JP2001088138A - 樹脂製型の処理法および樹脂製型 - Google Patents

樹脂製型の処理法および樹脂製型

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JP2001088138A JP26620999A JP26620999A JP2001088138A JP 2001088138 A JP2001088138 A JP 2001088138A JP 26620999 A JP26620999 A JP 26620999A JP 26620999 A JP26620999 A JP 26620999A JP 2001088138 A JP2001088138 A JP 2001088138A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂製型の成形面近傍に残留する官能基に対
して反応性のある官能基を含有または生成する材料を成
形する場合であっても、当該樹脂製型に良好な離型性お
よび耐久性を付与することのできる樹脂製型の処理法を
提供すること。 【解決手段】 本発明の処理法は、樹脂組成物を硬化し
て得られる樹脂製型の処理法であって、前記樹脂製型の
成形面に、当該成形面の近傍に残留する前記樹脂組成物
由来の官能基A(例えばエポキシ基)に対して反応性の
ある官能基B(例えばアミノ基)を含有する離型剤を塗
布し、前記官能基Aと、前記官能基Bとを反応させるこ
とにより、当該成形面における基材樹脂と化学的に結合
された離型層を形成することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂製型の処理法お
よび処理された樹脂製型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光硬化性の樹脂組成物に選択的に
光照射して硬化樹脂層を形成する工程を繰り返すことに
より、硬化樹脂層が一体的に積層されてなる立体形状物
(以下、「光造形物」という。)を形成する光造形法が
提案されている(特開昭60−247515号公報、特
開昭62−35966号公報、特開昭62−10140
8号公報、特開平5−24119号公報参照)。
【0003】また、最近において、射出成形法、プレス
成形法、真空成形法、圧空成形法、発泡成形法、パルプ
モールド成形法、注型重合法などの各種成形法に用いる
成形型を光造形法により製造する試みがなされている。
そして、硬化樹脂からなる成形型(以下、「樹脂製型」
という。)として用いる光造形物には、成形型に要求さ
れる機械的強度、耐圧性、耐熱性および耐久性を満足す
る必要があり、特に、高温、高圧条件下に実行されるエ
ンジニアリングプラスチックの射出成形法において、当
該条件に耐え得る光造形物(硬化物)を与える樹脂組成
物の開発が望まれていた。このような要請に応えるため
に、本発明者らは、繰り返し耐久性に優れた樹脂製型を
容易に製造することができる方法について提案している
(特開平8−137027号公報、同8−250584
号公報参照)。
【0004】しかして、エポキシ系の樹脂組成物を硬化
して得られる樹脂製型には、通常、その内部および表面
近傍において、当該樹脂組成物に由来するエポキシ基が
残留している。そして、そのような樹脂製型を用いて、
高温高圧条件下にナイロンなどの射出成形を行うと、当
該樹脂製型の表面近傍に存在するエポキシ基と、アミド
結合(−CONH−)の分解により生成するアミノ基と
が反応し、樹脂製型の成形面に対して成形品が強固に密
着し、この結果、離型性が著しく損なわれるという問題
がある。このような場合において、シリコーンオイルな
どのオイル状の離型剤を成形面に塗布することも考えら
れるが、樹脂製型の成形面近傍に残留する官能基と、成
形品に含有されている官能基とが反応しているときに
は、オイル状の離型剤を塗布しても当該成形品を取り出
すことはきわめて困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
事情に基いてなされたものである。本発明の第1の目的
は、樹脂製型の成形面近傍に残留する官能基に対して反
応性のある官能基を含有または生成する材料を成形する
場合であっても、当該樹脂製型に良好な離型性および耐
久性を付与することのできる樹脂製型の処理法を提供す
