JP4604410B2 - 車両用計器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に採用するに適した計器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の計器としては、例えば、特公平8−14500号公報にて示すような自動車用計器がある。この計器では、目盛り盤の照明用蛍光管を当該目盛り盤の裏面側に配設するとともに、当該目盛り盤の表面に沿い回動するように発光指針を支持し、この発光指針の発光時期に対し蛍光管の点灯時期に時間差を設けて、発光指針の発光後に目盛り盤を遅延して照明するように蛍光管を点灯させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記計器では、上述のように、単に、発光指針の発光に対し蛍光管を遅延点灯させるのみであるため、発光指針の発光輝度及び目盛り盤の照明輝度に変化がなく、計器に対する視認性は単純なものにすぎない。
【0004】
そこで、本発明は、以上のようなことに対処するため、車両用計器において、その目盛り盤側から見たときの初期作動に伴う輝度をその後の輝度よりも高くすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題の解決にあたり、請求項1に記載の発明に係る車両用計器は、
原動機を始動用キースイッチ(IG)の操作で始動するようになっている車両に装備されて、透光性目盛り盤部(50a)を有する目盛り盤(50)と、目盛り盤部の表面に沿い回動するように支持されて発光する発光指針(80)と、目盛り盤部を透光させるように当該目盛り盤部にその裏面側から光を入射する目盛り盤用光源(110)とを備える。
【0006】
当該計器は、発光指針及び光源をキースイッチの操作に伴い時差発光するように制御する制御手段(130)を備え、この制御手段は、発光指針及び光源の各輝度を、当該発光指針及び光源の各発光後キースイッチの操作後所定時間の経過まで、通常輝度よりも高く維持するように、発光指針及び光源を制御する。
【0007】
このように、キースイッチの操作に伴い発光指針及び光源を時差発光するが、これら発光指針及び光源の各輝度は、当該発光指針及び光源の各発光後キースイッチの操作後所定時間の経過まで、通常輝度よりも高く維持されるので、当該計器において目盛り盤部側を見たとき高級感につながる斬新な視認性を確保できる。
【0008】
また、請求項1に記載の発明によれば、目盛り盤にその表面側から併設されて目盛り盤部に対向する開口部(40a)を有する導光板(40)と、導光板内にその外周端部(42)から光を入射する導光板用光源(100)とを備え、導光板は、その開口部の内周部にてその表面側へ隆起してリング部(41)として形成されて、導光板用光源からの入射光を導光してリング部にて発光するようになっており、
制御手段は、発光指針及び目盛り盤用光源に導光板用光源をも加えて、キースイッチの操作に伴い時差発光するように制御し、かつ、発光指針及び目盛り盤用光源の各輝度に導光板用光源の輝度をも加えて、当該発光指針、目盛り盤用光源及び導光板用光源の各発光後キースイッチの操作後所定時間の経過まで、通常輝度よりも高く維持するように、発光指針、目盛り盤用光源及び導光板用光源を制御するようにしたことを特徴とする。
【0009】
このように、キースイッチの操作に伴い発光指針、目盛り盤用光源及び導光板用光源を時差発光するが、これら発光指針及び各光源の各輝度は、当該発光指針及び各光源の各発光後キースイッチの操作後所定時間の経過まで、通常輝度よりも高く維持されるので、当該計器において目盛り盤部側を見たとき高級感につながる斬新な視認性を確保できる。
【0010】
また、請求項2に記載の発明に係る車両用計器は、原動機を始動用キースイッチ(IG)の操作で始動するようになっている車両に装備されて、環状の見返し板(20)の底側開口部(20b、23)に設けられて当該見返し板内に対向する透光性目盛り盤部(50a)を有する目盛り盤(50)と、目盛り盤部の表面に沿い回動するように支持されて発光する発光指針(80)と、目盛り盤部を透光させるように当該目盛り盤部にその裏面側から光を入射する目盛り盤用光源(110)と、見返し板の先端側開口部(22)に設けられたブラックフェイス(30)とを備える。
