JP3335766B2 - 電子部品の樹脂モールド方法および樹脂モールド装置 - Google Patents
電子部品の樹脂モールド方法および樹脂モールド装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IC、ダイオード等の
電子部品の樹脂モールド方法およびこれを用いた樹脂モ
ールド装置に関する。
電子部品の樹脂モールド方法およびこれを用いた樹脂モ
ールド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄等の金属製リードフレームを
用いたIC等の電子部品の樹脂モールド部の成形は、図
6に示すように、次のように行われる。すなわち、帯状
のリードフレーム51を、エポキシ樹脂等からなる樹脂
タブレット61を収納する樹脂ポット31、樹脂ポット
31と連結して該リードフレーム51の長手方向に沿っ
て延びるランナ溝32、ランナ溝32から分岐する複数
のゲート溝33およびゲート溝33に通じる樹脂モール
ド部成形用キャビティー34をリードフレーム51の合
わせ面に刻設した上金型35および下金型36で上下方
向から挟み付け、樹脂ポット31内の加熱溶融された樹
脂を図示しないプランジャーの上昇により、ランナ溝3
2から各ゲート溝33を介してキャビティー34に導く
ことによって、図7に示すように、リードフレーム51
の長手方向に沿って一定間隔毎に搭載された半導体チッ
プ(図示せず)をそれぞれ封止するように各電子部品の
樹脂モールド部62が成形される。そして、上金型35
を上昇させた後に、鉄等からなる円柱状の押し出しピン
38を上金型35側のキャビティー34面より下降突出
させると同時に、鉄等からなる円柱状の押し出しピン3
9を下金型側のキャビティー34底面より上昇突出させ
て、樹脂モールド部62を上下金型35、36から離脱
させる。
用いたIC等の電子部品の樹脂モールド部の成形は、図
6に示すように、次のように行われる。すなわち、帯状
のリードフレーム51を、エポキシ樹脂等からなる樹脂
タブレット61を収納する樹脂ポット31、樹脂ポット
31と連結して該リードフレーム51の長手方向に沿っ
て延びるランナ溝32、ランナ溝32から分岐する複数
のゲート溝33およびゲート溝33に通じる樹脂モール
ド部成形用キャビティー34をリードフレーム51の合
わせ面に刻設した上金型35および下金型36で上下方
向から挟み付け、樹脂ポット31内の加熱溶融された樹
脂を図示しないプランジャーの上昇により、ランナ溝3
2から各ゲート溝33を介してキャビティー34に導く
ことによって、図7に示すように、リードフレーム51
の長手方向に沿って一定間隔毎に搭載された半導体チッ
プ(図示せず)をそれぞれ封止するように各電子部品の
樹脂モールド部62が成形される。そして、上金型35
を上昇させた後に、鉄等からなる円柱状の押し出しピン
38を上金型35側のキャビティー34面より下降突出
させると同時に、鉄等からなる円柱状の押し出しピン3
9を下金型側のキャビティー34底面より上昇突出させ
て、樹脂モールド部62を上下金型35、36から離脱
させる。
【0003】上記上下金型35、36の合わせ面上に
は、エアー抜き溝40がキャビティー34から下金型の
側面361に向けてそれぞれ刻設されている。このエア
ー抜き溝40は、樹脂モールド部63の成形時にキャビ
ティー34内のエアーを逃がすためのものである。しか
し、エアー抜き溝40においては、エアーを除去する反
面、溶融樹脂が進入しやすい。従ってこの進入した溶融
樹脂は、リードフレーム51の表面に強く密着した状態
で薄膜状の不要樹脂部63となって固化する。このよう
な不要樹脂部63をリードフレーム51から分離するた
めに、樹脂モールド部62成形後にリードフーム51全
体をピロリドン等の樹脂可溶性の有機溶剤に浸積するこ
とにより、不要樹脂部63をリードフーム51から剥離
させて除去していた。
は、エアー抜き溝40がキャビティー34から下金型の
側面361に向けてそれぞれ刻設されている。このエア
ー抜き溝40は、樹脂モールド部63の成形時にキャビ
ティー34内のエアーを逃がすためのものである。しか
し、エアー抜き溝40においては、エアーを除去する反
面、溶融樹脂が進入しやすい。従ってこの進入した溶融
樹脂は、リードフレーム51の表面に強く密着した状態
で薄膜状の不要樹脂部63となって固化する。このよう
な不要樹脂部63をリードフレーム51から分離するた
めに、樹脂モールド部62成形後にリードフーム51全
体をピロリドン等の樹脂可溶性の有機溶剤に浸積するこ
