JP2001089057A - エスカレータステップ - Google Patents
エスカレータステップInfo
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- JP2001089057A JP2001089057A JP25244699A JP25244699A JP2001089057A JP 2001089057 A JP2001089057 A JP 2001089057A JP 25244699 A JP25244699 A JP 25244699A JP 25244699 A JP25244699 A JP 25244699A JP 2001089057 A JP2001089057 A JP 2001089057A
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- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B23/00—Component parts of escalators or moving walkways
- B66B23/08—Carrying surfaces
- B66B23/12—Steps
Landscapes
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
み防止のために蹴上板を改良するとともに、踏板後端部
に滑り止め機能を持たせる。 【解決手段】 踏板2の後端部から下方へ弧面を有して
垂下する蹴上板3に、トレッド4の2倍ピッチの条突起
5aを形成したエスカレータステップ1である。蹴上板
3の各条突起5aに、少なくとも1以上の条溝6を長手
方向へ形成する一方、踏板2の後端部に所定幅寸法の合
成樹脂からなる滑り止め部材7を着脱可能に取り付け
た。滑り止め部材7の条突起7a,7bの上面には凹凸
部7cを形成する。
Description
ップに関し、特にエスカレータステップの稼動中にステ
ップ間への異物の巻き込み防止、及び、ステップからの
踏み外し防止を図るべく安全性を向上させたステップ構
造に関する。
の後端部から下方へ弧面を有して垂下する蹴上板(ライ
ザ)とからなり、踏板には条突起からなるトレッドを形
成して滑り止め機能を持たせるとともに、蹴上板にはこ
のトレッドの2倍ピッチの条突起からなる櫛歯面を形成
することがある。
面平滑であればゴム靴などをステップ間に巻き込み易い
危険があること、及び、ステップ間に物が落ちる危険性
をできるだけ小さくするために、蹴上板にトレッドと係
合する条突起からなる櫛歯面を形成することが効果的で
あることから、近時のエスカレータステップにあっては
ほとんどの蹴上板に採用されている。
の櫛歯面に靴のゴム部などが摺接して靴がステップ間に
巻き込まれる事態がいまだに発生する事があるため、エ
スカレータの安全性を確保すべくこれを改良することが
望ましい。また、トレッドが形成された踏板後端部は靴
先などが滑り易くて踏み外す危険がある。
ば、蹴上板の表面にフッ素樹脂による表面仕上げ処理を
する解決策も提供されているが、フッ素樹脂は高価であ
り、エスカレータステップ製造の段階においてフッ素樹
脂塗布工程が必要となってコスト上昇を招来するほか、
フッ素樹脂は摩滅し易くて耐久性に欠け、摩滅したフッ
素樹脂を塗り直すためにはエスカレータ全体を分解して
修復すべきステップを取り出す作業が必要となり、その
間はエスカレータを使用することもできず、メンテナン
ス・コストが上昇するなどの不都合がある。
における巻き込み防止のために蹴上板を改良するととも
に、踏板の後端部に滑り止め機能を持たせることを目的
としてエスカレータステップを改良する。
め、この発明は請求項1記載のように、水平な踏板の後
端部から下方へ弧面を有して垂下する蹴上板に、前記踏
板の条突起からなるトレッドの2倍ピッチの条突起から
なる櫛歯面を形成したエスカレータステップにおいて、
該櫛歯面を形成する各条突起の表面に、少なくとも1以
上の条溝を該条突起の長手方向へ形成したことを特徴と
するエスカレータステップを提供する。
条突起に条溝を設けたので、条突起の平滑表面がなくな
り、ゴム靴が平滑表面に吸着されることが阻止されてゴ
ム靴を巻き込む危険性を解決できる。
