JP2007301861A - 射出成形方法 - Google Patents

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久敬 戸田
Keizo Matsumura
圭三 松村
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Abstract

【課題】射出成形されるレンズの歪みを低減することができる射出成形方法を提供する。
【解決手段】第一の突き出し工程において、可動側金型3を開きながら、可動側金型3の開方向Cへの移動量と成形品Aの離型方向Bへの突き出し量とを同量にするとともに、可動側金型3の開方向Cへの移動速度と成形品Aの離型方向Bへの突き出し速度とを同速度にして、成形品Aを固定側インサート7と可動側インサート17とで挟んだ状態で、成形品Aのレンズ50のコバ部50bを可動側金型3の嵌め込み孔19内から離型方向Bへ離脱させ、その後、第二の突き出し工程において、成形品Aのスプル部とランナ部のみに対して突き出しを継続し、レンズ50を固定側および可動側インサート7,17から引き離す。
【選択図】図3

Description

本発明は、プラスチック樹脂等を材料とする光学関連製品(レンズ等)などを射出成形する際の射出成形方法に関するものである。
図7は、樹脂成形品の一例である樹脂製のレンズ50を射出成形するための従来の射出成形用金型装置51の断面図である。この金型装置51はパーティグライン面で当接・分離する一対の固定側金型52と可動側金型53とを備えている。固定側金型52には、ノズル54とスプル55とが形成されており、さらに、固定側インサート56(入子)が嵌め込まれている。
可動側金型53は、固定側金型52に対して、固定側金型52に当接する型閉じ位置S(図7参照)と固定側金型52から離間する型開き位置O(図8参照)との間を上下移動する。可動側金型53は、可動側型板57と上下一対のエジェクタプレート58,59とを有している。可動側型板57には嵌入孔60が形成され、この嵌入孔60には、可動側インサート61(入子)が可動側型板57に対して上下動自在に嵌め込まれている。図7に示すように、可動側金型53が型閉じ位置Sまで移動して固定側金型52に当接した状態において、固定側インサート56と可動側インサート61との間にキャビティ62(成形品空間)が形成される。
また、可動側型板57にはランナ63とゲート64とが形成され、前記スプル55とランナ63とが連通し、ランナ63とキャビティ62とがゲート64を介して連通しており、ノズル54とスプル55とランナ63とゲート64とによって樹脂流路部が形成されている。
可動側型板57には、成形品Aのスプル部を押し出すスプルロックピン65と、成形品Aのランナ部を押し出す突き出しピン66と、可動側インサート61を押し出す可動側インサート突き出しピン67とが挿入されている。これら各ピン65,66,67の下端部はエジェクタプレート58,59に挟まれて取付けられている。
図6に示すように、前記レンズ50は、凸状のレンズ面を有する本体部50aと、本体部50aの縁に形成されたコバ部50bとで構成されている。本体部50aには固定側のレンズ面50cと可動側のレンズ面50dとが形成されている。
これによると、図7に示すように、可動側金型53を型閉じ位置Sまで移動させて固定側金型52に当接させた状態で、樹脂をノズル54から流し込む。これにより、樹脂がスプル55、ランナ63、ゲート64を経てキャビティ62内に流入し、レンズ50が成形される。その後、図8に示すように、可動側金型53を型開き位置Oまで開方向Cへ移動させて固定側金型52から離間させ型開きする。
次に、図示省略した成形機の突き出しロッドを可動してエジェクタプレート58,59を押すことにより、図9に示すように、エジェクタプレート58,59が可動側型板57に対し上方へ移動し、スプルロックピン65と突き出しピン66と可動側インサート突き出しピン67とが離型方向B(すなわち上方向)に移動する。これにより、成形品Aのスプル部とランナ部とがスプルロックピン65と突き出しピン66とによって可動側型板57から突き出されるとともに、可動側インサート61が可動側インサート突き出しピン67によって可動側金型53のパーティグライン面68から突出し、成形品Aの製品部であるレンズ50が可動側型板57から突き出され、成形品Aが金型から離型する。その後、取り出し器を用いて成形品Aを取り出す。
また、下記特許文献1には、レンズを射出成形する際、スムーズな離型を可能にし、歪を低減させるために、先ずゲート突き出しピンでゲート部を突き出して成形品を可動側インサートから離型し、その直後に、可動側インサート突き出しピンにより可動側インサートをレンズと共に突き出すものが記載されている。
すなわち、図10に示すように、可動側インサート61と可動側インサート突き出しピン67との間には隙間が形成されており、可動側インサート61はばね71によって受け板72に当て付けられている。また、可動側型板57と受け板72とには、成形品のゲート部を押し出すゲート突き出しピン73が挿入され、このゲート突き出しピン73の下端部はエジェクタプレート58,59に挟まれて取付けられている。
これによると、成形が完了し、型開き後、図示省略した成形機の突き出しロッドによってエジェクタプレート58,59が離型方向B(上方向)に押されると、先ず、スプル部およびゲート部がスプルロックピン65およびゲート突き出しピン73によって突き出され、レンズ50が可動側インサート61から強制的に離型させられる。
その直後、可動側インサート突き出しピン67が可動側インサート61に接触して可動側インサート61を押し上げることにより、可動側インサート61が可動側金型53のパーティグライン面から突出し、成形品Aが可動側型板57から突き出され、成形品Aの取り出しが行われる。
特開平9−225968
しかしながら、図7に示した金型装置51では、図8に示すように型開きをした状態では、レンズ50のコバ部50bの外周面が可動側金型53の嵌入孔60の内周面に接触している。したがって、その後、図9に示すように成形品Aを突き出して離型させる際、前記コバ部50bの外周面が嵌入孔60の内周面に摺接しながら離型方向Bに移動し、このとき、レンズ50に歪が生じるといった課題がある。
また、型開き途中、成形品Aは可動側金型53に残っているため、成形品Aのランナ部・スプル部の収縮によりゲート部付近に歪が発生し、レンズ50が変形する虞れがある。
また、型開きから成形品取り出しまでの工程において、図8,図9に示すように、レンズ50の固定側のレンズ面50cは固定側インサート56から離間しているが、可動側のレンズ面50dは可動側インサート61に接触しているため、固定側のレンズ面50cと可動側のレンズ面50dとに温度差が生じ、レンズ50が不均一に収縮して歪みが発生するという課題がある。
また、図10に示した金型装置75では、ゲート部を先に微小な長さだけ突き出すことによって、レンズ50が可動側インサート61から剥がされて離型されるが、この際、ゲート方向から剥がすため、ゲート部付近に応力がかかりレンズ50が歪む虞れがある。さらに、近年、レンズ50の小径化が進んでおり、これに応じてゲート64も非常に小さくなるため、ゲート突き出しピン73でゲート64の部分を正確に突き出すことが困難であるといった課題もある。
本発明は、成形品の歪みを低減することができる射出成形方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、固定側金型に設けられた固定側インサートの成形面と、可動側金型に形成された嵌め込み孔に嵌め込まれた可動側インサートの成形面と、前記嵌め込み孔の内周面とで形成されたキャビティ内に樹脂を流し込むことにより成形品を成形し、
前記成形された成形品を前記キャビティから離型させて取り出す射出成形方法であって、
前記成形品の前記キャビティからの離型は、前記可動側インサートを前記固定側インサートに対し相対的に固定した状態で、可動側金型を型閉じ位置から開いて、前記成形品を固定側インサートの成形面と可動側インサートの成形面とで挟んだ状態で嵌め込み孔の内周面から離型させ、
その後、引き続き可動側金型を開いて、前記成形品を固定側インサートの成形面と可動側インサートの成形面とから離型させるものである。
