした場合、カード内に同等サイズのコイルをもつ非接触ICモジュールを複数個備えることは、困難であるという問題点があった。
【0007】
つまり、1枚のカード内に複数の非接触ICモジュールを備えるためには、少なくとも1つのコイルのサイズを小さくする必要があった。
図17は、従来の技術により、複数の非接触ICモジュールを備えた非接触ICカードの一例を示す図である。外部通信用コイル121A,121Bは、その大きさがカード基材128の外形の約半分程度にしかならず、その結果、通信特性の劣化を伴ってしまうという問題点があった。
【0008】
一方、2つの異なるシステムに対応するためには、従来の非接触ICカードを2枚使用する方法がある。
しかし、従来の非接触ICカードを2枚使用する場合において、例えば、同じ財布の中で2枚の非接触ICカードを重ね合わせたとき、各々の非接触ICカード内に備えられているコイル間の相互インダクタンスにより、各々の非接触ICカードの共振周波数が非接触ICカード1枚時と比較し、低周波数側にずれる。その結果、通信特性が劣化するという問題があった。
【0009】
本発明の課題は、通信特性を良好に保ったまま、複数のICモジュールを駆動するICカード等の情報処理媒体を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、外部装置と非接触で情報の授受を行うための大型の外部通信用コイル(31,41)及び前記外部通信用コイルに電気的に直接接続された電荷蓄積手段(33,43)を有する共振回路(34,44)と、前記外部通信用コイルと電磁結合し、前記外部通信用コイルよりも小型の内部通信用コイル(36A,36B,46A,46B)及び前記内部通信用コイルに電気的に直接接続されたICチップ(35A,35B,45A,45B)を有する複数のICモジュール(37A,37B,47A,47B)とを備え、前記複数のICモジュールは、それぞれ非接触における通信方式が異なること、を特徴とする情報処理媒体(30,40)である。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1に記載の情報処理媒体において、前記共振回路の共振周波数は、前記外部装置の送出する交流電磁波の周波数とほぼ等しいことを特徴とする情報処理媒体である。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の情報処理媒体において、前記複数のICモジュールは、いずれも同じ周波数で動作することを特徴とする情報処理媒体である。
【0013】
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の情報処理媒体において、前記複数のICモジュールは、前記外部装置と通信を行う際に、通信方式が適したものか否かを判別し、適した通信方式ではないICチップを非活性化することにより、いずれも同時駆動しないこと、を特徴とする情報処理媒である。
【0014】
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の情報処理媒体において、前記ICチップのうち少なくとも1つは、外部装置と接触して情報の授受を行うことができる接触/非接触共用ICチップであること、を特徴とする情報処理媒体である。
【0015】
請求項6の発明は、外部装置と非接触で情報の授受を行うための大型の外部通信用コイル(11,21)及び前記外部通信用コイルに電気的に直接接続され電荷蓄積手段を含む第1のICチップ(12,22)を有する共振回路兼用ICモジュール(14,24)と、前記外部通信用コイルと電磁結合し、前記外部通信用コイルよりも小型の内部通信用コイル(16,26)及び前記内部通信用コイルに電気的に直接接続された第2のICチップ(15,25)を有する1つ以上のICモジュール(17,27)とを備え、前記1つ以上のICモジュール及び前記共振回路兼用ICモジュールは、それぞれ非接触における通信方式が異なること、を特徴とする情報処理媒体(10,20)である。
【0016】
請求項7の発明は、請求項6に記載の情報処理媒体において、前記共振回路兼用ICモジュールの共振周波数は、前記外部装置の送出する交流電磁波の周波数とほぼ等しいこと、を特徴とする情報処理媒体である。