ることにある。本発明の第2の目的は、成形面近傍に残
留する官能基に対して反応性のある官能基を含有または
生成する材料を成形する場合であっても、良好な離型性
および耐久性を発現することのできる樹脂製型を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の処理法は、樹脂
組成物を硬化して得られる樹脂製型の処理法であって、
前記樹脂製型の成形面に、官能基を含有する離型剤を塗
布することを特徴とする。
【0007】また、本発明の処理法は、樹脂組成物を硬
化して得られる樹脂製型の処理法であって、 前記樹脂
製型の成形面に、当該成形面の近傍に残留する前記樹脂
組成物由来の官能基Aに対して反応性のある官能基Bを
含有する離型剤を塗布し、前記官能基Aと前記官能基B
とを反応させることにより、当該成形面における基材樹
脂と前記離型剤とを化学的に結合させることを特徴とす
る。
【0008】本発明の処理法においては下記の形態が好
ましい。 (1)前記樹脂製型が、光硬化性の樹脂組成物に選択的
に光照射して硬化樹脂層を形成する工程を繰り返すこと
により得られる光造形物からなること。 (2)前記官能基Bが、アミノ基、メルカプト基、水酸
基、イソシアネート基およびカルボキシル基から選ばれ
た基であること。 (3)前記官能基Bを含有する離型剤が、シリコーン
系、フッ素系および炭化水素系から選ばれた樹脂からな
ること。 (4)前記官能基Aがエポキシ基であり、前記官能基B
を含有する離型剤がアミノ変性シリコーンオイルである
こと。
【0009】また、本発明の処理法は、光造形物からな
る樹脂製型の成形面に存在する微小段差を光硬化性また
は熱硬化性の樹脂組成物によって被覆し、この樹脂組成
物を硬化させることにより当該成形面を円滑化させた
後、前記樹脂製型の成形面に、当該成形面の近傍に残留
する前記樹脂組成物由来の官能基Cに対して反応性のあ
る官能基Dを含有する離型剤を塗布し、前記官能基Cと
前記官能基Dとを反応させることにより、当該成形面に
おける基材樹脂と前記離型剤とを化学的に結合させるこ
とを特徴とする。
【0010】本発明の樹脂製型は、成形面の少なくとも
一部において、基材樹脂と化学的に結合された離型剤が
存在していることを特徴とする。本発明の樹脂製型は、
上記の処理が成形面の少なくとも一部に施されてなるこ
とを特徴とする。本発明の樹脂製型は、射出成形用また
は注型重合用の型として好適に用いることができる。
【0011】
【作用】(1)樹脂製型の成形面近傍に残留する官能基
Aと、離型剤の含有する官能基Bとが反応することによ
り、当該成形面における基材樹脂と、前記離型剤とが化
学的に結合し、当該離型剤が成形面に強固に密着され
る。この結果、成形面における離型性の付与効果を長期
にわたり発現することができる。
【0012】(2)樹脂製型の成形面近傍に残留してい
た官能基Aが、離型剤の含有する官能基Bとの反応によ
って消滅する。この結果、当該官能基Aに対して反応性
のある官能基を含有または生成する材料を当該樹脂製型
で成形する場合であっても、得られる成形品と成形面と
の間に化学的な結合を介在させないので、当該成形品を
容易に取り出すことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。 <処理法>本発明の処理法は、樹脂製型の成形面近傍に
残留する官能基A(以下、「残留官能基A」という。)
に対して反応性のある官能基B(以下、「反応性官能基
B」という。)を含有する離型剤(以下、「反応性離型
剤」ともいう。)を当該成形面に塗布し、残留官能基A
と反応性官能基Bとを反応させることにより、当該成形
面における基材樹脂と、前記反応性離型剤とを化学的に
結合させる点に特徴を有する。ここに、「基材樹脂」と
は、処理される樹脂製型を構成する硬化樹脂をいい、成
形面を円滑化するために使用した樹脂組成物の硬化物を
含むものとする。
【0014】〔1〕樹脂製型:本発明の方法による処理
が施される樹脂製型としては、硬化性の樹脂組成物を硬
化して得られるものを挙げることができる。ここに、樹
脂製型を得るために使用する樹脂組成物は、光硬化性で
あってもよいし、熱硬化性であってもよい。
【0015】また、樹脂製型として、光硬化性の樹脂組
成物に選択的に光照射して硬化樹脂層を形成する工程を
繰り返すことにより得られる光造形物からなるものが好
ましい。
【0016】光造形物からなる樹脂製型を得るために使
用される好適な樹脂組成物としては、ダイレクト型用光
造形樹脂として市販されているエポキシ系の樹脂組成物
「デソライト SCR801」,「デソライト SCR
802」(ジェイエスアール(株)製)を挙げることが
できる。
【0017】ここに、樹脂製型を得るための光造形法の
一例を具体的に説明すると、支持ステージ上に光硬化性
の樹脂組成物を供給してその薄層(1)を形成し、この
薄層(1)に対して選択的に光を照射することにより、
固体状の硬化樹脂層(1)とする。次いで、この硬化樹
脂層(1)上に樹脂組成物を供給してその薄層(2)を
形成し、この薄層(2)に対して選択的に光照射するこ
とにより、前記硬化樹脂層(1)上にこれと連続して一
体的に積層するよう新しい硬化樹脂層(2)を形成す
る。そして、光照射されるパターンを変化させながら或
いは変化させずに、この工程を所定回数繰り返すことに
より、複数の硬化樹脂層(n)が一体的に積層されてな
る光造形物が形成される。硬化樹脂層(n)の厚さは、
例えば5〜300μm程度とされ、得られる光造形物の
勾配(積層方向における表面の勾配)や造形時間などを
考慮して適宜設定することができる。
【0018】樹脂製型の成形面近傍における残留官能基
Aとしては、エポキシ基、オキセタニル基、チイラン
基、チタニル基および水酸基などを挙げることができ
る。なお、「成形面近傍」とは、離型性に影響を与える
範囲をいい、例えば、成形面(基材の表面)からの深さ
が1000nm以下の範囲をいうものとする。
【0019】〔2〕反応性離型剤:樹脂製型の成形面に
塗布される反応性離型剤としては、反応性官能基Bを含
有し、かつ、塗布面において離型性を発現させることが
できる化合物並びに樹脂(オリゴマーおよびポリマー)
の中から選択される。ここに、反応性離型剤の骨格を構
成する樹脂としては、シリコーン(ポリオルガノシロキ
サン)系樹脂、フッ素系樹脂および炭化水素系樹脂を挙
げることができる。また、反応性官能基Bとしては、ア
ミノ基、メルカプト基、水酸基、イソシアネート基およ
びカルボキシル基などを挙げることができる。反応性離
型剤の粘度としては、通常10〜50,000cps
(25℃)とされ、好ましくは30〜18,000cp
s(25℃)とされる。
【0020】好ましい反応性離型剤の具体例としては、
下記一般式(1)で表される両末端アミノ変性シリコー
ンオイル、下記一般式(2)で表される側鎖アミノ変性
シリコーンオイル、下記一般式(3)で表されるメルカ
プト変性シリコーンオイル、下記一般式(4)で表され
るフェノール変性シリコーンオイルなどを挙げることが
でき、これらのうち、エポキシ基が残留する樹脂製型な
どに対して、下記一般式(1)〜(2)で表されるアミ
ノ変性シリコーンオイルを使用することが特に好まし
い。
【0021】
【化1】
【0022】なお、反応性離型剤として、上記一般式
(1)〜(5)で表されるような変性シリコーンオイル
を使用する場合において、当該変性シリコーンオイルの
希釈剤として、変性されていない通常のシリコーンオイ
ル(ジメチルシリコーンオイル)、メチルフェニルシリ
コーンオイル、メチルハイドロジェンシリコーンオイ
ル、アルキル変性シリコーンオイルなどを併用すること
も可能である。
【0023】〔3〕好適な実施形態:以下、エポキシ系
の樹脂組成物を硬化して得られる樹脂製型の表面に、上
記(1)または(2)で表されるアミノ変性シリコーン
オイルを塗布し、当該樹脂製型に残留するエポキシ基
と、アミノ変性シリコーンオイルの有するアミノ基とを
反応させて、樹脂製型の表面における基材樹脂と、アミ
ノ変性シリコーンオイルとを化学的に結合させる処理法
について説明する。
【0024】反応性離型剤であるアミノ変性シリコーン
オイルの塗布方法としては、特に限定されるものではな
く、例えばディッピング法、刷毛やヘラを使用する方
法、スプレーによる方法などを例示することができる。
アミノ変性シリコーンオイルの塗布量も特に限定される
ものではなく、過剰に塗布された場合であっても、樹脂
製型の表面における基材樹脂と、アミノ変性シリコーン
オイルとを化学的に結合させた後、後述する洗浄処理に
よって過剰量の塗膜(未反応の反応性離型剤)を容易に
除去することができる。
【0025】樹脂製型の成形面近傍におけるエポキシ基
(残留官能基A)と、アミノ変性シリコーンオイルの含
有するアミノ基(反応性官能基B)とが反応することに
より、当該成形面における基材樹脂と、前記アミノ変性
シリコーンオイルとが化学的に結合する。エポキシ基と
アミノ基との反応(離型剤の固定反応)は、アミノ変性
シリコーンオイルによる塗膜を加熱処理することにより
行われる。ここに、加熱条件としては、反応させる官能
基の種類によっても異なるが、例えば、40〜100℃
で10〜120分間とされる。
【0026】加熱処理後、未反応のアミノ変性シリコー
ンオイルを有機溶剤などを用いて洗浄除去する。このよ
うにして処理された成形面においては、基材樹脂に対し
て化学結合を介して離型剤が固定されており、溶剤洗浄
などによっても除去されることはない。このように、離
型剤が成形面に固定化されているので、従来のオイル状
の離型剤(シリコーンオイル)を塗布する場合と異な
り、離型性の付与効果(シリコーン被膜の形成による摩
擦係数の低下等)を長期にわたり、ムラなく確実に発現
することができる。また、成形面(基材の表面)に微細
形状が存在していても、これに影響を与えることはな
い。
【0027】しかも、成形面近傍におけるエポキシ基
(残留官能基A)が、アミノ変性シリコーンオイルの含
有するアミノ基(反応性官能基B)との反応によって消
滅することにより、当該エポキシ基に対して反応性のあ
る官能基(例えばアミノ基)を含有する材料、例えばナ
イロンなどのアミノ基を生成する材料を当該樹脂製型で
成形する場合であっても、得られる成形品と成形面との
間に化学的な結合を生じさせないので、当該成形品を容
易に取り出すことができる。
【0028】〔4〕他の実施形態:本発明の処理法の他
の例においては、光造形物からなる樹脂製型の成形面に
存在する微小段差(積層構造に由来する微小段差)を光
硬化性または熱硬化性の樹脂組成物によって被覆し、こ
の樹脂組成物を硬化させることにより当該成形面を円滑
化させた後、前記樹脂製型の成形面に、当該成形面の近
傍に残留する官能基C(被覆用樹脂組成物由来の官能
基)に対して反応性のある官能基Dを含有する離型剤を
塗布し、前記官能基Cと前記官能基Dとを反応させるこ
とにより、当該成形面における基材樹脂と前記離型剤と
を化学的に結合させる。このような処理法によれば、積
層構造などに由来する段差が解消され、設計データに忠
実で円滑な成形面が形成されることにより、寸法精度が
高くて良好な表面状態を有する成形品を得ることができ
る。また、このような処理が施された樹脂製型によれ
ば、成形面と成形品との接触面積が少なくなる結果、更
なる離型性の向上を図ることができる。ここに、被覆用
の樹脂組成物に由来する官能基Cとしては、上記残留官
能基Aと同一の基を挙げることができる。また、当該官
能基Cと反応可能な官能基Dとしては、上記反応性官能
基Bと同一の基を挙げることができる。樹脂製型の成形
面に存在する微小段差を被覆して円滑化処理する具体的
な方法としては、本発明者らにより提案されている特願
平11−128352号明細書に記載の方法を挙げるこ
とができる。
【0029】<樹脂製型>本発明の樹脂製型は、成形面
の少なくとも一部において、基材樹脂と化学的に結合さ
れた離型剤が存在していることを特徴とする。また、本
発明の樹脂製型は、本発明の処理が成形面の少なくとも
一部に施されてなることを特徴とする。本発明の樹脂製
型は、高温高圧の条件で使用される成形型、具体的に
は、射出成形用の型、注型重合用の型として好適に用い
ることができる。また、本発明の樹脂製型は、プレス成
形法、真空成形法、圧空成形法、発泡成形法、パルプモ
ールド成形法などの各種成形法にも用いることができ
る。
【0030】本発明の樹脂製型は、上記の残留官能基A
(例えばエポキシ基)に対して反応性のある官能基(例
えばアミノ基)を含有または生成する材料(例えばナイ
ロン)を成形する場合に特に効果的であるが、そのよう
な材料以外の材料であっても好適に使用することができ
る。また、本発明の樹脂製型は、ガラスフィラーを含有
する材料、高温高圧条件下に成形されるエンジニアリン
グプラスチックなどを射出成形する場合に特に好適に使
用することができる。
【0031】本発明の樹脂製型を射出成形用の型として
用いる場合において、当該樹脂製型の成形面上に、常法
に従ってオイル状の離型剤を塗布することも可能であ
る。かかるオイル状の離型剤としては、変性または変性
されていないシリコーンオイル、植物油系オイル、フッ
素化合物系オイルなどを挙げることができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。 〔光造形法による樹脂製型の製造例〕エポキシ系のダイ
レクト型用光造形樹脂「デソライト SCR802」
(ジェイエスアール(株)製)を用い、光造形装置「ソ
リッドクリエーターJSC−2000」(ソニー(株)
製)により、下記条件(1)〜(5)に従ってキャビテ
ィー型およびコア型をそれぞれ造形した。次いで、得ら
れた光造形物からなる樹脂製型(キャビティー型および
コア型)の表面に付着した樹脂組成物を拭き取り、溶剤
洗浄した後常温で乾燥した。なお、図1は、コア型を示
す平面図(I)および側面図(II)である。同図におい
て、11はピン形状、12はリブ、13はピン形状、1
4はツメ、15は固定用ネジ穴、16はピン形状であ
る。
【0033】 (1)液面におけるレーザー光強度:100mW, (2)走査速度:各組成物において硬化深さが0.3m
mとなる適正走査速度, (3)形成する硬化樹脂層の厚み:0.2mm, (4)キャビティー型積層回数:306回, (5)コア型積層回数:220回
【0034】<実施例1>上記の製造例によって得られ
た樹脂製型(キャビティー型およびコア型)の成形面
に、反応性離型剤としてアミノ変性シリコーンオイル
「SF8417」(東レ・ダウコーニング・シリコーン
(株)製)を刷毛を用いて万遍なく塗布した。次いで、
当該樹脂製型を、40℃に設定されたオーブン内で60
分間加熱処理した。その後、当該樹脂製型の成形面に残
留しているアミノ変性シリコーンオイルをエチルアルコ
ールで洗浄除去し、当該エチルアルコールを常温で乾燥
除去した。その後、当該樹脂製型を、160℃に設定さ
れたオーブン内で120分間加熱処理を行うことによ
り、本発明の樹脂製型(以下、「樹脂製型(1)」とい
う。)を得た。
【0035】<実施例2> (i)被覆用樹脂組成物の調製:下記式(i)で表され
るエポキシ樹脂(3,4−エポキシシクロヘキシルメチ
ル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレー
ト)74重量部と、下記式(ii)で表されるエポキシ樹
脂25重量部と、カチオン重合用光開始剤「UVI−6
970」(ユニオンカーバイド社製)1部とを攪拌容器
内に仕込み、50℃で2時間攪拌することにより、粘度
(25℃)が180cpsの樹脂組成物(以下「樹脂組
成物(1)」という。)を得た。
【0036】
【化2】
【0037】(ii)成形面の円滑化処理:上記の製造例
によって得られた樹脂製型(キャビティー型およびコア
型)の成形面に存在する微小段差を埋めるよう、樹脂組
成物(1)を刷毛を用いて塗布した。次いで、樹脂組成
物(1)の塗膜に対し、紫外線照射装置「SPOTCU
RESP−III 」(ウシオ電機(株)製)により、1J
/cm2 の紫外線を照射した。その後、当該光造形物
(キャビティー型およびコア型)を、80℃に設定され
たオーブン内で2時間にわたり加熱処理を行うことによ
り、前記成形面を円滑化処理した。
【0038】(iii)反応性離型剤の塗布・加熱処理:上
記(ii)により円滑化処理された成形面に反応性離型剤
を塗布したこと以外は実施例1と同様にして、本発明の
樹脂製型(以下、「樹脂製型(2)」という。)を得
た。
【0039】<比較例1>上記の製造例により得られた
樹脂製型(キャビティー型およびコア型)を160℃に
設定されたオーブン内で120分間加熱処理を行うこと
により、比較用の樹脂製型(以下、「樹脂製型(3)」
という。)を得た。
【0040】<樹脂製型の評価(射出成形)>実施例1
〜2および比較例1によって得られた樹脂製型(1)〜
(3)の各々を用いて、ガラス繊維強化ナイロン6(ガ
ラス繊維量:30%)「ウベナイロン6 1015GC
950」(宇部興産(株)製)を成形材料として、型締
力75t、シリンダー温度280℃、型温度80℃、射
出圧200kg/cm2 、1段目保圧360kg/cm
2 (4秒間)、2段目保圧230kg/cm2 (6秒
間)の条件で射出成形を行うことにより成形品を得た。
なお、樹脂製型(1)〜(3)の各成形面には、植物油
系離型剤「ベリコート3S−5」(中京化成工業(株)
製)をスプレーにより塗布して射出成形を行った。
得られた成形品の寸法精度、 得られた成形品の表面
状態、 樹脂製型の繰り返し耐久性を下記のようにし
て評価した。結果を表1に示す。
【0041】〔成形品の寸法精度〕射出成形品の設計寸
法に対して、誤差0.5%未満の場合を「良好」、誤差
0.5%以上の場合を「不良」として評価した。
【0042】〔成形品の表面状態〕表面粗さ計「サーフ
コム 575A」((株)東京精密製)により、走査速
度1.5mm/sの条件で表面粗さを測定することによ
り表面状態を評価した。評価基準としては、表面粗さが
5μm以下である場合を「○」、5μmを超える場合を
「△」とした。
【0043】〔樹脂製型の繰り返し耐久性〕樹脂製型を
用いた射出成形を連続して行い、当該樹脂製型が破損せ
ずに成形可能な回数(ショット数)を測定した。
【0044】
【表1】
【0045】<実験例>本発明の処理による離型性の向
上効果を確認するため、下記のような実験を行った。
【0046】(i)テストピースの作製:樹脂製型の製
造例で使用したエポキシ系のダイレクト型用光造形樹脂
「デソライト SCR802」(ジェイエスアール
(株)製)をアプリケーターを用いてガラス基板上に塗
布し後、紫外線照射装置「UBX0311−00」(ア
イグラフィックス(株)製)で紫外線を照射することに
より、当該ガラス基板上に膜厚200μmの硬化フィル
ム(樹脂製型の基材樹脂と同一の硬化樹脂からなるフィ
ルム)を形成した。ここに、照射光量は100mJ/c
2 とした。このようにして硬化フィルムが形成された
ガラス基板を3枚用意し、それらのうち、1枚の硬化フ
ィルム表面には、実施例1および実施例2で使用したア
ミノ変性シリコーンオイル「SF8417」(東レ・ダ
ウコーニング・シリコーン(株)製)を刷毛を用いて塗
布し(これを「テストピース(A)」とする。)、他の
1枚の硬化フィルム表面には、ジメチルシリコーンオイ
ル「SH200」(東レ・ダウコーニング・シリコーン
(株))製)を刷毛を用いて塗布し(これを「テストピ
ース(B)」とする。)、更に他の1枚の硬化フィルム
表面には、何も塗布しなかった(これを「テストピース
(C)」とする。)。
【0047】(ii)離型性の評価:上記(i)によって
作製されたテストピース(A)〜(C)を10分間室温
下に静置した後、40℃に設定されたオーブン内で60
分間加熱処理し、次いで、硬化フィルム表面をn−ヘキ
サンで洗浄処理した。このようにして加熱処理および洗
浄処理が施されたテストピースの各々について、離型性
としてその表面性を評価した。表面性の評価は、テスト
ピースの表面を爪で引っかき、滑らかな感触を与えるも
のを「○」、引っかかる感触を与えるものを「×」とし
た。結果を表2に示す。
【0048】
【表2】
【0049】以上の結果から、下記のことが理解され
る。 (1)反応性離型剤(アミノ変性シリコーンオイル)を
使用することにより、硬化フィルムの表面性が向上し、
良好な離型効果が発現された。そして、この離型効果
は、溶剤洗浄によっても失われることはなく、当該反応
性離型剤は、硬化フィルム表面に強固に密着されてい
た。従って、残留官能基Aを有する基材に対して反応性
離型剤を使用すれば、離型性の付与効果を長期にわたり
発現することができる。
【0050】(2)反応性のない通常のシリコーンオイ
ルは、硬化フィルムに対する密着力が殆どなく、溶剤洗
浄によって容易に除去されてしまう。従って、通常のシ
リコーンオイルを上記基材に対して塗布するだけでは、
離型性の付与効果を長期にわたり発現することはできな
い。
【0051】
【発明の効果】本発明の処理法によれば、樹脂製型の成
形面近傍に残留する官能基に対して反応性のある官能基
を含有または生成する材料を成形する場合であっても、
当該樹脂製型に良好な離型性および耐久性を付与するこ
とができる。本発明の樹脂製型によれば、成形面近傍に
残留する官能基に対して反応性のある官能基を含有また
は生成する材料を成形する場合であっても、良好な離型
性および耐久性を発現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造例で得られたコア型を示す平面図(I)お
よび側面図(II)である。
【符号の説明】
1 光造形物 2 塗膜 11 ピン形状 12 リブ 13 ピン形状 14 ツメ 15 固定用ネジ穴 16 ピン形状
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 幸俊 東京都中央区築地2丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 (72)発明者 田辺 隆喜 東京都中央区築地2丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 (72)発明者 宇加地 孝志 東京都中央区築地2丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 Fターム(参考) 4F202 AA29 AJ03 AJ09 CA01 CA11 CD07 CD08 CM41

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂組成物を硬化して得られる樹脂製型
    の処理法であって、前記樹脂製型の成形面に、官能基を
    含有する離型剤を塗布することを特徴とする樹脂製型の
    処理法。
  2. 【請求項2】 樹脂組成物を硬化して得られる樹脂製型
    の処理法であって、 前記樹脂製型の成形面に、当該成形面の近傍に残留する
    前記樹脂組成物由来の官能基Aに対して反応性のある官
    能基Bを含有する離型剤を塗布し、前記官能基Aと前記
    官能基Bとを反応させることにより、当該成形面におけ
    る基材樹脂と前記離型剤とを化学的に結合させることを
    特徴とする樹脂製型の処理法。
  3. 【請求項3】 前記樹脂製型が、光硬化性の樹脂組成物
    に選択的に光照射して硬化樹脂層を形成する工程を繰り
    返すことにより得られる光造形物からなることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の樹脂製型の処理
    法。
  4. 【請求項4】 前記官能基Bが、アミノ基、メルカプト
    基、水酸基、イソシアネート基およびカルボキシル基か
    ら選ばれた基であることを特徴とする請求項1乃至請求
    項3の何れかに記載の樹脂製型の処理法。
  5. 【請求項5】 前記官能基Bを含有する離型剤が、シリ
    コーン系、フッ素系および炭化水素系から選ばれた樹脂
    からなることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れ
    かに記載の樹脂製型の処理法。
  6. 【請求項6】 前記官能基Aがエポキシ基であり、前記
    官能基Bを含有する離型剤がアミノ変性シリコーンオイ
    ルであることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れ
    かに記載の樹脂製型の処理法。
  7. 【請求項7】 光造形物からなる樹脂製型の成形面に存
    在する微小段差を光硬化性または熱硬化性の樹脂組成物
    によって被覆し、この樹脂組成物を硬化させることによ
    り当該成形面を円滑化させた後、 前記樹脂製型の成形面に、当該成形面の近傍に残留する
    前記樹脂組成物由来の官能基Cに対して反応性のある官
    能基Dを含有する離型剤を塗布し、前記官能基Cと前記
    官能基Dとを反応させることにより、当該成形面におけ
    る基材樹脂と前記離型剤とを化学的に結合させることを
    特徴とする樹脂製型の処理法。
  8. 【請求項8】 成形面の少なくとも一部において、基材
    樹脂と化学的に結合された離型剤が存在していることを
    特徴とする樹脂製型。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項7の何れかに記載の
    方法による処理が成形面の少なくとも一部に施されてな
    ることを特徴とする樹脂製型。
  10. 【請求項10】 射出成形用または注型重合用であるこ
    とを特徴とする請求項8乃至請求項9の何れかに記載の
    樹脂製型。
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