JP2001084866A - プッシュスイッチ - Google Patents

プッシュスイッチ

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JP2001084866A
JP2001084866A JP25659699A JP25659699A JP2001084866A JP 2001084866 A JP2001084866 A JP 2001084866A JP 25659699 A JP25659699 A JP 25659699A JP 25659699 A JP25659699 A JP 25659699A JP 2001084866 A JP2001084866 A JP 2001084866A
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conductive disc
push button
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JP25659699A
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Nobuyasu Ito
誠康 伊藤
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Original Assignee
SMK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、導電性皿バネ(5)が反転す
る際の動作音を抑えるプッシュスイッチを提供する。 【解決手段】 押ボタン(6)を、硬質成形体(62)
と弾性体(61)で形成し、導電性皿バネ(5)の頂部
と周縁の一部に、弾性体(61)で形成した押圧突部
(9)と支持部(10)を当接させる。押圧突部(9)
を押し下げて反転する導電性皿バネ(5)は、頂部と周
縁の一部に当接する弾性体(61)でその振動が吸収さ
れるので、振動による動作音が抑えられる。また、導電
性皿バネ(5)を、反転の途中で選択接点(4a、4
a)に接触させるので、その最下端の当接の際の衝撃が
緩和され、衝突による動作音も抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上方に湾曲する導
電性皿バネを可動接点板として用いたプッシュスイッチ
に関する。
【0002】
【従来の技術】導電性皿バネを用いたプッシュスイッチ
は、AV機器の各種入力スイッチ、キーボードのキース
イッチなど、小型化と微小ストロークでかつ入力操作の
際に所定の操作感覚(クリック感)が要求される押ボタ
ンスイッチに採用されている。
【0003】この種の従来のプッシュスイッチ100
を、図7及び図8に示す。このプッシュスイッチ100
は、接点収容凹部101が凹設された絶縁ハウジング1
02に、コモン端子103と切換端子104が相互に絶
縁された状態で、インサート成形により一体に取り付け
られている。コモン端子103と切換端子104は、そ
れぞれ、導電性金属板をプレス加工して所定の形状とし
たもので、図に示すように、コモン端子103のコモン
接点103aと切換端子104の選択接点104aを凸
状に上方へ打ち出し、コモン接点103aを接点収容凹
部101の内底面周縁部に、選択接点104aを、内底
面の中央部にそれぞれ露出させている。
【0004】上方に開口する接点収容凹部101内に
は、金属板を上方に湾曲させた導電性皿バネ105が収
容され、その周縁がコモン接点103a上に載置され
て、導電性皿バネ105とコモン接点103aが常時接
触している。
【0005】導電性皿バネ105の上方には、更に硬質
の合成樹脂で成形された押ボタン106が載置され、底
面中央に垂設された押圧突部106aが導電性皿バネ1
05の頂部を押し下げるようになっている。
【0006】接点収容凹部101は、絶縁ハウジング1
02の平面に固着されるカバー107によって覆われ、
押ボタン106は、その操作部106bのみをカバー1
