JP2001099729A - 回転角およびトルク検出装置 - Google Patents

回転角およびトルク検出装置

Info

Publication number
JP2001099729A
JP2001099729A JP26898199A JP26898199A JP2001099729A JP 2001099729 A JP2001099729 A JP 2001099729A JP 26898199 A JP26898199 A JP 26898199A JP 26898199 A JP26898199 A JP 26898199A JP 2001099729 A JP2001099729 A JP 2001099729A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection
rotation angle
magnetic
torque
detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26898199A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigejirou Shimizu
茂治郎 清水
Satomi Ikegami
里美 池上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Macome Corp
Original Assignee
Macome Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Macome Corp filed Critical Macome Corp
Priority to JP26898199A priority Critical patent/JP2001099729A/ja
Priority to EP00306140A priority patent/EP1070654A3/en
Publication of JP2001099729A publication Critical patent/JP2001099729A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D15/00Steering not otherwise provided for
    • B62D15/02Steering position indicators ; Steering position determination; Steering aids
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L3/00Measuring torque, work, mechanical power, or mechanical efficiency, in general
    • G01L3/02Rotary-transmission dynamometers
    • G01L3/04Rotary-transmission dynamometers wherein the torque-transmitting element comprises a torsionally-flexible shaft
    • G01L3/10Rotary-transmission dynamometers wherein the torque-transmitting element comprises a torsionally-flexible shaft involving electric or magnetic means for indicating
    • G01L3/101Rotary-transmission dynamometers wherein the torque-transmitting element comprises a torsionally-flexible shaft involving electric or magnetic means for indicating involving magnetic or electromagnetic means
    • G01L3/105Rotary-transmission dynamometers wherein the torque-transmitting element comprises a torsionally-flexible shaft involving electric or magnetic means for indicating involving magnetic or electromagnetic means involving inductive means

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非接触で回転角およびトルク検出が可能で、
振動がある場所で、しかも油、水または埃等があり、な
おかつ高温環境においても長寿命で安定した検出が可能
な回転角およびトルク検出装置を提案する。 【解決手段】 回転角およびトルク検出装置は、シャフ
ト1の回転が伝達される回転角検出用傾斜リング状発磁
体6と、回転による磁束の変化を検出する回転角検出用
センサヘッド部7と、シャフト1のねじれをシャフト1
の回転方向と一致する直線変位に変換する円筒カム機構
5、12と、直動従節筒12の変位が伝達されるトルク
検出用リング状発磁体11と、変位による磁束の変化を
検出するトルク検出用センサヘッド部10と、これらを
共に収納してシャフト1が内部を貫通するケース9とを
備え、安定した検出ができ、小型化かつ簡単化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転角およびトル
ク検出装置に関するもので、自動車、船等において、シ
ャフトの回転を利用して操舵力を伝達する装置に適用す
ることができる。
【0002】
【従来の技術】従来の回転角およびトルク検出用センサ
としては、接触式ポテンショメータを3個組み合わせた
ものが知られている。この回転角およびトルク検出用セ
ンサでは、回転検出用に2個の接触式ポテンショメータ
を、トルク検出用に1個の接触式ポテンショメータを用
いている。回転検出用信号は三角波として取り出し、ま
た、トルク検出用の接触式ポテンショメータはそれ自体
回転する構造のため、トルク検出用信号はスリップリン
グを介して取り出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の回転角
およびトルク検出用センサでは、接触式ポテンショメー
タにおいて接触式の可変抵抗器を用いていたため、接点
の磨耗により寿命が短く信頼性に欠けるという不都合が
あり、特に、シャフトの回転を利用して操舵力を伝達す
る装置などのように、振動がある場所には適さないとい
う不都合があった。
【0004】また、接触部に埃等が付着するとセンサの
検出特性が劣化するため、センサ内部に埃等が侵入しな
いようにシール構造に優れたケースにセンサを収納しな
ければならず、このためのケースをよけいに必要とする
ためコストアップになってしまうという不都合があっ
た。
【0005】そこで、本発明は、非接触で回転角および
トルク検出が可能で、振動がある場所で、しかも油、水
または埃等があり、なおかつ高温環境においても長寿命
で安定した検出が可能な回転角およびトルク検出装置を
提案することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明の回転角およびトルク検出装置は、被測定部の
回転が伝達されるリング状の第1の発磁体と、上記第1
の発磁体の回転による磁束の変化を検出する第1の磁気
検出手段と、上記被測定部のねじれを上記被測定部の回
転軸方向と一致する直線変位に変換する機構と、上記機
構の変位が伝達されるリング状の第2の発磁体と、上記
第2の発磁体の変位による磁束の変化を検出する第2の
磁気検出手段と、上記第1の発磁体および上記第1の磁
気検出手段と、上記機構と、上記第2の発磁体および上
記第2の磁気検出手段とを共に収納すると共に、上記被
測定部が内部を貫通するようにした筒体とを備えたもの
である。
【0007】この発明の回転角およびトルク検出装置に
よれば、以下の作用をする。第1の磁気検出手段の回転
角検出部は2個の差動型検出ヘッドで構成される。回転
角検出部は、第1の発磁体の回転中心軸に対して、0度
の位置の差動型検出ヘッド(1)と、90度の位置の差
動型検出ヘッド(2)とで構成される。なお、第1の発
磁体は、傾斜した切断面を持つ円筒形状であり、回転に
応じて磁束がシャフト回転軸方向に正弦波状に変化す
る。
【0008】差動型検出ヘッド(1)は、第1の発磁体
の発磁体に対する中心線に対してシャフト回転軸方向に
対称となる位置に、2個の検出素子(1)および検出素
子(2)を配置する。また、差動型検出ヘッド(2)
は、第1の発磁体の発磁体に対する中心線に対してシャ
フト回転軸方向に対称となる位置に、2個の検出素子
(1)および検出素子(2)を配置する。
【0009】そして、第1の発磁体がシャフト回転軸を
中心に回転したとき、差動型検出ヘッド(1)、差動型
検出ヘッド(2)の出力電圧は、それぞれの検出波形の
位相が90度ずれて、角度に対して正弦波形となる。
【0010】また、第2の磁気検出手段のトルク検出部
は1個の差動型検出ヘッドで構成される。トルク検出部
の差動型検出ヘッドは、第2の発磁体の発磁体に対する
中心線に対してシャフト回転軸方向に対称となる位置
に、2個の検出素子(1)および検出素子(2)を配置
する。
【0011】そして、第2の発磁体がシャフト回転軸に
沿って右または左に移動したとき、変位に対する差動型
検出ヘッドの出力電圧はリニアに変化する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態の回転角およびトルク検出装置の構成
および動作を詳述する。
【0013】図1は、本実施の形態の回転角及びトルク
検出用センサの構造及び取付例を示す図である。[操舵
用シャフトの説明]被測定部となる操舵用シャフト1
(以下、「シャフト」という。)のある区間にくびれた
ねじれ発生部(被測定部)17を設け、入力側より回転
力を与えた場合、出力側に接続されている負荷の大きさ
により、くびれたねじれ発生部17にねじれが発生する
ように構成する。
【0014】また、シャフト1は本実施の形態では、バ
ネ材を用いており、負荷の大きさに比例したねじれを生
じるように構成されている。なお、シャフト1は、バネ
材に限られず、負荷の大きさに比例したねじれを生じる
ように構成されていれば、粘性のある流体でもよい。
【0015】[センサ部の構成及び作用]回転角検出用
センサヘッド部7とトルク検出用センサヘッド部10と
が、センサヘッド取付用支柱8を介して、1つのケース
(筐体)9に収納するように構成され、かつシャフト1
がケース9を貫通するように構成されている。
【0016】また、回転角検出用リング状発磁体6は、
円筒カム5の外周で回転角検出用センサヘッド部7に対
向する位置に固定して取り付けられている。また、シャ
フト1は回り止めピン2を介してカップリング3と固定
されている。そして、カップリング3は、円筒カム5に
シャフト1の回転力を伝達可能に接続されている。な
お、ねじれ発生部17が短い場合には、カップリング3
を省略して直接円筒カム5をシャフト1に固定してもよ
い。
【0017】また、円筒カム5は、すべり案内筒13と
段差を持った接触面で当接する。なお、この接触面に
は、シャフトのねじれによるわずかな収縮を吸収するた
めの、収縮吸収用隙間24を設けている。これにより、
円筒カム5とすべり案内筒13が密着して動きにくくな
ることを防ぐようにしている。このすべり案内筒13の
外周に軸方向に案内みぞが設けられている。また、図2
のA矢視図に示すように、円筒カム5のすべり案内筒1
3との接触面近傍の外周にカムみぞ23が設けられてい
る。直動従節筒12には、外周にトルク検出用リング状
発磁体11がトルク検出用センサヘッド部10に対向す
る位置に固定して取り付けられ、内周側に向けて案内ピ
ン15および従節ピン16が取り付けられている。直動
従節筒12は、案内ピン15がすべり案内筒13の案内
みぞをすべることによって、シャフト1の軸方向にのみ
移動するように形成されている。
【0018】また、すべり案内筒13は、すべり案内筒
用回り止めピン14を介して出力側シャフトと固定され
る。このようにして、円筒カム5と直動従節12は、同
軸上に配置され、互いに回転できるように形成されてい
る。
【0019】図2のA矢視図に示すように、直動従節筒
12の従節ピン16が設けられている先端部は、円筒カ
ム5のカムみぞ23部に覆い被さるように突出して、そ
して、円筒カム5のカムみぞ23に従節ピン16がはま
っている。なお、シャフト1のねじれ発生部17にねじ
れが発生して、円筒カム5と直動従節筒12の間にねじ
りモーメントが作用したとき、直動従節筒12が軸方向
に移動する。
【0020】なお、ケース9は、入力側の開口部をフタ
4により遮蔽され、止め輪22で固定される。回転角検
出用センサヘッド部7とトルク検出用センサヘッド部1
0の検出出力は、検出回路を構成する回路基板18によ
り所定の電気信号として、入出力ケーブル20およびコ
ネクタ19を介して出力される。なお、ケーブル20は
ケーブル用ブッシュ21によりケース9に固定される。
【0021】なお、回転検出部は、シャフト1の回転に
伴い、検出用センサヘッド部7に作用する磁界発生部分
の位置が軸方向に変化し、なおかつ、その軌跡が正弦波
状になるような傾斜リング状発磁体6を設置する。以下
に、その構成を説明する。
【0022】図3は、本実施の形態の検出素子2個を組
み合わせた差動型検出ヘッドとリング状発磁体の断面及
び着磁状態を示す図である。図3に示す差動型検出ヘッ
ド30は、図1に示した回転角検出用センサヘッド部7
とトルク検出用センサヘッド部10に対応し、図3に示
すリング状発磁体34は、図1に示した回転角検出用リ
ング状発磁体6とトルク検出用リング状発磁体11に対
応する。
【0023】図3において、差動型検出ヘッド30は、
検出素子取付部31の軸方向の左(L)右(R)両端部
に発磁体に対する中心線に対してシャフト回転軸方向に
対称となる位置に2個の検出素子32、33を設ける。
検出素子32は、検出コイルL1およびコアによる磁路
C1とで構成され、磁路C1にはコイルL1によって磁
束φL1が発生する。また、検出素子33は、検出コイ
