JPH1047912A - 回転検出装置およびステアリングホイールの回転検出装置 - Google Patents

回転検出装置およびステアリングホイールの回転検出装置

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JPH1047912A
JPH1047912A JP8205822A JP20582296A JPH1047912A JP H1047912 A JPH1047912 A JP H1047912A JP 8205822 A JP8205822 A JP 8205822A JP 20582296 A JP20582296 A JP 20582296A JP H1047912 A JPH1047912 A JP H1047912A
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Katsuhiro Minami
勝広 南
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品としての寿命が長く、安価な構成としな
がら、回転体が複数回にわたって回転する場合において
も、回転体の絶対角度を高分解能で検出できる回転検出
装置を提供する。 【解決手段】 回転体15に、複数の磁性部材16をス
テアリングシャフト14と同心状に所定ピッチで設ける
と共に、回転体15の回転に応じて軸方向に移動する磁
気センサ18を設けた。回転体15が回転すると、磁性
部材16が磁気センサ18に間欠的に対向するようにな
り、磁気センサ18から、磁性部材16までの距離に応
じて出力される電圧信号の値が間欠的に大きくなる。回
転体15が複数回にわたって回転した際に、電圧信号が
大きくなった回数を検出することにより、回転体15の
回転角度が検出でき、電圧信号が大きくなったときの値
の増減変化を検出することにより、回転方向が検出でき
る。このとき、磁気センサ18からの電圧信号の値が大
きくなった際に、その大きさを検出することにより、回
転体15の絶対角度を高分解能で検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばステアリン
グホイールなどの回転体の回転検出を行う回転検出装置
に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、例えば自動
車のステアリングホイールなどの回転体の回転検出を行
う回転検出装置として、図4に示すような、抵抗体を用
いたボリュームタイプのものが供されている。このもの
は、ステアリングシャフト1と一体に回転する回転体2
上に抵抗体3を環状に設け、さらに、その抵抗体3上に
導電部材からなる摺動子4を接触状態で設けて構成され
ている。
【0003】このものによれば、抵抗体3の通電状態
で、回転体2が回転したときに、摺動子4と抵抗体3と
の接触位置が変位するのに応じて、抵抗値が変化するこ
とから、その抵抗値の変化を検出することにより、ステ
アリングホイールの回転検出を行うことができる。
【0004】ところが、このボリュームタイプの回転検
出装置においては、回転体2の回転検出を、それ自身の
1回転における分解能で検出する構成であることから、
ステアリングホイールのように、ステアリングホイール
のロック位置からロック位置までの回転に対して、回転
体2が略3回転するようなものでは、回転体2の回転数
が異なる場合であっても、同一の回転角度であれば、同
一の抵抗値が検出されてしまうことになり、ステアリン
グホイールの絶対角度を検出することができないという
問題点がある。
【0005】そこで、図5に示すように、ボリュームタ
イプの回転検出装置に、ギヤを適用する構成が考えられ
ている。このものは、ステアリングシャフト1と同心状
で回転する第1の回転体5と、この第1の回転体5より
径大で、その第1の回転体5に螺合して回転する第2の
回転体6とを設け、さらに、第2の回転体6上に上記抵
抗体3および摺動子4を設けて構成されている。
【0006】このような回転検出装置によれば、ギヤ比
を、ステアリングホイールがロック位置からロック位置
まで回転する間に、第2の回転体6が1回転するように
設定することにより、ステアリングホイールのロック位
置からロック位置までの回転角度に対応した抵抗値が検
出されるようになるので、ステアリングホイールの絶対
角度を検出することができるようになる。
【0007】しかしながら、このようなギヤを用いた構
成のものでは、ステアリングホイールの絶対角度を、第
2の回転体6の1回転で検出するため、分解能が低下す
るという欠点がある。また、抵抗体3と摺動子4とが接
触する構成であるため、製品としての寿命が短いという
欠点もある。
【0008】一方、図6に示すように、光センサを用い
て光検出により、回転体の回転検出を行う光センサタイ
プのものも供されている。このものは、ステアリングシ
ャフト1と一体に回転する回転体7の周方向に所定ピッ
チで多数のスリット7aを形成すると共に、基準角度を
検出するための溝7bを形成し、さらに、スリット7a
に透過型の光センサ8、9を設け、溝7bに透過型の光
センサ10を設けて構成されている。
【0009】この光センサタイプの回転検出装置によれ
ば、光センサ8、9から出力される受光パルスの数をカ
ウントすることにより、回転角度を検出することがで