とにより、不要樹脂部63をリードフーム51から剥離
させて除去していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の樹脂モールド方法においては、不要樹脂部63をリ
ードフレーム51から除去する際に有機溶剤を用いてい
たが、不要樹脂部63がリードフレーム51に対してか
なり強固に密着しているので、剥離が困難で完全に除去
されるに至らず、樹脂バリとして樹脂モールド部62に
接続した状態で残留して外観不良を発生させたり、ま
た、不要樹脂部63の一部がリードフレーム51に残留
し、次工程においてリードフレーム51を曲げ加工する
際に曲げ不良を発生させたりするという問題があった。
来の樹脂モールド方法においては、不要樹脂部63をリ
ードフレーム51から除去する際に有機溶剤を用いてい
たが、不要樹脂部63がリードフレーム51に対してか
なり強固に密着しているので、剥離が困難で完全に除去
されるに至らず、樹脂バリとして樹脂モールド部62に
接続した状態で残留して外観不良を発生させたり、ま
た、不要樹脂部63の一部がリードフレーム51に残留
し、次工程においてリードフレーム51を曲げ加工する
際に曲げ不良を発生させたりするという問題があった。
【0005】また、上記有機溶剤に関しては、その使用
後の排液や蒸発による環境汚染が近年においてますます
問題になっており、このような環境問題の生じることの
無い、有機溶剤を用いる必要のない製造方法を見いだす
ことが重要課題となっている。これらを解決すべく、実
開昭62−189117号公報に記載され、且つ、図8
に示すように、樹脂モールド部をキャビティーから押し
出すための押し出しピン41の周面に溝42を刻設し
て、この溝42からキャビティーに溜まるエアーを抜き
出すことが提案されている。しかし、同公報において
は、溝42の形成位置、具体的な形状や金型に対する位
置関係は詳細に記載されていないのだが、溝42は押し
出しピン41の周面に上方に向かって螺旋状に形成され
ているので、樹脂モールド部62から押し出しピン41
を離間させた際に、不要樹脂が溝42に付着残留した状
態となる。このため、不要樹脂を樹脂モールド部の一成
形毎に溝から取り除くといったクリーニング工程を追加
することが必要となり、生産性は極端に落ちてしまう問
題がある。
後の排液や蒸発による環境汚染が近年においてますます
問題になっており、このような環境問題の生じることの
無い、有機溶剤を用いる必要のない製造方法を見いだす
ことが重要課題となっている。これらを解決すべく、実
開昭62−189117号公報に記載され、且つ、図8
に示すように、樹脂モールド部をキャビティーから押し
出すための押し出しピン41の周面に溝42を刻設し
て、この溝42からキャビティーに溜まるエアーを抜き
出すことが提案されている。しかし、同公報において
は、溝42の形成位置、具体的な形状や金型に対する位
置関係は詳細に記載されていないのだが、溝42は押し
出しピン41の周面に上方に向かって螺旋状に形成され
ているので、樹脂モールド部62から押し出しピン41
を離間させた際に、不要樹脂が溝42に付着残留した状
態となる。このため、不要樹脂を樹脂モールド部の一成
形毎に溝から取り除くといったクリーニング工程を追加
することが必要となり、生産性は極端に落ちてしまう問
題がある。
【0006】本発明は以上のような状況下で考え出され
たもので、リードフレームに付着する不要樹脂を、有機
溶剤を用いること無く確実に除去し得る電子部品の樹脂
モールド方法および樹脂モールド装置を提供することを
目的とする。
たもので、リードフレームに付着する不要樹脂を、有機
溶剤を用いること無く確実に除去し得る電子部品の樹脂
モールド方法および樹脂モールド装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、上下型の合わせ面に刻設されたキャビティ
ー内に溶融樹脂を充填してリードフレーム上の半導体チ
ップを覆うように樹脂モールド部を成形し、前記キャビ
ティーに通じる貫通穴から押し出しピンを突き出して前
記キャビティーから前記樹脂モールド部を離型させる樹
脂モールド方法であって、前記貫通穴の内壁に設けられ
且つ前記キャビティーから上下型外部へ通じる溝部によ
り、前記キャビティー内のエアーを排出しつつ前記溶融
樹脂を充填することを特徴とする電子部品の樹脂モール
ド方法を提供するものである。
に本発明は、上下型の合わせ面に刻設されたキャビティ
ー内に溶融樹脂を充填してリードフレーム上の半導体チ
