JP2001100645A - 表示装置 - Google Patents
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- JP2001100645A JP2001100645A JP27871799A JP27871799A JP2001100645A JP 2001100645 A JP2001100645 A JP 2001100645A JP 27871799 A JP27871799 A JP 27871799A JP 27871799 A JP27871799 A JP 27871799A JP 2001100645 A JP2001100645 A JP 2001100645A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造で多色表示を可能とし、表現力豊
かな表示装置を提供する。 【解決手段】 透過型液晶表示器３と、前記透過型液晶
表示器３の背後に備わり紫外線を受けて励起発光する背
面部４と、前記背面部を励起発光させる紫外線を発する
光源６とを備えた表示装置において、前記背面部は非励
起時において外来光を反射して前記透過型液晶表示器の
表示を視認可能とし、励起時において前記反射と異なる
色で発光するとともに、当該発光色が異なる少なくとも
２以上の領域４ａ〜４ｃから構成する。
かな表示装置を提供する。 【解決手段】 透過型液晶表示器３と、前記透過型液晶
表示器３の背後に備わり紫外線を受けて励起発光する背
面部４と、前記背面部を励起発光させる紫外線を発する
光源６とを備えた表示装置において、前記背面部は非励
起時において外来光を反射して前記透過型液晶表示器の
表示を視認可能とし、励起時において前記反射と異なる
色で発光するとともに、当該発光色が異なる少なくとも
２以上の領域４ａ〜４ｃから構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、透過型液晶表示器
により、各種表示がなされる表示装置に関わり、光源の
点灯と不点灯により表示の態様を変化させることができ
るようにした表示装置に関するものである。
により、各種表示がなされる表示装置に関わり、光源の
点灯と不点灯により表示の態様を変化させることができ
るようにした表示装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来の表示装置の断面図を示す。
図３において、１１はキャビネット、１１ａはキャビネ
ット１１に設けられた表示窓、１２は表示窓１１ａに備
えられた透明パネルである。１３は液晶表示器、１４は
液晶表示器１３の背後に備わる拡散フィルムである。液
晶表示器１３はポジ型で光透過の液晶表示器で、表示す
べきパタンを黒色の不透過で、表示パタン以外の部分は
透過して表示する。ここで表示パタンとは、液晶表示器
１３により表示と非表示を変化させることができる文
字、絵文字、記号、あるいは図柄などの総称を指す。
図３において、１１はキャビネット、１１ａはキャビネ
ット１１に設けられた表示窓、１２は表示窓１１ａに備
えられた透明パネルである。１３は液晶表示器、１４は
液晶表示器１３の背後に備わる拡散フィルムである。液
晶表示器１３はポジ型で光透過の液晶表示器で、表示す
べきパタンを黒色の不透過で、表示パタン以外の部分は
透過して表示する。ここで表示パタンとは、液晶表示器
１３により表示と非表示を変化させることができる文
字、絵文字、記号、あるいは図柄などの総称を指す。
【０００３】１５は液晶表示器１３および拡散フィルム
１４を保持するホルダー、１５ａはホルダー１５に設け
られた発光ダイオード１６の光を反射する反射部、１５
ｂは液晶表示器１３及び拡散フィルム１４を保持する保
持部である。１６は拡散フィルム１４を介して液晶表示
器１３を背面から照明する発光ダイオードであり、赤色
の発光素子と緑色の発光素子が一体にモールドされた２
色発光型の発光ダイオードである。１９は液晶表示器１
３と発光ダイオード１６を実装したプリント配線基板で
ある。ホルダー１５の保持部１５ｂには液晶表示器１３
の背後に拡散フィルム１４を重ねた状態で保持され、発
光ダイオード１６の発光時には光が反射部１５ａにより
均一に拡散フィルム１４を照射するようになっている。
１４を保持するホルダー、１５ａはホルダー１５に設け
られた発光ダイオード１６の光を反射する反射部、１５
ｂは液晶表示器１３及び拡散フィルム１４を保持する保
持部である。１６は拡散フィルム１４を介して液晶表示
器１３を背面から照明する発光ダイオードであり、赤色
の発光素子と緑色の発光素子が一体にモールドされた２
色発光型の発光ダイオードである。１９は液晶表示器１
３と発光ダイオード１６を実装したプリント配線基板で
ある。ホルダー１５の保持部１５ｂには液晶表示器１３
の背後に拡散フィルム１４を重ねた状態で保持され、発
光ダイオード１６の発光時には光が反射部１５ａにより
均一に拡散フィルム１４を照射するようになっている。
【０００４】ここで、液晶表示器１３の照明として２色
発光型の発光ダイオード１６を用いることにより、例え
ば通常の表示は緑色の照明としておき、注意を喚起する
必要がある場合などに赤色の照明に切り換えることによ
り視認性を高めることができる。
発光型の発光ダイオード１６を用いることにより、例え
ば通常の表示は緑色の照明としておき、注意を喚起する
必要がある場合などに赤色の照明に切り換えることによ
り視認性を高めることができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このような表示装置に
おいては、液晶表示器の背景を単一色で照明するため
に、表示色によって得られる情報量はきわめて限られて
いた。
おいては、液晶表示器の背景を単一色で照明するため
に、表示色によって得られる情報量はきわめて限られて
いた。
【０００６】本発明は、簡単な構造で多色表示を可能と
し、表現力豊かな表示装置を提供することを目的として
なされたものである。
し、表現力豊かな表示装置を提供することを目的として
なされたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の表示装置は、透過型液晶表示器と、前記透過
型液晶表示器の背後に備わり紫外線を受けて励起発光す
る背面部と、前記背面部を励起発光させる紫外線を発す
る光源とを備えた表示装置において、前記背面部は非励
起時において外来光を反射して前記透過型液晶表示器の
表示を視認可能とし、励起時において前記反射と異なる
色で発光するとともに、当該発光色が異なる少なくとも
２以上の領域から構成したものである。
に本発明の表示装置は、透過型液晶表示器と、前記透過
型液晶表示器の背後に備わり紫外線を受けて励起発光す
る背面部と、前記背面部を励起発光させる紫外線を発す
る光源とを備えた表示装置において、前記背面部は非励
起時において外来光を反射して前記透過型液晶表示器の
表示を視認可能とし、励起時において前記反射と異なる
色で発光するとともに、当該発光色が異なる少なくとも
２以上の領域から構成したものである。
【０００８】これにより、簡単な構造で、光源が紫外線
を発することにより多色表示による表現力豊かな表示が
得られ、光源が紫外線を発しないときは外来光の反射に
より液晶表示の視認が可能な表示装置が得られる。
を発することにより多色表示による表現力豊かな表示が
得られ、光源が紫外線を発しないときは外来光の反射に
より液晶表示の視認が可能な表示装置が得られる。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の表示装
置は、透過型液晶表示器と、前記透過型液晶表示器の背
後に備わり紫外線を受けて励起発光する背面部と、前記
背面部を励起発光させる紫外線を発する光源とを備えた
表示装置において、前記背面部は非励起時において外来
光を反射して前記透過型液晶表示器の表示を視認可能と
し、励起時において前記反射と異なる色で発光するとと
もに、当該発光色が異なる少なくとも２以上の領域から
構成したものであり、簡単な構造で、光源が紫外線を発
することにより多色表示による表現力豊かな表示が得ら
れ、光源が紫外線を発しないときは外来光の反射により
液晶表示の視認が可能という作用を有する。
置は、透過型液晶表示器と、前記透過型液晶表示器の背
後に備わり紫外線を受けて励起発光する背面部と、前記
背面部を励起発光させる紫外線を発する光源とを備えた
表示装置において、前記背面部は非励起時において外来
光を反射して前記透過型液晶表示器の表示を視認可能と
し、励起時において前記反射と異なる色で発光するとと
もに、当該発光色が異なる少なくとも２以上の領域から
構成したものであり、簡単な構造で、光源が紫外線を発
することにより多色表示による表現力豊かな表示が得ら
れ、光源が紫外線を発しないときは外来光の反射により
液晶表示の視認が可能という作用を有する。
【００１０】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
の表示装置において、前記透過型液晶表示器をネガ型の
透過型液晶表示器とし、表示パタンを透過部としたもの
であり、これにより、請求項１の効果に加えて、励起時
において、液晶表示部分の表示パタンを非表示状態、す
なわち液晶表示を不透過としたときは背後に位置する発
光色は表示されず、表示パタンを表示状態、すなわち液
晶表示を透過としたときに表示パタンが前記発光色で表
示されるため、小さな表示パタンにおいても高い視認性
が得られるという作用を有する。
の表示装置において、前記透過型液晶表示器をネガ型の
透過型液晶表示器とし、表示パタンを透過部としたもの
であり、これにより、請求項１の効果に加えて、励起時
において、液晶表示部分の表示パタンを非表示状態、す
なわち液晶表示を不透過としたときは背後に位置する発
光色は表示されず、表示パタンを表示状態、すなわち液
晶表示を透過としたときに表示パタンが前記発光色で表
示されるため、小さな表示パタンにおいても高い視認性
が得られるという作用を有する。
【００１１】請求項３に記載の発明は、請求項２に記載
の表示装置において、前記背面部の複数の領域に対応し
て異なる複数の表示パタンを形成し、背面部の励起時に
各々の表示パタンを異なる発光色で表示するように構成
したものであり、これにより、請求項２の効果に加え
て、励起時に特定発光色が背後に位置する液晶表示部分
の表示パタンをすべて非表示状態、すなわち液晶表示を
不透過としたときは前記特定発光色は表示されず、発光
色を選択することができるという作用を有する。
の表示装置において、前記背面部の複数の領域に対応し
て異なる複数の表示パタンを形成し、背面部の励起時に
各々の表示パタンを異なる発光色で表示するように構成
したものであり、これにより、請求項２の効果に加え
て、励起時に特定発光色が背後に位置する液晶表示部分
の表示パタンをすべて非表示状態、すなわち液晶表示を
不透過としたときは前記特定発光色は表示されず、発光
色を選択することができるという作用を有する。
【００１２】以下本発明の実施の形態について、図１か
ら図２を用いて説明する。
ら図２を用いて説明する。
【００１３】（実施の形態）図１は本発明の実施の形態
における表示装置の正面図、図２は同Ａ−Ａ断面図を示
す。図１〜図２において、１はキャビネット、１ａはキ
ャビネット１に設けられた表示窓、１ｂはプリント配線
基板９を取り付けるためにキャビネット１に一体的に成
形さられたボス、２は表示窓１ａに備えられた透明パネ
ルである。ここで、キャビネットは図示しない本体機器
における筐体の一部分であり、本実施形態の表示装置
は、この図示しない本体機器に組み込まれているもので
ある。
における表示装置の正面図、図２は同Ａ−Ａ断面図を示
す。図１〜図２において、１はキャビネット、１ａはキ
ャビネット１に設けられた表示窓、１ｂはプリント配線
基板９を取り付けるためにキャビネット１に一体的に成
形さられたボス、２は表示窓１ａに備えられた透明パネ
ルである。ここで、キャビネットは図示しない本体機器
における筐体の一部分であり、本実施形態の表示装置
は、この図示しない本体機器に組み込まれているもので
ある。
【００１４】３は液晶表示器、３ａは液晶表示器の入力
端子であるリード、３ｂ〜３ｄは液晶表示器３の表示パ
タンであり、３ｂは第１のパタン、３ｃは第２のパタ
ン、３ｄは第３のパタンである。ここで表示パタンと
は、液晶表示器３により表示と非表示変化させることが
できる文字、絵文字、記号、あるいは図柄などの総称を
指す。４は液晶表示器３の背後に備わる背面部である印
刷フィルム、４ａ〜４ｃは印刷フィルム４に印刷され紫
外線を受けて励起発光するインク層であり、４ａは第１
のインク層、４ｂは第２のインク層、４ｃは第３のイン
ク層である。
端子であるリード、３ｂ〜３ｄは液晶表示器３の表示パ
タンであり、３ｂは第１のパタン、３ｃは第２のパタ
ン、３ｄは第３のパタンである。ここで表示パタンと
は、液晶表示器３により表示と非表示変化させることが
できる文字、絵文字、記号、あるいは図柄などの総称を
指す。４は液晶表示器３の背後に備わる背面部である印
刷フィルム、４ａ〜４ｃは印刷フィルム４に印刷され紫
外線を受けて励起発光するインク層であり、４ａは第１
のインク層、４ｂは第２のインク層、４ｃは第３のイン
ク層である。
【００１５】液晶表示器３はネガ型で光透過の液晶表示
器である。図１においては表記上の都合で液晶表示器３
の表示文字を黒色で示しているが、実際には表示すべき
パタンを透過して表示し、表示パタン以外の部分を黒色
の不透過とするものである。液晶表示器３は、第１のパ
タン３ｂ、第２のパタン３ｃ、第３のパタン３ｄを備
え、第１のパタン３ｂはＲＥＣ、ＥＲＲＯＲの文字を表
示することができ、第２のパタン３ｃは数字を表示する
セブン・セグメントを、第３のパタン３ｄはＰＬＡＹ、
ＯＫの文字を表示することができる。また、印刷フィル
ム４には前記液晶表示器３の第１のパタン３ｂの背後に
第１のインク層４ａが印刷されており非励起時において
は白色で外来光を反射し、紫外線により励起されたとき
には赤色に発光する。同様に第２のパタン３ｃの背後に
第２のインク層４ｂ、第３のパタン３ｄの背後に第３の
インク層４ｃが印刷されており、それぞれ非励起時にお
いては白色で外来光を反射し、紫外線により励起された
ときには、第２のインク層４ｂは橙色、第３のインク層
４ｃは緑色に発光する。
器である。図１においては表記上の都合で液晶表示器３
の表示文字を黒色で示しているが、実際には表示すべき
パタンを透過して表示し、表示パタン以外の部分を黒色
の不透過とするものである。液晶表示器３は、第１のパ
タン３ｂ、第２のパタン３ｃ、第３のパタン３ｄを備
え、第１のパタン３ｂはＲＥＣ、ＥＲＲＯＲの文字を表
示することができ、第２のパタン３ｃは数字を表示する
セブン・セグメントを、第３のパタン３ｄはＰＬＡＹ、
ＯＫの文字を表示することができる。また、印刷フィル
ム４には前記液晶表示器３の第１のパタン３ｂの背後に
第１のインク層４ａが印刷されており非励起時において
は白色で外来光を反射し、紫外線により励起されたとき
には赤色に発光する。同様に第２のパタン３ｃの背後に
第２のインク層４ｂ、第３のパタン３ｄの背後に第３の
インク層４ｃが印刷されており、それぞれ非励起時にお
いては白色で外来光を反射し、紫外線により励起された
ときには、第２のインク層４ｂは橙色、第３のインク層
４ｃは緑色に発光する。
【００１６】５は液晶表示器３および印刷フィルム４を
保持するホルダー、５ａはホルダー５をプリント配線基
板９を取り付けるためにホルダー５に設けられた爪、５
ｂはホルダー５に設けられた紫外線ランプ６の発する紫
外線を反射する反射部、５ｃは紫外線ランプ６が入るよ
うにホルダー５に穿設された開口部、５ｄは液晶表示器
３及び印刷フィルム４を保持する保持部である。６は印
刷フィルム４のインク層４ａ〜４ｃを励起発光させるた
めの紫外線ランプ、７はプリント配線基板９をキャビネ
ット１に取り付けるためネジ、８は液晶表示器３を駆動
する集積回路である駆動回路、９は液晶表示器３と紫外
線ランプ６と駆動回路８を実装したプリント配線基板、
９ａはプリント配線基板９に穿設された取付孔でありホ
ルダー５の爪５ａが嵌合されるものである。
保持するホルダー、５ａはホルダー５をプリント配線基
板９を取り付けるためにホルダー５に設けられた爪、５
ｂはホルダー５に設けられた紫外線ランプ６の発する紫
外線を反射する反射部、５ｃは紫外線ランプ６が入るよ
うにホルダー５に穿設された開口部、５ｄは液晶表示器
３及び印刷フィルム４を保持する保持部である。６は印
刷フィルム４のインク層４ａ〜４ｃを励起発光させるた
めの紫外線ランプ、７はプリント配線基板９をキャビネ
ット１に取り付けるためネジ、８は液晶表示器３を駆動
する集積回路である駆動回路、９は液晶表示器３と紫外
線ランプ６と駆動回路８を実装したプリント配線基板、
９ａはプリント配線基板９に穿設された取付孔でありホ
ルダー５の爪５ａが嵌合されるものである。
【００１７】プリント配線基板９には液晶表示器３を駆
動する駆動回路８と紫外線ランプ６が実装されている。
このプリント配線基板９には取付孔９ａに爪５ａを嵌合
させることによりホルダー５が取り付けられている。こ
のホルダー５には開口部５ｃが穿設されており、紫外線
ランプ６が開口部５ｃから反射部５ｂ側に突出してい
る。またホルダー５の保持部５ｄには液晶表示器３の背
後に印刷フィルム４を重ねた状態で保持され、紫外線ラ
ンプ６の発光時には紫外線が反射部５ｂにより均一に印
刷フィルム４を照射するようになっている。保持部５ｄ
に保持された液晶表示器３は、さらにリード３ａにより
プリント配線基板９に実装されることによって固定され
ている。
動する駆動回路８と紫外線ランプ６が実装されている。
このプリント配線基板９には取付孔９ａに爪５ａを嵌合
させることによりホルダー５が取り付けられている。こ
のホルダー５には開口部５ｃが穿設されており、紫外線
ランプ６が開口部５ｃから反射部５ｂ側に突出してい
る。またホルダー５の保持部５ｄには液晶表示器３の背
後に印刷フィルム４を重ねた状態で保持され、紫外線ラ
ンプ６の発光時には紫外線が反射部５ｂにより均一に印
刷フィルム４を照射するようになっている。保持部５ｄ
に保持された液晶表示器３は、さらにリード３ａにより
プリント配線基板９に実装されることによって固定され
ている。
【００１８】一方、キャビネット１の表示窓１ａには液
晶表示器３を保護する透明パネル２が備えられている。
この表示窓１ａから液晶表示器３が見えるように、プリ
ント配線基板９が配され、ボス１ｂにネジ７止めされて
キャビネット１に取り付けられている。
晶表示器３を保護する透明パネル２が備えられている。
この表示窓１ａから液晶表示器３が見えるように、プリ
ント配線基板９が配され、ボス１ｂにネジ７止めされて
キャビネット１に取り付けられている。
【００１９】ここで、紫外線ランプ６を消灯したとき
は、印刷フィルム４上のインク層４ａ〜４ｃはそれぞれ
非励起状態のため白色である。このため、表示パタン３
ｂ〜３ｄの表示状態のパタンは外来光を透過し、背後に
ある印刷フィルム４のインク層４ａ〜４ｃから白色の反
射光が得られ、表示パタン以外の黒色の不透過部分との
コントラストにより表示を視認することができる。
は、印刷フィルム４上のインク層４ａ〜４ｃはそれぞれ
非励起状態のため白色である。このため、表示パタン３
ｂ〜３ｄの表示状態のパタンは外来光を透過し、背後に
ある印刷フィルム４のインク層４ａ〜４ｃから白色の反
射光が得られ、表示パタン以外の黒色の不透過部分との
コントラストにより表示を視認することができる。
【００２０】また、紫外線ランプ６を点灯したときは、
印刷フィルム４上のインク層４ａ〜４ｃはそれぞれ励起
状態となり、第１のパタン３ｂの背後に位置する第１の
インク層４ａは赤色に発光し、同様に第２のパタン３ｃ
背後の第２のインク層４ｂは橙色、第３のパタン３ｄ背
後の第３のインク層４ｃは緑色に発光する。これによ
り、表示パタン以外の不透過部分の黒色に対して、第１
のパタン３ｂの表示状態のパタンは赤色に発光し、同様
に第２のパタン３ｃの表示状態のパタンは緑色、第３の
パタン３ｄの表示状態のパタンは橙色に発光することに
より表示を視認することができる。
印刷フィルム４上のインク層４ａ〜４ｃはそれぞれ励起
状態となり、第１のパタン３ｂの背後に位置する第１の
インク層４ａは赤色に発光し、同様に第２のパタン３ｃ
背後の第２のインク層４ｂは橙色、第３のパタン３ｄ背
後の第３のインク層４ｃは緑色に発光する。これによ
り、表示パタン以外の不透過部分の黒色に対して、第１
のパタン３ｂの表示状態のパタンは赤色に発光し、同様
に第２のパタン３ｃの表示状態のパタンは緑色、第３の
パタン３ｄの表示状態のパタンは橙色に発光することに
より表示を視認することができる。
【００２１】以上のように構成された表示装置につい
て、以下その動作について説明する。
て、以下その動作について説明する。
【００２２】図示しない本体機器の主電源がＯＦＦの状
態のとき、紫外線ランプ６は消灯し、液晶表示器３は第
２のパタン３ｃのセブン・セグメントに時刻の表示を行
い、第１のパタン３ｂと第３のパタン３ｄは非表示であ
る。このように、液晶表示器３が外来光による白色の反
射光で表示されることにより、図示しない本体機器の主
電源がＯＦＦの状態であることを表示している。
態のとき、紫外線ランプ６は消灯し、液晶表示器３は第
２のパタン３ｃのセブン・セグメントに時刻の表示を行
い、第１のパタン３ｂと第３のパタン３ｄは非表示であ
る。このように、液晶表示器３が外来光による白色の反
射光で表示されることにより、図示しない本体機器の主
電源がＯＦＦの状態であることを表示している。
【００２３】図示しない本体機器の主電源がＯＮ状態で
あるが操作の指示が行われていないスタンバイ状態のと
き、紫外線ランプ６は点灯し、液晶表示器３は第２のパ
タン３ｃのセブン・セグメントに時刻の表示を行い、第
１のパタン３ｂと第３のパタン３ｄは非表示である。こ
のように、液晶表示器３がインク層４ａ〜４ｃの励起光
によって照明されることで、図示しない本体機器の主電
源がＯＮの状態であることを表示し、橙色の励起光で時
刻のみが表示されることにより、スタンバイ状態である
ことを表示している。
あるが操作の指示が行われていないスタンバイ状態のと
き、紫外線ランプ６は点灯し、液晶表示器３は第２のパ
タン３ｃのセブン・セグメントに時刻の表示を行い、第
１のパタン３ｂと第３のパタン３ｄは非表示である。こ
のように、液晶表示器３がインク層４ａ〜４ｃの励起光
によって照明されることで、図示しない本体機器の主電
源がＯＮの状態であることを表示し、橙色の励起光で時
刻のみが表示されることにより、スタンバイ状態である
ことを表示している。
【００２４】さらに、図示しない本体機器が再生状態の
とき、紫外線ランプ６は点灯し、第３のパタン３ｄはＰ
ＬＡＹの文字、液晶表示器３は第２のパタン３ｃのセブ
ン・セグメントに再生時間の表示を行い、第１のパタン
３ｂは非表示である。このように、緑色の励起光により
図示しない本体機器が再生状態であることを表示してい
る。この緑色の励起光は、図示しない本体機器が操作者
に注意を喚起しない正常動作中であることを示すもの
で、再生状態のＰＬＡＹの他に、図示しない本体機器が
有効な操作を受け付けたときＯＫの文字を約１秒間表示
する。
とき、紫外線ランプ６は点灯し、第３のパタン３ｄはＰ
ＬＡＹの文字、液晶表示器３は第２のパタン３ｃのセブ
ン・セグメントに再生時間の表示を行い、第１のパタン
３ｂは非表示である。このように、緑色の励起光により
図示しない本体機器が再生状態であることを表示してい
る。この緑色の励起光は、図示しない本体機器が操作者
に注意を喚起しない正常動作中であることを示すもの
で、再生状態のＰＬＡＹの他に、図示しない本体機器が
有効な操作を受け付けたときＯＫの文字を約１秒間表示
する。
【００２５】また、図示しない本体機器が記録状態のと
き、紫外線ランプ６は点灯し、第１のパタン３ｂはＲＥ
Ｃの文字、液晶表示器３は第２のパタン３ｃのセブン・
セグメントに記録時間の表示を行い、第３のパタン３ｄ
は非表示である。このように、赤色の励起光により図示
しない本体機器が記録状態であることを表示している。
この赤色の励起光は、図示しない本体機器が操作者に注
意を喚起すべき状態での動作中であることを示すもの
で、記録状態のＲＥＣの他に、図示しない本体機器に無
効な操作がなされたときＥＲＲＯＲの文字を約３秒間点
滅表示する。
き、紫外線ランプ６は点灯し、第１のパタン３ｂはＲＥ
Ｃの文字、液晶表示器３は第２のパタン３ｃのセブン・
セグメントに記録時間の表示を行い、第３のパタン３ｄ
は非表示である。このように、赤色の励起光により図示
しない本体機器が記録状態であることを表示している。
この赤色の励起光は、図示しない本体機器が操作者に注
意を喚起すべき状態での動作中であることを示すもの
で、記録状態のＲＥＣの他に、図示しない本体機器に無
効な操作がなされたときＥＲＲＯＲの文字を約３秒間点
滅表示する。
【００２６】以上のように本実施形態によれば、紫外線
ランプ６を点灯したときは、インク層４ａ〜４ｃの励起
発光により表示状態のパタンが赤・橙・緑に発光し、紫
外線ランプ６を消灯したときは、表示状態のパタンが外
来光の反射により白色に表示され、非表示部の黒色との
コントラストにより視認される。これにより紫外線ラン
プ６を点灯時には、小さな表示パタンであっても鮮やか
な励起発光色で光らせることができるため視認性が向上
し、表現力豊かな表示ができることとなる。一方、紫外
線ランプ６を消灯したときの反射光による白色表示は、
励起発光時と表示色が異なることにより、本体機器の主
電源ＯＦＦなどの表す状態表示、あるいは、携帯機器に
応用した場合などの省電力表示とするとこができる。
ランプ６を点灯したときは、インク層４ａ〜４ｃの励起
発光により表示状態のパタンが赤・橙・緑に発光し、紫
外線ランプ６を消灯したときは、表示状態のパタンが外
来光の反射により白色に表示され、非表示部の黒色との
コントラストにより視認される。これにより紫外線ラン
プ６を点灯時には、小さな表示パタンであっても鮮やか
な励起発光色で光らせることができるため視認性が向上
し、表現力豊かな表示ができることとなる。一方、紫外
線ランプ６を消灯したときの反射光による白色表示は、
励起発光時と表示色が異なることにより、本体機器の主
電源ＯＦＦなどの表す状態表示、あるいは、携帯機器に
応用した場合などの省電力表示とするとこができる。
【００２７】また、紫外線ランプ６を点灯時もインク層
４ａ〜４ｃの赤・橙・緑を全色同時に点灯するものでは
なく、各色を選択的に表示することができるため、緑は
通常動作、赤は注意喚起など表示内容の意味合いによっ
て表示色を使い分けることができる。
４ａ〜４ｃの赤・橙・緑を全色同時に点灯するものでは
なく、各色を選択的に表示することができるため、緑は
通常動作、赤は注意喚起など表示内容の意味合いによっ
て表示色を使い分けることができる。
【００２８】なお、本実施形態ではインク層４ａ〜４に
より励起状態に３色の表示となっているが、実施にあた
っては２色以下でも４色以上でもよい。励起状態の色数
を多色にした場合であっても、必ずしも全色を同時に表
示するものではないため、色により表示が煩雑になるこ
とはない。
より励起状態に３色の表示となっているが、実施にあた
っては２色以下でも４色以上でもよい。励起状態の色数
を多色にした場合であっても、必ずしも全色を同時に表
示するものではないため、色により表示が煩雑になるこ
とはない。
【００２９】また、本実施形態ではインク層４ａ〜４c
は印刷フィルム４上に印刷されているが、これに限るも
のではなく液晶表示器３の背面にインクを直接塗布、あ
るいは紫外線による励起発光成分を含んだ合成樹脂によ
って立体的に形成してもよく、液晶表示器の背後に備わ
り非励起時に外来光を反射し、紫外線を受た励起時に非
励起時の反射と異なる色で発光して液晶表示器の視認を
可能とするものであれば、いかなる形態であってもよ
い。
は印刷フィルム４上に印刷されているが、これに限るも
のではなく液晶表示器３の背面にインクを直接塗布、あ
るいは紫外線による励起発光成分を含んだ合成樹脂によ
って立体的に形成してもよく、液晶表示器の背後に備わ
り非励起時に外来光を反射し、紫外線を受た励起時に非
励起時の反射と異なる色で発光して液晶表示器の視認を
可能とするものであれば、いかなる形態であってもよ
い。
【００３０】また、本実施形態では紫外線発光素子に紫
外線ランプを用いているが、これに限るものではなく冷
熱陰極管、あるいは平面発光体など紫外線発光する素子
であれば発光方式や形状はいかなるものでもよい。
外線ランプを用いているが、これに限るものではなく冷
熱陰極管、あるいは平面発光体など紫外線発光する素子
であれば発光方式や形状はいかなるものでもよい。
【００３１】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、簡単な構
造で、光源が紫外線を発することにより多色表示による
表現力豊かな表示が得られ、光源が紫外線を発しないと
きは外来光の反射により液晶表示の視認が可能な表示装
置が得られるという有利な効果が得られる。
造で、光源が紫外線を発することにより多色表示による
表現力豊かな表示が得られ、光源が紫外線を発しないと
きは外来光の反射により液晶表示の視認が可能な表示装
置が得られるという有利な効果が得られる。
【図１】本発明の一実施の形態による表示装置の正面図
【図２】同Ａ−Ａ断面図
【図３】従来の表示装置の断面図
３ 液晶表示器 ４ 印刷フィルム（背面部） ４ａ 第１のインク層 ４ｂ 第２のインク層 ４ｃ 第３のインク層 ６ 紫外線ランプ
Claims (3)
- 【請求項１】 透過型液晶表示器と、前記透過型液晶表
示器の背後に備わり紫外線を受けて励起発光する背面部
と、前記背面部を励起発光させる紫外線を発する光源と
を備えた表示装置において、前記背面部は非励起時にお
いて外来光を反射して前記透過型液晶表示器の表示を視
認可能とし、励起時において前記反射と異なる色で発光
するとともに、当該発光色が異なる少なくとも２以上の
領域から構成したことを特徴とする表示装置。 - 【請求項２】 前記透過型液晶表示器をネガ型の透過型
液晶表示器とし、表示パタンを透過部とした請求項１記
載の表示装置。 - 【請求項３】 前記背面部の複数の領域に対応して異な
る複数の表示パタンを形成し、背面部の励起時に各々の
表示パタンを異なる発光色で表示するように構成した請
求項２記載の表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27871799A JP2001100645A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27871799A JP2001100645A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001100645A true JP2001100645A (ja) | 2001-04-13 |
Family
ID=17601222
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27871799A Pending JP2001100645A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001100645A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003207780A (ja) * | 2002-01-16 | 2003-07-25 | Harison Toshiba Lighting Corp | バックライトユニット |
| KR100533521B1 (ko) * | 2001-07-17 | 2005-12-06 | 가시오게산키 가부시키가이샤 | 정보표시용 휴대전자장치 및 시계 |
| CN104347004A (zh) * | 2013-08-09 | 2015-02-11 | 联想(北京)有限公司 | 一种显示器及一种显示方法 |
-
1999
- 1999-09-30 JP JP27871799A patent/JP2001100645A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100533521B1 (ko) * | 2001-07-17 | 2005-12-06 | 가시오게산키 가부시키가이샤 | 정보표시용 휴대전자장치 및 시계 |
| JP2003207780A (ja) * | 2002-01-16 | 2003-07-25 | Harison Toshiba Lighting Corp | バックライトユニット |
| CN104347004A (zh) * | 2013-08-09 | 2015-02-11 | 联想(北京)有限公司 | 一种显示器及一种显示方法 |
| CN104347004B (zh) * | 2013-08-09 | 2016-12-28 | 联想(北京)有限公司 | 一种显示器及一种显示方法 |
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Legal Events
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