JP2000284733A - 車両用計器 - Google Patents
車両用計器Info
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- JP2000284733A JP2000284733A JP8629599A JP8629599A JP2000284733A JP 2000284733 A JP2000284733 A JP 2000284733A JP 8629599 A JP8629599 A JP 8629599A JP 8629599 A JP8629599 A JP 8629599A JP 2000284733 A JP2000284733 A JP 2000284733A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K2360/00—Indexing scheme associated with groups B60K35/00 or B60K37/00 relating to details of instruments or dashboards
- B60K2360/60—Structural details of dashboards or instruments
- B60K2360/68—Features of instruments
- B60K2360/698—Pointers of combined instruments
- B60K2360/6992—Light conducting pointers
Landscapes
- Instrument Panels (AREA)
- Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
- Led Device Packages (AREA)
- Led Devices (AREA)
- Details Of Measuring Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 指針が指し示す文字盤部分をより明るく照明
することができ、その部分の文字等の情報を使用者が読
み取り易いようにする。 【解決手段】 指針20,30を導光体21からなる指
針部23,32,41から長尺状に形成する。指針部2
3,32,41の上面に自身の照明を行うための塗料層
26,34,42を設ける。導光体21の基端部22,
31に可視光源としてのLED27を内蔵し、LED2
7の光を基端部22,31に入射して指針部23,3
2,41の下面から放射する。これにより、指針部2
3,32,41の位置に対応する文字盤10の文字部1
1周辺を直接照明することができる。
することができ、その部分の文字等の情報を使用者が読
み取り易いようにする。 【解決手段】 指針20,30を導光体21からなる指
針部23,32,41から長尺状に形成する。指針部2
3,32,41の上面に自身の照明を行うための塗料層
26,34,42を設ける。導光体21の基端部22,
31に可視光源としてのLED27を内蔵し、LED2
7の光を基端部22,31に入射して指針部23,3
2,41の下面から放射する。これにより、指針部2
3,32,41の位置に対応する文字盤10の文字部1
1周辺を直接照明することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用計器に関し、
特に、自動車のスピードメータ等、文字盤を有する計器
に適用され、指針の指し示す文字盤の文字の読み取りを
容易にする車両用計器の照明構造に関するものである。
特に、自動車のスピードメータ等、文字盤を有する計器
に適用され、指針の指し示す文字盤の文字の読み取りを
容易にする車両用計器の照明構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の車両用計器の照明構造と
しては、スピードメータ等の計器の周囲にランプバル
ブ、LED等の光源を配置し、夜間等に文字盤を照明す
るものがある。この技術は、光源により計器全体を均一
に間接照明し、文字盤の文字乃至数字の判読、指針位置
の認識等を容易にする。
しては、スピードメータ等の計器の周囲にランプバル
ブ、LED等の光源を配置し、夜間等に文字盤を照明す
るものがある。この技術は、光源により計器全体を均一
に間接照明し、文字盤の文字乃至数字の判読、指針位置
の認識等を容易にする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の車両用
計器の照明構造は、計器全体を均一に照明するため、指
針が指し示す位置付近の文字盤の文字と、その他の文字
との判別の点で改善する余地がある。そこで、車両用計
器において、指針が指し示す位置付近の文字盤の文字、
例えば、文字、数字乃至記号等の変量情報(例えば、ス
ピードメータの場合は速度)を使用者が読み取り易いよ
う、指針が指し示す文字盤の文字付近を部分的により明
るく照明できれば好適である。
計器の照明構造は、計器全体を均一に照明するため、指
針が指し示す位置付近の文字盤の文字と、その他の文字
との判別の点で改善する余地がある。そこで、車両用計
器において、指針が指し示す位置付近の文字盤の文字、
例えば、文字、数字乃至記号等の変量情報(例えば、ス
ピードメータの場合は速度)を使用者が読み取り易いよ
う、指針が指し示す文字盤の文字付近を部分的により明
るく照明できれば好適である。
【0004】ここで、この目的を達成するため、指針の
裏面側に特殊なミラー構造等の照明構造を設け、光源か
らの間接照明を反射して、指針が指し示す文字盤の文字
付近を照明することが考えられる。しかし、この場合、
そのための構造が大型化し、指針自体が大型化するた
め、コスト、美観等の点で実用的ではない。
裏面側に特殊なミラー構造等の照明構造を設け、光源か
らの間接照明を反射して、指針が指し示す文字盤の文字
付近を照明することが考えられる。しかし、この場合、
そのための構造が大型化し、指針自体が大型化するた
め、コスト、美観等の点で実用的ではない。
【0005】そこで、本発明は、指針が指し示す文字盤
部分をより明るく照明することができ、その部分の文字
等の情報を使用者が読み取り易いようにした車両用計器
の提供を課題とするものである。
部分をより明るく照明することができ、その部分の文字
等の情報を使用者が読み取り易いようにした車両用計器
の提供を課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る車両用計
器は、所定の変量情報を表わす文字部を有する文字盤
と、指針とを具備する。前記指針は、導光体から長尺状
に形成され、前記導光体の上面に自身の照明を行うため
の塗料層を有すると共に、前記導光体の長さ方向一端に
可視光源を内蔵し、前記可視光源の光を前記導光体に入
射して前記導光体の下面から放射し、前記導光体の位置
に対応する前記文字盤の文字部を直接照明自在としてい
る。
器は、所定の変量情報を表わす文字部を有する文字盤
と、指針とを具備する。前記指針は、導光体から長尺状
に形成され、前記導光体の上面に自身の照明を行うため
の塗料層を有すると共に、前記導光体の長さ方向一端に
可視光源を内蔵し、前記可視光源の光を前記導光体に入
射して前記導光体の下面から放射し、前記導光体の位置
に対応する前記文字盤の文字部を直接照明自在としてい
る。
【0007】したがって、前記可視光源を発光駆動する
と、その光が導光体に入射し、導光体中を伝播して、導
光体下面から文字盤の文字部に放射される。よって、こ
のとき指針が指し示す文字盤の文字部周辺は、可視光源
の光により直接照明される。
と、その光が導光体に入射し、導光体中を伝播して、導
光体下面から文字盤の文字部に放射される。よって、こ
のとき指針が指し示す文字盤の文字部周辺は、可視光源
の光により直接照明される。
【0008】一方、指針自体は、計器内の間接照明また
は別個設けた直接照明等により、導光体上面の塗料層に
対応する色で照明される。よって、指針が指し示す文字
盤部分を可視光源の色の光で照明する一方で、指針自体
を塗料層による色の光で照明することができ、そのコン
トラストが明瞭になる。
は別個設けた直接照明等により、導光体上面の塗料層に
対応する色で照明される。よって、指針が指し示す文字
盤部分を可視光源の色の光で照明する一方で、指針自体
を塗料層による色の光で照明することができ、そのコン
トラストが明瞭になる。
【0009】請求項2に係る車両用計器は、請求項1の
構成において、前記可視光源を三原色のLEDとし、前
記指針の下面からの発光を色変わり制御自在として、前
記変量情報と異なる情報を色変わり表示により表示自在
とした。
構成において、前記可視光源を三原色のLEDとし、前
記指針の下面からの発光を色変わり制御自在として、前
記変量情報と異なる情報を色変わり表示により表示自在
とした。
【0010】したがって、LEDを色変わり制御するこ