07の開口へ挿通させることによって、接点収容凹部1
01内に昇降自在に収容される。
【0007】このように構成されたプッシュスイッチ1
00は、図7に示すようにコモン接点103aと選択接
点104aとが絶縁された通常の状態から、押ボタン1
06の操作部106bを押圧すると、図8に示すように
導電性皿バネ105が反転して選択接点104aと接触
し、コモン接点103aと選択接点104aが橋絡する
ことによって、プッシュスイッチ100の回路が閉じる
ようになっている。
【0008】この従来のプッシュスイッチ100は、可
動接点板として上方に湾曲形成した導電性皿バネ105
を用いるので、僅かなストロークでありながら、スイッ
チ回路が閉じる際に皿バネ105の反転によってタクト
フィーリング(クリック感)が操作者に伝わり、スイッ
チ操作の操作感覚が得られるものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述のプ
ッシュスイッチ100は、タクトフィーリングを発生さ
せる為に、導電性皿バネ105を反転させるものである
が、その皿バネの反転によって好ましくない動作音を発
生させるものであった。特に、多数のプッシュスイッチ
100を操作パネル内に収容した場合には、操作パネル
内の空隙に動作音が反響して拡大されるものであった。
【0010】この動作音は、第1に、導電性皿バネ10
5自体が反転する際に振動することによって、第2に
は、反転した導電性皿バネ105が選択接点104aに
衝突することによって、発生するものと考えられてい
る。
【0011】そこで、押ボタン106を合成ゴム等の弾
性体で構成し、弾性体とした押圧突部106aを導電性
皿バネ105に当接させ、その反転の際の振動を吸収さ
せることを試みたが、反転の際の導電性皿バネ105の
振動を十分に抑えることができず、また、反転する際
に、押ボタン106への押圧力に加えて、押ボタン10
6の弾力が導電性皿バネ105に加えられるので、選択
接点104aにより強く衝突し、後者の要因から、却っ
て大きい動作音が発生してしまうこととなった。
【0012】従って、導電性皿バネを用いたこの種のプ
ッシュスイッチにおいては、その動作音を抑制する充分
な対策が得られないものであった。
【0013】本発明はこのような従来技術の問題点を考
慮してなされたものであり、簡単な構成で、導電性皿バ
ネが反転する際の動作音を抑えるプッシュスイッチを提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1のプッシュスイッチは、接点収容凹部が凹設さ
れた絶縁ハウジングと、接点収容凹部の内底面に露出す
るコモン接点と選択接点と、接点収容凹部のコモン接点
上に載置され、上方に湾曲形成することにより選択接点
から離間させた導電性皿バネと、導電性皿バネ上に配置
された押ボタンとを備え、押ボタンを押し下げることに
より、導電性皿バネを反転させてコモン接点と選択接点
間を橋絡させるプッシュスイッチにおいて、押ボタン
は、硬質成形体と、硬質成形体の下方に配設される弾性
体を一体成形して構成され、平面側に露出する操作部を
硬質成形体で形成するとともに、導電性皿バネの頂部を
押圧する押圧突部と、導電性皿バネの周縁の一部に当接
する支持部を弾性体で形成し、導電性皿バネの周縁に支
持部を当接させながら、押圧突部で頂部を押圧し導電性
皿バネを反転させることを特徴とする。
【0015】この構造では、導電性皿バネが反転する際
に、その頂部と周縁の一部に、弾性体で形成された押ボ
タンの押圧突部と支持部が当接する。従って、導電性皿
バネの振動は、押圧ボタンの弾性体で抑制され、反転の
際の振動による動作音が抑えられる。
【0016】押ボタンの操作部は、硬質成形体で形成さ
れるので、押ボタンの一部に弾性体を用いても、押ボタ
ンの弾力による影響は少なく、全体として動作音は、抑
制される。
【0017】接点収容凹部内に、押ボタンの押圧突部と
支持部が配置されるので、接点収容凹部内の空隙が減少
し、動作音が反響しない。
