JP2001093001A - 発券機及びこの発券機に適用されるクリーニング方法 - Google Patents

発券機及びこの発券機に適用されるクリーニング方法

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JP2001093001A
JP2001093001A JP26762899A JP26762899A JP2001093001A JP 2001093001 A JP2001093001 A JP 2001093001A JP 26762899 A JP26762899 A JP 26762899A JP 26762899 A JP26762899 A JP 26762899A JP 2001093001 A JP2001093001 A JP 2001093001A
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JP
Japan
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ticket
cleaning member
cleaning
issuing
cut
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JP26762899A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Shimura
知廣 志村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発券効率を低下させることなく、発券枚数にか
かわらず、常に安定した発券処理を行うことが可能であ
って、保守員の負担を軽減することができる発券機及び
この発券機に適用されるクリーニング方法を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】券紙に発券処理を施して券類を発券する際
に、センサS3からの出力信号に基づいて、帯状の券
紙、及びこの券紙に連続したクリーニング部材を有する
ロール紙R1から、クリーニング部材を検知した場合
に、ロール紙R1からクリーニング部材を取り出して所
定の長さに切断し、切断されたクリーニング部材を搬送
し、搬送されているクリーニング部材に対して、サーマ
ルヘッド114及び磁気ヘッド116、118により所
定の発券動作を施すことにより、これらをクリーニング
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発券機及びこの
発券機に適用されるクリーニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道などの交通機関の駅には、利用客に
よる操作に応じて種々の券類を発券する種々の発券機が
設置されている。発券機は、普通乗車券、往復乗車券、
回数券、特急券、他の会社線に乗り継ぐ際に用いられる
乗継乗車券、乗り越し運賃を精算する際に用いられる精
算券などの券類を発券する。
【0003】このような発券機は、所定の券紙に発券処
理、すなわち印刷処理及び磁気処理を施して券類を発券
する発券部を備えている。この発券部のサーマルヘッド
及び磁気ヘッドは、定期的、または印刷処理や磁気処理
の不具合が発生した場合に、保守員によってアルコール
などで手作業でクリーニングされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような発券機
では、保守員が定期的に発券部をクリーニングするか、
発券処理の不具合が発生した場合に保守員が現地に出向
いてクリーニングしている。このため、単位期間あたり
の発券枚数が比較的多い発券機では、定期的なクリーニ
ング以外にも頻繁にクリーニングを行う必要がある。
【0005】すなわち、発券枚数にかかわらず定期的な
クリーニングのみしか行わない場合に、発券枚数の多い
発券機では、発券部が汚れやすく、この汚れが原因の発
券不良も発生しやすい。
【0006】また、例えば磁気処理の際に発生する不具
合は、磁気ヘッドの汚れが原因となる場合が多く、その
たびに保守員が出向くことになると、保守員の負担が大
きくなる。また、定期的なクリーニングの頻度を増やす
と、保守員の負担が大きくなる。
【0007】さらに、頻繁に発券不良が生じた場合、出
向いた保守員がクリーニングを完了するまで発券業務を
停止する必要があり、発券業務の効率を低下させてしま
う問題が生ずる。
【0008】そこで、この発明の目的は、発券効率を低
下させることなく、発券枚数にかかわらず、常に安定し
た発券処理を行うことが可能であって、保守員の負担を
軽減することができる発券機及びこの発券機に適用され
るクリーニング方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、請求項1に記載の発券機によ
れば、帯状の券紙、及びこの券紙に連続したクリーニン
グ部材を有するロール紙からクリーニング部材または券
紙を取り出して所定の長さに切断する切断手段と、前記
切断手段によって切断されたクリーニング部材または券
紙を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送さ
れている券紙に対して所定の発券処理を施して券類を発
券する発券手段と、前記切断手段によって切断されたク
リーニング部材を前記搬送手段によって搬送させること
によって前記発券手段をクリーニングするように制御す
る制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発券機によれば、帯状の
券紙、及びこの券紙に連続したクリーニング部材を有す
るロール紙からクリーニング部材または券紙を取り出し
て所定の長さに切断する切断手段と、前記切断手段によ
って切断されたクリーニング部材または券紙を搬送する
搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されている券紙
に対して所定の発券処理を施して券類を発券する発券手
段と、前記切断手段によって切断されたクリーニング部
材を前記搬送手段によって往復運動させることによって
前記発券手段をクリーニングするように制御する制御手
段と、前記発券手段をクリーニングしたクリーニング部
材を一時的に保留する保留手段と、所定のタイミングで
前記保留手段によって保留されていたクリーニング部材
を取り出して、前記制御手段の制御に基づいたクリーニ
ング動作に利用する取出手段と、前記発券手段を所定回
数クリーニングしたクリーニング部材を回収する回収手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の発券機によれば、帯状の
券紙、及びこの券紙に連続したクリーニング部材を有す
るロール紙に含まれるクリーニング部材を検知する検知
手段と、前記ロール紙からクリーニング部材または券紙
を取り出して所定の長さに切断する切断手段と、前記切
断手段によって切断されたクリーニング部材または券紙
を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送され
ている券紙に対して所定の発券処理を施して券類を発券
する発券手段と、前記検知手段によってクリーニング部
材を検知した場合には、前記切断手段によって前記クリ
ーニング部材を切断し、前記搬送手段によって搬送させ
ることによって前記発券手段をクリーニングするように
制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の発券機によれば、帯状の
券紙の少なくとも先端部にクリーニング部材を有する少
なくとも2個のロール紙のうち、一方の前記ロール紙か
らクリーニング部材または券紙を取り出して所定の長さ
に切断する切断手段と、前記切断手段によって切断され
たクリーニング部材または券紙を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段によって搬送されている券紙に対して所定
の発券処理を施して券類を発券する発券手段と、一方の
前記ロール紙から切断された券紙に対して前記発券手段
によって発券処理を施している時にエラーが生じた場合
には、他方の前記ロール紙の先端部に含まれるクリーニ
ング部材を前記切断手段によって切断させ、前記搬送手
段によって搬送させることにより前記発券手段をクリー
ニングするように制御する制御手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0013】請求項5に記載の発券機によれば、券紙に
発券処理を施して券類を発券する発券機において、帯状
の券紙の先端部及び終端部の少なくとも一方にクリーニ
ング部材を有するロール紙からクリーニング部材または
券紙を取り出して所定の長さに切断する切断手段と、前
記切断手段によって切断されたクリーニング部材または
券紙を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送
されている券紙に対して所定のパターンを印刷する印刷
手段と、前記切断手段によって切断されたクリーニング
部材を前記搬送手段によって往復運動させながら、前記
印刷手段により前記クリーニング部材に対して印刷動作
をさせることによって前記印刷手段をクリーニングする
ように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0014】請求項6に記載の発券機によれば券紙に発
券処理を施して券類を発券する発券機において、帯状の
券紙の先端部及び終端部の少なくとも一方にクリーニン
グ部材を有するロール紙からクリーニング部材または券
紙を取り出して所定の長さに切断する切断手段と、前記
切断手段によって切断されたクリーニング部材または券
紙を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送さ
れている券紙に対して所定の磁気処理を施す磁気処理手
段と、前記切断手段によって切断されたクリーニング部
材を前記搬送手段によって往復運動させながら、前記磁
気処理手段により前記クリーニング部材に対して磁気処
理動作をさせることによって前記磁気処理手段をクリー
ニングするように制御する制御手段と、を備えたことを
特徴とする発券機。
【0015】請求項7に記載の発券機に適用されるクリ
ーニング方法によれば券紙に発券処理を施して券類を発
券する発券手段を備えた発券機に適用されるクリーニン
グ方法において、帯状の券紙、及びこの券紙に連続した
クリーニング部材を有するロール紙から、クリーニング
部材を検知し、前記ロール紙からクリーニング部材を取
り出して所定の長さに切断し、切断されたクリーニング
部材を搬送し、前記発券手段により搬送されているクリ
ーニング部材に対して所定の発券動作を施すことによ
り、前記発券手段をクリーニングする、ことを特徴とす
る。
【0016】請求項8に記載の発券機に適用されるクリ
ーニング方法によれば、券紙に発券処理を施して券類を
発券する発券手段を備えた発券機に適用されるクリーニ
ング方法において、帯状の券紙の少なくとも先端部にク
リーニング部材を有する少なくとも2個のロール紙のう
ち、一方の前記ロール紙から券紙を取り出して所定の長
さに切断し、切断された券紙を搬送し、前記発券手段に
より搬送されている券紙に対して所定の発券処理を施し
て券類を発券し、一方の前記ロール紙から切断された券
紙に対して前記発券手段によって発券処理を施している
時にエラーが生じた場合には、他方の前記ロール紙の先
端部に含まれるクリーニング部材を取り出して所定の長
さに切断し、切断されたクリーニング部材を搬送し、前
記発券手段により搬送されているクリーニング部材に対
して所定の発券動作を施すことにより、前記発券手段を
クリーニングする、ことを特徴とする。
【0017】請求項9に記載の発券機に適用されるクリ
ーニング方法によれば、券紙に所定のパターンを印刷し
て券類を発券する印刷手段を備えた発券機に適用される
クリーニング方法において、帯状の券紙の先端部及び終
端部の少なくとも一方にクリーニング部材を有するロー
ル紙からクリーニング部材を取り出して所定の長さに切
断し、切断されたクリーニング部材を前記印刷手段に対
応して往復運動させるように搬送し、前記印刷手段によ
り搬送されているクリーニング部材に対して所定の印刷
動作をさせることにより、前記印刷手段をクリーニング
する、ことを特徴とする。
【0018】請求項10に記載の発券機に適用されるク
リーニング方法によれば、券紙に所定の磁気処理を施し
て券類を発券する磁気処理手段を備えた発券機に適用さ
れるクリーニング方法において、帯状の券紙の先端部及
び終端部の少なくとも一方にクリーニング部材を有する
ロール紙からクリーニング部材を取り出して所定の長さ
に切断し、切断されたクリーニング部材を前記磁気処理
手段に対応して往復運動させるように搬送し、前記磁気
処理手段により搬送されているクリーニング部材に対し
て所定の磁気処理を施すことにより、前記磁気処理手段
をクリーニングする、ことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る発券機及び
この発券機に適用されるクリーニング方法の実施の形態
について図面を参照して説明する。
【0020】まず、利用客による操作に応じて種々の券
類を発券する発券機の実施の形態について説明する。こ
こで説明する発券機は、普通乗車券、往復乗車券、回数
券、特急券、他の会社線に乗り継ぐ際に利用される乗継
乗車券などの乗車券を発券する。なお、この発明は、乗
り越し運賃を精算する際に利用される精算券を発券する
発券機にも適用できる。
【0021】図1は、この発明の実施の形態に係る発券
機の制御系統を概略的に示すブロック図である。
【0022】図1に示すように、この発券機は、全体を
制御する制御手段として機能するCPU242を有して
いる。
【0023】このCPU242には、CPU242の制
御プログラム、発売路線の区間運賃に対応した情報や連
絡乗車券を発行するための連絡区間の区間運賃に対応し
た情報を含む路線情報などが記憶されるメモリ244、
発券機の接客面に設けられるとともに利用客の接触を検
知して接触された項目を選択するタッチパネル内蔵の表
示部202が接続されている。この表示部202には、
利用客が投入した現金の総額すなわち紙幣及び硬貨の投
入金額、プリペイドカードの残額、購入した乗車券の種
類及び金額、および釣銭金額など種々の情報が表示され
る。また、この表示部202には、投入された現金の投
入金額またはプリペイドカードの残額に基づいて、発売
路線の区間運賃を点灯表示する複数の口座釦208が表
示される。
【0024】また、このCPU242には、接客面に設
けられた、購入枚数、大人用乗車券、小人用乗車券など
の購入条件を指定する第1条件釦210Aと、普通乗車
券、往復乗車券、回数券、特急券、乗継乗車券、連絡乗
車券などの乗車券種を指定する第2条件釦210Bとが
接続されている。
【0025】さらに、このCPU242には、接客面に
設けられたカード口212から投入されたプリペイドカ
ード及び定期券などのカード類に所定の処理を施して排
出するカード処理部246が接続されている。
【0026】このカード処理部246は、カード口21
2から投入されたカード類を内部に受け入れて搬送する
搬送路及び複数の搬送ローラを有する搬送機構、投入さ
れたカード類に磁気記録されている磁気情報を読み出す
とともに投入されたカード類に対して磁気情報を書き込
む磁気処理部、搬送機構の搬送路上の所定位置でカード
類を保留する保留手段としての保留機構、カード類、特
にプリペイドカードに対して所定位置にパンチ孔を開け
るパンチ処理部などを備えている。
【0027】また、このCPU242には、接客面に設
けられた紙幣投入口216から投入された紙幣の真偽判
定および種別判定などの処理を行う紙幣処理部248
と、硬貨投入口214から投入された硬貨の真偽判定お
よび種別判定などを行う硬貨処理部250と、接客面に
設けられた紙幣排出口218から、算出した釣銭の合計
金額に基づいて釣銭としての紙幣を排出させるととも
に、硬貨排出口222から、釣銭としての硬貨を排出さ
せる釣銭処理部252とが接続されている。
【0028】さらに、このCPU242には、口座釦2
08、第1条件釦210A及び第2条件釦210Bを介
して入力された利用区間情報に基づく乗車券を発行し
て、接客面に設けられた乗車券発行口220から発行し
た乗車券を排出させる乗車券発行部254が接続されて
いる。
【0029】CPU242は、普通乗車券、往復乗車
券、回数券、特急券、乗継乗車券を発券する場合、カー
ド口212から投入されたプリペイドカードから残額に
対応した残額情報を読み出し、読み出した残額情報に基
づいてプリペイドカードの残額を算出して表示部202
に表示させる。また、CPU242は、紙幣投入口21
6から投入された紙幣の投入金額、及び硬貨投入口21
4から投入された硬貨の投入金額を算出して表示部20
2に表示させる。
【0030】この時、CPU242は、表示部202に
口座釦208を表示させ、利用客によって選択された口
座釦208の利用区間を有する乗車券を乗車券発行部2
54に発行させるように制御する。そして、CPU24
2は、乗車券発行部254を制御して、乗車券発行口2
20から発行した乗車券を排出させる。
【0031】そして、CPU242は、利用客によって
投入された投入金額の合計金額と、利用客によって選択
された口座釦208が示す区間運賃とに基づいて、釣銭
を算出し、釣銭処理部252を制御して、紙幣排出口2
18及び硬貨排出口222から釣銭を排出させる。
【0032】また、CPU242は、この表示部202
に対して発券機200の動作状態や、エラーメッセージ
などを表示させる。
【0033】次に、図1に示した発券機200に備えら
れる乗車券発行部254について説明する。
【0034】図2は、この発明の発券機の一実施の形態
に係る乗車券発行部の内部構成を概略的に示す断面図で
ある。
【0035】図2に示すように、この乗車券発行部25
4は、上方に発券手段として機能する発券処理部102
を備え、下方に少なくとも2つのロール紙R1及びR2
を装填可能に形成されたロール紙装填部104を備えて
いる。
【0036】ロール紙R1及びR2は、帯状の券紙を巻
回することによって形成されており、また、券紙に連続
したクリーニング部材を有している。このクリーニング
部材は、例えば粘着性を有するクリーニングテープ、ア
ルコール分を含む布地からなるクリーニング布などであ
る。このクリーニング部材は、ロール紙R1及びR2の
先端部、終端部、あるいはその途中に券紙に連続して配
置されている。クリーニング部材と券紙とのつなぎ目に
は、一部に穴が形成されている。
【0037】乗車券発行部254内には、ロール紙R1
及びR2を取り出す取出ローラ106―1及び106―
2などの各種搬送ローラや、駆動モータによって駆動さ
れる搬送ベルト、搬送ローラ及び搬送ベルトによって規
定される複数の搬送路に券紙を振り分ける振分ゲートな
どからなる搬送手段として機能する搬送機構108が配
置されている。
【0038】搬送機構108の搬送路には、取出ローラ
106−1及び106−2から乗車券発行口220まで
延びる主搬送路108−1、主搬送路108−1から分
岐して磁気処理不良などの発券不良の不良券やクリーニ
ング部材などを回収する回収箱110まで延びる分岐搬
送路108−2、クリーニング部材を一時的に保留する
保留手段として機能する保留搬送路108−3などがあ
る。保留搬送路108−3には、保留していたクリーニ
ング部材を所定のタイミングで取り出す取出手段として
機能する取出ローラ103−3が配置されている。
【0039】主搬送路108−1上には、取出ローラ1
06−1または106−2から取り出された帯状の券紙
またはこの券紙に連続するクリーニング部材を、所定の
長さ、例えばエドモンソン券サイズ、大型券サイズに切
断する切断手段として機能するカッタ部112が配置さ
れている。
【0040】カッタ部112の搬送方向下流側には、券
紙の表面に所定の印刷処理、すなわち所定のパターンを
印刷する印刷手段として機能するサーマルヘッド114
が配置されている。
【0041】サーマルヘッド114の搬送方向下流側に
は、順に、券紙の裏面に形成された磁気記録部に所定の
磁気処理を施す磁気処理手段として機能する磁気ヘッ
ド、すなわち書込ヘッド116及び読取ヘッド118が
配置されている。書込ヘッド116は、所定の磁気情報
を書き込み、読取ヘッド118は、書込ヘッド116に
よって書き込まれた磁気情報を読み取って確認する。
【0042】書込ヘッド116と読取ヘッド118との
間には、不良券などにパンチ処理を施すパンチ処理部1
20が配置されている。
【0043】この乗車券発行部254の搬送路上におけ
る各位置には、券紙及びクリーニング部材を検知するた
めの複数のセンサが設けられている。これらのセンサに
は、ロール紙R1及びR2の券紙切れを検知するセンサ
S1及びS2、ロール紙R1及びR2における券紙とク
リーニング部材とのつなぎ目に形成された穴を検知する
センサS3、搬送路上のジャムを検知するセンサなどが
含まれている。これらのセンサは、例えば、透過型のセ
ンサによって構成され、発光部と受光部とをそれぞれ有
している。これらのセンサからの出力信号は、CPU2
42に出力される。
【0044】次に、図2に示したような乗車券発行部に
おいて、乗車券を発券する発券モード、及びサーマルヘ
ッド及び磁気ヘッドをクリーニングするクリーニングモ
ードについてフローチャートを用いて説明する。
【0045】ここで説明する例では、ロール紙に含まれ
る券紙の終端部にクリーニング部材が連続しているもの
とし、2つのロール紙R1及びR2のうち、先にロール
紙R1を使用して乗車券を発券するものとする。また、
ロール紙に含まれるクリーニング部材の長さは、複数枚
の乗車券サイズに相当する長さであるものとする。
【0046】図3は、この発明の発券機に適用される発
券モード及びクリーニングモードを説明するためのフロ
ーチャートである。
【0047】まず、乗車券発行部254側では、CPU
242からの乗車券の発行指示を受け取ると、センサS
3からの出力信号に基づいて、取出ローラ106−1に
よりロール紙R1からクリーニング部材が取り出されて
いるか券紙が取り出されているかを検知する(ST1
1)。すなわち、券紙とこの券紙の終端部に連続するク
リーニング部材とのつなぎ目を、センサS3からの出力
信号に基づいて検知する。
【0048】取出ローラ106−1から券紙が取り出さ
れていると判断した場合には(ST11、N)、通常の
発券モードを実行し、まず、CPU242からの指示に
基づいて取出ローラ106−1によって所定の長さに取
り出された券紙をカッタ部112によって切断する(S
T12)。
【0049】続いて、搬送機構108により、切断され
た券紙を下流側に搬送し、サーマルヘッド114によ
り、CPU242からの指示に基づいて、券紙の表面に
所定のパターンを印刷する(ST13)。
【0050】続いて、搬送機構108により、印刷され
た券紙をさらに下流側に搬送し、書込ヘッド116によ
り、CPU242からの指示に基づいて、券紙の裏面に
形成された磁気記録部に所定の磁気情報を書き込む(S
T14)。
【0051】続いて、搬送機構108により、磁気書き
込みされた券紙をさらに下流側に搬送し、読取ヘッド1
18により、CPU242からの指示に基づいて、券紙
の磁気記録部に書き込まれた所定の磁気情報を読み取
り、書き込んだ磁気情報を確認する(ST15)。
【0052】読取ヘッド118によって読み取られた磁
気情報が書込ヘッド116によって書き込まれた磁気情
報と一致する場合には、確認OKとし(ST15、
Y)、搬送機構108によって券紙を乗車券発行口22
0まで搬送し、乗車券を発行して(ST16)、一連の
発券モードを終了する。
【0053】読取ヘッド118によって読み取られた磁
気情報が書込ヘッド116によって書き込まれた磁気情
報と一致しない場合には、確認NGとし(ST15、
N)、搬送機構108によって券紙を回収箱110まで
搬送し、券紙を回収する(ST17)。そして、再びス
テップST12に戻り、別の券紙に対して一連の発券処
理を行う。
【0054】一方、ステップST11において、取出ロ
ーラ106−1からクリーニング部材が取り出されてい
ると判断した場合には(ST11、Y)、クリーニング
モードを実行し、まず、CPU242からの指示に基づ
いて取出ローラ106−1によって所定の長さに取り出
されたクリーニング部材をカッタ部112によって切断
する(ST18)。
【0055】続いて、搬送機構108により、切断され
たクリーニング部材を下流側に搬送し、CPU242か
らの指示に基づいて、サーマルヘッド114によるクリ
ーニング部材に対する印刷動作を実行する(ST1
9)。このとき、CPU242からの指示に基づいて搬
送機構108を制御することにより、サーマルヘッド1
14に対応する搬送路上を、クリーニング部材をサーマ
ルヘッド114に接触させた状態で往復運動させること
により、サーマルヘッド114をクリーニング部材によ
ってクリーニングする。
【0056】続いて、搬送機構108により、クリーニ
ングに使用したクリーニング部材をさらに下流側の回収
箱110まで搬送し、クリーニング部材を回収する(S
T20)。
【0057】続いて、CPU242からの指示に基づい
て、次に取出ローラ106−1によって所定の長さに取
り出されたクリーニング部材をカッタ部112によって
切断する(ST21)。
【0058】続いて、搬送機構108により、切断され
たクリーニング部材を下流側に搬送し、CPU242か
らの指示に基づいて、磁気ヘッド116及び118によ
るクリーニング部材に対する磁気処理動作を実行する
(ST22)。このとき、CPU242からの指示に基
づいて搬送機構108を制御することにより、磁気ヘッ
ド116及び118に対応する搬送路上を、クリーニン
グ部材を磁気ヘッド116及び118に接触させた状態
で往復運動させることにより、磁気ヘッド116及び1
18をクリーニング部材によってクリーニングする。
【0059】続いて、搬送機構108により、クリーニ
ングに使用したクリーニング部材をさらに下流側の回収
箱110まで搬送し、クリーニング部材を回収する(S
T23)。
【0060】続いて、CPU242の制御に基づいて、
ロール紙R2から券紙を取り出し、試券を発行する(S
T24)。すなわち、センサS3からの出力信号を参照
しながら、取出ローラ106−2により、ロール紙R2
から券紙を取り出し、この券紙をカッタ部112によっ
て所定の長さに切断する。そして、切断した券紙の磁気
記録部に書込ヘッド116により所定の磁気情報を書き
込む。
【0061】そして、読み取りヘッドにより、書き込ん
だ磁気情報を読み取り、書き込んだ磁気情報との整合性
を確認する(ST25)。
【0062】読取ヘッド118によって読み取られた磁
気情報が書込ヘッド116によって書き込まれた磁気情
報と一致する場合には、確認OKとし(ST25、
Y)、搬送機構108によって試券を回収箱110まで
搬送して、試券を回収し(ST26)、再びステップS
T11に戻る。そして、ロール紙R2から券紙を取り出
して、CPU242からの指示に基づいた乗車券を発行
する一連の発券モードを行う。
【0063】読取ヘッド118によって読み取られた磁
気情報が書込ヘッド116によって書き込まれた磁気情
報と一致しない場合には、確認NGとし(ST25、
N)、搬送機構108によって試券を回収箱110まで
搬送して、試券を回収する(ST27)。
【0064】続いて、このときの確認NGの回数が所定
回数であるか否かを判断する(ST28)。すなわち、
クリーニングモードを実行している際、紙券を発行した
時の磁気情報確認NG回数が所定回数、すなわちN回目
である場合には(ST28、Y)、クリーニングモード
によるクリーニングだけでは、磁気処理不良を改善でき
ないと判断して、所定の表示装置に異常の内容や保守員
をコールする旨の警告を発生し(ST29)、クリーニ
ングモードを終了する。
【0065】また、磁気情報確認NG回数がN回目では
ない場合には(ST28、N)、再びステップST21
に戻り、ロール紙R1から別のクリーニング部材を取り
出して、このクリーニング部材を利用して一連のクリー
ニングモードを実行する。
【0066】上述した実施の形態では、ロール紙の終端
部に設けられたクリーニング部材の長さは、少なくとも
サーマルヘッドのクリーニングに利用される分と、N回
の磁気ヘッドのクリーニングに利用される分とを含んで
いるものとするが、一度使用したクリーニング部材を保
留搬送路108−3に一時的に保留し、必要なタイミン
グで取出ローラ106−3によって主搬送路108−1
に戻され、クリーニングモード実行時に使用するように
しても良い。これにより、クリーニング部材の長さを十
分に確保できない場合や、ロール紙のコスト低減、ま
た、頻繁なクリーニングモードの実効にも適用可能とな
る。
【0067】上述したように、ロール紙の終端部に含ま
れるクリーニング部材により、ロール紙のエンドのタイ
ミングで確実にクリーニングモードが実行され、所定の
発券枚数ごとに、このクリーニングモードによって発券
処理を行うサーマルヘッドや書込ヘッド及び読取ヘッド
をクリーニングすることが可能となる。したがって、常
に安定した発券処理を行うことが可能である。
【0068】また、定期的に保守員が現地に出向いてク
リーニングを行う必要がなくなり、保守員の負担を軽減
することが可能となる。
【0069】次に、他のクリーニングモードについてフ
ローチャートを用いて説明する。
【0070】ここで説明する例では、ロール紙に含まれ
る券紙の少なくとも先端部にクリーニング部材が連続し
ているものとし、2つのロール紙R1及びR2のうち、
先にロール紙R1を使用して乗車券を発券するものとす
る。また、ロール紙に含まれるクリーニング部材の長さ
は、複数枚の乗車券サイズに相当する長さであるものと
する。
【0071】図4は、この発明の発券機に適用される発
券モード及びクリーニングモードを説明するためのフロ
ーチャートである。
【0072】まず、乗車券発行部254側では、CPU
242からの乗車券の発行指示を受け取ると、通常の発
券モードを実行し、センサS3からの出力信号に基づい
て、ローラR1から取出ローラ106−1によって所定
の長さに取り出された券紙をカッタ部112によって切
断する(ST31)。
【0073】続いて、搬送機構108により、切断され
た券紙を下流側に搬送し、サーマルヘッド114によ
り、CPU242からの指示に基づいて、券紙の表面に
所定のパターンを印刷する(ST32)。
【0074】続いて、搬送機構108により、印刷され
た券紙をさらに下流側に搬送し、書込ヘッド116によ
り、CPU242からの指示に基づいて、券紙の裏面に
形成された磁気記録部に所定の磁気情報を書き込む(S
T33)。
【0075】続いて、搬送機構108により、磁気書き
込みされた券紙をさらに下流側に搬送し、読取ヘッド1
18により、CPU242からの指示に基づいて、券紙
の磁気記録部に書き込まれた所定の磁気情報を読み取
り、書き込んだ磁気情報を確認する(ST34)。
【0076】読取ヘッド118によって読み取られた磁
気情報が書込ヘッド116によって書き込まれた磁気情
報と一致する場合には、確認OKとし(ST34、
Y)、搬送機構108によって券紙を乗車券発行口22
0まで搬送し、乗車券を発行して(ST35)、一連の
発券モードを終了する。
【0077】読取ヘッド118によって読み取られた磁
気情報が書込ヘッド116によって書き込まれた磁気情
報と一致しない場合には、確認NGとし(ST34、
N)、搬送機構108によって券紙を回収箱110まで
搬送し、券紙を回収する(ST36)。
【0078】そして、クリーニングモードを実行する。
【0079】すなわち、CPU242の制御に基づい
て、センサS3からの出力信号を参照しながら、ローラ
R2の先端部分から取出ローラ106−2によりクリー
ニング部材を所定の長さに取り出して、カッタ部112
によって切断する(ST37)。
【0080】続いて、搬送機構108により、切断され
たクリーニング部材を下流側に搬送し、CPU242か
らの指示に基づいて、磁気ヘッド116及び118によ
るクリーニング部材に対する磁気処理動作を実行する
(ST38)。このとき、CPU242からの指示に基
づいて搬送機構108を制御することにより、磁気ヘッ
ド116及び118に対応する搬送路上を、クリーニン
グ部材を磁気ヘッド116及び118に接触させた状態
で往復運動させることにより、磁気ヘッド116及び1
18をクリーニング部材によってクリーニングする。
【0081】続いて、搬送機構108により、クリーニ
ングに使用したクリーニング部材をさらに下流側の回収
箱110まで搬送し、クリーニング部材を回収する(S
T39)。
【0082】続いて、CPU242の制御に基づいて、
ロール紙R1から取出ローラ106−1によって券紙を
取り出し、試券を発行する(ST40)。すなわち、セ
ンサS3からの出力信号を参照しながら、取出ローラ1
06−1により、ロール紙R1から券紙を取り出し、こ
の券紙をカッタ部112によって所定の長さに切断す
る。そして、切断した券紙の磁気記録部に書込ヘッド1
16により所定の磁気情報を書き込む。
【0083】そして、読み取りヘッドにより、書き込ん
だ磁気情報を読み取り、書き込んだ磁気情報との整合性
を確認する(ST41)。
【0084】読取ヘッド118によって読み取られた磁
気情報が書込ヘッド116によって書き込まれた磁気情
報と一致する場合には、確認OKとし(ST41、
Y)、搬送機構108によって試券を回収箱110まで
搬送して、試券を回収し(ST42)、再びステップS
T31に戻る。そして、ロール紙R1から券紙を取り出
して、CPU242からの指示に基づいた乗車券を発行
する一連の発券モードを行う。
【0085】読取ヘッド118によって読み取られた磁
気情報が書込ヘッド116によって書き込まれた磁気情
報と一致しない場合には、確認NGとし(ST41、
N)、搬送機構108によって試券を回収箱110まで
搬送して、試券を回収する(ST43)。
【0086】続いて、このときの確認NGの回数が所定
回数であるか否かを判断する(ST44)。すなわち、
クリーニングモードを実行している際、試券を発行した
時の磁気情報確認NG回数が所定回数、すなわちN回目
である場合には(ST44、Y)、クリーニングモード
によるクリーニングだけでは、磁気処理不良を改善でき
ないと判断して、所定の表示装置に異常の内容や保守員
をコールする旨の警告を発生し(ST45)、クリーニ
ングモードを終了する。
【0087】また、磁気情報確認NG回数がN回目では
ない場合には(ST44、N)、再びステップST37
に戻り、ロール紙R2から別のクリーニング部材を取り
出して、このクリーニング部材を利用して一連のクリー
ニングモードを実行する。
【0088】上述した実施の形態では、ロール紙の終端
部に設けられたクリーニング部材の長さは、少なくとも
N回の磁気ヘッドのクリーニングに利用される分を含ん
でいるものとするが、一度使用したクリーニング部材を
保留搬送路108−3に一時的に保留し、必要なタイミ
ングで取出ローラ106−3によって主搬送路108−
1に戻され、クリーニングモード実行時に使用するよう
にしても良い。これにより、クリーニング部材の長さを
十分に確保できない場合や、ロール紙のコスト低減、ま
た、頻繁なクリーニングモードの実効にも適用可能とな
る。
【0089】上述したように、一方のロール紙から供給
される券紙に対して発券処理を行っている際に、発券不
良、例えば磁気処理不良が発生した場合には、そのタイ
ミングで未使用の他方のロール紙の先端部に含まれるク
リーニング部材により、確実にクリーニングモードが実
行される。このため、磁気ヘッドの汚れが原因となる磁
気処理不良の場合には、速やかにクリーニングモードに
よって書込ヘッド及び読取ヘッドをクリーニングするこ
とが可能となり、磁気処理不良を改善することができ
る。したがって、常に安定した発券処理を行うことが可
能である。
【0090】また、定期的に保守員が現地に出向いてク
リーニングを行う必要がなくなり、保守員の負担を軽減
することが可能となる。
【0091】さらに、発券不良が生じた場合に、クリー
ニングモードを実行し、磁気ヘッドの汚れが原因の発券
不良については、実行したクリーニングモードによって
改善可能であるため、保守員が現地に出向いてクリーニ
ングを完了するまで発券業務を停止する必要がなくな
り、発券業務の効率を低下させてしまう問題を改善する
ことができる。
【0092】なお、図4を用いて説明した実施の形態で
は、磁気情報確認NGのたびにクリーニングモードを実
行したが、より発券効率の向上を図るために、例えば、
連続して所定回数の磁気情報確認NGが生じた場合にク
リーニングモードを実行する、あるいは、磁気情報確認
NGの回数をカウントし、カウント値が所定回数に達し
た場合にクリーニングモードを実行しても良い。
【0093】また、上述した実施の形態では、ロール紙
は、券紙の終端部または先端部にクリーニング部材を連
続することによって形成したが、センサS3によってク
リーニング部材と券紙とを区別することが可能となるた
め、券紙の途中に配置してもよい。また、ロール紙の先
端部及び終端部の両方にクリーニング部材を設け、それ
ぞれをサーマルヘッド用、磁気ヘッド用、または、搬送
機構の各種ローラ用として使い分けても良い。
【0094】以上説明したように、この発明の発券機及
びこの発券機に適用可能なクリーニング方法によれば、
券紙を有するロール紙にクリーニング部材を連続するこ
とにより、所定枚数の券紙の使用毎に定期的に発券処理
部、すなわち券紙を搬送する搬送機構、券紙に印刷処理
を施すサーマルヘッド、券紙に磁気処理を施す磁気ヘッ
ドをクリーニングすることが可能となり、保守員の負担
を増大することなく、常に安定した発券処理を行うこと
が可能となる。
【0095】また、磁気処理不良が発生した場合には、
直ちに磁気ヘッドのクリーニングを行い、汚れが原因の
磁気処理不良を速やかに改善することが可能となる。こ
のため、保守員の負担を増大することなく、また、発券
効率の低下を招くことなく、速やかに機体の発券モード
への復帰を図ることが可能となる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、発券効率を低下させることなく、発券枚数にかかわ
らず、常に安定した発券処理を行うことが可能であっ
て、保守員の負担を軽減することができる発券機及びこ
の発券機に適用されるクリーニング方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施の形態に係る発券機
の制御系統を概略的に示すブロック図である。
【図2】図2は、図1に示した発券機に備えられる乗車
券発行部の構造を概略的に示す断面図である。
【図3】図3は、この発明のクリーニング方法の一実施
の形態を説明するためのフローチャートである。
【図4】図4は、この発明のクリーニング方法の他の実
施の形態を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
102…発券処理部 104…ロール紙装填部 106…取出ローラ 108…搬送機構 110…回収箱 112…カッタ部 114…サーマルヘッド 116…書込ヘッド 118…読取ヘッド 220…乗車券発行口 242…CPU 254…乗車券発行部 S(1、2、3)…センサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状の券紙、及びこの券紙に連続したクリ
    ーニング部材を有するロール紙からクリーニング部材ま
    たは券紙を取り出して所定の長さに切断する切断手段
    と、 前記切断手段によって切断されたクリーニング部材また
    は券紙を搬送する搬送手段と、 前記搬送手段によって搬送されている券紙に対して所定
    の発券処理を施して券類を発券する発券手段と、 前記切断手段によって切断されたクリーニング部材を前
    記搬送手段によって搬送させることによって前記発券手
    段をクリーニングするように制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする発券機。
  2. 【請求項2】帯状の券紙、及びこの券紙に連続したクリ
    ーニング部材を有するロール紙からクリーニング部材ま
    たは券紙を取り出して所定の長さに切断する切断手段
    と、 前記切断手段によって切断されたクリーニング部材また
    は券紙を搬送する搬送手段と、 前記搬送手段によって搬送されている券紙に対して所定
    の発券処理を施して券類を発券する発券手段と、 前記切断手段によって切断されたクリーニング部材を前
    記搬送手段によって往復運動させることによって前記発
    券手段をクリーニングするように制御する制御手段と、 前記発券手段をクリーニングしたクリーニング部材を一
    時的に保留する保留手段と、 所定のタイミングで前記保留手段によって保留されてい
    たクリーニング部材を取り出して、前記制御手段の制御
    に基づいたクリーニング動作に利用する取出手段と、 前記発券手段を所定回数クリーニングしたクリーニング
    部材を回収する回収手段と、 を備えたことを特徴とする発券機。
  3. 【請求項3】帯状の券紙、及びこの券紙に連続したクリ
    ーニング部材を有するロール紙に含まれるクリーニング
    部材を検知する検知手段と、 前記ロール紙からクリーニング部材または券紙を取り出
    して所定の長さに切断する切断手段と、 前記切断手段によって切断されたクリーニング部材また
    は券紙を搬送する搬送手段と、 前記搬送手段によって搬送されている券紙に対して所定
    の発券処理を施して券類を発券する発券手段と、 前記検知手段によってクリーニング部材を検知した場合
    には、前記切断手段によって前記クリーニング部材を切
    断し、前記搬送手段によって搬送させることによって前
    記発券手段をクリーニングするように制御する制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする発券機。
  4. 【請求項4】帯状の券紙の少なくとも先端部にクリーニ
    ング部材を有する少なくとも2個のロール紙のうち、一
    方の前記ロール紙からクリーニング部材または券紙を取
    り出して所定の長さに切断する切断手段と、 前記切断手段によって切断されたクリーニング部材また
    は券紙を搬送する搬送手段と、 前記搬送手段によって搬送されている券紙に対して所定
    の発券処理を施して券類を発券する発券手段と、 一方の前記ロール紙から切断された券紙に対して前記発
    券手段によって発券処理を施している時にエラーが生じ
    た場合には、他方の前記ロール紙の先端部に含まれるク
    リーニング部材を前記切断手段によって切断させ、前記
    搬送手段によって搬送させることにより前記発券手段を
    クリーニングするように制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする発券機。
  5. 【請求項5】券紙に発券処理を施して券類を発券する発
    券機において、 帯状の券紙の先端部及び終端部の少なくとも一方にクリ
    ーニング部材を有するロール紙からクリーニング部材ま
    たは券紙を取り出して所定の長さに切断する切断手段
    と、 前記切断手段によって切断されたクリーニング部材また
    は券紙を搬送する搬送手段と、 前記搬送手段によって搬送されている券紙に対して所定
    のパターンを印刷する印刷手段と、 前記切断手段によって切断されたクリーニング部材を前
    記搬送手段によって往復運動させながら、前記印刷手段
    により前記クリーニング部材に対して印刷動作をさせる
    ことによって前記印刷手段をクリーニングするように制
    御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする発券機。
  6. 【請求項6】券紙に発券処理を施して券類を発券する発
    券機において、 帯状の券紙の先端部及び終端部の少なくとも一方にクリ
    ーニング部材を有するロール紙からクリーニング部材ま
    たは券紙を取り出して所定の長さに切断する切断手段
    と、 前記切断手段によって切断されたクリーニング部材また
    は券紙を搬送する搬送手段と、 前記搬送手段によって搬送されている券紙に対して所定
    の磁気処理を施す磁気処理手段と、 前記切断手段によって切断されたクリーニング部材を前
    記搬送手段によって往復運動させながら、前記磁気処理
    手段により前記クリーニング部材に対して磁気処理動作
    をさせることによって前記磁気処理手段をクリーニング
    するように制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする発券機。
  7. 【請求項7】券紙に発券処理を施して券類を発券する発
    券手段を備えた発券機に適用されるクリーニング方法に
    おいて、 帯状の券紙、及びこの券紙に連続したクリーニング部材
    を有するロール紙から、クリーニング部材を検知し、 前記ロール紙からクリーニング部材を取り出して所定の
    長さに切断し、 切断されたクリーニング部材を搬送し、 前記発券手段により搬送されているクリーニング部材に
    対して所定の発券動作を施すことにより、前記発券手段
    をクリーニングする、 ことを特徴とするクリーニング方法。
  8. 【請求項8】券紙に発券処理を施して券類を発券する発
    券手段を備えた発券機に適用されるクリーニング方法に
    おいて、 帯状の券紙の少なくとも先端部にクリーニング部材を有
    する少なくとも2個のロール紙のうち、一方の前記ロー
    ル紙から券紙を取り出して所定の長さに切断し、 切断された券紙を搬送し、 前記発券手段により搬送されている券紙に対して所定の
    発券処理を施して券類を発券し、 一方の前記ロール紙から切断された券紙に対して前記発
    券手段によって発券処理を施している時にエラーが生じ
    た場合には、他方の前記ロール紙の先端部に含まれるク
    リーニング部材を取り出して所定の長さに切断し、 切断されたクリーニング部材を搬送し、 前記発券手段により搬送されているクリーニング部材に
    対して所定の発券動作を施すことにより、前記発券手段
    をクリーニングする、 ことを特徴とするクリーニング方法。
  9. 【請求項9】券紙に所定のパターンを印刷して券類を発
    券する印刷手段を備えた発券機に適用されるクリーニン
    グ方法において、 帯状の券紙の先端部及び終端部の少なくとも一方にクリ
    ーニング部材を有するロール紙からクリーニング部材を
    取り出して所定の長さに切断し、 切断されたクリーニング部材を前記印刷手段に対応して
    往復運動させるように搬送し、 前記印刷手段により搬送されているクリーニング部材に
    対して所定の印刷動作をさせることにより、前記印刷手
    段をクリーニングする、 ことを特徴とするクリーニング方法。
  10. 【請求項10】券紙に所定の磁気処理を施して券類を発
    券する磁気処理手段を備えた発券機に適用されるクリー
    ニング方法において、 帯状の券紙の先端部及び終端部の少なくとも一方にクリ
    ーニング部材を有するロール紙からクリーニング部材を
    取り出して所定の長さに切断し、 切断されたクリーニング部材を前記磁気処理手段に対応
    して往復運動させるように搬送し、 前記磁気処理手段により搬送されているクリーニング部
    材に対して所定の磁気処理を施すことにより、前記磁気
    処理手段をクリーニングする、 ことを特徴とするクリーニング方法。
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