JP4643112B2 - データライブラリ認識装置及びデータライブラリ認識システム - Google Patents

データライブラリ認識装置及びデータライブラリ認識システム Download PDF

Info

Publication number
JP4643112B2
JP4643112B2 JP2002197701A JP2002197701A JP4643112B2 JP 4643112 B2 JP4643112 B2 JP 4643112B2 JP 2002197701 A JP2002197701 A JP 2002197701A JP 2002197701 A JP2002197701 A JP 2002197701A JP 4643112 B2 JP4643112 B2 JP 4643112B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
data
identification information
library
data library
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002197701A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004039173A (ja
Inventor
和成 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Maxell Energy Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Energy Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Energy Ltd filed Critical Hitachi Maxell Energy Ltd
Priority to JP2002197701A priority Critical patent/JP4643112B2/ja
Publication of JP2004039173A publication Critical patent/JP2004039173A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4643112B2 publication Critical patent/JP4643112B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Tape Cassette Changers (AREA)
  • Automatic Disk Changers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データを格納可能な記録媒体を有するカートリッジのライブラリでの格納位置を認識するデータライブラリ認識装置及びデーライブラリ認識方法、並びにデータライブラリ認識システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンピュータのバックアップ用テープカートリッジのライブラリシステムとして、RFID(Radio Frequency Identification)を用いたライブラリシステムがある。ライブラリシステムにおいてRFIDを用いる場合、図10に示すように、ドライブユニット103が設けられるライブラリ101にテープカートリッジ104が収納される。そして、このライブラリシステムでは、スキャンユニット102を機械的に移動させることにより走査させてテープカートリッジ104の格納位置を認識する。図11に示すように、テープカートリッジ104にはRFIDタグ105が内蔵される。スキャンユニット102は、このRFIDタグ105を読み込んで所望のテープカートリッジ104を探し出す。図12を示すように、RFIDタグ105は、基材110上にRFIDチップ111とRFIDチップ111に接続されるアンテナコイル112とが形成されたものである。アンテナコイル112は、RFIDチップ111が記憶する識別情報をスキャンユニット102に対して送信する。
【0003】
図13に示すように、スキャンユニット102のテープカートリッジ104に対向する面にはリーダライタアンテナ107が設けられている。スキャンユニット102では、リーダライタアンテナ107を介してRFIDタグ105に対して電波を送信する。RFIDタグ105はアンテナコイル112を介して電波を受信し、受信した電波によりRFIDチップ111に対して電力が供給される。RFIDチップ111に電力が供給されると、RFIDチップ111に記憶された識別情報はアンテナコイル112を介して電波でスキャンユニット102に対して送信される。RFIDチップ111から電波として識別情報を受信したスキャンユニット102は、今識別情報を読み込んだテープカートリッジ104が所望のテープカートリッジ104であるか否かを受信した識別情報に基づいて判断する。テープカートリッジ104が所望のテープカートリッジ104でない場合には、他のテープカートリッジ104を走査し、所望のテープカートリッジが見つかるまで走査を行うこととなる。
【0004】
スキャンユニット102がテープカートリッジ104に内蔵されるRFIDタグ105に記憶された識別情報を読み込んで所望のテープカートリッジ104を探し当てると、図13に示すようにスキャンユニット102に設けられたロボットアーム106によりテープカートリッジ104を取り出す。取り出されたテープカートリッジ104は、ドライブユニット103へと移動され、収納されるテープに記憶されたデータが読み出される。
【0005】
ところが、スキャンユニット102により所望のテープカートリッジ104を探し当てるのに機械的な走査時間が必要となり、スキャンユニット102を用いてテープカートリッジ104を効率良く探すことができない。さらに、テープカートリッジ104のRFIDタグ105を読み込む際に、スキャンユニット102が読み込んで認識する認識時間が必要なため、より不要な時間を費やしてしまうこととなる。さらにまた、RFIDタグ105にはスキャンユニット102との間で通信を行うための外付けの比較的大きなアンテナが必要であるため、テープカートリッジ104の場所を特定するためにスキャンユニット102との間で送受信する電波の隣同士での通信の衝突(コリジョン)を考慮してテープカートリッジ104が並ぶピッチを広げる必要がある。また、アンチコリジョン機能を活用して同一フィールド内にあるRFIDを識別することも可能であるが、格納場所の同定が困難となる。そのため、ライブラリ101にテープカートリッジ104を並べるピッチを狭めるのに限界があり、テープカートリッジ101の収納効率に限界がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のデータライブラリ認識装置では、スキャンユニットを機械的に移動することにより走査させてRFIDタグを読み込んでカートリッジの格納位置を認識するため、効率良くカートリッジの格納位置を認識することができないという問題点があった。