【0018】請求項2のプッシュスイッチは、接点収容
凹部周囲の絶縁ハウジングに、押ボタンの弾性体の周縁
を密着し、接点収容凹部を覆うことを特徴とする。
【0019】押ボタンの弾性体を、接点収容凹部の周囲
の絶縁ハウジングに密着させるので、接点収容凹部を外
部と遮断できる。従って、接点の接触部に、水、塵など
が侵入せず、プッシュスイッチの動作不良が生じない。
接点収容凹部のシーリング部材に、押ボタンの弾性体を
用いるので、外部と遮断するための別の部材を用意する
必要がない。
【0020】請求項3のプッシュスイッチは、接点収容
凹部が凹設された絶縁ハウジングと、接点収容凹部の内
底面に露出するコモン接点と選択接点と、接点収容凹部
のコモン接点上に載置され、上方に湾曲形成することに
より選択接点から離間させた導電性皿バネと、導電性皿
バネ上に配置された押ボタンとを備え、押ボタンを押し
下げることにより、導電性皿バネを反転させてコモン接
点と選択接点間を橋絡させるプッシュスイッチにおい
て、押ボタンの下面に、導電性皿バネの頂部を押圧する
押圧突部を垂設し、導電性皿バネの頂部を通る鉛直線か
ら離間する部位に、接点収容凹部の内底面から突出する
状態で選択接点を露出させ、反転する導電性皿バネの最
下端から偏倚する部位に、選択接点に接触させることを
特徴とする。
【0021】選択接点は、導電性皿バネの頂部を通る鉛
直線から離間する部位に、接点収容凹部の内底面から突
出する状態で露出するので、最下端が接点収容凹部の内
底面に衝突する前に、導電性皿バネの最下端から偏倚す
る部位に接触する。
【0022】選択接点が、反転する途中の導電性皿バネ
に接触するので、接触による動作音は、ほとんど発生し
ない。また、導電性皿バネの反転は、その途中で選択接
点と接触することによって緩められ、最下端が接点収容
凹部の内底面に衝突する衝撃は大きく緩和され、衝突に
よる動作音が抑制される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施の形態にお
けるプッシュスイッチ1を、図1乃至図6で説明する。
これらの図に示すように、プッシュスイッチ1は、コモ
ン端子3と、切換端子4と、これらの端子3、4が取り
付けられた絶縁ハウジング2と、導電性皿バネ5と、押
ボタン6で構成されている。
【0024】絶縁ハウジング2は、絶縁性の合成樹脂に
より全体が直方体状に成形されたもので、その上面に
は、上方に開口する接点収容凹部8が形成されている。
接点収容凹部8の横断面は、可動接点板である導電性皿
バネ5の輪郭よりやや大きい長方形で、導電性皿バネ5
をがたつきなくその内部に収容できる大きさとしてい
る。
【0025】コモン端子3と切換端子4は、互いに絶縁
されて、絶縁ハウジング2の成形の際に、インサート成
形により一体成形される。
【0026】コモン端子3は、導電性の金属板をプレス
成形によって、帯状の先端側を二股に分岐させたもの
で、二股の先端部に、それぞれ背面側から打ち出すこと
によって、リブ状のコモン接点3aを突出させている。
図5に示すように、コモン端子3が、絶縁ハウジング2
に取り付けられた状態で、二股の先端部は、接点収容凹
部8内底面の長手方向に沿って固定され、前記一対のコ
モン接点3aは、内底面の両側に露出している。また、
コモン端子3の他端部は、絶縁ハウジング2の底面に沿
って露出し、プリント配線基板の導電パターンに半田付
けされるコモン端子脚部3bとなっている。
【0027】切換端子4も、導電性の金属板を打ち抜い
て帯状に形成したもので、コモン端子3と対向する側か
ら絶縁ハウジング2に固定され、先端部は、接点収容凹
部8の内底面に沿って、二股のコモン端子3と噛み合う
ように、その中間に配設される。
【0028】切換端子4の先端部には、2つの半球状の
選択接点4a、4aが突設され、接点収容凹部8の内底
面に露出している。選択接点4a、4aが露出する位置
は、長方形状の接点収容凹部8の中心から、長手方向に
等しい距離の位置、すなわち、接点収容凹部8へ導電性
皿バネ5を収容した際に、その導電性皿バネ5の頂部を
通る鉛直線からそれぞれ外れた位置に周囲の内底面から
突出した状態で露出している。これによって、頂部を中
心に反転する導電性皿バネ5は、その頂部(最下端)が
接点収容凹部8の内底面に衝突する前に、その最下端か
ら偏倚した部位が選択接点4a、4aにほぼ同時に接触
する。
【0029】切換端子4の他端部は、切換端子脚部4b
となっていて、コモン端子脚部3bと逆側で、絶縁ハウ
ジング2の底面に沿って露出しプリント配線基板の導電
パターンに半田付けされる。
【0030】尚、これらの端子3、4の中間には、図1
に示すように、それぞれ位置決め孔3c、4cが穿設さ
れている。位置決め孔3c、4cは、コモン端子3と切
換端子4が絶縁ハウジング2にインサート成形される際
に、絶縁ハウジング2の樹脂を流し込み、端子3、4を
確実に位置決め固定するとともに、成形後は、絶縁ハウ
ジング2と端子3、4間から侵入するフラックスの接点
収容凹部8への上昇を防ぐフラックス溜まりとして作用
するものである。
【0031】導電性皿バネ5は、バネ性を有する金属
板、例えば、リン青銅板、ベリリウム銅板を、接点収容
凹部8に遊嵌されるように長方形状に打ち抜いて形成し
たもので、図6(a)乃至(c)に示すように、その図
心が緩やかな突曲面の頂部となるように、長手方向と長
手方向と直交する方向に沿って上方に湾曲させものであ
る。頂部の両側には、導電性皿バネ5が長手方向に沿っ
て反転しやすいように、一対のスリット5a、5aが穿
設されている。
【0032】図3と図4に示すように、この導電性皿バ
ネ5は、接点収容凹部8内に収容された状態で、2カ所
で露出するコモン接点3a、3a上に載置され、常時コ
モン接点3aと導電接触するようになっている。又、こ
の収容状態で、一対の選択接点4a、4aは、それぞれ
湾曲形成された導電性皿バネ5の下方で、導電性皿バネ
5と僅かな間隙を隔てた位置に露出している。
【0033】導電性皿バネ5上に配置される押ボタン6
は、軟質ゴムからなる弾性体61上に硬質ゴムからなる
硬質成形体62を積層して一体成形したもので、硬質成
形体62によって輪郭が長円形で上方に突出する操作摘
み11が形成されている。
【0034】弾性体61は、接点収容凹部8の開口面を
覆う長方形状に形成されている。弾性体61の長手方向
に沿った両側61a、61aは、絶縁ハウジング2の外
壁面に沿って下方に屈曲され(図4参照)、また、短手
方向に沿った両側61b、61bは、接点収容凹部8周
囲の絶縁ハウジング2に固着され、接点収容凹部8の開
口面を覆うように絶縁ハウジング2に支持される。この
短手方向に沿った両側61b、61bの絶縁ハウジング
2への固着は、図1に示すように、両側61b、61b
を接点収容凹部8周囲の段部へ載置した後、図中破線で
示した絶縁ハウジング2の加締め部2aを、実線のよう
に冷間加締め若しくは加熱変形させ、段部との間で両側
61b、61bを挟持して固定するものである。
【0035】図1、図4に示すように、押ボタン6の底
面には、その中心に断面三角形の押圧突部9と、短手方
向と平行な両側に一対の支持部10、10が、それぞれ
弾性体61で一体に垂設されている。この押圧突部9と
支持部10、10の下端は、押ボタン6が絶縁ハウジン
グ2に支持された図1の状態で、導電性皿バネ5の頂部
と、導電性皿バネ5の周縁の一部である両側にそれぞれ
緩やかに当接するようになっている。
【0036】尚、操作摘み11周囲の弾性体61には、
リング状の凹溝61cが凹設され、操作摘み11の鉛直
方向での押し下げ、及び復帰を容易にしている。
【0037】このように構成されたプッシュスイッチ1
は、図1に示す常態において、導電性皿バネ5が上方に
湾曲しているので、選択接点4aとコモン接点3aとは
開離している。
【0038】ここで、図2に示すように押ボタン6の操
作摘み11を押圧すると、押圧突部9が導電性皿バネ5
の頂部を下方へ押し下げ、導電性皿バネ5は頂部を中心
に反転する。この押し下げの際に、頂部は硬質成形体で