き、それら受光パルスの出力の位相差を検出することに
より、回転方向を検出することができる。また、光セン
サ10から得られる受光パルスを検出することにより、
ステアリングホイール1回転中の絶対角度を検出するこ
とができる。
【0010】ところが、この光センサタイプの回転検出
装置においては、電源をオフすると、回転体7の回転角
度を記憶する機能がないことから、その時点での回転体
7の回転角度が失われてしまう。そのため、光センサ1
0からの受光パルスにより、1回転における絶対角度を
検出することはできても、上述したステアリングホイー
ルのような回転体7が略3回転するものでは、ステアリ
ングホイールのロック位置からロック位置までの間の絶
対角度を検出することができないという欠点がある。こ
れに対して、電源をオフしても回転体7の回転角度が記
憶されるように、メモリなどの電気的な記憶手段を用い
ることも考えられているが、それでは、高価になってし
まう。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、製品としての寿命が長く、安価な
構成としながら、しかも、回転体が複数回にわたって回
転する場合においても、回転体の絶対角度を高分解能で
検出することができる回転検出装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の回転検出装置
は、回転軸と共に回転するように設けられ、所定ピッチ
で環状配置された複数の磁性材料製の被検出部を前記回
転軸の軸方向と直交する面に当該回転軸と同心状に有す
る回転体と、前記被検出部の回転軌跡に対向するように
設けられ、当該被検出部までの距離に応じて回転信号の
大きさを可変させる磁気センサと、前記回転体と前記磁
気センサとの間の前記回転軸の軸方向に沿う相対的距離
を当該回転体の回転角度が増加するのに応じて直線的に
増加もしくは減少させる距離変更手段とを備えて構成し
たところに特徴を有する。
【0013】上記構成の回転検出装置によれば、回転体
が回転すると、回転体の回転に応じて、回転体に設けら
れた被検出部が、磁気センサに間欠的に対向するように
なり、これにより、磁気センサから出力される回転信号
の値は、間欠的に大きくなる。このとき、回転体の回転
角度が増加するのに応じて、距離変更手段により、回転
体と磁気センサとの間の回転軸の軸方向に沿う相対的距
離が直線的に増加もしくは減少するようになるので、回
転体が複数回にわたって回転する場合に、回転体が同一
の回転角度であっても、回転数が異なっていれば、回転
信号の値が異なって出力されるようになる。
【0014】したがって、回転体が複数回にわたって回
転する場合においても、回転信号の値が大きくなった回
数をカウントすることにより、回転角度を検出すること
ができ、回転信号が大きくなったときの値の増減変化を
検出することにより、回転方向を検出することができ
る。また、このとき、磁気センサからの回転信号の値が
大きくなった際に、その大きさを検出することにより、
回転体の絶対角度を高分解能で検出することができる。
【0015】また、抵抗体と摺動子とが接触するような
構成ではないことから、製品としての寿命が長く、さら
に、メモリなどの電気的な記憶手段が必要でないことか
ら、安価に構成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の回転検出装置を自
動車のステアリングセンサに適用した一実施例について
図1ないし図3を参照して説明する。まず、全体の構成
を示す図1において、ケース11は、上ケース12と、
下ケース13とから、中空の円柱状に構成されており、
その軸方向(図1において上下方向)の中心部位を、ス
テアリングホイール(図示せず)と一体に回転する回転
軸としてのステアリングシャフト14が貫通している。
ステアリングシャフト14にはケース11の内部にあっ
て、軸方向に沿う所定長さにわたって雄ねじ部14aが
形成されており、その雄ねじ部14aに隣接してステア
リングシャフト14と一体に回転する非磁性材製の回転
体15が装着されている。回転体15の外周部には被検
出部としての複数の磁性部材16が、ステアリングシャ
フト14と同心状に所定ピッチで配置されている。
【0017】また、ステアリングシャフト14の雄ねじ
部14aには、円環状の移動部材17の内周部に形成さ
れた雌ねじ部17aが螺合しており、これにより、ステ
アリングシャフト14に移動部材17が装着されてい
る。移動部材17の外周部には、図2にも示すように、
コ字状の凹部17bが2箇所形成されており、移動部材
17は、これら凹部17bが、上記上ケース12に内周
方向に突出するように設けられた凸部12aを挟みこむ
状態とされていることにより、ケース11に対して回り
止めされている。
【0018】これにより、ステアリングシャフト14が
回転すると、その雄ねじ部14aと雌ねじ部17aとの
螺合により、移動部材17が軸方向に略直線的に移動す
るようになる。このとき、移動部材17は、その移動軌
跡の上端位置から下端位置までが、ステアリングホイー
ルのロック位置からロック位置までに対応するようにな
っている。尚、上記雄ねじ部14aと移動部材17とに
より、本発明の距離変更手段が構成されている。
【0019】移動部材17の内部には、上記回転体15
の磁性部材16の回転軌跡に対向するように磁気センサ
18(具体的にはホール素子)が設けられており、さら
に、その磁気センサ18の上部にはバイアスマグネット
19が設けられている。このバイアスマグネット19の
N極から発生する磁界は、磁気センサ18を通過して回
転体15の磁性部材16に鎖交して、バイアスマグネッ
ト19のS極に至るようになっている。また、磁気セン
サ18には外部との電気的な接続をするためのフレキシ
ブル基板18aが接続されており、このフレキシブル基
板18aを介して、磁気センサ18に電流が与えられる
と共に、磁気センサ18から外部へ電圧信号(本発明の
回転信号)が取出されるようになっている。尚、この場
合、磁気センサ18は、ステアリングシャフト14の軸
方向に直交する方向に電流が通電するようになってお
り、その通電方向と直交する方向にバイアスマグネット
19からの磁界が鎖交するようになっている。
【0020】また、ステアリングシャフト14におい
て、移動部材17の上部と上ケース12との間にはスプ
リング20が巻装されている。このスプリング20は、
上記ステアリングシャフト14の雄ねじ部14aと雌ね
じ部17aとが螺合するときに生じるがたを吸収するも
のである。
【0021】次に、上記構成の作用について、図3も参
照して説明する。いま、磁気センサ18に一定値の電流
が供給されている状態で、回転体15の磁性部材16が
バイアスマグネット19の直下に位置しているときに
は、磁気センサ18に垂直方向(軸方向)に磁界が通過
するようになるので、ホール効果により、磁気センサ1
8から、通過する磁界の強さ、つまり、バイアスマグネ
ット19と磁性部材16との間の距離に比例した大きさ
の電圧信号が出力される。
【0022】これに対して、回転体15の磁性部材16
がバイアスマグネット19の直下からずれて位置してい
るときには、磁気センサ18を通過する磁界の方向が垂
直方向からずれるようになるので、磁気センサ18から
出力される電圧信号の値は、相対的に低下するようにな
る。
【0023】さて、ステアリングホイールの回転に伴っ
て、ステアリングシャフト14と一体に回転体15が回
転すると、磁性部材16が回転するようになる。すなわ
ち、回転体15の磁性部材16がバイアスマグネット1
9の直下に位置する状態と、バイアスマグネット19の
直下からずれて位置する状態とが交互に繰り返されるよ
うになる。
【0024】また、この場合、回転体15の回転に応じ
て、ステアリングシャフト14に移動部材17が螺合し
ているから、移動部材17がステアリングシャフト14
の軸方向に移動し、バイアスマグネット19と回転体1
5の磁性部材16との間の距離が変化するようになる。
これにより、磁気センサ18を通過する磁界の強さが変
化するようになるので、磁気センサ18から出力される
電圧信号の値も、その磁界の強さに応じて、変化するよ
うになる。したがって、回転体15が回転すると、図3
に示すように、磁気センサ18から出力される電圧信号
の値が間欠的に大きくなる。このとき、磁気センサ18
からの電圧信号は、その値が大きくなっている期間にお
いては、その値が略直線的に変化するようになってい
る。
【0025】すなわち、いま、回転体15が静止状態
で、磁気センサ18から、電圧値V1が出力されている
とき、回転体15が、矢印P方向(図1参照)に回転す
ると、その回転角度に応じて、移動部材17が図1にお
いて下方向に直線的に移動し、バイアスマグネット19
と磁性部材16との間の距離が小さくなるので、磁気セ
ンサ18を通過する磁界の強さが相対的に大きくなり、
磁気センサ18から、例えば電圧値V2が出力されるよ
うになる。
【0026】一方、回転体15が、反矢印P方向に回転
すると、その回転角度に応じて、移動部材17が図1に
おいて上方向に移動し、バイアスマグネット19と磁性
部材16との間の距離が大きくなるので、磁気センサ1
8を通過する磁界の強さが相対的に小さくなり、磁気セ
ンサ18から、例えば電圧値V3が出力されるようにな
る。
【0027】このように本実施例によれば、回転体15
に、複数の磁性部材16をステアリングシャフト14と
同心状に所定ピッチで設けると共に、回転体15の回転
に応じて軸方向に直線的に移動する磁気センサ18を設
け、回転体15が回転すると、磁気センサ18から磁性
部材16までの距離に応じて出力される電圧信号の値
が、間欠的に大きくなるようにした。
【0028】したがって、ステアリングホイールのロッ
ク位置からロック位置までに対応して回転体15が複数
回にわたって回転する場合においても、電圧信号の値が
大きくなった回数をカウントすることにより、回転体1
5の回転角度を検出することができ、電圧信号が大きく
なったときの値の増減変化を検出することにより、回転
方向を検出することができる。このとき、磁気センサ1
8からの電圧信号の値が大きくなった際に、その大きさ
を検出することにより、回転体15の絶対角度を高分解
能で検出することができる。
【0029】また、この場合、電源をオフして、再度、
電源をオンすると、磁気センサ18から、電源をオフし
た状態の回転体15の回転角度に対応する電圧信号が出
力され、すなわち、回転体15の回転角度が保持される
ようになるので、メモリなどの電気的な記憶手段を用い
る必要はなく、安価な構成とすることができる。
【0030】また、磁気センサ18を1個設けるだけ
で、回転角度、回転方向ならびに絶対角度の検出をする
ことができるので、光センサを3個設けてそれらの検出
を行っていた従来のものとは異なり、構成を簡単にする
ことができる。さらに、抵抗体と摺動子とが接触する構
成の従来のものとは異なり、製品としての寿命を長くす
ることができる。
【0031】本発明は上記実施例にのみ限定されるもの
でなく、次のように変形または拡張することができる。
回転体15を、磁性材製としても良く、その場合、磁気
センサ18からは、磁性部材16に鎖交する磁界に応じ
た電圧信号に加えて、回転体15に鎖交する磁界に応じ
た電圧信号も出力されるようになる。
【0032】回転体15を、磁性材製とし、磁性部材1
6を設ける代わりに、スリットを所定ピッチで環状に形
成するようにしても良く、その場合には、回転体15に
鎖交する磁界に応じた電圧信号のみが出力されるように
なる。磁気センサ18として、ホール素子の代わりに、
磁気抵抗素子(MRE)を用いても良い。
【0033】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、請
求項1記載の回転検出装置によれば、回転体にあって、
回転軸の軸方向と直交する面に、複数の磁性材料製の被
検出物を、回転軸と同心状に所定ピッチで環状に配置す
ると共に、被検出物までの距離に応じて回転信号の大き
さを可変させる磁気センサを、被検出物の回転軌跡に対
向するように設け、さらに、回転体と磁気センサとの間
の相対的距離を回転体の回転角度が増加するのに応じて
直線的に増加もしくは減少させる距離変更手段を設け、
回転体が回転すると、磁気センサから被検出部までの距
離に応じて出力される回転信号の値が、間欠的に大きく
なるようにした。
【0034】したがって、回転体が複数回にわたって回
転する場合においても、回転信号の値が大きくなった回
数をカウントすることにより、回転体の回転角度を検出
することができ、回転信号が大きくなったときの値の増
減変化を検出することにより、回転方向を検出すること
ができる。また、このとき、磁気センサからの回転信号
の値が大きくなった際に、その大きさを検出することに
より、回転体の絶対角度を高分解能で検出することがで
きる。
【0035】また、この場合、抵抗体と摺動子とが接触
するような構成ではないことから、製品としての寿命が
長く、さらに、メモリなどの電気的な記憶手段が必要で
ないことから、安価に構成することができる。
【0036】請求項2記載のステアリングホイールの回
転検出装置によれば、ステアリングホイールがロック位
置からロック位置まで回転する場合においても、回転信
号の値が大きくなった回数をカウントすることにより、
ステアリングホイールの回転角度を検出することがで
き、回転信号が大きくなったときの値の増減変化を検出
することにより、回転方向を検出することができる。ま
た、このとき、磁気センサからの回転信号の値が大きく
なった際に、その大きさを検出することにより、ステア
リングホイールの絶対角度を高分解能で検出することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断側面図
【図2】全体を分解した状態を示す斜視図
【図3】磁気センサの出力を示す図
【図4】従来例を示す斜視図
【図5】他の従来例を示す図4相当図
【図6】さらに他の従来例を示す図4相当図
【符号の説明】
図面中、14はステアリングシャフト(回転軸)、14
aは雄ねじ部(距離変更手段)、15は回転体、16は
磁性部材(被検出部)、17は移動部材(距離変更手
段)、18は磁気センサ、19はバイアスマグネットで
ある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と共に回転するように設けられ、
    所定ピッチで環状配置された複数の磁性材料製の被検出
    部を前記回転軸の軸方向と直交する面に当該回転軸と同
    心状に有する回転体と、 前記被検出部の回転軌跡に対向するように設けられ、当
    該被検出部までの距離に応じて回転信号の大きさを可変
    させる磁気センサと、 前記回転体と前記磁気センサとの間の前記回転軸の軸方
    向に沿う相対的距離を当該回転体の回転角度が増加する
    のに応じて直線的に増加もしくは減少させる距離変更手
    段とを備えたことを特徴とする回転検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回転検出装置において、 前記回転軸は、ステアリングシャフトであることを特徴
    とするステアリングホイールの回転検出装置。
JP8205822A 1996-08-05 1996-08-05 回転検出装置およびステアリングホイールの回転検出装置 Pending JPH1047912A (ja)

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JP8205822A JPH1047912A (ja) 1996-08-05 1996-08-05 回転検出装置およびステアリングホイールの回転検出装置

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Cited By (8)

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