板の後端部から下方へ弧面を有して垂下する蹴上板が設
けられたエスカレータステップにおいて、前記踏板の後
端部に所定幅で一定長さ寸法の滑り止め部材を着脱可能
に取り付けたことを特徴とするエスカレータステップを
提供する。
能が付加されるので、不用意に靴が滑る危険を防止でき
る。
材は踏板の周囲に施すべきデマケーションの所定幅寸法
と略同じ幅寸法で一定長さの、金属より摩擦抵抗の大き
い素材による合成樹脂体からなり、前記踏板のトレッド
と合致する条突起を形成し、また、請求項4記載のよう
に、滑り止め部材の条突起の上面に鋸歯状の凹凸部が形
成し、さらに、請求項5記載のように、滑り止め部材の
条突起の高さはトレッドの高さよりも高く形成し、さら
には、請求項6記載のように、滑り止め部材は踏板のク
リート切欠部内に固定した補強プレートにビス止めする
こととしてもよい。
付図面を参照して説明する。図1及び図2に示すエスカ
レータステップ1は、水平面を維持する踏板2と、この
踏板2の後端部から下方へ弧状に垂下する蹴上板3とを
有し、踏板2の上面には複数の条突起4aからなるトレ
ッド4が形成されるとともに、蹴上板3の表面にはトレ
ッド4の2倍ピッチの複数の条突起5aからなる櫛歯面
5が形成されている。この櫛歯面5を形成する各条突起
5aには条溝6が形成されるとともに、その櫛歯面5と
トレッド4が交叉するエスカレーターステップ1の後端
部には滑り止め部材7が着脱可能に装着されている。
歯面5を構成する各条突起5aの表面に、長手方向で2
〜3本の溝を形成したもので、図3及び図4に示す例は
蹴上板3がアルミダイカスト等の肉厚板からなる場合
を、図5及び図6の例は蹴上板3がステンレス板等の肉
薄板からなる場合を、それぞれ示す。条溝6は、図3及
び図5に示すように、条突起5aに沿って平行に2本形
成し、又は、図4及び図6に示すように、条突起5aに
沿って平行に3本形成する。なお、図3(B)〜図6
(B)に示す各部の最適寸法については実施例の項にお
いて詳細に記述した。
時に同時成形される。しかしながら、ダイキャストによ
る蹴上板3の成形後に筋条突起5aには研削で条溝6を
形成してもよいことは勿論である。また、筋各条突起5
aにおける条溝6の本数は、図示のものに限定するもの
ではない。すなわち、各条突起5aの両側面を除く表面
の、ゴム靴に触れる面積をできるだけ少なくするととも
に、仮に触れたとしてもゴムを吸盤のように変形させな
いようにすることができればよいのである。
に、踏板2の周囲にステップの境界表示のための黄色表
示であるデマケーションを施すべきトレッド4の一部
(2〜3枚の条突起4a)を除き、該デマケーションの
幅寸法と略同じ幅寸法Wで一定長さLの、金属より摩擦
抵抗の大きい素材による合成樹脂成形体である。したが
って、合成樹脂成形体を黄色素材で成形すればステップ
後端部のデマケーションに代えることができる。
成したトレッド4と同じピッチ間隔でやや高くした条突
起7aと、該条突起7aと隣接して条突起5aと同じピ
ッチ間隔の条突起7bとを交互に形成するとともに、そ
れらの条突起7a,7bの上面には、図中の円内に示す
ように、鋸歯状の凹凸部7cを形成したものである。な
お、条突起7a,7bは条突起4aよりも若干高く形成
して靴先が突っ掛かるようにしてもよい。
プ1に取り付けるため、滑り止め部材7の上面で条突起
7a,7b間にビス孔(8,8)を穿設する一方、踏板
2の後端部にはクリート切欠部11を形成する。滑り止
め部材7のビス孔と合致するビス孔(12a.12a)
をクリート切欠部11に設けることができればよいが、
通例はスペースがなくてそれができない。
示すように、クリート切欠部11に補強プレート12を
配置する。この補強プレート12は滑り止め部材7に穿
設したビス孔8,8と合致するビス孔12a,12aを
穿設した水平部12bを弧面部12cの端部に形成した
もので、弧面部12cは蹴上板3の内面に当接し、水平
部12bの上面がクリート切欠部11の蹴上板3側の上
端面とほぼ同じ高さに保持されるように適宜固定され
る。したがって、クリート切欠部11に滑り止め部材7
を嵌め込んでビス孔8,8にビス13,13を螺入して
補強プレート12と締結する。
して示すように、クリート切欠部11の内部に踏板2と
蹴上板3の内面を結ぶ斜めの補強プレート14を溶接等
にて結合し、また、滑り止め部材7の踏板2側の下部角
部をその補強プレート14の傾斜角度と平行になるよう
に切欠して当面9を形成し、さらに、ビス孔8,8を補
強プレート14と直交するように傾斜して穿設し、その
ビス孔8,8にビス13を斜めに螺入して滑り止め部材
7と補強プレート14とを締結する。
る柱状突起部を形成し、それをビス孔12aに挿通して
踏板2の裏面側でリング等にて抜け止めをするようにし
て固定してもよく、更には、柱状突起部の先端部にビス
孔12aに圧入し貫通した後拡大する根部を形成するこ
ととしてもよい。これらの場合には、滑り止め部材7の
取り替えなどのメンテナンスに際し、エスカレータ全体
を分解しなければならない不利があるが、ビス止めの場
合にはエスカレータ全体を分解しなくとも取り替えなど
のメンテナンスが可能である。
ものを作成し、これを継ぎ足すようにしてクリート切欠
部11に固定し、その長さが不足するときは適宜切断す
ることによって長さを合わせることができる。
6(B)における各寸法のうち、aは約6.00mm、
bは1.00mm、cは1.50mm、dは2.50m
m、eは6.00mm、fは7.00mm、gは1.00
mm、hは3.00mm、iは0.3mmとした。また、
条溝6が2本の場合には、条突起5aにおける波形のア
ール部の曲率半径は0.05mmとし、条溝6が3本の
場合には、条突起5aにおける波形のアール部の曲率半
径は0.03mmとした。
の櫛歯面を形成する各条突起の表面に1本以上の条溝を
設けたから、条突起にゴム質の靴等が当接しても条溝が
空気層を形成して密着させることなく、したがって、靴
等をステップ間に巻き込む危険が解消され、フッ素樹脂
の塗り直しに比べ、メンテナンスコストの大幅な削減が
できる。さらに、踏板の後端部に滑り止め部材を設けた
から、踏板後端部で靴が滑るような危険を防止すること
ができる。
所定幅寸法と略同じ幅寸法で一定長さの合成樹脂板で形
成したから、デマケーションを兼ね、合成樹脂にて安価
に製造できるのは勿論、金属よりも摩擦抵抗の大きい合
成樹脂素材により効果的な滑り止め作用を生じる。
トレッドの高さよりも若干高くして靴先が突っ掛かるよ
うにし、また、上面に凹凸部を形成してさらに効果的な
滑り止め作用を生じさせる。
欠部に着脱可能に構成したので、滑り止め部材の一部が
欠けた場合、その部位を直ちに取り替えることができ、
ステップ全体を取り替えることに比べメンテナンス・コ
ストの大幅な削減ができる。
図。
(B)はその一部平面図。
斜視図、(B)はその一部平面図。
断面斜視図、(B)はその一部平面図。
断面斜視図、(B)はその一部平面図。
Claims (6)
- 【請求項1】 水平な踏板の後端部から下方へ弧面を有
して垂下する蹴上板に、前記踏板の条突起からなるトレ
ッドの2倍ピッチの条突起からなる櫛歯面を形成したエ
スカレータステップにおいて、該櫛歯面を形成する各条
突起の表面に、少なくとも1以上の条溝を該条突起の長
手方向へ形成したことを特徴とするエスカレータステッ
プ。 - 【請求項2】 水平な踏板の後端部から下方へ弧面を有
して垂下する蹴上板が設けられたエスカレータステップ
において、前記踏板の後端部に所定幅で一定長さ寸法の
滑り止め部材を着脱可能に取り付けたことを特徴とする
エスカレータステップ。 - 【請求項3】 滑り止め部材は踏板の周囲に施すべきデ
マケーションの所定幅寸法と略同じ幅寸法で一定長さの
合成樹脂体からなり、前記踏板のトレッドと合致する条
突起を形成してなることを特徴とする請求項2記載のエ
スカレータステップ。 - 【請求項4】 滑り止め部材の条突起の上面に鋸歯状の
凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項2又は
3記載のエスカレータステップ。 - 【請求項5】 滑り止め部材の条突起の高さはトレッド
の高さよりも高く形成されていることを特徴とする請求
項2〜4のいずれか1記載のエスカレータステップ。 - 【請求項6】 滑り止め部材は踏板のクリート切欠部内
に固定した補強プレートにビス止めされることを特徴と
する請求項2〜5のいずれか1記載のエスカレータステ
ップ。
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