JP2001097791A - 耐蝕性部材およびその製造方法 - Google Patents

耐蝕性部材およびその製造方法

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JP2001097791A JP27775199A JP27775199A JP2001097791A JP 2001097791 A JP2001097791 A JP 2001097791A JP 27775199 A JP27775199 A JP 27775199A JP 27775199 A JP27775199 A JP 27775199A JP 2001097791 A JP2001097791 A JP 2001097791A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】セラミックスからなる基体と、基体の表面の少
なくとも一部を被覆するフッ化膜とを備えている耐蝕性
部材において、腐食による重量変化を減少させるのと同
時に、パーティクルの発生を一層抑制する。 【解決手段】フッ化物膜が基体をフッ素化合物に対して
直接接触させることによって生成しており、フッ化膜の
厚さが0.01−5.0μmであり、基体中の珪素の量
が酸化珪素に換算して0.5重量%以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フッ化膜を備える
耐蝕性部材およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】セラミックスや金属の表面に、フッ化
膜、特にフッ化アルミニウム膜を生成させることによっ
て、ハロゲン系ガスやそのプラズマに対する耐蝕性を改
善することが知られている。米国特許第5,306,8
95号には、窒化アルミニウムまたはアルミナの表面に
三フッ化アルミニウム膜を形成することが開示されてい
る。
【0003】また、特開平7−273053号公報にお
いては、処理室内の雰囲気に接するアルミニウム系部材
の表面を、予めフッ素で置換してコーティングしてい
る。具体的には、アルミナや窒化アルミニウムの表面に
300℃でフッ化水素、フッ化窒素、フッ化塩素を導入
することによって、アルミ系部材の表面に三フッ化アル
ミニウム膜を形成している。
【0004】また、特開平9−326384号公報で
は、プラズマ処理装置において、プラズマにさらされる
部材の表面の一部を、アルミニウムを主成分とするフッ
化物の層で被覆している。具体的には、アルマイト、窒
化アルミニウムやサファイアをフッ化処理してフッ化ア
ルミニウムを生成させている。フッ化処理の際には、フ
ッ素ガスを窒素ガスで20−50%に希釈して雰囲気と
し、この雰囲気を150−400℃で熱分解し、この雰
囲気中で試料を400℃に加熱する処理を2時間程度行
っている。これによって、プラズマ処理の間に、処理装
置内に発生するパーティクルを抑制する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、窒化アル
ミニウムやアルミナ等の基体に対して、優れた耐蝕性を
付与し、かつプラズマ処理中に発生するパーティクルを
抑制するべく鋭意研究を進めてきた。この結果、窒化ア
ルミニウム等のセラミックスの表面をフッ化処理するこ
とによってフッ化膜を生成させるだけでは、パーティク
ルを十分に高度には抑制できないことを発見した。即
ち、本発明者は、市販の多くの窒化アルミニウム、アル
ミナセラミックスからなる基材について、フッ素ガスを
用いてフッ化処理を行い、フッ化膜を生成させたが、こ
れを半導体製造装置における高温のクリーニングガス、
エッチングガス等に対して曝露させると、フッ化膜によ
ってある程度の耐蝕性は得られるが、パーティクルを高
度に抑制することは困難であった。
【0006】本発明の課題は、セラミックスからなる基
体と、この基体の表面の少なくとも一部を被覆するフッ
化膜とを備えている耐蝕性部材において、耐蝕性部材を
ハロゲン系の腐食性ガスに対して曝露したときに、腐食