【0007】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、データを格納可能な記録媒体を有するカートリッジのライブラリでの格納位置を効率良く認識することができるデータライブラリ認識装置及びデータライブラリ認識方法、並びにデータライブラリ認識システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかるデータライブラリ認識装置は、データを格納可能な記録媒体を有するカートリッジを格納するライブラリでのデータの格納位置を認識するデータライブラリ認識装置であって、前記カートリッジを収納する収納部と、前記カートリッジの収納位置の各々に対応して設けられ、前記カートリッジより送信され、当該カートリッジ又はデータを識別する識別情報を無線で受信する複数の受信手段(例えば、本発明の実施の形態におけるパタンアンテナ12b)と、該受信手段により受信された識別情報に基づいて前記データの格納位置を認識する認識手段(例えば、本発明の実施の形態におけるリーダライタユニット13)とを備えたものである。このような構成により、カートリッジの格納位置を効率良く認識することができる。
【0009】
さらに、本発明にかかるデータライブラリ認識装置は、前記受信手段は、前記無線で受信するアンテナコイルを有し、該アンテナコイルは前記カートリッジの格納位置に対応して設けられるものである。これにより、カートリッジの格納位置に対応したアンテナコイルにより識別情報を受信してカートリッジの格納位置を効率良く認識することができる。
【0010】
またさらに、本発明にかかるデータライブラリ認識装置は、前記複数の受信手段の受信動作を順次走査することにより、前記識別情報を受信するものである。これにより、カートリッジの識別情報の受信動作を順次走査してカートリッジ毎の識別情報を効率良く受信することができる。
【0011】
好ましくは、本発明にかかるデータライブラリ認識装置は、前記複数の受信手段の受信動作を並列に行う並列処理回路を有するものである。これにより、複数のカートリッジの識別情報を同時に取得することができる。
【0012】
また、本発明にかかるデータライブラリ装置は、前記認識手段は、前記カートリッジを前記ライブラリから取り出す又は前記ライブラリに収納するために移動させる移動手段(例えば、本発明の実施の形態におけるロボットアーム14)との間で前記識別情報の通信を行い、前記移動手段の動作を前記識別情報に基づいて制御するものである。これにより、カートリッジの格納位置を効率良く認識し、カートリッジを移動させることができる。
【0013】
本発明にかかるデータライブラリ認識方法は、データを格納可能な記録媒体を有するカートリッジを格納するライブラリでのデータの格納位置を認識するデータライブラリ認識方法であって、前記カートリッジより送信され、当該カートリッジ又はデータを識別する識別情報を含む無線情報をカートリッジの格納位置に対応して設けられた複数の受信手段(例えば、本発明の実施の形態におけるパタンアンテナ12b)によって受信する受信ステップと、前記受信手段により受信された識別情報に基づいて前記データの格納位置を認識する認識ステップとを備えたものである。このような方法により、カートリッジの格納位置を効率良く認識することができる。
【0014】
さらに、本発明にかかるデータライブラリ認識方法は、前記複数の受信手段の受信動作を順次走査することにより、前記無線情報を受信するものである。これにより、カートリッジの識別情報の受信動作を順次走査してカートリッジ毎の識別情報を効率良く受信することができる。
【0015】
好ましくは、本発明にかかるデータライブラリ認識方法は、前記複数の受信手段の受信動作を並列処理により行うものである。これにより、複数のカートリッジの識別情報を同時に取得することができる。
【0016】
本発明にかかるデータ認識システムは、データを格納可能な記録媒体を収納するカートリッジと、該カートリッジを格納するライブラリとを有し、該ライブラリでのデータの格納位置を認識するデータライブラリ認識システムであって、前記カートリッジは、前記カートリッジ又はデータを識別する識別情報を記憶する識別情報記憶手段(例えば、本発明の実施の形態におけるコイルオンチップ21)と、前記識別情報を無線で送信する送信手段(例えば、本発明の実施の形態におけるコイルオンチップ21)とを備え、前記ライブラリは、前記カートリッジを収納する収納部と、前記カートリッジの収納位置の各々に対応して設けられ、前記カートリッジより送信され、前記識別情報を無線で受信する複数の受信手段(例えば、本発明の実施の形態におけるパタンアンテナ12b)と、該受信手段により受信された識別情報に基づいて前記データの格納位置を認識する認識手段(例えば、本発明の実施の形態におけるリーダライタユニット13)とを備えたものである。このような構成により、カートリッジの格納位置を効率良く認識することができる。
【0017】
そして、本発明にかかるデータライブラリ認識システムは、前記識別情報記憶手段を、前記識別情報を含む前記データを特定するための情報を記憶するIC素子とし、前記送信手段を、前記IC素子上に設けられて前記情報を送信するアンテナコイルとしたものである。これにより、前記識別情報記憶手段と前記送信手段とを一体形成してカートリッジに内蔵することができる。
【0018】
さらに、本発明にかかるデータライブラリ認識システムは、前記受信手段は、前記無線で受信するアンテナコイルを有し、該アンテナコイルは前記カートリッジの格納位置に対応して設けられるものである。これにより、カートリッジの格納位置に対応したアンテナコイルにより識別情報を受信してカートリッジの格納位置を効率良く認識することができる。
【0019】