形成された操作摘み11を介して押圧されるので、押ボ
タン6の弾性体61による弾力の影響は少なく、導電性
皿バネ5の反転を加速させることはない。
【0039】また、反転の際に、導電性皿バネ5の頂部
と周縁の一部には、弾性体61である押圧突部9と支持
部10、10が当接するので、その振動は弾性体61に
より吸収され、大きな振動音(動作音)が発生しない。
【0040】頂部を中心として反転する導電性皿バネ5
は、反転する途中で頂部の下方が最下端となるが、最下
端が接点収容凹部8の内底面に衝突する前に、2つの選
択接点4a、4aが、最下端の側方の離れた部位に接触
する。選択接点4a、4aは、反転する途中の導電性皿
バネに対して接触するので、接触による動作音は、ほと
んど発生しない。
【0041】その後、導電性皿バネ5は完全に反転し、
最下端が接点収容凹部8の内底面に衝突するが、反転の
途中で選択接点4a、4aとの接触により、反転速度が
遅くなり、接点収容凹部の内底面への衝突による動作音
は大きく抑制される。
【0042】図2のように、選択接点4a、4aと導電
性皿バネ5が接触することによって、導電性皿バネ5を
介して選択接点4aとコモン接点3aが橋絡し、切換端
子4とコモン端子3が導通する。
【0043】この後、押ボタン6の操作を解除すると、
導電性皿バネ5は自己の復帰力により再び反転し、押ボ
タン6も図1に示す状態に復帰する。従って、導電性皿
バネ5と選択接点4aが離れ、切換端子4とコモン端子
3は絶縁される。
【0044】本発明は以上の実施の形態に限定されるこ
となく、種々変形が可能であり、例えば、上記実施の形
態では、選択接点4aを2カ所の位置に露出させたが、
反転途中の導電性皿バネ5の最下端から外れた位置に接
触するものであれば、その位置、数は、これに限らず、
一つ若しくは多数の選択接点4aを露出させてもよい。
【0045】また、上述の実施の形態では、弾性体61
の両側61b、61bを、絶縁ハウジング2の加締め部
2aで挟持して固定しているが、アース板などを兼ねた
金属板のカバーを、接点収容凹部8の周囲の絶縁ハウジ
ング2上に固定し、カバーと絶縁ハウジング2との間で
弾性体61を挟持するものであってもよい。
【0046】更に、導電性皿バネ5は、円形のドーム状
であってもよい。
【0047】また、硬質成形体と弾性体は、少なくとも
縦弾性係数Eが異なる2種類の材料で成形されたもので
あればよく、例えば硬質成形体は、硬質ゴムの他、合成
樹脂であってもよい。更に、硬質成形体と弾性体は一体
成形する必要はなく、別部品として成形し、組み立てに
よって一体化するものであってもよい。
【0048】また、押ボタンで接点収容凹部を覆う必要
がなければ、押ボタンの少なくとも導電性皿バネ5に当
接する押ボタン支持部と押圧部を、弾性体で形成すれば
動作音を抑制できる。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、導電性皿バネ
が反転する際の振動が、押圧ボタンの弾性体で抑制さ
れ、その振動が抑えられるとともに、押ボタンの操作部
は、硬質成形体で形成されるので、押ボタンの弾性体に
よる弾力が導電性皿バネに与える影響は少なく、全体と
して動作音が抑制される。
【0050】また、接点収容凹部内に、押ボタンの押圧
突部と支持部が配置されるので、接点収容凹部内の空隙
が減少し、動作音が反響して拡大することがない。
【0051】従って、プッシュスイッチを静寂な環境で
操作することができる。
【0052】更に請求項2の発明によれば、押ボタンの
弾性体を、接点収容凹部の周囲の絶縁ハウジングに密着
させるので、接点収容凹部を確実に外部と遮断でき、
水、塵などの侵入を防止できる。
【0053】この接点収容凹部のシーリング部材に、押
ボタンの弾性体を用いるので、外部と遮断するための別
の部材を用意する必要がない。
【0054】更に、請求項3の発明によれば、反転する
導電性皿バネが、その最下端が衝突する前に、選択接点
に接触するので、最下端の衝突による衝撃が緩和され、
選択接点との接触若しくは、最下端の衝突による動作音
