JPH0943072A - 力学量センサ - Google Patents

力学量センサ

Info

Publication number
JPH0943072A
JPH0943072A JP7212591A JP21259195A JPH0943072A JP H0943072 A JPH0943072 A JP H0943072A JP 7212591 A JP7212591 A JP 7212591A JP 21259195 A JP21259195 A JP 21259195A JP H0943072 A JPH0943072 A JP H0943072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetized magnet
pole magnetized
pole
magnetic
magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7212591A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Asaoka
昭 浅岡
Kiyoshi Takeuchi
潔 竹内
Akihiro Hanamura
昭宏 花村
Hiroyuki Kaneko
洋之 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP7212591A priority Critical patent/JPH0943072A/ja
Publication of JPH0943072A publication Critical patent/JPH0943072A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好なスペース効率と低コストかつ高計測精
度を得る。 【解決手段】 周方向に交互に磁極性を変えた第1の多
極着磁磁石21が入力軸に、同じく周方向に交互に磁極
性を変えた第2の多極着磁磁石22が出力軸にそれぞれ
取り付けられる。固定側に設置されたセンサユニット3
0は回路基板33に支持したMR基板35を備え、第
1、第2の多極着磁磁石21、22間に形成される磁力
線の、トルク印加に伴う入出力軸の磁極相対位置のずれ
により発生する傾きを、MR基板上のMRパターン38
で検出してトルクを検出する。また、一方の多極着磁磁
石の隣接する磁極間に形成される磁力線の傾きの変化
を、同じくMR基板35に形成したMRパターンで検出
して入力軸の回動角度も計測される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、力学量センサに関
し、とくに自動車の電動パワーステアリング等のトルク
センサや操舵角センサとして好適な力学量センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の力学量センサとしては、
例えば、特開昭61−235270号公報に開示されて
いるようなものがある。これは、トーションバーにより
連結されたステアリングハンドル側(入力側)と操舵軸
側(出力側)とのねじりによる相対的な回動変位を検出
するために、入力側の軸にホール素子を設けるととも
に、これに軸線方向から対向するように出力側の軸にマ
グネットを設けて、両者の回転方向の遠近によって、相
対的な回動変位を信号出力として取り出すようになって
いる。
【0003】また、特開平3−53138号公報に開示
された他の例では、入出力軸の駆動側と負荷側との間
に、表面に磁気信号を記録した信号トラック部を有する
複数個の回転ドラムを取り付けるとともに、回転ドラム
の各々に対向した固定部に磁気抵抗素子を配置し、回転
ドラムの軸のねじれによる相対ずれを磁気抵抗素子の抵
抗変化として取り出すようになっている。さらにまた、
特開平3−81632号公報には、ねじれに伴い変化す
る磁気抵抗を磁路の途中でホール素子により検出するも
のが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
61−235270号公報に開示された従来の力学量セ
ンサにあっては、入出力軸の相対的ねじれに対応したト
ルクは計測できるが、操舵に伴うステアリングの切れ角
を検出するには、別途舵角センサが必要である。このた
め、スペース効率が悪化し、またコスト高となる。さら
に、操舵に伴い回転する磁気センサからの電気信号を外
部に伝達するスリップリング、ロータリートランス等の
信号伝達手段が必要であり、装着スペースの増大および
コスト高を招くという問題があった。
【0005】また、特開平3−53138号公報に開示
された従来例においては、信号処理によりトルクと舵角
とを同時に計測できるが、しかし、極低速から高速まで
の転舵速度下において、微小な位相差を計測するのに複
雑な信号処理を施す必要が生じる。例えば、トルク入力
軸の回転速度にトルク入力軸とトルク出力軸との相対回
転角の時間差を乗じて位相角を求める手法では、操舵速
度0、すなわち、一定の舵角でステアリングを保持する
状態では、トルク入力軸の回転速度を求めるのは不可能
である。
【0006】他の手法として、トルク入力軸とトルク出
力軸との回転信号を同期検波して、トルク入力軸および
トルク出力軸の相対位相差を求める手法があるが、この
場合には同期検波の整流回路にローパスフィルタを付加
することから、温度変化に伴う回路の安定性の低下があ
る。また、操舵速度0、すなわち、一定の舵角でステア
リングを保持する状態では、トルク入力軸の回転速度を
求めるのはこれまた不可能である。すなわち、この従来
例では、長いカーブ等の操舵が停止した状態においてト
ルクを検出することは不可能であり、敢えて行えばコス
ト高になるという問題があった。
【0007】また、特開平3−81632号公報に開示
された従来例では、入出力軸の相対的なねじれに対応し
たトルクを計測できるが、操舵に伴うステアリングの切
れ角を検出するには別途舵角センサが必要であるため、
スペース効率の悪化およびコスト高を招くという問題が
ある。また、磁気検出素子としてホール素子を使用して
いるため、検出部が極めて小さく、磁力線のむらによる
検出信号の変動、つまりリップルが残るという問題があ
る。これを防止するためには、ホール素子を多数配置し
て、平均化することが必要であるが、素子個数の増大に
よるコスト上昇は避けられない。
【0008】さらに、ホール素子は半導体により製造さ
れるため、半導体固有の温度変化に対する0点および感
度の温度依存性が大きく、これを補償するには複雑な温
度補償回路が必要でこれまたコスト上昇の原因となる。
また、ホール素子は磁束密度の大きさを検出する素子で
あるから、磁石の磁束密度の温度依存性および経時変化
の影響を受けてしまう。しかも、磁石の磁束密度の温度
依存性は通常極めて大きいのが現状である。
【0009】また、回転角度センサおよび直線変位セン
サとして考えるとき、1つのセンサで微小な角度、変位
を検出することと、広いダイナミックレンジを確保する
こととは、磁石の着磁ピッチを設定するうえで相反する
課題であり、解決困難であるといった問題がある。した
がって本発明は、上述のような従来の問題点に鑑み、ス
ペース効率良好で、しかも低コストかつ計測精度の高
い、しかも簡単に温度補償が行なえる力学量センサを提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため請求項1記載の