これによると、成形時、可動側金型を型閉じ位置まで移動して固定側金型に当接させた状態で、樹脂をキャビティ内に流し込むことにより、成形品が成形される。この際、成形品の製品部の外周部が嵌め込み孔の内周面に接触する。その後、成形品を取り出すために可動側金型を開いて、成形品を離型させる。
このとき、成形品の製品部は、その外周部を嵌め込み孔の内周面に摺接させながら、嵌め込み孔から離脱する。この際、成形品の製品部は固定側インサートの成形面と可動側インサートの成形面とで挟まれているため、製品部の歪を低減することができる。
成形品の製品部が嵌め込み孔から離脱した後、成形品は固定側インサートの成形面と可動側インサートの成形面とから離型するため、成形品の製品部における温度差が減少し、製品部が不均一に収縮して歪むのを低減することができる。
以上のように、本発明によると、成形品の製品部の歪みや変形を低減することができ、製品部の精度を向上させることができる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、1は樹脂製のレンズ50(成形品の一例)を射出成形するための従来の射出成形用金型装置の断面図である。尚、図6に示すように、レンズ50は従来のものと同じ構成であるため、説明を省略する。
図1,図2に示すように、金型装置1は、パーティグライン面で当接・分離する一対の固定側金型2と可動側金型3とを備えている。可動側金型3は、固定側金型2に当接する型閉じ位置S(図1参照)と固定側金型2から離間する型開き位置O(図5参照)との間を上下方向(開閉方向の一例)へ移動する。
固定側金型2は、固定側取付板5と固定側型板6と固定側インサート7とを備えており、固定側インサート7は固定側型板6の内部に組み込まれている。固定側インサート7には、レンズ50を成形するための固定側成形面10が形成されている。また、固定側金型2にはノズル8とスプル9とが形成されている。
可動側金型3は、可動側取付板12と可動側受け板13と可動側型板14と上下一対のエジェクタプレート15,16と可動側インサート17とを備えている。可動側型板14には嵌め込み孔19が形成されている。可動側インサート17は、嵌め込み孔19に嵌め込まれ、且つ可動側型板14に対して上下方向(開閉方向)に移動自在である。嵌め込み孔19は、小径部19aと、小径部19aの下部に連通する大径部19bと、小径部19aの下端から大径部19bの上端にわたり径方向へ連設された段差面19cとで構成されている。また、可動側インサート17は、小径部19aに嵌め込まれる本体部17aと、大径部19bに嵌め込まれる鍔部17bとで構成されている。前記本体部17aには、レンズ50を成形するための可動側成形面18が形成されている。
図1,図2に示すように、可動側金型3が型閉じ位置Sまで移動して固定側金型2に当接した状態において、固定側インサート7の固定側成形面10と可動側インサート17の可動側成形面18と嵌め込み孔19の内周面とで囲まれたキャビティ20が形成される。
可動側型板14にはランナ22とゲート23とが形成され、前記スプル9とランナ22とが連通し、ランナ22とキャビティ20とがゲート23を介して連通しており、ノズル8とスプル9とランナ22とゲート23とによって樹脂流路部31が形成されている。
可動側金型3には、成形品Aのスプル部およびランナ部をそれぞれ可動側型板14から離型方向Bへ突き出すスプルロックピン24および突き出しピン25と、可動側インサート17を離型方向Bへ移動させて成形品Aのレンズ50の部分(製品部)を可動側型板14から離型方向Bへ突き出す可動側インサート突き出しピン26とが設けられている。尚、図3に示すように、前記離型方向Bは、可動側金型3の開方向とは反対方向すなわち上方向である。また、スプルロックピン24と突き出しピン25とは可動側受け板13と可動側型板14とに挿入されており、スプルロックピン24の下端部と突き出しピン25の下端部とは一対のエジェクタプレート15,16に挟まれて取付けられている。
可動側インサート突き出しピン26の上端部(一端部)は可動側インサート17に取付けられており、可動側インサート突き出しピン26は下端部(他端部)に鍔部26aを有している。可動側インサート突き出しピン26の下端部はエジェクタプレート15に挿入され、鍔部26aはエジェクタプレート15,16に形成された孔部28内に嵌め込まれている。エジェクタプレート16内には可動側インサート突き出しピン26を離型方向B(上方向)へ付勢するばね29(付勢部材の一例)が設けられている。尚、エジェクタプレート15,16は可動側取付板12と可動側受け板13との間を上下方向(開閉方向)に移動自在である。
次に、前記金型装置1を用いてレンズ50を射出成形する方法を説明する。
成形工程時、図1に示すように、可動側金型3を型閉じ位置Sまで移動させて金型装置1を閉じることにより、固定側インサート7の固定側成形面10と可動側インサート17の可動側成形面18と嵌め込み孔19の内周面とで囲まれたキャビティ20が形成される。そして、樹脂をノズル8から流し込むことにより、樹脂がスプル9とランナ22とゲート23とを通ってキャビティ20へ流れ込み、レンズ50が成形される。この際、レンズ50のコバ部50b(外周部の一例)の外周面が可動側金型3の嵌め込み孔19の内周面に接触している。その後、成形品Aを取り出すために可動側金型3を型閉じ位置Sから型開き位置Oまで開いて、成形品Aを離型させる。
この際、下記のような第一の突き出し工程と第二の突き出し工程とを行う。
すなわち、図3に示すように、第一の突き出し工程において、可動側金型3が開方向Cへの移動を開始すると同時に、図示省略した成形機の突き出しロッドを可動させて両エジェクタプレート15,16を離型方向Bに押す。これにより、スプルロックピン24と突き出しピン25と可動側インサート突き出しピン26と可動側インサート17とが離型方向Bに所定の移動距離Dを移動し、成形品Aが可動側金型3から離型方向Bへ所定の移動距離Dだけ突き出される。
尚、前記所定の移動距離Dとは、レンズ50のコバ部50bが可動側インサート17の嵌め込み孔19内から離型方向Bへ離脱する距離であり、一例としてコバ部50bの厚みよりも僅かに大きな距離である。
このように可動側金型3を開方向Cへ移動させる移動開始のタイミングに、成形品Aを可動側金型3から離型方向Bへ突き出す突き出し開始のタイミングを同期させ、可動側金型3を開きながら、前記所定の移動距離Dの範囲内において、可動側金型3の開方向Cへの移動量と成形品Aの離型方向Bへの突き出し量とを同量にするとともに、可動側金型3の開方向Cへの移動速度と成形品の離型方向Bへの突き出し速度とを同速度にする。
これにより、レンズ50(製品部)のコバ部50b(外周部)が可動側金型3の嵌め込み孔19の内部から離型方向Bへ離脱するまで、可動側インサート17が固定側インサート7に対して相対的に固定された状態となり、成形品Aの位置と可動側インサート17の位置とがそれぞれ、固定側金型2に対して、前記成形工程時の位置(図1参照)と同じ位置に保たれる。したがって、レンズ50はコバ部50bの外周面を嵌め込み孔19の内周面に摺接させながら嵌め込み孔19から離脱するが、この際、図3に示すように、レンズ50は固定側インサート7の固定側成形面10と可動側インサート17の可動側成形面18とで挟まれた状態で離脱するため、レンズ50の歪を低減することができる。尚、可動側インサート17が離型方向Bに所定の移動距離Dだけ移動すると、可動側インサート17の鍔部17bが嵌め込み孔19の段差面19cに当接し、可動側インサート17の離型方向Bへの移動が強制的に阻止される。
その後、第二の突き出し工程において、図4に示すように、可動側金型3を引き続き開方向Cへ移動させながら、さらに成形機の突き出しロッドを可動させて両エジェクタプレート15,16を離型方向Bに押す。これにより、スプルロックピン24と突き出しピン25とが離型方向Bに移動し、成形品Aのスプル部およびランナ部(樹脂流路部)のみに対して突き出しが継続され、成形品Aのスプル部およびランナ部が固定側および可動側金型2,3から引き離されるとともに、成形品Aのレンズ50の部分が固定側インサート7の固定側成形面10と可動側インサート17の可動側成形面18とから引き離される。尚、この際、可動側インサート17の鍔部17bは嵌め込み孔19の段差面19cに当接したままであり、この状態で、可動側インサート突き出しピン26の鍔部26aが孔部28内の上端部から下端部へ相対的に移動し、ばね29が圧縮され、これにより、両エジェクタプレート15,16の離型方向Bへの移動が吸収される。
前記のように、成形品Aのレンズ50が固定側および可動側インサート7,17の成形面10,18から引き離されるため、レンズ50の固定側のレンズ面50cと可動側のレンズ面50dとの温度差が減少し、レンズ50が不均一に収縮して歪むのを低減することができる。また、この際、成形品Aのスプル部およびランナ部も固定側および可動側の両金型2,3から引き離されているため、成形品Aのスプル部およびランナ部の歪も低減され、レンズ50の変形が防止される。
前記第二の突き出し工程が完了した後、図5に示すように、可動側金型3を、引き続き開方向へ移動させ、型開き位置Oに達すると停止させる。
その後、成形品Aの取り出しが行われる。成形品Aを取り出した後、成形機の突き出しロッドを可動させて両エジェクタプレート15,16を離型方向Bとは反対方向(下方向)に移動させ、スプルロックピン24と突き出しピン25と可動側インサート突き出しピン26と可動側インサート17とを下げ、可動側金型3を型開き位置Oから図1に示した型閉じ位置Sまで移動させて、再び前記成形工程を行う。
尚、前記のような成形工程と第一および第二の突き出し工程とを実施してレンズ50を成形することにより、実験的に、レンズ50の光学特性であるトータル波面収差が40mλから15mλに良化することができた。
前記実施の形態では、可動側金型3が型開き位置Oに達するまでに、第二の突き出し工程を完了させているが、可動側金型3が型開き位置Oに達するのと同時に、第二の突き出し工程を完了させてもよい。
前記実施の形態では、製品の一例として、図6に示すように、コバ部50bを有するレンズ50を挙げたが、コバ部50bの無いレンズ50であってもよい。この場合、成形工程時、レンズ50の本体部50aの外周面が嵌め込み孔19の内周面に接触し、第一の突き出し工程時、レンズ50の本体部50aの外周面が嵌め込み孔19の内周面に摺接しながら離型する。また、レンズ50に限定されるものではなく、レンズ50以外の樹脂製の光学部品や光学系以外の樹脂成形部品であってもよい。
前記実施の形態では、固定側金型2を上位、可動側金型3を下位に配置しているが、固定側金型2を下位、可動側金型3を上位に配置してもよい。
本発明は、コバ部を有するレンズを射出成形する場合に最適であるが、コバ部の無いレンズ或いはレンズ以外の樹脂成形部品にも適用することができる。
本発明の実施の形態における成形工程時の金型装置の断面図である。 同、金型装置のキャビティの部分の拡大図である。 同、第一の突き出し工程時の金型装置の断面図である。 同、第二の突き出し工程時の金型装置の断面図である。 同、型開きした金型装置の断面図である。 金型装置で射出成形された成形品の製品(レンズ)部分の拡大図である。 従来の金型装置の断面図であり、閉じた状態を示す。 同、金型装置の断面図であり、型開きした状態を示す。 同、金型装置の断面図であり、成形品を金型から突き出した状態を示す。 従来の別の金型装置の断面図である。
符号の説明
1 金型装置
2 固定側金型
3 可動側金型
7 固定側インサート
10 固定側成形面
17 可動側インサート
18 可動側成形面
19 嵌め込み孔
20 キャビティ
31 樹脂流路部
50 レンズ(製品部)
50b コバ部(外周部)
A 成形品
B 離型方向
C 開方向
O 型開き位置
S 型閉じ位置

Claims (1)

  1. 固定側金型に設けられた固定側インサートの成形面と、可動側金型に形成された嵌め込み孔に嵌め込まれた可動側インサートの成形面と、前記嵌め込み孔の内周面とで形成されたキャビティ内に樹脂を流し込むことにより成形品を成形し、
    前記成形された成形品を前記キャビティから離型させて取り出す射出成形方法であって、
    前記成形品の前記キャビティからの離型は、前記可動側インサートを前記固定側インサートに対し相対的に固定した状態で、可動側金型を型閉じ位置から開いて、前記成形品を固定側インサートの成形面と可動側インサートの成形面とで挟んだ状態で嵌め込み孔の内周面から離型させ、
    その後、引き続き可動側金型を開いて、前記成形品を固定側インサートの成形面と可動側インサートの成形面とから離型させることを特徴とする射出成形方法。
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