とにより、所望の色の光が導光体下面から照射される。
よって、この車両用計器を、本来の変量情報表示の他、
特定の情報を表示する目的で使用することが可能とな
る。例えば、この車両用計器を速度警告表示装置として
兼用することができる。この場合、センサにより制限速
度超過を検出し、制限速度超過時に、LEDを色変わり
制御して赤色に発光することにより、導光体下面から赤
色光が照射され、指針の指し示す位置の文字盤の文字部
周辺が赤色に照明される。これにより、運転者が速度超
過を迅速に認識することができる。
とにより、所望の色の光が導光体下面から照射される。
よって、この車両用計器を、本来の変量情報表示の他、
特定の情報を表示する目的で使用することが可能とな
る。例えば、この車両用計器を速度警告表示装置として
兼用することができる。この場合、センサにより制限速
度超過を検出し、制限速度超過時に、LEDを色変わり
制御して赤色に発光することにより、導光体下面から赤
色光が照射され、指針の指し示す位置の文字盤の文字部
周辺が赤色に照明される。これにより、運転者が速度超
過を迅速に認識することができる。
【0011】請求項3に係る車両用計器は、請求項1ま
たは2の構成において、更に、前記塗料層及び文字盤を
照明自在な短波長光源を具備すると共に、前記塗料層及
び前記文字盤の文字部を蛍光塗料より形成し、前記短波
長光源により前記塗料層を照明して、前記導光体の上面
を紫外発光自在とすると共に、前記文字盤の文字部を紫
外発光自在とした。
たは2の構成において、更に、前記塗料層及び文字盤を
照明自在な短波長光源を具備すると共に、前記塗料層及
び前記文字盤の文字部を蛍光塗料より形成し、前記短波
長光源により前記塗料層を照明して、前記導光体の上面
を紫外発光自在とすると共に、前記文字盤の文字部を紫
外発光自在とした。
【0012】したがって、短波長光源を発光駆動する
と、その光が導光体上面の塗料層及び文字盤の文字部に
入射し、塗料層及び文字部を蛍光発光する。一方、指針
が指し示す文字盤の文字部周辺は、導光体下面からの可
視光により直接照明されている。よって、指針自体及び
文字盤の文字部全体を蛍光発光する一方で、指針が指し
示す文字盤部分を更に可視光で照明することができ、そ
のコントラストが一層明瞭になる。
と、その光が導光体上面の塗料層及び文字盤の文字部に
入射し、塗料層及び文字部を蛍光発光する。一方、指針
が指し示す文字盤の文字部周辺は、導光体下面からの可
視光により直接照明されている。よって、指針自体及び
文字盤の文字部全体を蛍光発光する一方で、指針が指し
示す文字盤部分を更に可視光で照明することができ、そ
のコントラストが一層明瞭になる。
【0013】なお、短波長光源としては、ブラックライ
ト、短波長LED等を使用することができる。
ト、短波長LED等を使用することができる。
【0014】請求項4に係る車両用計器は、請求項1の
構成において、前記塗料層を第1の色の塗料より形成す
ると共に、前記導光体において前記第1の塗料層より下
面側の位置に、前記第1の色の塗料層と異なる第2の色
の塗料からなる第2の塗料層を設け、前記導光体の上面
側の照明を前記第1の塗料層による第1の色で行い、前
記導光体の下面側の照明を前記可視光源からの光により
前記第2の塗料層による第2の色で行うようにしたもの
である。
構成において、前記塗料層を第1の色の塗料より形成す
ると共に、前記導光体において前記第1の塗料層より下
面側の位置に、前記第1の色の塗料層と異なる第2の色
の塗料からなる第2の塗料層を設け、前記導光体の上面
側の照明を前記第1の塗料層による第1の色で行い、前
記導光体の下面側の照明を前記可視光源からの光により
前記第2の塗料層による第2の色で行うようにしたもの
である。
【0015】したがって、指針の導光体上面が、第1の
塗料層により第1の色で照明されるため、指針自身は第
1の色で照明される。また、導光体の下面側が、可視光
源からの光により、第2の塗料層を介して第2の色で発
光する。よって、指針が指し示す文字盤部分を第2の色
の光で照明する一方で、指針自体を第1の色で照明する
ことができ、そのコントラストが一層明瞭になる。
塗料層により第1の色で照明されるため、指針自身は第
1の色で照明される。また、導光体の下面側が、可視光
源からの光により、第2の塗料層を介して第2の色で発
光する。よって、指針が指し示す文字盤部分を第2の色
の光で照明する一方で、指針自体を第1の色で照明する
ことができ、そのコントラストが一層明瞭になる。
【0016】なお、前記可視光源の光を前記第1の塗料
層及び前記第2の塗料層に導き、前記導光体の上面側を
第1の色の光で、下面側を第2の色の光で照明自在とし
てもよい。この場合、単一の光源を利用して上記と同様
の効果を発揮することができ、全体の部品点数を削減す
ると共に、全体構成を簡単にすることができる。
層及び前記第2の塗料層に導き、前記導光体の上面側を
第1の色の光で、下面側を第2の色の光で照明自在とし
てもよい。この場合、単一の光源を利用して上記と同様
の効果を発揮することができ、全体の部品点数を削減す
ると共に、全体構成を簡単にすることができる。
【0017】請求項5に係る車両用計器は、所定の変量
情報を表わす文字部を有する文字盤と、指針とを具備す
る。前記指針は、導光体から長尺状に形成され、前記導
光体の長さ方向一端に可視光源を内蔵し、前記可視光源
の光を前記導光体に入射して前記導光体の下面から放射
し、前記導光体の位置に対応する前記文字盤の文字部を
直接照明自在とすると共に、前記導光体の上面を前記可
視光源による照明色とコントラストを有するダーク色と
している。
情報を表わす文字部を有する文字盤と、指針とを具備す
る。前記指針は、導光体から長尺状に形成され、前記導
光体の長さ方向一端に可視光源を内蔵し、前記可視光源
の光を前記導光体に入射して前記導光体の下面から放射
し、前記導光体の位置に対応する前記文字盤の文字部を
直接照明自在とすると共に、前記導光体の上面を前記可
視光源による照明色とコントラストを有するダーク色と
している。
【0018】したがって、前記可視光源を発光駆動する
と、その光が導光体に入射し、導光体中を伝播して、導
光体下面から文字盤の文字部に放射される。よって、こ
のとき指針が指し示す文字盤の文字部周辺は、可視光源
の光により直接照明される。
と、その光が導光体に入射し、導光体中を伝播して、導
光体下面から文字盤の文字部に放射される。よって、こ
のとき指針が指し示す文字盤の文字部周辺は、可視光源
の光により直接照明される。
【0019】一方、指針自体は、導光体上面のダーク色
により、計器内の間接照明等による文字盤全体の照明色
とコントラストを有して視認される。よって、指針が指
し示す文字盤部分を可視光源の色の光で照明する一方
で、指針自体をダーク色で浮き上がらせることができ、
そのコントラストが明瞭になる。
により、計器内の間接照明等による文字盤全体の照明色
とコントラストを有して視認される。よって、指針が指
し示す文字盤部分を可視光源の色の光で照明する一方
で、指針自体をダーク色で浮き上がらせることができ、
そのコントラストが明瞭になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。各実施の形態を通じて同一の部材乃至部分には、
同一の参照符号を付してその説明を省略する。
する。各実施の形態を通じて同一の部材乃至部分には、
同一の参照符号を付してその説明を省略する。
【0021】図1は本発明の実施の形態1に係る車両用
計器を側面から見て示す説明図である。図2は本発明の
実施の形態1に係る車両用計器の平面図である。
計器を側面から見て示す説明図である。図2は本発明の
実施の形態1に係る車両用計器の平面図である。
【0022】実施の形態1の車両用計器は、例えば、自
動車用スピードメータに具体化される。即ち、図1及び
2に示すように、車両用計器は、所定の変量情報として
の速度情報を表わす文字部11を有する文字盤10と、
指針20とを具備する。文字部11は文字盤10の外周
部に設けられ、速度を表わす文字としての数字(図2で
は20km/h毎の表示)と、速度を表わす数字間を等
間隔に区切る目盛とからなる。なお、本実施の形態の文
字部11は、スピードメータに具体化するため、速度表
示用の数字と目盛よりなるが、本発明を実施する場合に
は、数字、記号等、計器において所定の変量情報を表わ
すため文字盤に付されたものであれば任意のものとする
ことができる。
動車用スピードメータに具体化される。即ち、図1及び
2に示すように、車両用計器は、所定の変量情報として
の速度情報を表わす文字部11を有する文字盤10と、
指針20とを具備する。文字部11は文字盤10の外周
部に設けられ、速度を表わす文字としての数字(図2で
は20km/h毎の表示)と、速度を表わす数字間を等
間隔に区切る目盛とからなる。なお、本実施の形態の文
字部11は、スピードメータに具体化するため、速度表