ップを覆うように樹脂モールド部を成形し、前記キャビ
ティーに通じる貫通穴から押し出しピンを突き出して前
記キャビティーから前記樹脂モールド部を離型させる樹
脂モールド方法であって、前記貫通穴の内壁に設けられ
且つ前記キャビティーから上下型外部へ通じる溝部によ
り、前記キャビティー内のエアーを排出しつつ前記溶融
樹脂を充填することを特徴とする電子部品の樹脂モール
ド方法を提供するものである。
【0008】また、本発明は更に、上下型の合わせ面に
刻設されたキャビティー内に溶融樹脂を充填してリード
フレーム上の半導体チップを覆うように樹脂モールド部
を成形し、前記キャビティーに通じる複数の貫通穴のう
ち所望の貫通穴から押し出しピンを突き出して前記キャ
ビティーから前記樹脂モールド部を離型させる樹脂モー
ルド方法であって、前記貫通穴以外の所望の貫通穴にそ
の内壁に設けられ且つ前記キャビティーから上下型外部
へ通じる溝部により、前記キャビティー内のエアーを排
出しつつ前記溶融樹脂を充填することを特徴とする電子
部品の樹脂モールド方法を提供するものである。
刻設されたキャビティー内に溶融樹脂を充填してリード
フレーム上の半導体チップを覆うように樹脂モールド部
を成形し、前記キャビティーに通じる複数の貫通穴のう
ち所望の貫通穴から押し出しピンを突き出して前記キャ
ビティーから前記樹脂モールド部を離型させる樹脂モー
ルド方法であって、前記貫通穴以外の所望の貫通穴にそ
の内壁に設けられ且つ前記キャビティーから上下型外部
へ通じる溝部により、前記キャビティー内のエアーを排
出しつつ前記溶融樹脂を充填することを特徴とする電子
部品の樹脂モールド方法を提供するものである。
【0009】さらに、本発明は、上下型の合わせ面に刻
設し且つリードフレーム上の半導体チップを覆う樹脂モ
ールド部を成形するキャビティーと、該キャビティーに
穿設した貫通穴から前記キャビティー内へ突出可能に装
入した押し出しピンとを備えてなる電子部品の樹脂モー
ルド装置であって、前記貫通穴の内壁に該貫通穴の軸心
方向に沿う溝部を設けるとともに、前記押し出しピンの
先端部にその軸心方向に沿う面取り部を設け、該面取り
部と前記貫通穴との間に形成される空間を前記溝部へ通
じさせたことを特徴とする電子部品の樹脂モールド装置
を提供するものである。
設し且つリードフレーム上の半導体チップを覆う樹脂モ
ールド部を成形するキャビティーと、該キャビティーに
穿設した貫通穴から前記キャビティー内へ突出可能に装
入した押し出しピンとを備えてなる電子部品の樹脂モー
ルド装置であって、前記貫通穴の内壁に該貫通穴の軸心
方向に沿う溝部を設けるとともに、前記押し出しピンの
先端部にその軸心方向に沿う面取り部を設け、該面取り
部と前記貫通穴との間に形成される空間を前記溝部へ通
じさせたことを特徴とする電子部品の樹脂モールド装置
を提供するものである。
【0010】
【作用および効果】この構成において、上下型の合わせ
面に刻設されたキャビティー内では、溶融樹脂がエアー
を貫通穴の内壁に設けられた溝部へ押しやるように充填
されるが、この場合、溶融樹脂はその一部がエアーに引
き込まれるように溝部へ入り込んでしまい、該溝部内で
不要樹脂となって樹脂モールド部に連結された状態で成
形される。この溝部内の不要樹脂は、型開きした後に貫
通穴から押し出しピンを突出することにより、キャビテ
ィーから樹脂モールド部とともに離型される。この時、
不要樹脂は、樹脂モールド部の表面に棒状に突出した片
持ち状態となっているので、不要樹脂の幅方向に押圧さ
れるのみで樹脂モールド部との根元から容易に切除され
る。
面に刻設されたキャビティー内では、溶融樹脂がエアー
を貫通穴の内壁に設けられた溝部へ押しやるように充填
されるが、この場合、溶融樹脂はその一部がエアーに引
き込まれるように溝部へ入り込んでしまい、該溝部内で
不要樹脂となって樹脂モールド部に連結された状態で成
形される。この溝部内の不要樹脂は、型開きした後に貫
通穴から押し出しピンを突出することにより、キャビテ
ィーから樹脂モールド部とともに離型される。この時、
不要樹脂は、樹脂モールド部の表面に棒状に突出した片
持ち状態となっているので、不要樹脂の幅方向に押圧さ
れるのみで樹脂モールド部との根元から容易に切除され
る。
【0011】従って、本発明によると、樹脂モールド部
と同時に成形される不要樹脂は、樹脂モールド部と連結
した状態となっているので、従来用いていたような有機
溶剤等を用いることなく、容易にしかも確実に除去され
るため、設備の小型化をなし得るとともに、不要樹脂の
落下によるリードフレーム移送不良を未然に防止し得