【0017】
請求項8の発明は、請求項6又は請求項7に記載の情報処理媒体において、前記1つ以上のICモジュール及び前記共振回路兼用ICモジュールは、いずれも同じ周波数で動作すること、を特徴とする情報処理媒体である。
【0018】
請求項9の発明は、請求項6から請求項8までのいずれか1項に記載の情報処理媒体において、前記1つ以上のICモジュール及び前記共振回路兼用ICモジュールは、前記外部装置と通信を行う際に、通信方式が適したものか否かを判別し、適した通信方式ではないICチップを非活性化することにより、いずれも同時駆動しないこと、を特徴とする情報処理媒体である。
【0019】
請求項10の発明は、請求項6から請求項9までのいずれか1項に記載の情報処理媒体において、前記第1のICチップ及び/又は前記第2のICチップのうち少なくとも1つは、外部装置と接触して情報の授受を行うことができる接触/非接触共用ICチップであること、を特徴とする情報処理媒体である。
【0020】
請求項11の発明は、請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の情報処理媒体において、前記外部通信用コイルと前記内部通信用コイルは、互いに隣接していること、を特徴とする情報処理媒体である。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照して、本発明の実施の形態について、さらに詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態における非接触ICカード10の概略を説明する図である。
なお、以下の各実施形態の説明において、前述した部分と同様の機能を果たす部分については、重複する説明を適宜省略する。
非接触ICカード10は、外部通信用コイル11及び外部通信用コイル11に接続された第1のICチップ12を有する共振回路兼用ICモジュール14と、内部通信用コイル16及び内部通信用コイル16に接続された第2のICチップ15を有する非接触ICモジュール17とを、カード基材18の外形内に収めている。
【0024】
図2は、第1実施形態における非接触ICカード10をさらに詳しく説明する図であり、図3は、図2のAA’断面を示す図である。
【0025】
各回路の作製は、絶縁性を有するカード基材18(PVC、150μm厚)の表裏に導体箔(銅箔18μm厚)を貼り付けた上、エッチング処理により外部通信用コイル11、コンデンサ部13及び内部通信用コイル16の形成を行う。
外部通信用コイル11は、図示しない外部のリーダライタから送出される電磁界を効率よく受信するために、その大きさを大きくすることが望ましく、カード基材18の外形サイズと同等サイズにすることが望ましい。
また、外部通信用コイル11と内部通信用コイル16との距離は、結合度が高まるように短いほどよく、隣接することが望ましい。
【0026】
コンデンサ部13は、カード基材18の両面にコンデンサ形成用導体プレート13a,13bを設けることにより作製した。
【0027】
共振回路兼用ICモジュール14及び非接触ICモジュール17は、外部通信用コイル11及び内部通信用コイル16の両端にICチップ12及びICチップ15の接続を行うことにより作製した。
共振回路兼用ICモジュール14は、リーダライタから送出される交流電磁波を最も効率良く受信するため、リーダライタの周波数fr と同程度の周波数f1 にて共振することが望ましく、外部通信用コイル11の自己インダクタンスL及びコンデンサ部13の静電容量Cを、fr ≒f1 =1/{2π√(LC)}となるように調整した。
【0028】
共振回路兼用ICモジュール14及び非接触ICモジュール17は、各々のICモジュールが最も効率良く通信することが可能なように同じ周波数にて動作することが望ましい。
また、共振回路兼用ICモジュール14及び非接触ICモジュール17は、通信方式が異なることが望ましい。通信方式が異なることにより、通信方式の異なる2種のアプリケーションを1枚のカードで処理することが可能となる。