【0011】
当該計器は、発光指針及び目盛り盤用光源をキースイッチの操作に伴い時差発光するように制御する制御手段(130)を備え、この制御手段は、発光指針及び光源の各輝度を、当該発光指針及び光源の各発光後キースイッチの操作後所定時間の経過まで、通常輝度よりも高く維持するように、発光指針及び光源を制御する。
【0012】
これにより、ブラックフェイスを有する計器においても、請求項1に記載の発明と実質的に同様の作用効果を達成できる。
【0013】
また、請求項2に記載の発明によれば、見返し板の底側開口部と目盛り盤との間に介装されて目盛り盤部及び底側開口部に対向する開口部(40a)を有する導光板(40)と、導光板内にその外周端部(42)から光を入射する導光板用光源(100)とを備え、
導光板は、その開口部の内周部にてその表面側へ隆起してリング部(41)として形成されて、導光板用光源からの入射光を導光してリング部にて発光するようになっており、
制御手段は、発光指針及び目盛り盤用光源に導光板用光源をも加えて、キースイッチの操作に伴い時差発光するように制御し、かつ、発光指針及び目盛り盤用光源の各輝度に導光板用光源の輝度をも加えて、当該発光指針、目盛り盤用光源及び導光板用光源の各発光後キースイッチの操作後所定時間の経過まで、通常輝度よりも高く維持するように、発光指針、目盛り盤用光源及び導光板用光源を制御するようにしたことを特徴とする。
【0014】
これにより、ブラックフェイスを有する計器においても、請求項2に記載の発明と実質的に同様の作用効果を達成できる。
【0015】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1及び図2は、本発明に係る乗用車用計器の一例を示しており、この計器は、当該乗用車の車室内に設けたインストルメントパネルにスピードメータとして配設されている。
【0017】
当該計器は、断面コ字状のケーシング10、環状の見返し板20及びフロントパネル30からなるハウジング内に、導光板40、目盛り盤50、導光板60、回動内機70、発光指針80、配線板90、導光板用の複数の発光ダイオード100及び目盛り盤用の複数の発光ダイオード110を組み付けて構成されている。
【0018】
見返し板20は、図2にて示すごとく、周壁20aの基端部に底壁20bを断面T字状に形成して構成されている。ここで、底壁20bは、図2にて示すごとく、両フランジ部21を備えており、これら各フランジ部21は、底壁20bの図2にて図示上下両端部の各々から周壁20aに対しL字状に互いに外方へ延出している。これにより、見返し板20は、両フランジ部21の外端部及び周壁20aの基端部の左右部分にて、ケーシング10の開口部11に装着されている。また、フロントパネル30は見返し板20の周壁20aの先端開口部22に嵌着されており、このフロントパネル30はブラックフェイスとしての役割を果たす。
【0019】
導光板40は、図2にて示すごとく、その外周部にて、見返し板20の底壁20bに沿いケーシング10の開口部11内から支持されている。この導光板40は、開口部40aを備えており、この開口部40aは、見返し板20の底壁20bに形成した開口部23を通してフロントパネル30を臨むように導光板40に形成されている。ここで、開口部40aは、リング部41を備えており、このリング部41は、図2にて示すごとく、開口部40aの内周部を底壁20bの開口部23内に向けその内周面に沿うように断面凸な彎曲形状にて隆起させて形成されている。なお、導光板40は、無色透明の導光樹脂材料で形成されている。
【0020】
このように構成した導光板40は、その外周端面42から後述のように入射される光をリング部41に向けて導光し当該リング部41に入射させる。そして、このようにリング部41内に入射する光は、当該リング部41内にてその断面形状により散乱されてリング部41の表面側部41aからフロントパネル30に向けて出射する。このことは、導光板40は、リング部41の表面側部41aにてリング状に発光することを意味する。
【0021】
目盛り盤50は、導光板40に沿いその裏面側から併設されており、この目盛り盤50は、導光板40の開口部40aを通しフロントパネル30に対向する目盛り盤部50aを有している。この目盛り盤部50aは、当該乗用車の車速を目盛ってなる略円弧状目盛り部51を有しており、この目盛り部51は、複数の目盛り51a、複数の数51b及び車速単位部51cとにより構成されている。
