JP2001096589A - 成型品取出機及び取出し方法 - Google Patents

成型品取出機及び取出し方法

Info

Publication number
JP2001096589A
JP2001096589A JP28210299A JP28210299A JP2001096589A JP 2001096589 A JP2001096589 A JP 2001096589A JP 28210299 A JP28210299 A JP 28210299A JP 28210299 A JP28210299 A JP 28210299A JP 2001096589 A JP2001096589 A JP 2001096589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traveling
mold
chuck
molded product
molding machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28210299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4010715B2 (ja
Inventor
Yosuke Shiotani
陽右 塩谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Star Seiki Co Ltd
Original Assignee
Star Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Star Seiki Co Ltd filed Critical Star Seiki Co Ltd
Priority to JP28210299A priority Critical patent/JP4010715B2/ja
Publication of JP2001096589A publication Critical patent/JP2001096589A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4010715B2 publication Critical patent/JP4010715B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】取り出そうとする成型品の大きさや個数に制約
されることなく、小型のチャックユニットを使用して成
型品を効率的に取り出すことができる成形品取出機及び
取出し方法の提供。 【解決手段】成形機の固定側取付け盤に固定され、成形
機の金型位置と成形機外の解放位置とに亘る長さからな
る走行フレーム上を左右方向へ移動可能に支持される第
1走行体に設けられた第1上下ユニットにより第1チャ
ック部材を少なくとも二次元方向へ移動して成型品を金
型内から解放位置に取り出す。走行フレームには第2チ
ャック部材が取り付けられた第2上下ユニットを設けた
第2走行体を第1走行体と独立して移動可能に支持す
る。第1及び第2走行体が近接移動された際に第1及び
第2チャック部材が金型幅内に位置する関係に設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、成型品取出機及び
取出し方法、詳しくは、例えば車輌用バンパー等の大形
成型品や、同時に成形された複数個の成型品を同時に取
り出したり、インサート成形において金型内にインサー
ト物を装着すると共に成形後においてはインサート成型
品を取り出すことができる成型品取出機及び取出し方法
に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】1台の取り出しユニッ
ト(第1及び第2走行体、前後走行体、上下ユニット及
びチャック部材)を備えた成形品取出機により、例えば
上記した車輌用バンパー等の大形成型品を取り出す場
合、取り出そうとする大形成型品の大きさや重量に見合
う保持力を有し、かつ成型品に見合う大きさからなる大
形のチャックユニットを装着する必要があった。
【0003】大形のチャックユニットにあっては、それ
自体が重量化するため、該チャックユニットを高い位置
精度で少なくとも二次元方向へ移動させるには、走行
体、前後走行体及び上下ユニット自体も大型化及び重量
化することが避けられず、この結果、成形品取出機自体
が大型化して高コスト化する問題を有している。
【0004】このような大形の成形品取出機は、取り付
け対象となる成形機自体も大型化し、大形成型品取り出
し用に専用機化している。
【0005】この傾向は、例えば一対の金型で同時に複
数個、成形される成型品を取り出す場合も同様であり、
取り出そうとする成型品の個数に応じた大きさのチャッ
クユニットを取り付ける必要があった。
【0006】また、インサート成形においては、成形に
先立ってインサート物を金型内に装着する必要がある
が、この作業は作業者の手作業によったり、ローダによ
り行っているが、作業者による場合に合っては手間がか
かると共に危険性が高く、またローダによる場合には成
形機の前面にローダを配置する必要から取出し作業等の
邪魔になる問題を有している。
【0007】本発明は、上記した従来の欠点を解決する
ために発明されたものであり、その課題とする処は、装
置自体の小型化及び軽量化を図りながら大形成型品や複
数個の成型品を同時に取り出したり、インサート物を金
型内に装着した後にインサート成型品を効率的に取り出
すことができる成形品取出機及び取出し方法を提供する
ことにある。
【0008】本発明の他の課題は、取り出そうとする成
型品の大きさや個数に制約されることなく、小型のチャ
ックユニットを使用して成型品を効率的に取り出すこと
ができる成形品取出機及び取出し方法を提供することに
ある。
【0009】本発明の他の課題は、装置自体を小型化し
ながら大形成型品や複数の成型品を取り出すことができ
る成形品取出機及び取出し方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1は、成形機の固
定側取付け盤に固定され、成形機の金型位置と成形機外
の解放位置とに亘る長さからなる走行フレーム上を左右
方向へ移動可能に支持される第1走行体に設けられた第
1上下ユニットにより第1チャック部材を少なくとも二
次元方向へ移動して成型品を金型内から解放位置に取り
出す成型品取出機において、走行フレームには第2チャ
ック部材が取り付けられた第2上下ユニットを設けた第
2走行体を第1走行体と独立して移動可能に支持すると
共に第1及び第2走行体が近接移動された際に第1及び
第2チャック部材が金型幅内に位置する関係に設定され
たことを特徴とする。
【0011】請求項3は、成形機の固定側取付け盤に固
定され、成形機の金型位置と成形機外の解放位置とに亘
る長さからなる走行フレーム上を左右方向へ夫々移動可
能に支持される第1及び第2走行体と、第1及び第2走
行体に、下端部に第1及び第2チャック部材が夫々取り
付けられた第1及び第2上下ユニットとからなると共に
第1及び第2走行体が近接移動された際に第1及び第2
チャック部材が金型幅内に位置する関係に設定された成
型品取出機において、互いに近接した第1及び第2走行
体、第1及び第2上下ユニットと第1及び第2チャック
部材を夫々同期して駆動制御することにより左右方向が
第1及び第2チャック部材の幅以上の長さからなる大型
成型品を取り出し可能にしたことを特徴とする。
【0012】請求項5は、成形機の固定側取付け盤に固
定され、成形機の金型位置と成形機外の解放位置とに亘
る長さからなる走行フレーム上を左右方向へ夫々移動可
能に支持される第1及び第2走行体と、第1及び第2走
行体に、下端部に第1及び第2チャック部材が夫々取り
付けられた第1及び第2上下ユニットとからなると共に
第1及び第2走行体が近接移動された際に第1及び第2
チャック部材が金型幅内に位置する関係に設定された成
型品取出機において、互いに近接した第1及び第2走行
体、第1及び第2上下ユニットと第1及び第2チャック
部材を同期又は非同期で駆動制御することにより第1及
び第2チャック部材により少なくとも2個の成型品を同
時取出し可能にしたことを特徴とする。
【0013】請求項7は、成形機の固定側取付け盤に固
定され、成形機の金型位置と成形機外の解放位置とに亘
る長さからなる走行フレーム上を左右方向へ夫々移動可
能に支持される第1及び第2走行体と、第1及び第2走
行体に、下端部に第1及び第2チャック部材が夫々取り
付けられた第1及び第2上下ユニットとからなると共に
第1及び第2走行体が近接移動された際に第1及び第2
チャック部材が金型幅内に位置する関係に設定された成
型品取出機において、第1及び第2走行体、第1及び第
2上下ユニットと第1及び第2チャック部材とを夫々独
立して駆動制御することにより解放位置側の第2チャッ
ク部材により解放位置側に供給されたインサート物を取
り出して型開きした金型内に装着する一方、インサート
成形後においては金型側に位置する第1チャック部材に
より金型内のインサート成型品を解放位置に取り出すこ
とを特徴とする。