さらに、共振回路兼用ICモジュール14又は非接触ICモジュール17が駆動しているとき、もう片側のICモジュールは、駆動していないことが望ましい。ICモジュール内において、ハードウェア制御又はソフトウェア制御により通信方式を判別し、各々のICモジュールに適した通信方式では無いと判定された場合、ICモジュールは、ハードウェア制御又はソフトウェア制御によりICチップを非活性化(低消費電力モード)することが可能となる。2つのICモジュールが駆動している場合、各々の駆動状態に応じて、カード〜リーダライタ間の通信エラーを生じ易いとともに、ICチップは、駆動しているときに電力を消費するので、駆動電力不足により通信状態が悪くなるためである。
【0029】
このようにして得られた共振回路兼用ICモジュール14及び非接触ICモジュール17形成済みのカード基材18の上下に図示しない絶縁性基材を重ね合わせることにより、非接触ICカード10を作製した。
【0030】
以上のようにして作製した共振回路兼用ICモジュール14及び非接触ICモジュール17の共振周波数は、各々15.4MHz,14.2MHzとなった。共振回路兼用ICモジュール14に備わる第1のICチップ12及び非接触ICモジュール17に備わる第2のICチップ15の通信方式は、各々、表1のように設定した。
【0031】
【表1】
【0032】
次に、非接触ICカード10の非接触通信動作について説明する。図示しないリーダライタから送信される制御信号が非接触ICカード10に届くと、外部通信用コイル11は、この制御信号を受信し、第1のICチップ12に制御信号が到達する。また、外部通信用コイル11と電磁結合された内部通信用コイル16も同時に外部通信用コイル11を介して制御信号を受信し、第2のICチップ15に制御信号が到達する。第1のICチップ12及び第2のICチップ15は、通信方式が異なるので、受信した制御信号の通信方式に応じて、第1のICチップ12又は第2のICチップ15が所定の動作を行う。また、通信により非接触ICカード10への電源供給を同時に行う点は、従来の非接触ICカードと同じである。
【0033】
このように、第1実施形態によれば、1つのICモジュールを共振回路兼用ICモジュール14としたので、コイル11をカード基材18の外形近くまで大きくすることができた。共振回路兼用ICモジュール14は、非接触ICモジュール17と電磁結合しているので、どちらのICモジュールも効率よく通信することができる。よって第1実施形態による非接触ICカード10は、通信品質(通信可能距離)を損なうことなく2種の通信方式に対し駆動が可能となった。
【0034】
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態における接触/非接触共用ICカード20の概略を説明する図である。
接触/非接触共用ICカード20は、外部通信用コイル21及び外部通信用コイル21に接続された第1のICチップ22を有する共振回路兼用ICモジュール24と、内部通信用コイル26及び内部通信用コイル26に接続された第2のICチップ25を有する接触/非接触共用ICモジュール27とを、カード基材28の外形内に収めている。
【0035】
図5は、接触/非接触共用ICモジュール27の構成を説明するための透視図である。
接触/非接触共用ICモジュール27は、表面に接触端子27c、裏面にコイル26を形成したIC実装基板27dに接触機能、非接触機能をともに備えた第2のICチップ25を実装し、第2のICチップ25とIC実装基板27d上に設けられた接触端子27c及びコイル端子26aとの接続を金線27aを用いて行い、第2のICチップ25、金線27a等をエポキシ樹脂にて樹脂封止してモジュール外装27bを形成し、接触/非接触共用ICモジュール27の作製を行う。
【0036】
図6及び図7は、接触/非接触共用ICカード20の構成及び作製過程を説明するための一部断面透視図である。
接触/非接触共用ICカード20の作製は、第1実施形態と同様にして、外部通信用コイル21及び第1のICチップ22を有する共振回路兼用ICモジュール24をPVC等の絶縁性を有するカード基材28−1上に設けた上、回路パターン形成済みのカード基材28−1と少なくとも1枚のPVC等の絶縁性を有するカード基材(28−2〜6)とを熱融着又は接着剤を介して接着を行い、カード化を行う。
【0037】
共振回路兼用ICモジュール24を埋設したカードに、切削加工により接触/非接触共用ICモジュール27埋設用凹部28bを設け、ここに接触/非接触共用ICモジュール27を液状又はシート状の絶縁性接着剤を用いて接着を行う。
【0038】
共振回路兼用ICモジュール24に備わる第1のICチップ22及び接触/非接触共用ICモジュール27に備わる第2のICチップ25の通信方式は、第1実施形態と同様に、各々、表1のように設定した。
【0039】
次に、接触/非接触共用ICカード20の通信動作について説明する。非接触通信については、第1実施形態と同様にして受信した制御信号の通信方式に応じて、第1のICチップ22又は第2のICチップ25が所定の動作を行う。また、接触/非接触共用ICカード20は、接触端子27cを備えているので、秘密保持の重要度が高いデータを扱うときには、接触方式により通信することができる。
【0040】
このように、第2実施形態によれば、接触/非接触共用ICモジュール27を使用したので、第1実施形態と同様な非接触方式に加えて、接触方式による通信も可能となり、接触/非接触共用ICカード20は、通信品質(通信可能距離)を損なうことなく非接触2種、接触1種の通信方式に対し駆動が可能となった。
【0041】
(第3実施形態)
図8は、本発明の第3実施形態における非接触ICカード30の概略を説明する図である。
非接触ICカード30は、外部通信用コイル31及び外部通信用コイル31に接続されたコンデンサ部33を有する共振回路34と、内部通信用コイル36A,36B及び内部通信用コイル36A,36Bに接続されたICチップ35A,35Bを有する非接触ICモジュール37A,37Bとを、カード基材38の外形内に収めている。
【0042】
図9は、第3実施形態における非接触ICカード30をさらに詳しく説明する図である。
【0043】
共振回路34及び内部通信用コイル36A,36Bの作製は、第1実施形態と同様の方法により行った。
共振回路34の作製には、巻数を少なくとも1巻以上の外部通信用コイル31を形成し、その両端にコンデンサ形成用導体プレート33aを設ける。このコンデンサ形成用導体プレート33aの裏面に、絶縁性を有するカード基材を介してコンデンサ形成用導体プレート33bを作製することにより、外部通信用コイル31及びコンデンサ部33を作製することができる。
【0044】
外部通信用コイル31は、図示しない外部のリーダライタから送出される電磁界を効率よく受信するために、その大きさを大きくすることが望ましく、カード基材38の外形サイズと同等サイズにすることが望ましい。
また、外部通信用コイル31と内部通信用コイル36A,36Bとの距離は、結合度が高まるように短いほどよく、隣接することが望ましい。
【0045】
非接触ICモジュール37A,37Bは、内部通信用コイル36A,36Bの両端にICチップ35A,35Bの接続を行うことにより作製した。
共振回路34は、リーダライタから送出される交流電磁波を最も効率良く受信を行うために、リーダライタの周波数fr と同程度の周波数にて共振することが望ましく、外部通信用コイル31の自己インダクタンスL及びコンデンサ部33の静電容量Cを、fr =f1 ≒1/{2π√(LC)}となるように調整した。
【0046】
非接触ICモジュール37A,37Bは、各々のICモジュールが最も効率良く通信することが可能なように同じ周波数にて動作することが望ましい。
また、非接触ICモジュール37A,37Bは、通信方式が異なることが望ましい。通信方式が異なることにより、通信方式の異なる2種のアプリケーションを1枚のカードで処理することが可能となる。
さらに、非接触ICモジュール37A,37Bが駆動しているとき、もう片側のICモジュールは、駆動していないことが望ましい。ICモジュール内において、ハードウェア制御又はソフトウェア制御により通信方式を判別し、各々のICモジュールに適した通信方式では無いと判定された場合、ICモジュールは、ハードウェア制御又はソフトウェア制御によりICチップを非活性化(低消費電力モード)することが可能となる。2つのICモジュールが駆動している場合、各々の駆動状態に応じて、リーダライタ間の通信エラーを生じ易いとともに、ICチップは、駆動しているとき、電力を消費するので、駆動電力不足により通信状態が悪くなるためである。
【0047】