示用の数字と目盛よりなるが、本発明を実施する場合に
は、数字、記号等、計器において所定の変量情報を表わ
すため文字盤に付されたものであれば任意のものとする
ことができる。
【0023】前記指針20は、透明樹脂等からなる導光
体21により長尺状に形成されている。導光体21は、
基端部22及び指針部23からなる。導光体21の基端
部22は、円柱状等のブロック状をなし、指針部23
は、平面から見て先端を先鋭とした長尺平板状をなす。
また、指針部23は、先端に向かって肉薄となる。よっ
て、指針部23の上面は文字盤10の表面と略平行に延
び、下面は先端に向かって文字盤10の表面から離れる
傾斜状をなしている。基端部22は、基端部22より大
径かつ肉厚の円柱状の回動部24に埋設して固定されて
いる。そして、連結軸23に連結した駆動軸(図示略)
により、速度に応じた角度位置に回動部25を回動し、
指針部23により文字盤の10の所定角度位置の文字部
11を指し示すようになっている。
体21により長尺状に形成されている。導光体21は、
基端部22及び指針部23からなる。導光体21の基端
部22は、円柱状等のブロック状をなし、指針部23
は、平面から見て先端を先鋭とした長尺平板状をなす。
また、指針部23は、先端に向かって肉薄となる。よっ
て、指針部23の上面は文字盤10の表面と略平行に延
び、下面は先端に向かって文字盤10の表面から離れる
傾斜状をなしている。基端部22は、基端部22より大
径かつ肉厚の円柱状の回動部24に埋設して固定されて
いる。そして、連結軸23に連結した駆動軸(図示略)
により、速度に応じた角度位置に回動部25を回動し、
指針部23により文字盤の10の所定角度位置の文字部
11を指し示すようになっている。
【0024】導光部23の上面には、指針部23自身の
照明を行うための塗料層26が設けられている。塗料層
26は、任意の色及び材料の塗料より形成することがで
きるが、本実施の形態では所定の蛍光色の蛍光塗料を使
用している。また、指針20は、導光体21の長さ方向
一端の基端部22に対向するよう、回動部25に可視光
源としてのLED27を内蔵している。LED27を発
光駆動すると、その光が基端部22から指針部23の長
さ方向に入射し、指針部23の下面から下方に放射され
る。そして、その出射光が、図1中二点鎖線で示す所定
範囲Lに広がり、指針部23の角度位置に対応する文字
盤10の文字部11周辺を直接照明するようになってい
る。
照明を行うための塗料層26が設けられている。塗料層
26は、任意の色及び材料の塗料より形成することがで
きるが、本実施の形態では所定の蛍光色の蛍光塗料を使
用している。また、指針20は、導光体21の長さ方向
一端の基端部22に対向するよう、回動部25に可視光
源としてのLED27を内蔵している。LED27を発
光駆動すると、その光が基端部22から指針部23の長
さ方向に入射し、指針部23の下面から下方に放射され
る。そして、その出射光が、図1中二点鎖線で示す所定
範囲Lに広がり、指針部23の角度位置に対応する文字
盤10の文字部11周辺を直接照明するようになってい
る。
【0025】なお、指針部23の側面には、反射面を形
成し、LED27からの光が指針部23の側面から漏れ
ることを完全に防止するようにしてもよい。しかし、通
常は、LED27の光は、指針部23の側面で全反射す
るため、このような構成は必要ない。また、指針部23
の側面に白色塗料等の光拡散反射層を設けて光の漏れを
防止すると光が減衰するため、反射面を設ける場合、蒸
着層、ホットスタンプ層等、拡散を行わない反射面を設
けることが好ましい。更に、LED27の光を指針部2
3上面と塗料層26との間の境界面で下方に反射するよ
う、その境界面を反射面としてもよい。
成し、LED27からの光が指針部23の側面から漏れ
ることを完全に防止するようにしてもよい。しかし、通
常は、LED27の光は、指針部23の側面で全反射す
るため、このような構成は必要ない。また、指針部23
の側面に白色塗料等の光拡散反射層を設けて光の漏れを
防止すると光が減衰するため、反射面を設ける場合、蒸
着層、ホットスタンプ層等、拡散を行わない反射面を設
けることが好ましい。更に、LED27の光を指針部2
3上面と塗料層26との間の境界面で下方に反射するよ
う、その境界面を反射面としてもよい。
【0026】前記LED27は、単色のLEDまたは複
数色のLEDを使用することができ、また、LEDチッ
プまたはLEDランプのいずれの形態でもよい。また、
LED27は、スピードメータ自体の間接照明色と異な
る色で発光を行うことが好ましい。更に、LED27
は、赤色、緑色及び青色の三原色の発光を行えるよう構
成することがより好ましい。図1では、LED27とし
て、三原色のチップLEDを内蔵した砲弾形LEDラン
プを使用している。
数色のLEDを使用することができ、また、LEDチッ
プまたはLEDランプのいずれの形態でもよい。また、
LED27は、スピードメータ自体の間接照明色と異な
る色で発光を行うことが好ましい。更に、LED27
は、赤色、緑色及び青色の三原色の発光を行えるよう構
成することがより好ましい。図1では、LED27とし
て、三原色のチップLEDを内蔵した砲弾形LEDラン
プを使用している。
【0027】また、LED27を色変わり制御し、指針
部23の下面からの発光を色変わり自在として、変量情
報としての速度情報と異なる特定の情報を色変わり表示
により表示自在とすることが好ましい。こうすると、車
両用計器を、本来の機能(本実施の形態は速度表示)の
他、例えば、速度警告表示装置等の警告表示装置または
イルミネーション効果を狙ったイルミネーション装置等
として兼用することができる。
部23の下面からの発光を色変わり自在として、変量情
報としての速度情報と異なる特定の情報を色変わり表示
により表示自在とすることが好ましい。こうすると、車
両用計器を、本来の機能(本実施の形態は速度表示)の
他、例えば、速度警告表示装置等の警告表示装置または
イルミネーション効果を狙ったイルミネーション装置等
として兼用することができる。
【0028】例えば、速度警告表示装置として兼用する
には、センサにより自動車の制限速度超過を検出し、そ
の検出信号に応じ、制限速度超過時に、図示しない発光
制御回路によりLED27を色変わり制御して赤色に発
光する。これにより、導光部23下面から赤色光を照射
して、指針部23の指し示す位置の文字盤10の文字部
11周辺を赤色に照明するようにすることができる。ま
た、イルミネーション装置として兼用する場合、例え
ば、LED27を所定時間間隔で複数色に切り替えて点
灯または点滅し、指針部23下面からの照明色を切り替
えてイルミネーション効果を発揮するようにすることが
できる。
には、センサにより自動車の制限速度超過を検出し、そ
の検出信号に応じ、制限速度超過時に、図示しない発光
制御回路によりLED27を色変わり制御して赤色に発
光する。これにより、導光部23下面から赤色光を照射
して、指針部23の指し示す位置の文字盤10の文字部
11周辺を赤色に照明するようにすることができる。ま
た、イルミネーション装置として兼用する場合、例え
ば、LED27を所定時間間隔で複数色に切り替えて点
灯または点滅し、指針部23下面からの照明色を切り替
えてイルミネーション効果を発揮するようにすることが
できる。
【0029】指針部23の上面乃至塗料層26に対向す
る位置、例えば、文字盤10の上方には、少なくとも塗
料層26を照明自在な短波長光源としての短波長LED
29が配設される。短波長LED29としては、窒化ガ
リウム(GaN)系のLEDを使用することができる。
そして、短波長LED29を発光駆動することにより、
塗料層26を照明して、指針部23の上面を紫外発光に
より蛍光色に発光するようになっている。
る位置、例えば、文字盤10の上方には、少なくとも塗
料層26を照明自在な短波長光源としての短波長LED
29が配設される。短波長LED29としては、窒化ガ
リウム(GaN)系のLEDを使用することができる。
そして、短波長LED29を発光駆動することにより、
塗料層26を照明して、指針部23の上面を紫外発光に
より蛍光色に発光するようになっている。
【0030】なお、塗料層26の他、文字盤10の文字
部11を蛍光塗料より形成し、短波長LED29により
塗料層26及び文字部11全体を照明して、指針部23
の上面を紫外発光乃至蛍光発光自在とすると共に、文字
盤10の文字部11を紫外発光乃至蛍光発光自在として
もよい。また、短波長光源としては、短波長LED29
の他、ブラックライトを使用してもよい。即ち、短波長
光源は、短波長の光(紫外線)を発生し、塗料層26等
の蛍光塗料を蛍光発光させる限りにおいて、任意の光源
を使用することができる。更に、塗料層26は、短波長
LED29による発光により、指針部23自体を上面側
から十分認識できる限りにおいて、指針部23の上面全
体に設けてもよく、その一部に設けてもよい。また、塗
