JP2001094637A - 着信報知方法及び携帯端末 - Google Patents

着信報知方法及び携帯端末

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JP2001094637A
JP2001094637A JP26525799A JP26525799A JP2001094637A JP 2001094637 A JP2001094637 A JP 2001094637A JP 26525799 A JP26525799 A JP 26525799A JP 26525799 A JP26525799 A JP 26525799A JP 2001094637 A JP2001094637 A JP 2001094637A
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JP26525799A
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Masahiko Yoshinaga
雅彦 吉永
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NEC AccessTechnica Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者がおかれる状況及び利用用途などに応
じて、適切な報知能力の実現、あるいは消費電流および
騒音性の低減を図る。 【解決手段】 着信報知動作が利用者により着信応答さ
れずに終了した場合に、報知方法決定部6が、その未応
答であった着信回数を計数しておく。記憶部5には予め
複数の着信報知方法が記憶されている。新規の着信報知
動作時に、報知方法決定部6は、計数した未応答着信回
数に基づいて、記憶部5に記憶されている着信報知方法
の中から計数した応答着信回数に応じた着信報知方法を
決定し、制御部3は、決定された着信報知方法に従って
着信報知を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話、簡易型
携帯電話(所謂、PHS)、および個人用携帯情報端末
(所謂、PDA)等の携帯端末に関するものであって、
特に着信報知方法に特徴を有する携帯端末に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の携帯端末の着信報知にお
ける技術としては、着信報知動作中に適宜報知方法を変
更することにより、消費電流及び騒音性の低減を抑えつ
つ報知能力の向上を図るものが知られている。例えば、
特開平5−153201号公報には、着信報知開始直後
は小音量で鳴音し、着信継続中に一定時間を経過すると
今度は大音量で鳴音する携帯電話機が開示されている。
また、特開平8−195792号公報には、複数の報知
手段を予め設定される着信報知の制御用データに基づい
て動作させることにより、利用者が任意に設定した報知
方法で着信報知動作を行う技術が開示されている。ま
た、特開平11−68888号公報には、カバンやポケ
ット等の中に収納された携帯電話に着呼した際に、周囲
に不快感を与えることなく効率的に着呼を報知するため
に、周囲の明度に基づいて報知音量を調節する技術が開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の携帯端末では、利用者が近くに居るにもかか
わらず着信報知動作に気付かなかった場合、次回以降の
着信においても報知動作は予め設定された一定の方法に
よって行われるため、着信毎に変化がなく、緊急の連絡
などで何度も呼出が行われたとしても、その後の着信報
知に気付く可能性は極めて低かった。また、利用者が着
信に気付く可能性が低いにもかかわらず、繰り返し同じ
方法での着信報知を行うことによって、報知のための消
費電力の増加及び/あるいは騒音の増大という問題が生
じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、着信ご
とに適切な方法で着信報知を行うことが可能な携帯端末
及びその着信報知方法を提供することにある。
【0005】また、本発明の他の目的は、着信報知能力
を向上することが可能な携帯端末及びその着信報知方法
を提供することにある。
【0006】さらに、本発明の他の目的は、着信報知に
よる消費電力を低減することが可能な携帯端末及びその
着信方法を提供することにある。
【0007】さらに、本発明の他の目的は、着信報知に
よる騒音を低減することが可能な携帯端末及びその着信
方法を提供することにある。
【0008】上記目的を達成するために、本発明の請求
項1に係る着信報知方法は、過去の着信に対する未応答
の状況に応じて、着信報知方法を決定する。
【0009】また、本発明の請求項2に係る着信報知方
法は、未応答で終了した着信報知の回数に応じて、今回
の着信に対する着信報知方法を決定する。
【0010】また、本発明の請求項3に係る着信報知方
法は、着信報知に応答しない場合にカウント値を計数
し、応答した場合に当該カウント値をリセットし、当該
着信報知後の新規の着信において、前記カウント値に基
づいて、予め記憶された複数の着信報知方法から適切な
着信報知方法を決定する。
【0011】また、本発明の請求項4に係る着信報知方
法は、未応答で終了した着信報知動作の時間に応じて、
着信報知方法を決定する。
【0012】また、本発明の請求項5に係る着信報知方
法は、過去の着信に対する未応答の状況に応じて、報知
音の音量レベルあるいはパターンの少なくともいずれか
一方を変更するように、着信ごとの着信報知方法を決定
する。
【0013】また、本発明の請求項6に係る着信報知方
法は、過去の着信に対する未応答の状況に応じて、視覚
的な第1の報知手段、触覚的な第2の報知手段及び聴覚
的な第3の報知手段のうち、実際に動作させる報知手段
の組合せを変更するように、今回の着信に対する着信報
知方法を決定する。ここで、前記第1の報知手段がLE
D、前記第2の報知手段が振動器、前記第3の報知手段