による重量変化を減少させるのと同時に、パーティクル
の発生を一層抑制することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、セラミックス
からなる基体と、この基体の表面の少なくとも一部を被
覆するフッ化膜とを備えている耐蝕性部材であって、フ
ッ化物膜が基体をフッ素化合物に対して直接接触させる
ことによって生成しており、フッ化膜の厚さが0.01
−5.0μmであり、基体中の珪素の量が酸化珪素に換
算して0.5重量%以下であることを特徴とする。
【0008】本発明者は、基体をフッ素化合物に対して
直接接触させることによってフッ化膜を生成させたと
き、この耐蝕性部材のハロゲン系腐食性ガスまたはその
プラズマに対して曝露したときのパーティクルの発生量
が、セラミックス基体中の珪素の含有量に大きく依存す
ることを見出し、本発明に到達した。
【0009】具体的には、基体中の珪素の量を酸化珪素
に換算して0.5重量%以下とすることによって、パー
ティクルの発生量が著しく減少した。この理由は明確で
はないが、次のように推測される。
【0010】セラミックスを高温のフッ素ガスに対して
接触させたときに、セラミックス中に存在する珪素が、
フッ素と反応し、四フッ化珪素を生成するものと思われ
る。四フッ化珪素は高温ではガスとして揮発する。この
ため、セラミックス中の珪素の含有量が多いと、フッ化
層が生成しにくくなり、あるいはフッ化層が生成したと
きにはフッ化層の基体表面に対する密着性が悪くなり、
あるいは膜質が劣化するものと思われる。このため、最
終的に得られた耐蝕性部材をハロゲン系腐食性ガスまた
はそのプラズマに対して曝露すると、フッ化膜の一部が
剥離してパーティクルが生成するものと思われる。
【0011】本発明において、フッ化膜とは、フッ素を
何らかの形で含有する層のことを言う。フッ化膜は、基
体中に含有されていた金属元素の他、窒素、炭素、酸素
および不可避的不純物を含んでいてよい。フッ化膜は、
フッ素化合物からなる膜であってもよい。このフッ素化
合物とは、フッ素原子を化学量論比率で含有する化合物
であり、例えばフッ化アルミニウム等の金属フッ化物を
含む。
【0012】フッ化膜の膜厚も重要であり、0.01−
5.0μmとする。これを0.01μm以上とすること
によって、基体の耐蝕性を確保できる。この観点から、
フッ化膜の厚さは、0.05μm以上であることが更に
好ましい。
【0013】フッ化膜の厚さは、5.0μm以下とする
必要があり、これによって耐蝕性部材をハロゲン系腐食
性ガスに曝露したときに、フッ化膜の剥離によるパーテ
ィクルの発生を防止できる。この観点から、フッ化膜の
厚さは、3.0μm以下であることが更に好ましい。
【0014】セラミックス中の珪素の含有量は、パーテ
ィクルを一層抑制する上で、0.2重量%以下とするこ
とが更に好ましい。
【0015】セラミックスの種類は特に限定されない
が、アルミニウム、希土類元素およびアルカリ土類金属
元素からなる群より選ばれた一種の金属の酸化物または
窒化物が好ましい。あるいは、アルミニウム、希土類元
素およびアルカリ土類金属元素からなる群より選ばれた
二種以上の金属の複合酸化物または複合窒化物が好まし
い。この場合には、フッ化膜は、前記金属のフッ化物か
らなる。
【0016】好ましくは、セラミックスは、アルミニウ
ムと一種以上の希土類元素との複合酸化物または複合窒
化物である。この場合には、希土類元素もフッ化される
ために、フッ化膜が、アルミニウムのフッ化物と一種以
上の希土類元素のフッ化物とを含有する。こうした希土
類元素としては、イットリウム、イッテルビウム、セリ
ウムが好ましく、イットリウムが特に好ましい。
【0017】また、好ましくは、セラミックスは、アル
ミニウムと一種以上のアルカリ土類金属元素との複合酸
化物または複合窒化物である。この場合には、アルカリ
土類金属元素もフッ化されるために、フッ化膜が、アル
ミニウムのフッ化物と一種以上のアルカリ土類金属元素
のフッ化物とを含有する。こうしたアルカリ土類金属元
素としては、マグネシウムが特に好ましい。