【0022】
本実施形態では、目盛り盤部50aは、目盛り部51の各目盛り51a、各数51b及び車速単位部51cの各文字、記号の輪郭の内側を除き、不透光な暗色となっている。なお、目盛り部51の各目盛り51a、各数51b及び車速単位部51cの各文字、記号の輪郭の内側は透明となっている。また、目盛り盤部50aの中央部(目盛り部51の半径方向中央に対応する)には、後述する指針軸71を挿通する貫通穴部52が形成されている。
【0023】
導光板60は、目盛り盤50に沿いその裏面側にて併設されており、この導光板60のうち目盛り盤部50aの貫通穴部52に対する対応部には、貫通穴部61が形成されている。ここで、この貫通穴部61の内周面は、図2にて示すごとく断面八字状にて、導光板60の表面側から裏面側にかけて末すぼまり状に形成されて、後述のように反射面として機能する。
【0024】
回動内機70は、内機本体71と、指針軸72とを備えており、内機本体71は、目盛り盤部50aに対応するように、ケーシング10内にてその底壁12に装着されている。指針軸72は、内機本体71から配線板90の貫通穴部91、導光板60の貫通穴部61及び目盛り盤部50aの貫通穴部52を通り導光板40の開口部40a内に回動可能に延出している。但し、導光板60の貫通穴部61は、目盛り盤70側から配線板90側にかけて断面テーパ状にかつ末すぼまり状に形成されている。
【0025】
発光指針80は、導光材料からなる長手状の指針本体81と、発光ダイオード82と、断面コ字状の遮光性キャップ83とを備えている。指針本体81は、その回動基部81aのボスにて、回動内機70の指針軸72の先端部に同軸的に支持されており、この指針本体81は、回動基部81aから指針部81bを目盛り盤50の表面に沿い延出して形成されている。
【0026】
発光ダイオード82は、指針本体81の回動基部81aの後端面に対向するように配設されており、この発光ダイオード82は、その発光により、指針本体81内にその回動基部81aの後端面から入射する。このため、指針本体81はその入射光を導光して指針部81bの表面にて発光する。なお、キャップ83は、指針本体81の回動基部81aをその表面側から発光ダイオード82と共に覆うように、指針本体81に組み付けられている。
【0027】
配線板90は、導光板60の裏面に並行となるように、内機本体72の端面に支持されている。複数の発光ダイオード100は、見返し板20の底壁20bの裏面近傍にてケーシング10の開口部11内に導光板40の外周端面42に沿い間隔をおいて配列されており、これら各発光ダイオード100は、その発光により、導光板40内にその外周端面42から光を入射する。
【0028】
複数の発光ダイオード110は、図2にて例示するごとく、指針軸72の軸周り近傍において、導光板60の貫通穴部61の内周面に対向するように、配線板90の表面に配列されており、これら各発光ダイオード110は、その発光により、導光板60内にその裏面側から貫通穴部61の内周面に向け光を入射する。これに伴い、導光板60は、貫通穴部61の内周面(即ち、反射面)にてその入射光を反射して放射状に外方に向け導光して目盛り盤部50aにその裏面側から出射する。なお、導光板60の裏面には、光学的反射処理が施されている。また、本実施形態では、各発光ダイオード82、100、110は、共に、同一の色(例えば、白色)にて発光する発光ダイオードで構成されている。
【0029】
次に、発光指針80の発光ダイオード82、導光板用の複数の発光ダイオード100及び目盛り盤用の複数の発光ダイオード110を発光駆動するための電気回路構成について、図3を参照して説明する。車速センサ120は、当該乗用車の車速を検出し車速検出データとして制御回路130に出力する。
【0030】
制御回路130は、当該乗用車のイグニッションスイッチIGを介しバッテリBから給電されて作動するもので、この制御回路130は、車速センサ120からの車速データに基づき、発光指針80に当該乗用車の車速を指示させるように内機本体71を駆動制御する。
【0031】
