JP2001088135A - 多数の貫通穴を有する成形品の製造金型 - Google Patents

多数の貫通穴を有する成形品の製造金型

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JP2001088135A
JP2001088135A JP27150299A JP27150299A JP2001088135A JP 2001088135 A JP2001088135 A JP 2001088135A JP 27150299 A JP27150299 A JP 27150299A JP 27150299 A JP27150299 A JP 27150299A JP 2001088135 A JP2001088135 A JP 2001088135A
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JP
Japan
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mold
product
manufacturing
holes
molded product
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JP27150299A
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English (en)
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Ryoichi Yamamoto
良一 山本
Michinari Miyagawa
倫成 宮川
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形用金型内に残留したバリ等の除去作業と
製品の脱型性を容易にした成形品の製造金型を提供す
る。 【解決手段】 縦、横並列して多数の貫通穴(11)を
有する成形品(10)を製造する為の製造金型であっ
て、下金型(1)のキャビティ(3)側に立設された多
数の製品貫通用ピン(4)を、成形品(10)脱型と共
に脱型方向側に下金型(1)から取り外せるようにした
成形品の製造金型。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の貫通穴を有
する成形品の製造金型に関し、特に多数の貫通穴を有す
るシリコーンゴム製品等を成形した後に、金型内に残留
したバリ等の除去作業と製品の脱型性を向上させた成形
品の製造金型である。
【0002】
【従来の技術】多数の貫通穴を有する成形品の製造工程
を、従来の製造金型を使用した態様を図7及び図8に示
す。図6及び図7に示した金型は、金型キャビティ内に
樹脂を注入し賦型する注型プレスに用いる金型であっ
て、図7の(A)は、型締め前の工程図を示し、1は下
金型で、当該下金型のキャビティ3側には製品貫通用ピ
ン4を数千本を小間隔に立設してあり、2は上金型であ
る。図7の(B)は、型締め後の工程図を示し、下金型
1及び上金型2を型締めして、上金型2に設けたスプル
より溶融した樹脂5をキャビティ3に注入する。図7の
(C)は、樹脂5をキャビティ3に充填して注入を完了
した後の冷却工程図である。図7の(D)は、多数の貫
通穴11を有する成形品10を、脱型後製造金型から取
り出した製品取出し工程図である。また図8は、図7の
(D)のX部拡大図である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製造金型で
は、製品貫通用ピン4が図8に示す如く下金型1に打込
み等によって固定されている為、特に流動性が良いシリ
コーンゴムの成形樹脂を使用した場合には、下金型1と
打込まれたピン4との間隔にシリコーンゴムが浸入し、
これが成形品10を取り出した後にバリ6となって下金
型1内に残留する為、次の成形品を製造する時に汚れ等
の原因となり、製品不良の要因となる。また、数百〜数
千本の製品貫通用ピン4が下金型1に小間隔で固定され
ている為にピン4が邪魔になって上記のバリ除去作業が
極めて困難であると共に、この多数のピン4を有する下
金型1から成形品10を脱型する際に、大きな力が必要
な為に成形品10の破損、ピン4の変形或いは破損等が
生じ易く脱型作業が極めて悪い等の問題があった。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明は、上記問題を解決した
成形品の製造金型を提供しようとするものであり、その
要旨は、(1)縦、横並列して多数の貫通穴を有する成
型品を製造する為の製造金型であって、下金型のキャビ
ティ側に立設された多数の製品貫通用ピンを、成形品の
脱型と共に脱型方向側に下金型から取り外せるようにし
た成形品の製造金型である。 (2)多数の貫通穴を有する成形品はシリコーンゴム製
である上記(1)の成形品の製造金型である。 (3)成形品が小型電子部品を保持するための多数の貫
通穴を有する小型電子部品電極塗工治具用の部品である
上記(1)〜(2)の製造金型。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づき説明
する。図1は本発明の製造金型の型開き時の断面図、図
2は図1のY部拡大図、図3は製品脱型及び下金型から
の製品貫通用ピンの取り外し状態図、図4の(A)〜
(C)は製品貫通用ピンの下金型への嵌合方法の変形
例、図5の(A)〜(C)は上金型と製品貫通用ピンと
の組み付け状態の変形例、図6は本発明で得られた成形
品の使用例の小型電子部品電極塗工治具であり、(A)
はその平面図であり(B)は(A)のB−B矢視断面図
である。なお、図7の(A)〜(D)は従来の金型を使
用した製造工程図、図8は図7の(D)のX部拡大図で
ある。
【0006】図1において、1は下金型であって、当該
下金型1のキャビティ3側には縦、横並列して多数の製
品貫通用ピン4が立設されている。そして当該ピン4は
成形された成形品10の脱型方向と同方向側(図3の矢
印方向)に下金型1から成形品10の脱型と共に外せる
嵌合構造にしてある。すなわち、図2に示す如く、下金
型1のキャビティ3側にはピン4の下部を受け入れる支
持穴7を縦、横並列して多数設け、この支持穴7内にピ
ン4の下部を嵌合してキャビティ3に立設する。
【0007】また製品貫通用ピン4は、製品の脱型と共
に脱型方向側に下金型1から取り外せる構造であれば良
いので、図4の(A)〜(C)に例示した種々の変形例
を採用することが出来る。
【0008】次ぎに、図1に示す本発明の金型を使用し
て、成形品を製造する手順を説明する。下金型1及び上
金型2を型締めしてキャビティ3を形成し、このキャビ
ティ3に熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、シリコーンゴム
等の溶融樹脂を注型プレス法、射出成形法等によって充
填した後、キャビティ3内の溶融樹脂を冷却固化させて
成形品10を製造する。次いで、下金型1及び上金型2
を型開きして、図3に示す如く下金型1より製品と製品
貫通用ピン4とを同時に取り出した後、製品からピン4
を抜き取とって多数の貫通穴11を有する成形品10を
得る。
【0009】ピン4及び成形品10を同時に取出した後
の下金型内には、ピン4の下部周囲と支持穴7との間隙
(図3参照)等にバリ6が残留している。そこで、この
部分に残留したバリ6を除去して金型内の清掃作業を完
了して、次ぎの成形作業のために、ピン4を下金型1の
支持穴7に再度嵌合して準備を完了する。
【0010】図5の(A)〜(C)は上金型2を型締め
した際に、ピン4の上部が当該上金型2の内面に組み付
けられる様にした実施例であって、このような構造にす
ることによってピン4の位置決めが確実となり、又溶融
樹脂5がキャビティ3に充填された時に充填圧によっ
て、ピン4の上部が変動するのを防止出来る。
【0011】図6において、20はアルミ製で長方形状
をした加工基盤であって、縦、横並列して多数の貫通穴
11を具備している。この加工基盤20の表裏に本発明
で製造したシリコーンゴムで成形された成形品10を、
両者の貫通穴11が合致するように位置合わせして貼り
合わせて最終製品である小型電子部品電極塗布治具を制
作する。なお、当該治具は、弾力性を有する成形品10
の各々の貫通穴11に小型電子部品の一部を挿入して弾
性的に保持した後、保持された電子部品の端面に電極塗
布剤液をコーティングする製造装置等に使用するもので
ある。
【0012】
【発明の効果】本発明の成形品の製造金型は、金型内面
に残留したバリ等の除去作業が完全に然も極めて容易に
行うことが出来ると共に、脱型時にピン4と成形品10
が同時に脱型されるので、成形品10のみに大きな力が
加わることがなく、当該成形品の破損或いはピンの変
形、破損等が生じることがない脱型性が向上した成形品
の製造金型である。金型内面にバリが発生し易い、特に
流動性の優れたシリコーンゴムを成形する場合等に本発
明の製造金型を使用すると金型内の清掃作業の向上が一
層図ることができ、バリ付着による成形品の不良を低減
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造金型の型開き時の断面図。
【図2】図1のY部拡大図。
【図3】製品脱型及び下金型からの製品貫通用ピンの取
り外し状態図。
【図4】製品貫通用ピンの下金型への嵌合方法の変形
例。
【図5】上金型と製品貫通用ピンとの組み付け状態の変
形例。
【図6】本発明で得られた成形品の使用例。
【図7】従来の金型を使用した製造工程図。
【図8】図7の(D)のX部拡大図。
【符号の説明】
1 下金型 2 上金型 3 キャビティ 4 製品貫通用ピン 5 溶融樹脂 6 バリ 7 支持穴 10 成形品 11 貫通穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦、横並列して多数の貫通穴を有する成
    形品を製造する為の製造金型であって、下金型のキャビ
    ティ側に立設された多数の製品貫通用ピンを、成形品の
    脱型と共に脱型方向側に下金型から取り外せるようにし
    た成形品の製造金型。
  2. 【請求項2】 多数の貫通穴を有する成形品はシリコー
    ンゴム製である請求項1に記載の成形品の製造金型。
  3. 【請求項3】 成形品が小型電子部品を保持するための
    多数の貫通穴を有する小型電子部品電極塗工治具用の部
    品である請求1〜2に記載の製造金型。
JP27150299A 1999-09-27 1999-09-27 多数の貫通穴を有する成形品の製造金型 Pending JP2001088135A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130317130A1 (en) * 2011-02-15 2013-11-28 National Research Council Of Canada 3D Microfluidic Devices Based on Open-Through Thermoplastic Elastomer Membranes

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130317130A1 (en) * 2011-02-15 2013-11-28 National Research Council Of Canada 3D Microfluidic Devices Based on Open-Through Thermoplastic Elastomer Membranes
US9498914B2 (en) * 2011-02-15 2016-11-22 National Research Council Of Canada 3D microfluidic devices based on open-through thermoplastic elastomer membranes

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