ルL2およびコアによる磁路C2とで構成され、磁路C
2にはコイルL2によって磁束φL2が発生する。ま
た、2個の検出素子32、33に対向してギャップGを
隔ててリング状発磁体34を設け、リング状発磁体34
の外周がN極、内周がS極となるように着磁される。リ
ング状発磁体34から2個の検出素子32、33に向け
て発磁体の磁束Φが作用する。
【0024】このようにして、軸方向に配置された2個
の検出素子32、33に、それぞれ作用する磁束の差分
を出力電圧として検出することにより、検出出力を得
る。また、2個の検出素子32、33を1個の取り付け
部31に設置して差動型検出ヘッド30を構成する。
【0025】このような差動型検出ヘッド30によれ
ば、同方向で同じ大きさの磁界に対しては、出力電圧が
発生しないため、地磁気等の外乱磁界に対する影響を少
なくすることができる。
【0026】図4は、本実施の形態のトルク検出部の差
動型検出ヘッドを示す図であり、図4Aは差動型検出ヘ
ッドとリング状発磁体の着磁方向および断面を示す図、
図4Bは発磁体がシャフト回転軸に沿って移動した場合
の出力波形図を示す。図4Aに示す差動型検出ヘッド3
5は、図1に示したトルク検出用センサヘッド部10に
対応し、図4Aに示すリング状発磁体38は、図1に示
したトルク検出用リング状発磁体11に対応する。な
お、図4Aに示すリング状発磁体38の着磁部分は、図
1に示したトルク検出用リング状発磁体11の外周凸部
に対応する。
【0027】図4Aに示すように、トルク検出部は1個
の差動型検出ヘッドで構成される。図4Aにおいて、ト
ルク検出部の差動型検出ヘッド35は、リング状発磁体
38の発磁体に対する中心線に対してシャフト回転軸方
向に対称となる位置に、2個の検出素子(1)36およ
び検出素子(2)37を配置する。
【0028】また、図4Bにおいて、リング状発磁体3
8がシャフト回転軸に沿って右(R)または左(L)に
移動したとき、変位に対する差動型検出ヘッド35の出
力電圧はリニアに変化する。
【0029】図5は、本実施の形態の回転角検出部の差
動型検出ヘッドを示す図であり、図5Aは差動型検出ヘ
ッドと傾斜リング状発磁体の着磁方向および断面を示す
図、図5Bは差動型検出ヘッドと傾斜リング状発磁体の
回転方向を示す側面図、図5Cは発磁体がシャフト回転
軸に沿って回転した場合の出力波形図である。図5A,
Bに示す差動型検出ヘッド40,43は、図1に示した
回転角検出用センサヘッド部7に対応し、図5A,Bに
示す傾斜リング状発磁体46は、図1に示した回転角検
出用リング状発磁体6に対応する。なお、図5A,Bに
示す傾斜リング状発磁体46の着磁部分は、図1に示し
た回転角検出用リング状発磁体6の外周凸部に対応す
る。
【0030】図5Aおよび図5Bに示すように、回転角
検出部は2個の差動型検出ヘッドで構成される。図5
A,Bにおいて、回転角検出部は、傾斜リング状発磁体
46の回転中心軸と一致するシャフト中心Oに対して、
0度の位置の差動型検出ヘッド40(1)と、90度の
位置の差動型検出ヘッド43(2)とで構成される。な
お、傾斜リング状発磁体46は傾斜した切断面を持つ円
筒形状であり、回転に応じて磁束がシャフト回転軸方向
に変化する。なお、傾斜リング状発磁体46は回転に応
じて磁束がシャフト回転軸方向に直線的に増減するよう
にして、三角形状の波形を出力するようにしてもよい。
【0031】図5Aにおいて、第1の差動型検出ヘッド
40(1)は、傾斜リング状発磁体46の発磁体に対す
る中心線Iに対してシャフト回転軸方向に対称となる位
置に、2個の検出素子(1)41および検出素子(2)
42を配置する。また、第2の差動型検出ヘッド43
(2)は、傾斜リング状発磁体46の発磁体に対する中
心線Iに対してシャフト回転軸方向に対称となる位置
に、2個の検出素子(1)44および検出素子(2)4
5を配置する。
【0032】また、図5Cにおいて、aにヘッド40
(1)の検出出力、bにヘッド43(2)の検出出力を
示すように、傾斜リング状発磁体46がシャフト中心軸
と一致するシャフト中心Oを中心に回転したとき、第1
の差動型検出ヘッド40(1)、第2の差動型検出ヘッ
ド43(2)は、それぞれの検出波形の位相が90度ず
れて、回転角度に対して正弦波形の出力電圧となる。
【0033】[検出の原理]図6は、本実施の形態の検
出コイルの結線図である。図6において、検出コイルL
1(50)の一端は端子52と接続され、検出コイルL
1(50)の他端は端子53と接続される。また、端子
53は検出コイルL2(51)の一端と接続され、検出
コイルL2(51)の他端は端子54と接続される。端
子52および端子53、端子54および端子53を介し
て、コイルL1(50)およびコイルL2(52)に後
述する発振回路よりパルス状の一定周期を持つ電圧が加
えられる。本実施の形態の検出センサは、発磁体の移動
に伴いコイルL1(50)およびコイルL2(52)に
作用する磁束が増減し、インダクタンスが変化する関係
を利用して、被測定部の位置の検出を行っている。
【0034】ここで、本実施の形態の発磁体が作用した
場合の検出素子内に生じる磁束量を説明する。磁路内に
作用している磁束Φに重なるようにして、発振回路によ
り発生する磁束が加わる。増加する方向に磁束Φが作用
している場合は、コイルが飽和しやすく、インダクタン
スが相対的に小さくなる。逆に、減少する方向に磁束−
Φが作用している場合は、コイルが飽和しにくく、イン
ダクタンスが相対的に大きくなる。
【0035】以下に、本実施の形態のコイルにおいて、
発磁体の移動に伴う検出コイルのインダクタンスの変化
について説明する。図3に、検出ヘッド30と発磁体3
4との位置関係を示したように、検出素子32の検出コ
イルL1、検出素子33の検出コイルL2とも、同様の
特性を持ったコイルである。また、検出素子32の検出
コイルL1、検出素子33の検出コイルL2とも、後述
する発振回路によって生じる磁束φL1および磁束φL
2は同方向になるように設置してある。発磁体34は検
出面に磁極が現れるような着磁を施してある。図3では
検出面がN極となるように着磁している。検出素子32
の検出コイルL1、検出素子33の検出コイルL2に対
し、発磁体が一定のギャップGを保ちながら、右(R)
方向または左(L)方向に移動することにより、検出ヘ
ッド30から位置信号を発生させる。
【0036】次に、発磁体の移動に伴う検出コイルのイ
ンダクタンスの変化について説明する。発磁体34が検
出素子32の検出コイルL1、検出素子33の検出コイ
ルL2の中央に位置しているとき、検出素子32の検出
コイルL1、検出素子33の検出コイルL2に同じ大き
さの磁束Φが作用しているので、両者のインダクタンス
は同じとなる。発磁体34が右(R)方向に移動する
と、検出素子33の検出コイルL2側に多く磁束Φが作
用して、検出素子33の検出コイルL2のインダクタン
スは増加する。また、検出素子32の検出コイルL1に
はほとんど発磁体34の磁束が作用しないため、検出素
子32の検出コイルL1のインダクタンスは減少する。
また、逆に、発磁体34が左(L)方向に移動すると、
検出素子33の検出コイルL2のインダクタンスが減少
し、検出素子32の検出コイルL1のインダクタンスが
増加する。
【0037】図7は、本実施の形態の検出回路を説明す
る図である。図7において、検出回路80は、パルス発
生部81と、分圧部84と、検波回路部85と、フィル
ター部86と、端子87、88とを有して構成される。
パルス電圧発生部81は、出力パルスを生成するパルス
発振器(発振回路)82およびトランス83とを有して
構成される。分圧部84は、端子53と、検出コイルL
1および端子52ならびに検出コイルL2および端子5
4と、検出コイルL1および検出コイルL2にかかる電
圧を分圧する抵抗器R1および抵抗器R2とを有して構
成される。検波回路部85は、整流のためのダイオード
D1およびダイオードD2と、検波回路を構成するコン
デンサC1および抵抗器R3と、検波回路を構成するコ
ンデンサC2および抵抗器R4とを有して構成される。
フィルター部86は、フィルター回路を構成するコンデ
ンサC3および抵抗器R5とを有して構成される。
【0038】このように構成された検出回路80は、以
下の動作をする。パルス電圧発生部81からの出力パル
スは、分圧部84の検出コイルL1および抵抗器R1
と、検出コイルL2および抵抗器R2とに供給される。
分圧部84において、検出コイルL1のインダクタンス
および抵抗器R1の抵抗値と、検出コイルL2のインダ
クタンスおよび抵抗器R2の抵抗値によって、分圧され
たパルス電圧が検波回路部85に供給される。検波回路
部85において、分圧されたパルス電圧は、ダイオード
D1およびダイオードD2により整流された後に、コン
デンサC1および抵抗器R3とコンデンサC2および抵
抗器R4の2組の検波回路にて検波されて電圧V1およ
び電圧V2となる。検波された電圧V1および電圧V2
は、フィルター部86に供給されて、コンデンサC3お
よび抵抗器R5のフィルター回路でリップル電圧が減少
されて、検波出力V(=V1−V2)となって端子8
7、88から出力される。
【0039】図8は、本実施の形態の差動出力の説明図
である。図8において、V1は検出素子32の検出コイ
ルL1による信号波形、V2は検出素子33の検出コイ
ルL2による信号波形、Vは出力波形を示す。このよう
に、検波出力Vは、2つの検波電圧V1およびV2の差
を出力するようになる。なお、この差動型検出ヘッド
は、同方向で同じ大きさの磁界に対しては、出力電圧が
発生しないため、地磁気等の外乱磁界に対する影響は少
ない。
【0040】図9は、本実施の形態のセンサ回路のブロ
ック図である。図9において、センサ回路100は、電
源部101と、トルク検出用回路部102と、回転角検
出用回路部103と、回転角検出用回路部104と、ト
ルク検出用ヘッド105と、回転角検出用ヘッド106
と、回転角検出用ヘッド107と、トルク検出用発磁体
108と、回転角検出用発磁体109と、端子110〜
113とを有して構成される。
【0041】図9に示す、トルク検出用回路部102、
回転角検出用回路部103、および回転角検出用回路部
104が、それぞれ上述した図7に示した検出回路80
に相当する。
【0042】また、図9に示す検出用ヘッド106,1
07は、図1に示した回転角検出用センサヘッド部7に
対応し、検出用ヘッド105はトルク検出用センサヘッ
ド部10に対応し、図9に示す回転角検出用発磁体10
9は、図1に示した回転角検出用傾斜リング状発磁体6
に対応し、トルク検出用発磁体108はトルク検出用リ
ング状発磁体11に対応する。
【0043】また、図9に示すセンサ回路100は、図
1に示す回路基板18上に設けられ、端子110〜11
3を介して、入出力ケーブル20およびコネクタ19に
接続される。
【0044】[平均化による検出精度の向上]なお、ト
ルク検出用ヘッド部において検出ヘッドを複数個配置し
て、その出力を平均化することにより、検出精度を向上
させることができる。また、ヘッドの配置を回転軸に対
して放射状に対置することにより、発磁体の偏心が発生
したとしても、その影響をヘッド1個の場合と比べて少
なくすることができる。
【0045】また、回転検出用ヘッド部において、A相
検出出力を発生させるために、シャフトの回転軸に対し
てA相検出ヘッドに対向した位置にC相検出ヘッドを配
置して、A相検出出力とC相検出出力の差を発生させ、
新たなA相検出出力とする。同様にB相検出出力を発生
させるために、シャフトの回転軸に対してB相検出ヘッ
ドに対向した位置にD相検出ヘッドを配置して、B相検
出出力とD相検出出力の差を発生させ、新たなB相検出
出力とする。このようにすることで、検出精度を向上さ
せ、発磁体の偏心が発生したとしても、その影響をヘッ
ド1個の場合と比べて少なくすることができる。
【0046】本実施の形態の回転角およびトルク検出装
置は、被測定部としてのシャフト1の回転が伝達される
傾斜リング状の第1の発磁体としての回転角検出用傾斜
リング状発磁体6と、第1の発磁体の回転による磁束の
変化を検出する第1の磁気検出手段としての回転角検出
用センサヘッド部7と、被測定部のねじれによる被測定
部の回転軸方向に一致する変位が伝達されるリング状の
第2の発磁体としてのトルク検出用リング状発磁体11
と、第2の発磁体の変位による磁束の変化を検出する第
2の磁気検出手段としてのトルク検出用センサヘッド部
10と、第1の発磁体および第1の磁気検出手段と、第
2の発磁体および第2の磁気検出手段とを共に単一の筐
体としてのケース9に収納すると共に、被測定部が筐体
内部を貫通するようにした筒体としての円筒カム5およ
び直動従節筒12とを備えたので、非接触で回転角およ
びトルク検出を行うことができるため、検出部分に摩耗
が発生しないため長時間で安定した検出を行うことがで
き、しかも、回転角検出部およびトルク検出部を単一の
筐体内に収納しているため、他にケースを設ける必要が
無く装置を小型化してかつ構成を簡単化することがで
き、また、油、水、埃等の影響を受けにくく、悪環境で
の使用が可能となり、また、例えば、光センサを使用す
る場合に比べて筐体内部に油、水、埃等の侵入を防ぐた
めの構造を簡素化できるため、低コスト化を図ることが
でき、しかも、検出部分に半導体等の熱に弱い部品を用
いていないため、センサ部から回路部を分離することに
より半導体を用いたセンサを使用できない高温環境での
使用を可能とすることができる。
【0047】また、本実施の形態の回転角およびトルク
検出装置は、上述において、第2の発磁体としてのトル
ク検出用リング状発磁体11は、被測定部としてのシャ
フト1の一端に固定された円筒カムと他端に固定された
直動従節筒用すべり案内筒との間にねじれが生じたと
き、そのねじれに比例して軸方向に移動するように形成
されるので、被測定部の回転軸のトルクによって生じる
ねじれを第2の発磁体の軸方向の位置の変化として検出
することができる。
【0048】また、本実施の形態の回転角およびトルク
検出装置は、上述において、第1の発磁体としての回転
角検出用リング状発磁体6は、被測定部としてのシャフ
ト1の回転に伴って回転し、第1の磁気検出手段として
の回転角検出用センサヘッド部7の検出面に作用する第
1の発磁体の磁界発生部分が被測定部の回転軸方向に往
復するように形成されるので、発磁体が被測定部の中心
軸を中心に回転したとき、第1の磁気検出手段は、発磁
体の回転角度に対応して例えば正弦波形の出力電圧を出
力することができる。
【0049】また、本実施の形態の回転角およびトルク
検出装置は、上述において、第1の発磁体としての回転
角検出用傾斜リング状発磁体6および第2の発磁体とし
てのトルク検出用リング状発磁体11は、リング状の内
周から外周にわたって放射状方向の着磁が施されている
ので、発磁体の径を変更しても発磁体の断面および検出
距離が変わらなければ検出特性は変化せず、従って、被
測定部の径に応じた構造の変化が容易にでき、これによ
り、設計時間の短縮と検出部の部品を共通化することが
でき、低コスト化を図ることができる。
【0050】また、本実施の形態の回転角およびトルク
検出装置は、上述において、第1の磁気検出手段として
の回転角検出用センサヘッド部7および第2の磁気検出
手段としてのトルク検出用センサヘッド部10は、それ
ぞれ検出素子2つを被測定部としてのシャフト1の回転
軸方向に並べて1組とし、それぞれ第1の発磁体として
の回転角検出用リング状発磁体6および第2の発磁体と
してのトルク検出用リング状発磁体11の回転角および
変位による磁束を差動的に検出し、それぞれ被測定部の
回転軸方向に移動する磁界に対して検出出力を発生させ
るので、外乱磁界に対する影響を少なくすることがで
き、しかも、各検出素子2つの組毎に施される磁気シー
ルドのための構造を簡素化することができる。
【0051】また、本実施の形態の回転角およびトルク
検出装置は、上述において、第1の磁気検出手段として
の回転角検出用センサヘッド部7および第2の磁気検出
手段としてのトルク検出用センサヘッド部10の検出素
子は、可飽和コイル型であるので、発磁体の移動に伴い
コイルに作用する磁束が増減し、インダクタンスが変化
する関係を利用して、被測定部の位置の変化からこれに
基づく回転角検出およびトルク検出を行ことができる。
【0052】また、本実施の形態の回転角およびトルク
検出装置は、上述において、第2の磁気検出手段として
のトルク検出用センサヘッド部10は、被測定部として
のシャフト1の回転軸に対して、放射状に複数個等間隔
に配置して、それぞれの出力和を平均した出力を発生す
るので、トルク検出の検出精度を向上させることができ
る。
【0053】また、本実施の形態の回転角およびトルク
検出装置は、上述において、第1の磁気検出手段として
の回転角検出用センサヘッド部7は、A相検出出力を発
生させるために、シャフトの回転軸に対してA相検出ヘ
ッドに対向した位置にC相検出ヘッドを配置して、A相
検出出力とC相検出出力の差を発生させ、新たなA相検
出出力とし、同様にB相検出出力を発生させるために、
シャフトの回転軸に対してB相検出ヘッドに対向した位
置にD相検出ヘッドを配置して、B相検出出力とD相検
出出力の差を発生させ、新たなB相検出出力とすること
で、検出精度を向上させ、発磁体の偏心が発生したとし
ても、その影響をヘッド1個の場合と比べて少なくする
ことができる。
【0054】
【発明の効果】本発明の回転角およびトルク検出装置
は、被測定部の回転が伝達されるリング状の第1の発磁
体と、上記第1の発磁体の回転による磁束の変化を検出
する第1の磁気検出手段と、上記被測定部のねじれを上
記被測定部の回転軸方向と一致する直線変位に変換する
機構と、上記機構の変位が伝達されるリング状の第2の
発磁体と、上記第2の発磁体の変位による磁束の変化を
検出する第2の磁気検出手段と、上記第1の発磁体およ
び上記第1の磁気検出手段と、上記機構と、上記第2の
発磁体および上記第2の磁気検出手段とを共に単一の筐
体に収納すると共に、上記被測定部が上記筐体内部を貫
通するようにした筒体とを備えたので、非接触で回転角
およびトルク検出を行うことができるため、検出部分に
摩耗が発生しないため長時間で安定した検出を行うこと
ができ、しかも、回転角検出部およびトルク検出部を単
一の筐体内に収納しているため、他にケースを設ける必
要が無く装置を小型化してかつ構成を簡単化することが
でき、また、油、水、埃等の影響を受けにくく、悪環境
での使用が可能となり、また、例えば、光センサを使用
する場合に比べて筐体内部に油、水、埃等の侵入を防ぐ
ための構造を簡素化できるため、低コスト化を図ること
ができ、しかも、検出部分に半導体等の熱に弱い部品を
用いていないため、センサ部から回路部を分離すること
により半導体を用いたセンサを使用できない高温環境で
の使用を可能とすることができるという効果を奏する。
【0055】また、本発明の回転角およびトルク検出装
置は、上述において、上記第2の発磁体は、上記被測定
部の一端に固定された円筒カムと他端に固定された直動
従節筒用すべり案内筒との間にねじれが生じたとき、そ
のねじれに比例して軸方向に移動するように形成される
ので、被測定部の回転軸のトルクによって生じるねじれ
を第2の発磁体の軸方向の位置の変化として検出するこ
とができるという効果を奏する。
【0056】また、本発明の回転角およびトルク検出装
置は、上述において、上記第1の発磁体は、上記被測定
部の回転に伴って回転し、上記第1の磁気検出手段の検
出面に作用する上記第1の発磁体の磁界発生部分が上記
被測定部の回転軸方向に往復するように形成されるの
で、発磁体が被測定部の回転軸を中心に回転したとき、
第1の磁気検出手段は、発磁体の回転角度に対応して例
えば正弦波形の出力電圧を出力することができるという
効果を奏する。
【0057】また、本発明の回転角およびトルク検出装
置は、上述において、上記第1の発磁体および上記第2
の発磁体は、リング状の内周から外周にわたって放射状
方向の着磁が施されているので、発磁体の径を変更して
も発磁体の断面および検出距離が変わらなければ検出特
性は変化せず、従って、被測定部の径に応じた構造の変
化が容易にでき、これにより、設計時間の短縮と検出部
の部品を共通化することができ、低コスト化を図ること
ができるという効果を奏する。
【0058】また、本発明の回転角およびトルク検出装
置は、上述において、上記第1の磁気検出手段および上
記第2の磁気検出手段は、それぞれ検出素子2つを上記
被測定部の回転軸方向に並べて1組とし、それぞれ上記
第1の発磁体および上記第2の発磁体の回転角および変
位による磁束を差動的に検出し、それぞれ上記被測定部
の回転軸方向に移動する磁界に対して検出出力を発生さ
せるので、外乱磁界に対する影響を少なくすることがで
き、しかも、各検出素子2つの組毎に施される磁気シー
ルドのための構造を簡素化することができるという効果
を奏する。
【0059】また、本発明の回転角およびトルク検出装
置は、上述において、上記第1の磁気検出手段および上
記第2の磁気検出手段の上記検出素子は、可飽和コイル
型であるので、発磁体の移動に伴いコイルに作用する磁
束が増減し、インダクタンスが変化する関係を利用し
て、被測定部の位置の変化からこれに基づく回転角検出
およびトルク検出を行ことができるという効果を奏す
る。
【0060】また、本発明の回転角およびトルク検出装
置は、上述において、上記第2の磁気検出手段は、上記
被測定部の回転軸に対して、放射状に複数個等間隔に配
置して、それぞれの出力和を平均した出力を発生するの
で、トルク検出の検出精度を向上させることができると
いう効果を奏する。
【0061】また、本発明の回転角およびトルク検出装
置は、上述において、上記第1の磁気検出手段は、A相
検出出力を発生させるために、シャフトの回転軸に対し
てA相検出ヘッドに対向した位置にC相検出ヘッドを配
置して、A相検出出力とC相検出出力の差を発生させ、
新たなA相検出出力とし、同様にB相検出出力を発生さ
せるために、シャフトの回転軸に対してB相検出ヘッド
に対向した位置にD相検出ヘッドを配置して、B相検出
出力とD相検出出力の差を発生させ、新たなB相検出出
力とすることで、検出精度を向上させ、発磁体の偏心が
発生したとしても、その影響をヘッド1個の場合と比べ
て少なくすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の回転角及びトルク検出用
センサの構造及び取付例を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態の図1のA矢視図である。
【図3】本発明の実施の形態の検出素子2個を組み合わ
せた差動型検出ヘッドとリング状発磁体の断面及び着磁
状態を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態のトルク検出部の差動型検
出ヘッドを示す図であり、図4Aは差動型検出ヘッドと
リング状発磁体の着磁方向および断面を示す図、図4B
は発磁体がシャフト中心軸に沿って移動した場合の出力
波形図を示す。
【図5】本発明の実施の形態の回転角検出部の差動型検
出ヘッドを示す図であり、図5Aは差動型検出ヘッドと
傾斜リング状発磁体の着磁方向および断面を示す図、図
5Bは差動型検出ヘッドと傾斜リング状発磁体の回転方
向を示す側面図、図5Cは発磁体がシャフト中心軸に沿
って回転した場合の出力波形図である。
【図6】本発明の実施の形態の検出コイルの結線図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態の検出回路を説明する図で
ある。
【図8】本発明の実施の形態の差動出力を説明する図で
ある。
【図9】本発明の実施の形態のセンサ回路のブロック図
である。
【符号の説明】
1……シャフト、2……回り止めピン、3……カップリ
ング、4……フタ、5……円筒カム、6……回転角検出
用傾斜リング状発磁体、7……回転角検出用センサヘッ
ド部、8……センサヘッド取付用支柱、9……ケース、
10……トルク検出用センサヘッド部、11……トルク
検出用リング状発磁体、12……直動従節筒、13……
すべり案内筒、14……すべり案内筒用回り止めピン、
15……案内ピン、16……従節ピン、17……ねじれ
発生部、18……回路基板、19……コネクタ、20…
…入出力ケーブル、21……ケーブル用ブッシュ、22
……止め輪、23……カム溝、24……収縮吸収用隙
間、25……回り止めピン、30……差動型検出ヘッ
ド、31……検出素子取付部、32……検出素子、L1
……検出コイル、C1……磁路、33……検出素子、L
2……検出コイル、C2……磁路、34……リング状発
磁体、φL1……L1によって発生する磁束、φL2…
…L2によって発生する磁束、G……ギャップ、Φ……
発磁体の磁束、35……差動型検出ヘッド、36……検
出素子(1)、37……検出素子(2)、38……リン
グ状発磁体、40……差動型検出ヘッド、41……検出
素子(1)、42……検出素子(2)、43……差動型
検出ヘッド、44……検出素子(3)、45……検出素
子(4)、46……傾斜リング状発磁体、50……検出
コイル(L1)、51……検出コイル(L2)、52〜
54……端子、80……検出回路、81……パルス電圧
発生部、82……パルス発振器、83……トランス、8
4……分圧部、85……検波回路部、86……フィルタ
ー部、87,88……端子、100……センサ回路、1
01……電源部、102……トルク検出用回路部、10
3,104……回転角検出用回路部、105,106,
107……検出用ヘッド、108……トルク検出用発磁
体、109……回転角検出用発磁体、
フロントページの続き Fターム(参考) 2F063 AA36 AA50 CA29 CA31 DA05 DD03 EA03 GA03 GA30 GA33 GA36 GA68 KA01 PA01 3D033 CA28 DB05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定部の回転が伝達されるリング状の第
    1の発磁体と、 上記第1の発磁体の回転による磁束の変化を検出する第
    1の磁気検出手段と、 上記被測定部のねじれを上記被測定部の回転軸方向と一
    致する直線変位に変換する機構と、上記機構の変位が伝
    達されるリング状の第2の発磁体と、 上記第2の発磁体の変位による磁束の変化を検出する第
    2の磁気検出手段と、 上記第1の発磁体および上記第1の磁気検出手段と、上
    記機構と、上記第2の発磁体および上記第2の磁気検出
    手段とを共に収納すると共に、上記被測定部が内部を貫
    通するようにした筒体とを備えた回転角およびトルク検
    出装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の回転角およびトルク検出装
    置において、 上記被測定部のねじれを上記被測定部の回転軸方向と一
    致する直線変位に変換する上記変換機構は、上記被測定
    部の一端に固定した円筒カムと、カム曲線が上記円筒カ
    ムの回転角と上記被測定部の回転軸の変位との間で直線
    的である上記円筒カムに形成したカムみぞと、上記被測
    定部の他端に固定した上記被測定部の回転軸方向にみぞ
    を持つ円筒状のすべり案内と、上記すべり案内上で往復
    運動する直動従節とを備えた円筒カム機構であることを
    特徴とする回転角およびトルク検出装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の回転角およびトル
    ク検出装置において、 上記第1の発磁体は、上記被測定部の回転に伴って回転
    し、上記第1の磁気検出手段の検出面に作用する上記第
    1の発磁体の磁界発生部分が上記被測定部の回転軸方向
    に往復するように形成されることを特徴とする回転角お
    よびトルク検出装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の回転角およびトルク検出装
    置において、 上記第1の発磁体は、傾斜した切断面を持つ円筒形状で
    あることを特徴とする回転角およびトルク検出装置。
  5. 【請求項5】請求項2、3または4記載の回転角および
    トルク検出装置において、 上記第1の発磁体は、上記円筒カム外周上に配置される
    ことを特徴とする回転角およびトルク検出装置。
  6. 【請求項6】請求項2記載の回転角およびトルク検出装
    置において、 上記第2の発磁体は、上記直動従節の外周上に配置され
    ることを特徴とする回転角およびトルク検出装置。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5または6記載の
    回転角およびトルク検出装置において、 上記第1の発磁体および上記第2の発磁体は、リング状
    の内周から外周にわたって放射状方向の着磁が施されて
    いることを特徴とする回転角およびトルク検出装置。
  8. 【請求項8】請求項1、2、3、、4、5、6または7
    記載の回転角およびトルク検出装置において、 上記第1の磁気検出手段および上記第2の磁気検出手段
    は、それぞれ検出素子2つを上記被測定部の回転軸方向
    に並べて1組とし、それぞれ上記第1の発磁体および上
    記第2の発磁体の回転角および変位に対応する磁束を差
    動的に検出し、それぞれ上記被測定部の回転軸方向に移
    動する磁界に対して検出出力を発生させることを特徴と
    する回転角およびトルク検出装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の回転角およびトルク検出装
    置において、 上記第1の磁気検出手段および上記第2の磁気検出手段
    の上記検出素子は、可飽和コイルであることを特徴とす
    る回転角およびトルク検出装置。
  10. 【請求項10】請求項1、2、3、4、5または6記載
    の回転角およびトルク検出装置において、 上記第1の磁気検出手段は、A相とB相の2つの位相検
    出波形を発生させるために、上記A相を検出するA相磁
    気検出手段と、上記A相磁気検出手段に対して上記被測
    定部の回転角に関して90度の位置に上記B相を検出す
    るB相磁気検出手段とを配置することを特徴とする回転
    角およびトルク検出装置。
  11. 【請求項11】請求項1、2、3、4、5、6、7、8
    または9記載の回転角およびトルク検出装置において、 上記第2の磁気検出手段は、上記被測定部の回転軸に対
    して、放射状に複数個等間隔に配置して、それぞれの出
    力和を平均した出力を発生することを特徴とする回転角
    およびトルク検出装置。
  12. 【請求項12】請求項10記載の回転角およびトルク検
    出装置において、 上記第1の磁気検出手段は、 A相の検出波形を発生させるために、上記被測定部の回
    転軸に対して、上記A相磁気検出手段と対向する位置に
    C相磁気検出手段を配置して、A相とC相の出力差を発
    生させ、 B相の検出波形を発生させるために、上記被測定部の回
    転軸に対して、上記B相磁気検出手段と対向する位置に
    D相磁気検出手段を配置して、B相とD相の出力差を発
    生させることを特徴とする回転角およびトルク検出装
    置。
JP26898199A 1999-07-23 1999-09-22 回転角およびトルク検出装置 Pending JP2001099729A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26898199A JP2001099729A (ja) 1999-07-23 1999-09-22 回転角およびトルク検出装置
EP00306140A EP1070654A3 (en) 1999-07-23 2000-07-19 Non-contact type rotation angle and torque detection apparatus

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20951799 1999-07-23
JP11-209517 1999-07-23
JP26898199A JP2001099729A (ja) 1999-07-23 1999-09-22 回転角およびトルク検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001099729A true JP2001099729A (ja) 2001-04-13

Family

ID=26517505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26898199A Pending JP2001099729A (ja) 1999-07-23 1999-09-22 回転角およびトルク検出装置

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP1070654A3 (ja)
JP (1) JP2001099729A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030077871A (ko) * 2002-03-27 2003-10-04 동서콘트롤(주) 캠을 이용한 회전토크 검출장치
WO2007039996A1 (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Nsk Ltd. 電動パワーステアリング装置
JP2007518110A (ja) * 2004-02-06 2007-07-05 デルファイ・テクノロジーズ・インコーポレーテッド 操舵用途のための統合型の非接触式トルク及び絶対位置センサー
JP2009512856A (ja) * 2005-10-21 2009-03-26 ストーンリッジ・コントロール・デバイスィズ・インコーポレーテッド 磁化されたシャフトを含むセンサシステム
JP2010237082A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Hitachi Cable Ltd トルク・インデックスセンサ
JP2011088507A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Kyb Co Ltd パワーステアリング装置
US8191431B2 (en) 2005-10-21 2012-06-05 Stoneridge Control Devices, Inc. Sensor system including a magnetized shaft
US8514409B2 (en) 2010-03-31 2013-08-20 General Electric Company System for monitoring a relative displacement of components
JP2014098718A (ja) * 2014-02-26 2014-05-29 Unipulse Corp トルクセンサ
WO2018173571A1 (ja) * 2017-03-22 2018-09-27 日立オートモティブシステムズ株式会社 パワーステアリング装置
WO2023100326A1 (ja) * 2021-12-02 2023-06-08 株式会社ジェイテクト センサ装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4750796B2 (ja) * 2005-09-07 2011-08-17 ヤマハ発動機株式会社 回転検出器およびトルクセンサ
DE102008018362A1 (de) * 2008-04-11 2009-10-15 Liebherr-Aerospace Lindenberg Gmbh Drehmomentsensor
DE102008062416B4 (de) 2008-12-17 2013-04-11 Sauer-Danfoss Aps Drehwinkelsensor, insbesondere Lenkwinkelsensor für eine Lenkeinheit