がスピーカであることが好ましい。
【0014】本発明の請求項8に係る着信報知方法は、
過去の着信に対する未応答の状況に応じて、着信から回
線切断までの着信報知動作の時間を変更するように、今
回の着信に対する着信報知方法を決定する。なお、留守
番電話サービスあるいは転送電話サービスへの移行時間
を変更することによって、前記着信報知動作の時間を変
更することが可能である。
【0015】また、本発明の請求項10に係る着信報知
方法は、過去の着信に対する未応答の状況に応じて、視
覚的な第1の報知手段、触覚的な第2の報知手段及び聴
覚的な第3の報知手段のうち、今回の着信において実際
に動作させる報知手段の組合せを変更する第1の着信報
知方法と、当該未応答の状況に応じて前記第1の報知手
段における音量レベルを変更する第2の着信報知方法
と、当該未応答の状況に応じて前記第1の報知手段にお
ける報知音パターンを変更する第3の着信報知方法と、
当該未応答の状況に応じて着信から回線切断までの着信
報知動作の時間を変更する第4の着信報知方法とのうち
少なくとも2つの着信報知方法を実行する。
【0016】また、本発明の請求項11に係る着信報知
方法は、同じ発信者からの過去の着信に対する未応答の
状況に応じて、当該発信者からの着信に対する着信報知
方法を決定する。
【0017】また、本発明の請求項12に係る着信報知
方法は、着信に対し未応答であった場合に当該着信の発
信者情報を記憶しておき、当該着信の後、新規の着信に
ついて、当該新規の着信の発信者が記憶された発信者と
一致するか否かに基づいて、予め記憶した複数の着信報
知方法から当該新規の着信に対する適切な着信報知方法
を決定する。
【0018】また、本発明の請求項13に係る着信報知
方法は、前回未応答であった着信から今回の着信までの
時間に基づいて、今回の着信における着信報知方法を決
定する。
【0019】また、本発明の請求項14に係る着信報知
方法は、着信報知に対して未応答であった場合に、当該
着信報知の第1の着信時刻あるいは未応答が確定した未
応答時刻を記憶し、当該未応答着信報知に続く新規の着
信において、当該新規の着信の第2の着信時刻と前記第
1の着信時刻あるいは未応答確定時刻とを比較し、その
比較結果に基づいて、新規の着信に対する着信報知方法
を決定する。
【0020】また、本発明の請求項15に係る携帯端末
は、過去の着信に対する未応答の状況を検出する検出手
段と、前記検出手段によって検出された前記未応答の状
況に基づいて着信報知方法を決定する決定手段を備え
る。
【0021】また、本発明の請求項16に係る携帯端末
は、過去の着信に対する未応答の状況を検出する検出手
段と、複数の着信報知方法を記憶する記憶手段と、前記
検出手段によって検出された前記未応答の状況に基づい
て、前記記憶手段に記憶された複数の着信報知方法のう
ち少なくとも1つの着信方法を決定する決定手段を備え
る。ここで、前記記憶手段に記憶された複数の着信方法
は利用者によって書き換え可能であることが好ましい。
また、前記記憶部に記憶された複数の着信報知方法は、
視覚的な第1の報知手段、触覚的な第2の報知手段及び
聴覚的な第3の報知手段のうち、実際に動作させる報知
手段の組合せを変更する第1の着信報知方法と、当該未
応答の状況に応じて前記第1の報知手段における音量レ
ベルを変更する第2の着信報知方法と、当該未応答の状
況に応じて前記第1の報知手段における報知音パターン
を変更する第3の着信報知方法と、当該未応答の状況に
応じて着信から回線切断までの着信報知動作の時間を変
更する第4の着信報知方法のうち少なくとも1つである
ことが好ましい。
【0022】また、本発明の請求項19に係る携帯端末
は、過去の着信に対する未応答であった場合に、当該着
信にかかわる発信者番号を記憶する記憶手段と、着信
が、前記記憶手段に記憶された発信者番号と同じ番号か
らのものであるか否かを判定する判定手段と、当該着信
が、前記記憶手段に記憶された発信者番号と同じ番号か
らのものである場合に、着信報知方法を変更する変更手
段とを備える。
【0023】また、本発明の請求項20に係る携帯端末
は、着信報知に対し未応答であった場合にカウント値を
計数するとともに、着信報知に対し応答した場合にカウ
ント値をリセットするカウンタと、前記カウント値に応
じて、複数の着信報知方法が予め記憶する記憶手段と、
新規の着信について、前記記憶手段に記憶された情報及
び前記カウント値に基づいて、当該カウント値に応じた
着信報知方法を決定する決定手段とを備える。
【0024】ここで、本発明は、着信報知に応答しない
場合にカウント値を計数し、応答した場合に当該カウン
ト値をリセットするカウンタを用い、当該着信報知後の
新規の着信において、カウンタで計数されたカウント値
に基づいて、予め記憶手段に記憶された複数の着信報知
方法から適切な着信報知方法を決定し、決定された着信
報知方法に従って着信報知動作を行うように作用する。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0026】図1は本発明の一実施例の携帯端末、例え
ば携帯電話機の構成を示すブロック図である。図1に示
されるような本発明の携帯電話機は、基地局(図示省
略)とアンテナ1を介して無線信号の送受信を行う無線
部2と、携帯電話機全体の制御を行う制御部3と、通話
経路確立時に音声の入出力を行う送受話器4と、着信報
知方法に関する情報、メモリダイヤル等に用いられる特
定の電話番号、着信履歴、発信履歴など携帯電話機で使
用される情報、データを記憶する記憶部5と、予め選択
可能に設定された複数の着信報知方法の中から適当な着
信報知方法を決定する報知方法決定部6と、携帯電話機
に関する各種入力を行う操作用の入力部7と、着信報知
動作における鳴音、発光、振動動作を制御する報知部8
と、データ入力時や着信あるいは発信時に各種情報の表
示を行う表示部9と、着信報知として振動による報知を
行う振動器10と、着信報知として音による報知を行う
スピーカ11と、着信報知として発光による報知を行う
LED12とを有している。なお、振動器10、スピー
