JP2002008104A - 現金自動取引装置 - Google Patents

現金自動取引装置

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JP2002008104A
JP2002008104A JP2000187652A JP2000187652A JP2002008104A JP 2002008104 A JP2002008104 A JP 2002008104A JP 2000187652 A JP2000187652 A JP 2000187652A JP 2000187652 A JP2000187652 A JP 2000187652A JP 2002008104 A JP2002008104 A JP 2002008104A
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Atsushi Amano
天野  淳
Yoshio Horiba
佳夫 堀場
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】利用する取引先や取引内容に応じて、利用者に
的確な情報、あるいは利用者により選択された情報を、
表面または裏面に印字した明細票を現金自動取引装置か
ら発行できるようにする。 【解決手段】明細票印字内容を複数記憶保持する手段4
1〜43と、取引先や取引内容に応じて明細票印字内容
を変更できる手段48,44,29〜31を設ける。ま
た、明細票の両面に印字する手段と取引毎に表裏の印字
内容を変更する手段を設ける。また、利用者により希望
する明細票印字内容を選択させる手段を設ける。さら
に、各々の明細票印字内容の使用数をカウントする手段
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関等で使用
される現金自動取引装置に関し、特に取引先や取引内容
に応じて適切な情報あるいは利用者が所望する情報を明
細票に印字して発行する制御を行う現金自動取引装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、金融機関等で使用される現金
自動取引装置において、利用者に印字発行する明細票の
種類としては、大きく分けて以下の3種類がある。すな
わち、(1)表面に罫線や金融機関名称が印刷済みで、
裏面に広告等が印刷済みの帳票、(2)表面に罫線や金
融機関名称が印刷済みで、裏面が白紙の帳票、(3)両
面白紙の帳票、現金自動取引装置は、通常、これらの明
細票の表面に取引内容を印字して利用者に発行している
が、表面だけでは印字できる情報量が限られている上、
金融機関等から利用者へ提供できる情報が、印刷済みの
固定情報となるため、広告や流行の商品の情報等、刷印
する内容をその都度自由に変更することはできなかっ
た。
【0003】これを解決するため、従来においては、例
えば特開平9−30066号公報に記載のように、罫線
等の図柄を予め印刷した明細票を使用せず、白紙の明細
票に取引デ−タと明細票に印字する罫線等の図柄を重ね
合わせて印字する方法が用いられていた。しかしなが
ら、取引先や取引種類毎に対応して明細票に印字する罫
線等の図柄を変更する方法については記載されていなか
った。このため、1台の現金自動取引装置に対して複数
の金融機関が共同で利用したい場合や、様々なサ−ビス
内容や金融機関等の広告掲示に対応したい場合に、それ
に応じた明細票を印字発行することができず、利用者へ
の利便性が低かった。また、裏面に印字する方法とし
て、例えば特開平11−43241号公報に記載のよう
に、明細票を表裏反転して、利用者が明細票を受け取る
際の操作性の向上を図った取引装置が提案されている
が、装置の小型化や取引時間を考えると不利であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の明
細票の発行においては、白紙の明細票に取引データと罫
線の図柄を重ねて印刷する方法や、印刷された明細票を
表裏反転して利用者に渡す方法などが提案されていた。
しかしながら、取引先や取引内容に応じて明細票に印刷
する内容を変更できないこと、明細票の裏面に印刷でき
る装置はなかったこと、まして利用者の希望する情報を
明細票に印刷することなどは不可能であること、および
利用者に最も関心のある情報を明細票に印刷することな
どは不可能であること、等の問題点があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記の各問題点