本発明は、入力軸側に設置され、該入力軸の周方向に交
互に磁極性を変えた第1の多極着磁磁石と、出力軸側に
設置され、前記第1の多極着磁磁石に入力軸の軸方向に
所定の間隙をもって対向し、出力軸の周方向に交互に磁
極性を変えた第2の多極着磁磁石と、固定側に設置さ
れ、前記第1の多極着磁磁石と前記第2の多極着磁磁石
との間に形成される磁力線の、前記入力軸への力学量の
印加に伴う磁極相対位置のずれによる傾きを検出する角
度検出手段とを有するものとした。入力軸側と出力軸側
とをトーションバーで連結したときには、上記傾きから
力学量としてトルク量を求めることができる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1の構成に
加えて、さらに、固定側に設置され、第1の多極着磁磁
石または第2の多極着磁磁石における隣接する磁極間に
形成される磁力線の、入力軸の回動に伴う傾きの変化を
検出する第2の角度検出手段を有するものとした。請求
項4記載の発明は、請求項1の構成における第2の多極
着磁磁石を出力軸側のかわりに固定側に設置し、角度検
出手段が第1の多極着磁磁石と第2の多極着磁磁石との
間に形成される磁力線の、入力軸の回動に伴う傾きの変
化を検出するものとした。請求項5記載の発明は、請求
項4の構成に加えて、さらに、固定側に設置され、第1
の多極着磁磁石における隣接する磁極間に形成される磁
力線の、入力軸の回動に伴う傾きの変化を検出する第2
の角度検出手段を有し、第1の角度検出手段と第2の角
度検出手段の分解能を異ならせてあるものとした。
【0012】請求項6記載の発明は、固定側に対して摺
動し直進変位する直動子に設置され、摺動軸方向に交互
に磁極性を変えた第1の多極着磁磁石と、固定側に設置
され、第1の多極着磁磁石に前記摺動軸と垂直の方向に
所定の間隙をもって対向し、摺動軸方向に交互に磁極性
を変えた第2の多極着磁磁石と、固定側に設置され、第
1の多極着磁磁石と第2の多極着磁磁石との間に形成さ
れる磁力線の、直動子の変位に伴う傾きの変化を検出す
る角度検出手段とを有するものとした。そして、請求項
7記載の発明は、請求項6の構成に加えて、さらに、固
定側に設置され、第1の多極着磁磁石における隣接する
磁極間に形成される磁力線の、直動子の変位に伴う傾き
の変化を検出する第2の角度検出手段とを有し、第1の
角度検出手段と第2の角度検出手段の分解能を異ならせ
てあるものとした。
【0013】上記の第1の角度検出手段と第2の角度検
出手段は、共通の基板上に併設された磁気抵抗パターン
を備えるものとすることができる。また、第1の角度検
出手段の磁気抵抗パターンは、前記の磁極性が交互に並
べられる方向に沿う線に対して互いに反対方向に傾斜し
た第1および第2のパターンを備えるのが望ましい。ま
た、上記基板は、第1の多極着磁磁石および第2の多極
着磁磁石の外周にそって湾曲して配置させるのが好まし
い。
【0014】
【作用】請求項1のものでは、入力軸に力学量が印加さ
れると、入力側と出力側の各多極着磁磁石間の磁極相対
位置が印加される力学量の大きさに応じてずれる。その
結果、これら第1の多極着磁磁石と第2の多極着磁磁石
の間に形成される磁力線は印加された力学量の大きさに
対応して入力軸(出力軸)の周方向に対する傾きを変え
る。この傾きが角度検出手段で検出されることにより、
印加された力学量が計測される。入力軸側と出力軸側と
をトーションバーで連結したときには、多極着磁磁石間
の磁極相対位置のずれ量は入力トルクに対応するものと
なるので、上記傾きから力学量としてトルク量が求めら
れる。
【0015】請求項3のものでは、さらに、第1の多極
着磁磁石または第2の多極着磁磁石のいずれかにおい
て、隣接磁極間の磁力線が固定側に設置された第2の角
度検出手段を通過する傾きが入力軸の回動に伴って変化
するのが検出される。これにより、例えば入力軸にトル
クが印加されたときのトルクとその際の回転角度を検出
することができる。
【0016】請求項4のものでは、第1の多極着磁磁石
が入力軸側で第2の多極着磁磁石が固定側に設置されて
いるので、各多極着磁磁石間の磁極相対位置が入力軸の
回動量に応じてずれる。その結果、これら第1の多極着
磁磁石と第2の多極着磁磁石の間に形成される磁力線は
印加された力学量の大きさに対応して入力軸の周方向に
対する傾きを変える。この傾きが角度検出手段で検出さ
れることにより、入力軸の回動量が計測される。請求項
5のものは、さらに、第1の多極着磁磁石において、隣
接磁極間の磁力線が固定側に設置された第2の角度検出
手段を通過する傾きが入力軸の回動に伴って変化するの
が検出される。そして、第1の角度検出手段と第2の角
度検出手段の分解能を異ならせてあるので、入力軸の回
動量(回転角度)が一方ではおおまかに、他方では分解
能高く検出される。
【0017】請求項6のものは、直動子が摺動して直線
変位すると、直動子と固定側の各多極着磁磁石間の磁極
相対位置が変位量に応じてずれる。その結果、これら第
1の多極着磁磁石と第2の多極着磁磁石の間に形成され
る磁力線は変位量に対応して摺動軸方向に対する傾きを
変える。この傾きが角度検出手段で検出されることによ
り、上記の変位量が計測される。また、請求項7のもの
は、さらに、第1の多極着磁磁石において、隣接磁極間
の磁力線が固定側に設置された第2の角度検出手段を通
過する傾きが直動子の変位に伴って変化するのが検出さ
れる。そして、第1の角度検出手段と第2の角度検出手
段の分解能を異ならせてあるので、直動子の変位量が一
方ではおおまかに、他方では分解能高く検出される。
【0018】上記の第1の角度検出手段と第2の角度検
出手段が、共通の基板上に併設された磁気抵抗パターン
を備えるものとしたときには、スペース効率が良好で、
独立のものを個別に設けるのに比較して低コストで作製
できる。またこの際、上記基板を第1の多極着磁磁石お
よび第2の多極着磁磁石の外周にそって湾曲して配置す
ることにより、基板が第1、第2の多極着磁磁石の外周
面に密着し、両者の間隙が一定に保てるから、磁力線と
磁気抵抗パターンとの相互関係が安定する。そして、第
1の角度検出手段の磁気抵抗パターンが、前記の磁極性
が交互に並べられる方向に沿う線に対して互いに反対方
向に傾斜した第1および第2のパターンを備えるときに
は、零点および感度の温度依存性が小さく、磁石の磁束
密度の温度依存性および経時変化の影響を受けない。
【0019】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて、実施例により詳細に説明する。図1は、本発明の
第1の実施例の構成を示す断面図である。本実施例は、
トーションバーによりステアリングハンドル側と操舵軸
側とが連結された自動車の電動パワーステアリングのス
テアリングギヤボックス部に適用され、トルクセンサと
舵角センサを一体に形成したものである。すなわち、入
力軸としてのステアリングハンドル側のシャフト1は中
空部を有し、トーションバー2の一端が挿入部4より中
空部に挿入されてピン3によりシャフト1に固定されて
いる。出力軸であるピニオン6はセレーション部5aが
設けられたスリーブ5を有し、、トーションバー2の他
端がこのスリーブ5に、軸方向にがたなく滑らかに、ま
た回転方向にもがたなく固定されている。
【0020】このため、シャフト1のトルク印加部7に
図中Bの向きにねじりトルクが印加されると、トーショ
ンバー2がねじれて、シャフト1とピニオン6との間に
相対的なねじれ角変位が生じる。なお、シャフト1とピ
ニオン6の間には、互いの軸心を一致させるとともに軸
方向の相対位置を精度よく確保するため、ブッシュ9が
介装されており、シャフト1とピニオン6とは滑らかに
相対変位が自由に行えるようになっている。また、過大
なトルク印加によるトーションバー2の破損を防止する
ために、シャフト1とピニオン6との相対角変位を所定
の値以下に規制するストッパ部8が形成されている。
【0021】ピニオン6に伝達されたトルクは、ピニオ
ン歯部16を介してラック10に伝達される。これらシ
ャフト1とピニオン6は、ベアリング11、12、13
により、がたなく滑らかに回転可能にハウジング15に
支持されている。また、外部からの粉塵の進入を防止す
るためシャフト1とハウジング15との間にはオイルシ
ール14が配設されている。
【0022】上述のようにトーションバー2により相対
的に回動変位可能に連結されたステアリングハンドル側
のシャフト1と操舵軸側のピニオン6との間に、第1の
多極着磁磁石21および第2の多極着磁磁石22および
センサユニット30を備える非接触型のトルクセンサ部
と舵角センサ部が設けられている。
【0023】まずトルクセンサ部について説明する。第
1の多極着磁磁石21は、入力軸であるシャフト1に固
定された第1のマグネットホルダ23に一体的に設けら
れている。この第1の多極着磁磁石21は、例えば、サ
マリウムコバルトやフュライトよりなり、交互に磁極性
を変えてシャフト1の周方向に並べられている。ここで
は、外径55mm、内径45mm、周方向の磁極数18
極、したがって各磁極間の角度が20度とされている。
通常、ステアリングのトルクセンサ用としては、トーシ
ョンバー2のねじり角は左右とも1KgfMのトルク印
加により5度程度とされる。
【0024】第2の多極着磁磁石22は、上記第1の多
極着磁磁石21と同一材料、同一寸法で、ピニオン6に
固定された第2のマグネットホルダ24に一体的に設け
られている。ここで、第1の多極着磁磁石21と第2の
多極着磁磁石22とは、トルク軸方向に例えば1mm程
度の間隔をおいて配置されている。第1の多極着磁磁石
21と第2の多極着磁磁石22とは、対向する磁極を互
いに異なる磁極となるように回転方向に位置調整したあ
と、シャフト1とトーションバー2にピン穴を穿設して
前述のピン3を圧入し、トーションバー2とシャフト1
とを固定して初期位置設定を行ってある。
【0025】第1のマグネットホルダ23と第2のマグ
ネットホルダ24とは、互いに滑らかに摺動するように
接して配置されており、第1のマグネットホルダ23は
シャフト1と一体に、第2のマグネットホルダ24はピ
ニオン6と一体に回動する。シャフト1へのトルク印加
に伴う第1の多極着磁磁石21と第2の多極着磁磁石2
2との磁極相対位置のずれにより、両磁石間に形成され
る磁力線の傾きが変化する。また、トーションバー2の
ねじりによる軸方向長さの変化はスリーブ5のセレーシ
ョン部5aにおけるトーションバー2とピニオン6のす
べりにより吸収され、第1の多極着磁磁石21と第2の
多極着磁磁石22とのトルク軸方向の間隔変化が防止さ
れるようになっている。
【0026】センサユニット30は、Oリング31aを
介して、4箇所をボルト32によりハウジング15に固
定され、水密を確保した状態で設置されている。センサ
ユニット30は、第1の多極着磁磁石21と第2の多極
着磁磁石22との間に形成される磁力線の傾きを測定し
てトルクを検出する。
【0027】図2は、センサユニット30の内部構造を
示す図であって、(a)は縦断面図、(b)は横断面
図、(c)は内部底面図である。樹脂よりなるセンサハ
ウジング31内に回路基板33が設けられ、これに周囲
4箇所に配設された弾性体よりなる基体34を介して、
MR基板35が支持されている。MR基板35はガラス
等の材料からなり、この表面にニッケル、鉄等の材料か
らなる磁気抵抗(以下MRと称する)パターン38が蒸
着あるいはスパッタリング等の手法で形成されている。
MR基板35からの電気信号は、半田部40、43によ
り固定されるフレキシブル基板を用いた配線部39を経
て、回路基板33に伝達される。
【0028】回路基板33には、オペアンプ、抵抗、コ
ンデンサ、温度補償用のサーミスタ等からなる回路部品
41が配設されている。回路基板33上で処理された信
号は、半田部37、リード線36、およびハーネス27
を介して、図示しない外部のコントローラに伝達され
る。ハーネス27のセンサハウジング31通過部にはブ
ッシュ31bが設けられ、センサハウジング31からの
引き抜き強度と水密性が確保されている。また、センサ
ハウジング31は、その周囲4箇所にボルト穴44が穿
設されており、ハウジング15にボルト32により取り
付けられている。
【0029】上記MRパターン38の詳細が、図3に示
される。MR基板35の表面には、トーションバーの軸
に対して直角に設定した図中の矢印Aの方向に対して、
第1のMR線44および第2のMR線45が互いに時計
回りおよび半時計回り45度の向きにくし歯状に形成さ
れている。そして、第1のMR線44の端からはGnd
電位線46が、第2のMR線45の端からはVcc電位
線47が、また第1および第2のMR線44、45が接
合される中央部からはトルク信号検出線48がそれぞれ
半田部40を介して配線部39に接続されている。
【0030】第1のMR線44および第2のMR線45
の矢印A方向の長さは、第1の多極着磁磁石21(およ
び第2の多極着磁磁石22)の磁極間の距離λに等し
く、図中矢印A方向に垂直な方向の幅dは例えば1.5
mmとなっている。なお、厚みは数百オングストローム
である。第1の多極着磁磁石21と第2の多極着磁磁石
22の周面上に第1のMR線44および第2のMR線4
5を投影したとき、トーションバー2の軸線方向に対し
て、第1の多極着磁磁石21と第2の多極着磁磁石22
は、この第1のMR線44および第2のMR線45を挟
む配置とされている。
【0031】次に、舵角センサ部について説明する。舵
角センサ部は、トルクセンサ部の要素の多くを併用して
構成される。図3に示すように、MR基板35上のMR
パターン38には、第1の舵角検出部49および第2の
舵角検出部50が互いに第1の多極着磁磁石21の前記
磁極間距離λの半分の距離λ/2をもって形成されてい
る。そして、第1の舵角検出部49の端部からGnd電
位線63、第2の舵角検出部50の端部からVcc電位
線64、そして中央からは舵角信号検出線65が、それ
ぞれ半田部40を介して配線部39に電気的に接続され
ている。なお、Gnd電位線63はトルクセンサ部の第
1のMR線44のGnd電位線46に接続している。
【0032】第1の多極着磁磁石21の周面上に第1の
MR線44および第2のMR線45と第1の舵角検出部
49および第2の舵角検出部50を投影したとき、第1
の多極着磁磁石21は、トーションバー2の軸線方向に
対して、この第1のMR線44および第2のMR線45
と上記第1の舵角検出部49および第2の舵角検出部5
0との間に挟まれる配置とされている。
【0033】図4は、上記の第1、第2のMR線44、
45、第1、第2の舵角検出部49、50をエレメント
として形成した回路構成であって、(a)はトルクセン
サ部の回路、(b)は舵角センサ部の回路を示す。図4