またさらに、本発明にかかるデータライブラリ認識システムは、前記複数の受信手段の受信動作を順次走査することにより、前記識別情報を受信するものである。これにより、カートリッジの識別情報の受信動作を順次走査してカートリッジ毎の識別情報を効率良く受信することができる。
【0020】
好ましくは、本発明にかかるデータライブラリ認識システムは、前記複数の受信手段の受信動作を並列に行う並列処理回路を有するものである。これにより、複数のカートリッジの識別情報を同時に取得することができる。
【0021】
また、本発明にかかるデータライブラリ認識システムは、前記認識手段は、前記カートリッジを前記ライブラリから取り出す又は前記ライブラリに収納するために移動する移動手段との間で前記識別情報の通信を行い、前記移動手段の動作を前記識別情報に基づいて制御するものである。これにより、カートリッジの格納位置を効率良く認識し、カートリッジを移動させることができる。
【0022】
本発明にかかるデータライブラリ認識方法は、データを格納可能な記録媒体を収納するカートリッジと該カートリッジを格納するライブラリとを有し、該ライブラリでのデータの格納位置を認識するデータライブラリ認識方法であって、前記カートリッジが前記ライブラリに対して、前記カートリッジ又はデータを識別する識別情報を含む無線信号を送信する送信ステップと、前記ライブラリが、前記カートリッジより送信され、前記無線情報をカートリッジの格納位置に対応して設けられた複数の受信手段(例えば、本発明の実施の形態におけるパタンアンテナ12b)によって受信する受信ステップと、前記受信手段により受信された識別情報に基づいて前記データの格納位置を認識する認識ステップとを備えたものである。このような方法により、カートリッジの格納位置を効率良く認識することができる。
【0023】
また、本発明にかかるデータライブラリ認識方法は、前記複数の受信手段の受信動作を順次走査することにより、前記無線情報を受信するものである。これにより、カートリッジの識別情報の受信動作を順次走査してカートリッジ毎の識別情報を効率良く受信することができる。
【0024】
好ましくは、本発明にかかるデータライブラリ認識方法は、前記複数の受信手段の受信動作を並列処理により行うものである。これにより、複数のカートリッジの識別情報を同時に取得することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
【0026】
本発明の実施の形態において、本実施形態のデータライブラリ認識システムについて説明した後、本実施形態において用いるコイルオンチップについて説明する。
【0027】
まず、本発明の実施の形態におけるデータライブラリ認識システムについて説明するとともに、その一構成要素であるデータライブラリ装置の構造について説明する。図1は、本発明の実施の形態におけるデータライブラリ認識システムの一形態例を示す模式図である。図1に示すように、本実施形態におけるデータライブラリ認識システムは、ライブラリ装置10と、ライブラリ装置10に収納されるカートリッジ11とを有する。さらに、データライブラリ認識システムの一構成要素であるライブラリ装置10には、カートリッジ11に近接するアンテナアレイ12が設けられ、アンテナアレイ12にはリーダライタユニット13が接続され、リーダライタユニット13にはカートリッジ11をライブラリ装置10に出し入れするロボットアーム14が接続される。
【0028】
カートリッジ11を格納するライブラリ装置10は、データが記録される記録媒体が中に収められるカートリッジ11を格納する一般的な筐体である。図1においては、ライブラリ装置10の形状は、略直方体形状であるが、カートリッジ11の形状に応じて変更したり、カートリッジ11を格納する場所を略直方体形状として周辺部の形状を変更させたりしても良い。また、ライブラリ装置10は、金属や合成樹脂を用いて形成することができるが、複数のカートリッジ11を収納することから頑丈に形成するのが好ましい。
【0029】
ライブラリ装置10には、図1に示すようにカートリッジ11が収納される収納部が予め設けられている。収納部は、例えば図1において、二段になって形成される収納棚に並びピッチLごとに形成され、カートリッジ11はマトリクス状に区分けされたライブラリ装置10の収納棚に収納される。収納部の構造は、カートリッジ11のライブラリ装置10への収納の仕方により定まるが、例えば、略直方体形状であるカートリッジ11を収納する場合には、略直方体形状のライブラリ装置10に収納棚を形成し、並びピッチLごとに区分けして形成するのが好ましい。また、図1においては図示しないが、収納部を区分けしてカートリッジ11の収納位置を定めるガイドを収納棚に設けることができる。例えば、収納棚上にガイドを設けたり、アンテナアレイ12が設けられる箇所に貫通孔が形成される収納壁を設けたり、あるいは図1中の上下からカートリッジ11を安定させるために上下の収納棚にガイドを設けたりすることができる。
【0030】
ライブラリ装置10にカートリッジ11を収納したりライブラリ装置10からカートリッジ11を取り出したりするのであるが、例えば、図1中で全面若しくは背面の一方にカートリッジ11を収納した時に止まるように収納壁を設けてその他方でカートリッジ11の出し入れを行っても良いし、収納壁を設けることなく両方から出し入れできるようにしても良い。後述するように、本実施形態においては、従来におけるようにカートリッジ11を読み込むスキャンユニットをカートリッジ11の取り出し面に設けることがないため、スキャンユニットにより場所をとられることなく、ライブラリ装置10の両面から出し入れすることができ、柔軟で便利なライブラリ装置10を実現することができる。
【0031】
ライブラリ装置10にカートリッジ11を収納する収納棚が設けられる場合、例えば、アンテナアレイ12が収納棚上に配置される。図2に示すように、アンテナアレイ12は、基材12aと基材12a上に形成されるパタンアンテナ12bとを有する。基材12aはプラスチックなどの絶縁性部材から構成され、パタンアンテナ12bは電流が流れるように導電性部材から構成される。基材12aの形状は、例えば図1に示すような略四角形の形状としても良いし、ライブラリ装置10の収納部の形状やカートリッジの形状に応じて凹凸のある形状としても良い。パタンアンテナ12bは、コイルオンチップ21との配置、実装面積、その他の条件に応じて所望の寸法、形状、自己インダクタンス、相互インダクタンスを有する。また図2においては、例えば、上から見た場合にコイルの形状が四角形であるが、円形、四角形、楕円形などとしても良い。なお、パタンアンテナ12bは基材12a上に配置されているが、ライブラリ装置10の収納棚上の収納部に直接配置しても良い。