を解消することであって、以下の4点である。第1の目
的は、取引先や取引内容に応じて情報を変更し、明細票
に印字できるようにした現金自動取引装置を提供するこ
とにある。第2の目的は、明細票により多くの情報を提
供するため、従来の表以外に裏にも印字できるようにし
た現金自動取引装置を提供することにある。第3の目的
は、利用者に欲しい情報を選択させ、その内容を印字で
きるようにした現金自動取引装置を提供することにあ
る。第4の目的は、利用頻度の高い情報を決定して、そ
の情報を明細票に印字できるようにした現金自動取引装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の現金自動取引装置は、(1)明細票の印字
内容を複数記憶保持する手段と、上記明細票の表面ある
いは表裏両面に印字する手段と、取引先や取引内容に応
じて上記明細票の印字内容を変更する手段とを設けて、
上記明細票を通じて利用者への情報提供を行うことを特
徴としている。また、(2)前記各手段以外に、各明細
票の印字内容を利用者により選択させる手段を設け、利
用者により選択された印字内容を該明細票に印字して発
行することも特徴としている。さらに、(3)前記各手
段以外に、各々の明細票の印字内容の使用数をカウント
する手段と、該カウント手段により印字発行する明細票
の印字内容を決定する手段とを設け、使用頻度により明
細票の印字内容を変更することも特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す
現金自動取引装置の外観斜視図である。図1において、
カード取り扱い機構4は、利用者が挿入したカードを吸
入し、カードに記録された利用者情報を読み出して本体
制御部2へ報告し、本体制御部2から指示されたデータ
をカードに書き込み排出する。操作部3は、顧客が入力
した取引種類や取引金額を本体制御部2へ連絡する。現
金取扱機構6は、本体制御部2の指示により現金を出金
したり、利用者が預け入れた現金を計数して本体制御部
2へ報告する。明細票発行機構5は、本体制御部2の指
示により取引データを明細票に印字して利用者へ排出す
る。外部入出力装置9は、例えば磁気ディスク装置など
を含み、プログラムデータ等を本体制御部2へ取込む。
本体制御部2から明細票発行機構5の明細票印字内容を
保持する手段に対して、予め明細票の印字内容を転送し
ておくか、変更する明細票の印字内容を転送しておくこ
とで、明細票発行機構5は、操作部3からの顧客の要望
や、この現金自動取引装置が接続されているセンタから
の指示により、明細票の表または裏に印字する内容を印
字するか、あるいは変更された内容を印字する。
【0008】図2は、本発明の一実施例を示す現金自動
取引装置の制御ブロック図である。回線制御部8は、暗
証番号や取引金額や口座番号や振込み先情報等の取引情
報をセンタ1へ送信したり、○○銀行センタ1の処理結
果を受信し、本体制御部2へ連絡したりする。○○銀行
センタ1は、回線制御部8から受信した暗証番号や取引
金額等の取引情報を確認し、確認結果を回線制御部8へ
送信する。本体制御部2、操作部3、カード取り扱い機
構4、明細票発行機構5、現金取扱機構6、外部入出力
装置9については、図1の説明の通りである。○○銀行
とオンライン提携している××銀行センタ7は、利用者
の取り扱い内容により○○銀行センタ1を介し、明細票
デ−タなどの××銀行特有の情報を現金自動取引装置に
伝送する。なお、この現金自動取引装置は、○○銀行に
所属しており、営業部、支店あるいは店舗外等のATM
フロアに配置されているものである。
【0009】図3は、現金自動取引装置における出金取
引の一例を示す処理フロ−チャートである。ここでは、
出金取引に際して、明細票に取引データを印字して発行
する通常の場合の手順を示している。利用者は、操作部
3により出金の取引を選択して(ステップ101)、カ−
ド取扱機構1にカ−ドを挿入した後(ステップ102)、
操作部3により暗証番号を入力し(ステップ103)、出
金金額を入力すると(ステップ104)、現金自動取引装
置は利用者デ−タの確認のためにセンタと交信し(ステ
ップ105)、センタにより確認できたならば、明細票
発行機構5が取引デ−タを印字し(ステップ106)、明
細票をカットした後(ステップ107)、明細票を排出す
る(ステップ108)。利用者により明細票が抜き取られ
たか否かを監視し(ステップ109)、抜き取られたなら