料層26を回動部25上面にも設けてもよい。
部11を蛍光塗料より形成し、短波長LED29により
塗料層26及び文字部11全体を照明して、指針部23
の上面を紫外発光乃至蛍光発光自在とすると共に、文字
盤10の文字部11を紫外発光乃至蛍光発光自在として
もよい。また、短波長光源としては、短波長LED29
の他、ブラックライトを使用してもよい。即ち、短波長
光源は、短波長の光(紫外線)を発生し、塗料層26等
の蛍光塗料を蛍光発光させる限りにおいて、任意の光源
を使用することができる。更に、塗料層26は、短波長
LED29による発光により、指針部23自体を上面側
から十分認識できる限りにおいて、指針部23の上面全
体に設けてもよく、その一部に設けてもよい。また、塗
料層26を回動部25上面にも設けてもよい。
【0031】次に、上記のように構成された実施の形態
1に係る車両用計器の作用を説明する。
1に係る車両用計器の作用を説明する。
【0032】まず、夜間照明時等において、スピードメ
ータの文字盤10及び指針20は、間接照明等により全
体が所定色に照明されている。ここで、LED27を発
光駆動すると、所定色の可視光が導光体21の基端部2
2から指針部23に入射し、指針部23中を伝播して、
指針部23下面から文字盤10の文字部11に放射され
る。よって、このとき指針部23が指し示す文字盤10
の文字部11周辺、例えば、走行中にあっては現在速度
に対応する文字部11周辺が、所定範囲Lにて可視光に
より直接照明される。即ち、この所定範囲Lでは、スピ
ードメータ自体の照明と、LED27からの可視光によ
る照明とが重なり、照度がより大きくなる。その結果、
指針部23が指し示す文字盤10の文字部11周辺をよ
り明るく照明することができ、その部分の文字等の情報
を使用者が容易に読み取ることができる。
ータの文字盤10及び指針20は、間接照明等により全
体が所定色に照明されている。ここで、LED27を発
光駆動すると、所定色の可視光が導光体21の基端部2
2から指針部23に入射し、指針部23中を伝播して、
指針部23下面から文字盤10の文字部11に放射され
る。よって、このとき指針部23が指し示す文字盤10
の文字部11周辺、例えば、走行中にあっては現在速度
に対応する文字部11周辺が、所定範囲Lにて可視光に
より直接照明される。即ち、この所定範囲Lでは、スピ
ードメータ自体の照明と、LED27からの可視光によ
る照明とが重なり、照度がより大きくなる。その結果、
指針部23が指し示す文字盤10の文字部11周辺をよ
り明るく照明することができ、その部分の文字等の情報
を使用者が容易に読み取ることができる。
【0033】一方、指針部23自体は、スピードメータ
内の間接照明または別個設けた直接照明としての短波長
LED29等により、指針部23上面の塗料層26に対
応する色で照明される。即ち、本実施の形態では、指針
部23は、塗料層26により蛍光色で発光する。よっ
て、指針部23が指し示す文字盤10の文字部11周辺
をLED27の色の光で照明する一方で、指針部23自
体を塗料層26による蛍光色の光で照明することがで
き、そのコントラストが明瞭になる。その結果、指針部
23が指し示す文字盤10の文字部11周辺の文字等の
情報を使用者が一層容易に読み取ることができる。ま
た、LED27の色の光と塗料層26による蛍光色の光
とのコントラストによる独特の意匠的効果を発揮するこ
とができる。
内の間接照明または別個設けた直接照明としての短波長
LED29等により、指針部23上面の塗料層26に対
応する色で照明される。即ち、本実施の形態では、指針
部23は、塗料層26により蛍光色で発光する。よっ
て、指針部23が指し示す文字盤10の文字部11周辺
をLED27の色の光で照明する一方で、指針部23自
体を塗料層26による蛍光色の光で照明することがで
き、そのコントラストが明瞭になる。その結果、指針部
23が指し示す文字盤10の文字部11周辺の文字等の
情報を使用者が一層容易に読み取ることができる。ま
た、LED27の色の光と塗料層26による蛍光色の光
とのコントラストによる独特の意匠的効果を発揮するこ
とができる。
【0034】更に、短波長LED29を発光駆動する
と、その紫外光が指針部23上面の塗料層26に入射
し、塗料層26を蛍光発光する。一方、指針部23が指
し示す文字盤10の文字部11周辺は、指針部23下面
からの可視光により直接照明されている。よって、指針
部23自体を蛍光発光する一方で、指針部23が指し示
す文字盤10の文字部11周辺を更に可視光で照明する
ことができ、そのコントラストが一層明瞭になる。加え
て、文字盤10の文字部11を蛍光塗料で形成した場
合、短波長LED29の紫外光は、塗料層26の他に文
字部11にも入射し、塗料層26及び文字部11を蛍光
発光する。よって、指針部23自体及び文字盤10の文
字部11全体を蛍光発光する一方で、指針部23が指し
示す文字盤10の文字部11周辺を更に可視光で照明す
ることができ、そのコントラストが一層明瞭になる。そ
の結果、指針部23が指し示す文字盤10の文字部11
周辺の文字等の情報を使用者が一層容易に読み取ること
ができる。また、蛍光発光と可視光とのコントラストに
よる独特の意匠的効果を発揮することができる。
と、その紫外光が指針部23上面の塗料層26に入射
し、塗料層26を蛍光発光する。一方、指針部23が指
し示す文字盤10の文字部11周辺は、指針部23下面
からの可視光により直接照明されている。よって、指針
部23自体を蛍光発光する一方で、指針部23が指し示
す文字盤10の文字部11周辺を更に可視光で照明する
ことができ、そのコントラストが一層明瞭になる。加え
て、文字盤10の文字部11を蛍光塗料で形成した場
合、短波長LED29の紫外光は、塗料層26の他に文
字部11にも入射し、塗料層26及び文字部11を蛍光
発光する。よって、指針部23自体及び文字盤10の文
字部11全体を蛍光発光する一方で、指針部23が指し
示す文字盤10の文字部11周辺を更に可視光で照明す
ることができ、そのコントラストが一層明瞭になる。そ
の結果、指針部23が指し示す文字盤10の文字部11
周辺の文字等の情報を使用者が一層容易に読み取ること
ができる。また、蛍光発光と可視光とのコントラストに
よる独特の意匠的効果を発揮することができる。
【0035】そして、可視光源のLED27を色変わり
制御することにより、所望の色の光が指針部23下面か
ら色変わりして照射される。よって、スピードメータ
を、本来の変量情報としての速度表示の他、特定の情報
を表示する目的で使用することが可能となる。例えば、
このスピードメータを速度警告表示装置として兼用する
ことができる。この場合、センサにより制限速度超過を
検出し、制限速度超過時に、LED27を色変わり制御
して赤色に発光することにより、指針部23下面から赤
色光が照射され、指針部23の指し示す位置の文字盤1
0の文字部11周辺が赤色に照明される。これにより、
運転者が速度超過を迅速に認識することができる。その
結果、指針部23下面から文字盤10に行う照明を、警
告表示等、文字盤10の文字の示す変量情報以外の特定
の情報表示用に使用することができ、簡単な構成でスピ
ードメータを多機能化することができる。
制御することにより、所望の色の光が指針部23下面か
ら色変わりして照射される。よって、スピードメータ
を、本来の変量情報としての速度表示の他、特定の情報
を表示する目的で使用することが可能となる。例えば、
このスピードメータを速度警告表示装置として兼用する
ことができる。この場合、センサにより制限速度超過を
検出し、制限速度超過時に、LED27を色変わり制御
して赤色に発光することにより、指針部23下面から赤
色光が照射され、指針部23の指し示す位置の文字盤1
0の文字部11周辺が赤色に照明される。これにより、
運転者が速度超過を迅速に認識することができる。その
結果、指針部23下面から文字盤10に行う照明を、警
告表示等、文字盤10の文字の示す変量情報以外の特定
の情報表示用に使用することができ、簡単な構成でスピ
ードメータを多機能化することができる。
【0036】図3は本発明の実施の形態2に係る車両用
計器を側面から見て示す説明図である。
計器を側面から見て示す説明図である。
【0037】実施の形態2の車両用計器は、実施の形態
1と同様のスピードメータ等に適用可能であり、実施の
形態1の車両用計器とほぼ同様の構成を有するため、そ
の相違部分のみ説明する。本実施の形態に係る車両用計
器の指針30は、実施の形態1の回動部25を省略し、
全体を実施の形態1の導光体21と同様の導光体により
形成している。即ち、指針30は、基端部31及び指針
部32からなる。基端部31は、上面側を断面四分円弧
状とした円柱状をなし、指針部32は実施の形態1の指
針部23とほぼ同様の形状をなす。指針30は、基端部
31を連結軸25に固定し、図示しない駆動機構により
所定角度位置に回動されるようになっている。
1と同様のスピードメータ等に適用可能であり、実施の
形態1の車両用計器とほぼ同様の構成を有するため、そ
の相違部分のみ説明する。本実施の形態に係る車両用計
器の指針30は、実施の形態1の回動部25を省略し、
全体を実施の形態1の導光体21と同様の導光体により
形成している。即ち、指針30は、基端部31及び指針
部32からなる。基端部31は、上面側を断面四分円弧
状とした円柱状をなし、指針部32は実施の形態1の指
針部23とほぼ同様の形状をなす。指針30は、基端部
31を連結軸25に固定し、図示しない駆動機構により
所定角度位置に回動されるようになっている。
【0038】また、基端部31の上面側には断面四分円
弧状の反射鏡33が一体的に固着されている。更に、基
端部31の下部中央には可視光源としてのLED27
が、上方に位置する反射鏡33に対向するよう埋設して
内臓されている。LED27を発光駆動すると、その光
が反射鏡33により反射され、基端部31から指針部3
2の長さ方向に入射し、指針部32の下面から下方に放
射される。そして、その出射光が、実施の形態1と同様
にして、指針部32の角度位置に対応する文字盤10の
文字部11周辺を直接照明するようになっている。
弧状の反射鏡33が一体的に固着されている。更に、基
端部31の下部中央には可視光源としてのLED27
が、上方に位置する反射鏡33に対向するよう埋設して
内臓されている。LED27を発光駆動すると、その光
が反射鏡33により反射され、基端部31から指針部3
2の長さ方向に入射し、指針部32の下面から下方に放
射される。そして、その出射光が、実施の形態1と同様
にして、指針部32の角度位置に対応する文字盤10の
文字部11周辺を直接照明するようになっている。
【0039】一方、本実施の形態では、指針部32の上
面に設ける塗料層34は、指針部32内のLED27か
らの可視光を一部透過するよう構成される。即ち、上記
のように基端部31から指針部32に入射した可視光の
うち、指針部32下面から放射されない残りの光は、塗
料層34を透過して指針部32の上面から上方に放射さ
れるようになっている。これにより、LED27の可視
光により塗料層34をそれ自体の塗料色による色に発光
及び照明するようになっている。即ち、実施の形態2で
は、実施の形態1における塗料層26用の直接照明とし
ての短波長光源を省略している。
面に設ける塗料層34は、指針部32内のLED27か
らの可視光を一部透過するよう構成される。即ち、上記
のように基端部31から指針部32に入射した可視光の
うち、指針部32下面から放射されない残りの光は、塗
料層34を透過して指針部32の上面から上方に放射さ
れるようになっている。これにより、LED27の可視
光により塗料層34をそれ自体の塗料色による色に発光
及び照明するようになっている。即ち、実施の形態2で
は、実施の形態1における塗料層26用の直接照明とし
ての短波長光源を省略している。
【0040】このように構成した実施の形態2の車両用
計器は、実施の形態1と同様に作用し、同様の効果を発
揮する。また、実施の形態1の回動部25及び短波長L
ED29を省略できるため、全体の部品点数を少なくす
ると共に、全体構成を簡単にし、コストを低減すること
ができる。
計器は、実施の形態1と同様に作用し、同様の効果を発
揮する。また、実施の形態1の回動部25及び短波長L
ED29を省略できるため、全体の部品点数を少なくす
ると共に、全体構成を簡単にし、コストを低減すること
ができる。
【0041】図4は本発明の実施の形態3に係る車両用
計器の要部を側面から見て示す説明図である。
計器の要部を側面から見て示す説明図である。
【0042】実施の形態3は、指針の指針部に設ける塗
料層の構成が上記各実施の形態と異なり、その他の構成
は同様であるため、その相違部分のみ説明する。即ち、
本実施の形態は、実施の形態1または2の指針20,3
0の指針部23,32に適用することができる。また、
本実施の形態の導光体を構成する指針部41の上面に
は、第1の塗料層42を上側に、第2の塗料層43をそ
の直下に設けた二層構造の塗料層が設けられている。第
1の塗料層42は、上記各実施の形態の塗料層に相当
し、指針部41自体の照明を行うためのものである。第
1の塗料層42は、第1の色の塗料より形成される。第
2の塗料層43は、第1の色の塗料層と異なる第2の色
の塗料より形成される。なお、図4では、第1の塗料層
42の上面と指針部41の上面は面一となっている。し
かし、上記各実施の形態のように、それらを面一とする
ことなく、第1の塗料層42の表面が指針部41の上面
から突出するようにしてもよい。
料層の構成が上記各実施の形態と異なり、その他の構成
は同様であるため、その相違部分のみ説明する。即ち、
本実施の形態は、実施の形態1または2の指針20,3
0の指針部23,32に適用することができる。また、
本実施の形態の導光体を構成する指針部41の上面に
は、第1の塗料層42を上側に、第2の塗料層43をそ
の直下に設けた二層構造の塗料層が設けられている。第
1の塗料層42は、上記各実施の形態の塗料層に相当
し、指針部41自体の照明を行うためのものである。第
1の塗料層42は、第1の色の塗料より形成される。第
2の塗料層43は、第1の色の塗料層と異なる第2の色
の塗料より形成される。なお、図4では、第1の塗料層
42の上面と指針部41の上面は面一となっている。し
かし、上記各実施の形態のように、それらを面一とする
ことなく、第1の塗料層42の表面が指針部41の上面
から突出するようにしてもよい。
【0043】第1の塗料層42及び第2の塗料層43の
色は、異色とする限りにおいて、任意の色とすることが
できる。例えば、第1の塗料層42の第1の色を、赤
色、橙色、蛍光色等の鮮やかな色彩の色とし、第2の塗
料層の第2の色を、白色等、第1の色とコントラストの
ある色としてもよい。第1の塗料層42は、計器自体の
間接照明または第1の塗料層42に対向して別個に設け
た光源により照明し、第1の色で発光するようにしても
よい。この場合、上記各実施の形態と同様、第1の塗料
層42を蛍光塗料により形成し、短波長光源としての短
波長LED29等により、蛍光発光するようにしてもよ
い。なお、第2の塗料層43は、可視光源としてのLE
D27等の光を導いて、第2の色で発光するようにして
いる。
色は、異色とする限りにおいて、任意の色とすることが
できる。例えば、第1の塗料層42の第1の色を、赤
色、橙色、蛍光色等の鮮やかな色彩の色とし、第2の塗
料層の第2の色を、白色等、第1の色とコントラストの
ある色としてもよい。第1の塗料層42は、計器自体の
間接照明または第1の塗料層42に対向して別個に設け
た光源により照明し、第1の色で発光するようにしても
よい。この場合、上記各実施の形態と同様、第1の塗料
層42を蛍光塗料により形成し、短波長光源としての短
波長LED29等により、蛍光発光するようにしてもよ
い。なお、第2の塗料層43は、可視光源としてのLE
D27等の光を導いて、第2の色で発光するようにして
いる。
【0044】これにより、実施の形態3では、指針部4
1の上面側の照明を前記第1の塗料層42による第1の
色で行い、指針部41の下面側の照明を可視光源からの
光により第2の塗料層43による第2の色で行うように
なっている。
1の上面側の照明を前記第1の塗料層42による第1の
色で行い、指針部41の下面側の照明を可視光源からの
光により第2の塗料層43による第2の色で行うように
なっている。
【0045】このように構成した実施の形態3の車両用
計器は、実施の形態1または2と同様に作用し、同様の
効果を発揮する。また、指針部41上面が、第1の塗料
層42により第1の色で照明されるため、指針部41乃
至指針自身は第1の色で照明される。また、指針部41
の下面側が、可視光源からの光により、第2の塗料層4
3を介して第2の色で発光する。よって、指針部41が
指し示す文字盤10の文字部11周辺を第2の色の光で
照明する一方で、指針部41自体を第1の色で照明する
ことができ、そのコントラストが一層明瞭になる。その
結果、指針部41が指し示す文字盤10の文字部11周
辺の文字等の情報を使用者が一層容易に読み取ることが
できる。また、第1の色の光と第2の色の光とのコント
ラストによる独特の意匠的効果を発揮することができ
る。
計器は、実施の形態1または2と同様に作用し、同様の
効果を発揮する。また、指針部41上面が、第1の塗料
層42により第1の色で照明されるため、指針部41乃
至指針自身は第1の色で照明される。また、指針部41
の下面側が、可視光源からの光により、第2の塗料層4
3を介して第2の色で発光する。よって、指針部41が
指し示す文字盤10の文字部11周辺を第2の色の光で
照明する一方で、指針部41自体を第1の色で照明する
ことができ、そのコントラストが一層明瞭になる。その
結果、指針部41が指し示す文字盤10の文字部11周
辺の文字等の情報を使用者が一層容易に読み取ることが
できる。また、第1の色の光と第2の色の光とのコント
ラストによる独特の意匠的効果を発揮することができ
る。
【0046】図5は本発明の実施の形態4に係る車両用
計器の要部を側面から見て示す説明図である。
計器の要部を側面から見て示す説明図である。
【0047】実施の形態4は、主に、指針部41に設け
る第1の塗料層41及び第2の塗料層43の構成が実施
の形態3と異なり、その他の構成は同様である。即ち、
実施の形態3において、第2の塗料層43は、可視光源
としてのLED27の光を導き、指針部41の下面から
発光する光の色を決定するためのもので、前記導光体と
しての指針部41において第1の塗料層42より下面側
の位置に設ければよい。例えば、第2の塗料層43を第
1の塗料層42の直下に設ける二層構造とすることな
く、第1の塗料層42を指針部41の上面に、第2の塗
料層43を指針部41の下面に設けてもよい。実施の形
態4は、図5に示すように、かかる構成に具体化したも
のである。
る第1の塗料層41及び第2の塗料層43の構成が実施
の形態3と異なり、その他の構成は同様である。即ち、
実施の形態3において、第2の塗料層43は、可視光源
としてのLED27の光を導き、指針部41の下面から
発光する光の色を決定するためのもので、前記導光体と
しての指針部41において第1の塗料層42より下面側
の位置に設ければよい。例えば、第2の塗料層43を第
1の塗料層42の直下に設ける二層構造とすることな
く、第1の塗料層42を指針部41の上面に、第2の塗
料層43を指針部41の下面に設けてもよい。実施の形
態4は、図5に示すように、かかる構成に具体化したも
のである。
【0048】実施の形態4では、可視光源としてのLE
D27の光は、第2の塗料層43のみならず、第1の塗
料層42にも導かれ、第1の塗料層42及び第2の塗料
層43の両者を発光するようにしている。よって、第1
の塗料層42及び第2の塗料層43は、共に、可視光源
としてのLED27の光を透過するよう構成している。
D27の光は、第2の塗料層43のみならず、第1の塗
料層42にも導かれ、第1の塗料層42及び第2の塗料
層43の両者を発光するようにしている。よって、第1
の塗料層42及び第2の塗料層43は、共に、可視光源
としてのLED27の光を透過するよう構成している。
【0049】このように構成した実施の形態4の車両用
計器は、実施の形態3と同様に作用し、同様の効果を発
揮する。また、単一の可視光源としてのLED27を利
用して上記実施の形態3と同様の効果を発揮することが
でき、全体の部品点数を削減すると共に、全体構成を簡
単にすることができる。
計器は、実施の形態3と同様に作用し、同様の効果を発
揮する。また、単一の可視光源としてのLED27を利
用して上記実施の形態3と同様の効果を発揮することが
でき、全体の部品点数を削減すると共に、全体構成を簡
単にすることができる。
【0050】このように、上記実施の形態の車両用計器
は、所定の変量情報としての速度情報を表わす文字部1
0を有する文字盤11と、導光体21の指針部23,3
2,41から長尺状に形成され、前記導光体21の指針
部23,32,41の上面に自身の照明を行うための塗
料層26,34,42を有すると共に、前記導光体21
の長さ方向一端の基端部22,31に可視光源としての
LED27を内蔵し、前記可視光源としてのLED27
の光を前記導光体21の基端部22,31に入射して前
記導光体21の指針部23,32,41の下面から放射
し、前記導光体20の指針部23,32,41の位置に
対応する前記文字盤10の文字部11周辺を直接照明自
在とした指針20,30とを具備する。
は、所定の変量情報としての速度情報を表わす文字部1
0を有する文字盤11と、導光体21の指針部23,3
2,41から長尺状に形成され、前記導光体21の指針
部23,32,41の上面に自身の照明を行うための塗
料層26,34,42を有すると共に、前記導光体21
の長さ方向一端の基端部22,31に可視光源としての
LED27を内蔵し、前記可視光源としてのLED27
の光を前記導光体21の基端部22,31に入射して前
記導光体21の指針部23,32,41の下面から放射
し、前記導光体20の指針部23,32,41の位置に
対応する前記文字盤10の文字部11周辺を直接照明自
在とした指針20,30とを具備する。
【0051】したがって、前記可視光源としてのLED
27を発光駆動すると、その光が導光体20の基端部2
2,31に入射し、導光体20中を伝播して、導光体2
0の指針部23,32,41の下面から文字盤10の文
字部11に放射される。よって、このとき指針20,3
0の指針部23,32,41が指し示す文字盤10の文
字部11周辺は、可視光源としてのLED27の光によ
り直接照明される。その結果、指針20,30の指針部
23,32,41が指し示す文字盤10の文字部11周
辺をより明るく照明することができ、その部分の文字等
の情報を使用者が容易に読み取ることができる。
27を発光駆動すると、その光が導光体20の基端部2
2,31に入射し、導光体20中を伝播して、導光体2
0の指針部23,32,41の下面から文字盤10の文
字部11に放射される。よって、このとき指針20,3
0の指針部23,32,41が指し示す文字盤10の文
字部11周辺は、可視光源としてのLED27の光によ
り直接照明される。その結果、指針20,30の指針部
23,32,41が指し示す文字盤10の文字部11周
辺をより明るく照明することができ、その部分の文字等
の情報を使用者が容易に読み取ることができる。
【0052】一方、指針20,30の指針部23,3
2,41自体は、計器内の間接照明または別個設けた直
接照明としての短波長LED29等により、導光体20
の指針部23,32,41上面の塗料層26,34,4
2に対応する色で照明される。よって、指針20,30
の指針部23,32,41が指し示す文字盤10の文字
部11周辺を可視光源としてのLED27の色の光で照
明する一方で、指針20,30の指針部23,32,4
1自体を塗料層26,34,42による色の光で照明す
ることができ、そのコントラストが明瞭になる。その結
果、指針20,30の指針部23,32,41が指し示
す文字盤10の文字部11周辺の文字等の情報を使用者
が一層容易に読み取ることができる。また、可視光源と
してのLED27の色の光と塗料層26,34,42に
よる色の光とのコントラストによる独特の意匠的効果を
発揮することができる。
2,41自体は、計器内の間接照明または別個設けた直
接照明としての短波長LED29等により、導光体20
の指針部23,32,41上面の塗料層26,34,4
2に対応する色で照明される。よって、指針20,30
の指針部23,32,41が指し示す文字盤10の文字
部11周辺を可視光源としてのLED27の色の光で照
明する一方で、指針20,30の指針部23,32,4
1自体を塗料層26,34,42による色の光で照明す
ることができ、そのコントラストが明瞭になる。その結
果、指針20,30の指針部23,32,41が指し示
す文字盤10の文字部11周辺の文字等の情報を使用者
が一層容易に読み取ることができる。また、可視光源と
してのLED27の色の光と塗料層26,34,42に
よる色の光とのコントラストによる独特の意匠的効果を
発揮することができる。
【0053】ところで、上記各実施の形態では、指針部
23,32,41の上面に塗料層26,34,42を設
け、その塗料層26,34,42に外部の光源としての
短波長LED29または内部の光源としてのLED27
の光を導くことにより、指針部23,32,41の上面
を発光し、指針20,30自身の照明を行うようにして
いる。しかし、本発明を実施する場合には、指針20,
30の導光体21乃至指針部23,32,41の上面を
塗料層等により可視光源としてのLED27等による照
明色とコントラストを有するダーク色としてもよい。
23,32,41の上面に塗料層26,34,42を設
け、その塗料層26,34,42に外部の光源としての
短波長LED29または内部の光源としてのLED27
の光を導くことにより、指針部23,32,41の上面
を発光し、指針20,30自身の照明を行うようにして
いる。しかし、本発明を実施する場合には、指針20,
30の導光体21乃至指針部23,32,41の上面を
塗料層等により可視光源としてのLED27等による照
明色とコントラストを有するダーク色としてもよい。
【0054】この場合、上記実施の形態1と同様の作用
を奏し、同様の効果を発揮する。一方、指針自体は、導
光体上面のダーク色により、計器内の間接照明等による
文字盤全体の照明色とコントラストを有して視認され
る。よって、指針が指し示す文字盤部分を可視光源の色
の光で照明する一方で、指針自体をダーク色で浮き上が
らせることができ、そのコントラストが明瞭になる。そ
の結果、指針が指し示す文字盤部分の文字等の情報を使
用者が一層容易に読み取ることができる。また、可視光
源の色の光とダーク色とのコントラストによる独特の意
匠的効果を発揮することができる。
を奏し、同様の効果を発揮する。一方、指針自体は、導
光体上面のダーク色により、計器内の間接照明等による
文字盤全体の照明色とコントラストを有して視認され
る。よって、指針が指し示す文字盤部分を可視光源の色
の光で照明する一方で、指針自体をダーク色で浮き上が
らせることができ、そのコントラストが明瞭になる。そ
の結果、指針が指し示す文字盤部分の文字等の情報を使
用者が一層容易に読み取ることができる。また、可視光
源の色の光とダーク色とのコントラストによる独特の意
匠的効果を発揮することができる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る車両用計
器は、所定の変量情報を表わす文字部を有する文字盤
と、指針とを具備する。前記指針は、導光体から長尺状
に形成され、前記導光体の上面に自身の照明を行うため
の塗料層を有すると共に、前記導光体の長さ方向一端に
可視光源を内蔵し、前記可視光源の光を前記導光体に入
射して前記導光体の下面から放射し、前記導光体の位置
に対応する前記文字盤の文字部を直接照明自在としてい
る。
器は、所定の変量情報を表わす文字部を有する文字盤
と、指針とを具備する。前記指針は、導光体から長尺状
に形成され、前記導光体の上面に自身の照明を行うため
の塗料層を有すると共に、前記導光体の長さ方向一端に
可視光源を内蔵し、前記可視光源の光を前記導光体に入
射して前記導光体の下面から放射し、前記導光体の位置
に対応する前記文字盤の文字部を直接照明自在としてい
る。
【0056】したがって、前記可視光源を発光駆動する
と、その光が導光体に入射し、導光体中を伝播して、導
光体下面から文字盤の文字部に放射される。よって、こ
のとき指針が指し示す文字盤の文字部周辺は、可視光源
の光により直接照明される。その結果、指針が指し示す
文字盤部分をより明るく照明することができ、その部分
の文字等の情報を使用者が容易に読み取ることができ
る。
と、その光が導光体に入射し、導光体中を伝播して、導
光体下面から文字盤の文字部に放射される。よって、こ
のとき指針が指し示す文字盤の文字部周辺は、可視光源
の光により直接照明される。その結果、指針が指し示す
文字盤部分をより明るく照明することができ、その部分
の文字等の情報を使用者が容易に読み取ることができ
る。
【0057】一方、指針自体は、計器内の間接照明また
は別個設けた直接照明等により、導光体上面の塗料層に
対応する色で照明される。よって、指針が指し示す文字
盤部分を可視光源の色の光で照明する一方で、指針自体
を塗料層による色の光で照明することができ、そのコン
トラストが明瞭になる。その結果、指針が指し示す文字
盤部分の文字等の情報を使用者が一層容易に読み取るこ
とができる。また、可視光源の色の光と塗料層による色
の光とのコントラストによる独特の意匠的効果を発揮す
ることができる。
は別個設けた直接照明等により、導光体上面の塗料層に
対応する色で照明される。よって、指針が指し示す文字
盤部分を可視光源の色の光で照明する一方で、指針自体
を塗料層による色の光で照明することができ、そのコン
トラストが明瞭になる。その結果、指針が指し示す文字
盤部分の文字等の情報を使用者が一層容易に読み取るこ
とができる。また、可視光源の色の光と塗料層による色
の光とのコントラストによる独特の意匠的効果を発揮す
ることができる。
【0058】請求項2に係る車両用計器は、請求項1の
構成において、前記可視光源を三原色のLEDとし、前
記指針の下面からの発光を色変わり制御自在として、前
記変量情報と異なる情報を色変わり表示により表示自在
とした。
構成において、前記可視光源を三原色のLEDとし、前
記指針の下面からの発光を色変わり制御自在として、前
記変量情報と異なる情報を色変わり表示により表示自在
とした。
【0059】したがって、LEDを色変わり制御するこ
とにより、所望の色の光が導光体下面から照射される。
よって、この車両用計器を、本来の変量情報表示の他、
特定の情報を表示する目的で使用することが可能とな
る。例えば、この車両用計器を速度警告表示装置として
兼用することができる。この場合、センサにより制限速
度超過を検出し、制限速度超過時に、LEDを色変わり
制御して赤色に発光することにより、導光体下面から赤
色光が照射され、指針の指し示す位置の文字盤の文字部
周辺が赤色に照明される。これにより、運転者が速度超
過を迅速に認識することができる。その結果、指針下面
から文字盤に行う照明を、警告表示等、文字盤の文字の
示す変量情報以外の特定の情報表示用に使用することが
でき、簡単な構成で車両用計器を多機能化することがで
きる。
とにより、所望の色の光が導光体下面から照射される。
よって、この車両用計器を、本来の変量情報表示の他、
特定の情報を表示する目的で使用することが可能とな
る。例えば、この車両用計器を速度警告表示装置として
兼用することができる。この場合、センサにより制限速
度超過を検出し、制限速度超過時に、LEDを色変わり
制御して赤色に発光することにより、導光体下面から赤
色光が照射され、指針の指し示す位置の文字盤の文字部
周辺が赤色に照明される。これにより、運転者が速度超
過を迅速に認識することができる。その結果、指針下面
から文字盤に行う照明を、警告表示等、文字盤の文字の
示す変量情報以外の特定の情報表示用に使用することが
でき、簡単な構成で車両用計器を多機能化することがで
きる。
【0060】請求項3に係る車両用計器は、請求項1ま
たは2の構成において、更に、前記塗料層及び文字盤を
照明自在な短波長光源を具備すると共に、前記塗料層及
び前記文字盤の文字部を蛍光塗料より形成し、前記短波
長光源により前記塗料層を照明して、前記導光体の上面
を紫外発光自在とすると共に、前記文字盤の文字部を紫
外発光自在とした。
たは2の構成において、更に、前記塗料層及び文字盤を
照明自在な短波長光源を具備すると共に、前記塗料層及
び前記文字盤の文字部を蛍光塗料より形成し、前記短波
長光源により前記塗料層を照明して、前記導光体の上面
を紫外発光自在とすると共に、前記文字盤の文字部を紫
外発光自在とした。
【0061】したがって、短波長光源を発光駆動する
と、その光が導光体上面の塗料層及び文字盤の文字部に
入射し、塗料層及び文字部を蛍光発光する。一方、指針
が指し示す文字盤の文字部周辺は、導光体下面からの可
視光により直接照明されている。よって、指針自体及び
文字盤の文字部全体を蛍光発光する一方で、指針が指し
示す文字盤部分を更に可視光で照明することができ、そ
のコントラストが一層明瞭になる。その結果、指針が指
し示す文字盤部分の文字等の情報を使用者が一層容易に
読み取ることができる。また、蛍光発光と可視光とのコ
ントラストによる独特の意匠的効果を発揮することがで
きる。
と、その光が導光体上面の塗料層及び文字盤の文字部に
入射し、塗料層及び文字部を蛍光発光する。一方、指針
が指し示す文字盤の文字部周辺は、導光体下面からの可
視光により直接照明されている。よって、指針自体及び
文字盤の文字部全体を蛍光発光する一方で、指針が指し
示す文字盤部分を更に可視光で照明することができ、そ
のコントラストが一層明瞭になる。その結果、指針が指
し示す文字盤部分の文字等の情報を使用者が一層容易に
読み取ることができる。また、蛍光発光と可視光とのコ
ントラストによる独特の意匠的効果を発揮することがで
きる。
【0062】請求項4に係る車両用計器は、請求項1の
構成において、前記塗料層を第1の色の塗料より形成す
ると共に、前記導光体において前記第1の塗料層より下
面側の位置に、前記第1の色の塗料層と異なる第2の色
の塗料からなる第2の塗料層を設け、前記導光体の上面
側の照明を前記第1の塗料層による第1の色で行い、前
記導光体の下面側の照明を前記可視光源からの光により
前記第2の塗料層による第2の色で行うようにしたもの
である。
構成において、前記塗料層を第1の色の塗料より形成す
ると共に、前記導光体において前記第1の塗料層より下
面側の位置に、前記第1の色の塗料層と異なる第2の色
の塗料からなる第2の塗料層を設け、前記導光体の上面
側の照明を前記第1の塗料層による第1の色で行い、前
記導光体の下面側の照明を前記可視光源からの光により
前記第2の塗料層による第2の色で行うようにしたもの
である。
【0063】したがって、指針の導光体上面が、第1の
塗料層により第1の色で照明されるため、指針自身は第
1の色で照明される。また、導光体の下面側が、可視光
源からの光により、第2の塗料層を介して第2の色で発
光する。よって、指針が指し示す文字盤部分を第2の色
の光で照明する一方で、指針自体を第1の色で照明する
ことができ、そのコントラストが一層明瞭になる。その
結果、指針が指し示す文字盤部分の文字等の情報を使用
者が一層容易に読み取ることができる。また、第1の色
の光と第2の色の光とのコントラストによる独特の意匠
的効果を発揮することができる。
塗料層により第1の色で照明されるため、指針自身は第
1の色で照明される。また、導光体の下面側が、可視光
源からの光により、第2の塗料層を介して第2の色で発
光する。よって、指針が指し示す文字盤部分を第2の色
の光で照明する一方で、指針自体を第1の色で照明する
ことができ、そのコントラストが一層明瞭になる。その
結果、指針が指し示す文字盤部分の文字等の情報を使用
者が一層容易に読み取ることができる。また、第1の色
の光と第2の色の光とのコントラストによる独特の意匠
的効果を発揮することができる。
【0064】請求項5に係る車両用計器は、所定の変量
情報を表わす文字部を有する文字盤と、指針とを具備す
る。前記指針は、導光体から長尺状に形成され、前記導
光体の長さ方向一端に可視光源を内蔵し、前記可視光源
の光を前記導光体に入射して前記導光体の下面から放射
し、前記導光体の位置に対応する前記文字盤の文字部を
直接照明自在とすると共に、前記導光体の上面を前記可
視光源による照明色とコントラストを有するダーク色と
している。
情報を表わす文字部を有する文字盤と、指針とを具備す
る。前記指針は、導光体から長尺状に形成され、前記導
光体の長さ方向一端に可視光源を内蔵し、前記可視光源
の光を前記導光体に入射して前記導光体の下面から放射
し、前記導光体の位置に対応する前記文字盤の文字部を
直接照明自在とすると共に、前記導光体の上面を前記可
視光源による照明色とコントラストを有するダーク色と
している。
【0065】したがって、前記可視光源を発光駆動する
と、その光が導光体に入射し、導光体中を伝播して、導
光体下面から文字盤の文字部に放射される。よって、こ
のとき指針が指し示す文字盤の文字部周辺は、可視光源
の光により直接照明される。その結果、指針が指し示す
文字盤部分をより明るく照明することができ、その部分
の文字等の情報を使用者が容易に読み取ることができ
る。
と、その光が導光体に入射し、導光体中を伝播して、導
光体下面から文字盤の文字部に放射される。よって、こ
のとき指針が指し示す文字盤の文字部周辺は、可視光源
の光により直接照明される。その結果、指針が指し示す
文字盤部分をより明るく照明することができ、その部分
の文字等の情報を使用者が容易に読み取ることができ
る。
【0066】一方、指針自体は、導光体上面のダーク色
により、計器内の間接照明等による文字盤全体の照明色
とコントラストを有して視認される。よって、指針が指
し示す文字盤部分を可視光源の色の光で照明する一方
で、指針自体をダーク色で浮き上がらせることができ、
そのコントラストが明瞭になる。その結果、指針が指し
示す文字盤部分の文字等の情報を使用者が一層容易に読
み取ることができる。また、可視光源の色の光とダーク
色とのコントラストによる独特の意匠的効果を発揮する
ことができる。
により、計器内の間接照明等による文字盤全体の照明色
とコントラストを有して視認される。よって、指針が指
し示す文字盤部分を可視光源の色の光で照明する一方
で、指針自体をダーク色で浮き上がらせることができ、
そのコントラストが明瞭になる。その結果、指針が指し
示す文字盤部分の文字等の情報を使用者が一層容易に読
み取ることができる。また、可視光源の色の光とダーク
色とのコントラストによる独特の意匠的効果を発揮する
ことができる。
【図1】 図1は本発明の実施の形態1に係る車両用
計器を側面から見て示す説明図である。
計器を側面から見て示す説明図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態1に係る車両用
計器の平面図である。
計器の平面図である。
【図3】 図3は本発明の実施の形態2に係る車両用
計器を側面から見て示す説明図である。
計器を側面から見て示す説明図である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態3に係る車両用
計器の要部を側面から見て示す説明図である。
計器の要部を側面から見て示す説明図である。
【図5】 図5は本発明の実施の形態4に係る車両用
計器の要部を側面から見て示す説明図である。
計器の要部を側面から見て示す説明図である。
10 文字盤、11 文字部、20,30 指針、21
導光体 22,31 基端部(導光体)、23,32,41 指
針部(導光体) 26,34 塗料層、27 LED(可視光源) 29 短波長LED(短波長光源)、42 第1の塗料
層 43 第2の塗料層
導光体 22,31 基端部(導光体)、23,32,41 指
針部(導光体) 26,34 塗料層、27 LED(可視光源) 29 短波長LED(短波長光源)、42 第1の塗料
層 43 第2の塗料層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F074 AA04 BB06 CC02 DD02 DD04 EE02 FF01 GG08 3D044 BA21 BB01 BD01 5C096 AA02 BA02 BC12 CA02 CA12 CB01 CC06 CC36 CD04 CD24 CD53 FA11 FA17 5F041 CA40 DA13 DB01 EE23 EE25 FF11 FF16
Claims (5)
- 【請求項1】 所定の変量情報を表わす文字部を有する
文字盤と、 導光体から長尺状に形成され、前記導光体の上面に自身
の照明を行うための塗料層を有すると共に、前記導光体
の長さ方向一端に可視光源を内蔵し、前記可視光源の光
を前記導光体に入射して前記導光体の下面から放射し、
前記導光体の位置に対応する前記文字盤の文字部を直接
照明自在とした指針とを具備することを特徴とする車両
用計器。 - 【請求項2】 前記可視光源を三原色のLEDとし、前
記指針の下面からの発光を色変わり制御自在として、前
記変量情報と異なる情報を色変わり表示により表示自在
としたことを特徴とする請求項1記載の車両用計器。 - 【請求項3】 更に、前記塗料層及び文字盤を照明自在
な短波長光源を具備すると共に、前記塗料層及び前記文
字盤の文字部を蛍光塗料より形成し、前記短波長光源に
より前記塗料層を照明して、前記導光体の上面を紫外発
光自在とすると共に、前記文字盤の文字部を紫外発光自
在としたことを特徴とする請求項1または2記載の車両
用計器。 - 【請求項4】 前記塗料層を第1の色の塗料より形成す
ると共に、前記導光体において前記第1の塗料層より下
面側の位置に、前記第1の色の塗料層と異なる第2の色
の塗料からなる第2の塗料層を設け、前記導光体の上面
側の照明を前記第1の塗料層による第1の色で行い、前
記導光体の下面側の照明を前記可視光源からの光により
前記第2の塗料層による第2の色で行うようにしたこと
を特徴とする請求項1記載の車両用計器。 - 【請求項5】 所定の変量情報を表わす文字部を有する
文字盤と、 導光体から長尺状に形成され、前記導光体の長さ方向一
端に可視光源を内蔵し、前記可視光源の光を前記導光体
に入射して前記導光体の下面から放射し、前記導光体の
位置に対応する前記文字盤の文字部を直接照明自在とす
ると共に、前記導光体の上面を前記可視光源による照明
色とコントラストを有するダーク色とした指針とを具備
することを特徴とする車両用計器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8629599A JP2000284733A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 車両用計器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8629599A JP2000284733A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 車両用計器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000284733A true JP2000284733A (ja) | 2000-10-13 |
Family
ID=13882855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8629599A Withdrawn JP2000284733A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 車両用計器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000284733A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-03-29 JP JP8629599A patent/JP2000284733A/ja not_active Withdrawn
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