また、制御回路130は、以下のように、複数の発光ダイオード100、発光ダイオード82及び複数の発光ダイオード110の順で、遅延発光駆動制御する。具体的には、各発光ダイオード100は、イグニッションスイッチIGのオン(図4(a)にて時間t1参照)にて発光駆動を開始される。ここで、各発光ダイオード100の発光輝度Lは、時間t1から時間t4まで、最大輝度Lmとなり、時間t4の経過後、通常輝度Ln(Ln<Lm)となるように、各発光ダイオード100は駆動制御される。
【0032】
また、発光ダイオード82は、時間t2(図4(b)参照)にて発光駆動を開始される。ここで、発光ダイオード82の発光輝度Lは、時間t2から時間t4まで、最大輝度Lmとなり、時間t4の経過後、通常輝度Lnとなるように、発光ダイオード82は駆動制御される。また、各発光ダイオード110は、時間t3(図4(c)参照)にて発光駆動を開始される。ここで、各発光ダイオード110の発光輝度Lは、時間t3から時間t4まで、最大輝度Lmとなり、時間t4の経過後、通常輝度Lnとなるように、各発光ダイオード110は駆動制御される。但し、(t2−t1)=所定遅延時間ΔT1を表し、(t3−t2)=所定遅延時間ΔT2を表す。また、(t4−t1)は、イグニッションスイッチIGのオン直後における計器の初期作動時間に相当する。
【0033】
以上のように構成した本実施形態において、イグニッションスイッチIGをオンすれば、制御回路130は、バッテリBから給電されて作動し、複数の発光ダイオード100、発光ダイオード82及び複数の発光ダイオード110の順で、遅延発光駆動制御する。
【0034】
即ち、複数の発光ダイオード100は、共に、イグニッションスイッチIGのオン(図4(a)にて時間t1参照)に同期して発光駆動を開始され、発光ダイオード82は、その後の時間t2(図4(b)参照)にて発光駆動を開始され、複数の発光ダイオード110は、共に、その後の時間t3(図4(c)参照)にて発光駆動を開始される。
【0035】
しかして、各発光ダイオード100が、上述のように発光駆動を開始されて、共に、発光輝度Lmにて光を出射すると、これら各光は導光板40内にその外周端面42から入射され、リング部41に向けて導光される。このように導光される光がリング部41内に入射すると、このリング部41内においてその断面形状により散乱されてリング部41の表面側部41aからフロントパネル30に向けて出射する。このため、導光板40は、リング部41の表面側部41aにてリング状に最大の発光輝度Lmに相当する輝度にて発光する。
【0036】
また、発光ダイオード82が、上述のように発光駆動を開始されて、発光輝度Lmにて光を出射すると、この光は、発光指針80の指針本体81内に回動基部81aの後端面から入射し指針部81bに向けて導光される。このため、発光指針80は、指針部81bの表面にて最大の発光輝度Lmに相当する輝度にて発光する。
【0037】
また、複数の発光ダイオード110が、上述のように発光駆動を開始されて、共に、発光輝度Lmにて光を出射すると、これら各光は、導光板60内にその裏面から貫通穴部61の反射面に向けて入射する。これに伴い、このように入射した光は上記反射面により反射されて導光板60の内部を外方に向け導光されるとともに目盛り盤部50aにその裏面から入射する。このように入射した光は、目盛り盤50の目盛り部51の各目盛り51a及び各数51bを透過する。このため、目盛り盤部50aは、各目盛り51a及び各数51bにて、最大の発光輝度Lmに相当する輝度にて発光する。
【0038】
然る後、当該計器の初期作動時間の経過後である時間t4に達すると、各発光ダイオード100、発光ダイオード82及び各発光ダイオード110の発光輝度Lが共に通常の発光輝度Lnに低下するように、これら各発光ダイオードが制御回路130により制御される。このため、各発光ダイオード100、発光ダイオード82及び各発光ダイオード110の発光輝度Lは、同時に、最大の発光輝度Lmから通常の発光輝度Lnに低下する。これに伴い、導光板40のリング部41、発光指針80の指針部81b及び目盛り盤50の各目盛り51a、各数51bの輝度が、共に、最大の発光輝度Lmから通常の発光輝度Lnに低下する。
【0039】
換言すれば、イグニッションスイッチIGのオンに同期して導光板40のリング部41を発光輝度Lmに相当する輝度で発光させた後、所定遅延時間ΔT1の遅れでもって、発光指針80の指針部81bを発光輝度Lmに相当する輝度で発光させ、その後、所定遅延時間ΔT2の遅れでもって、目盛り盤50の各目盛り51a及び各数51bを発光輝度Lmに相当する輝度で発光させるようにした。
【0040】
従って、当該計器のイグニッションスイッチIGのオンに伴う初期作動中において、フロントパネル30を通し目盛り盤50を見たとき、リング部41、指針部81b、及び各目盛り51a、各数51bの順で、順次遅延して、通常の発光輝度Lnよりも高い最高の発光輝度Lmに相当する輝度にて発光する。
【0041】
そして、当該計器の初期作動後の時間t4には、リング部41、指針部81b、及び各目盛り51a、各数51bの輝度が、共に、最高の発光輝度Lmに相当する輝度から通常の発光輝度Lnに低下する。このため、フロントパネル30を通し目盛り盤部50aを見たとき、リング部41、指針部81b、及び各目盛り51a、各数51bは、共に、最高の発光輝度Lmに相当する輝度よりも低い通常の発光輝度Lnで発光するようになる。
【0042】
このように、イグニッションスイッチIGのオン後当該計器の初期作動中において、上述のようにリング部41、指針部81b、及び各目盛り51a、各数51bの順で、当該計器の通常作動中の輝度よりも高い輝度にて遅延して発光するようにしたので、当該計器において高級感につながる斬新な視認性を確保できる。
【0043】
ここで、フロントパネル30はブラックフェイスとしての役割を果たすので、各発光ダイオード100の発光前には目盛り盤50、リング部41及び発光指針80は視認されない。このような状態にて、上述のようにリング部41、指針部81b、及び各目盛り51a、各数51bの順で遅延して、発光輝度Lmに相当する輝度にて発光するので、上述の高級感につながる斬新な視認性をより一層向上できる。
【0044】
また、時間t4後、当該乗用車が走行状態におかれれば、制御回路130は、車速センサ120からの車速データに基づき、発光指針80を当該乗用車の車速を指示するように内機本体71を駆動する。これにより、発光指針80による指示が通常の発光輝度Lnに相当する輝度にて目盛り盤50上にて視認され得る。
【0045】
なお、本発明の実施にあたり、上記実施形態とは異なり、各発光ダイオード110を目盛り盤50及び発光指針80の双方の光源として用いるようにして、発光指針80の発光ダイオード82を廃止するようにしてもよい。この場合、各発光ダイオード110の光は、導光板60にその裏面側から貫通穴部61の反射面に向けて入射するとともに、当該貫通穴部61及び目盛り盤50の貫通穴部52を通り指針本体81内に回動基部81aの裏面から入射するようにする。
【0046】
また、本発明の実施にあたり、各発光ダイオード100の発光駆動は、イグニッションスイッチIGのオンに同期するのではなく、これよりも遅延して開始するようにしてもよい。
【0047】
また、本発明の実施にあたり、遅延発光駆動は、複数の発光ダイオード100、発光ダイオード82及び複数の発光ダイオード110の順序に限ることなく、この順序は適宜変更しても、上記実施形態と同様の作用効果を達成できる。
【0048】
また、本発明の実施にあたり、上記実施形態において、複数の発光ダイオード100、発光ダイオード82或いは複数の発光ダイオード110を廃止してもよい。
【0049】
また、本発明の実施にあたり、発光ダイオード100或いは110に代えて、ランプ、冷陰極線管等の各種の光源を採用してもよい。
【0050】
また、本発明の実施にあたり、イグニッションスイッチIGのオン後の上記初期作動時間は、これに限ることなく、イグニッションスイッチIGのオン後の任意の所定時間であってもよい。
【0051】
また、本発明の実施にあたり、乗用車に限ることなく、自動車その他の車両用計器に本発明を適用してもよい。
【0052】
また、本発明の実施にあたり、イグニッションスイッチIGではなく、原動機である電動機の始動用キースイッチを具備する電気自動車に本発明を適用してもよい。
【0053】
また、本発明の実施にあたり、当該乗用車の運転者による事前の設定等により、通常時の輝度が低く設定されている場合には、イグニッションスイッチIGのオン後に当該輝度よりも高い輝度となればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す部分破断正面図である。
【図2】図1の2−2線に沿う断面図である。
【図3】上記実施形態における電気回路構成を示す図である。
【図4】(a)は、各発光ダイオード100の発光輝度の変化を示すタイミングチャートであり、(b)は、発光ダイオード82の発光輝度の変化を示すタイミングチャートであり、(c)は、各発光ダイオード110の発光輝度の変化を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
40、60…導光板、41…リング部、50…目盛り盤、
82、100、110…発光ダイオード。
Claims (2)
- 原動機を始動用キースイッチ(IG)の操作で始動するようになっている車両に装備されて、透光性目盛り盤部(50a)を有する目盛り盤(50)と、前記目盛り盤部の表面に沿い回動するように支持されて発光する発光指針(80)と、前記目盛り盤部を透光させるように当該目盛り盤部にその裏面側から光を入射する目盛り盤用光源(110)とを備える計器であって、
前記発光指針及び前記光源を前記キースイッチの操作に伴い時差発光するように制御する制御手段(130)を備え、
この制御手段は、前記発光指針及び光源の各輝度を、当該発光指針及び光源の各発光後前記キースイッチの操作後所定時間の経過まで、通常輝度よりも高く維持するように、前記発光指針及び光源を制御するようにした車両用計器であり、
さらに、前記目盛り盤にその表面側から併設されて前記目盛り盤部に対向する開口部(40a)を有する導光板(40)と、
前記導光板内にその外周端部(42)から光を入射する導光板用光源(100)とを備え、
前記導光板は、その前記開口部の内周部にてその表面側へ隆起してリング部(41)として形成されて、前記導光板用光源からの入射光を導光して前記リング部にて発光するようになっており、
前記制御手段は、前記発光指針及び目盛り盤用光源に前記導光板用光源をも加えて、前記キースイッチの操作に伴い時差発光するように制御し、かつ、前記発光指針及び目盛り盤用光源の各輝度に前記導光板用光源の輝度をも加えて、当該発光指針、目盛り盤用光源及び導光板用光源の各発光後前記キースイッチの操作後前記所定時間の経過まで、通常輝度よりも高く維持するように、前記発光指針、目盛り盤用光源及び導光板用光源を制御するようにしたことを特徴とする車両用計器。 - 原動機を始動用キースイッチ(IG)の操作で始動するようになっている車両に装備されて、環状の見返し板(20)の底側開口部(20b、23)に設けられて当該見返し板内に対向する透光性目盛り盤部(50a)を有する目盛り盤(50)と、前記目盛り盤部の表面に沿い回動するように支持されて発光する発光指針(80)と、前記目盛り盤部を透光させるように当該目盛り盤部にその裏面側から光を入射する目盛り盤用光源(110)と、前記見返し板の先端側開口部(22)に設けられたブラックフェイス(30)とを備える計器であって、
前記発光指針及び目盛り盤用光源を前記キースイッチの操作に伴い時差発光するように制御する制御手段(130)を備え、
この制御手段は、前記発光指針及び光源の各輝度を、当該発光指針及び光源の各発光後前記キースイッチの操作後所定時間の経過まで、通常輝度よりも高く維持するように、前記発光指針及び光源を制御するようにした車両用計器であり、
さらに、前記見返し板の底側開口部と前記目盛り盤との間に介装されて前記目盛り盤部及び前記底側開口部に対向する開口部(40a)を有する導光板(40)と、
前記導光板内にその外周端部(42)から光を入射する導光板用光源(100)とを備え、
前記導光板は、その前記開口部の内周部にてその表面側へ隆起してリング部(41)として形成されて、前記導光板用光源からの入射光を導光して前記リング部にて発光するようになっており、
前記制御手段は、前記発光指針及び目盛り盤用光源に前記導光板用光源をも加えて、前記キースイッチの操作に伴い時差発光するように制御し、かつ、前記発光指針及び目盛り盤用光源の各輝度に前記導光板用光源の輝度をも加えて、当該発光指針、目盛り盤用光源及び導光板用光源の各発光後前記キースイッチの操作後前記所定時間の経過まで、通常輝度よりも高く維持するように、前記発光指針、目盛り盤用光源及び導光板用光源を制御するようにしたことを特徴とする車両用計器。
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