ば、カ−ド取扱機構4によりカ−ドを排出し(ステップ
110)、利用者によりカ−ドが抜き取られたか否かを
監視する(ステップ111)。カ−ドが抜き取られたなら
ば、現金取扱機構6により紙幣または硬貨を放出し(ス
テップ112)、利用者により紙幣または硬貨が受け取
られたか否かを監視し、受け取ったことが確認されたな
らば(ステップ113)、取引を終了する。
【0010】図4は、本発明の一実施例を示す明細票発
行機構の概略図である。以下、図4により明細票ローデ
ィング動作、印字動作、カット動作及び排出動作につい
て説明する。明細票に印字する方式にはいろいろある
が、本実施例では、表面裏面とも感熱加工したロ−ル上
の明細票に、発熱ヘッド(サ−マルヘッド)により印字
する例を説明する。係員が明細票ロール紙14をホッパ
部13にセットして、ローディング動作を開始すると、
図示されていない搬送モータの駆動により明細票ロール
紙14を回転させる。明細票ロール紙14の先端は、分
離部15を通過して搬送ベルト16に進入する。搬送モ
ータは、第1搬送路センサ18が明細票ロール紙14の
先端を検知し、更に印字位置決めセンサ19が明細票1
0のタイミングマークを検知した後、所定量搬送して停
止する。
【0011】取引データを印字するため印字動作を開始
すると、搬送モータが起動し、明細票10を排出口17
側へベルト搬送を開始する。又、同時に表側印字ヘッド
20と裏側印字ヘッド32が各々のタイミングで明細票
10に取引データ等をあわせて印字する。カット動作を
開始すると、搬送モータが起動し、明細票10を排出口
17側へベルト搬送し、印字位置決めセンサ19がタイ
ミングマークを検知した後、所定量搬送して停止する。
この際、第2搬送路センサ11が明細票10を検知しな
ければ用紙ジャムと見なし、エラー処理を行う。その
後、明細票カッタ21が動作し、明細票10をミシン目
の位置でカットする。排出動作を開始すると、搬送モー
タが起動して明細票10を排出口17側へベルト搬送
し、抜き取りセンサ12が明細票10を検知した後、所
定量搬送して停止し、利用者が抜き取るのを待つ。
【0012】図5は、図4における明細票印字部の概略
斜視図である。図5に示すように、明細票10を表側印
字ヘッド20と表側用プラテンロ−ラ38ではさんで、
図示されていない表側印字ヘッド20に内臓された発熱
体を発熱させ、紙送りしながら印字する。同様に、明細
票10を裏側印字ヘッド32と裏側用プラテンロ−ラ3
9ではさんで、図示されていない裏側印字ヘッド32に
内臓された発熱体を発熱させ、紙送りしながら印字す
る。このようにすることで、1回の印字の紙送りにより
表面と裏面の印字を行う。
【0013】図6は、図4における明細票発行機構の制
御ブロック図である。回線制御部28は、本体制御部2
からローディング、印字、カット又は排出などの指示情
報を受信して主制御部22へ連絡したり、処理結果を主
制御部22から受け取り、本体制御部2へ送信したりす
る。センサ制御部23は、搬送路16上の明細票10及
び明細票10のタイミングマークの通過や残留及びアク
チェータなどの定位置を監視している複数のセンサを読
取り、主制御部22へ連絡する。搬送モータ制御部24
は、主制御部22の指示により明細票10を搬送する搬
送モータをON/OFFする。カッタ制御部25は、主
制御部22の指示により明細票10をカットするカッタ
20を動作させる。表側印字編集制御部27は、主制御
部22の指示により、明細票の表面に印字する取引デー
タなどを複数面ある表側印字バッファのうち指定された
表側印字バッファ29または30または31のいずれか
に編集する。
【0014】裏側印字編集制御部34は、主制御部22
の指示により、明細票の裏面に印字する広告印字デ−タ
などを複数面ある裏側印字バッファのうち指定された裏
側印字バッファ35または36または37のいずれかに
編集する。表側印字ヘッド制御部26は、主制御部22
の指示により、表側印字バッファ29または30または
31に編集された取引データなどを表側印字ヘッド20
により明細票10の表面に印字する。同じように裏側印
字ヘッド制御部33は、主制御部22の指示により、裏
側印字バッファ35または36または37に編集された
広告印字データなどを裏側印字ヘッド32により明細票
10の裏面に印字する。
【0015】図7は、明細票表面の印字例を示す図であ
り、図8は図7の明細票の裏面の印字例を示す図であ
る。図7と図8の明細票の1枚目(ミシン目61の上半
分)は、現金自動取引装置において、○○銀行との取引
を行った場合の明細票の印字例であり、同じく2枚目
(ミシン目61の下半分)は、提携先である××銀行と
の取引を行った場合の明細票の印字例である。図7のよ
うに、明細票の表面には、いずれも取引データが印字さ
れており、図8のように、明細票の裏面には、ボーナス
キャンペーンとして定期預金の金利あるいはスーパー定
期の300万未満と300万以上に分けて、各期間毎の
金利が示されている。
【0016】図9は、本発明の一実施例を示す表側デ−
タバッファの概念図であり、図10は同じく裏側デ−タ
バッファの概念図である。図9の表面取引文字デ−タ4
8は、表側印字編集制御部27により編集され取引デ−
タ用バッファ44へ転送される(転送経路は本体2側か
ら明細票発行機構5への規定ルートを経由)。また、第
1図柄デ−タ41、第2図柄デ−タ42、第n図柄デ−
タ43は、表側印字編集制御部27により、それぞれ表
側第1印字バッファ29、表側第2印字バッファ30、
表側第n印字バッファ31に転送される(この場合の転
送経路も規定のルートを経由)。すなわち、41〜43
は枠と項目のみが記載されたデータであり、これらの図
柄データが明細票発行機構5の複数の印字バッファ29
〜31に転送され、また48の文字のみが記載されたデ
ータは明細票発行機構5の取引データ用バッファ44に
転送される。明細票に印字する図柄デ−タがn面ある場
合には、n回だけ転送動作が繰り返される。表側印字ヘ
ッド制御部26は、指定された印字バッファを選択し、
指定OR回路39により、取引デ−タ用バッファ44に
蓄積された取引デ−タと図柄デ−タ第1〜第n印字バッ
ファとを論理和により重ね合わせ、表側印字ヘッド20
へ転送して明細票表面に印字する。10は、重ね合わせ
て印字された明細票である。
【0017】図10の裏側第1図柄デ−タ51、第2図
柄デ−タ52、第n図柄デ−タ53は、裏側印字編集制
御部34により、それぞれ裏側第1印字バッファ35、
表側第2印字バッファ36、表側第n印字バッファ37
に転送される。明細票に印字する図柄デ−タがn面ある
と、n回だけ転送動作が繰り返される。裏側印字ヘッド
制御部33は、指定された印字バッファを選択して裏側
印字ヘッド32へ転送し、明細票裏面に印字する。10
は、転送されて、印字された明細票裏面である。
【0018】(第1の実施例)以下、本発明の第1の実
施例について説明する。図12は、本発明の第1の実施
例を示す取引処理のフローチャートである(A方式)。
第1の実施例としては、明細票の表と裏のデータをセン
タから直接現金自動取引装置の明細票発行機構5に転送
するA方式(図12参照)と、現金自動取引装置の本体
制御部2側から明細票発行機構5にデータを転送するB
方式(図11参照)とがある。図12において、操作部
3は利用者が取引選択の操作を行ったことを検知する
と、顧客が選択した取引種類を本体制御部2へ通知する
(ステップ201)。カード取扱機構4はカードの挿入
を検知するとカードを吸入し、カードに記録された情報
を本体制御部2へ通知する(ステップ202)。操作部
3は利用者が暗証番号を入力すると、本体制御部2へ顧
客が入力した暗証番号を通知する(ステップ203)。
操作部3は利用者が取引金額を入力すると、本体制御部
2へ入力した取引金額を通知する(ステップ204)。
本体制御部2はカードに記載された情報及び利用者が入
力した入力内容を、取引要求としてセンタへ送信し、そ
の結果を受信する(ステップ205)。
【0019】表側印字編集制御部27は、当該取引先セ
ンタ1または7(図2参照)から本体制御部2を介して
表面に印字する図柄データを当該印字データバッファ
(表側第1印字バッファ29、表側第2印字バッファ3
0、・・・表側第n印字バッファ31のうち1つのバッ
ファ)へ転送する(ステップ206)。次に、裏側印字
編集制御部27は、当該取引先センタ1または7から本
体制御部2を介して裏面に印字するデータを当該印字デ
ータバッファ(裏側第1印字バッファ35、裏側第2印
字バッファ36、・・・裏側第n印字バッファ37のう
ち1つの)へ転送する(ステップ207)。本体制御部
2は、取引結果により取引文字データ48を作成し、明
細票発行機構5へ送信する。明細票発行機構5は受信し
た取引文字データ48を印字編集制御部27へ転送す
る。表側印字編集制御部27は、取引データを編集し取
引データ用バッファ44へ蓄積する(ステップ20
8)。明細票発行機構5は取引データ用バッファ44と
明細票に印字する指定された図柄データ用印字バッファ
を選択し、これらの内容を重ね合せて明細票10の表面
に印字する(ステップ209)。なお、このとき印字さ
れた明細票(表側)が、図7に示されている。同時に裏
側印字バッファの1つを選択し、明細票10の裏面に印
字する(ステップ209)。このとき印字された明細票
(裏側)が図8に示されている。
【0020】明細票発行機構5は、明細票10をミシン
目61の位置でカットする(ステップ210)。カード
取扱機構4はカードを排出し、明細票発行機構5は明細
票10を排出する(ステップ211)。本体制御部2は
カード取扱機構4からカード抜き取りの通知を受け、更
に明細票発行機構5から明細票10抜き取りの通知を受
けるまで待つ(ステップ212)。現金取扱機構6は、
取引結果により現金を出金する(ステップ213)。本
体制御部2は、現金取扱機構6から現金の抜き取りの通
知を受けるまで待つ(ステップ214)。以上のよう
に、図12においては、現金自動取引装置本体制御部が
取引先センタから転送された明細票に印字する図柄デー
タを記憶し、取引先金融機関に対応した明細票に印字す
る罫線等の図柄と前記取引データを明細票発行機構へ送
信することで、1台の現金自動取引装置で利用者が利用
する複数の取引金融機関ごとの固有の図柄データを明細
票に印字し、これを発行することができる。
【0021】図11は、本発明の第1の実施例を示す本
体制御部で複数面を保持する場合の明細票発行処理の概
念図である(B方式)。本実施例では、取引先として2
つの銀行の場合の明細票印字例について述べたが、銀行
以外に提携する郵便局、証券会社、保険会社、クレジッ
ト会社などの金融関連業務を行う取引先の場合も、同様
にその取引内容に対応した明細票印字を行うことが可能
である。本実施例では、これまでに明細票の表裏両面に
印字できるようにした場合の例について述べたが、表面
しか印字できない機構においても上記表面のみの処理を
行うことで、取引先ごとの取引内容により明細票の印字
内容を自由に設定することができる。また、本実施例で
は、明細票発行機構にn面の印字バッファを搭載して印
字する例について述べたが、図11に示すように、明細
票発行機構5には取引デ−タ印字面44と図柄用印字デ
−タ面29を1面ずつもち、本体制御部2のみに複数の
印字面をもって、印字するたびに取引デ−タ48と図柄
デ−タ41〜43の印字デ−タを毎回伝送する方法も考
えられる。このように、本体制御部2側には、大きいメ
モリを搭載し易いため、比較的多くのデータメモリを搭
載することができる。また、本実施例では、裏面につい
ては図柄用印字デ−タだけを印字する例について述べた
が、裏面も表面と同じ取引デ−タ用バッファをもつ構成
にすれば、図柄デ−タと重ね合わせすることにより、多
彩な印字が可能となる。
【0022】(第2の実施例)以下、本発明の第2の実
施例を示す現金自動取引装置の明細票印字動作につい
て、図13,図14および図15に沿って説明する。図
13は、本発明の第2の実施例を示す電源投入時に明細
票に印字する図柄データの処理フローチャートである。
現金自動取引装置の電源投入時に、外部入力装置9に格
納された表面明細票印字デ−タを本体制御部2から明細
票発行機構5へ表面第1面から第n面まで転送する(ス
テップ801〜803)。同様に、裏面明細票印字デ−
タを本体制御部2から明細票発行機構5へ裏面第1面か
ら第n面まで転送しておく(ステップ804〜80
6)。この時、現金自動取引装置の外部入力装置9に
は、センタからのオンライン回線またはデ−タ媒体など
により明細票の図柄などの印字デ−タを格納しておくも
のとする。
【0023】図14は、本発明の第2の実施例を示す取
引処理のフローチャートであり、図15は、利用者によ
る明細票印字内容選択画面例を示す図である。図15に
示すように、画面に明細票裏面に印字したい情報を選択
して下さい、とガイダンス表示されると、1〜4のうち
のいずれかを選択してタッチする。なお、ここで、人気
情報とは、金利情報、キャンペーン情報、新着情報、そ
の他の情報のうちで、それまでに最も多く利用者により
選択された情報のことである。図14において、先ず操
作部3は利用者が取引選択の操作を行ったことを検知す
ると、顧客が選択した取引種類を本体制御部2へ通知す
る(ステップ301)。カード取扱機構4はカードの挿
入を検知するとカードを吸入し、カードに記録された情
報を本体制御部2へ通知する(ステップ302)。操作
部3は利用者が暗証番号を入力すると、本体制御部2へ
顧客が入力した暗証番号を通知する(ステップ30
3)。操作部3は利用者が取引金額を入力すると、本体
制御部2へ入力した取引金額を通知する(ステップ30
4)。本体制御部2は、操作部3に図15の画面を表示
させ、印字したい明細票印字デ−タを選択させる(ステ
ップ305)。
【0024】本体制御部2は、カードに記載された情報
及び利用者が入力した入力内容を取引要求としてセンタ
へ送信し、その結果を受信する(ステップ306)。本
体制御部2は、予め伝送されている当該明細票裏面印字
デ−タに切り替えて明細票発行機構に転送する(ステッ
プ307)。本体制御部2は取引結果により取引文字デ
ータ48を作成し、明細票発行機構5へ送信する。明細
票発行機構5は、受信した取引文字データ48を印字編
集制御部27へ転送する。表側印字編集制御部27は、
取引データを編集し取引データ用バッファ44へ蓄積す
る(ステップ308)。明細票発行機構5は、取引デー
タ用バッファ44と明細票に印字する指定された図柄デ
ータ用印字バッファバッファの内容を重ね合せて、明細
票10の表面に印字する(ステップ309)。このとき
に印字された明細票10は、図7に示されている。同時
に、指定された裏側印字バッファの1つを明細票10の
裏面に印字する(ステップ309)。このときに印字さ
れた明細票10の裏側は、図8に示されている。
【0025】明細票発行機構5は、明細票10をミシン
目61の位置でカットする(ステップ310)。カード
取扱機構4はカードを排出し、明細票発行機構5は明細
票10を排出する(ステップ311)。本体制御部2
は、カード取扱機構4からカード抜き取りの通知を受
け、更に明細票発行機構5から明細票10抜き取りの通
知を受けるまで待つ(ステップ312)。現金取扱機構
6は、取引結果により現金を出金する(ステップ31
3)。本体制御部2は、現金取扱機構6から現金の抜き
取りの通知を受けるまで待つ(ステップ314)。以上
のように、利用者が選択した情報を明細票の裏面印字を
通して、利用者が情報取得することができる。また、裏
面だけでなく表面も同様に利用することができる。本実
施例では、電源投入時に表面印字デ−タと裏面印字デ−
タを本体制御部から明細票印字機構に転送しておく例を
説明したが、センタと接続した時点でセンタから本体制
御部へ表面印字デ−タと裏面印字デ−タを転送しても、
全く同様に行うことができる。また、利用者が明細票に
印字したい内容を選択した時点で、センタから当該明細
票印字デ−タを本体制御部へ転送する方法も考えられ
る。
【0026】(第3の実施例)以下、本発明の第3の実
施例を説明する。図15および図16は、本発明の第3
の実施例を示す現金自動取引装置の明細票印字動作を示
す選択画面図、および明細票印字デ−タ選択フロ−チャ
ートである。なお、取引の流れは前述の図14の取引処
理フロ−と同様である。図15に示す選択画面により利
用者が人気情報以外の「1.金利情報」「2.キャンペ
−ン情報」「3.新着情報」のいずれかを選択した場合
(ステップ501)、本体制御部2は、当該印字バッフ
ァ面の使用数を+1カウントアップし(ステップ50
2)、本体制御部2は、印字デ−タ面を選択した面とす
る(ステップ503)。本体制御部2は、明細票発行機
構5に印字デ−タ面が確定したことを連絡する(ステッ
プ504)。なお、+1カウントアップされた値は、選
択画面の各番号毎に蓄積しておく。これらのうちの最も
大きい値を持つ選択項目が、人気情報となる。
【0027】また、図15の選択画面により利用者が
「4.人気情報」を選択した場合(ステップ501)、
本体制御部2は、使用数が最大の印字デ−タ面を求めて
選択し(ステップ505)、本体制御部2は、明細票発
行機構5に印字デ−タ面が確定したことを連絡する(ス
テップ506)。明細票発行機構5は、確定した印字面
を第2の実施例(図14参照)と同様な方法で明細票に
印字し、利用者に発行する。以上のような取り引きを繰
り返すことにより、利用者明細票に印字したデ−タが累
積され、一般的によく利用する情報を他の利用者が選択
し、現金自動取引装置を利用することで、明細票から情
報取得してこれを利用することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下の2つの効果が得られる。 (1)取引先や取引内容に応じて明細票の内容を変更で
きるので、的確な情報を明細票に印字して利用者へ提供
することができる。(2)利用者が欲しい情報を選択で
きるので、利用者が最も興味を持つ情報を明細票に印字
して提供することができる。(3)さらに、利用者が選
択した情報をカウントして累積値として記憶するので、
利用者にとって最も関心の高い人気情報を明細票に印字
して提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す現金自動取引装置の外
観斜視図である。
【図2】図1における現金自動取引装置の制御ブロック
図である。
【図3】現金自動取引装置の出金取引処理のフロ−チャ
ートである。
【図4】本発明における明細票発行機構の概略図であ
る。
【図5】図4における明細票印字部の概略図である。
【図6】本発明における明細票発行機構のブロック図で
ある。
【図7】本発明により印字された明細票表面の印字例図
である。
【図8】本発明により印字された明細票裏面の印字例図
である。
【図9】本発明の一実施例を示す表側デ−タバッファの
概念図である。
【図10】本発明の一実施例を示す裏側デ−タバッファ
の概念図である。
【図11】本発明の第1の実施例を示す本体制御部で複
数面保持する場合の概念図である。
【図12】本発明の第1の実施例を示す現金自動取引装
置の取引処理フロ−チャートである。
【図13】本発明の第2の実施例を示す電源投入時の明
細票に印字する罫線等の図柄デ−タの蓄積処理フロ−チ
ャートである。
【図14】本発明の第2の実施例を示す現金自動取引装
置の取引処理フロ−チャートである。
【図15】本発明の第2および第3の実施例を示す利用
者による明細票印字内容選択画面図である。
【図16】本発明の第3の実施例を示す明細票印字デ−
タ選択フロ−チャートである。
【符号の説明】
1…○○銀行センタ、2…本体制御部、3…操作部、4
…カ−ド取扱機構、5…明細票発行機構、6…現金取扱
機構、7…××銀行センタ、8…回線制御部、9…外部
入出力装置、10…明細票、11…排出センサ、12…
抜き取りセンサ、13…ホッパ部、14…明細票ロ−ル
紙、15…分離部、16…搬送ベルト、17…明細票排
出口、18…第一搬送路センサ、19…印字位置決めセ
ンサ、20…表側印字ヘッド、21…明細票カッタ、2
2…主制御部、23…センサ制御部、24…搬送モ−タ
制御部、25…カッタ制御部、26…表側印字ヘッド制
御部、27…表側印字編集制御部、28…回線制御部、
29〜31…表側印字バッファ、32…裏側印字ヘッ
ド、33…裏側印字ヘッド制御部、34…裏側印字編集
制御部、35〜37…裏側印字バッファ、38…表側用
プラテン、39…裏側用プラテン、41〜43…本体制
御部表側印字デ−タバッファ、44…取引用印字デ−タ
バッファ、48…本体制御部取引用印字デ−タバッフ
ァ、51〜53…本体制御部裏側印字デ−タバッファ、
60…タイミングマ−ク、61…ミシン目。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カ−ドを吸入または排出するカ−ド取扱
    機構と、取引種類を選択させる操作部と、取引種類によ
    り現金を入出金する現金取扱機構と、明細票に取引デ−
    タを印字し排出する明細票発行機構とを備えた現金自動
    取引装置において、 上記明細票の印字内容を複数記憶保持する手段と、 上記明細票の表面あるいは表裏両面に印字する手段と、 取引先や取引内容に応じて上記明細票の印字内容を変更
    する手段とを設け、 上記明細票を通じて利用者への情報提供を行うことを特
    徴とする現金自動取引装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の現金自動取引装置にお
    いて、 前記各手段以外に、各明細票の印字内容を利用者により
    選択させる手段を設け、利用者により選択された印字内
    容を該明細票に印字して発行することを特徴とする現金
    自動取引装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の現金自動取引装置にお
    いて、 前記各手段以外に、各々の明細票の印字内容の使用数を
    カウントする手段と、 該カウント手段によりカウントされた値により、印字発
    行する明細票の印字内容を決定する手段とを設けること
    を特徴とする現金自動取引装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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