【0032】
図1に示すように、パタンアンテナ12bは、アンテナアレイ12をライブラリ装置10に設けたときにカートリッジ11が収納される収納位置に対応するように形成される。図1に示すように、カートリッジ11がライブラリ装置10の予め設けられた収納位置に収納されると、後述するようなカートリッジ11の底部に形成されるコイルオンチップ21と対向し、パタンアンテナ12bからコイルオンチップ21に対して電波を送信して電力を供給する。そのため、パタンアンテナ12bは、ライブラリ装置10の収納位置にカートリッジ11が収納された時に、コイルオンチップ21に対向するように基材12a上に配列される。図1では、例えば、ライブラリ装置10上にカートリッジ11がマトリクス状に収納されるため、基材12a上にパタンアンテナ12bをマトリクス状の収納棚の行方向に関する収納位置に一致するように略一定の間隔(並びピッチL)で配列される。
【0033】
アンテナアレイ12は、カートリッジ11をライブラリ装置10に収納したときにカートリッジ11のコイルオンチップ21にパタンアンテナ12bが対向すれば良く、ライブラリ装置10に形成されるカートリッジ11の収納部の形状やカートリッジ11に設けられるコイルオンチップ21のカートリッジ11上での設置位置により種々のライブラリ装置10の箇所に設けることができる。さらに、基材12a上のパタンアンテナ12bは、カートリッジ11をライブラリ装置10に収納したときにカートリッジ11のコイルオンチップ21にパタンアンテナ12bが対向すれば良く、ライブラリ装置10に形成されるカートリッジ11の収納部の形状やカートリッジ11に設けられるコイルオンチップ21のカートリッジ11上での設置位置により種々の配列形態とすることができる。
【0034】
カートリッジ11は、データを記録する記録する媒体を収納する一般的な筐体であり、金属や合成樹脂を用いて形成することができる。カートリッジ11の形状は、内部に収納する記録媒体の形状により種々の形状とすることができるが、図1に示すように、略直方体形状とすることにより効率良くライブラリ装置10に収納することができる。カートリッジ11に収納され、データを記録する記録媒体は、例えば、テープ、3.5型ディスク、CD−ROM、MOなど一般的にテキストや画像を記録することができる媒体である。
【0035】
図3に示すように、カートリッジ11のカートリッジ筐体11aにはコイルオンチップ21が形成されている。コイルオンチップ21は、カートリッジ筐体11aのどの位置に形成しても良いが、例えば、図1に示すように、ライブラリ装置10にマトリクス状の収納棚を設けてカートリッジ11をマトリクス状に収納する場合、コイルオンチップ21とパタンアンテナ12bとを近づけて電波の受信を良くするために、カートリッジ筐体11aの底部に形成することが好ましい。これにより、カートリッジ11の自重により収納棚の底面に確実に接触するため、アンテナアレイ12とカートリッジ11との距離を一定にすることができる。
【0036】
コイルオンチップ21は、IC素子とIC素子に接続されるアンテナコイルとを有する。IC素子は、データやカートリッジ11を識別する識別情報などの情報を記憶するメモリと、クロックやCPUのような論理制御回路を内蔵する。メモリはデータを保存するROM、RAM、EEPROM、FRAMなどから構成され、論理制御回路はCPUなどから構成される。IC素子は、リーダライタユニット13と識別情報に基づいて交信したり、CPUは所定の処理を行ったりすることができる。
【0037】
さらに、IC素子は、復調回路と変調回路とを含む送受信回路と、受信した電波を電力に買える電源回路とを有する。変調回路や復調回路は論理制御回路によって制御されて、クロックに同期して動作を行う。コイルオンチップ21は、バッテリを内蔵しておらず、電源回路はアンテナコイルが受信した電波から電磁誘導によってその動作電力を得る。送受信回路の復調回路は、受信した電波を検波してからデータを得るために基底帯域信号を復元する。また、送受信回路の変調回路は、データを送信するために搬送波を送信データに応じて変化させてアンテナコイルに送信する。変調方式は、例えば、キャリア(搬送)周波数の振幅を変えるASK、位相を変えるPSKなどを使用することができる。
【0038】
IC素子には一対の接続端子を有し、この接続端子には銅などから構成されるアンテナコイルが接続されている。また、IC素子とアンテナコイルとを一体形成しても良い。アンテナコイルはIC素子に接続されるとともに、ライブラリ装置10にカートリッジ11が収納されているときにはアンテナアレイ12のパタンアンテナ12bと非接触に電磁結合されている。アンテナコイルとパタンアンテナ12bは互いに密着又は微小ギャップにより近接して配置され、アンテナコイルはコイルオンチップ21における通信部として機能する。カートリッジ11がライブラリ装置10に収納されている時、アンテナコイルはパタンアンテナ12bに密接又は近接して配置されるため、その通信距離はアンテナアレイ12のパタンアンテナ12bの大きさに比べて非常に小さい。アンテナコイルは、パタンアンテナ12bとの配置、実装面積、その他の条件に応じて所望の寸法、形状、自己インダクタンス、相互インダクタンスを有する。例えば、上から見た場合にコイルの形状は円形に限定されず、四角形、楕円形などとしても良い。
【0039】
図4に示すように、コイルオンチップ21は、モジュール化してミニモールド22の状態でカートリッジ11のカートリッジ筐体11aに配置される。図4(a)に示すように、ミニモールド22は、コイルオンチップ21をゴムや樹脂など材料により覆って形成される。コイルオンチップ21を覆う材料は、アンテナコイルやIC素子を含むコイルオンチップ21を電気的に絶縁した状態で覆うため、絶縁性材料であることが好ましい。その後、図4(b)に示すように、ミニモールド22をカートリッジ筐体11aに配置する。このとき、図4(b)に示すように、ミニモールド22は、ライブラリ装置10のパタンアンテナ12bとの間で電波の送受信を行うため、カートリッジ筐体11aの表面近くに配置される。
【0040】