DE102012025280A1 (de) * 2012-12-21 2014-06-26 Valeo Schalter Und Sensoren Gmbh Sensorvorrichtung mit einer Drehmomentsensoreinrichtung und einer Lenkwinkelsensoreinrichtung für eine Lenkwelle, welche ein lenkradseitiges Eingangswellenteil und ein Ausgangswellenteil aufweist, Lenkwellenvorrichtung für ein Kraftfahrzeug, Kraftfahrzeug und Verfahren zum Herstellen einer Lenkwellenvorrichtung
RU2586411C1 (ru) * 2014-12-10 2016-06-10 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Казанский национальный исследовательский технический университет им. А.Н. Туполева-КАИ" Автоматизированный измеритель выходных характеристик спиральных пружин

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2737049A (en) * 1954-02-03 1956-03-06 Charles C Waugh Torquemeter
JPS62215802A (ja) * 1986-03-18 1987-09-22 Honda Motor Co Ltd 変位検出装置
JPS62237314A (ja) * 1986-04-08 1987-10-17 Diesel Kiki Co Ltd 回転角度検出装置
JPH02502119A (ja) * 1987-02-03 1990-07-12 ツァーンラートファブリーク、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト 特に電気式舵取り装置のトルク検出器
JP2983434B2 (ja) * 1994-06-13 1999-11-29 本田技研工業株式会社 センサの温度特性補償構造
JPH11142183A (ja) * 1997-11-07 1999-05-28 Sanetec:Kk 回転角度検出センサ

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030077871A (ko) * 2002-03-27 2003-10-04 동서콘트롤(주) 캠을 이용한 회전토크 검출장치
JP2007518110A (ja) * 2004-02-06 2007-07-05 デルファイ・テクノロジーズ・インコーポレーテッド 操舵用途のための統合型の非接触式トルク及び絶対位置センサー
WO2007039996A1 (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Nsk Ltd. 電動パワーステアリング装置
JP2009512856A (ja) * 2005-10-21 2009-03-26 ストーンリッジ・コントロール・デバイスィズ・インコーポレーテッド 磁化されたシャフトを含むセンサシステム
US8191431B2 (en) 2005-10-21 2012-06-05 Stoneridge Control Devices, Inc. Sensor system including a magnetized shaft
JP2010237082A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Hitachi Cable Ltd トルク・インデックスセンサ
JP2011088507A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Kyb Co Ltd パワーステアリング装置
US8514409B2 (en) 2010-03-31 2013-08-20 General Electric Company System for monitoring a relative displacement of components
JP2014098718A (ja) * 2014-02-26 2014-05-29 Unipulse Corp トルクセンサ
WO2018173571A1 (ja) * 2017-03-22 2018-09-27 日立オートモティブシステムズ株式会社 パワーステアリング装置
WO2023100326A1 (ja) * 2021-12-02 2023-06-08 株式会社ジェイテクト センサ装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1070654A2 (en) 2001-01-24
EP1070654A3 (en) 2002-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001099729A (ja) 回転角およびトルク検出装置
US8729887B2 (en) Rotation angle sensor
JP6426860B2 (ja) 磁石式角変位計測システム
JP6426859B2 (ja) 磁石式角変位計測システム
JP4169536B2 (ja) アクチュエータ
EP0478143B1 (en) Angle detecting apparatus
JP2000353051A (ja) 情報を指示する方法及びポインティング装置
US20060043815A1 (en) Variable-reluctance resolver and multi-resolver using same
JP4390348B2 (ja) 回転型位置検出装置
JP4642987B2 (ja) 相対的回転位置検出装置
JP5522845B2 (ja) 回転型位置検出装置
JP2018059805A (ja) トルクセンサ
JP2733504B2 (ja) 多回転位置検出器
JPWO2014042268A1 (ja) 相対回転角度変位検出装置、同検出装置を用いたトルク検出装置及びトルク制御装置、並びに同制御装置を備えた車両
JP4336070B2 (ja) 回転型位置検出装置
JPH1047912A (ja) 回転検出装置およびステアリングホイールの回転検出装置
JP4737372B2 (ja) 回転角度検出装置
JPWO2005022103A1 (ja) 相対回転位置検出装置
JPH0943072A (ja) 力学量センサ
JPH0915252A (ja) 回転速度検出器
JPH1062113A (ja) スロットルポジションセンサ
JP5135277B2 (ja) 回転型位置検出装置
JPH0442016A (ja) 変位センサ
JP2764521B2 (ja) 回転角度検出装置
JP2002257589A (ja) 位置検出装置