【0014】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を図に従っ
て説明する。図1は成形品取出機の全体斜視図、図2は
上下ユニット例を示す分解斜視図である。
【0015】成型品取出機1の走行フレーム3は成形機
の固定側取付盤(何れも図示せず)上に取り付けられ、
正面左右方向(X軸方向)が固定側取付盤に取り付けら
れる金型と成形機外の解放位置とにわたる長さからな
る。
【0016】走行フレーム3上の長手方向に取り付けら
れたレール3aには2台の第1及び第2走行体5・7が
独立してX軸方向へ走行可能に支持され、各第1及び第
2走行体5・7に連結された走行駆動部材9・11によ
りX軸方向へ個別に移動制御される。
【0017】走行駆動部材9・11としては走行フレー
ム3の長手方向に取り付けられたラックギャ(図示せ
ず)と、各第1及び第2走行体5・7に取り付けられ、
回転軸にラックギャに噛み合うピニオンギャ(図示せ
ず)が取り付けられたAC/DCサーボモータ等のよう
に数値制御可能な電動モータとからなるピニオン・ラッ
ク駆動機構、又は走行フレーム3に回転可能に支持さ
れ、一方端部に上記した数値制御可能な電動モータが連
結された2本のスクリューと、各第1及び第2走行体5
・7に取り付けられ、対応するスクリューに噛み合うナ
ット(何れも図示せず)とからなる送りねじ駆動機構、
又は走行フレーム3の両端部に回転可能に支持されたプ
ーリに平行して張設され、一部が対応する夫々の第1及
び第2走行体5・7に固定された2本のベルトと、各ベ
ルトを支持する一方のプーリに連結された上記した数値
制御可能な電動モータ(何れも図示せず)とからなるベ
ルト機構の何れであってもよく、又これらに限定される
ものではない。
【0018】そして各第1及び第2走行体5・7は走行
フレーム3上にて相互が隣接した際に、後述する各チャ
ックユニット57・59相互が金型の幅方向(X軸方
向)内に位置する間隔となるように設定される。
【0019】各第1及び第2走行体5・7にはX軸方向
と直交する前後方向(Y軸方向)へ延出する前後フレー
ム13・15が取り付けられ、各前後フレーム13・1
5に取り付けられたレール13a・15aには前後走行
体17・19が夫々移動可能に支持されている。各前後
走行体17・19には前述した走行駆動部材9・11と
同様の前後駆動部材21・23が連結され、各前後駆動
部材21・23の駆動に伴って前後走行体17・19が
個別に前後方向へ移動される。
【0020】各前後走行体17・19には上下ユニット
25・27が夫々取り付けられている。各上下ユニット
25・27としては各前後走行体17・19に対して上
下方向(Z軸方向)へ移動可能に支持される可動フレー
ム29・31と、各上下ユニット25・27に立設され
た支持フレーム33・35に上下方向に軸線を有して回
転可能に支持され、一方軸端部に上記した数値制御可能
な電動モータ37・39が連結されると共に支持フレー
ム33・35に取り付けられたナット41・43に噛み
合わされる上下送りねじ45・47と、各可動フレーム
29・31に対して上下方向へ移動可能に支持される取
り出しフレーム49・51と、各可動フレーム29・3
1の上部及び下部に回転可能に支持されたプーリ36に
夫々張設され、一部が各前後走行体17・19に、又一
部が取り出しフレーム49・51に夫々固定されたベル
ト53・55とからなり、前後走行体17・19に対す
る可動フレーム29・31の移動に伴ってベルト53・
55を走行させることにより取り出しフレーム49・5
1を上下方向へ可動フレーム29・31の上下長さの約
2倍の距離で移動させる構造のものであってもよい。
【0021】尚、上下ユニット25・27としては上記
した2倍速機構の他にベルトの走行駆動に伴って取り付
けフレームを上下動するベルト駆動機構や上下シリンダ
からなるものであってもよいことは勿論である。
【0022】そして各取り出しフレーム49・51の下
端部にはチャックユニット57・59が、必要に応じて
チャックユニット57・59を反転回動させる取り出し
姿勢制御装置(図示せず)を介して取り付けられてい
る。各チャックユニット57・59はチャックプレート
57a・59a上に少なくとも一対以上の吸着部材やク
ランプシリンダ等のチャック部材57b・59bを取り
付け、取り出そうとする成型品を吸着又は把持して保持
するように構成される。
【0023】次に、上記成形品取出機1による取り出し
作用を説明する。図3及び図4は大形成型品の取り出し
例を示す略体正面図である。
【0024】先ず、大形成型品の取り出し例を説明する
と、例えば車輌用バンパーやフロントパネル等のように
左右方向へ長尺状の大形成型品61を取り出す場合、走
行フレーム3に対して2台の第1及び第2走行体5・7
を、相互が金型幅内に収まる間隔で左右方向へ同期駆動
制御してチャックユニット57・59を金型の上方に位
置させた後、上下ユニット25・27を同期駆動してチ
ャックユニット57・59を金型内に保持された大形成
型品61に相対する位置まで下動させる。
【0025】次に、前後走行体17・19を同期駆動制
御して各チャックユニット57・59を大形成型品61
の長手方向側面に夫々当接させてチャック部材57b・
59bにより大形成型品61を保持させた後、各前後走
行体17・19を同期して後退駆動制御させることによ
り金型内から大形成型品61を抜き出す。
【0026】次に、上下ユニット25・27を同期駆動
制御してチャック部材57・59を上方へ移動して大形
成型品61を金型外へ取り出した後、各第1及び第2走
行体5・7を同期駆動制御して解放位置側へ移動し、大
形成型品61を保持したチャックユニット57・59を
成形機外の解放位置上方に位置させる。そして上記解放
位置上にて上下ユニット25・27を同期駆動制御して
チャックユニット57・59を下方へ移動すると共に必
要に応じて前後走行体17・19を同期駆動制御して前
方又は後方へ移動してチャックユニット57・59を解
放位置における所定位置に位置させた後、チャック部材
57b・59bによる大形成型品61の保持を解除して
取り出しを完了する。
【0027】尚、成形品取出機1は上記取り出し完了後
で次の大形成型品61の成形時に、チャックユニット5
7・59を上記と逆方向へ移動して金型上方にて待機さ
せる。
【0028】本実施形態においては、取り出される成型
品が大形であっても同期して移動制御される2個のチャ
ックユニット57・59により大形成型品61を2点に
て保持するため、夫々のチャックユニット57・59と
しては小型化及び軽量化することができ、汎用のチャッ
クユニット57・59を使用することにより第1及び第
2走行体5・7及び上下ユニット25・27も小型化し
て成形品取出機1自体を小型化することができる。
【0029】次に、2個の成型品を同時に取り出す場合
について説明する。図5及び図6は複数の成型品を同時
に取り出す取り出し例を示す略体正面図である。
【0030】大形成型品61の取り出しと同様に夫々の
チャックユニット57・59が2個の成型品に対応する
夫々のコア及びキャビィティのほぼ中心に位置するよう
近接した状態で金型の上方に移動待機されている。そし
て成形機から型開指令信号が出力されると、各上下ユニ
ット25・27を同期或いは非同期で駆動制御して各チ
ャックユニット57・59を型開きされた金型内に保持
された夫々の成型品63a・63bに相対させた後、各
前後駆動部材21・23を同期或いは非同期で駆動制御
してチャック部材57b・59bを成型品63a・63
bに当接して保持させる。
【0031】次に、各前後駆動部材21・23を同期或
いは非同期で逆転駆動制御して夫々のチャックユニット
57・59を後退させて成型品63a・63bを金型内
から抜き出した後、上下ユニット25・27を同期或い
は非同期で逆転駆動制御して成型品63a・63bを保
持した各チャックユニット57・59を金型上方へ移動
させた後、走行駆動部材9・11を同期或いは非同期で
逆転駆動制御し、チャックユニット57・59を成形機
外の解放位置上方へ移動させた後、上下ユニット25・
27及び必要に応じて前後駆動部材21・23を夫々同
期或いは非同期で駆動制御してチャックユニット57・
59に保持された成型品63a・63bを解放位置に配
設されたコンベヤーやシューター等の搬出装置60上に
位置させた後にチャック部材57b・59bによる成型
品63a・63bの保持を解除して取り出しを完了す
る。
【0032】本実施形態は、1台のチャックユニットを
搭載した従来の成形品取出機により2個以上の成型品を
同時に取り出すには、複数個取り用に構成された専用の
大型チャックユニットを使用する従来に比べて、汎用の
小型チャックユニットをそのまま使用して2個以上の成
型品を同時に取り出すことができ、チャックユニットの
製作コストを低減することができる。
【0033】尚、上記説明は、各チャックユニット57
・59に夫々の成型品63a・63bを保持させて取り
出す方法としたが、1つのチャックユニット57・59
に複数の成型品を保持させる場合には、4個以上の成型
品を同時に取り出すことができる。
【0034】次に、インサート成型品の成形に適したイ
ンサート物の装着方法及びインサート成型品の取り出し
方法について説明する。図7〜図9は金型に対するイン
サート及びインサート成型品の取り出し例を示す略体正
面図である。
【0035】先ず、2台の第1及び第2走行体5・7の
内、成形機側の走行体5を駆動制御してチャックユニッ
ト57を金型の上方へ移動待機させた状態で解放位置側
の走行体7を走行フレーム3の解放位置側へ駆動制御し
てチャックユニット59を移動させた後、該走行体7の
前後走行体19及び上下ユニット27を夫々駆動制御し
てチャックユニット59を解放位置に配設された供給コ
ンベヤー62上に移動してインサート物65を保持させ
る。
【0036】次に、インサート物65を保持したチャッ
クユニット59を、走行体7、前後走行体19及び上下
ユニット27を夫々駆動制御して金型上方において一方
の走行体5に隣接するように移動させた後、上下ユニッ
ト27を駆動制御してチャックユニット59を型開きし
た金型間へ移動させると共に前後走行体19を駆動制御
して保持されたインサート物65を一方の金型内に装着
させる。
【0037】そして上記動作後、金型内にインサート物
を残したままの状態で前後走行体19及び上下ユニット
27を夫々駆動制御してチャックユニット59を金型上
方へ移動させた後、更に走行体7を駆動制御して該チャ
ックユニット59を供給コンベヤー側へ移動して次のイ
ンサート物を保持させる。
【0038】上記復帰動作と並行してインサート物65
が装着された金型を型閉めした状態で合成樹脂を射出し
てインサート成型品67を成形した後、成形機から成形
完了信号が成形品取出機1に出力されると、該成形品取
出機1は金型上方に待機していた一方の走行体5の上下
ユニット25を駆動制御してチャックユニット57を型
開きされた金型間に移動させた後、前後走行体17を前
進制御して該チャックユニット57にインサート成型品
67を保持させる。
【0039】次に、前後走行体17及び上下ユニット2
5を夫々駆動制御してインサート成型品67を保持した
チャックユニット57を金型外へ移動させた後、走行体
5を解放位置側へ駆動制御して該チャックユニット57
を解放位置に配設された搬出装置60上へ移動させる。
そして該位置において成形品取出機1は上下ユニット2
5及び必要に応じて前後走行体17を夫々駆動制御して
チャックユニット57を搬出装置60の搬出面に近接さ
せた後にインサート成型品67の保持を解除して取り出
しを完了する。
【0040】本実施形態は、作業者の手作業やローダ等
により金型内にインサート物を装着していた従来の方法
に比べ、成形品取出機の簡易な改修によりインサート物
を自動装着すると共にインサート成型品67を効率的に
取り出すことができ、インサート成形作業を効率化する
ことができる。
【0041】
【発明の効果】本発明は、装置自体の小型化及び軽量化
を図りながら大形成型品や複数個の成型品を同時に取り
出したり、インサート物を金型内に装着した後にインサ
ート成型品を効率的に取り出すことができる。また、取
り出そうとする成型品の大きさや個数に制約されること
なく、小型のチャックユニットを使用して成型品を効率
的に取り出すことができる。装置自体を小型化しながら
大形成型品や複数の成型品を取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】成形品取出機の全体斜視図である。
【図2】上下ユニット例を示す分解斜視図である。
【図3】大形成型品の取り出し例を示す略体正面図であ
る。
【図4】大形成型品の取り出し例を示す略体正面図であ
る。
【図5】複数の成型品を同時に取り出す取り出し例を示
す略体正面図である。
【図6】複数の成型品を同時に取り出す取り出し例を示
す略体正面図である。
【図7】金型に対するインサート物の装着状態を示す斜
視図である。
【図8】インサート成型品と第1チャックユニットの相
対状態を示す斜視図である。
【図9】第1チャックユニットによるインサート成型品
の保持状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1−成型品取出機、3−走行フレーム、5・7−第1及
び第2走行体、9・11−走行駆動部材、13・15−
前後フレーム、17・19−前後走行体、21・23−
前後駆動部材、25・27−上下ユニット、57−第1
チャックユニット、59−第2チャックユニット、61
−大形成型品、63a・63b−成型品、65−インサ
ート物、67−インサート成型品

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形機の固定側取付け盤に固定され、成形
    機の金型位置と成形機外の解放位置とに亘る長さからな
    る走行フレーム上を左右方向へ移動可能に支持される第
    1走行体に設けられた第1上下ユニットにより第1チャ
    ック部材を少なくとも二次元方向へ移動して成型品を金
    型内から解放位置に取り出す成型品取出機において、走
    行フレームには第2チャック部材が取り付けられた第2
    上下ユニットを設けた第2走行体を第1走行体と独立し
    て移動可能に支持すると共に第1及び第2走行体が近接
    移動された際に第1及び第2チャック部材が金型幅内に
    位置する関係に設定された成型品取出機。
  2. 【請求項2】請求項1において、第1及び第2上下ユニ
    ットは対応する第1及び第2走行体に対し、前後方向へ
    延出する前後フレーム上を移動可能に支持された第1及
    び第2前後走行体を介して取り付けられ、第1及び第2
    チャック部材を三次元方向へ移動可能にした成型品取出
    機。
  3. 【請求項3】成形機の固定側取付け盤に固定され、成形
    機の金型位置と成形機外の解放位置とに亘る長さからな
    る走行フレーム上を左右方向へ夫々移動可能に支持され
    る第1及び第2走行体と、第1及び第2走行体に、下端
    部に第1及び第2チャック部材が夫々取り付けられた第
    1及び第2上下ユニットとからなると共に第1及び第2
    走行体が近接移動された際に第1及び第2チャック部材
    が金型幅内に位置する関係に設定された成型品取出機に
    おいて、互いに近接した第1及び第2走行体、第1及び
    第2上下ユニットと第1及び第2チャック部材を夫々同
    期して駆動制御することにより左右方向が第1及び第2
    チャック部材の幅以上の長さからなる大型成型品を取り
    出し可能にした成型品取出し方法。
  4. 【請求項4】請求項3において、第1及び第2上下ユニ
    ットは対応する第1及び第2走行体に対し、前後方向へ
    延出する前後フレーム上を移動可能に支持された第1及
    び第2前後走行体を介して取り付けられ、第1及び第2
    チャック部材を三次元方向へ移動可能にしてなると共に
    互いに近接した第1及び第2走行体、第1及び第2上下
    ユニット、第1及び第2前後走行体と第1及び第2チャ
    ック部材を夫々同期して駆動制御することにより左右方
    向が第1及び第2チャック部材の幅以上の長さからなる
    大型成型品を取り出し可能にした成型品取出し方法。
  5. 【請求項5】成形機の固定側取付け盤に固定され、成形
    機の金型位置と成形機外の解放位置とに亘る長さからな
    る走行フレーム上を左右方向へ夫々移動可能に支持され
    る第1及び第2走行体と、第1及び第2走行体に、下端
    部に第1及び第2チャック部材が夫々取り付けられた第
    1及び第2上下ユニットとからなると共に第1及び第2
    走行体が近接移動された際に第1及び第2チャック部材
    が金型幅内に位置する関係に設定された成型品取出機に
    おいて、互いに近接した第1及び第2走行体、第1及び
    第2上下ユニットと第1及び第2チャック部材を同期又
    は非同期で駆動制御することにより第1及び第2チャッ
    ク部材により少なくとも2個の成型品を同時取出し可能
    にした成型品取出し方法。
  6. 【請求項6】請求項5において、第1及び第2上下ユニ
    ットは対応する第1及び第2走行体に対し、前後方向へ
    延出する前後フレーム上を移動可能に支持された第1及
    び第2前後走行体を介して取り付けられ、第1及び第2
    チャック部材を三次元方向へ移動可能にしてなると共に
    互いに近接した第1及び第2走行体、第1及び第2上下
    ユニット、第1及び第2前後走行体と第1及び第2チャ
    ック部材を同期又は非同期で駆動制御することにより第
    1及び第2チャック部材により少なくとも2個の成型品
    を同時取出し可能にした成型品取出し方法。
  7. 【請求項7】成形機の固定側取付け盤に固定され、成形
    機の金型位置と成形機外の解放位置とに亘る長さからな
    る走行フレーム上を左右方向へ夫々移動可能に支持され
    る第1及び第2走行体と、第1及び第2走行体に、下端
    部に第1及び第2チャック部材が夫々取り付けられた第
    1及び第2上下ユニットとからなると共に第1及び第2
    走行体が近接移動された際に第1及び第2チャック部材
    が金型幅内に位置する関係に設定された成型品取出機に
    おいて、第1及び第2走行体、第1及び第2上下ユニッ
    トと第1及び第2チャック部材とを夫々独立して駆動制
    御することにより解放位置側の第2チャック部材により
    解放位置側に供給されたインサート物を取り出して型開
    きした金型内に装着する一方、インサート成形後におい
    ては金型側に位置する第1チャック部材により金型内の
    インサート成型品を解放位置に取り出す成型品取出し方
    法。
  8. 【請求項8】請求項7において、第1及び第2上下ユニ
    ットは対応する第1及び第2走行体に対し、前後方向へ
    延出する前後フレーム上を移動可能に支持された第1及
    び第2前後走行体を介して取り付けられ、第1及び第2
    チャック部材を三次元方向へ移動可能にしてなると共に
    第1及び第2走行体、第1及び第2上下ユニット、第1
    及び第2前後走行体と第1及び第2チャック部材とを夫
    々独立して駆動制御することにより解放位置側の第2チ
    ャック部材により解放位置側に供給されたインサート物
    を取り出して型開きした金型内に装着する一方、インサ
    ート成形後においては金型側に位置する第1チャック部
    材により金型内のインサート成型品を解放位置に取り出
    す成型品取出し方法。
JP28210299A 1999-10-01 1999-10-01 成型品取出機及び取出し方法 Expired - Fee Related JP4010715B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28210299A JP4010715B2 (ja) 1999-10-01 1999-10-01 成型品取出機及び取出し方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28210299A JP4010715B2 (ja) 1999-10-01 1999-10-01 成型品取出機及び取出し方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001096589A true JP2001096589A (ja) 2001-04-10
JP4010715B2 JP4010715B2 (ja) 2007-11-21

Family

ID=17648161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28210299A Expired - Fee Related JP4010715B2 (ja) 1999-10-01 1999-10-01 成型品取出機及び取出し方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4010715B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007173264A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Tanaka Seiki Kk 多軸巻線機
CN102744823A (zh) * 2012-07-19 2012-10-24 洛阳新思路电气股份有限公司 上鞋楦与上填充料的合模装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007173264A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Tanaka Seiki Kk 多軸巻線機
CN102744823A (zh) * 2012-07-19 2012-10-24 洛阳新思路电气股份有限公司 上鞋楦与上填充料的合模装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4010715B2 (ja) 2007-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6485285B1 (en) Removal apparatus for molded product and method for removing molded products
JP2611799B2 (ja) マニュプレータ
US7748249B2 (en) Workpiece conveyance device for pressing machine
EP2735421B1 (en) Apparatus for removing resin molded product and method for removing resin molded product
JP4195739B2 (ja) プレート装置
JP2001096589A (ja) 成型品取出機及び取出し方法
JP2655181B2 (ja) ロボットの成形品取り出し排出装置
JPH08141969A (ja) 搬送装置
JP2004074209A (ja) 複数台プレストランスファ装置
JP3960596B2 (ja) 成型品取出機
CN213891109U (zh) 一种自动化出模夹具
JP4159023B2 (ja) 成型品取出機
JP2582270B2 (ja) 成型品自動取出装置
JPH0825433A (ja) 射出成形機に於けるスプルーランナーの取出し装置
JP3714765B2 (ja) プレス装置の搬送機構
JP3057639B1 (ja) 射出成形機
JP2004025573A (ja) 成型品取出機
JP2001062844A (ja) 成型品取出機の取出姿勢制御装置
JP2904435B2 (ja) 成型品自動取出し装置
CN220482471U (zh) 一种注塑机成型塑件取出装置
CN220113871U (zh) 一种注塑机的辅助取放装置
JP2000326277A (ja) 生産機械用ロボット
KR20170140882A (ko) 회전축 가변형 취출 로봇
JP2002361695A (ja) 成型品取出し方法
JP2803883B2 (ja) 合成樹脂成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040303

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041013

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041109

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20041222

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20050204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070904

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4010715

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130914

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees