JP2006256858A - 媒体発行装置及び媒体発行方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の媒体を装填した後媒体発行を開始した運用時にジャムが発生しても、このジャムを復旧させることにより媒体発行を継続させる。
【解決手段】 開示される媒体発行装置10を用いた媒体発行方法は、複数のホッパ1、2にそれぞれロール紙のような複数の媒体A、媒体Bを装填した後、媒体Aに対して媒体発行を開始してから、媒体Aにカッタ部11によりカットされる前にジャムが発生した場合は、媒体Aに対応したホッパ1と、このホッパ1に対応したローラ3Aと、搬送路5と、共通搬送路7とを駆動して媒体Aをホッパ1まで巻戻させた後、他のホッパ2と、このホッパ2に対応したローラ4Aと、このローラ4Aから送出された媒体Bに対応した搬送路6と、共通搬送路7とを駆動して媒体Bを対応したホッパ2から印字部9及びカッタ部11まで送出して、媒体Bに対して媒体発行を開始する。
【選択図】図2
Description
すなわち、特許文献1記載の媒体発行装置及び媒体自動切替え方法は、媒体の自動切替え時に発生したジャムを抑制するためになされているので、保守員が空の第2のホッパに媒体Bを補充するために装填したときにジャムが発生しても、元々媒体発行装置の近くに待機している保守員が媒体Bの補充のやり直しを行うことで、媒体の自動切替え時におけるジャムの発生を抑制することができるようになる。しかしながら、媒体発行装置の両ホッパにそれぞれ媒体の装填が終了して、媒体発行を開始した運用時には、媒体の補充が終了していることにより保守員は媒体発行装置の近くに待機していないので、ジャムが発生してもこれを復旧させることができなくなる。この結果、媒体発行が停止してしまうことになり、ATMの例であると銀行員がくるまで装置の運用が不可能になるので、利用者に多大な迷惑をかけることになる。
この例の媒体発行装置10は、図1に示すように、それぞれロール紙(媒体)が装填される第1のホッパ1及び第2のホッパ2と、第1及び第2のホッパ1、2に密接配置され、装填されたロール紙を排出方向へ送出し又は吸入方向へ巻戻しする第1のローラ3A及び第2のローラ4Aと、第1及び第2のホッパ1、2に密接配置され、装填されたロール紙の先端を排出方向へ剥離する第1のセパレータ3B及び第2のセパレータ4Bと、第1及び第2のホッパ1、2に対応して設けられ、各ホッパ1、2に装填されたロール紙を搬送する第1の搬送路5及び第2の搬送路6と、第1及び第2の搬送路5、6が途中で一体化され、これに連続するように設けられたロール紙を搬送する共通搬送路7とを備えている。
前提として、第1及び第2のホッパ1、2にそれぞれ媒体A(第1のロール紙)及び媒体B(第2のロール紙)の装填が保守員により終了して、例えば第1のホッパ1に装填した媒体Aの媒体発行を開始した運用時に、媒体Aにジャムが発生した場合の復旧動作について説明する。なお、このとき第2のホッパ2に装填した媒体Bは待機状態にあるものとする。また、運用時は保守員は媒体発行装置の近くには不在となる。
したがって、複数の媒体を装填した後媒体発行を開始した運用時にジャムが発生しても、このジャムを復旧させることにより媒体発行を継続させることができる。
この例の媒体発行装置20は、図3に示すように、カッタ部11以降の共通搬送路7に設けられ、共通搬送路7を搬送されてきた媒体A又は媒体Bのカット済みの片部を回収する回収搬送路15と、回収搬送路15に設けられ、回収搬送路15から片部を回収する回収ボックス(回収部)16とを備えている。
これ以外は、上述した実施例2と略同じである。それゆえ、図3において、図1の構成部分と対応する各部には、同一の番号を付してその説明を省略する。
3A、4A ローラ
3B、4B セパレータ
5、6 搬送路
7 共通搬送路
8A、8B、12A、12B ガイドローラ
9 印字部
10、20 媒体発行装置
11 カッタ部
13 取り出し部
14 制御部
15 回収搬送路
16 回収ボックス(回収部)
Claims (6)
- 媒体が装填される複数のホッパを備え、前記各ホッパにそれぞれ媒体を装填した後、媒体発行を開始する媒体発行装置であって、
前記複数のホッパに密接配置され、前記媒体を排出方向へ送出し又は吸入方向へ巻戻しするローラと、
前記複数のホッパに密接配置され、前記媒体の先端を前記排出方向へ剥離するセパレータと、
前記複数のホッパのそれぞれに対応して設けられ、各ホッパに装填された前記媒体を搬送する複数の搬送路と、
前記複数の搬送路に連続するように設けられ、前記媒体を搬送する共通搬送路と、
前記共通搬送路に沿って設けられ、該共通搬送路を搬送してきた前記媒体に印字する印字部と、
前記共通搬送路に沿って設けられ、該共通搬送路を搬送してきた前記媒体を先端部分から所定の長さでカットするカッタ部と、
前記カットされた前記媒体の片部を取り出す取り出し部と、
前記ホッパのいずれかに装填された媒体に対して媒体発行を開始してから、該媒体にジャムが発生した場合は該媒体に対する媒体発行を停止させ、他のホッパに装填された媒体に対して媒体発行を開始するように制御する制御部とを備えることを特徴とする媒体発行装置。 - 前記制御部は、前記媒体発行を開始した前記媒体が前記カッタ部によりカットされる前に前記ジャムが発生した場合に、該媒体に対して媒体発行を停止させるように制御することを特徴とする請求項1記載の媒体発行装置。
- 前記制御部は、前記ホッパのいずれかに装填された媒体に対して媒体発行を開始してから、該媒体に前記カッタ部によりカットされる前にジャムが発生した場合は、前記ホッパと、前記ローラと、前記媒体に対応した前記搬送路と、前記共通搬送路とを駆動して前記媒体を対応した前記ホッパまで巻戻させた後、他のホッパと、該ホッパに対応した前記ローラと、該ローラから送出された他の媒体に対応した前記搬送路と、前記共通搬送路とを駆動して前記他の媒体を対応した前記ホッパから前記印字部及び前記カッタ部まで送出して、前記他の媒体に対して媒体発行を開始するように制御することを特徴とする請求項1記載の媒体発行装置。
- 前記カッタ部以降の前記共通搬送路に設けられ、前記いずれかの媒体のカット済みの片部を回収搬送する回収搬送路と、
前記回収搬送路に設けられ、該回収搬送路から前記片部を回収する回収部とを備えることを特徴とする請求項1記載の媒体発行装置。 - 媒体が装填される複数のホッパを備える媒体発行装置の前記ホッパに複数の媒体を装填した後媒体発行を開始する媒体発行方法であって、
複数のホッパにそれぞれ媒体が装填されている状態で、いずれかのホッパから対応したセパレータによって媒体の先端を排出方向へ剥離し、該媒体を対応した搬送路及び共通搬送路を介して印字部に搬送して、媒体発行を開始する第1の段階と、
前記媒体にカッタ部によりカットされる前にジャムが発生したか否かを判断する第2の段階と、
前記ジャムが発生した場合は、他のホッパに装填した他の媒体が待機状態にあるか否かを判断する第3の段階と、
前記他の媒体が待機状態にある場合は、前記ホッパと、対応したローラと、前記搬送路と、前記共通搬送路とを駆動して、前記媒体を吸入方向に搬送させて、該媒体の先端が前記ホッパ内までくるように巻戻す第4の段階と、
前記他のホッパと、対応したローラと、対応した搬送路と、前記共通搬送路とを駆動して、前記他の媒体を排出方向に搬送させて、該媒体の先端を前記印字部及び前記カッタ部まで通過させるように繰り出す第5の段階と、
前記他の媒体を先端部分から前記カッタ部によって所定の長さでカットし、カットされた片部を取り出し口から排出する第6の段階と、
前記他のホッパから前記他の媒体を繰り出して媒体発行を行う第7の段階とを備えることを特徴とする媒体発行方法。 - 前記第6の段階に代えて、前記他の媒体を先端部分から前記カッタ部によって所定の長さでカットし、カットされた片部を回収搬送路へ搬送して、該回収搬送路から前記片部を回収部に回収する第8の段階を備えることを特徴とする請求項5記載の媒体発行方法。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012162032A (ja) * | 2011-02-08 | 2012-08-30 | Canon Inc | プリント方法およびプリント装置 |
JP2019151011A (ja) * | 2018-03-02 | 2019-09-12 | 東芝テック株式会社 | プリンター |
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2005
- 2005-03-18 JP JP2005080684A patent/JP2006256858A/ja active Pending
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