の(a)に示すトルクセンサ部回路では、第1のMR線
44と第2のMR線45の接続点からのトルク信号検出
線48の中央電圧をオペアンプ56で増幅して、トルク
出力が得られる。なお、サーミスタ57で帰還をかける
ことにより、第1のMR線44および第2のMR線45
の感度の温度依存性を補償するようになっている。
【0034】図4の(b)に示す舵角センサ部回路で
は、第1の舵角検出部49および第2の舵角検出部50
の中央の舵角信号検出線65の中央電圧をオペアンプ6
6で増幅したあと、コンパレータ68によりパルス波形
に整形して、舵角出力を得る。ここでも、オペアンプ6
6には第1の舵角検出部49および第2の舵角検出部5
0の感度の温度依存性を補償するため、サーミスタ67
による帰還がかけられている。
【0035】次に作用を図5〜図8を参照して説明す
る。図5は、MR素子(磁気抵抗素子)の基本動作を示
すものである。MR基板上に薄膜状に蒸着されたニッケ
ル−鉄合金線のMR線71で形成されたMRパターンに
おいて、MR線71に磁界の作用しないときは、その形
状で決定される所定の抵抗値R1を有する。このMR線
71に対して、図の(a)に示すように、種々の方向の
磁界をかけてパターンの両端子72、73間の抵抗を測
定する。すなわち、MR基板に平行に、かつMR線71
とのなす角度を順次変えて図中JからPのように方向を
変化させて磁界を印加する。
【0036】すると、MR線71はパターンの長手方向
にそうL方向の磁界に対しては感度を持たず、磁界が作
用しないときと同じ抵抗値R1を有する。一方、パター
ンの長手方向に直角のJおよびP方向の磁界に対して
は、MR線71は最大感度を有し、このとき抵抗値はR
1に対して0.97倍程度に減少する。また、パターン
の長手方向に対して斜めのKおよびM方向の磁界に対し
ては、MR線71は中間的値の抵抗値を有する。また、
MR基板に対して垂直方向からの磁界に対しては、MR
線71は感度を有せず、抵抗値はR1である。
【0037】これをグラフに表わすと図5の(b)のよ
うになり、磁界入射角がJおよびPのときに、最大感度
(抵抗値が最も減じる)を有し、磁界入射角がLのとき
に感度0となる略3角関数波状の滑らかなアナログ出力
が得られる。なお、一般にニッケル−鉄合金線は、印加
される磁界が極めて微小のとき、例えば150エルステ
ッド以下の領域においては、磁界の強度に応じて抵抗値
が変化するが、本実施例においては、磁界の強度は15
0エルステッドに対して常に十分大きな値に設定され
る。これにより、飽和した領域で使用するので磁界の強
度には依存せず、磁界の向きにのみ感度を有する。
【0038】次に図6、図7は、本実施例におけるトル
ク検出の原理を示す。図6の(a)はトルク0の状態、
図6の(b)は図中Dの方向に最大のトルクが印加され
たときの状態、図7はDと逆のEの方向に最大のトルク
が印加されたときの状態を示している。 ここでは、各
磁極からそれぞれ5本の磁力線が入出力するものとして
模式的に描いてある。まず、トルク0の状態において
は、図6の(a)に示されるように、N極からでた磁力
線は近いS極に引かれる性質により、第1の多極着磁磁
石21の磁極N2から発する磁力線のうち隣接する磁極
に近い端部のN2aは、第1の多極着磁磁石21の隣の
磁極S1に通じる。同様に磁極N2の他方の端部から発
する磁力線N2eは、第1の多極着磁磁石21の隣の磁
極S3に通じる。また、第1の多極着磁磁石21の磁極
N2の中心部から発する磁力線N2b、N2c、N2d
は、対向する第2の多極着磁磁石22の磁極S2に通じ
る。
【0039】以下同様に、各N磁極から発する5本の磁
力線のうち中心部の3本の磁力線は対向するS磁極へ、
端部の磁力線は隣接する磁極へ通じる。このとき、第1
のMR線44は、第1の多極着磁磁石21と第2の多極
着磁磁石22との距離の中点を示す線Aに対して図中時
計回りに45度傾いており、第2のMR線45は線Aに
対して図中反時計回りに45度傾いている。また、第1
のMR線44および第2のMR線45の線A方向の長さ
は、第1の多極着磁磁石21および第2の多極着磁磁石
22のそれぞれの磁極の長さλと同じになっている。
【0040】このため、トルクが印加されないで操舵が
行われると、第1の多極着磁磁石21および第2の多極
着磁磁石22の双方が線Aにそっていずれかの方向に動
いたときに、第1のMR線44および第2のMR線45
に印加される磁力線は、常に3本であり、かつ磁力線の
方向は線Aに垂直である。従って、第1のMR線44に
印加される磁力線の状態は図5の(a)に示したMの方
向に磁力線が入射した状態となり、第2のMR線45に
印加される磁力線の状態は図5の(a)のKの磁力線が
入射した状態となるから、第1のMR線44および第2
のMR線45の抵抗値は図5の(b)に示したように中
間値となる。このため、その出力電圧は図8の(a)に
示すように、第1のMR線44および第2のMR線45
を差動構成とすれば、図8の(b)のVの大きさ、すな
わちVcc/2となる。
【0041】つぎに図6の(b)のようにDの方向に最
大のトルクが印加された場合について説明する。操舵が
行われてDのトルクが印加されると、第1の多極着磁磁
石21および第2の多極着磁磁石22の双方は同方向に
移動するが、トーションバー2がねじれるのでその移動
量C1、C2は互いに異なる。このとき、第1のMR線
44および第2のMR線45に印加される磁力線は常に
3本で、対向する磁極が逆極であれば吸引、同極であれ
ば反発する作用により磁力線の方向は線Aに対し傾いた
状態となる。すなわち、第1の多極着磁磁石21と第2
の多極着磁磁石22との間に形成される磁力線は、トル
ク印加に伴う磁極相対位置のずれにより、入力軸(シャ
フト1)の周方向へ傾く。
【0042】このとき、図中Dの方向に最大のトルクが
印加したときの磁力線の方向が線Aに対して反時計回り
におおむね45度傾くように、第1の多極着磁磁石21
と第2の多極着磁磁石22との磁極の相対位置を設定す
る。これにより、第1のMR線44の抵抗値は図5の
(a)に示したPの方向に磁界が入射した状態となるの
で最も小さく、最大感度となる。また、第2のMR線4
5の抵抗値は、図5のLの方向に磁力線が入射した状態
となるので最も大きく、感度0となる。したがって、図
8の(a)の差動構成としたとき、その出力電圧は、図
8の(b)のUのように低電圧となる。
【0043】図7のように、E方向に最大のトルクが印
加された場合についても、同様に、第1の多極着磁磁石
21および第2の多極着磁磁石22は互いに異なる移動
量C1、C2だけ同方向に移動する。そして、第1のM
R線44および第2のMR線45を横切る磁力線は常に
3本で、磁力線の方向は線Aに対して傾いた状態とな
る。このとき、磁力線の方向が線Aに対して時計回りに
おおむね45度傾くように、第1の多極着磁磁石21と
第2の多極着磁磁石22との磁極の相対位置を設定す
る。これにより、第1のMR線44の抵抗値は、図5の
(a)に示したLの方向に磁界が入射した状態となるの
で最大となり、感度0となる。また、第2のMR線45
の抵抗値は、図5の(a)のPの方向に磁力線が入射し
た状態となるので最小となり、最大感度となる。したが
って、その出力電圧は、図8(a)のような差動構成の
とき、図8の(b)のWのように高電圧となる。
【0044】つぎに、図9は本実施例における舵角検出
の原理を示す。操舵に伴い、第1の多極着磁磁石21は
回動し、その磁極は図中Gの方向へ移動する。これによ
り、第1の舵角検出部49および第2の舵角検出部50
に入射する磁力線の方向が変化する。以下に、操舵に伴
い、第1の多極着磁磁石21がλ/4ずつ動いた状態を
連続的に示す。
【0045】まず第1の多極着磁磁石21の磁極が第1
の舵角検出部49に整列しているときには、図9の
(a)に示すように、第1の舵角検出部49には、図5
の(a)に示したLの方向の磁力線が作用するので、感
度は0となる。また、第2の舵角検出部50には、図5
の(a)のJの方向の磁力線が作用するので最大感度と
なる。よって、その出力は、図8の(a)における第
1、第2のMR線44、45のかわりに第1、第2の舵
角検出部49、50をおいて出力取り出しを差動構成と
すれば、同図の(b)のWの大きさの高電圧となる。
【0046】上の状態からλ/4だけ相対変位すると、
図9の(b)のように、第1の舵角検出部49には、図
5の(a)に示したKの方向の磁力線が作用するから、
感度は中間となる。また、第2の舵角検出部50には、
図5の(a)のMの方向の磁力線が作用するから、感度
は中間となる。よって、その出力は図8の(b)のVの
大きさ(Vcc/2)の電圧となる。
【0047】さらにG方向にλ/4移動すると、図9の
(c)に示すように、第1の舵角検出部49には、図5
の(a)に示したJの方向の磁力線が作用するから、感
度最大となる。また、第2の舵角検出部50には、図5
の(a)のLと反対の方向の磁力線が作用するから、感
度は0となる。よって、その出力は差動構成により図8
の(b)のUの大きさの低電圧となる。このようにし
て、磁極間距離λを1周期とする連続的な周期信号を検
出し、検出信号が1周期のどの状態で検出されたのかを
定めることにより、シャフト1の舵角を検出することが
できる。
【0048】以上のように、本実施例は、トルクセンサ
部と舵角センサ部をセンサユニットのMR基板35上に
一体に形成したので、スペース効率が良好で、別途舵角
センサを設ける必要がない。これにより、低コストで作
製でき、また、ノイズの混入、配線コストの上昇、トル
クセンサの大型化を防止することができる。さらに、操
舵速度0、すなわち一定の舵角でステアリングを保持す
る状態においても、トルクを計測することができるとい
う効果を有する。
【0049】また、複雑な信号処理が不要であるととも
に、温度特性が安定しているので計測精度が高い。さら
にまた、従来のような操舵に伴い回転する磁気センサか
らの電気信号を外部に伝達するスリップリングやロータ
リートランス等の信号伝達手段が不要であるので、この
点からも装着スペースの増大およびコスト高を防止する
ことができる。
【0050】また、磁気を感知する第1のMR線44お
よび第2のMR線45の矢印A方向の長さを、いずれも
第1の多極着磁磁石21および第2の多極着磁磁石22
の磁極間の距離に等しいλとしているので、リップルが
防止される。すなわち、磁力線は相対する磁極間に通じ
るのみならず、隣接する磁極との境界近傍ではその隣接
する磁極へと通じるため、第1の多極着磁磁石21およ
び第2の多極着磁磁石22の全周に渡って見渡すと、磁
極の境界近傍において相対する磁極間に通じる磁力線が
欠落するため局所的なリップル現象が発生することにな
る。そこで第1のMR線44および第2のMR線45の
矢印A方向の長さを第1の多極着磁磁石21(および第
2の多極着磁磁石22)の磁極間の距離に等しいλとす
れば、第1、第2の各MR線44、45に対する磁力線
欠落の数および量は、第1、第2の各多極着磁磁石2
1、22の周方向の回転に対し常に一定に保たれる。し
かも、第1、第2のMR線は単体でなく、多数配置して
くし歯状としているので平均化されることもあい俟って
リップルが有効に防止される。
【0051】また、一組のMR線を用いているので、零
点および感度の温度依存性も小さく、磁石の磁束密度の
温度依存性および経時変化の影響を受けないという効果
が得られる。なお、上述の説明では、第1のMR線44
および第2のMR線45の各長さを第1の多極着磁磁石
21および第2の多極着磁磁石22の磁極の長さλと同
じものとしたが、各MR線の長さを磁極の長さλの整数
倍のnλとしても同様の効果が得られる。また、MR線
からの出力の取り出し方については、ハーフブリッジ構
成のものを示したが、これに限定されず、MR線を4つ
用いたフルブリッジとしてもよい。また、本実施例にあ
っては、センサがステアリングギヤボックス部に設けら
れたものを示したが、このほかステアリングコラム部あ
るいはハンドルユニット部に設けても良いことは言うま
でもない。
【0052】つぎに、本発明の第2の実施例を示す。こ
の実施例は、多極着磁磁石の外周に密着してMR基板を
配設するため、第1の実施例に対して、円環状の第1、
第2の多極着磁磁石21、22の外周に沿って湾曲MR
基板81を配置したものである。図10は、本実施例に
おけるセンサユニット80の内部構造を示す横断面図で
ある。センサハウジング31内に回路基板33が設けら
れ、これに周囲4箇所に配設された弾性体よりなる基体
34を介してMR基板81が支持されている。MR基板
81はガラス等の材料からなり、この表面に、前実施例
におけるMRパターン38と同様のMRパターンがニッ
ケル、鉄等の材料の蒸着あるいはスパッタリング等の手
法で形成されている。
【0053】MR基板81は、可撓性を備え、円環状の
第1、第2の多極着磁磁石21、22の外周面に押しつ
けられることによりその半径に準じて湾曲する。 な
お、図では理解を容易にするため、MR基板81を第
1、第2の多極着磁磁石21、22の外周面から離して
示してある。MR基板81からの電気信号は、前実施例
のセンサユニット30におけると同じく、回路基板33
に伝達され、それからハーネス27を介して、外部のコ
ントローラに伝達される。その他の構成は前記第1の実
施例と同じである。
【0054】本実施例によれば、前記第1の実施例と同
様の効果を得ることができるとともに、さらに、MR基
板81が第1、第2の多極着磁磁石21、22の外周面
に密着しているので、軸芯ぶれ等の不具合に対して強
く、両者の間隙が一定に保てるため、MR基板81上の
MRパターンと磁力線との相互関係が安定し、高精度の
計測を行うことができる。本実施例は、特に多極着磁磁
石の外周曲率が小さい小型の対象部位、例えばステアリ
ングコラム部に内蔵するトルクセンサとしてとくに優れ
た効果を発揮する。
【0055】図11は、本発明の第3の実施例を示す。
この実施例は、回転角度の測定において広いダイナミッ
クレンジを得られるようにしたものである。入力軸であ
るシャフト91が、固定子92を構成するハウジング9
3とキャップ94とに各々設けられたベアリングメタル
95および96に支持されている。シャフト91にはマ
グネットホルダ97が固定されており、シャフト91と
マグネットホルダ97とで回転子98を構成している。
マグネットホルダ97には、周方向に交互に磁極性を変
えた第1の多極着磁磁石99が配設されている。また、
ハウジング93には、固定子92の周方向に交互に磁極
性を変えた第2の多極着磁磁石100が、第1の多極着
磁磁石99に回転子98の回転軸方向に所定の間隙をも
って対向するように配設されている。
【0056】シャフト91へのトルク印加による回転子
98の回動に伴い、第1、第2の多極着磁磁石99、1
00の対向磁極は相対的に位置ずれする。センサユニッ
ト30が、ハウジング93にOリング31aを介してボ
ルト32により固定され、上記磁極相対位置のずれによ
り発生する第1の多極着磁磁石99と第2の多極着磁磁
石100間の磁力線の傾きを計測して回転角度を検出す
るようになっている。センサユニット30の出力は、ハ
ーネス27により図示しないコントロールユニットに伝
達される。センサユニット30は第1の実施例で説明し
たものと同じである。
【0057】本実施例では、第1の実施例に用いられた
トーションバーがないので、第1のMR線44およびM
R線45(図3参照)は、図11中、H方向の回転トル
クがシャフト91に加わったとき、印加トルクのかわり
に微小な回転角度を検出する。また、第1の舵角検出部
61および第2の舵角検出部62(図3参照)は、磁極
数に対応する大まかな回転角度を検出する。また、シャ
フト91にリンク機構を接続することにより、直線的な
変位の検出にも用いることができる。したがって本実施
例によれば、一つのセンサで微小な回転角度を検出する
とともに、広いダイナミックレンジを確保することがで
きる。 これにより、本実施例は、車両の車高センサあ
るいはスロットルセンサ等の、高分解能かつ広測定レン
ジを要求される用途に好適である。
【0058】図12には、本発明の第4の実施例を示
す。この実施例は、リニア変位の検出において同じく高
分解能で広いダイナミックレンジをもつようにしたもの
である。図の(a)は縦断面図、(b)は横断面図であ
る。直線状のシャフト111の一端がハウジング114
の一方の壁に固定され、他端がハウジング114の他方
の壁に設けられたベアリングメタル113にまで延びて
いる。これらシャフト111とハウジング114とで固
定子115が構成される。
【0059】入力子として、シャフト111に挿通され
て、シャフト111にそって摺動可能の直動子116が
設けられる。直動子116は、ハウジング114内に位
置する本体部116aと、ハウジング114の外部へ延
びる円筒部116bを備える。円筒部116bは、その
内側にシャフト111を収容するとともに、外周がベア
リングメタル113に摺動可能に支持されて、外部へ突
出する。そして、直動子116の本体部116aには、
シャフト111の軸と同方向、すなわち摺動軸方向に交
互に磁極性を変えて並べた第1の多極着磁磁石117が
設けられ、固定子のハウジング114には、同じく摺動
軸方向に交互に磁極性を変えた第2の多極着磁磁石11
8が、第1の多極着磁磁石117との間に摺動軸に垂直
な方向に所定の間隙をもって対向して配設されている。
【0060】シャフト111にそって、直動子116を
その円筒部116bが外方へ突出する方向に付勢するス
プリング119が設けられている。直動子116は、円
筒部116bに矢印Q方向の押圧力の作用を受けると、
スプリング119に抗して、ハウジング114内をがた
無く滑らかに直線変位する。 この変位によって、第1
の多極着磁磁石117と第2の多極着磁磁石118との
間に形成される磁力線は、磁極相対位置のずれにより摺
動軸に対して傾く。
【0061】ハウジング114には、図示省略のボルト
によってセンサユニット30が取り付けられている。セ
ンサユニット30は、先の図3に示したものと同じで、
上記磁力線の傾きを計測して直動子116の直線変位量
を検出する。センサユニット30の出力は、ハーネス1
22により図示しないコントロールユニットへと送られ
る。
【0062】本実施例においては、図12の(a)に示
したQ方向に変位が加えられると、第1のMR線44お
よび第2のMR線45(図3参照)は、微小な直線変位
位置を検出し、第1の舵角検出部49および第2の舵角
検出部50(図3参照)が大まかな直線変位を検出す
る。したがって、本実施例によれば、一つのセンサで、
微小な変位を検出するとともに、広いダイナミックレン
ジを確保することができる。また、非接触であるので耐
久性の要求される部位において、高分解能かつ広測定レ
ンジを要求される用途に優れた効果を発揮する。
【0063】なお、上述した各実施例では、回路基板3
3がセンサハウジング31内に設けられているが、MR
素子はその抵抗値が数キロオームと低いため、これを支
持する回路基板はセンサハウジング内部でなく、図示し
ない車室内に配置されるコントロールユニット内に配置
することもできる。これにより、ノイズの影響の低減
と、耐熱性の面で一層有利となる。
【0064】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、入力軸側と出
力軸側とにそれぞれ周方向に交互に磁極性を変えた第
1、第2の多極着磁磁石を軸方向に所定の間隙をもって
対向させ、固定側に設置した角度検出手段で多極着磁磁
石相互間に形成される磁力線の磁極相対位置のずれによ
る傾きを検出するものとしたので、入力軸側と出力軸側
の相対関係の変化速度がなくても力学量を計測すること
ができるという効果を有する。 そして、スリップリン
グやロータリートランス等の信号伝達手段が不要である
ので、装着スペースの増大およびコスト高を防止するこ
とができる。そしてとくに、入力軸側と出力軸側とをト
ーションバーで連結したときには、磁極相対位置のずれ
量が入力トルクに対応するものとなるので、トルク量を
求めるのに好適で、自動車の電動パワーステアリング部
におけるトルクセンサ等に有用である。
【0065】またさらに、第1または第2の多極着磁磁
石における隣接する磁極間に形成される磁力線の入力軸
の回動に伴う傾きの変化を検出する第2の角度検出手段
を設けることにより、トルクとともにその際の回転角度
を検出することができる。これにより、例えばトルクセ
ンサと舵角センサとを一体に形成することができる。
【0066】また、第2の多極着磁磁石を出力軸側でな
く固定側に設置することにより、トルクのかわりに入力
軸の回動量を計測することができる。そしてさらに第2
の角度検出手段を設けるとともに、第1の角度検出手段
と第2の角度検出手段の分解能を異ならせることによ
り、入力軸の回動量が一方では分解能高く検出されると
ともに、他方で測定レンジが拡大される。
【0067】さらに、回動する入力軸のかわりに摺動し
て直線変位する直動子を用い、その摺動軸方向に交互に
磁極性を変えた第1の多極着磁磁石を設け、固定側の第
2の多極着磁磁石をこれと所定の間隙をもって対向する
よう配置することにより、簡単でコンパクトな構成によ
り直動子の直線変位量が計測される。
【0068】とくに、第1の角度検出手段と第2の角度
検出手段が、共通の基板上に併設された磁気抵抗パター
ンを備えるものとすることにより、スペース効率が良好
で、かつ低コストで作製できる。またこの際、周方向に
設けた第1の多極着磁磁石および第2の多極着磁磁石の
場合は、基板をこれらの外周にそって湾曲して配置する
ことにより、基板が第1、第2の多極着磁磁石の外周面
に密着し、両者の間隙が一定に保てるから、磁力線と磁
気抵抗パターンとの相互関係が安定し、高い測定精度が
得られるという効果がある。
【0069】また、第1の角度検出手段の磁気抵抗パタ
ーンが、前記の磁極性が交互に並べられる方向に沿う線
に対して互いに反対方向に傾斜した第1および第2のパ
ターンで形成することにより、零点および感度の温度依
存性が小さく、磁石の磁束密度の温度依存性および経時
変化の影響を受けない。したがって、複雑な信号処理が
不要であるとともに、温度特性が安定しているので一層
計測精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す図である。
【図2】第1の実施例のセンサユニットの内部構造を示
す図である。
【図3】MR線の磁気抵抗パターンの詳細を示す図であ
る。
【図4】MR線をエレメントとして形成される回路構成
を示す図である。
【図5】磁気抵抗素子の基本動作を示す説明図である。
【図6】トルク検出の原理示す説明図である。
【図7】トルク検出の原理示す説明図である。
【図8】MR線の差動構成による出力電圧を示す図であ
る。
【図9】舵角検出の原理を示す説明図である。
【図10】本発明の第2の実施例におけるセンサユニッ
トの内部構造を示す図である。
【図11】第3の実施例の構成を示す図である。
【図12】第4の実施例の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 シャフト 2 トーションバー 3 ピン 5 スリーブ 6 ピニオン 7 トルク印加部 9 ブッシュ 10 ラック 11、12、13 ベアリング 14 オイルシール 15 ハウジング 16 ピニオン歯部 21 第1の多極着磁磁石 22 第2の多極着磁磁石 23 第1のマグネットホルダ 24 第2のマグネットホルダ 27 ハーネス 30、80 センサユニット 31 センサハウジング 31a Oリング 31b ブッシュ 33 回路基板 34 基体 35、81 MR基板 36 リード線 35、37、40、43 半田部 38 MRパターン 39 配線部 41 回路部品 44 第1のMR線 45 第2のMR線 46、63 Gnd電位線 47、64 Vcc電位線 48 トルク信号検出線 49 第1の舵角検出部 50 第2の舵角検出部 56、66 オペアンプ 57、67 サーミスタ 65 舵角信号検出線 68 コンパレータ 71 MR線 91 シャフト 92 固定子 93 ハウジング 94 キャップ 95、96 ベアリングメタル 97 マグネットホルダ 98 回転子 99 第1の多極着磁磁石 100 第2の多極着磁磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 洋之 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸側に設置され、該入力軸の周方向
    に交互に磁極性を変えた第1の多極着磁磁石と、出力軸
    側に設置され、前記第1の多極着磁磁石に入力軸の軸方
    向に所定の間隙をもって対向し、出力軸の周方向に交互
    に磁極性を変えた第2の多極着磁磁石と、固定側に設置
    され、前記第1の多極着磁磁石と前記第2の多極着磁磁
    石との間に形成される磁力線の、前記入力軸への力学量
    の印加に伴う磁極相対位置のずれによる傾きを検出する
    角度検出手段とを有することを特徴とする力学量セン
    サ。
  2. 【請求項2】 前記入力軸側と出力軸側とはトーション
    バーで連結され、前記力学量がトルクであることを特徴
    とする請求項1記載の力学量センサ。
  3. 【請求項3】 入力軸側に設置され、入力軸の周方向に
    交互に磁極性を変えた第1の多極着磁磁石と、前記入力
    軸側にトーションバーで連結された出力軸側に設置さ
    れ、前記第1の多極着磁磁石に入力軸の軸方向に所定の
    間隙をもって対向し、出力軸の周方向に交互に磁極性を
    変えた第2の多極着磁磁石と、固定側に設置され、前記
    第1の多極着磁磁石と前記第2の多極着磁磁石との間に
    形成される磁力線の、前記入力軸へのトルクの印加に伴
    う磁極相対位置のずれによる傾きを検出する第1の角度
    検出手段と、固定側に設置され、前記第1の多極着磁磁
    石または第2の多極着磁磁石における隣接する磁極間に
    形成される磁力線の、前記入力軸の回動に伴う傾きの変
    化を検出する第2の角度検出手段を有することを特徴と
    する力学量センサ。
  4. 【請求項4】 入力軸側に設置され、入力軸の周方向に
    交互に磁極性を変えた第1の多極着磁磁石と、固定側に
    設置され、前記第1の多極着磁磁石に前記入力軸の軸方
    向に所定の間隙をもって対向し、周方向に交互に磁極性
    を変えた第2の多極着磁磁石と、固定側に設置され、前
    記第1の多極着磁磁石と第2の多極着磁磁石との間に形
    成される磁力線の、前記入力軸の回動に伴う傾きの変化
    を検出する角度検出手段とを有することを特徴とする力
    学量センサ。
  5. 【請求項5】 入力軸側に設置され、入力軸の周方向に
    交互に磁極性を変えた第1の多極着磁磁石と、固定側に
    設置され、前記第1の多極着磁磁石に前記入力軸の軸方
    向に所定の間隙をもって対向し、周方向に交互に磁極性
    を変えた第2の多極着磁磁石と、固定側に設置され、前
    記第1の多極着磁磁石と第2の多極着磁磁石との間に形
    成される磁力線の、前記入力軸の回動に伴う傾きの変化
    を検出する第1の角度検出手段と、固定側に設置され、
    前記第1の多極着磁磁石における隣接する磁極間に形成
    される磁力線の、前記入力軸の回動に伴う傾きの変化を
    検出する第2の角度検出手段とを有し、前記第1の角度
    検出手段と第2の角度検出手段の分解能を異ならせてあ
    ることを特徴とする力学量センサ。
  6. 【請求項6】 固定側に対して摺動し直進変位する直動
    子に設置され、摺動軸方向に交互に磁極性を変えた第1
    の多極着磁磁石と、固定側に設置され、前記第1の多極
    着磁磁石に前記摺動軸と垂直の方向に所定の間隙をもっ
    て対向し、摺動軸方向に交互に磁極性を変えた第2の多
    極着磁磁石と、固定側に設置され、前記第1の多極着磁
    磁石と第2の多極着磁磁石との間に形成される磁力線
    の、前記直動子の変位に伴う傾きの変化を検出する角度
    検出手段とを有することを特徴とする力学量センサ。
  7. 【請求項7】 固定側に対して摺動し直進変位する直動
    子に設置され、摺動軸方向に交互に磁極性を変えた第1
    の多極着磁磁石と、固定側に設置され、前記第1の多極
    着磁磁石に前記摺動軸と垂直の方向に所定の間隙をもっ
    て対向し、摺動軸方向に交互に磁極性を変えた第2の多
    極着磁磁石と、固定側に設置され、前記第1の多極着磁
    磁石と第2の多極着磁磁石との間に形成される磁力線
    の、前記直動子の変位に伴う傾きの変化を検出する第1
    の角度検出手段と、固定側に設置され、前記第1の多極
    着磁磁石における隣接する磁極間に形成される磁力線
    の、前記直動子の変位に伴う傾きの変化を検出する第2
    の角度検出手段とを有し、前記第1の角度検出手段と第
    2の角度検出手段の分解能を異ならせてあることを特徴
    とする力学量センサ。
  8. 【請求項8】 第1の角度検出手段と第2の角度検出手
    段は、共通の基板上に併設された磁気抵抗パターンを備
    えるものであることを特徴とする請求項3、5または7
    記載の力学量センサ。
  9. 【請求項9】 第1の角度検出手段と第2の角度検出手
    段は、共通の基板上に併設された磁気抵抗パターンを備
    え、前記基板は、前記第1の多極着磁磁石および第2の
    多極着磁磁石の外周にそって湾曲して配置されているこ
    とを特徴とする請求項3または5記載の力学量センサ。
  10. 【請求項10】 前記第1の角度検出手段の磁気抵抗パ
    ターンは、前記磁極性が交互に並べられる方向に沿う線
    に対して互いに反対方向に傾斜した第1および第2のパ
    ターンを備えることを特徴とする請求項8または9記載
    の力学量センサ。
JP7212591A 1995-07-28 1995-07-28 力学量センサ Pending JPH0943072A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7212591A JPH0943072A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 力学量センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7212591A JPH0943072A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 力学量センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0943072A true JPH0943072A (ja) 1997-02-14

Family

ID=16625240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7212591A Pending JPH0943072A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 力学量センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0943072A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001294165A (ja) * 2000-04-10 2001-10-23 Visteon Automotive Systems Inc 自動車用ステアリングギヤの自動的な駆動を補助する手段のための装置
JP2003503696A (ja) * 1999-06-24 2003-01-28 エス.エヌ.エール.ルールマン ホールバーを備えたトルクセンサ
JP2003503695A (ja) * 1999-06-24 2003-01-28 エス.エヌ.エール.ルールマン ホール効果センサ列を有するステアリングコラム
WO2007094196A1 (ja) * 2006-02-16 2007-08-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. トルク検出装置および回転角度検出装置
JP2011209143A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Honda Lock Mfg Co Ltd トルクセンサ
WO2013050192A1 (de) * 2011-10-04 2013-04-11 Robert Bosch Gmbh Sensoranordnung

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003503696A (ja) * 1999-06-24 2003-01-28 エス.エヌ.エール.ルールマン ホールバーを備えたトルクセンサ
JP2003503695A (ja) * 1999-06-24 2003-01-28 エス.エヌ.エール.ルールマン ホール効果センサ列を有するステアリングコラム
JP2001294165A (ja) * 2000-04-10 2001-10-23 Visteon Automotive Systems Inc 自動車用ステアリングギヤの自動的な駆動を補助する手段のための装置
JP4525994B2 (ja) * 2000-04-10 2010-08-18 テドライブ ホールディング ビー ヴィ 自動車用ステアリングギヤの自動的な駆動を補助する手段のための装置
WO2007094196A1 (ja) * 2006-02-16 2007-08-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. トルク検出装置および回転角度検出装置
JP2011209143A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Honda Lock Mfg Co Ltd トルクセンサ
WO2013050192A1 (de) * 2011-10-04 2013-04-11 Robert Bosch Gmbh Sensoranordnung
CN103842786A (zh) * 2011-10-04 2014-06-04 罗伯特·博世有限公司 传感器装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4724710A (en) Electromagnetic torque sensor for a rotary shaft
US4874053A (en) Torque detecting apparatus
US7093687B2 (en) Angle sensor, angle-torque sensor and electric power steering unit using same
US8890514B2 (en) Magnetic multi-periodic absolute position sensor
JP2000055752A (ja) トルク検出装置
JP5128120B2 (ja) 回転センサ
JP2002303535A (ja) 磁気式位置センサ
US20090146651A1 (en) Rotation angle sensor
JPH0943072A (ja) 力学量センサ
US20030196496A1 (en) Relative-rotational-position detection apparatus
JP2007292511A (ja) 位置検出装置及び電動パワーステアリング用モータ
JPH0743288B2 (ja) トルクセンサ
EP1659384B1 (en) Relative rotation position-detecting device
WO2002027266A1 (en) Linear position sensor
JP2002310819A (ja) トルクセンサ
JP4737372B2 (ja) 回転角度検出装置
JP2729319B2 (ja) トルク検出器
JP3136921B2 (ja) 磁気センサおよび磁気センサを搭載したモータ
JPH1151695A (ja) 回転数センサ
JP4532417B2 (ja) 回転センサ
JPH0743287B2 (ja) トルクセンサ
JP2007187588A (ja) 回転センサ
JP2002340918A (ja) 回転数検出装置およびこれを具備する車輪用軸受
JPH0678956B2 (ja) トルクセンサ
JPH0678955B2 (ja) トルクセンサ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020226