る。
と同時に成形される不要樹脂は、樹脂モールド部と連結
した状態となっているので、従来用いていたような有機
溶剤等を用いることなく、容易にしかも確実に除去され
るため、設備の小型化をなし得るとともに、不要樹脂の
落下によるリードフレーム移送不良を未然に防止し得
る。
【0012】また、本発明によれば、キャビティーに通
じる複数の貫通穴を設け、該貫通穴のうち所望の貫通穴
に設けた上下型外部に通じる溝部により、上述したよう
にキャビティー内からエアーを排出しつつ溶融樹脂を充
填して樹脂モールド部を成形する。このとき上記溝部内
では、不要樹脂が押し出しピンと溝部とにより囲まれる
ように密着した状態で、樹脂モールド部と連結して成形
されている。その後に上記貫通穴以外の所望の貫通穴か
ら押し出しピンを突き出してキャビティーから該樹脂モ
ールド部を離型する。この場合、不要樹脂と樹脂モール
ド部との連結部には、樹脂モールド部を突き出す際の衝
撃力とともに、上記密着により溝部内に不要樹脂を留め
ようとする力とが集中するので、不要樹脂は溝部内に留
まり樹脂モールド部との連結部根元から分離される。
じる複数の貫通穴を設け、該貫通穴のうち所望の貫通穴
に設けた上下型外部に通じる溝部により、上述したよう
にキャビティー内からエアーを排出しつつ溶融樹脂を充
填して樹脂モールド部を成形する。このとき上記溝部内
では、不要樹脂が押し出しピンと溝部とにより囲まれる
ように密着した状態で、樹脂モールド部と連結して成形
されている。その後に上記貫通穴以外の所望の貫通穴か
ら押し出しピンを突き出してキャビティーから該樹脂モ
ールド部を離型する。この場合、不要樹脂と樹脂モール
ド部との連結部には、樹脂モールド部を突き出す際の衝
撃力とともに、上記密着により溝部内に不要樹脂を留め
ようとする力とが集中するので、不要樹脂は溝部内に留
まり樹脂モールド部との連結部根元から分離される。
【0013】従って、樹脂モールド部の表面に付着する
不要樹脂を除去する工程を必要とせず、工程の簡素化を
なし得るのである。さらに、本発明によれば、上記貫通
穴から突き出る押し出しピンの先端部にその軸心方向に
沿う面取り部を設け、該面取り部と前記貫通穴との間に
形成される空間を上記溝部へ通じさせているので、溝部
内に留まる不要樹脂は、貫通穴から押し出しピンが突き
出るとともに、該押し出しピンの面取り部における上端
面に押圧されて下方へ移動し、ついには溝部内から除去
されるのである。
不要樹脂を除去する工程を必要とせず、工程の簡素化を
なし得るのである。さらに、本発明によれば、上記貫通
穴から突き出る押し出しピンの先端部にその軸心方向に
沿う面取り部を設け、該面取り部と前記貫通穴との間に
形成される空間を上記溝部へ通じさせているので、溝部
内に留まる不要樹脂は、貫通穴から押し出しピンが突き
出るとともに、該押し出しピンの面取り部における上端
面に押圧されて下方へ移動し、ついには溝部内から除去
されるのである。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、電子部品として
ICを例にとり、図1〜図4を参照しつつ説明するが、
本発明はこれに限定されるものでない。図1は、ICの
樹脂モールド部を成形する装置を示す要部斜視図であ
り、図2は、図1中のA−A視断面図である。
ICを例にとり、図1〜図4を参照しつつ説明するが、
本発明はこれに限定されるものでない。図1は、ICの
樹脂モールド部を成形する装置を示す要部斜視図であ
り、図2は、図1中のA−A視断面図である。
【0015】この装置は、図1に示す如く帯状のリード
フーム51上にその長手方向に一定間隔毎に搭載された
半導体チップ(図示せず)を覆う樹脂モールド部を成形
するものであり、リードフーム51を上下方向から挟み
込む超硬合金からなる下金型1と上金型2とからなるも
のである。上記下金型1は、図示しない基台上に固設さ
れたものであり、その上金型2との合わせ面には、エポ
キシ樹脂からなる円柱状の樹脂タブレット61を収納す
る樹脂ポット3と、これに連結して該リードフレーム5
1の長手方向に沿って延びるランナ溝4と、このランナ
溝4から分岐する複数のゲート溝5と、各ゲート溝5に
通じる樹脂モールド部成形用のキャビティー6とが刻設
されている。また、キャビティー6の底面には、図2に
示す如く貫通穴7が穿設されている。この貫通穴7内に
は、鉄からなる円柱状の押し出しピン8が嵌入されてお
り、この下面に接続された空圧式シリンダ(図示しな
い)の伸縮動により上下動自在となっている。尚、押し
出しピン8は、その上面がキャビティー6の底面と同一
高さに位置し、上記空圧式シリンダの伸動で上方に突出
する。
フーム51上にその長手方向に一定間隔毎に搭載された
半導体チップ(図示せず)を覆う樹脂モールド部を成形
するものであり、リードフーム51を上下方向から挟み
込む超硬合金からなる下金型1と上金型2とからなるも
のである。上記下金型1は、図示しない基台上に固設さ
れたものであり、その上金型2との合わせ面には、エポ
キシ樹脂からなる円柱状の樹脂タブレット61を収納す
る樹脂ポット3と、これに連結して該リードフレーム5
1の長手方向に沿って延びるランナ溝4と、このランナ
溝4から分岐する複数のゲート溝5と、各ゲート溝5に
通じる樹脂モールド部成形用のキャビティー6とが刻設
されている。また、キャビティー6の底面には、図2に
示す如く貫通穴7が穿設されている。この貫通穴7内に
は、鉄からなる円柱状の押し出しピン8が嵌入されてお
り、この下面に接続された空圧式シリンダ(図示しな
い)の伸縮動により上下動自在となっている。尚、押し
出しピン8は、その上面がキャビティー6の底面と同一
高さに位置し、上記空圧式シリンダの伸動で上方に突出
する。
【0016】上記上金型2は、油圧シリンダ(図示せ
ず)の伸縮動により下金型1に対して上下動するもので
あり、同じく図2に示す如く、下金型1との合わせ面に
は、キャビティー6に対向するキャビティー9と、樹脂
ポット3に対向する円形状の凹部10とが刻設されてい
る。また、キャビティー9の底面には、貫通穴11が穿
設されている。この貫通穴11の内壁には、平面視凹形
状の溝部12が貫通穴11の軸心方向に沿って形成され
ている。尚、溝部12は上金型2の上面から貫通穴11
の中間部に達するように形成されている。また、貫通穴
11内には、鉄からなる円柱状の押し出しピン13が遊
嵌されている。この押し出しピン13には、図3に示す
ように、その先端部に軸心方向に沿う面取り部131が
形成されている。押し出しピン13は、その上面に接続
された空圧式シリンダ(図示しない)の伸縮動により上
下動自在となっており、空圧式シリンダの縮動時に、面
取り部131と貫通穴11との間に形成される空間が溝
部12へ通じた状態となっている。
ず)の伸縮動により下金型1に対して上下動するもので
あり、同じく図2に示す如く、下金型1との合わせ面に
は、キャビティー6に対向するキャビティー9と、樹脂
ポット3に対向する円形状の凹部10とが刻設されてい
る。また、キャビティー9の底面には、貫通穴11が穿
設されている。この貫通穴11の内壁には、平面視凹形
状の溝部12が貫通穴11の軸心方向に沿って形成され
ている。尚、溝部12は上金型2の上面から貫通穴11
の中間部に達するように形成されている。また、貫通穴
11内には、鉄からなる円柱状の押し出しピン13が遊
嵌されている。この押し出しピン13には、図3に示す
ように、その先端部に軸心方向に沿う面取り部131が
形成されている。押し出しピン13は、その上面に接続
された空圧式シリンダ(図示しない)の伸縮動により上
下動自在となっており、空圧式シリンダの縮動時に、面
取り部131と貫通穴11との間に形成される空間が溝
部12へ通じた状態となっている。
【0017】このような構成の装置を用いて、ICの樹
脂モールド部は次のように成形される。図2を参照しつ
つ説明すると、まず、リードフレーム51を、図示しな
い吸着コレットにより吸着保持した状態で、型開きした
下金型1と上金型2との間に移送し、次いで、リードフ
レーム51に搭載した各半導体チップ(図示せず)が下
金型1のキャビティー6上にそれぞれ位置するように載
置する。そして、リードフレーム51を、上金型2が油
圧シリンダ(図示せず)の伸動により下金型1に向けて
下動することにより、上金型2と下金型1とにより挟み
込む。このとき、リードフレーム51上の各半導体チッ
プは、上金型2および下金型1のキャビティー6および
9に収容された状態となる(以後、キャビティー6およ
び9に囲まれた空間をキャビティー69と称する)。そ
の後、予め従来の吸着搬送方法により樹脂ポット3内に
収納された樹脂タブレット61を、下金型1内部に備え
られたヒータ(図示せず)の加熱により溶融し、さら
に、この溶融樹脂を樹脂ポット3内に嵌入されたプラン
ジャー(図示せず)の上昇により押圧してランナ溝4、
ゲート溝5を通じて各キャビティー69内に、リードフ
レーム51上の半導体チップを覆うように充填する。
脂モールド部は次のように成形される。図2を参照しつ
つ説明すると、まず、リードフレーム51を、図示しな
い吸着コレットにより吸着保持した状態で、型開きした
下金型1と上金型2との間に移送し、次いで、リードフ
レーム51に搭載した各半導体チップ(図示せず)が下
金型1のキャビティー6上にそれぞれ位置するように載
置する。そして、リードフレーム51を、上金型2が油
圧シリンダ(図示せず)の伸動により下金型1に向けて
下動することにより、上金型2と下金型1とにより挟み
込む。このとき、リードフレーム51上の各半導体チッ
プは、上金型2および下金型1のキャビティー6および
9に収容された状態となる(以後、キャビティー6およ
び9に囲まれた空間をキャビティー69と称する)。そ
の後、予め従来の吸着搬送方法により樹脂ポット3内に
収納された樹脂タブレット61を、下金型1内部に備え
られたヒータ(図示せず)の加熱により溶融し、さら
に、この溶融樹脂を樹脂ポット3内に嵌入されたプラン
ジャー(図示せず)の上昇により押圧してランナ溝4、
ゲート溝5を通じて各キャビティー69内に、リードフ
レーム51上の半導体チップを覆うように充填する。
【0018】この際に、キャビティー69内では、溶融
樹脂がエアーを貫通穴11内へ押しやるように充填され
るが、この場合、図4に示すように、溶融樹脂はその一
部がエアーに引き込まれるように貫通穴11内壁と押し
出しピン13の面取り部131との間に形成される空間
へ入り込んでしまい、上記溶融樹脂の硬化後に不要樹脂
621となって樹脂モールド部62に連結された状態で
成形される。
樹脂がエアーを貫通穴11内へ押しやるように充填され
るが、この場合、図4に示すように、溶融樹脂はその一
部がエアーに引き込まれるように貫通穴11内壁と押し
出しピン13の面取り部131との間に形成される空間
へ入り込んでしまい、上記溶融樹脂の硬化後に不要樹脂
621となって樹脂モールド部62に連結された状態で
成形される。
【0019】この不要樹脂621は、次に、上金型2を
油圧シリンダ(図示せず)の縮動により上昇させて型開
きを行った後に、貫通穴11から押し出しピンを突出す
ることにより、キャビティー9から樹脂モールド部62
とともに離型される。この時、不要樹脂621は、樹脂
モールド部62の表面に棒状に突出した片持ち状態とな
っているので、不要樹脂621の幅方向(図中の矢印方
向)に押圧されるのみで樹脂モールド部62との根元か
ら容易に切除される。
油圧シリンダ(図示せず)の縮動により上昇させて型開
きを行った後に、貫通穴11から押し出しピンを突出す
ることにより、キャビティー9から樹脂モールド部62
とともに離型される。この時、不要樹脂621は、樹脂
モールド部62の表面に棒状に突出した片持ち状態とな
っているので、不要樹脂621の幅方向(図中の矢印方
向)に押圧されるのみで樹脂モールド部62との根元か
ら容易に切除される。
【0020】従って、本発明によると、樹脂モールド部
62と同時に成形される不要樹脂621は、樹脂モール
ド部62に連結した状態となっているので、従来用いて
いたような有機溶剤等を用いることなく、容易にしかも
確実に除去されるため、不要樹脂621の接触によるリ
ードフレーム移送不良を未然に防止し得る。本実施例に
おいては、上金型2に貫通穴11のみ穿設しているが、
図5に示すように、貫通穴11以外にもう一つ貫通穴1
4を穿設し且つこの貫通穴14に押し出しピン15を嵌
通すれば、次のような効果を奏する。
62と同時に成形される不要樹脂621は、樹脂モール
ド部62に連結した状態となっているので、従来用いて
いたような有機溶剤等を用いることなく、容易にしかも
確実に除去されるため、不要樹脂621の接触によるリ
ードフレーム移送不良を未然に防止し得る。本実施例に
おいては、上金型2に貫通穴11のみ穿設しているが、
図5に示すように、貫通穴11以外にもう一つ貫通穴1
4を穿設し且つこの貫通穴14に押し出しピン15を嵌
通すれば、次のような効果を奏する。
【0021】樹脂モールド部62の成形後に、押し出し
ピン15を突出させて樹脂モールド部62をキャビティ
ー9から離型する時、不要樹脂621は押し出しピン1
3に密着した状態で、樹脂モールド部62と連結して成
形されている。その後に、貫通穴14から押し出しピン
15を突き出してキャビティー9から該樹脂モールド部
621を離型する。この場合、不要樹脂621と樹脂モ
ールド部62との連結部には、樹脂モールド部62を突
き出す際の衝撃力とともに、上記密着により貫通穴11
内に不要樹脂621を留めようとする力とが集中するの
で、不要樹脂621は貫通穴11内に留まり樹脂モール
ド部62との連結部根元から分離される。このように貫
通穴11内に成形される不要樹脂621と樹脂モールド
部62とが強制的に分離されるので、樹脂モールド部6
2の表面に付着する不要樹脂621を除去する工程を必
要とせず、工程の簡素化をなし得る。さらに、貫通穴1
1内に留まる不要樹脂621は、貫通穴11から押し出
しピン13が突き出るとともに、該押し出しピン13の
面取り部131における上端面132に押圧されて下方
へ移動し、ついには貫通穴11内から除去されるのであ
る。このような貫通穴14は、二つ以上設ければ、キャ
ビティー9から樹脂モールド部62をより離型しやすく
なる。
ピン15を突出させて樹脂モールド部62をキャビティ
ー9から離型する時、不要樹脂621は押し出しピン1
3に密着した状態で、樹脂モールド部62と連結して成
形されている。その後に、貫通穴14から押し出しピン
15を突き出してキャビティー9から該樹脂モールド部
621を離型する。この場合、不要樹脂621と樹脂モ
ールド部62との連結部には、樹脂モールド部62を突
き出す際の衝撃力とともに、上記密着により貫通穴11
内に不要樹脂621を留めようとする力とが集中するの
で、不要樹脂621は貫通穴11内に留まり樹脂モール
ド部62との連結部根元から分離される。このように貫
通穴11内に成形される不要樹脂621と樹脂モールド
部62とが強制的に分離されるので、樹脂モールド部6
2の表面に付着する不要樹脂621を除去する工程を必
要とせず、工程の簡素化をなし得る。さらに、貫通穴1
1内に留まる不要樹脂621は、貫通穴11から押し出
しピン13が突き出るとともに、該押し出しピン13の
面取り部131における上端面132に押圧されて下方
へ移動し、ついには貫通穴11内から除去されるのであ
る。このような貫通穴14は、二つ以上設ければ、キャ
ビティー9から樹脂モールド部62をより離型しやすく
なる。
【0022】また、本実施例においては、溝部12を平
面視凹形状としているが、これに限定するものでなく、
円周方向に沿ういわゆる穴ぐり形状等にしてもよい。さ
らに、本実施例においては、面取り部131を平面状に
形成しているが、これに限定するものでなく、曲面状等
にしてもよい。加えて、本実施例においては、上記溝部
12および面取り部131を上金型2側のみに形成して
いるが、これを下金型1のみ、もしくは下金型1と上金
型2との両方に形成してもよい。
面視凹形状としているが、これに限定するものでなく、
円周方向に沿ういわゆる穴ぐり形状等にしてもよい。さ
らに、本実施例においては、面取り部131を平面状に
形成しているが、これに限定するものでなく、曲面状等
にしてもよい。加えて、本実施例においては、上記溝部
12および面取り部131を上金型2側のみに形成して
いるが、これを下金型1のみ、もしくは下金型1と上金
型2との両方に形成してもよい。
【0023】また、本実施例においては、押し出しピン
の形状を円筒形状としているが、これに限定されるもの
でなく、多角柱体のものでもよい。さらに、本実施例に
おいては、下金型1を固定、上金型2を可動としている
が、これに限定するものでなく、下金型1を可動、上金
型2を固定、もしくは下金型1および上金型2を両方と
も可動としてもよい。
の形状を円筒形状としているが、これに限定されるもの
でなく、多角柱体のものでもよい。さらに、本実施例に
おいては、下金型1を固定、上金型2を可動としている
が、これに限定するものでなく、下金型1を可動、上金
型2を固定、もしくは下金型1および上金型2を両方と
も可動としてもよい。
【図1】ICの樹脂モールド部を成形する装置を示す要
部斜視図である。
部斜視図である。
【図2】ICの樹脂モールド部を成形する装置を示すA
−A視断面図である。
−A視断面図である。
【図3】本発明の貫通穴の溝部とこれに嵌入された押し
出しピンを示す要部斜視図である。
出しピンを示す要部斜視図である。
【図4】貫通穴の溝部に成形された不要樹脂を除去する
方法を説明する説明図である。
方法を説明する説明図である。
【図5】本発明の変形例であり、上金型に二つの貫通穴
を穿設してそれぞれに挿通された押し出しピンを突出さ
せて樹脂モールド部をキャビティーから離型する様子を
説明する説明図である。
を穿設してそれぞれに挿通された押し出しピンを突出さ
せて樹脂モールド部をキャビティーから離型する様子を
説明する説明図である。
【図6】従来の樹脂モールド装置を示す要部斜視図であ
る。
る。
【図7】従来の樹脂モールド装置を用いてキャビティー
から樹脂モールド部を離型する様子を説明する説明図で
ある。
から樹脂モールド部を離型する様子を説明する説明図で
ある。
【図8】従来、提案されている押し出しピンを示す要部
斜視図である。
斜視図である。
1 下金型1 2 上金型 3 樹脂ポット 4 ランナ溝4 5 ゲート溝 6 キャビティー 7 貫通穴 8 押し出しピン 9 キャビティー 10 凹部 11 貫通穴 12 溝部 13 押し出しピン 131 面取り部 14 貫通穴 15 押し出しピン 51 リードフレーム 61 樹脂タブレット 62 樹脂モールド部 621 不要樹脂
Claims (3)
- 【請求項1】 上下型の合わせ面に刻設されたキャビテ
ィー内に溶融樹脂を充填してリードフレーム上の半導体
チップを覆うように樹脂モールド部を成形し、前記キャ
ビティーに通じる貫通穴から押し出しピンを突き出して
前記キャビティーから前記樹脂モールド部を離型させる
樹脂モールド方法であって、 前記貫通穴の内壁に設けられ且つ前記キャビティーから
上下型外部へ通じる溝部により、前記キャビティー内の
エアーを排出しつつ前記溶融樹脂を充填することを特徴
とする電子部品の樹脂モールド方法。 - 【請求項2】 上下型の合わせ面に刻設されたキャビテ
ィー内に溶融樹脂を充填してリードフレーム上の半導体
チップを覆うように樹脂モールド部を成形し、前記キャ
ビティーに通じる複数の貫通穴のうち所望の貫通穴から
押し出しピンを突き出して前記キャビティーから前記樹
脂モールド部を離型させる樹脂モールド方法であって、 前記貫通穴以外の所望の貫通穴にその内壁に設けられ且
つ前記キャビティーから上下型外部へ通じる溝部によ
り、前記キャビティー内のエアーを排出しつつ前記溶融
樹脂を充填することを特徴とする電子部品の樹脂モール
ド方法。 - 【請求項3】 上下型の合わせ面に刻設し且つリードフ
レーム上の半導体チップを覆う樹脂モールド部を成形す
るキャビティーと、該キャビティーに穿設した貫通穴か
ら前記キャビティー内へ突出可能に装入した押し出しピ
ンとを備えてなる電子部品の樹脂モールド装置であっ
て、 前記貫通穴の内壁に該貫通穴の軸心方向に沿う溝部を設
けるとともに、前記押し出しピンの先端部にその軸心方
向に沿う面取り部を設け、該面取り部と前記貫通穴との
間に形成される空間を前記溝部へ通じさせたことを特徴
とする電子部品の樹脂モールド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14022894A JP3335766B2 (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | 電子部品の樹脂モールド方法および樹脂モールド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14022894A JP3335766B2 (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | 電子部品の樹脂モールド方法および樹脂モールド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH088281A JPH088281A (ja) | 1996-01-12 |
JP3335766B2 true JP3335766B2 (ja) | 2002-10-21 |
Family
ID=15263891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14022894A Expired - Fee Related JP3335766B2 (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | 電子部品の樹脂モールド方法および樹脂モールド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3335766B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006118669A (ja) * | 2004-10-25 | 2006-05-11 | Sanoh Industrial Co Ltd | 樹脂チューブ |
-
1994
- 1994-06-22 JP JP14022894A patent/JP3335766B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH088281A (ja) | 1996-01-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |