JP2000039339A - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置

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JP2000039339A
JP2000039339A JP10205097A JP20509798A JP2000039339A JP 2000039339 A JP2000039339 A JP 2000039339A JP 10205097 A JP10205097 A JP 10205097A JP 20509798 A JP20509798 A JP 20509798A JP 2000039339 A JP2000039339 A JP 2000039339A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昼間においても照明を行えるとともに、車両
用表示装置の表示色のカラーバリエーションの選択範囲
を広げることで、表示色に運転者の好みを反映すること
が可能な車両用表示装置を提供する。 【解決手段】 計測量に応じて移動する発光指示部7
と、文字、記号等の発光表示部9とにより計測量を表示
する車両用表示装置において、前記発光指示部7と前記
発光表示部9をカラー発光可能な構成とし、複数の発光
色情報を記憶した発光色情報記憶手段22と、該発光色
情報記憶手段22から前記発光色情報を選択するための
操作手段30と、該操作手段30により選択した前記発
光色情報により定められる発光色となるように前記発光
指示部7及び前記発光表示部9のカラー発光を制御する
発光色制御手段20とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用表示装置に
係り、特に、計測量に応じて移動する発光指示部と、文
字、記号等の発光表示部とにより計測量を表示する車両
用表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15に従来の車両用コンビネーション
メータの分解斜視図を示す。車両用コンビネーションメ
ータ100は、大別すると、夜間に於いて、照明を行う
ための夜間照明用光源(バルブ電球)101が設けられ
たケーシング102と、車両の走行状態等を表示する表
示装置103と、表示装置103を構成するムーブメン
トアッシー110〜113のリング照明を行うべく夜間
照明用光源101から射出され後述の見返しユニット1
05により反射された照明用光により表示装置103を
各文字板の周囲のリング照明を行うためのリング照明用
導光板104と、表示装置103等の表示部分以外の部
分を運転者に対して遮蔽するための見返しユニット10
5と、表示装置103を保護するとともに、車両用コン
ビネーションメータ100内へ埃等が侵入しないように
するための表ガラスユニット106と、を備えて構成さ
れている。
【0003】表示装置103は、車両の速度を表示する
ためのスピードメータユニットと、エンジンの回転数を
表示するためのタコメータユニットと、燃料の残量を表
示するヒューエルゲージユニットと、エンジンの冷却水
の温度を表示するテンパラチャゲージユニットと、を備
えて構成されており、スピードメータユニット、タコメ
ータユニット、ヒューエルゲージユニット及びテンパラ
チャゲージユニットは後述の指針、クロスコイル型ムー
ブメント及び文字板を一体となって、それぞれムーブメ
ントアッシー110〜113を構成している。
【0004】ここで、ムーブメントアッシー110〜1
13の構成は同様であるので、スピードメータユニット
を含むムーブメントアッシー110を例として説明す
る。図16にスピードメータユニットを含むムーブメン
トアッシー110近傍の組立状態における部分断面図を
示す。
【0005】スピードメータユニットを含むムーブメン
トアッシー110は、車両の速度に応じた電流が流さ
れ、回転軸120Aに取り付けられた指針123を駆動
するためのクロスコイルを有するクロスコイル型ムーブ
メント120と、夜間照明用光源101から射出された
照明光LL’を文字板に導くための文字板用導光板12
1と、文字板用導光板121と一体に形成され、予め文
字が印刷或いは切り抜かれた文字板122と、を備えた
構成されている。
【0006】次に概要動作を説明する。スピードメータ
ユニットを含むムーブメントアッシー110は、図示し
ない車速度センサの出力信号に基づいて車両の速度を表
示する。タコメータユニットを含むムーブメントアッシ
ー111は、図示しない回転数センサの出力信号に基づ
いてエンジンの回転数を表示する。ヒューエルゲージユ
ニットを含むムーブメントアッシー112は、図示しな
い燃料センサの出力信号に基づいて燃料の残量を表示す
る。テンパラチャゲージユニットを含むムーブメントア
ッシー113は、図示しない温度センサの出力信号に基
づいてエンジンの冷却水の温度を表示する。
【0007】これらと平行して、夜間照明用光源101
の電源が供給されると、図16に示すように、夜間照明
用光源101から射出された照明光LL’は、ムーブメ
ントアッシー110〜113を構成する文字板用導光板
121に入射し、文字板122の文字印刷部分、或いは
文字が切り抜かれた部分を透過して文字が光輝すること
となる。
【0008】さらに、夜間照明用光源101から射出さ
れた照明光LL’は、見返しユニット105により反射
され、リング照明用導光板104に入射してリング状に
射出されて文字板122の周囲をリング状に照明する。
より具体的には、スピードメータユニットに対応するク
ロスコイル型ムーブメント120には、車両の速度に応
じた電流がクロスコイルに流され、回転軸120Aに取
り付けられた指針123が駆動され、速度表示を行うこ
ととなる。
【0009】これと平行して、夜間照明用光源101の
電源が供給されると、夜間照明用光源101から射出さ
れた照明光LL’は、文字板用導光板121に入射して
文字板122に導かれ、文字表示部分が光輝状態とな
る。さらに、夜間照明用光源101から射出された照明
光LL’は、見返しユニット105により反射され、リ
ング照明用導光板104に入射し、リング状に射出され
てスピードメータユニットを含むムーブメントアッシー
110の文字板122の周囲をリング状に照明すること
となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両用コンビネーションメータにおいては、表示部
であるリング照明用の光源として夜間照明用光源を用い
ていたため、昼間はリング照明を行うことができないと
いう問題点があった。さらに、夜間照明用光源を兼用し
ているので、文字板照明用の光と色を異ならせることが
できず、カラーバリエーションの選択の余地がないた
め、表示計器の表示に運転者の表示色の好みを反映する
ことができないという問題点があった。
【0011】よって本発明は、上述した問題点に鑑み、
昼間においても照明を行えるとともに、車両用表示装置
の表示色のカラーバリエーションの選択範囲を広げるこ
とで、表示色に運転者の好みを反映することが可能な車
両用表示装置を提供することを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明によりなされた請求項1び記載の車両用表示装置
は、図1の基本構成図に示すように、計測量に応じて移
動する発光指示部7と、文字、記号等の発光表示部9と
により計測量を表示する車両用表示装置において、前記
発光指示部7と前記発光表示部9をカラー発光可能な構
成とし、複数の発光色情報を記憶した発光色情報記憶手
段22と、該発光色情報記憶手段22から前記発光色情
報を選択するための操作手段30と、該操作手段30に
より選択した前記発光色情報により定められる発光色と
なるように前記発光指示部7及び前記発光表示部9のカ
ラー発光を制御する発光色制御手段20とを備えたこと
を特徴とする。
【0013】上記請求項1に記載した本発明の車両用表
示変装置によれば、発光指示部7と発光表示部9をカラ
ー発光可能な構成とし、複数の発光色情報を記憶した発
光色情報記憶手段22から操作手段30によって発光色
情報を選択させ、この選択した発光情報により定められ
る発光色となるように、発光色制御手段20が発光指示
部7及び発光表示部9を制御してカラー発光させること
ができる。
【0014】上記課題を解決するため本発明によりなさ
れた請求項2に記載の車両用表示装置は、請求項1に記
載の発明において、図1の基本構成図に示すように、前
記発光指示部7は、計測量に応じた回転位置に移動され
る発光指針と、該発光指針をカラー発光させるカラー光
を発生する指針用光源手段8Bとを有し、前記発光表示
部9は、光透過性の文字、記号等を付した文字板と、前
記文字、記号等を透過させるカラー光を発生する表示部
用光源手段8Aとを有し、前記発光色制御手段20が、
同一の前記発光色情報に基づいて前記指針用光源手段8
B及び前記表示部用光源手段8Aを制御してカラー発光
させるようにしたことを特徴とする。
【0015】上記請求項2に記載した本発明の車両用表
示装置によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え
て、発光色制御手段20が、同一の発光色情報に基づい
て指針用光源手段8B及び表示部用光源手段8Aを制御
してカラー発光させるので、発光指示部7及び発光表示
部9を同一の発光色で発光させることができる。
【0016】上記課題を解決するため本発明によりなさ
れた請求項3に記載の車両用表示装置は、請求項2に記
載の発明において、図1の基本構成図に示すように、前
記指針用光源手段8Bは、前記発光色情報により定めら
れる発光色となるように前記指針用光源手段8Bを駆動
する指針用光源駆動手段80Bを有し、前記表示部用光
源手段8Aは、前記発光色情報により定められる発光色
となるように前記表示部用光源手段8Aを駆動する表示
部用光源駆動手段80Aを有し、前記指針用光源駆動手
段80B及び前記表示部用光源駆動手段80Aを前記発
光色制御手段20が制御するようにしたことを特徴とす
る。
【0017】上記請求項3に記載した本発明の車両用表
示装置によれば、請求項2に記載の発明の作用に加え、
発光色制御手段20が、指針用光源手段8B及び表示部
用光源手段8Aを制御することで、発光指示部7及び発
光表示部9に異なる光源を用いても、発光指示部7及び
発光表示部9を同一の発光色で発光させることができ
る。
【0018】上記課題を解決するため本発明によりなさ
れた請求項4に記載の車両用表示装置は、請求項3に記
載の発明において、図1の基本構成図に示すように、前
記指針用光源手段8B及び前記表示部用光源手段8A
は、赤色、緑色、青色のそれぞれの光を発光する3原色
の発光素子を有し、前記発光色情報は、前記発光素子毎
の輝度を定める輝度情報を有し、前記指針用光源駆動手
段80B及び前記表示部用光源駆動手段80Aが、前記
輝度情報により定められる輝度となるようにそれぞれの
前記発光素子を駆動するようにしたことを特徴とする。
【0019】上記請求項4に記載した本発明の車両用表
示装置によれば、請求項3に記載の発明の作用に加え、
発光色情報が有する輝度情報に基づいて、指針用光源駆
動手段80B及び表示部用光源駆動手段80Aが、輝度
情報に定められる輝度となるようにそれぞれの発光素子
を駆動させることで、前記指針用光源手段8B及び前記
表示部用光源手段8Aを安価な部材、かつ簡単な構成で
カラー発光させることができる。
【0020】上記課題を解決するため本発明によりなさ
れた請求項5に記載の車両用表示装置は、請求項1〜3
の何れかに記載の発明において、図1の基本構成図に示
すように、前記発光色制御手段20が前記操作手段30
により選択した前記発光色情報を前回発光色情報として
記憶する前回発光色情報記憶手段をさらに備えたことを
を特徴とする。
【0021】上記請求項5に記載した本発明の車両用表
示装置によれば、請求項1〜3に記載の発明の作用に加
え、前記発光色制御手段20が前記操作手段30により
選択した前記発光色情報を前回発光色情報として記憶す
ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態を説明する。最初に、本発明に係る車両
用表示装置の第1の実施の形態を図2〜12図の図面を
参照して説明する。
【0023】図2に本発明に係る車両用コンビネーショ
ンメータの分解斜視図を示す。車両用コンビネーション
メータ1は、大別すると、文字板照明用光源2が設けら
れたケーシング3と、車両の走行状態等を複数表示する
表示計器4と、文字板照明用光源2からの文字板照明用
光を後述の文字板に導くための文字板用導光板5と、各
種文字表示を行うための文字板6と、ムーブメント4A
と一体となって、表示計器4を構成する指針7と、各ム
ーブメント4Aに対応する文字板6上の所定領域(表示
部)のリング照明を行うべくサイドエッジライト方式で
リング照明用光源であるフルカラー発光が可能なリング
用LED8Aから射出されたリング照明用光LL(図4
参照)を導くリング形状を有するリング照明用導光板9
A、9Bと、表示計器4等の表示部分以外の部分を運転
者に対して遮蔽するための見返しユニット10と、表示
計器4を保護するとともに、車両用コンビネーションメ
ータ1内へ埃等が侵入しないようにするための表ガラス
ユニット11とを備えて構成されている。
【0024】表示計器4を構成する各ムーブメント4A
は、それぞれ車両の速度を表示するためのスピードメー
タ、エンジンの回転数を表示するためのタコメータ、燃
料の残量を表示するヒューエルゲージ及びエンジンの冷
却水の温度を表示するテンパラチャゲージユニットを構
成する。
【0025】ここで、表示部用光源手段及び指針用光源
手段であるリング用LED8Aと後述する指針用LED
8Bに用いられているフルカラー発光可能なLEDは、
赤色LED、緑色LED及び青色LEDが1つのパッケ
ージに収められ、各LEDを独立に駆動することが可能
なLEDユニットである。また、リング用LED8A、
リング照明用導光板9A、9B及び見返しユニット10
は、一体に組み合わせられてアッシーを構成している。
この結果、ケーシング3の裏面の図示しない配線板との
接続取り回しが不要又は容易となり組立作業を容易、か
つ、簡略化することができる。このように発光指示部と
発光表示部毎にフルカラー発光可能なLEDユニットを
表示計器4の指針7や表示部のような細かな部材の照明
に用いるは、好ましい。
【0026】図3にリング照明用導光板9A、9Bを文
字板6上に取り付けた状態である車両用コンビネーショ
ンメータ1の組立途中の部分拡大正面図を示す。リング
照明用導光板9Aは、文字板6上に形成されたタコメー
タ用の表示部6Aの周囲のリング照明を行うべく文字板
6上の見返しユニット10に固定されている。また、リ
ング照明用導光板9Bは、文字板6上に形成されたテン
パラチャゲージ用の表示部6Bの周囲のリング照明を行
うべく文字板6上に固定されている。
【0027】図4はリング照明状態の説明図である。次
に、図3及び図4を参照してリング用導光板9A、9B
の動作を説明する。この場合において、リング照明用導
光板9Aとリング照明用導光板9Bとは、動作原理は同
一であるので、リング照明用導光板9Aの動作について
のみ説明する。
【0028】リング用LED8Aを構成する赤色LE
D、緑色LED及び青色LEDのそれぞれから射出され
た赤色光、緑色光及び青色光は混合され、リング照明用
光LLとして、リング用LED8Aから射出される。そ
して、リング用LED8Aにより射出されたリング照明
用光LLは、直接、或いは、リフレクタ8Lにより反射
されてリング照明用導光板9Aの入射面16から導光路
15内に入射する。そして、光伝播用反射面18により
反射されて、導光路15内を伝播するとともに、その一
部は、射出用反射面17の鏡面仕上げにより高効率で反
射され、運転者側(表ガラスユニット11側)に射出さ
れることとなる。
【0029】また、図5の図3における指針7の断面図
に示すように、指針7は、アクリル樹脂等の透光性の合
成樹脂によって形成された指針本体71と、指針本体7
1の指示部を覆う非透光性の合成樹脂からなる指針カバ
ー72と、ムーブメント4Aに指針7を固定させるため
の基部73と、この基部73と指針本体71の基端部を
覆うように装着される非透光性の合成樹脂からなる指針
キャップ74と、この指針キャップ74内に一体的に設
けられた基板に取り付けられた指針用LED8Bとから
なる。そして、指針用LED8Bから射出された指針照
明用光LSは、指針本体71の基端部の受光面71Aか
ら入射され、反射面71Bで反射され、指針本体71の
指示部の先端に導光される。この導光された指針用照明
光LSの一部は、指針カバー72に設けられた指針7の
回転中心軸線の近傍から指針本体71の指示部の先端に
至るまでの指針本体71の上表面を一直線上に露出させ
るスリットから運転者側(表ガラスユニット11側)に
射出されることとなる。
【0030】以上の結果、図3に示した状態でリング照
明、及び指針照明が行われたりすると、図6の表示計器
4の照明状態の説明図に示すように、リング照明用導光
板9Aにより領域AR9Aが発光し、リング照明用導光板
9Bにより領域AR9Bが発光し、指針本体71によって
領域ARが発光することとなる。このようにリング用L
ED8A及び指針用LED8Bというの別体の光源を用
いることで、光源を効率よく配置することができるた
め、表示部及び指針7を高輝度で光輝させることができ
る。また、従来の車両用表示装置と異なり、リング照明
用の光源として夜間照明用光源を用いていないため、昼
間はリング照明を行うことができないという問題点を解
消することができる。さらに、表示部及び指針7毎にそ
れぞれ光源を用いているので、車両用表示装置の表示色
のカラーバリエーションを増やすことが可能となる。
【0031】次に、図7は本発明に係る車両用表示装置
の一実施の形態の概略構成を示すシステム構成図であ
る。図7において、車両用表示装置は、上述した指針7
と、各ムーブメントに対応する文字板上の所定領域(表
示部)のリング照明を行うべくサイドエッジライト方式
でリング照明用光源であるフルカラー発光が可能なリン
グ用LED8Aから射出されたリング照明用光を導くリ
ング形状を有するリング照明用導光板9A、9Bと、車
両ないに設けられた表示部及び指針7の表示色を選択す
る操作のための操作手段として機能するスイッチ30
と、リング用LED8A及び指針用LED8Bの制御回
路に接続されるリング用LEDドライバ80A及び指針
用LEDドライバ80Bと、CPU(Central Processi
ng Unit 、中央処理装置)20と、RAM(Random Acc
ess Memory)21と、ROM(Read-Only Memory)22
と、EEPROM(Electrically Erasable and Progra
mmable ROM)23とを有する。
【0032】CPU20は、図示しないDC/DCコン
バータを介して供給される電源により作動し、RAM2
1及びROM22、バックアップ電源無しに記憶内容を
保持することができる電気的に書き込み読み出し自在の
不揮発性記憶手段であるEEPROM23、運転者が表
示計器4の表示色を変更するためのスイッチ30、リン
グ用LED8A及び指針用LED8Bの制御回路を有す
るリング用LEDドライバ80A及び指針用LEDドラ
イバ80B等が接続されている。
【0033】また、それぞれのリング用LEDドライバ
80A及び指針用LEDドライバ80Bから導出された
配線81A、81Bはリング用LED8A及び指針用L
ED8Bに接続されている。このように配線すること
で、それぞれのドライバは、CPU20からの制御信号
に基づいて、1つのパッケージに収められた赤色LE
D、緑色LED及び青色LEDに対する電流を調整する
ことで、赤色LED、緑色LED及び青色LEDのそれ
ぞれの輝度を調整され、リング用LED8A及び指針用
LED8Bの発光色を制御している。
【0034】ここで、赤色LED、緑色LED及び青色
LEDの輝度調整の動作概要の詳細を図8のLEDドラ
イバの一実施の形態の一部の回路図を参照して説明す
る。なお、図8では説明を簡単化するために、各LED
に対する回路構成は同一であるので、1つの回路のみを
示した。
【0035】図8において、CPU20からのD/A変
換された制御信号は、NチャネルMOS FET(以
降、NMOSともいう)M1のゲートから入力される。
NMOS(M1)のドレインと電源電圧VDDの間にはN
MOS(M2)が配置されている。このNMOS(M
2)が電流源としてドレイン電流を安定させている。そ
して、NMOS(M1)のソースにはリング用LED8
A及び指針用LED8Bを構成する赤色、緑色、青色の
LEDの1つが接続される。このような回路構成によっ
て、電源電圧VDDからのドレイン電流は、NMOS(M
1)によってCPU20からの制御信号に基づいて調整
されLEDに流れる。
【0036】このように、表示部用光源駆動手段及び指
針用光源駆動手段であるリング用LEDドライバ80A
及び指針用LEDドライバ80Bによって、リング用L
ED8A及び指針用LED8Bを構成する3色のLED
に対する電流を調整することで、それぞれのLEDの輝
度を調整することができるため、3色のLEDの発光色
によってフルカラーを実現している。
【0037】例えば、赤色LEDに大きな電流が流れ、
青色LEDにそれより小さな電流が流れると、赤みがか
った紫の発光色が得られ、また、緑色LEDに大きな電
流が流れ、赤色LEDにそれより小さな電流が流れる
と、緑がかった黄色の発光色が得られるように、リング
用LEDドライバ80A及び指針用LEDドライバ80
Bの発光色を変化させることができる。
【0038】図9は図7中のCPU20が使用するRA
M内のメモリマップの一部を示す図である。図9におい
て、RAM21には、図9に示すように、CPU20の
処理の過程で発生する今回インデックスデータ21A、
前回インデックスデータ21B等の各種のデータを格納
するデータエリアと処理の際に使用するワークエリアと
を有する。この前回インデックスデータ21Bが前回発
光色情報記憶手段となる。
【0039】図10は図7中のROMが有する発光色情
報格納エリアのメモリマップを示す図である。図10に
おいて、ROM22には、CPU20が各種処理を行う
のに必要な制御プログラムの他に、リング用LED8A
及び指針用LED8Bを表示させるための複数の発光色
情報221が格納された発光色テーブル220等が格納
されている。この発光色テーブル220は、運転者に対
して予め定義された選択可能な表示色分の発光色情報2
21によって構成される。そして、この発光色情報22
1は、インデックスデータ221Aと、上述したリング
用LED8A及び指針用LED8Bを構成する3色のL
EDのそれぞれの輝度を調整するための輝度情報を有す
る制御信号データ221Bによって構成される。なお、
本実施の形態では、輝度情報は3色のLEDにそれぞれ
流れる電流を調整するための設定値によって構成され
る。このROM22が、リング用LED8A及び指針用
LED8Bが発光可能な発光色を定める発光色情報が記
憶される発光色情報記憶手段となる。
【0040】例えば、n色の発光色を選択可能とした場
合、最初の発光色情報には、インデックスデータ221
Aに1、制御信号データ221Bに赤色発光用制御信号
データが設定され、以下、2番目の発光色情報には、2
と橙色発光用制御信号データ、・・・、n−1番目の発
光色情報には、n−1と藍色発光用制御信号データ、n
番目の発光色情報には、nと青色発光用制御信号データ
というようにn色分の発光色テーブルとして設定され
る。この発光色テーブルに基づいて運転者が容易に車両
用表示装置の表示色を選択することができる。
【0041】図11は図7中のCPU20が使用するE
EPROM23内のメモリマップの一部を示す図であ
る。EEPROM23には、図10に示すように、CP
U20が図示しないイグニッション(IGN)スイッチ
がオフされたときの表示色を記憶するためのIGNスイ
ッチオフ時インデックスデータ23Aを有する。このI
GNスイッチオフ時インデックスデータ23Aが前回発
光色情報記憶手段となる。このようにIGNスイッチオ
フ時インデックスデータ23AをEEPROM23に記
憶することで、IGNスイッチがオフされても、運転者
によって選択された表示色を記憶することができる。そ
の結果、次回IGNスイッチがオンされたときにも、運
転者によって選択された表示色で表示計器の表示を行う
ことができる。
【0042】次に、図12に示す図7中のCPU20が
行う本発明に係る第1の実施の形態の概略処理のフロー
チャートを参照して以下に詳細に説明する。
【0043】CPU20は、図に示すように、電源の投
入によって動作を開始し、IGNスイッチがオンされる
まで、ステップS1においてIGNスイッチのオンを待
つスタンバイ状態にある。IGNスイッチがオン操作さ
れ、ステップS1の判定がYESになるとステップS2
に進む。
【0044】ステップS2において、EEPROM23
に格納されているIGNスイッチオフ時インデックスデ
ータ23Aを取得させ、このデータをRAM21に今回
インデックスデータ21Aとして格納させ、ステップS
3に進む。
【0045】ステップS3において、今回インデックス
データ21Aと発光色テーブル220のインデックスデ
ータ221Aとを比較させ、同じインデックスデータを
有する発光色情報221を検索させ、該当する発光色情
報221の制御信号データ221Bを取得させ、この制
御信号データ221Bをリング用LEDドライバ80A
と指針用LEDドライバ80Bに対して出力させ、ステ
ップS4に進む。そして、この制御信号をを受けたリン
グ用LEDドライバ80Aと指針用LEDドライバ80
Bのそれぞれのドライバによって、上述したようにリン
グ用LED8A及び指針用LED8Bを構成する3色の
LEDに対するそれぞれの電流を調整することで、CP
U20によって指定された表示色を3色のLEDの発光
色によって実現することができる。
【0046】このステップS3の処理を実行すること
で、IGNスイッチのオフ時に表示していた表示色で、
IGNスイッチのオン直後の表示計器4の表示を行うこ
とができる。なお、図示していないが、EEPROM2
3のIGNスイッチオフ時インデックスデータ23Aに
データが格納されていない場合は、ROM22に格納さ
れている表示色の初期値に基づいた表示を行わせる。
【0047】ステップS4において、RAM21に格納
された今回インデックスデータ21Aを前回インデック
スデータ21Bに設定させ、ステップS5に進む。そし
て、ステップS5において、CPU20に接続されたス
イッチ30がオンされたか否かを判定させる。スイッチ
30がオンされた、つまり、運転者から表示計器4の表
示色の変更依頼を受けていると判定された場合は(ステ
ップS5でY)、ステップS6に進む。一方、スイッチ
30がオンされていない、つまり、運転者から表示計器
4の表示色の変更依頼を受けていないと判定された場合
は(ステップS5でN)、ステップS5を繰り返すこと
で、スイッチ30がオンされるのを待つ。
【0048】ステップS6において、RAM21の前回
インデックスデータ21Bをデクリメントさせ、この結
果を今回インデックスデータ21Aに設定させ、その後
ステップS7に進む。このステップS6の処理によっ
て、前回インデックスデータ21Bに対する表示色を基
準として発光色テーブル220の発光色情報を1項目ず
らすこととなり、効率よく発光色を運転者に選択させる
ことができる。例えば、図10に示すように表示計器が
青色で表示されている場合、前回インデックスデータ2
1Bにはnが格納されており、ステップS6を実行する
と、今回インデックスデータ21Aにはn−1が格納さ
れ、表示色は藍色となる。
【0049】ステップS7において、今回インデックス
データ21Aが0か否かを判定させる。今回インデック
スデータ21Aが0と判定された場合は(ステップS7
でY)、ステップS8に進む。一方、今回インデックス
データ21Aが0でないと判定された場合は(ステップ
S7でN)、ステップS9に進む。
【0050】ステップS8において、今回インデックス
データ21Aにnを設定させ、その後、ステップS9に
進む。このステップS8の処理によって、発光色テーブ
ル220のインデックスデータ221Aが1の発光色情
報221に到達すると、次の発光色情報221をインデ
ックスデータ221Aがnの発光色情報221とするこ
とができる。つまり、発光色テーブル220設定された
発光色を順次繰り返して選択させることができる。
【0051】ステップS9において、今回インデックス
データ21Aと発光色テーブル220のインデックスデ
ータ221Aとを比較させ、同じインデックスデータを
有する発光色情報221を検索させ、該当する発光色情
報221の制御信号データ221Bを取得させ、この制
御信号データ221Bをリング用LEDドライバ80A
と指針用LEDドライバ80Bに対して出力させ、ステ
ップS10に進む。そして、この制御信号を受けたリン
グ用LEDドライバ80Aと指針用LEDドライバ80
Bのそれぞれのドライバが、上述したようにリング用L
ED8A及び指針用LED8Bを構成する3色のLED
に対するそれぞれの電流を調整することで、CPU20
によって指定された表示色を3色のLEDの発光色によ
って実現することができる。このステップS9の処理を
実行することで、運転者により選択された表示色による
車両用表示装置の表示を行うことができる。
【0052】ステップS10において、IGNスイッチ
がオフされたか否かを判定させる。IGNスイッチがオ
フされたと判定された場合は(ステップS10でY)、
ステップS11に進む。一方、IGNスイッチがオフさ
れていないと判定された場合は(ステップS10で
N)、ステップS4に戻り、ステップS4において、R
AM21に格納された今回インデックスデータ21Aを
前回インデックスデータ21Bに設定させ、上述したス
テップS5からの一連の処理を繰り返すことで、指針7
及び表示部に対する運転者の好みの表示色を選択させる
ことができる。
【0053】ステップS11において、RAM21に設
定されている今回インデックスデータ21AをEEPR
OM23のIGNスイッチオフ時インデックスデータ2
3Aに設定させ、その後、ステップS12に進む。この
ステップS11を実行させることで、IGNスイッチが
オフ時の表示計器の表示色をEEPROM23に記憶す
ることができるので、次回のIGNスイッチのオン直後
から運転者によって選択された表示色で表示計器の表示
を行うことができる。そして、ステップS12におい
て、CPU20をスタンバイ状態にし、次に再びIGN
スイッチがオンされるのを待つ。
【0054】上述した各ステップ処理を設けることによ
り、運転者により選択された表示色による車両用表示装
置の表示を行うことができる。また、上述した図12の
フローチャートについて行ったCPU20の処理動作か
らも明らかなように、発光色制御手段として機能し、運
転者のスイッチ30の操作によるオンの回数に応じてス
テップS4〜S10の一連の処理が実行され、その結
果、運転者のスイッチ30の操作に応じて発光色テーブ
ル220に設定されている発光色情報221のインデッ
クスデータ221Aの順序に基づいて表示計器の表示色
を変更させることができる。
【0055】以上説明したように、第1の実施の形態に
よれば、従来の車両用表示装置と異なり、リング照明用
の光源を設けているため、従来の装置において生じてい
た昼間はリング照明を行うことができないという問題点
を解消することができる。さらに、運転者のスイッチ操
作に応じて指針7及び表示部の発光色を同一色で選択さ
せるようにしているので、車両用表示装置の表示色に運
転者の好みを反映することができる。したがって、昼間
においても照明を行えるとともに、カラーバリエーショ
ンの選択範囲を広げることが可能な車両用表示装置を提
供することができる。
【0056】さらに、第1の実施の形態のように、表示
部を照明するリング照明用導光板9A、9Bを均一に発
光させるために、指針7に用いる発光部よりも多くの光
量を射出することができる発光部を用いる、つまり、指
針7及び表示部を発光させる発光量等の異なるリング用
LED8A及び指針用LED8Bを用いても、それぞれ
のLEDを、スイッチ操作に応じて選択された発光色情
報に基づいて発光させることができる。
【0057】次に、第1の実施の形態では、指針7と表
示部を同色で表示させる車両用表示装置について説明し
たが、指針7と表示部の表示色をそれぞれ選択させて、
異なる表示色で表示可能な車両用表示装置を第2の実施
の形態として図面を参照して説明する。なお、第2の実
施の形態は、スイッチが指針用スイッチと表示部用スイ
ッチとに区別され、RAM、EEPROMのメモリマッ
プ、CPUが行う処理が異なる他は第1の実施の形態と
同様であるため、図面第1の実施の形態と異なる部分の
みを以下に説明する。
【0058】図7に示すシステム構成については、スイ
ッチ30が、指針用スイッチと表示部用スイッチに区分
される。そして、図9及び図11に示す各種インデック
スデータは、指針用と表示部用に区別される。
【0059】図13は図7中のCPU20が行う本発明
に係る第2の実施の形態の概略処理の一部を示したフロ
ーチャートであり、図14は図7中のCPU20が行う
本発明に係る第2の実施の形態の概略処理の他の一部を
示したフローチャートであり、図13及び図14に示す
フローチャートと、図7に示すシステム構成図を参照し
て以下に第2の実施の形態の処理概要を詳細に説明す
る。
【0060】CPU20は、電源の投入によって動作を
開始し、IGNスイッチがオンされるまで、ステップT
1においてIGNスイッチのオンを待つスタンバイ状態
にある。IGNスイッチがオン操作され、ステップT1
の判定がYESになるとステップT2に進む。
【0061】ステップT2において、EEPROM23
に格納されているIGNスイッチオフ時の指針用及び表
示部用インデックスデータを取得させ、このデータをR
AM21に指針用及び表示部用今回インデックスデータ
としてそれぞれ格納させ、ステップT3に進む。
【0062】ステップT3において、指針用及び表示部
用今回インデックスデータと発光色テーブル220のイ
ンデックスデータ221Aとを比較させ、同じインデッ
クスデータを有する発光色情報221を検索させ、該当
する発光色情報221の制御信号データ221Bを取得
させ、この制御信号データ221Bをリング用LEDド
ライバ80Aと指針用LEDドライバ80Bに対して出
力させ、ステップT4に進む。そして、この制御信号を
受けたリング用LEDドライバ80Aと指針用LEDド
ライバ80Bのそれぞれのドライバによって、上述した
ようにリング用LED8A及び指針用LED8Bを構成
する3色のLEDに対するそれぞれの電流を調整するこ
とで、CPU20によって指定された表示色を3色のL
EDの発光色によって実現することができる。
【0063】ステップT4において、RAM21に格納
された指針用及び表示部用今回インデックスデータをそ
れぞれ指針用及び表示部用前回インデックスデータに設
定させ、ステップT5に進む。そして、ステップT5に
おいて、CPU20に接続された指針用スイッチ若しく
は表示部用スイッチの何れかがオンされたか否かを判定
させる。何れかのスイッチがオンされた、つまり、運転
者から車両用表示装置の表示色の変更依頼を受けている
と判定された場合は(ステップT5でY)、ステップS
6に進む。一方、何れのスイッチもオンされていない、
つまり、運転者から車両用表示装置の表示色の変更依頼
を受けていないと判定された場合は(ステップT5で
N)、ステップT5を繰り返すことで、指針用若しくは
表示部用のスイッチの何れかがオンされるのを待つ。
【0064】ステップT6において、オンされたスイッ
チが指針用スイッチか否かを判定させる。オンされたス
イッチが指針用スイッチと判定された場合は(ステップ
T6でY)、ステップT7に進む。一方、オンされたス
イッチが表示部用スイッチと判定された場合は(ステッ
プT6でN)、ステップT10に進む。
【0065】指針用スイッチがオンされた場合、ステッ
プT7において、RAM21の指針用前回インデックス
データをデクリメントさせ、この結果を指針用今回イン
デックスデータに設定させ、その後ステップT8に進
む。このステップT7の処理によって、指針用前回イン
デックスデータに対する表示色を基準として発光色テー
ブル220の発光色情報を1項目ずらすこととなる。
【0066】ステップT8において、指針用今回インデ
ックスデータが0か否かを判定させる。指針用今回イン
デックスデータが0と判定された場合は(ステップT8
でY)、ステップT9に進む。一方、指針用今回インデ
ックスデータが0でないと判定された場合は(ステップ
T8でN)、ステップT13に進む。
【0067】ステップT9において、指針用今回インデ
ックスデータにnを設定させ、その後、ステップT13
に進む。このステップT9の処理によって、発光色テー
ブル220のインデックスデータ221Aが1の発光色
情報221に到達すると次の発光色情報221をインデ
ックスデータ221Aがnの発光色情報221とするこ
とができる。
【0068】一方、表示部用スイッチがオンされた場
合、ステップT10において、RAM21の表示部用前
回インデックスデータをデクリメントさせ、この結果を
表示部用今回インデックスデータに設定させ、その後ス
テップT11に進む。このステップT10の処理によっ
て、表示部用前回インデックスデータに対する表示色を
基準として発光色テーブル220の発光色情報を1項目
ずらすこととなる。
【0069】ステップT11において、表示部用今回イ
ンデックスデータが0か否かを判定させる。表示部用今
回インデックスデータが0と判定された場合は(ステッ
プT11でY)、ステップT12に進む。一方、表示部
用今回インデックスデータが0でないと判定された場合
は(ステップT11N)、ステップT13に進む。
【0070】ステップT12において、表示部用今回イ
ンデックスデータにnを設定させ、その後、ステップT
13に進む。このステップT12の処理によって、発光
色テーブル220のインデックスデータ221Aが1の
発光色情報221に到達すると次の発光色情報221を
インデックスデータ221Aがnの発光色情報221と
することができる。
【0071】ステップT13において、指針用及び表示
部用今回インデックスデータと発光色テーブル220の
インデックスデータ221Aとを比較させ、同じインデ
ックスデータを有する発光色情報221を検索させ、該
当する発光色情報221の制御信号データ221Bを取
得させ、この制御信号データ221Bをリング用LED
ドライバ80Aと指針用LEDドライバ80Bに対して
出力させ、ステップT14に進む。そして、この制御信
号をを受けたリング用LEDドライバ80Aと指針用L
EDドライバ80Bのそれぞれのドライバによって、上
述したようにリング用LED8A及び指針用LED8B
を構成する3色のLEDに対するそれぞれの電流を調整
することで、CPU20によって指定された表示色を3
色のLEDの発光色によって実現することができる。こ
のステップS13の処理を実行することで、運転者によ
り選択された指針7若しくは表示部の表示色による車両
用表示装置の表示を行うことができる。
【0072】ステップT14において、IGNスイッチ
がオフされたか否かを判定させる。IGNスイッチがオ
フされたと判定された場合は(ステップS14でY)、
ステップS15に進む。一方、IGNスイッチがオフさ
れていないと判定された場合は(ステップS14で
N)、ステップT4に戻り、ステップT4において、R
AM21に格納された指針用及び表示部用今回インデッ
クスデータを指針用及び表示部用前回インデックスデー
タにそれぞれ設定させ、上述したステップT5からの一
連の処理を繰り返すことで、指針7若しくは表示部に対
する運転者の好みの表示色を選択させることができる。
【0073】ステップT15において、RAM21に設
定されている指針用及び表示部用今回インデックスデー
タをEEPROM23の指針用及び表示部用IGNスイ
ッチオフ時インデックスデータに設定させ、その後、ス
テップT16に進む。このステップT15を実行させる
ことで、IGNスイッチがオフ時の車両用表示装置の表
示色をEEPROM23に記憶することができるので、
次回のIGNスイッチのオン直後から運転者によって指
針と表示部毎に選択された表示色で車両用表示装置の表
示を行うことができる。そして、ステップT15におい
て、CPU20をスタンバイ状態にし、次に再びIGN
スイッチがオンされるのを待つ。
【0074】上述した各ステップ処理を設けることによ
り、運転者により選択された表示色によって車両用表示
装置の指針7と表示部を異なる表示色で表示することが
できる。また、上述した図13及び図14のフローチャ
ートについて行ったCPU20の処理動作からも明らか
なように、発光色制御手段として機能し、運転者の指針
用若しくは表示部用スイッチの操作によるオンの回数に
応じてステップS4〜T14の一連の処理が実行され、
その結果、運転者の指針用若しくは表示部用スイッチの
操作に応じて発光色テーブル220に設定されている発
光色情報221のインデックスデータ221Aの順序に
基づいて、指針7及び表示部毎に表示色を変更させるこ
とができる。
【0075】以上説明したように、第2の実施の形態に
よれば、従来の車両用表示装置と異なり、リング照明用
の光源を設けているため、従来の装置において生じてい
た昼間はリング照明を行うことができないという問題点
を解消することができる。さらに、指針7と表示部に対
してそれぞれの発光部として設け、これらの発光部毎に
発光色を選択させるようにしているので、指針と表示部
の個別に運転者の表示色の好みを反映することができ
る。したがって、昼間においても照明を行えるととも
に、カラーバリエーションの選択範囲をさらに広げるこ
とが可能な車両用表示装置を提供することができる。
【0076】また、上述の第1及び第2の実施の形態で
は、表示部及び指針7を光輝させるための照明光源を点
灯する時点について特に言及しなかったが、これらには
2通りの構成を取りうる。
【0077】その1つは、照明光源を夜間などの周囲が
暗いときのみ点灯し、それ以外のときには外光によって
表示部である文字板に付した目盛及び数字、文字または
記号等の指標や指針7を視認するようにした場合であ
る。
【0078】他の1つは、リング用LED8A及び指針
用LED8Bの照明光源を点灯していないときには、文
字板上の指針7を保護する表ガラスユニット11を通じ
て何も見えない、いわゆる、ブラックフェースタイプの
表示を行うものである。この場合には、周囲の明暗に関
係なく、表示を必要とするときには常時照明光源を点灯
して表示部と指針7を光輝させるとともに、表カバーを
暗色系の透光性の樹脂材料によって形成し、光輝してい
る表示部と指針7以外を視認できなくする必要がある。
【0079】この後者の表示形式では、表示部及び指針
7が十分な光量で光輝していないと、運転者が表ガラス
ユニット11を介して表示計器を見た際に指示部及び指
針7が視認が困難となってしまう。したがって、本発明
である車両用表示装置は指示部及び表示部を高輝度で表
示することができるので、ブラックフェースタイプの表
示形式の車両用表示装置に用いることは表示上好まし
い。
【0080】なお、上述した第1及び第2の実施の形態
では、前回発光色情報記憶手段をRAM21とEEPR
OM23に使用する目的に応じて異なる格納場所として
いるが、同一の格納場所とすることもできる。
【0081】さらに、上述した第1及び第2の実施の形
態では、リング用LED8Aと指針用LED8Bにそれ
ぞれ異なる駆動手段としてリング用LEDドライバ80
Aと指針用LEDドライバ80Bを用いる構成とした
が、リング用LED8Aと指針用LED8Bを同一駆動
手段によって構成することもできる。しかしながら、個
別に駆動手段を用いることで、広範囲を発光させること
を目的とするリング用LED8Aと指針7のみを発光さ
せることを目的とする照明指針用LED8Bに、輝度の
異なる発光手段を用いても対応することができる。
【0082】また、上述した第1及び第2の実施の形態
では、操作手段として押下式スイッチを用いたが、本発
明はこれに限定するものではなく、操作つまみを用いて
段階的に発光色を定める形態、赤、緑、青の3原色の操
作つまみを用いて発光色を調整させる形態等の他の実施
の形態とすることもできる。しかしながら、第1及び第
2の実施の形態のように、予め定められた複数の表示色
の中から運転者が任意の表示色を選択する方が、3原色
を調整して発光色を定めるよりも運転者の操作が容易で
ある。
【0083】さらに、上述した第1及び第2の実施の形
態では、スピードメータ、タコメータヒューエルゲー
ジ、及びテンパラチャゲージユニット等の各表示計器の
表示色が全て同じ表示色としているが、各表示計器毎に
表示色を設定させ、各表示計器毎に異なる表示色とさせ
ることもできる。
【0084】また、上述した第1及び第2の実施の形態
では、指針と表示部を有する表示計器を例として説明し
たが、液晶ディスプレイによって指針と表示部を表示す
る形態、指示部をバーコード上に表示する形態等のよう
に車両用表示装置の表示形態によって種々異なる指示部
と表示部の構成とすることができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明の車両用表示装置によれば、発光指示部及び発光
表示部毎に光源手段を用いることで、従来の車両用表示
装置における昼間は表示部の照明を行うことができない
という問題点を解消することができる。また、発光色制
御種手段が操作手段により選択した発光情報により定め
られる発光色となるように発光指示部及び発光表示部を
制御してカラー発光させることができるので、表示計器
の発光指示部及び発光表示部の表示色を運転者の好みに
応じて変更可能とすることができる。したがって、意匠
性のおもしろさ、意外性によって、車両用表示装置とし
ての商品力を向上させることができるという効果を奏す
る。さらに、運転者の好みの表示色で表示させているの
で、運転者の車両用表示装置への注目度を向上させるこ
とができるという効果も奏する。
【0086】上記請求項2に記載した本発明の車両用表
示装置によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え
て、発光色制御手段が、同一の発光色情報に基づいて指
針用光源手段及び表示部用光源手段を制御してカラー発
光させるので、計測量に応じた回転位置に移動される発
光指針を有する発光指示部と、光透過性の文字、記号等
を付した文字板を有する発光表示部を備えた表示計器
を、同一の発光色で発光させることができる。
【0087】上記請求項3に記載した本発明の車両用表
示装置によれば、請求項2に記載の発明の作用に加え、
発光色制御手段が、指針用光源手段及び表示部用光源手
段を制御することで、発光指示部及び発光表示部に異な
る光源を用いても、発光指示部及び発光表示部を同一の
発光色で発光させることができる。よって、リング状の
発光表示部と発光指示部を別体の光源により発光させる
車両用表示装置に好適である。
【0088】上記請求項4に記載した本発明の車両用表
示装置によれば、請求項3に記載の発明の作用に加え、
発光色情報が有する輝度情報に基づいて、指針用光源駆
動手段及び表示部用光源駆動手段が、輝度情報に定めら
れる輝度となるようにそれぞれの発光素子を駆動させる
ことで、前記指針用光源手段及び前記表示部用光源手段
を安価な部材、かつ簡単な構成でカラー発光させること
ができる。よって、発光表示部と発光指示部に対するそ
れぞれの光源の輝度が異なる車両用表示装置に好適であ
る。
【0089】上記請求項5に記載した本発明の車両用表
示装置によれば、請求項1〜3に記載の発明の作用に加
え、前記発光色制御手段が前記操作手段により選択した
前記発光色情報を前回発光色情報として記憶することが
できる。特に、車両のイグニッションスイッチがオフの
間も記憶可能な記憶手段に記憶しておくことで、イグニ
ッションスイッチがオン直後から運転者好みの表示色に
よる車両用表示装置の表示を持続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用表示装置の基本構成を示す図で
ある。
【図2】本発明に係る車両用コンビネーションメータの
分解斜視図である。
【図3】車両用コンビネーションメータの組立途中の部
分拡大正面図である。
【図4】リング照明状態の説明図である。
【図5】図3における指針の断面図である。
【図6】表示計器の照明状態の説明図である。
【図7】本発明に係る車両用表示装置の一実施の形態の
概略構成を示すシステム構成図である。
【図8】LEDドライバの一実施の形態の一部の回路図
である。
【図9】図7中のCPUが使用するRAM内のメモリマ
ップの一部を示す図である。
【図10】図7中のROMが有する発光色情報格納エリ
アのメモリマップを示す図である。
【図11】図7中のCPUが使用するEEPROM内の
メモリマップの一部を示す図である。
【図12】図7中のCPUが行う本発明に係る第1の実
施の形態の概略処理のフローチャートを示す図である。
【図13】図7中のCPU20が行う本発明に係る第2
の実施の形態の概略処理の一部を示したフローチャート
である。
【図14】図7中のCPU20が行う本発明に係る第2
の実施の形態の概略処理の他の一部を示したフローチャ
ートである。
【図15】従来の車両用コンビネーションメータの分解
斜視図である。
【図16】スピードメータユニットを含むムーブメント
アッシー近傍の組立状態における部分断面図である。
【符号の説明】
7 発光指示部(指針) 8A 表示部用光源手段(リング用LED) 8B 指針用光源手段(指針用LED) 9 発光表示部 20 発光色制御手段(CPU) 22 発光色情報記憶手段(ROM) 23 前回発光色情報記憶手段(EEPRO
M) 30 操作手段(スイッチ) 80A 表示部用光源駆動手段(リング用LED
ドライバ) 80B 指針用光源駆動手段(指針用LEDドラ
イバ)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測量に応じて移動する発光指示部と、
    文字、記号等の発光表示部とにより計測量を表示する車
    両用表示装置において、 前記発光指示部と前記発光表示部をカラー発光可能な構
    成とし、 複数の発光色情報を記憶した発光色情報記憶手段と、 該発光色情報記憶手段から前記発光色情報を選択するた
    めの操作手段と、 該操作手段により選択した前記発光色情報により定めら
    れる発光色となるように前記発光指示部及び前記発光表
    示部のカラー発光を制御する発光色制御手段とを備えた
    ことを特徴とする車両用表示装置。
  2. 【請求項2】 前記発光指示部は、計測量に応じた回転
    位置に移動される発光指針と、該発光指針をカラー発光
    させるカラー光を発生する指針用光源手段とを有し、 前記発光表示部は、光透過性の文字、記号等を付した文
    字板と、前記文字、記号等を透過させるカラー光を発生
    する表示部用光源手段とを有し、 前記発光色制御手段が、同一の前記発光色情報に基づい
    て前記指針用光源手段及び前記表示部用光源手段を制御
    してカラー発光させるようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載の車両用表示装置。
  3. 【請求項3】 前記指針用光源手段は、前記発光色情報
    により定められる発光色となるように前記指針用光源手
    段を駆動する指針用光源駆動手段を有し、 前記表示部用光源手段は、前記発光色情報により定めら
    れる発光色となるように前記表示部用光源手段を駆動す
    る表示部用光源駆動手段を有し、 前記指針用光源駆動手段及び前記表示部用光源駆動手段
    を前記発光色制御手段が制御するようにしたことを特徴
    とする請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 【請求項4】 前記指針用光源手段及び前記表示部用光
    源手段は、赤色、緑色、青色のそれぞれの光を発光する
    3原色の発光素子を有し、 前記発光色情報は、前記発光素子毎の輝度を定める輝度
    情報を有し、 前記指針用光源駆動手段及び前記表示部用光源駆動手段
    が、前記輝度情報により定められる輝度となるようにそ
    れぞれの前記発光素子を駆動するようにしたことを特徴
    とする請求項3に記載の車両用表示装置。
  5. 【請求項5】 前記発光色制御手段が前記操作手段によ
    り選択した前記発光色情報を前回発光色情報として記憶
    する前回発光色情報記憶手段をさらに備えたことを特徴
    とする請求項1〜3の何れかに記載の車両用表示装置。
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