はほとんど発生せず、確実に動作音が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態に係るプッシュスイッチ
1の常態を示す縦断面図である。
【図2】図1のプッシュスイッチ1の接点がメークした
状態を示す縦断面図である。
【図3】プッシュスイッチ1の平面図である。
【図4】図1と直交する方向に切断したプッシュスイッ
チ1の縦断面図である。
【図5】導電性皿バネ5を接点収容凹部8へ収容した状
態を、押ボタン6を除いて示すプッシュスイッチ1の平
面図である。
【図6】導電性皿バネ5の(a)は、平面図、(b)
は、正面図、(c)は、右側面図である。
【図7】従来のプッシュスイッチ100の常態を示す縦
断面図である。
【図8】図7のプッシュスイッチ100の接点がメーク
した状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 プッシュスイッチ 2 絶縁ハウジング 3a コモン接点 4a 選択接点 5 導電性皿バネ 6 押ボタン 8 接点収容凹部 9 押圧突部 10 支持部 11 操作摘み(操作部) 61 弾性体 62 硬質成形体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接点収容凹部(8)が凹設された絶縁ハ
    ウジング(2)と、 接点収容凹部(8)の内底面に露出するコモン接点(3
    a)と選択接点(4a)と、 接点収容凹部(8)のコモン接点(3a)上に載置さ
    れ、上方に湾曲形成することにより選択接点(4a)か
    ら離間させた導電性皿バネ(5)と、 導電性皿バネ(5)上に配置された押ボタン(6)とを
    備え、 押ボタン(6)を押し下げることにより、導電性皿バネ
    (5)を反転させてコモン接点(3a)と選択接点(4
    a)間を橋絡させるプッシュスイッチにおいて、 押ボタン(6)は、硬質成形体(62)と、硬質成形体
    (62)の下方に配設される弾性体(61)を一体成形
    して構成され、 平面側に露出する操作部(11)を硬質成形体(62)
    で形成するとともに、導電性皿バネ(5)の頂部を押圧
    する押圧突部(9)と、導電性皿バネ(5)の周縁の一
    部に当接する支持部(10)を弾性体(61)で形成
    し、 導電性皿バネ(5)の周縁に支持部(10)を当接させ
    ながら、押圧突部(9)で頂部を押圧し導電性皿バネ
    (5)を反転させることを特徴とするプッシュスイッ
    チ。
  2. 【請求項2】 接点収容凹部(8)周囲の絶縁ハウジン
    グ(2)に、押ボタン(6)の弾性体(61)の周縁を
    密着し、接点収容凹部(8)を覆うことを特徴とする請
    求項1記載のプッシュスイッチ。
  3. 【請求項3】 接点収容凹部(8)が凹設された絶縁ハ
    ウジング(2)と、 接点収容凹部(8)の内底面に露出するコモン接点(3
    a)と選択接点(4a)と、 接点収容凹部(8)のコモン接点(3a)上に載置さ
    れ、上方に湾曲形成することにより選択接点(4a)か
    ら離間させた導電性皿バネ(5)と、 導電性皿バネ(5)上に配置された押ボタン(6)とを
    備え、 押ボタン(6)を押し下げることにより、導電性皿バネ
    (5)を反転させてコモン接点(3a)と選択接点(4
    a)間を橋絡させるプッシュスイッチにおいて、 押ボタンの下面に、導電性皿バネ(5)の頂部を押圧す
    る押圧突部(9)を垂設し、 導電性皿バネ(5)の頂部を通る鉛直線から離間する部
    位に、接点収容凹部(8)の内底面から突出する状態で
    選択接点(4a)を露出させ、 反転する導電性皿バネ(5)の最下端から偏倚する部位
    に、選択接点(4a)に接触させることを特徴とする請
    求項1記載のプッシュスイッチ。
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