【0018】特に好ましくは、セラミックスがアルミナ
または窒化アルミニウムであり、フッ化膜がアルミニウ
ムのフッ化物からなる。
【0019】また、一種のアルカリ土類金属元素の酸化
物または窒化物としては、酸化物が好ましく、特にマグ
ネシアが好ましい。
【0020】また、一種の希土類元素の酸化物または窒
化物としては、酸化物が好ましく、特にイットリア、酸
化イッテルビウム、セリアが好ましく、特にイットリア
が好ましい。
【0021】本発明の耐蝕性部材の製造方法は特に限定
されない。しかし、特に好適な製法として、以下を例示
する。
【0022】即ち、セラミックスからなる基体中の珪素
の量が酸化珪素に換算して0.5重量%以下であるよう
な基体を準備し、気体状フッ素を60%以上含有する雰
囲気中で基体を熱処理することによって、フッ化膜を生
成させる。この際、特に好ましくは、実質的に気体状フ
ッ素からなる雰囲気中で基体を熱処理することによって
フッ化膜を生成させる(ただし、雰囲気中に不可避的不
純物は含有されていてよい)。
【0023】この反応は、300−500℃で行うこと
が好ましく、フッ素ガスの分圧は0.5−2.0気圧と
することが好ましい。反応時間は限定されないが、1−
10時間が通常である。
【0024】上記の製法が、本発明の耐蝕性部材を製造
する上で特に有用であるのは、以下の理由による。即
ち、セラミックス基体を高濃度のフッ素ガスに曝露した
ときに、基体中に酸化物換算で0.5重量%を超える珪
素が含有されていた場合には、前記した理由から基体の
表面が過度に粗れ、良質なフッ化膜を形成することが困
難であった。本製造方法においては、セラミックス基体
を高濃度のフッ素ガスに曝露するのに際して、基体中の
珪素濃度を酸化物に換算して0.5重量%以下と少なく
することによって、良質なフッ化膜を得ることができ
る。これによって耐蝕性部材をハロゲン系腐食性ガスま
たはそのプラズマに対して曝露したとのパーティクルを
減少させ得る。
【0025】フッ素ガスによる処理の前に、基体を10
0−500℃で不活性雰囲気中で熱処理することによっ
て、基体の表面の水分を除去することが好ましい。
【0026】また、フッ素ガスによる処理の後に、基体
を100−500℃で不活性雰囲気中で熱処理すること
によって、フッ化膜を安定化させることができる。また
は、フッ素ガスによる処理の後に、基体を100−40
0℃で大気中で熱処理することによって、フッ化膜を安
定化させることができる。
【0027】フッ化処理を行う際には、Ni−Pメッキ
を施したフッ化処理チャンバー内にセラミックス基体を
設置し、フッ素ガスをチャンバー内に導入することが好
ましい。Ni−Pメッキを施したチャンバーがフッ素ガ
スに対する耐蝕性に優れることは、特開平9−3243
84号公報に記載されている。
【0028】本発明の耐蝕性部材の用途は、限定されな
い。しかし、好ましくは、半導体製造装置、フラットパ
ネルディスプレイ製造装置、ハードディスク製造装置等
の処理装置(化学的気相成長装置など)において、ハロ
ゲン系腐食性ガスに対して少なくとも一部が接触するよ
うな部材として利用できる。こうしたハロゲン系腐食性
ガスとしては、ClF3 、NF3 、CF4 、HF、HC
l、Cl2、Cxy などのクリーニングガス、エッチ
ングガス、WF6 などの成膜ガスが挙げられる。
【0029】また、耐蝕性部材の具体例としては、赤外
線ランプ加熱によって発熱するサセプター、セラミック
スヒーター及びセラミックスヒーターの発熱面に設置さ
れるサセプター、静電チャック用電極が埋設されている
サセプター、静電チャック用電極及び抵抗発熱体が埋設
されているサセプター、高周波プラズマ発生用電極が埋
設されているサセプター、高周波プラズマ発生用電極及
び抵抗発熱体が埋設されたサセプター、シャワー板を例
示できる。
【0030】また、KrF、ArF、F2 エキシマレー
ザーのようなエキシマレーザー発生装置において、耐蝕
性部材からなるフランジ管を、フッ素ガスやフッ素化合
物ガスを供給するのに使用できる。また、メタルハライ
ドランプのような放電灯において、金属ハロゲン化物を
封入する発光管用耐蝕性部材として使用できる。
【0031】
【実施例】(実施例1)珪素不純物の含有量が酸化珪素
に換算して730ppm(0.073重量%)のアルミ
ナ焼結体を作成し、この焼結体から縦10mm,横10
mm、厚さ2mmの試験片を作製した。試験片の片面を
鏡面研磨し、中心線平均表面粗さRa=0.02μm程
度の鏡面を得、後の解析に供した。
【0032】Ni−Pメッキしたチャンバー内に試験片
を設置し、窒素ガスをチャンバー内に導入し、500℃
でベーキングし、チャンバー内の温度を400℃にし、
100%F2 ガスを導入し(圧力1atm)、5時間熱
処理した。熱処理後、400℃の温度を維持したまま、
チャンバー内に窒素ガスを導入し、4時間の安定化処理
を行った。そのあと、室温まで降温し、試験片を取り出
し、洗浄、乾燥した。
【0033】試験片の表面を走査型電子顕微鏡で観察し
たところ、図5に示すように、もやもやした形態が観察
された。また、図6に示すように、断面を観察したとこ
ろ、試験片の表面にははっきりした表面層は観察されな
かった(倍率1万倍)。
【0034】走査型電子顕微鏡に付属したEDSによっ
て表面分析したところ、図1に示すようにフッ素のピー
クが観測された。
【0035】また、試験片の表面について、XPSによ
ってAl2 p の状態スペクトルを観測し、図2に示す。
ただし、図2において、AlF3 (参照)は、AlF3
粉末のデータである。Al23 (参照)は、アルミナ
焼結体のデータである。(本発明例)は、前記の試験片
のデータである。図2の横軸は結合エネルギーであり、
縦軸はピーク強度(任意単位)を示す。本発明例のピー
クシフト値は、アルミナからは離れており、三フッ化ア
ルミニウム粉末に近いことが分かる。このピークシフト
から、アルミニウム元素は、アルミナではなくフッ化ア
ルミニウムとして存在しているものと考えられる。
【0036】また、試験片について、XPSによって得
られたDepthプロファイル(試験片の深さ方向のプ
ロファイル)を図3、図4に示す。XPSの測定条件
は、以下のとおりである。「フィジカル・エレクトロニ
クス社(Physical Electronics)製の「ESCA-5700ci 」を
使用した。平面的には直径0.8 mmの円内の情報が得ら
れ、深さ方向には約100 オングストロームの深さの平均
値が得られる。スパッタリングを行い、試験片をその表
面から深さ方向へと掘り進めながら、ある深さにおける
情報を得る。このスパッタ処理にはアルゴンイオンビー
ム(3kV)を使用し、スパッタ速度は3.93nm/
min(酸化珪素)である。
【0037】図3において、縦軸はF、O、Al、Cの
原子数比を示しており、横軸はスパッタ時間(分)を示
す。スパッタ時間が長いほど、試験片の表面から深い位
置にあることを示している。スパッタ時間は最長100
分間である。また、図4において、縦軸はF、O、A
l、Cのピーク面積(実測の信号強度)を示しており、
横軸はスパッタ時間(分)を示す。スパッタ時間が長い
ほど、試験片の表面から深い位置にあることを示してい
る。
【0038】図3、図4の結果から分かるように、試験
片の表面付近にFのピークが存在しており、Fのピーク
から更に右側に向かうのにつれて、Fが急速に減少し、
酸素によって置換されていることが分かる。
【0039】図4において、Fのピーク強度が、その最
大値の半分になる位置の、表面からの距離を、膜厚と仮
定した。XPSによる測定では、深さの絶対値は分から
ない。このため、スパッタ時間100分経過後の試験片
の表面からのスパッタ深さを、3次元計測器によって計
測した。Fのピーク強度がその最大値の半分になる位置
の表面からの距離は、0.1μmであった。
【0040】この試験片について、腐食減量とパーティ
クルの発生量とを測定した。具体的には、NF3 および
2 ガスをそれぞれ75sccmおよび100sccm
の流量で流し、圧力0.1Torrの混合雰囲気を得、
この混合雰囲気を周波数13.56MHz、800Wの
誘導結合プラズマによって励起し、フッ素ガスプラズマ
を得た。このフッ素ガスプラズマ中に試験片を550℃
で5時間保持し、重量減少量を測定し、腐食減量とし
た。腐食減量が少ないほど耐蝕性が高い。
【0041】また、前記フッ素ガスプラズマに対して試
験片を曝露した後、この試験片に対して、鏡面研磨され
たシリコンウエハーの鏡面を、加重50gf/cm2
押しつけた。次いで、シリコンウエハーを試験片から離
し、シリコンウエハーの鏡面に付着したパーティクルの
個数を、半導体製造工場において一般的なパーティクル
カウンターを用いて測定した。
【0042】この結果、腐食減量は0.1mg/cm2
であり、パーティクル数は4個/cm2 であった。
【0043】(実施例2)実施例1において、100%
2 ガスによる処理を450℃で60時間行った。これ
以外は実施例1と同様にして試験片を作製し、解析し
た。この結果、走査型電子顕微鏡、XPS、Depth
プロファイルは、実施例1とほぼ同様であった。フッ化
膜の膜厚は5.0μmと見積もられた。
【0044】この結果、腐食減量は0.1mg/cm2
未満であり、パーティクル数は5個/cm2 であった。
【0045】(実施例3)実施例1において、60%F
2 および40%N2 の混合雰囲気中で、全圧1atmで
前記処理を120時間行った。これ以外は実施例1と同
様にして試験片を作製し、解析した。この結果、走査型
電子顕微鏡、XPS、Depthプロファイルは、実施
例1とほぼ同様であった。フッ化膜の膜厚は0.1μm
と見積もられた。
【0046】この結果、腐食減量は0.2mg/cm2
であり、パーティクル数は5個/cm2 であった。
【0047】(比較例1)実施例1において、100%
2 ガスによる処理を500℃で60時間行った。これ
以外は実施例1同様にして試験片を作製し、解析した。
この結果、走査型電子顕微鏡、XPS、Depthプロ
ファイルは、実施例1とほぼ同様であった。フッ化膜の
膜厚は10.0μmと見積もられた。
【0048】この結果、腐食減量は0.1mg/cm2
未満であり、耐蝕性は高いが、パーティクル数は21個
/cm2 であった。
【0049】(比較例2)公称純度99%の市販の半導
体製造装置用アルミナ焼結体を購入した。焼結体中の珪
素の含有量は、酸化珪素に換算して0.9重量%であっ
た。この焼結体から、縦10mm、横10mm、厚さ2
mmの試験片を作製した。試験片の片面は、後の解析の
ためにRa=0.02μm程度になるまで鏡面研磨し
た。この試験片を実施例1と同様に処理し、試験した。
【0050】得られた試験片の表面は、かなり荒れた外
見を示した。走査型顕微鏡に付属するEDSの観測結果
は、実施例1と同様であった。また、XPSでAl2 p
の状態スペクトルを観測した。この結果、ピークシフト
から、Alは、酸化物ではなくフッ化物の形で存在して
いるものと考えられた。膜厚は0.2μmと見積もられ
た。
【0051】腐食減量は1.3mg/cm2 未満であ
り、パーティクル数は75個/cm2 であった。
【0052】(比較例3)公称純度92%の市販の半導
体製造装置用アルミナ焼結体を購入した。焼結体中の珪
素の含有量は、酸化珪素に換算して5.7重量%であっ
た。この焼結体から、縦10mm、横10mm、厚さ2
mmの試験片を作製した。試験片の片面は、後の解析の
ためにRa=0.02μm程度になるまで鏡面研磨し
た。この試験片を実施例1と同様に処理し、試験した。
【0053】得られた試験片の表面は、非常に粗れてお
り、多数の空洞が見られた。また、フッ化膜は形成され
なかった。このため、腐食減量およびパーティクル数は
測定していない。
【0054】(実施例4)イットリアとアルミナとを適
量混合し、焼結助剤として微量のシリカゾルを添加して
混合粉末を得、この混合粉末を焼結することにより、イ
ットリアアルミネートの一種であるY3 Al512を得
た。焼結体中の珪素の含有量は酸化珪素に換算して45
00ppm(0.45重量%)であった。この焼結体か
ら、縦10mm、横10mm、厚さ2mmの試験片を作
製した。試験片の片面は、後の解析のためにRa=0.
02μm程度になるまで鏡面研磨した。この試験片を実
施例1と同様に処理し、試験した。ただし、350℃で
100%F2 ガスを1atmで導入し、10時間熱処理
した。
【0055】得られた試験片について、走査型顕微鏡お
よびこれに付属するEDSの観測結果は、実施例1と同
様であった。また、XPSでAl2 p の状態スペクト
ル、Yの状態スペクトルを観測した。この結果、各ピー
クシフトから、Al、Y共に、酸化物ではなくフッ化物
の形で存在しているものと考えられた。即ち、AlF3
とYF3 とが混在していると考えられた。膜厚は0.2
μmと見積もられた。
【0056】腐食減量は0.1mg/cm2 未満であ
り、パーティクル数は4個/cm2 であった。
【0057】(実施例5)珪素の含有量が酸化珪素に換
算して0.3重量%のマグネシア焼結体を作製した。こ
の焼結体から、縦10mm、横10mm、厚さ2mmの
試験片を作製した。試験片の片面は、後の解析のために
Ra=0.02μm程度になるまで鏡面研磨した。この
試験片を実施例1と同様に処理し、試験した。ただし、
400℃で100%F2 ガスを1.5atmで導入し、
6時間熱処理した。
【0058】得られた試験片について、走査型顕微鏡お
よびこれに付属するEDSの観測結果は、実施例1と同
様であった。また、XPSでMgの状態スペクトルを観
測した。この結果、ピークシフトから、Mgは、酸化物
ではなくフッ化物の形で存在しているものと考えられ
た。膜厚は1.0μmと見積もられた。
【0059】腐食減量は0.1mg/cm2 未満であ
り、パーティクル数は6個/cm2 であった。
【0060】(実施例6)高純度窒化アルミニウム粉末
に対して、イットリアを焼結助剤として0.1重量%添
加し、焼結させることにより、窒化アルミニウム焼結体
を得た。焼結体中の珪素の含有量は酸化珪素に換算して
50ppmであった。この焼結体から、縦10mm、横
10mm、厚さ2mmの試験片を作製した。試験片の片
面は、後の解析のためにRa=0.04μm程度になる
まで鏡面研磨した。この試験片を実施例1と同様に処理
し、試験した。
【0061】得られた試験片について、走査型顕微鏡お
よびこれに付属するEDSの観測結果は、実施例1と同
様であった。また、XPSでAl2pの状態スペクトルを
観測した。この結果、ピークシフトから、Alは、窒化
物ではなくフッ化物の形で存在しているものと考えられ
た。膜厚は0.1μmと見積もられた。
【0062】腐食減量は0.1mg/cm2 未満であ
り、パーティクル数は7個/cm2 であった。
【0063】(比較例4)窒化珪素粉末に対してイット
リアとマグネシアとを焼結助剤として適量添加し、窒化
珪素焼結体を得た。この焼結体から縦10mm、横10
mm、厚さ2mmの試験片を作製した。試験片の片面
は、後の解析のためにRa=0.02μm程度になるま
で鏡面研磨した。
【0064】この試験片を実施例1と同様に処理したと
ころ、試験片は揮発し、消滅した。
【0065】(比較例5)炭化珪素粉末に対してボロン
とカーボンとを焼結助剤として適量添加し、炭化珪素焼
結体を得た。この焼結体から縦10mm、横10mm、
厚さ2mmの試験片を作製した。試験片の片面は、後の
解析のためにRa=0.02μm程度になるまで鏡面研
磨した。
【0066】この試験片を実施例1と同様に処理したと
ころ、試験片は揮発し、消滅した。
【0067】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明によれ
ば、セラミックスからなる基体と、この基体の表面の少
なくとも一部を被覆するフッ化膜とを備えている耐蝕性
部材において、腐食による重量変化を減少させるのと同
時に、パーティクルの発生を一層抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の試験片について、走査型電
子顕微鏡に付属したEDSによって表面分析した結果を
示すチャートである。
【図2】本発明の実施例1の試験片の表面について、X
PSによってAl2pの状態スペクトルを観測した結果を
示すチャートである。
【図3】本発明の実施例1の試験片の表面について、X
PSによって得られたDepthプロファイルを示すチ
ャートであり、縦軸は各元素の原子数比である。
【図4】本発明の実施例1の試験片の表面について、X
PSによって得られたDepthプロファイルを示すチ
ャートであり、縦軸は各元素のピーク面積(実測の信号
強度)である。
【図5】本発明の実施例1の試験片の表面状態を示す走
査型電子顕微鏡写真である。
【図6】本発明の実施例1の試験片の断面を示す走査型
電子顕微鏡写真である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミックスからなる基体と、この基体の
    表面の少なくとも一部を被覆するフッ化膜とを備えてい
    る耐蝕性部材であって、 前記フッ化物膜が前記基体をフッ素化合物に対して直接
    接触させることによって生成しており、前記フッ化膜の
    厚さが0.01−5.0μmであり、前記基体中の珪素
    の量が酸化珪素に換算して0.5重量%以下であること
    を特徴とする、耐蝕性部材。
  2. 【請求項2】前記セラミックスが、アルミニウム、希土
    類元素およびアルカリ土類金属元素からなる群より選ば
    れた一種以上の金属の酸化物または窒化物であり、前記
    フッ化膜が前記一種以上の金属のフッ化物からなること
    を特徴とする、請求項1記載の耐蝕性部材。
  3. 【請求項3】前記セラミックスが、アルミニウムと一種
    以上の希土類元素との複合酸化物または複合窒化物であ
    り、前記フッ化膜がアルミニウムのフッ化物と前記一種
    以上の希土類元素のフッ化物とを含有していることを特
    徴とする、請求項2記載の耐蝕性部材。
  4. 【請求項4】前記セラミックスが、アルミニウムと一種
    以上のアルカリ土類金属元素との複合酸化物または複合
    窒化物であり、前記フッ化膜がアルミニウムのフッ化物
    と前記一種以上のアルカリ土類金属のフッ化物とを含有
    していることを特徴とする、請求項2記載の耐蝕性部
    材。
  5. 【請求項5】前記セラミックスが、アルミナまたは窒化
    アルミニウムであり、前記フッ化膜がフッ化アルミニウ
    ムからなる主結晶相を含むことを特徴とする、請求項2
    記載の耐蝕性部材。
  6. 【請求項6】前記セラミックスがマグネシアであり、前
    記フッ化膜がフッ化マグネシウムからなる主結晶相を含
    むことを特徴とする、請求項2記載の耐蝕性部材。
  7. 【請求項7】前記フッ素化合物が気体状フッ素であり、
    気体状フッ素を60%以上含有する雰囲気中で前記基体
    を熱処理することによって前記フッ化膜が生成している
    ことを特徴とする、請求項1−6のいずれか一つの請求
    項に記載の耐蝕性部材。
  8. 【請求項8】前記フッ素化合物が気体状フッ素であり、
    実質的に気体状フッ素からなる雰囲気中で前記基体を熱
    処理することによって前記フッ化膜が生成していること
    を特徴とする、請求項7記載の耐蝕性部材。
  9. 【請求項9】セラミックスからなる基体と、この基体の
    表面の少なくとも一部を被覆するフッ化膜とを備えてい
    る耐蝕性部材を製造するのに際して、前記基体中の珪素
    の量が酸化珪素に換算して0.5重量%以下であり、気
    体状フッ素を60%以上含有する雰囲気中で前記基体を
    熱処理することによって前記フッ化膜を生成させること
    を特徴とする、耐蝕性部材の製造方法。
  10. 【請求項10】実質的に気体状フッ素からなる雰囲気中
    で前記基体を熱処理することによって前記フッ化膜を生
    成させることを特徴とする、請求項9記載の耐蝕性部材
    の製造方法。
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