カ11及びLED12は、それぞれ着信報知を、触覚的
に行うもの、聴覚的に行うもの、視覚的に行うものであ
れば他の手段に置き換えても差し支えない。
【0027】次に、本発明の実施の形態の動作について
図面を参照して説明する。基地局からの無線信号を受信
したアンテナ1は、無線部2に対してその旨を通知す
る。無線部2は通知された無線信号を復調および復号化
して制御部3に送出する。制御部3では復号化された信
号が自局宛の呼出信号か否かを判断し、自局宛の呼出信
号であれば報知方法決定部6に今回の着信報知動作にお
ける報知方法を決定させる。報知方法決定部6は、過去
の着信報知動作に対する応答/未応答の状況に応じて記
憶部5に予め記憶されている複数の着信報知方法の中か
ら適切な報知方法を選択し決定する。制御部3は報知方
法決定部6が決定した報知方法で、報知部8に対し着信
報知動作を行わせる。必要ならば同時に表示部9に対し
着信情報等(例えば、発信者の電話番号や着信時刻な
ど)を表示させる。制御部3より要求を受けた報知部8
では、報知方法決定部6にて決定された着信報知方法で
着信報知動作を行う。振動器10、スピーカ11、LE
D12は報知部8の制御の下で報知動作を行う。
【0028】そして、報知部8による着信報知動作中に
入力部7を通して利用者の着信応答操作があった場合、
制御部3は着信応答信号を無線部2に対して出力する。
無線部2では符号化および変調を行い、アンテナ1を介
して基地局へ無線信号を送信する。これで、この携帯電
話機は通話状態に移行することができ、このあと利用者
は送受話器4を用いて基地局あるいは別の電話機との間
で通話を行うことができる。
【0029】次に、図1および図2を参照して本発明の
実施の形態の動作について詳細に説明する。図2は、本
発明の実施の形態において、着信があった場合の一連の
動作を示すフローチャートである。
【0030】制御部3は、アンテナ1および無線部2を
通して自局宛の呼出信号を受けると(S101)、報知
方法決定部6に報知方法を決定するように要求する。要
求を受けた報知方法決定部6は、過去の着信ごとに計数
してきた、利用者が応答することなく(未応答で)終了
した着信報知動作の回数(以降カウント値と呼ぶ)に基
づき記憶部5に予め記憶されている着信報知方法の中か
ら今回の着信における着信報知方法を決定し(S10
2)、制御部3に対して決定した着信報知方法を通知す
る。通知を受けた制御部3は、報知部8に対し決定され
た着信報知方法で着信報知動作を行わせる(S10
3)。その後、着信応答が行われずに着信報知動作が終
了した場合(S104)は、報知方法決定部6にその旨
を通知する。報知方法決定部6は、その通知によりカウ
ント値を計数する(S105)。一方、入力部7などの
操作により着信応答が行われた場合にも、報知方法決定
部6にその旨が通知され、報知方法決定部6は、その通
知によりカウント値をリセットする(S106)。
【0031】ここで、着信の応答とは、着信があったと
きに、受信者が入力部7を通じて着信応答の操作を行
い、発信者との回線が確立された状態になることを言
う。また、着信の未応答とは、着信時、発信者が呼出を
諦めて回線を切断してしまうか、あるいは予め決められ
た時間内に着信応答の操作が行われない場合に着信端末
側あるいは網側(基地局、交換局など)の少なくともい
ずれか一方で回線を切断してしまう状態になることを言
う。
【0032】次に、報知方法決定部6による着信報知方
法の決定方法について図3及び4を参照して詳細に説明
する。図3は、着信報知方法の決定方法を示すフローチ
ャートであり、図4は、図3に示すフローチャートを実
行するために、記憶部5に予め記憶された複数の着信報
知方法を示すテーブルである。
【0033】報知方法決定部6は、前回の着信までに計
数されたカウント値Cを取得する(S201)。さら
に、報知方法決定部6は、取得したカウント値Cが初期
値(0)か否かを判定し(S202)、初期値(0)で
ある場合(C=0)には、テーブル40を参照して音量
レベル1でスピーカ11から報知音を発生させるような
着信報知方法を選択し決定する(S202)。ここで、
音量レベルは、レベル1、レベル2、レベル3の順番で
大きくなるものとする。S202で、カウント値Cが初
期値(0)ではないと判定されると、次に、それが0よ
り大きくN(正の整数)以下であるか否かが判定される
(S204)。カウント値Cが当該範囲内(0より大き
くN以下)にある場合には、テーブル40を参照して音
量レベル2でスピーカ11から報知音を発生させるよう
な着信報知方法を選択し決定する。S202で、カウン
ト値Cが0より大きくN以下ではない(すなわち、N<
C)と判定されると、着信報知決定部6は、テーブル4
0を参照して音量レベル3でスピーカ11から報知音を
発生させるような着信報知方法を選択し決定する(S2
06)。報知方法決定部6において決定された着信報知
方法は、制御部3に通知され、制御部3はその通知(着
信報知方法)にしたがってスピーカ11から報知音を発
生させる。ここで、カウント値Cは、図2に示されると
おり、着信に対し未応答であるごとに1加算され、応答
された場合にリセットされ初期値(0)に戻る値であ
る。
【0034】なお、上記説明では、報知方法決定部6に
より計数されるカウント値Cは、入力部7などによる応
答操作が行われた時点で初期値(0)にリセットされる
としたが、たとえ着信時には未応答であったとしても着
信があったことを利用者が確認した時点で初期化するよ
うにしてもよい。
【0035】本実施の形態では、着信報知動作が応答さ
れずに終了する状況が続けば続くほど報知音の音量レベ
ルが大きくなる。したがって、当初の着信に対しては、
それに気づかずに応答しなかった利用者も、未応答の着
信回数が増加するごとに通知音の音量レベルが大きくな
るので、着信に対して早期に気づくようになる。すなわ
ち、報知能力が向上しており、緊急の連絡の際には効果
を発揮する。さらに、報知能力の向上により、未応答と
なってしまう着信報知の頻度が減少するために、着信報
知のために要する消費電力の低減及び繰返し発生される
報知音による騒音の低減を実現することができる。
【0036】なお、本実施の形態では、着信に対し未応
答である回数が増えるのに応じて報知音の音量レベルを
上げるようにしているが、逆に、報知音の音量レベルを
下げるようにしてもよいことは言うまでもない。1回目
の着信報知動作に気付かなかった利用者は続く着信報知
動作にも気付く可能性は低いと考えられる状況下におい
ては、このような段階的に音量レベルを下げるような設
定を行う。報知音の音量レベルを低下させることによっ
て、長時間に渡り応答できないような状況にある携帯電
話機に対する無駄な報知音による消費電力の低減および
騒音の低減を実現することができる。
【0037】過去の未応答の状況に応じて、着信報知音
の音量レベルを上げるように設定するか下げるように設
定するかは利用者による携帯電話機の用途あるいは状況
に応じて決定される。この設定は、予め利用者により設
定可能とすることが好ましい。
【0038】さらに、本実施の形態において、音量レベ
ル1及び2を零レベル、すなわち報知音を発生させない
ようなレベルとして初期設定されている場合には、カウ
ント値CがNを超えた場合に、音量レベル3で報知音が
発生することになる。このように設定することによっ
て、利用者が報知音を当初、無音状態に設定していたと
しても、所定の回数だけ着信未応答が続けば自動的に報
知音が発生するようになり、緊急の連絡が必要な場合に
は特に有効である。
【0039】また、本実施の形態では、カウント値Cが
初期値(0)の場合に音量レベル1で報知音を発生さ
せ、カウント値Cが初期値以外、すなわち0を越えると
音量レベル2で報知音を発生させるようになっている。
しかしながら、カウント値Cが0以上N1(1以上の整
数)以下の場合に、音量レベル1で報知音を発生させ、
カウント値CがN1を越えた場合に、音量レベル2で報
知音を発生させるようにしてもよい。すなわち、未応答
が最初の数回までは、初期の音量レベルで報知音を発生
させ、未応答の回数が0より大きい所定回数を越えた段
階で、初期の音量レベルとは異なる音量レベルで報知音
を発生させるようにしてもよい。これらの設定も利用者
が適宜設定可能であるものとする。
【0040】また、本実施の形態では、着信報知方法を
3段階に変更しているが、これに限られるものではな
く、2段階以上であればよい。場合によっては、カウン
ト値Cが1計数されるごとに、着信報知方法を変更する
ようにしてもよい。
【0041】次に、報知方法決定部6により決定される
着信報知方法の他の実施例について図5及び図6を参照
して説明する。図5は、本実施例の着信報知方法の決定
の手順を示すフローチャートであり、図6は、図5に示
すフローチャートの動作を実行するために予め記憶部5
に記憶された複数の選択可能な着信報知方法を示すテー
ブルである。
【0042】本実施例においては、報知方法決定部6に
より計数されるカウント値Cに応じて報知音の音量レベ
ルを変更する代りに、報知音の報知音パターンを変更さ
せるものである。すなわち、テーブル60には、報知音
パターン1としてやさしい調子のメロディ音、報知音パ
ターン2として激しい調子のメロディ音、報知パターン
3として大音量のビープ音をそれぞれ記憶しておく。そ
して、報知方法決定部6により計数されるカウント値C
(S301)が初期値(0)の場合には(S302)、
報知音パターン1を選択決定し(S303)、制御部3
はその決定に基づいてスピーカ11から報知音としてや
さしい調子のメロディ音を発生させる。カウント値Cが
0より大きくN以下である場合には(S304)、同様
の制御によりスピーカ11から報知音として激しい調子
のメロディ音を発生させる(S305)。同様に、カウ
ント値CがNより大きい場合には、スピーカ11より激
しいビープ音を発生させる(S306)。ここで、報知
音パターン1、報知音パターン2、報知音パターン3
は、この順番で報知能力が高くなっていくものとする。
この場合、単に音量レベルを変更するよりも、メロディ
自体が変更するので、利用者によってはより報知能力の
向上を実現することになり、前述と同様の消費電力の低
減及び騒音の低減を図ることができる。
【0043】なお、カウント値Cに応じて変更され得る
着信報知方法として、報知音の音量レベルと報知音パタ
ーンとを別々に説明したが、双方を組合せてもよいこと
は明らかである。すなわち、カウント値Cが初期値
(0)の場合は、音量レベル1で報知音パターン1の報
知音を発生させ、カウント値Cが0より大きくN以下で
ある場合には、音量レベル2で報知音パターン2の報知
音を発生させ、カウント値CがNより大きい場合には、
音量レベル3で報知パターン3の報知音を発生させるよ
うにしてもよい。状況に応じて、音量レベルと報知音パ
ターンを適宜組合せて実施することにより報知能力をよ
り向上させることができる。
【0044】また、着信報知として、着信当初は小音量
の報知音を発生させ、所定時間経過後に大音量の報知音
を発生させるように設定されている場合、カウント値C
に応じて、音量切替えのタイミングを規定するその所定
時間を変更するように着信報知方法を決定してもよい。
例えば、カウント値CがN1以下の場合には、所定時間
を10秒、すなわち着信報知音が小音量から大音量に切
り替わるタイミングを着信開始から10秒経過後とし、
カウント値CがN1を越える場合には、所定時間を5
秒、すなわち着信報知音が小音量から大音量に切り替わ
るタイミングを着信開始から5秒経過後とする。こうす
ることにより、着信に対する未応答の回数が増加するに
つれて、より早いタイミングで大音量による報知音に切
り替わることになるので、より報知能力が向上すること
になる。
【0045】次に、報知方法決定部6により決定される
着信報知方法のさらに他の実施例について図7及び図8
を参照して説明する。図7は、本実施例の着信報知方法
の決定の手順を示すフローチャートであり、図8は、図
7に示すフローチャートの動作を実行するために予め記
憶部5に記憶された複数の選択可能な着信報知方法を示
すテーブルである。
【0046】前述した各実施例においては、報知方法と
して聴覚に訴えるもの、すなわち報知音についてその音
量レベルあるいは/及び報知音パターンを変更するよう
にしていたが、本実施例では、視覚に訴える報知、例え
ばLEDや、触覚に訴える報知、例えば振動器をも組合
せることによって、より報知能力を高めるものである。
【0047】テーブル80には、LEDのみによる着信
報知、LED及び振動器の双方による着信報知及びLE
D、振動器及びスピーカの全てによる着信報知の3つの
組合せの着信報知方法を選択可能に記憶されている。そ
して、報知方法決定部6は、カウント値C(S401)
が初期値(0)である場合(S402)、LEDのみに
よる報知方法を選択決定し(S403)、またカウント
値Cが0より大きくN以下である場合には(S40
4)、LED及び振動の双方による報知方法を選択決定
し(S405)、カウント値CがNより大きい場合には
(S406)、LED、振動及び報知音の全てによる報
知方法を選択決定する(S406)。
【0048】このように、本実施例においては、未応答
の着信回数に応じて、報知手段を追加していくようにな
っているので報知能力の著しい向上を実現している。な
お、利用者による報知方法の初期設定がLEDのみによ
る報知ではなく、LED及び振動器による報知である場
合には、着信未応答の着信回数が所定回数を越えた段階
でLED及び振動器による着信報知に加え、報知音を発
生するようにしてもよい。同様に、利用者による初期設
定がLED及び報知音による報知である場合には、未応
答の着信回数が所定回数を越えた段階でLED及びスピ
ーカによる着信報知に加え、振動器による報知も実行す
るようにしてもよい。
【0049】次に、報知方法決定部6により決定される
着信報知方法のさらに他の実施例について図9及び図1
0を参照して説明する。図9は、本実施例の着信報知方
法の決定の手順を示すフローチャートであり、図10
は、図9に示すフローチャートの動作を実行するために
予め記憶部5に記憶された複数の選択可能な着信報知方
法を示すテーブルである。
【0050】本実施例は、未応答の着信回数に応じて、
着信報知の時間を変更するものである。通常、携帯電話
機には、留守番電話サービスや転送電話サービスが設定
可能となっている。例えば留守番電話サービスが設定さ
れていると、着信に対して所定時間内に応答しない場
合、すなわち未応答である場合、受信側携帯電話機につ
いては回線が切断され、一方、発信側携帯電話機は中央
局と回線がつながり、所望のメッセージを記録すること
ができる。そして、受信側利用者は、後刻、中央局にア
クセスして記憶されているメッセージを確認する。この
ように、携帯電話機では、予め設定可能な所定時間内に
着信応答がされない場合には、着信呼を留守番電話サー
ビスなどの電話サービスに移行させ、自身は回線を切断
する。本実施例では、着信開始から留守番電話サービス
等へ移行するまでの所定時間を、未応答の着信回数に応
じて変更していくものである。
【0051】図10に示すテーブル100には、未応答
の着信回数、すなわちカウント値Cに応じて自動的に設
定変更可能な留守番電話サービスなどへの移行時間t1
からt3が予め記憶されている。ここで、移行時間は、
t1>t2>t3であるものとする。移行時間t1、t
2及びt3はそれぞれ、例えば30秒、20秒、10秒
に設定される。
【0052】報知方法決定部6は、カウント値C(S5
01)が初期値(0)である場合(S502)、移行時
間t1を設定し(S503)、その旨を制御部3へ通知
する。制御部3は、その通知に基づき、時間t1が経過
するまで報知し、経過後は自動的に留守番電話サービス
などに移行するように制御する。また、報知方法決定部
6は、カウント値Cが0より大きくN以下である場合に
は(S504)、移行時間t2を設定し(S505)、
その旨を制御部3へ通知する。制御部3は、その通知に
基づき、時間t2が経過するまで報知し、経過後は自動
的に留守番電話サービスなどに移行するように制御す
る。さらに、報知方法決定部6は、カウント値CがNよ
り大きい場合には、移行時間t3を設定し(S50
6)、その旨を制御部3へ通知する。制御部3は、その
通知に基づき、時間t3が経過するまで報知し、経過後
は自動的に留守番電話サービスなどに移行するように制
御する。
【0053】このように、カウント値Cの値が増加する
につれて、留守番電話サービスなどへの移行時間、すな
わち報知時間を減少させていくことにより、受信者が長
時間にわたり着信に応答できないような場合に、無駄な
報知を低減することができ、結果として報知による消費
電力の低減及び騒音の低下を実現できる。なお、着信未
応答の回数に応じて、逆に留守番電話サービスなどへの
移行時間を増加させるように設定してもよい。この場合
は、短時間の報知では着信に気づかなかった受信者が、
報知時間を増加させることによってより着信に気づく可
能性が増すことになり、緊急の連絡については有効であ
る。報知時間の減少あるいは増加のいずれを設定するか
は、状況、用途等を考慮して利用者が予め選択可能なも
のとする。
【0054】ここで、着信未応答の回数に応じて、留守
番電話サービスなどへの移行時間を変更していく制御の
みを単独で適用してもよいが、既に説明した他の報知方
法、すなわち音量レベルの変更(図3及び4参照)、報
知音パターンの変更(図5及び6参照)及び複数種類の
報知手段の組合せ変更(図7及び8参照)などを適宜組
合せて適用してもよいことは明らかである。そのために
も、本実施の形態において、記憶部5に予め記憶される
カウント値に応じて決定されるべき報知方法は、利用者
によって適宜書き換え可能であることが好ましい。ただ
し、書き換え不可であっても差し支えない。
【0055】例えば、図11に示すように、着信未応答
の回数に応じて、留守番電話サービスなどへの移行時間
を減少させていくとともに、報知音の音量レベルを増加
させていくように制御してもよい。この場合、報知音の
音量レベルの増加によって、報知能力の増加を実現する
一方で、報知時間を減少させることによって騒音の低下
を図っている。また、図12に示すように、着信未応答
の回数に応じて、留守番電話サービスなどへの移行時間
及び報知音の音量レベルの双方を増加させていくように
制御してもよい。この場合、報知音の音量レベルの増加
及び報知時間の増加の双方により報知能力を大幅に向上
させることになる。
【0056】次に、本発明の他の実施の形態について、
図13を参照して詳細に説明する。
【0057】図13は、本実施形態の動作を説明するフ
ローチャートである。図2に示すフローチャートでは、
着信報知動作に対する未応答の回数をカウント値Cとし
て計数し、そのカウント値Cに応じて、報知方法を決定
していたが、本実施形態では、着信報知動作が行われた
時間をカウント値として計数し、そのカウント値に応じ
て報知方法を決定するものである。
【0058】すなわち、制御部3は、アンテナ1および
無線部2を通して呼出信号を受けると(S601)、報
知方法決定部6に報知方法を決定するように要求する。
要求を受けた報知方法決定部6は、過去の着信ごとに計
数してきた、利用者が応答することなく(未応答で)終
了した着信報知動作の時間(以降カウント値と呼ぶ)に
基づき記憶部5に予め記憶されている着信報知方法の中
から今回の着信における着信報知方法を決定し(S60
2)、制御部3に対して決定した着信報知方法を通知す
る。通知を受けた制御部3は、報知部8に対し決定され
た着信報知方法で着信報知動作を行わせる(S60
3)。着信報知動作の開始とともに、図示せぬカウンタ
により着信報知動作の時間の計数を開始する(S60
4)。既に、過去の着信により未応答の着信報知時間が
計数され、その計数動作が停止されている状況にある場
合には、その計数を再開する(S604)。カウンタ
は、例えば報知方法決定部6に備えられる。その後、着
信応答が行われずに着信報知動作が終了した場合(S6
05)は、報知方法決定部6にその旨を通知する。報知
方法決定部6は、その通知により着信報知動作時間のカ
ウントを停止する(S606)。一方、入力部7などの
操作により着信応答が行われた場合にも、報知方法決定
部6にその旨が通知され、報知方法決定部6は、その通
知によりカウント値をリセットする(S607)。
【0059】このように、着信未応答の着信回数ではな
く、未応答の着信報知時間のカウント値に応じて、報知
方法を適宜選択的に決定しているので、発信者の意図が
より効率的に反映された報知を実現できる。
【0060】なお、カウンタによる計数動作に関し、例
えば、着信報知動作が10秒行われる毎にカウント値を
1加算していくような制御も可能である。
【0061】ここで、本実施の形態において、未応答の
着信報知時間のカウント値に応じて決定される着信報知
方法としては、図3から12を参照してすでに説明した
全ての実施例及びそれらの組合せを適用できることは言
うまでもない。
【0062】次に、本発明のさらに他の実施の形態につ
いて、図14を参照して詳細に説明する。
【0063】本実施の形態は、カウント値に基づく報知
方法の決定に関する動作については、前述の各実施の形
態と同様であるが、未応答であった着信における発信者
情報、例えば発信者電話番号を登録しておき、次の着信
において、それが登録されている発信者と同一の発信者
からの着信であった場合に、そのカウント値に基づく着
信報知方法の決定を行い、異なる発信者からの着信であ
る場合には初期設定された着信報知方法を適用するとい
うものである。
【0064】すなわち、制御部3は、アンテナ1および
無線部2を通して呼出信号を受けると(S701)、報
知方法決定部6に報知方法を決定するように要求する。
要求を受けた報知方法決定部6は、過去の着信ごとに計
数してきた、利用者が応答することなく(未応答で)終
了した着信報知動作の回数(以降カウント値Cと呼ぶ)
を取得する(S702)。取得したカウント値Cが初期
値(0)か否かを判定し(S703)、カウント値Cが
初期値(0)ではない場合には、次に、今回の着信が記
憶部5に記憶された前回の未応答着信の発信者情報、例
えば発信者電話番号を読み出し、今回の着信の発信者情
報と照合して、今回の着信の発信者と前回の着信の発信
者とが同一か否かを判定する(S704)。そして、同
一である場合には、予め記憶部5に記憶された複数の着
信報知方法のうちいずれか1つをカウント値Cの値に基
づき決定する(S706)。
【0065】一方、同じ発信者からの着信ではないと判
定された場合には、カウント値Cをリセットする(S7
05)。結果として、S703でカウント値Cが初期値
(0)である場合及びS705でカウント値Cがリセッ
トされた場合には、カウント値Cが初期値(0)である
ことに応じた着信報知方法が決定される。通常、この着
信報知方法は初期設定されたものである。
【0066】報知方法決定部6で決定された着信報知方
法に基づき、制御部3は、振動器10、スピーカ11及
び/またはLED12を動作させて着信報知を行う(S
707)。その後、着信応答が行われずに着信報知動作
が終了した場合(S708)は、制御部3から報知方法
決定部6にその旨とともに当該着信の発信者情報(発信
者電話番号など)が通知される。報知方法決定部6は、
その通知によりカウント値を計数する(S709)とと
もに、発信者情報を記憶部5に登録させる(S71
0)。記憶部5に登録された発信者情報は、S704に
おける前回未応答の発信者と今回の着信の発信者とが同
一であるか否かの判定に用いられる。一方、入力部7な
どの操作により着信応答が行われた場合にも、報知方法
決定部6にその旨が通知され、報知方法決定部6は、そ
の通知によりカウント値をリセットする(S711)。
【0067】未応答時には、発信者情報が例えば図15
(A)のように登録される。この場合、新規の着信が発
信者Aからのものである場合には、カウント値C=2と
して、着信報知方法が決定される。一方、新規の着信が
発信者Bからのものである場合には、前回未応答時の発
信者Aと新規の着信の発信者Bとが同一ではないので、
カウント値Cはリセットされ初期値(0)として着信報
知方法が決定される。
【0068】こうすることによって、特定の発信者から
の何回かの着信に対して未応答であって、新規の着信に
対して報知能力の高い(例えば、大音量報知音によるも
の)報知方法に選択されてしまうような場合、同じ発信
者からのものであれば、それが緊急の連絡によるもので
ある可能性が高いのでかまわないが、他の発信者からの
ものである場合、最初の報知にもかかわらず、いきなり
大音量で報知されてしまうような状況を防止することが
できる。
【0069】特定の発信者が緊急連絡したいときなどに
別の発信者に割り込まれてカウント値がクリアされてし
まい、思ったとおりに報知能力を上げることができない
ような場合には、図15(B)に示すように、発信者ご
とに、未応答であった着信の回数を計数していき、着信
報知方法の決定においても発信者ごとにその計数値に基
づき決定するようにしてもよい。すなわち、図15
(B)のような状況において、新規の着信が発信者Aか
らのものである場合には、カウント値C=3に基づき着
信報知方法が決定される。また、新規の着信が発信者B
からのものである場合には、カウント値C=1に基づき
着信報知方法が決定される。
【0070】以上説明した実施の形態では、着信に対す
る未応答の回数あるいは未応答となった着信の報知時間
の計数値(カウント値)に基づいて着信報知方法を決定
していたが、これに限られるものではない。本発明の主
旨は、過去の着信に対する未応答の状況に応じて、今回
の着信報知方法を決定する点にある。この過去の着信に
対する未応答の状況には、前回未応答であった着信から
今回の着信までの時間の長さも含まれる。すなわち、前
回未応答であった着信の着信時刻(あるいは未応答が確
定した時刻)を記憶しておき、それと今回の着信の着信
時刻との比較から前回未応答であった着信から今回の着
信までの時間の長さを算出する。この時間の長さが短い
ほど(例えば、1分以内であれば)報知能力をより高く
するように、今回の着信における着信報知方法を変更す
ることによってより緊急の連絡に対応することができ
る。また、逆にこの時間の長さが短いほど(例えば、1
分以内であれば)報知能力をより低くするように、今回
の着信における着信報知方法を決定することもできる。
利用者が応答できないような状況にある場合、短時間で
応答できるようになる可能性は低いと考えられ、短時間
で繰り返し行われる着信に対しては、より報知能力を低
くすることによって消費電力の低減及び騒音の低減を実
現できる。いずれの設定をするかは、利用者が用途、状
況に応じて選択可能であるものとする。
【0071】なお、本発明は携帯電話機に限られるもの
ではなく、簡易型携帯電話機(PHS)、個人用携帯情
報端末(PDA)、及び携帯型パーソナルコンピュータ
など、携帯型であって直接あるいは間接的に無線あるい
は有線回線を介して相手側機器などと通信が可能な装置
にも適用できる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の情報端末
及び着信報知方法は、過去の着信に対する未応答の状況
に応じて、今回の着信報知方法を決定しているので、利
用者がおかれる状況、または用途に応じて適切な報知方
法を選択して実行することができ、その結果、緊急の連
絡への対応、消費電力の低減及び/あるいは騒音の低減
に関し、顕著な作用効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯端末の一実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の一実施の形態の動作を示すフローチャ
ートである。
【図3】本発明の一実施の形態における報知方法の第1
の決定方法を示すフローチャートである。
【図4】図3に示される方法において決定されるべき報
知方法を示す図である。
【図5】本発明の一実施の形態における報知方法の第2
の決定方法を示すフローチャートである。
【図6】図5に示される方法において決定されるべき報
知方法を示す図である。
【図7】本発明の一実施の形態における報知方法の第3
の決定方法を示すフローチャートである。
【図8】図7に示される方法において決定されるべき報
知方法を示す図である。
【図9】本発明の一実施の形態における報知方法の第4
の決定方法を示すフローチャートである。
【図10】図9に示される方法において決定されるべき
報知方法を示す図である。
【図11】本発明の一実施の形態における報知方法の第
5の決定方法を説明するための図である。
【図12】本発明の一実施の形態における報知方法の第
6の決定方法を説明するための図である。
【図13】本発明の他の実施の形態の動作を示すフロー
チャートである。
【図14】本発明のさらに他の実施の形態の動作を示す
フローチャートである。
【図15】図14に示されたフローチャートによる動作
を実施するために用いられる情報を示す図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 無線部 3 制御部 4 送受話器 5 記憶部 6 報知方法決定部 7 入力部 8 報知部 9 表示部 10 振動器 11 スピーカ 12 LED

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過去の着信に対する未応答の状況に応じ
    て、着信報知方法を決定することを特徴とする着信報知
    方法。
  2. 【請求項2】 未応答で終了した着信報知の回数に応じ
    て、今回の着信に対する着信報知方法を決定することを
    特徴とする着信報知方法。
  3. 【請求項3】 着信報知に応答しない場合にカウント値
    を計数し、応答した場合に当該カウント値をリセット
    し、当該着信報知後の新規の着信において、前記カウン
    ト値に基づいて、予め記憶された複数の着信報知方法か
    ら適切な着信報知方法を決定することを特徴とする着信
    報知方法。
  4. 【請求項4】 未応答で終了した着信報知動作の時間に
    応じて、着信報知方法を決定することを特徴とする着信
    報知方法。
  5. 【請求項5】 過去の着信に対する未応答の状況に応じ
    て、報知音の音量レベルあるいはパターンの少なくとも
    いずれか一方を変更するように、着信ごとの着信報知方
    法を決定することを特徴とする着信報知方法。
  6. 【請求項6】 過去の着信に対する未応答の状況に応じ
    て、視覚的な第1の報知手段、触覚的な第2の報知手段
    及び聴覚的な第3の報知手段のうち、実際に動作させる
    報知手段の組合せを変更するように、今回の着信に対す
    る着信報知方法を決定することを特徴とする着信報知方
    法。
  7. 【請求項7】 前記第1の報知手段がLED、前記第2
    の報知手段が振動器、前記第3の報知手段がスピーカで
    ある請求項6記載の着信報知方法。
  8. 【請求項8】 過去の着信に対する未応答の状況に応じ
    て、着信から回線切断までの着信報知動作の時間を変更
    するように、今回の着信に対する着信報知方法を決定す
    ることを特徴とする着信報知方法。
  9. 【請求項9】 留守番電話サービスあるいは転送電話サ
    ービスへの移行時間を変更することによって、前記着信
    報知動作の時間を変更することを特徴とする請求項8記
    載の着信報知方法。
  10. 【請求項10】 過去の着信に対する未応答の状況に応
    じて、視覚的な第1の報知手段、触覚的な第2の報知手
    段及び聴覚的な第3の報知手段のうち、今回の着信にお
    いて実際に動作させる報知手段の組合せを変更する第1
    の着信報知方法と、当該未応答の状況に応じて前記第1
    の報知手段における音量レベルを変更する第2の着信報
    知方法と、当該未応答の状況に応じて前記第1の報知手
    段における報知音パターンを変更する第3の着信報知方
    法と、当該未応答の状況に応じて着信から回線切断まで
    の着信報知動作の時間を変更する第4の着信報知方法と
    のうち少なくとも2つの着信報知方法を実行することを
    特徴とする着信報知方法。
  11. 【請求項11】 同じ発信者からの過去の着信に対する
    未応答の状況に応じて、当該発信者からの着信に対する
    着信報知方法を決定する着信報知方法。
  12. 【請求項12】 着信に対し未応答であった場合に当該
    着信の発信者情報を記憶しておき、当該着信の後、新規
    の着信について、当該新規の着信の発信者が記憶された
    発信者と一致するか否かに基づいて、予め記憶した複数
    の着信報知方法から当該新規の着信に対する適切な着信
    報知方法を決定する着信報知方法。
  13. 【請求項13】 前回未応答であった着信から今回の着
    信までの時間に基づいて、今回の着信における着信報知
    方法を決定することを特徴とする着信報知方法。
  14. 【請求項14】 着信報知に対して未応答であった場合
    に、当該着信報知の第1の着信時刻あるいは未応答が確
    定した未応答時刻を記憶し、当該未応答着信報知に続く
    新規の着信において、当該新規の着信の第2の着信時刻
    と前記第1の着信時刻あるいは未応答確定時刻とを比較
    し、その比較結果に基づいて、新規の着信に対する着信
    報知方法を決定することを特徴とする着信報知方法。
  15. 【請求項15】 過去の着信に対する未応答の状況を検
    出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された前記未応答の状況に基
    づいて着信報知方法を決定する決定手段を備えることを
    特徴とする携帯端末。
  16. 【請求項16】 過去の着信に対する未応答の状況を検
    出する検出手段と、 複数の着信報知方法を記憶する記憶手段と、 前記検出手段によって検出された前記未応答の状況に基
    づいて、前記記憶手段に記憶された複数の着信方法のう
    ち少なくとも1つの着信報知方法を決定する決定手段を
    備えることを特徴とする携帯端末。
  17. 【請求項17】 前記記憶手段に記憶された複数の着信
    方法は利用者によって書き換え可能である請求項16記
    載の携帯端末。
  18. 【請求項18】 前記記憶部に記憶された複数の着信報
    知方法は、視覚的な第1の報知手段、触覚的な第2の報
    知手段及び聴覚的な第3の報知手段のうち、実際に動作
    させる報知手段の組合せを変更する第1の着信報知方法
    と、当該未応答の状況に応じて前記第1の報知手段にお
    ける音量レベルを変更する第2の着信報知方法と、当該
    未応答の状況に応じて前記第1の報知手段における報知
    音パターンを変更する第3の着信報知方法と、当該未応
    答の状況に応じて着信から回線切断までの着信報知動作
    の時間を変更する第4の着信報知方法のうち少なくとも
    1つである請求項16記載の携帯端末。
  19. 【請求項19】 過去の着信に対する未応答であった場
    合に、当該着信にかかわる発信者番号を記憶する記憶手
    段と、 着信が、前記記憶手段に記憶された発信者番号と同じ番
    号からのものであるか否かを判定する判定手段と、 当該着信が、前記記憶手段に記憶された発信者番号と同
    じ番号からのものである場合に、着信報知方法を変更す
    る変更手段とを備えることを特徴とする携帯端末。
  20. 【請求項20】 着信報知に対し未応答であった場合に
    カウント値を計数するとともに、着信報知に対し応答し
    た場合にカウント値をリセットするカウンタと、 前記カウント値に応じて、複数の着信報知方法が予め記
    憶する記憶手段と、 新規の着信について、前記記憶手段に記憶された情報及
    び前記カウント値に基づいて、当該カウント値に応じた
    着信報知方法を決定する決定手段とを備えることを特徴
    とする携帯端末。
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