JP5264120B2 - 成形品及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、射出成形によって形成される成形品に係り、特に、射出成形後にメッキを施す成形品に関する。
従来、デジタルカメラなどの電子機器のシャッターボタンを射出成形し、その後に、防錆性などのためにメッキを施すことによって製造する方法が知られている。特許文献1は、メッキ液に成形品を浸漬する際に、射出成形時に形成されるスプールランナーに成形品を保持する治具を取り付け、メッキ後にゲートを成形品から分離することを提案している。成形品のメッキ時にはゲートもメッキされるのでゲートが硬化している。このため、ゲートをニッパーで切断することが難しく、手動で数回折り曲げることで行っている。
図7は、スプールランナー42にゲート44を介して4つの成形品1が取り付けられてメッキされた状態を示す斜視図である。
特開平6−328514号公報
しかし、図7において手動でゲート44を数回折り曲げることによって切断すると、図8に示すようにゲート44が形成された成形品1の裏面2aのみならず側面2bのメッキも剥がれてしまう。通常、成形品1のゲート44が接続されている面(図8では裏面2a)は図示しない電子機器に搭載される際に外部には露出しないため、メッキ剥がれPが発生しても問題はない。しかし、他の面(例えば、側面2bや表面2c)は外部に露出するため、メッキ剥がれPがあると不良品となり歩留まりが低下する。
本発明は、メッキ剥がれが発生する面をゲートが接続されている面に限定する成形品及び電子機器に関する。
本発明の一側面としての成形品は、熱可塑性樹脂が導入されるゲートと、前記熱可塑性樹脂によって成形される本体部とが形成され、メッキ処理した後、前記ゲートを切断可能な成形品であって、前記本体部は、前記ゲートを切断した本体部を機器に載置したときに前記機器の外観とならない裏面とを有し、前記裏面には、前記台座が突出形成され、前記ゲートは前記台座の表面に接続され、前記ゲートと前記台座の表面との境界には、前記ゲートの全周にわたって第1の角部が形成され、前記台座の表面と前記台座の側面との境界には、前記台座の表面の全周にわたって第2の角部が形成され、前記台座の側面と前記裏面との境界には、前記台座の表面の全周にわたって第3の角部が形成されることを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、メッキ剥がれが発生する面をゲートが接続されている面に限定する成形品及び電子機器を提供することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の一実施例による電子機器としてのデジタルカメラ100の製造方法について説明する。図1は、デジタルカメラ100の製造方法のフローチャートである。図2(a)は、デジタルカメラ100の斜視図であり、図2(b)は図2(a)の部分拡大斜視図である。デジタルカメラ100の製造方法は、成形ステップ1100と、メッキステップ1200と、ゲート分離ステップ1300と、搭載ステップ1400と、を有する。このうち、ステップ1100乃至1300は、成形品1の製造方法として機能する。成形品1はデジタルカメラ100に搭載可能に構成される。
成形ステップ1100は、金型に熱可塑性樹脂をゲートから導入して射出成形により成形品を形成する。図3は、金型10の概略部分断面図である。金型10は、固定型20と可動型30とを有し、両者は型分割面Lにおいて型締め及び型開きが可能である。固定型20と可動型30は、キャビティCを形成する。熱可塑性樹脂(溶融樹脂)の流路であるスプルー40、ランナー42、ゲート44を介して熱可塑性樹脂が固定型20側からキャビティCに導入される。46はスライドコアである。スライドコア46は、アンダーカット処理のために設けられる。アンダーカット処理は、成形品に食い込んだ構造があると成型後に型開き方向Dに成形品を取り出すことができないのでアンダーカット部を取り除く処理をいう。図3では、スライドコア46がアンダーカット部である。
キャビティCは固定型20が形成するキャビティCと可動型30が形成するキャビティC及びCから構成される。このうち、キャビティC及びCは成形品1の本体部2を形成する。本体部2は、成形品1が図1に示すデジタルカメラ100に搭載された場合に、デジタルカメラ100の部材として機能するのに必要な構成要素である。一方、キャビティCは、成形品1の本体部2に形成された台座6を構成し、台座6はデジタルカメラ100の部材として機能するのに必要な構成要素ではない。台座6には、ゲート44が接続される。換言すれば、キャビティCは、型開き方向Dに沿って一端C aは型分割面Lに接続し、他端C bは熱可塑性樹脂が導入されるゲート44に接続される。キャビティCにアンダーカット部としてのスライドコア46によってその一部が規定される。
金型10の型締め後に熱可塑性樹脂をゲート44から導入する。その後、型開き、アンダーカット処理を経る。アンダーカット処理によりスライドコア46を図3の紙面に垂直な方向にスライドする。その後、成形品1をD方向に取り出す。
図4は、取り出した成形品1の概観斜視図である。図4は、また、ステップ1200を経た構造体の斜視図として観念することもできる。本実施例では、4つの成形品が同時に形成される。成形品1は、本体部2と、本体部2の裏面(一面)2aの上に形成される台座6とを有する。
本体部2は、裏面2a、側面2b、表面2cを有し、略円柱形上を有する。側面2bの一部と表面2cはデジタルカメラ100に実装された場合に外部に露出する部分である。裏面2aには、4つの位置決め部材3、一対の係合部4、及び、中央の支柱5が形成される。位置決め部材3の上面3aは本体部2のデジタルカメラ100に対するZ方向の位置を決定する。なお、Z方向は本体部2の裏面2aに垂直な方向である。係合部4は、先端の鉤部4aがデジタルカメラ100の図示しない係合溝に嵌合して本体部2をデジタルカメラ100に固定する。支柱5は、デジタルカメラ100の図示しない係合穴に挿入されて本体部2のデジタルカメラ100に対する姿勢を維持する。
台座6は、薄い四角柱形状を有し、本体部2の裏面2aから突出する。図5は、図4に示す一の成形品1の拡大斜視図である。台座6は、表面6aと表面6aに垂直な4つの側面6bを有し、表面6aの範囲内で略四角形状のゲート44の端部が接続される。台座6の表面6aの裏面2aからのZ方向の高さKは0.2mm以上で位置決め部材3の上面3aの裏面2aからの高さ以下に設定されている。「0.2mm以上」としたのは、高さが低すぎると後述するメッキ剥がれPが台座6の側面6bから裏面2aに伝播する虞があるからである。「位置決め部材3の上面3aの裏面2aからの高さ以下」としたのは、位置決め部材3の上面3aの裏面2aからの高さを超えると本体部2のデジタルカメラ100に対するZ方向の位置が崩れるからである。本実施例は、本体部2の裏面2aから位置決め部材3の上面3aまでの間の本体部2上で空いている空間に台座6を配置しているため、台座6を配置することによってデジタルカメラ100の大型化を招かない。
メッキステップ1200は、成形品1にメッキ液に浸漬してメッキを施す。図4に示す構造体がメッキ液に浸漬されて無電解メッキを施される。この際、ランナー42が成形品1を保持する保持部として機能する。これにより各成形品1に個別に治具に取り付ける方法に比べ、成形時に一度に複数の成形品を取り付けることが可能となるので生産効率が向上する。
ゲート分離ステップ1300は、ゲート44を台座6から分離する。図5に示すように、メッキステップ1200が終了した状態で、ランナー42を矢印R方向に手動で成形品1に対して数回折り曲げることによってゲート44を切断する。もちろん成形品1をランナー42に対して折り曲げてもよい。
図6は、図5に示す構造体がステップ1300を経た後の状態を示す拡大斜視図である。ゲート44の分離に伴ってメッキ剥がれPが発生するが、メッキ剥がれPの範囲は台座6の表面6aに限定され、台座6の側面6bから本体部2の裏面2a及び側面2bに伝播していない。即ち、本実施例は、メッキ剥がれPが発生する面をゲート44が接続されている表面6aに限定している。この結果、成形品1がデジタルカメラ100に実装されたときに外部に露出する部分(例えば、本体部2の側面2b)に、メッキ剥がれPが及ぶことがない。なお、ゲート44は、ランナー42から熱可塑性樹脂が射出される出口(穴)であるが、ゲート44が分離された後のメッキ剥がれPの部分もゲートと呼ぶ場合がある。換言すれば、図6に示す、射出成形後にメッキ処理された成形品1は、その台座6の表面6aにゲート44を設けた構造を有する。
搭載ステップ1400は、成形品1をデジタルカメラ100の本体に搭載する。搭載後の状態を図2(a)及び図2(b)に示す。本実施例では、成形品1は、デジタルカメラ100のシャッターボタンとして機能する。シャッターボタンの表面にメッキ剥がれPがないので歩留まりが向上している。
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれらに限定されずその要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
デジタルカメラ(電子機器)の製造方法のフローチャートである。 図2(a)は、図1に示すデジタルカメラの斜視図であり、図2(b)は図2(a)の部分拡大斜視図である。 図1に示すステップ1100に使用される金型の概略部分断面図である。 図1に示すステップ1100又は1200を経た成形品の斜視図である。 図4に示す一の成形品の拡大斜視図である。 図5に示す構造体が図1に示すステップ1300を経た後の状態を示す斜視図である。 従来の成形品の問題点を説明するための斜視図である。 図7に示す一の成形品においてゲートを分離した状態を示す拡大斜視図である。
符号の説明
1 成形品(シャッターボタン)
2 本体部
3 位置決め部材
3a 上面
6 台座
100 デジタルカメラ(電子機器)

Claims (2)

  1. 熱可塑性樹脂が導入されるゲートと、前記熱可塑性樹脂によって成形される本体部とが形成され、メッキ処理した後、前記ゲートを切断可能な成形品であって、
    前記本体部は、前記ゲートを切断した本体部を機器に載置したときに前記機器の外観とならない裏面とを有し、
    前記裏面には、前記台座が突出形成され、
    前記ゲートは前記台座の表面に接続され、
    前記ゲートと前記台座の表面との境界には、前記ゲートの全周にわたって第1の角部が形成され、
    前記台座の表面と前記台座の側面との境界には、前記台座の表面の全周にわたって第2の角部が形成され、
    前記台座の側面と前記裏面との境界には、前記台座の表面の全周にわたって第3の角部が形成されることを特徴とする成形品。
  2. 請求項1に記載の成形品が載置されることを特徴とする電子機器
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