JP2001095918A - 鼻腔用投薬器 - Google Patents
鼻腔用投薬器Info
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Abstract
するときには薬粉の噴出量を安定して規定量の薬粉を患
者に投与する。 【解決手段】 ホルダ1の筒体収容部4内に薬粉穴5A
に薬粉が貯蔵された薬粉貯蔵筒体5を回動可能に設け
る。また、薬粉貯蔵筒体5には、薬粉保存位置では薬粉
貯蔵筒体5の流入口5B、流出口5Cを遮断する位置に
配置し、薬粉投与位置では流入口5B、流出口5Cを空
気流入通路9、空気流出通路11に連通する回動レバー
13を設ける構成としている。これにより、薬粉を保存
しているときには薬粉貯蔵筒体5の薬粉穴5Aを外部に
対して遮断することができるから、薬粉の流出を防止し
て投薬器を携帯することができる。また、投薬器をホル
ダ1、薬粉貯蔵筒体5、ポンプ6によって大略構成した
から、部品点数を削減して製造コストを低減でき、使い
捨てタイプの投薬器として用いることができる。
Description
内に投与するのに用いて好適な鼻腔用投薬器に関する。
(粉体状の薬品)を鼻腔内に投与して治療する方法が採
用されている。また、この治療法では専用の投薬器を用
いて、薬粉を鼻腔内へ投与するようになっている。
類、特に頓服薬等を投薬する場合には、投薬器は継続的
に使用せず1回の投薬毎に新しいものが使われるため、
所謂使い捨てタイプの投薬器が用いられる。そして、こ
の種の使い捨てタイプの投薬器は、例えば国際公開公報
W097/04826号等によって知られている。
に薬粉が充填されたポンプをなすナス型の薬剤保持部の
開口部より薬剤導出部を挿入し、該薬剤導出部の薬剤噴
霧口に密閉用のキャップを被せる構成としている。
粉を保存している状態ではキャップによって薬剤導出部
の薬剤噴出部を密閉することにより携帯を可能にしてい
る。一方、薬粉を投与するときには、薬剤導出部の薬剤
噴出部からキャップを取外した後、該薬剤噴出部を患者
の鼻腔等に挿入し、この状態で薬剤保持部を押圧する。
これにより、薬剤保持部内の薬粉は、該薬剤保持部内の
空気と一緒に薬剤導出部から患者の鼻腔内に噴霧され、
患者に投与される。
来技術による鼻腔用投薬器は、薬剤保持部を押圧するこ
とにより、該薬剤保持部内に充填された薬粉を薬剤導出
部から噴出するだけであるから、薬粉が塊のまま残って
しまい薬粉の噴出量が安定しないという問題がある。
投薬器を傾けたときに該薬剤保持部内を自由に移動する
から、投薬時の姿勢によって薬粉の噴出量が影響を受け
てしまい、この点においても薬粉の噴出量が不安定にな
るという問題がある。
されたもので、本発明の目的は、薬粉を保存することが
でき、また薬粉を投与するときには薬粉の噴出量を安定
して規定量の薬粉を患者に投与することができるように
した鼻腔用投薬器を提供することにある。
ために、請求項1の発明が採用する鼻腔用投薬器は、内
周側に筒体収容部を有するホルダと、該ホルダの筒体収
容部内に収容され、内部に薬粉を貯蔵した薬粉穴を有す
る薬粉貯蔵筒体と、前記ホルダの基端側に設けられ、該
薬粉貯蔵筒体の薬粉穴に向け空気を供給するポンプと、
該ポンプから前記ホルダを介して前記薬粉貯蔵筒体の薬
粉穴に向けて設けられた空気流入通路と、前記ホルダの
先端側に設けられ、前記薬粉貯蔵筒体の薬粉穴から流出
した薬粉を噴霧する空気流出通路と、薬粉を保存すると
きには前記薬粉穴を空気流入通路と空気流出通路との間
で遮断し、薬粉を投与するときには外部から操作される
ことによって前記薬粉穴を空気流入通路と空気流出通路
に連通する通路切換手段とによって構成してなる。
存している状態では、通路切換手段が薬粉貯蔵筒体の薬
粉穴を空気流入通路と空気流出通路との間を遮断してい
るから、薬粉の流出を防止して投薬器を携帯することが
できる。
手段を外部から操作することにより、薬粉穴を空気流入
通路と空気流出通路に連通する。この状態で、ホルダ先
端の噴霧ノズルを鼻腔内に挿入した後にポンプを押圧す
ることにより、該ポンプから供給される空気は、空気流
入口から薬粉穴に流入し、該薬粉穴内の薬粉を拡散して
微粒化するから、この微粒化された薬粉を空気流出通路
から鼻腔内に安定して噴霧することができる。
は、薬粉貯蔵筒体に設けられ、ホルダに対して薬粉貯蔵
筒体を回動することにより、薬粉貯蔵筒体に設けられた
流入口,流出口を空気流入通路,空気流出通路にそれぞ
れ連通する回動レバーとしてなる。
与するときには、回動レバーによって薬粉貯蔵筒体を回
動することにより、薬粉貯蔵筒体の流入口,流出口を空
気流入通路,空気流出通路にそれぞれ連通して投薬可能
状態にすることができる。
蔵筒体の径方向に穿設したことにある。これにより、流
入口から供給される空気は薬粉穴の内周面等に衝突し、
該薬粉穴内で乱流、旋回流を発生するから、この乱流、
旋回流によって薬粉を拡散して微粒化することができ
る。
蔵筒体の軸中心から偏心した位置で薬粉貯蔵筒体の軸方
向に穿設したことにある。これにより、流入口から供給
される空気は、薬粉穴内を軸方向に流れるから、例えば
薬粉が重い重粉体の場合でも、薬粉穴内を軸方向に流れ
る空気によって空気流出通路から噴出することができ
る。
薬器は、有底筒状の固定ホルダと、該固定ホルダに対向
する有底筒状をなし該固定ホルダに対し接近,離間可能
に配設された可動ホルダと、前記固定ホルダと可動ホル
ダとの間に設けられ、内部に薬粉を貯蔵した薬粉穴を有
し該薬粉穴の両端がシール膜によって密閉された薬粉貯
蔵筒体と、前記固定ホルダに設けられ、該薬粉貯蔵筒体
の薬粉穴に向け空気を供給するポンプと、該ポンプから
前記固定ホルダを介して前記薬粉貯蔵筒体の薬粉穴に向
けて設けられた空気流入通路と、前記可動ホルダの先端
側に設けられ、前記薬粉貯蔵筒体の薬粉穴から流出した
薬粉を噴霧する空気流出通路と、前記固定ホルダの底部
に前記空気流入通路に連通して設けられ、薬粉貯蔵筒体
の一方のシール膜に向けて突出した第1の突起と、前記
可動ホルダの底部に前記空気流出通路に連通して設けら
れ、薬粉貯蔵筒体の他方のシール膜に向けて突出した第
2の突起と、薬粉を保存するときには前記固定ホルダと
可動ホルダを離間して配置し、薬粉を投与するときには
前記固定ホルダと可動ホルダを接近することにより前記
各突起によってシール膜に開口を形成するシール膜開口
手段とによって構成してなる。
存している状態では、シール膜開口手段が固定ホルダと
可動ホルダとを離間して配置し、薬粉貯蔵筒体のシール
膜から突起を離間させているから、薬粉貯蔵筒体の薬粉
穴をシール膜によって密閉することができ、薬粉の流出
を防止して投薬器を携帯することができる。
開口手段が固定ホルダと可動ホルダとを接近させること
により、各突起をシール膜に突き刺して該シール膜に開
口を形成するから、薬粉穴を開口を介して空気流入通路
と空気流出通路に連通することができる。この状態で、
可動ホルダ先端の噴霧ノズルを鼻腔内に挿入した後にポ
ンプを押圧することにより、該ポンプから供給される空
気を、空気流入通路から第1の突起、開口を介して薬粉
穴に流入させ、該薬粉穴内の薬粉を拡散して微粒化し、
開口、第2の突起を介して空気流出通路から鼻腔内に噴
霧することができる。
段は、薬粉貯蔵筒体の外周面に軸方向に離間して設けら
れた2個の突部と、固定ホルダに設けられ、一方の突部
に係合して斜めに延びる第1の案内溝と、可動ホルダに
設けられ、他方の突部に係合して第1の案内溝とほぼ平
行に斜めに延びる第2の案内溝とからなり、固定ホルダ
と可動ホルダを相対的に回動することにより該固定ホル
ダと可動ホルダとを接近させる構成としたことにある。
存している状態では、第1の案内溝と第2の案内溝の溝
端部のうち互いに近い方の溝端部にそれぞれの突起を配
置することにより、固定ホルダと可動ホルダとを離間し
て配置することができる。一方、薬粉を投与するときに
は、固定ホルダと可動ホルダとを任意の方向に相対的に
回動し、突起を各案内溝に沿って移動して該各案内溝の
遠い方の溝端部に配置することにより、固定ホルダと可
動ホルダとを接近させることができる。
外周側には、薬粉を保存するときに固定ホルダと可動ホ
ルダが接近するのを規制するストッパを着脱可能に設け
る構成としたことにある。
存するときには、薬粉貯蔵筒体の外周側にストッパを取
付けることにより、誤動作等によって固定ホルダと可動
ホルダとが接近するのを規制でき、薬粉の流出を防止す
ることができる。
鼻腔用投薬器を添付図面に従って詳細に説明する。
施の形態を示すに、1は鼻腔用投薬器の本体をなすホル
ダで、該ホルダ1は、有底筒状のホルダ筒部2と、該ホ
ルダ筒部2の上側に溶着、接着等の固着手段によって固
着された有蓋筒状の蓋部3とによって大略構成されてい
る。また、ホルダ1の内周側には、ホルダ筒部2と蓋部
3とに亘って後述の薬粉貯蔵筒体5を回動可能に収容す
る筒体収容部4が形成されている。
該ホルダ筒部2は、筒部2Aと、該筒部2Aの下側を閉
塞する段付状の底部2Bとによって有底筒状に形成され
ている。また、筒部2Aには、図2に示す如く、径方向
に貫通しつつ周方向に扇状に延びるレバー溝2Cが形成
され、該レバー溝2Cは、後述の回動レバー13を例え
ばほぼ45度の範囲で回動可能に案内するものである。
さらに、底部2Bの下側には、後述の吐出弁8が収容さ
れる弁体収容部2Dが形成され、その下側には該弁体収
容部2Dと後述のポンプ6と連通する空気供給通路2E
が形成されている。
た薬粉貯蔵筒体で、該薬粉貯蔵筒体5の内部には、薬粉
を貯蔵した薬粉穴5Aが設けられている。また、薬粉貯
蔵筒体5の下側には、図4、図5に示すように、軸中心
に向けて径方向に貫通する2個の流入口5B,5Bが設
けられている。さらに、薬粉貯蔵筒体5の上端部には、
図6、図7に示すように、軸中心に対し外周側に偏心し
た位置で軸方向に貫通する流出口5Cが設けられてい
る。
きには、図4に示す如く、後述する分岐通路10の通路
出口10Aから周方向にほぼ45度異なる位置に配置さ
れている。また、流出口5Cは、薬粉を保存するときに
は、図6に示す如く、後述の空気流出通路12から流入
口5Bと同じ方向にほぼ45度異なる位置に配置されて
いる。
たポンプで、該ポンプ6の開口部側はホルダ筒部2の外
周側に気密に嵌着されている。また、ポンプ6の底部側
には、該ポンプ6内に外気を吸込むときに開弁する吸込
弁7が設けられ、ホルダ筒部2の弁体収容部2Dには吐
出弁8が設けられている。
路で、該空気流入通路9は、前述した弁体収容部2D、
空気供給通路2Eおよび2本の分岐通路10,10によ
って大略構成されている。ここで、各分岐通路10の一
端は弁体収容部2Dに連通し、他端は通路出口10Aと
なって図4、図5に示すように、薬粉貯蔵筒体5の流入
口5Bに対応する位置で軸中心に向けて筒体収容部4に
径方向から連通している。
流出通路で、該空気流出通路11は、薬粉貯蔵筒体5の
薬粉穴5Aから流出した薬粉を噴霧するために、蓋部3
の上端面から上側に延びた噴霧ノズル12を有してい
る。ここで、空気流出通路11は、図6、図7に示すよ
うに、その一端が薬粉貯蔵筒体5の流出口5Cに対応す
るように軸中心に対し外周側に偏心した位置で筒体収容
部4に軸方向から連通している。また、空気流出通路1
1の他端側は漸次テーパ状に拡開しつつ、噴霧ノズル1
2の先端に開口している。
延びて設けられた通路切換手段をなす回動レバーで、該
回動レバー13は、ホルダ筒部2の筒部2Aに形成され
たレバー溝2Cを介して外部に突出している。そして、
回動レバー13は、図2に示す薬粉保存位置と図3に示
す薬粉投与位置との間で薬粉貯蔵筒体5をほぼ45度回
動するものである。
動レバー13は、図2に示す薬粉保存位置に配置され、
薬粉貯蔵筒体5の流入口5Bを、図4に示す如く空気流
入通路9を構成する分岐通路10の通路出口10Aから
ずらして閉塞する。また、流出口5Cを、図6に示す如
く空気流出通路11からずらして閉塞する。この状態で
は、薬粉貯蔵筒体5の薬粉穴5Aは空気流入通路9と空
気流出通路11に対して遮断される。
ー13を矢示A方向に回動して図3に示す薬粉投与位置
とする。これにより、流入口5Bを、図5に示す如く分
岐通路10の通路出口10Aに連通し、流出口5Cを、
図7に示す如く空気流出通路11に連通する。この状態
では、薬粉穴5Aは空気流入通路9と空気流出通路11
に連通し、投薬が可能な状態となる。
した如く構成されるもので、次に、その使用動作につい
て説明する。
レバー13が図2に示す薬粉保存位置にあるから、薬粉
貯蔵筒体5の流入口5Bは、図4に示すように筒体収容
部4の内周面によって遮断された状態となる。また、流
出口5Cは、図6に示すように筒体収容部4の上面によ
って遮断された状態となる。これにより、薬粉貯蔵筒体
5の薬粉穴5Aは、図1に示すように外部に対して密閉
された状態となるから、例えば投薬器を携帯したときに
薬粉が流出するのを防止することができる。
ー13の突出端を指先等によって矢示A方向に回動し、
図3に示す薬粉投与位置に移動する。これにより、流入
口5Bは、図5に示すように分岐通路10に連通し、流
出口5Cは、図7に示すように空気流出通路11に連通
する。そして、空気流入通路9が流入口5Bを介して薬
粉穴5Aに連通し、空気流出通路11が流出口5Cを介
して薬粉穴5Aに連通し、図8に示すように投薬が可能
な状態となったら、噴霧ノズル12を一方の鼻腔内に挿