ミニモールド22は、種々の形状とすることができ、内部のコイルオンチップ21を保護することができれば良い。また、ミニモールド22のカートリッジ筐体11aへの配置形態によっても形状が決まる。例えば、ミニモールド22は、図4(a)に示すように、内部にコイルオンチップ21を有した状態で略平板状の形状とすることができる。この略平板状のミニモールド22をカートリッジ筐体11aに配置するために、例えば、図4(b)に示すように、カートリッジ筐体11aの底部表面にミニモールド22を埋め込む凹部が形成される。
【0041】
図4においては、ミニモールド22をカートリッジ筐体11aの凹部に埋め込む際、凹部内壁に突出する部分を避けてミニモールド22の一端を入れ、ミニモールド22を歪ませてミニモールド22の他端を凹部に埋め込む。図4(b)に示すように、ミニモールド22を凹部に埋め込んだ際、略平板状のミニモールド22の一部分が凹部の内壁を押さえ、ミニモールド22は凹部内部で固定される。このとき、接着樹脂を凹部に埋め込んでミニモールド22を固定しても良い。図4(a)に示すように、ミニモールド22は、略平板状のミニモールド22の一部分が凹部の内壁を押さえるとともに、ミニモールド22の一端を凹部に入れる際に凹部内壁の突出部分にミニモールド22が引っ掛からないため、略平板状の側壁の一部分が突出する形状とすることができる。また、ミニモールド22を凹部に埋め込む際にミニモールド22を歪ませるため、プラスチックやゴムのような可撓性を有する材料によりコイルオンチップ21を形成することができる。
【0042】
次に、データライブラリ装置のカートリッジ11を出し入れする際の動作について説明する。リーダライタユニット13からアンテナアレイ12に対して電圧を印加すると、パタンアンテナ12bには電流が流れる。このとき、アンテナアレイ12に対して電圧を印加するのに、例えば、パタンアンテナ12bに順に走査して電圧を印加してパタンアンテナ12bのそれぞれに対して電流を流す。パタンアンテナ12bに電流が流れると、パタンアンテナ12bで電磁結合されてカートリッジ11のコイルオンチップ21に対して電波を送信する。コイルオンチップ21は、内部のIC素子に接続されるアンテナコイルで電波を受信する。アンテナコイルが電波を受信すると、アンテナコイル誘導電流が発生して流れ、この誘導電流によりIC素子に電流が流れる。誘導電流は交流であるため、IC素子の電源回路部で直流に変化され、IC素子の動作のための定電流が得られる。
【0043】
IC素子に電流が流れると、アンテナコイルと入出力端子で接続される復調回路を経て、IC素子のメモリに記憶されるカートリッジ11やカートリッジ11に収納される記録媒体のデータを識別するための識別情報などの情報が読み出される。読み出された識別情報などの情報は、変調回路を経てアンテナコイルに電流として流れ、アンテナコイルから電波として外部に放出される。放出された電波は、アンテナアレイ12上のパタンアンテナ12bにより受信され、パタンアンテナ12bで電磁結合されて誘導電流がパタンアンテナ12b上に発生する。リーダライタユニット13は、誘導電流によりカートリッジ11の種類やカートリッジ11に収納されるデータの種類などを識別する。
【0044】
リーダライタユニット13が順に走査してパタンアンテナ12bに電圧を印加したとき、パタンアンテナ12bが電波を受信し、受信した電波を誘導電流としてリーダライタユニット13が取り出す場合には、リーダライタユニット13は、そのパタンアンテナ12b上にカートリッジ11があることを認識することができる。リーダライタユニット13は、識別情報により、そのカートリッジ11の種類を認識し、例えばハードディスクのような記憶装置のライブラリテーブルに記入する。これに対し、リーダライタユニット13からアンテナアレイ12に対して電圧を印加したとき、パタンアンテナ12bがコイルオンチップ21から電波を受信することなく、誘導電流を取り出すことができないような場合、そのパタンアンテナ12b上にカートリッジ11がないことを認識し、ライブラリテーブルに記入する。
【0045】
ここで、カートリッジ11に収納されるカートリッジ11の識別方法には種々の方法がある。例えば、まず、データとデータを収納するカートリッジとの対応を表すカートリッジテーブルを予め作成してリーダライタユニット13の記憶装置に格納する。そして、各カートリッジ11を識別する識別情報をコイルオンチップ21のIC素子に格納した後、カートリッジ11自体を識別することによりリーダライタユニット13でカートリッジテーブルを参照し、カートリッジテーブルを介してデータの種類を識別することができる。また例えば、コイルオンチップ21のIC素子にデータ自体の種類を識別する識別情報を格納し、データ自体を識別する識別情報をリーダライタユニット13が取得し、データがどのカートリッジ11に収納されるかに関わりなくデータ自体を識別することもできる。
【0046】
このようにリーダライタユニット13では、カートリッジ11の存在を管理するとともに、どの収納位置にどのような種類のデータを収納するカートリッジ11の位置がライブラリテーブルに管理される。そして、例えば、所望のデータをライブラリ装置10から取り出す場合に、所望のデータを収納するカートリッジ11の格納位置がライブラリテーブルから探し出され、ロボットアーム14をそのカートリッジ11の場所へと移動させる。また、このとき、カートリッジ11を取り出すためにロボットアーム14を移動させる前に、所望のデータを収納するカートリッジ11が収納位置にあるか否かをその収納位置に配されるパタンアンテナ12bに電流を流すことにより予め確認しても良い。
【0047】
最後に、コイルオンチップ21に用いるIC素子30の構成及び製造方法について説明する。IC素子30は例えば、特開2000−323643号公報に開示されたIC素子と同様のものである。
【0048】
まず、IC素子30の構成について説明する。IC素子30は、図5及び図6に示すように、IC素子30の入出力端子30aの形成面側に、酸化シリコン膜や樹脂膜等の絶縁性の表面保護膜31を介して、矩形スパイラル形状のコイル32を一体に形成して成る。
【0049】
図5のIC素子30は、回路形成部33を除く外周部にのみコイル32を形成したものであって、IC素子30に形成された回路とコイル32との間における浮遊容量の発生を防止することができ、後述する供給部43からの電力の受給効率を高めることができる。
【0050】
なお、実用上十分な電力の供給を受け、かつ、供給部43との間の通信特性を確保するためには、前記コイル32の線幅を7μm以上、線間距離を5μm以下、巻数を20ターン以上とすることが好ましい。
【0051】