このようにして得られた共振回路34及び非接触ICモジュール37A,37B形成済みのカード基材38の上下に図示しない絶縁性基材を重ね合わせることにより、非接触ICカード30を作製した。
【0048】
以上のようにして作製した共振回路34の共振周波数は、18.8MHzとなり、非接触ICモジュール37A,37Bの共振周波数は、14.0MHzとなった。
非接触ICモジュール37A,37Bに備わるICチップ35A,35Bの通信方式は、第1実施形態と同様に、各々、表1のように設定した。
【0049】
次に、非接触ICカード30の非接触通信動作について説明する。図示しないリーダライタから送信される制御信号が非接触ICカード30に届くと、外部通信用コイル31は、この制御信号を受信し、外部通信用コイル31と電磁結合された内部通信用コイル36A,36Bは、外部通信用コイル31を介して制御信号を受信し、ICチップ35A又は35Bに制御信号が到達する。ICチップ35A,35Bは、通信方式が異なるので、受信した制御信号の通信方式に応じて、ICチップ35A,35Bが所定の動作を行う。
【0050】
このように、第3実施形態によれば、1つの共振回路34を、2つの非接触ICモジュール37A,37Bで共有したので、外部通信用コイル31をカード基材38の外形近くまで大きくすることができた。共振回路34及び2つの非接触ICモジュール37A,37Bは、電磁結合しているので、どちらのICモジュールも効率よく通信することができる。よって第3実施形態による非接触ICカード30は、通信品質(通信可能距離)を損なうことなく2種の通信方式に対し駆動が可能となった。
【0051】
(第4実施形態)
図10は、本発明の第4実施形態における接触/非接触共用ICカード40の概略を説明する図である。
接触/非接触共用ICカード40は、外部通信用コイル41及び外部通信用コイル41に接続されたコンデンサ部43を有する共振回路44と、内部通信用コイル46B及び内部通信用コイル46Bに接続された非接触ICチップ45Bを有する非接触ICモジュール47Bと、内部通信用コイル46A及び内部通信用コイル46Aに接続されたICチップ45Aを有する接触/非接触共用ICモジュール47Aとを、カード基材48の外形内に収めている。なお、接触/非接触共用ICモジュール47Aは、第2実施形態に示した接触/非接触共用ICモジュール27と全く同一のものである。
【0052】
図11及び図12は、接触/非接触共用ICカード40の構成及び作製過程を説明するための一部断面透視図である。
接触/非接触共用ICカード40の作製は、第3実施形態と同様にして、外部通信用コイル41及びコンデンサ部43を有する共振回路44と、内部通信用コイル46B及び非接触ICチップ45Bを有する非接触ICモジュール47BとをPVC等の絶縁性を有するカード基材48−1上に設けた上、回路パターン形成済みのカード基材48−1と少なくとも1枚のPVC等の絶縁性を有するカード基材(48−2〜6)とを熱融着又は接着剤を介して接着を行い、カード化を行う。
【0053】
共振回路44及び非接触ICモジュール47Bを埋設したカードに、切削加工により接触/非接触共用ICモジュール47A埋設用凹部48bを設け、ここに接触/非接触共用ICモジュール47Aを液状又はシート状の絶縁性接着剤を用いて接着を行う。
【0054】
非接触ICモジュール47Bに備わる非接触ICチップ45B及び接触/非接触共用ICモジュール47Aに備わるICチップ45Aの通信方式は、第1実施形態と同様に、各々、表1のように設定した。
【0055】
次に、接触/非接触共用ICカード40の通信動作について説明する。非接触通信については、第3実施形態と同様にして受信した制御信号の通信方式に応じて、ICチップ45A又はICチップ45Bが所定の動作を行う。また、接触/非接触共用ICカード40は、接触端子47cを備えているので、秘密保持の重要度が高いデータを扱うときには、接触方式により通信することができる。
【0056】
このように、第4実施形態によれば、接触/非接触共用ICモジュール47を使用したので、第3実施形態と同様な非接触方式に加えて、接触方式による通信も可能となり、接触/非接触共用ICカード40は、通信品質(通信可能距離)を損なうことなく非接触2種、接触1種の通信方式に対し駆動が可能となった。
【0057】
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
【0058】
(1)各実施形態において、各ICモジュールが備えるICチップは、ともにマイクロプロセッサを搭載している場合、片側は、マイクロプロセッサを搭載し、もう片側は、マイクロプロセッサ未搭載の場合、ともにマイクロプロセッサ未搭載の場合、いずれであってもよい。
【0059】
(2)各実施形態において、絶縁性を有するカード基材としてPVCシートを用いた例を示したが、これに限らず、例えば、PET、PET−G、ABS等絶縁性を持つ他の基材でもよい。
【0060】
(3)第1実施形態及び第3実施形態において、電荷蓄積手段であるコンデンサ部は、絶縁性基材層を介した導体プレートにより作製を行う例を示したが、これに限らず、例えば、静電容量素子(セラミック・コンデンサ等)をコイル両端に接続してもよい。また、電荷蓄積手段は、コイルを複数回巻くことにより生じる静電容量成分で十分である場合には、コンデンサを形成しなくてもよい。
【0061】
(4)第1実施形態及び第3実施形態において、導体箔のエッチングにより導体パターン形成を行う例を示したが、これに限らず、例えば、導線を複数回巻くことにより作製してもよい。また、導電性ペーストを印刷することにより導体パターンを作製してもよい。
【0062】
(5)第1実施形態及び第3実施形態において、回路形成済みカード基材の上下に各々1枚の絶縁性を有するカード基材を重ね合わせた例を示したが、これに限らず、層構成は、何枚であってもよい。また、各々の基材の貼り合わせは、熱融着、接着剤塗布、接着シート等いかなる手段であってもよい。
【0063】
(6)第1実施形態及び第3実施形態において、カード内部に予めICチップを備えた上、カード化を実施した例を示したが、これに限らず、例えば、カード化後においてICチップ又はICモジュールを埋め込んでもよい。
【0064】
(7)第2実施形態及び第4実施形態において、共振回路兼用ICモジュール又は共振回路を埋設済みのカードに切削加工を施し、接触/非接触共用ICモジュール埋設用凹部を設けた例を示したが、これに限らず、例えば、射出成形等の手法を用いてカード加工段階において接触/非接触共用ICモジュール埋設用凹部を設けてもよい。
【0065】
(8)第3実施形態において、コイルの一端は、コンデンサ接続をする例を示したが、これに限らず、例えば、図13に示すように、スルーホール201等により直接接続してもよい。この手法を用いた場合、コンデンサ形成用導体プレート203の面積を小さくすることが可能となる。
【0066】
(9)第3実施形態において、1枚のカード基材の表裏に導体パターンを設けることによりコイル、コンデンサの形成を行う例を示したが、これに限らず、例えば、図14に示すように、複数枚の絶縁性を有するカード基材214の片面のみに導体パターン(212,213等)を設けた後、各々の導体パターン形成済みのカード基材214を重ね合わせることにより形成しても構わない。
【0067】
(10)各実施形態において、通信方式は、表1に示す方式を使用する例を示したが、これに限らず、他の通信方式を使用してもよい。
【0068】
(11)各実施形態において、1枚のICカード内にある複数のICチップの通信方式は、別々の通信方式である例を示したが、これに限らず、同じ通信方式を使用してもよい。この場合、ICチップは、受信した制御信号に含まれるコマンドを参照する等の方法により、動作を行うかどうかの判断をする。
【0069】
(12)各実施形態において、本発明をICカードに適用した例を示したが、これに限らず、例えば、メモリカード等に適用してもよい。また、その形態は、カード型以外でもよい。
【0070】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、請求項1の発明によれば、外部装置と非接触で情報の授受を行うための大型の外部通信用コイルを有する共振回路と、外部通信用コイルよりも小型の内部通信用コイルを有する複数のICモジュールによって通信を行うので、通信品質(通信可能距離)を損なうことなく複数のICチップの駆動が可能である情報処理媒体を提供できる。また、請求項1の発明によれば、複数のICモジュールは、それぞれ非接触における通信方式が異なるので、通信方式の異なる複数のアプリケーションを1枚のカードで処理することが可能になる。
【0071】
請求項2の発明によれば、共振回路の共振周波数は、外部装置の送出する交流電磁波の周波数とほぼ等しいので、共振回路の通信効率がよくなる。
【0072】
請求項3の発明によれば、複数のICモジュールは、いずれも同じ周波数で動作するので、各々のICモジュールが最も効率よく通信することができる。
【0073】
請求項4の発明によれば、複数のICモジュールは、外部装置と通信を行う際に、通信方式が適したものか否かを判別し、適した通信方式ではないICチップを非活性化することにより、いずれも同時駆動しないので、消費電力を抑え、通信エラーを生じにくい複数のICモジュールを有する情報処理媒体を提供できる。
【0074】
請求項5の発明によれば、ICチップのうち少なくとも1つは、外部装置と接触して情報の授受を行うことができる接触/非接触共用ICチップであるので、複数のICモジュールを有する接触/非接触共用の情報処理媒体を提供できる。
【0075】
請求項6の発明によれば、外部装置と非接触で情報の授受を行うための大型の外部通信用コイルを有する共振回路兼用ICモジュールと、外部通信用コイルよりも小型の内部通信用コイルを有する1つ以上のICモジュールとを備えるので、通信品質(通信可能距離)を損なうことなく複数のICチップを駆動可能な情報処理媒体を提供できる。また、請求項6の発明によれば、1つ以上のICモジュール及び共振回路兼用ICモジュールは、それぞれ通信方式が異なるので、通信方式の異なる複数のアプリケーションを1枚のカードで処理することが可能になる。
【0076】
請求項7の発明によれば、共振回路兼用ICモジュールの共振周波数は、外部装置の送出する交流電磁波の周波数とほぼ等しいので、共振回路の通信効率がよくなる。
【0077】
請求項8の発明によれば、1つ以上のICモジュール及び共振回路兼用ICモジュールは、いずれも同じ周波数で動作するので、各々のICモジュールが最も効率よく通信することができる。
【0078】
請求項9の発明によれば、1つ以上のICモジュール及び共振回路兼用ICモジュールは、外部装置と通信を行う際に、通信方式が適したものか否かを判別し、適した通信方式ではないICチップを非活性化することにより、いずれも同時駆動しないので、消費電力を抑え、通信エラーを生じにくい複数のICモジュールを有する情報処理媒体を提供できる。
【0079】
請求項10の発明によれば、第1のICチップ及び/又は前記第2のICチップのうち少なくとも1つは、外部装置と接触して情報の授受を行うことができる接触/非接触共用ICチップであるので、複数のICモジュールを有する接触/非接触共用の情報処理媒体を提供できる。
【0080】
請求項11の発明によれば、外部通信用コイルと内部通信用コイルは、互いに隣接しているので、内部通信を最も効率よく通信することができる。
【0083】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における非接触ICカード10の概略を説明する図である。
【図2】第1実施形態における非接触ICカード10をさらに詳しく説明する図である。
【図3】図2のAA’断面を示す図である。
【図4】本発明の第2実施形態における接触/非接触共用ICカード20の概略を説明する図である。
【図5】接触/非接触共用ICモジュール27の構成を説明するための透視図である。
【図6】接触/非接触共用ICカード20の構成及び作製過程を説明するための一部断面透視図である。
【図7】接触/非接触共用ICカード20の構成及び作製過程を説明するための一部断面透視図である。
【図8】本発明の第3実施形態における非接触ICカード30の概略を説明する図である。
【図9】第3実施形態における非接触ICカード30をさらに詳しく説明する図である。
【図10】本発明の第4実施形態における接触/非接触共用ICカード40の概略を説明する図である。
【図11】接触/非接触共用ICカード40の構成及び作製過程を説明するための一部断面透視図である。
【図12】接触/非接触共用ICカード40の構成及び作製過程を説明するための一部断面透視図である。
【図13】第3実施形態の変形形態を示す図である。
【図14】第3実施形態の変形形態を示す図である。
【図15】従来の非接触ICカード100の内部構成を示す図である。
【図16】共振回路を利用した従来の非接触ICカード110を説明する図である。
【図17】従来の技術により、複数の非接触ICモジュールを備えた非接触ICカードの一例を示す図である。
【符号の説明】
11,21,31,41 外部通信用コイル
16,26,36A,36B,46A,46B 内部通信用コイル
33,43 コンデンサ部
12,22 第1のICチップ
15,25 第2のICチップ
35A,35B,45A,45B ICチップ
Claims (11)
- 外部装置と非接触で情報の授受を行うための大型の外部通信用コイル及び前記外部通信用コイルに電気的に直接接続された電荷蓄積手段を有する共振回路と、
前記外部通信用コイルと電磁結合し、
前記外部通信用コイルよりも小型の内部通信用コイル及び前記内部通信用コイルに電気的に直接接続されたICチップを有する複数のICモジュールと、を備え、
前記複数のICモジュールは、それぞれ非接触における通信方式が異なること、を特徴とする情報処理媒体。 - 請求項1に記載の情報処理媒体において、
前記共振回路の共振周波数は、
前記外部装置の送出する交流電磁波の周波数とほぼ等しいこと、を特徴とする情報処理媒体。 - 請求項1又は請求項2に記載の情報処理媒体において、
前記複数のICモジュールは、いずれも同じ周波数で動作すること、を特徴とする情報処理媒体。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の情報処理媒体において、
前記複数のICモジュールは、前記外部装置と通信を行う際に、通信方式が適したものか否かを判別し、適した通信方式ではないICチップを非活性化することにより、いずれも同時駆動しないこと、を特徴とする情報処理媒体。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の情報処理媒体において、
前記ICチップのうち少なくとも1つは、外部装置と接触して情報の授受を行うことができる接触/非接触共用ICチップであること、を特徴とする情報処理媒体。 - 外部装置と非接触で情報の授受を行うための大型の外部通信用コイル及び前記外部通信用コイルに電気的に直接接続され電荷蓄積手段を含む第1のICチップを有する共振回路兼用ICモジュールと、
前記外部通信用コイルと電磁結合し、
前記外部通信用コイルよりも小型の内部通信用コイル及び前記内部通信用コイルに電気的に直接接続された第2のICチップを有する1つ以上のICモジュールと、を備え、
前記1つ以上のICモジュール及び前記共振回路兼用ICモジュールは、それぞれ非接触における通信方式が異なること、を特徴とする情報処理媒体。 - 請求項6に記載の情報処理媒体において、
前記共振回路兼用ICモジュールの共振周波数は、
前記外部装置の送出する交流電磁波の周波数とほぼ等しいこと、を特徴とする情報処理媒体。 - 請求項6又は請求項7に記載の情報処理媒体において、
前記1つ以上のICモジュール及び前記共振回路兼用ICモジュールは、いずれも同じ周波数で動作すること、を特徴とする情報処理媒体。 - 請求項6から請求項8までのいずれか1項に記載の情報処理媒体において、
前記1つ以上のICモジュール及び前記共振回路兼用ICモジュールは、前記外部装置と通信を行う際に、通信方式が適したものか否かを判別し、適した通信方式ではないICチップを非活性化することにより、いずれも同時駆動しないこと、を特徴とする情報処理媒体。 - 請求項6から請求項9までのいずれか1項に記載の情報処理媒体において、
前記第1のICチップ及び/又は前記第2のICチップのうち少なくとも1つは、外部装置と接触して情報の授受を行うことができる接触/非接触共用ICチップであること、を特徴とする情報処理媒体。 - 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の情報処理媒体において、
前記外部通信用コイルと前記内部通信用コイルは、互いに隣接していること、を特徴とする情報処理媒体。
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