入し、ポンプ6を押圧して該ポンプ6内の空気を空気流
入通路9、流入口5Bを介して薬粉穴5Aに供給する。
5A内に流入する空気は、軸中心付近で衝突して乱流を
発生し、この乱流によって薬粉を拡散して微粒化する。
これにより、薬粉穴5A内で微粒化された薬粉は、空気
と一緒に流出口5Cを介して空気流出通路11に流出
し、噴霧ノズル12から患者の鼻腔に噴霧される。そし
て、鼻腔を換えて左,右の鼻腔内に交互に投薬を行な
う。
5Aに薬粉が貯蔵された薬粉貯蔵筒体5を回動レバー1
3によって回動することにより、遮断状態にあった流入
口5Bを空気流入通路9に連通でき、また遮断状態にあ
った流出口5Cを空気流出通路11に連通することがで
きる。従って、薬粉を保存するときには、薬粉貯蔵筒体
5の薬粉穴5Aを外部に対して遮断した状態とすること
ができるから、薬粉の流出を防止することができ、投薬
器を携帯することができる。
に対向して形成された流入口5B,5Bによって薬粉穴
5A内で乱流を発生することができるから、薬粉穴5A
内の薬粉を拡散して微粒化することができる。これによ
り、微粒化した薬粉を空気中に効率よく混入することが
できる。特に、軽量な軽粉体からなる薬粉に適してお
り、この種の薬粉を噴霧ノズル12から安定して噴出す
ることができ、投薬器に対する信頼性、薬粉の効能等を
高めることができる。
5、ポンプ6によって大略構成することができ、部品点
数を削減することができる。これにより、製造コストを
低減することができるから、本実施の形態による投薬器
を使い捨てタイプの投薬器として用いることができる。
示すに、本実施の形態の特徴は、流入口は薬粉貯蔵筒体
の軸中心から偏心した位置で薬粉貯蔵筒体の軸方向に穿
設したことにある。なお、本実施の形態では、前述した
第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
体5に代えて用いられた本実施の形態による薬粉貯蔵筒
体で、該薬粉貯蔵筒体21は、第1の実施の形態による
薬粉貯蔵筒体5とほぼ同様に、薬粉穴21A、流入口2
1Bおよび流出口21Cを有している。しかし、本実施
の形態による薬粉貯蔵筒体21は、その流入口21Bが
軸中心に対し外周側に偏心した位置で軸方向に貫通して
設けられている点で、第1の実施の形態による薬粉貯蔵
筒体5と相違している。
路9に代えて用いられた本実施の形態による空気流入通
路で、該空気流入通路22は、第1の実施の形態による
空気流入通路9とほぼ同様に、弁体収容部2D、空気供
給通路2Eおよび分岐通路23,23によって大略構成
されている。
3,23は、下流側が合流して単一の通路出口23Aと
なり、該通路出口23が薬粉貯蔵筒体21の流入口21
Bに対応するように軸中心に対し外周側に偏心した位置
に開口している。
形態によれば、薬粉貯蔵筒体21には、薬粉穴21A内
に軸方向に空気を流入する流入口21Bを設けているか
ら、薬粉が重い重粉体からなる場合でも、軸方向上向き
に流れる空気流によって薬粉穴21A内の薬粉を空気流
出通路11側に流出することができる。
の実施の形態を示すに、本実施の形態の特徴は、薬粉を
保存するときには薬粉貯蔵筒体の薬粉穴の両端をシール
膜によって密閉し、薬粉を投与するときには各シール膜
に突起によって開口を形成する構成としたことにある。
なお、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と
同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略す
るものとする。
は、筒部31Aと底部31Bとによって上側に開口する
有底筒状に形成され、その底部31Bの外周側にはポン
プ6の開口部側が気密に嵌着されている。また、固定ホ
ルダ31には、筒部31Aの内周側に位置して下側筒体
収容部31Cが設けられ、該下側筒体収容部31Cには
後述する薬粉貯蔵筒体33の下側部位が軸方向に移動可
能かつ回動可能に収容されている。さらに、底部31B
の下側には、吐出弁8が収容される弁体収容部31Dが
形成され、その下側には該弁体収容部31Dとポンプ6
と連通する空気供給通路31Eが形成されている。
可能に配設された可動ホルダで、該可動ホルダ32は、
筒部32Aと底部32Bとによって下向きに開口する有
底筒状に形成され、固定ホルダ31と対向している。ま
た、筒部32Aの内周側には、上側筒体収容部32Cが
設けられ、該上側筒体収容部32Cには後述する薬粉貯
蔵筒体33の上側部位が軸方向に移動可能かつ回動可能
に収容されている。
1Cと可動ホルダ32の上側筒体収容部32Cに収容さ
れた薬粉貯蔵筒体で、該薬粉貯蔵筒体33の内部には、
薬粉を貯蔵した薬粉穴33Aが設けられている。また、
薬粉貯蔵筒体33の両方の端面には、薬粉穴33Aを密
閉するシール膜33B,33Bが貼付されている。ここ
で、シール膜33Bは、薬粉を保存するときには薬粉穴
33A内の薬粉を湿気等から保護することができ、また
薬粉を投与するときには容易に破くことができる例えば
アルミニウム箔等によって形成されている。
入通路で、該空気流入通路34は、前述した弁体収容部
31D、空気供給通路31Eおよび2本の分岐通路3
5,35によって大略構成されている。ここで、各分岐
通路35の一端は弁体収容部31Dに連通し、他端は合
流して下側筒体収容部31Cのほぼ軸中心で後述する第
1の突起38に開口している。
出通路で、該空気流出通路36は、薬粉貯蔵筒体33の
薬粉穴33Aから流出した薬粉を噴霧するために、可動
ホルダ32の底部32Bの上端面から上側に延びた噴霧
ノズル37を有している。ここで、空気流出通路36
は、その一端が上側筒体収容部32Cのほぼ軸中心部で
後述する第2の突起39に開口している。また、空気流
出通路36の他端側は漸次テーパ状に拡開しつつ、噴霧
ノズル37の先端に開口している。
1C内に位置して底部31Bのほぼ軸中心に突設された
円筒状の第1の突起で、該第1の突起38は、薬粉貯蔵
筒体33の下側のシール膜33Bを突き破るもので、そ
の外周側は上側に向けて漸次縮径するテーパ面として形
成されている。また、第1の突起38の内周側は空気流
入通路34に連通している。
2C内に位置して底部32Bのほぼ軸中心に突設された
円筒状の第2の突起で、該第2の突起39は、第1の突
起38と同様に、薬粉貯蔵筒体33の上側のシール膜3
3Bを突き破るもので、その外周側は下側に向けて漸次
縮径するテーパ面として形成されている。また、第2の
突起39の内周側は空気流出通路36に連通している。
は、図14に示すように、薬粉貯蔵筒体33のシール膜
33Bを突き破って開口H,Hを形成することにより、
薬粉穴33Aを空気流入通路34と空気流出通路36に
連通するものである。
口機構で、該シール膜開口機構40は、図11に示す如
く、薬粉貯蔵筒体33に設けられた突部41,42と、
固定ホルダ31に設けられた第1の案内溝43と、可動
ホルダ32に設けられた第2の案内溝44とによって大
略構成されている。
に突設された下側突部、42は薬粉貯蔵筒体33の外周
面上側寄りに突設された上側突部で、該各突部41,4
2は、軸方向に離間して配設されている。
られた第1の案内溝で、該第1の案内溝43は、下側突
部41に係合して案内するもので、斜めに延びて設けら
れている。
に設けられた第2の案内溝で、該第2の案内溝44は、
上側突部42に係合して案内するもので、第1の案内溝
43とほぼ平行に斜めに延びて設けられている。
0は、薬粉を保存している状態では、図12に示す如
く、第1の案内溝43と第2の案内溝44の溝端部のう
ち互いに近い方の溝端部にそれぞれの突部41,42を
配置している。これにより、固定ホルダ31と可動ホル
ダ32を軸方向に離間させている。
トッパ45を取外した後、例えば可動ホルダ32を矢示
B方向に回動し、突部41,42を案内溝43,44に
沿って移動する。これにより、突部41,42が案内溝
43,44の遠い方の溝端部に配置されるから、図13
に示す如く、固定ホルダ31と可動ホルダ32とを互い
に接近することができる。
ダ31と可動ホルダ32との間に位置して薬粉貯蔵筒体
33の外周側に嵌合される断面C字状のストッパで、該
ストッパ45は、固定ホルダ31と可動ホルダ32とが
接近するのを規制するものである。これにより、ストッ
パ45は、薬粉を保存しているときに誤って可動ホルダ
32を回動し、薬粉貯蔵筒体33のシール膜33Bを破
るような事態を防止する。そして、薬粉を投与するとき
には、ストッパ45は、つまみ45Aをつまんで引張る
ことにより、取外すことができる。
た如く構成されるもので、次に、その使用動作について
説明する。
ホルダ31と可動ホルダ32との間にストッパ45を配
設することにより、各突起38,39は、図10に示す
ように、薬粉貯蔵筒体33のシール膜33B,33Bか
ら離間している。これにより、薬粉貯蔵筒体33の薬粉
穴33Aは、各シール膜33B,33Bによって密閉さ
れた状態となるから、例えば投薬器を携帯したときに薬
粉が流出するのを防止することができる。また、このと
きにはストッパ45によって誤動作による薬粉の流出を
防止することができる。
45を取外し、可動ホルダ32を矢示B方向に回動する
ことにより、該可動ホルダ32と固定ホルダ31を接近
させる。これにより、各突起38,39は、図14に示
すように、薬粉貯蔵筒体33のシール膜33B,33B
を突き破って開口H,Hを形成するから、空気流入通路
34が第1の突起38を介して薬粉穴33Aに連通し、
空気流出通路36が第2の突起39を介して薬粉穴33
Aに連通する。
に連通すると共に、空気流出通路36が薬粉穴33Aに
連通し、投薬が可能な状態となったら、ポンプ6を押圧
して該ポンプ6内の空気を空気流入通路34等を介して
薬粉穴33Aに供給する。これにより、薬粉穴33A内
で拡散された薬粉を空気流出通路36を介して噴霧ノズ
ル37から患者の鼻腔に噴霧することができる。
た第1の実施の形態とほぼ同様に、薬粉を保存するとき
には薬粉貯蔵筒体33の薬粉穴33Aをシール膜33B
によって密閉した状態とすることができ、薬粉の流出を
防止して投薬器を携帯することができる。これに加え
て、本実施の形態では、アルミニウム箔等からなるシー
ル膜33Bによって薬粉貯蔵筒体33の薬粉穴33Aを
密閉しているから、薬粉穴33A内の薬粉を外部の湿気
から保護することができる。これにより、薬粉が吸湿性
を有するものであっても、湿気による凝集を防止するこ
とができ、投薬効率を向上することができる。
路11の噴霧ノズル12を1本設け、左,右の鼻腔に交
互に投薬を行なうものとして述べたが、本発明はこれに
限るものではなく、図15に示す第1の変形例のよう
に、ホルダ51の蓋部52に左,右に分岐して2本の空
気流出通路53,53を設け、それぞれの空気流出通路
53,53に噴霧ノズル54,54を設ける構成として
もよい。この場合には、左,右の鼻腔内に同時に薬粉を
投与することができる。この構成は、第2、第3の実施
の形態にも適用することができる。
体5の流入口5B,5Bを軸中心に向けて径方向に形成
し、空気流入通路9を構成する分岐通路10,10の通
路出口10A,10Aを流入穴5B,5Bに対応するよ
うに軸中心に向けて径方向に形成することにより、空気
を衝突させて薬粉穴5A内で乱流を発生するものとして
述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図16に示す
第2の変形例のように、薬粉貯蔵筒体5′に設けられた
流入口5B′,5B′およびホルダ筒部2′に設けられ
た分岐通路10′,10′の通路出口10A′,10
A′を軸中心から外周側に偏心した位置に配設する構成
としてもよい。この場合には、流入口5B′,5B′か
ら薬粉穴5A′内に流入する空気によって旋回流を発生
することができ、投薬効率を高めることができる。
開口機構40は、薬粉貯蔵筒体33に設けられた突部4
1,42と、固定ホルダ31に設けられた第1の案内溝
43と、可動ホルダ32に設けられた第2の案内溝44
とによって構成した場合を例示したが、本発明はこれに
限るものではなく、例えば、薬粉貯蔵筒体の外周側に雄
ねじを刻設し、固定ホルダと可動ホルダにこの雄ねじに
螺合する雌ねじを刻設し、ねじ込み動作によって固定ホ
ルダと可動ホルダとを接近させる構成としてもよい。
れば、内周側に筒体収容部を有するホルダと、該ホルダ
の筒体収容部内に収容され、内部に薬粉を貯蔵した薬粉
穴を有する薬粉貯蔵筒体と、前記ホルダの基端側に設け
られ、該薬粉貯蔵筒体の薬粉穴に向け空気を供給するポ
ンプと、該ポンプから前記ホルダを介して前記薬粉貯蔵
筒体の薬粉穴に向けて設けられた空気流入通路と、前記
ホルダの先端側に設けられ、前記薬粉貯蔵筒体の薬粉穴
から流出した薬粉を噴霧する空気流出通路と、薬粉を保
存するときには前記薬粉穴を空気流入通路と空気流出通
路との間で遮断し、薬粉を投与するときには外部から操
作されることによって前記薬粉穴を空気流入通路と空気
流出通路に連通する通路切換手段とによって構成してい
るので、薬粉を保存している状態では、通路切換手段に
よって薬粉貯蔵筒体の薬粉穴を空気流入通路と空気流出
通路との間を遮断することができ、薬粉の流出を防止し
て投薬器を携帯することができる。
手段を外部から操作することにより、薬粉穴を空気流入
通路と空気流出通路に連通することができる。この状態
で、ホルダ先端の噴霧ノズルを鼻腔内に挿入した後にポ
ンプを押圧することにより、該ポンプから供給される空
気を、空気流入口から薬粉穴に流入させ、該薬粉穴内の
薬粉を拡散して微粒化することができ、この微粒化され
た薬粉を空気流出通路から鼻腔内に安定して噴霧するこ
とができ、投薬効率を向上することができる。しかも、
投薬器は、部品点数を削減してコストを低減でき、使い
捨ての投薬器として用いることができる。
は、薬粉貯蔵筒体に設けられ、ホルダに対して薬粉貯蔵
筒体を回動することにより、薬粉貯蔵筒体に設けられた
流入口,流出口を空気流入通路,空気流出通路にそれぞ
れ連通する回動レバーとしているので、薬粉を投与する
ときには、回動レバーによって薬粉貯蔵筒体を回動する
ことにより、薬粉貯蔵筒体の流入口,流出口を空気流入
通路,空気流出通路に連通して投薬可能状態にすること
ができ、投薬動作を容易にすることができる。
蔵筒体の径方向に穿設しているので、流入口から供給さ
れる空気を薬粉穴の内周面等に衝突させ、該薬粉穴内で
乱流を発生することができる。これにより、薬粉を効果
的に拡散して微粒化することができ、投薬効率を向上す
ることができる。
蔵筒体の軸中心から偏心した位置で薬粉貯蔵筒体の軸方
向に穿設しているので、流入口から供給される空気は、
薬粉穴内を軸方向に流れるから、例えば薬粉が重い重粉
体の場合でも、薬粉穴内を軸方向に流れる空気によって
空気流出通路から噴出することができる。
ホルダと、該固定ホルダに対向する有底筒状をなし該固
定ホルダに対し接近,離間可能に配設された可動ホルダ
と、前記固定ホルダと可動ホルダとの間に設けられ、内
部に薬粉を貯蔵した薬粉穴を有し該薬粉穴の両端がシー
ル膜によって密閉された薬粉貯蔵筒体と、前記固定ホル
ダに設けられ、該薬粉貯蔵筒体の薬粉穴に向け空気を供
給するポンプと、該ポンプから前記固定ホルダを介して
前記薬粉貯蔵筒体の薬粉穴に向けて設けられた空気流入
通路と、前記可動ホルダの先端側に設けられ、前記薬粉
貯蔵筒体の薬粉穴から流出した薬粉を噴霧する空気流出
通路と、前記固定ホルダの底部に前記空気流入通路に連
通して設けられ、薬粉貯蔵筒体の一方のシール膜に向け
て突出した第1の突起と、前記可動ホルダの底部に前記
空気流出通路に連通して設けられ、薬粉貯蔵筒体の他方
のシール膜に向けて突出した第2の突起と、薬粉を保存
するときには前記固定ホルダと可動ホルダを離間して配
置し、薬粉を投与するときには前記固定ホルダと可動ホ
ルダを接近することにより前記各突起によってシール膜
に開口を形成するシール膜開口手段とによって構成して
いる。
ール膜開口手段によって固定ホルダと可動ホルダとを離
間して配置することができるから、薬粉貯蔵筒体のシー
ル膜から突起を離間させて該薬粉貯蔵筒体の薬粉穴をシ
ール膜によって密閉することができ、薬粉の流出を防止
して投薬器を携帯することができる。
開口手段によって固定ホルダと可動ホルダとを接近させ
ることにより、各突起をシール膜に突き刺して該シール
膜に開口を形成することができるから、薬粉穴を開口を
介して空気流入通路と空気流出通路に連通することがで
きる。この状態で、可動ホルダ先端の噴霧ノズルを鼻腔
内に挿入した後にポンプを押圧することにより、該ポン
プから供給される空気を、空気流入通路から第1の突
起、開口を介して薬粉穴に流入させ、該薬粉穴内の薬粉
を拡散して微粒化し、開口、第2の突起を介して空気流
出通路から鼻腔内に効率よく噴霧することができ、投薬
効率を向上することができる。また、シール膜によって
薬粉を湿気等から保護することができる。
段は、薬粉貯蔵筒体の外周面に軸方向に離間して設けら
れた2個の突部と、固定ホルダに設けられ、一方の突部
に係合して斜めに延びる第1の案内溝と、可動ホルダに
設けられ、他方の突部に係合して第1の案内溝とほぼ平
行に斜めに延びる第2の案内溝とからなり、固定ホルダ
と可動ホルダを相対的に回動することにより該固定ホル
ダと可動ホルダとを接近させる構成としているので、薬
粉を保存している状態では、第1の案内溝と第2の案内
溝の溝端部のうち互いに近い方の溝端部にそれぞれの突
起を配置することにより、固定ホルダと可動ホルダとを
離間して配置することができる。一方、薬粉を投与する
ときには、固定ホルダと可動ホルダとを任意の方向に相
対的に回動し、突起を各案内溝に沿って移動して該各案
内溝の遠い方の溝端部に配置することにより、固定ホル
ダと可動ホルダとを接近させることができる。
外周側には、薬粉を保存するときに固定ホルダと可動ホ
ルダが接近するのを規制するストッパを着脱可能に設け
る構成としているので、薬粉を保存するときには、薬粉
貯蔵筒体の外周側にストッパを取付けることにより、誤
動作等によって固定ホルダと可動ホルダとが接近するの
を規制でき、薬粉の流出を防止して携帯時の安全性を高
めることができる。
を薬粉を保存しているときの状態で示す縦断面図であ
る。
矢示II−II方向からみた横断面図である。
様位置からみた横断面図である。
中の矢示IV−IV方向からみた横断面図である。
様位置からみた横断面図である。
中の矢示VI−VI方向からみた横断面図である。
様位置からみた横断面図である。
縦断面図である。
を薬粉を投与する状態で示す縦断面図である。
器を薬粉を保存している状態で示す縦断面図である。
びストッパを分解した状態で示す分解斜視図である。
ホルダ、薬粉貯蔵筒体、ストッパを示す外観図である。
ダ、薬粉貯蔵筒体、ストッパ等を示す外観図である。
示す縦断面図である。
噴射ノズル等を示す要部拡大縦断面図である。
路等を示す要部拡大横断面図出ある。
Claims (7)
- 【請求項1】 内周側に筒体収容部を有するホルダと、
該ホルダの筒体収容部内に収容され、内部に薬粉を貯蔵
した薬粉穴を有する薬粉貯蔵筒体と、前記ホルダの基端
側に設けられ、該薬粉貯蔵筒体の薬粉穴に向け空気を供
給するポンプと、該ポンプから前記ホルダを介して前記
薬粉貯蔵筒体の薬粉穴に向けて設けられた空気流入通路
と、前記ホルダの先端側に設けられ、前記薬粉貯蔵筒体
の薬粉穴から流出した薬粉を噴霧する空気流出通路と、
薬粉を保存するときには前記薬粉穴を空気流入通路と空
気流出通路との間で遮断し、薬粉を投与するときには外
部から操作されることによって前記薬粉穴を空気流入通
路と空気流出通路に連通する通路切換手段とによって構
成してなる鼻腔用投薬器。 - 【請求項2】 前記通路切換手段は、前記薬粉貯蔵筒体
に設けられ、前記ホルダに対して薬粉貯蔵筒体を回動す
ることにより、前記薬粉貯蔵筒体に設けられた流入口,
流出口を前記空気流入通路,空気流出通路にそれぞれ連
通する回動レバーである請求項1に記載の鼻腔用投薬
器。 - 【請求項3】 前記流入口は前記薬粉貯蔵筒体の径方向
に穿設してなる請求項2に記載の鼻腔用投薬器。 - 【請求項4】 前記流入口は前記薬粉貯蔵筒体の軸中心
から偏心した位置で薬粉貯蔵筒体の軸方向に穿設してな
る請求項2に記載の鼻腔用投薬器。 - 【請求項5】 有底筒状の固定ホルダと、該固定ホルダ
に対向する有底筒状をなし該固定ホルダに対し接近,離
間可能に配設された可動ホルダと、前記固定ホルダと可
動ホルダとの間に設けられ、内部に薬粉を貯蔵した薬粉
穴を有し該薬粉穴の両端がシール膜によって密閉された
薬粉貯蔵筒体と、前記固定ホルダに設けられ、該薬粉貯
蔵筒体の薬粉穴に向け空気を供給するポンプと、該ポン
プから前記固定ホルダを介して前記薬粉貯蔵筒体の薬粉
穴に向けて設けられた空気流入通路と、前記可動ホルダ
の先端側に設けられ、前記薬粉貯蔵筒体の薬粉穴から流
出した薬粉を噴霧する空気流出通路と、前記固定ホルダ
の底部に前記空気流入通路に連通して設けられ、薬粉貯
蔵筒体の一方のシール膜に向けて突出した第1の突起
と、前記可動ホルダの底部に前記空気流出通路に連通し
て設けられ、薬粉貯蔵筒体の他方のシール膜に向けて突
出した第2の突起と、薬粉を保存するときには前記固定
ホルダと可動ホルダを離間して配置し、薬粉を投与する
ときには前記固定ホルダと可動ホルダを接近することに
より前記各突起によってシール膜に開口を形成するシー
ル膜開口手段とによって構成してなる鼻腔用投薬器。 - 【請求項6】 前記シール膜開口手段は、前記薬粉貯蔵
筒体の外周面に軸方向に離間して設けられた2個の突部
と、前記固定ホルダに設けられ、一方の突部に係合して
斜めに延びる第1の案内溝と、前記可動ホルダに設けら
れ、他方の突部に係合して第1の案内溝とほぼ平行に斜
めに延びる第2の案内溝とからなり、前記固定ホルダと
可動ホルダを相対的に回動することにより該固定ホルダ
と可動ホルダとを接近させる構成としてなる請求項5に
記載の鼻腔用投薬器。 - 【請求項7】 前記薬粉貯蔵筒体の外周側には、薬粉を
保存するときに前記固定ホルダと可動ホルダが接近する
のを規制するストッパを着脱可能に設ける構成としてな
る請求項5または6に記載の鼻腔用投薬器。
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