IC素子30の入出力端子30aとコイル32との接続は、表面保護膜31に開設された透孔34を介して行われる。この場合、コイル32の形成位置が若干ずれた場合にも、入出力端子30aとコイル32との接続が確実に行われるように、図6に示すように、透孔34の直径又は幅をコイル32の線幅よりも小さくすることがより好ましい。
【0052】
コイル32を構成する導体は、図6に示すように、金属蒸着層35と金属めっき層36を含む多層構造になっている。前記金属蒸着層35及び金属めっき層36は、任意の導電性金属をもって形成することができるが、比較的安価で導電率が高いことから、金属蒸着層35についてはアルミニウム、ニッケル、銅及びクロムから選択される金属又はこれらの金属群から選択される2種以上の金属の合金で形成することが好ましく、均質な単層構造とするほか、異なる金属層又は合金層を多層に積層した他層構造とすることもできる。一方、前記金属めっき層36は、銅で形成することが好ましく、無電解めっき法又は電気めっき法若しくは精密電鋳法により形成することができる。
【0053】
次に、IC素子30の製造方法を図7乃至図9に基づいて説明する。図7は、所定のプロセス処理を経て完成されたいわゆる完成ウエハ37の平面図、図8はIC素子30の製造方法を示す工程図、図9はコイルを含む所要の導電パターンが形成された完成ウエハ37の平面図である。
【0054】
図7に示すように、完成ウエハ37には、最外周部を除く内周部分に多数個のIC素子用の回路33が等間隔に形成されており、その回路形成面側には、所要の表面保護膜31が形成されている(図8参照)。
【0055】
図6に示す構造を有するIC素子の製造方法では、まず図8(a)に示すように、完成ウエハ37の回路形成面に形成された表面保護膜31上に、アルミニウム又はアルミニウム合金若しくは銅又は銅合金を用いて、金属蒸着層35を均一に形成する。次いで、図8(b)に示すように、当該金属蒸着層35上にフォトレジスト層38を均一に形成し、形成されたフォトレジスト層38にコイルを含む所要のパターンが形成されたマスク39を被せ、マスク39の外側から所定波長の光40を照射してフォトレジスト層38を露光する。しかる後に露光されたフォトレジスト層38の現像処理を行い、図8(c)に示すように、フォトレジスト層38の露光部分を除去して、前記金属蒸着層35の前記露光パターンと対応する部分を露出させる。金属蒸着層35の露出パターンには、図9に示すように、リング状の電極部41と、前記各回路形成部33と対向する部分に形成されたコイル32と、これら電極部41と各コイル32とを連結するリード部42とが含まれる。次いで、前記電極部41を一方の電極として、金属蒸着層35の露出部分に電気めっき又は精密電鋳を施し、図8(d)に示すように、金属蒸着層35の露出部分に金属めっき層36を積層する。次いで、完成ウエハ37の表面に付着したフォトレジスト層38をアッシング処理等によって除去し、図8(e)に示すように、均一な金属蒸着層35上に電極部41とコイル32とリード部42とを有する金属めっき層36が形成された完成ウエハ37を得る。次いで、金属めっき層36より露出した金属蒸着層35を選択的にエッチングし、図8(f)に示すように、金属めっき層36より露出した金属蒸着層35を除去する。
これによって、金属蒸着層35と金属めっき層36とが共に図9に示す所要の導電パターンに形成された完成ウエハ37が得られる。最後に、前記完成ウエハ37をスクライビングして、図5に示す所要のIC素子30を得て終了する。
【0056】
以上のように、ライブラリ装置10のカートリッジ11に対応する収納位置にパタンアンテナ12bを配置させ、カートリッジ11に形成されるコイルオンチップ21とパタンアンテナ12bとの間で通信を行うことにより、リーダライタユニット13からパタンアンテナ12bのそれぞれに順に走査させて電圧を印加させる。これにより、ライブラリ装置10側のパタンアンテナ12bとカートリッジ11のコイルオンチップ21とが通信を行い、コイルオンチップ21に記憶された識別情報をリーダライタユニット13に送信することができる。そのため、従来のように順にスキャンユニットを走査させて個々のカートリッジ11を検索することなく、パタンアンテナ12bに電圧を印加してカートリッジ11の識別を行うことができる。
【0057】
パタンアンテナ12bに順次走査して電圧を印加させてカートリッジ11を識別するため、従来のようなスキャンユニットを動作させる時間を削減することができ、電気的な走査によって短時間のうちにカートリッジ11を識別することができる。そのため、ライブラリ装置10でカートリッジ11を効率良く識別することができ、所望のカートリッジを特定することが可能となる。また、リーダライタユニット13に並列処理回路を設けることにより、パタンアンテナ12bに同時に電圧を印加させ、パタンアンテナ12bの受信動作を並列処理により行うことができる。これにより、複数のカートリッジの識別情報を同時に取得し、識別情報の取得スピードを飛躍的に向上させることができる。
【0058】
さらに、データやカートリッジを識別する識別情報をコイルオンチップ21に記憶させることにより、コイルオンチップ21が有するアンテナコイルが小型であるため、ライブラリ装置10に設けるアンテナアレイ12のパタンアンテナ12bを小型化することができる。そのため、アンテナアレイ12上でパタンアンテナ12bの間隔を縮小し、カートリッジ11の間隔である並びピッチLを縮小することができる。このような並びピッチLを縮小することにより、ライブラリ装置10におけるカートリッジ11の収納効率を向上させることができる。また、コイルオンチップ21のアンテナが小型であり、通信距離が限定されるが固定アンテナにできるためほぼ密着で実現可能であるため、並びピッチLを縮小したとしても、カートリッジ11とアンテナアレイ12との間で送受信する電波の隣同士での通信の衝突(コリジョン)を低減することができる。そして、並びピッチLは理論的にはカートリッジの厚みと略同一とすることができる。
【0059】
さらにまた、スキャンユニットを用いることなくカートリッジ11を識別することができるため、スキャンユニットの配線を省くことができ、簡便なデータライブラリ装置を実現させることができる。また、スキャンユニットを省いて駆動系はロボットアーム14のみで走査することができるため、電気的走査によりカートリッジ11の動作を識別情報に基づいて最短時間で制御することができる。そして、ロボットアーム14のみを用いて電気的な走査によりカートリッジ11を識別することができるため、機械的ストレスによる断線等のトラブルを回避することができる。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、データを格納可能な記録媒体を有するカートリッジのライブラリでの格納位置を効率良く認識することができるデータライブラリ認識装置及びデータライブラリ認識方法、並びにデータライブラリ認識システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるデータライブラリ認識システムを示す模式図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるアンテナアレイを示す模式図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるカートリッジを示す模式図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるコイルオンチップを示す模式図である。
【図5】本発明の実施の形態で用いられるIC素子を示す構成図である。
【図6】本発明の実施の形態で用いられるIC素子を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態で用いられる完成ウエハを示す構成図である。
【図8】本発明の実施の形態で用いられるIC素子の製造方法を示す工程図である。
【図9】本発明の実施の形態で用いられる完成ウエハを示す構成図である。
【図10】従来例におけるデータライブラリを示す模式図である。
【図11】従来例におけるカートリッジを示す模式図である。
【図12】従来例におけるRFIDタグを示す模式図である。
【図13】従来例におけるデータスキャンユニットを示す模式図である。
【図14】従来例におけるデータライブラリを示す模式図である。
【符号の説明】
10 ライブラリ装置、 11 カートリッジ、 11a カートリッジ筐体、12 アンテナアレイ、 12a 基材、 12b パタンアンテナ、 13リーダライタユニット、 14 ロボットアーム、 21 コイルオンチップ、 22 ミニモールド、 30 IC素子、 30a 入出力端子、 31 表面保護膜、 32 コイル、 33 回路形成部、 35 金属蒸着層、 36 金属めっき層、 37 完成ウエハ、 38 フォトレジスト層、 39 マスク、 40 光、 41 電極部、 42 リード部、 101 ライブラリ、 102 スキャンユニット、 103 ドライブユニット、 104 テープカートリッジ、 105 RFIDタグ、 106 ロボットアーム、 107 リーダライタアンテナ、 108 データ通信ケーブル、 110 基材、 111 RFIDチップ、 112 アンテナコイル

Claims (7)

  1. データを格納可能な記録媒体を有するカートリッジを格納するライブラリでのデータの格納位置を認識するデータライブラリ認識装置であって、
    前記カートリッジを収納する複数の収納部と、
    前記カートリッジの収納位置の各々に対応して設けられ、前記カートリッジより送信され、当該カートリッジ又はデータを識別する識別情報を無線で受信する複数の受信手段と、
    該受信手段により受信された識別情報に基づいて前記データの格納位置を認識する認識手段とを備え、
    複数の前記受信手段夫々は、前記無線で受信するアンテナコイルを有し、該アンテナコイルは、パターニングされた導電性部材であり、前記カートリッジの格納位置に対応して設けられ、
    複数の前記アンテナコイルは、複数の前記収納部の配置方向に沿って延在する共通の絶縁性の基板に実質的に一定の間隔で形成される、データライブラリ認識装置。
  2. 前記認識手段は、複数の前記アンテナコイルに共通のリーダライタユニットを有し、当該リーダライタユニットは、複数の前記アンテナコイル夫々を走査することに基づいて前記識別情報を読み出すことを特徴とする請求項1に記載のデータライブラリ認識装置。
  3. 前記認識手段は、前記カートリッジを前記ライブラリから取り出す又は前記ライブラリに収納するために移動させる移動手段との間で前記識別情報の通信を行い、前記移動手段の動作を前記識別情報に基づいて制御することを特徴とする請求項1又は2記載のデータライブラリ認識装置。
  4. データを格納可能な記録媒体を収納するカートリッジと、該カートリッジを格納するライブラリとを有し、該ライブラリでのデータの格納位置を認識するデータライブラリ認識システムであって、
    前記カートリッジは、前記カートリッジ又はデータを識別する識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
    前記識別情報を無線で送信する送信手段とを備え、
    前記ライブラリは、前記カートリッジを収納する複数の収納部と、
    前記カートリッジの収納位置の各々に対応して設けられ、前記カートリッジより送信され、前記識別情報を無線で受信する複数の受信手段と、
    該受信手段により受信された識別情報に基づいて前記データの格納位置を認識する認識手段とを備え、
    複数の前記受信手段夫々は、前記無線で受信するアンテナコイルを有し、該アンテナコイルは、パターニングされた導電性部材であり、前記カートリッジの格納位置に対応して設けられ、
    複数の前記アンテナコイルは、複数の前記収納部の配置方向に沿って延在する共通の絶縁性の基板に実質的に一定の間隔で形成される、データライブラリ認識システム。
  5. 前記認識手段は、複数の前記アンテナコイルに共通のリーダライタユニットを有し、当該リーダライタユニットは、複数の前記アンテナコイル夫々を走査することに基づいて前記識別情報を読み出すことを特徴とする請求項4に記載のデータライブラリ認識システム。
  6. 前記識別情報記憶手段は、前記識別情報を含む前記データを特定するための情報を記憶するIC素子であり、前記送信手段は、前記IC素子上に設けられて前記情報を送信するアンテナコイルであることを特徴とする請求項4又は5に記載のデータライブラリ認識システム。
  7. 前記認識手段は、前記カートリッジを前記ライブラリから取り出す又は前記ライブラリに収納するために移動する移動手段との間で前記識別情報の通信を行い、前記移動手段の動作を前記識別情報に基づいて制御することを特徴とする請求項4又は5に記載のデータライブラリ認識システム。
JP2002197701A 2002-07-05 2002-07-05 データライブラリ認識装置及びデータライブラリ認識システム Expired - Fee Related JP4643112B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002197701A JP4643112B2 (ja) 2002-07-05 2002-07-05 データライブラリ認識装置及びデータライブラリ認識システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002197701A JP4643112B2 (ja) 2002-07-05 2002-07-05 データライブラリ認識装置及びデータライブラリ認識システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004039173A JP2004039173A (ja) 2004-02-05
JP4643112B2 true JP4643112B2 (ja) 2011-03-02

Family

ID=31705405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002197701A Expired - Fee Related JP4643112B2 (ja) 2002-07-05 2002-07-05 データライブラリ認識装置及びデータライブラリ認識システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4643112B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4199164B2 (ja) * 2004-06-29 2008-12-17 株式会社日立情報システムズ Rfidタグシステム
US8311663B2 (en) 2005-08-31 2012-11-13 International Business Machines Corporation Apparatus and method to store information
JP5812432B2 (ja) * 2012-03-29 2015-11-11 Necプラットフォームズ株式会社 マガジン、ライブラリ装置
JP2016162319A (ja) * 2015-03-04 2016-09-05 日本放送協会 ストレージシステム、データ書込方法及びデータ読出方法
US11398249B2 (en) 2020-02-04 2022-07-26 Fujifilm Corporation Noncontact communication medium, magnetic tape cartridge, operation method of noncontact communication medium, and storage medium

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004039173A (ja) 2004-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3800766B2 (ja) 複合icモジュールおよび複合icカード
JP3800765B2 (ja) 複合icカード
KR100470283B1 (ko) 비접촉형ic카드
US4960983A (en) Noncontact type IC card and system for noncontact transfer of information using the same
US6634564B2 (en) Contact/noncontact type data carrier module
CN1881241B (zh) 非接触式数据载体及其制造方法
US20040052202A1 (en) RFID enabled information disks
KR20030030831A (ko) 스마트 카드 제조시 안테나의 신속한 끼움 방법 및 장치
JPH11149536A (ja) 複合icカード
JP2001043340A (ja) 複合icカード
MXPA97005524A (en) Method for connecting electrically an integrated circuit to a ultraflexi substrate
TW200305315A (en) Integrated circuit with enhanced coupling
WO2006007583A1 (en) Rfid tag and method of manufacture
JP2004062854A (ja) Icモジュール及びこれを用いた無線情報記憶媒体並びに無線情報送受信装置
JP4210008B2 (ja) 情報処理媒体
JP2529436B2 (ja) 非接触型icカ―ドシステム
JP2001101371A (ja) Icカード
JP4643112B2 (ja) データライブラリ認識装置及びデータライブラリ認識システム
JPH11328341A (ja) 複合icカード
JP3680676B2 (ja) 非接触データキャリア
JP2010028351A (ja) ブースターアンテナ及び非接触情報媒体
JP2000172814A (ja) 複合icモジュール及び複合icカード
JP5103741B2 (ja) 非接触型データキャリア装置
JP4550472B2 (ja) 情報記録媒体
JP4269450B2 (ja) 複合icカード用アンテナシートおよびそれを用いた複合icカード

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080826

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081008

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20081104

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20081128

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4643112

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees