JP2014186856A - キー構造体及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】キー構造体及びキー構造体を備える電子機器において、キー構造体の低コスト化を図る。スイッチにプリテンションをかけること。キー構造体の耐衝撃性を高めること。
【解決手段】キーのシャフト部32がエラストマ製であり、シャフト部32から突出する止水部34がケースの内面に接触することによって、キーとケースとの間が水密に保たれる。キーが後退してキーのトップ部31の抜け止め部33がケースの内面に当たる状態でシャフト部32先端の小径部35がケース内のスイッチ15に当たることによって、スイッチ15にプリテンションがかかる。小径部35がスイッチ15に接触して小径部35がスイッチ15の復帰力を直接受けることによって、キーに復元力が付与される。
【選択図】図3

Description

この発明は、キー構造体及び電子機器に関する。
従来、電子機器などに備え付けられているキー構造体は、キーのシャフト部と電子機器のケースとの間にOリングやガスケットなどの止水部材を設けることによって、キーとケースとの間の防水構造を実現している。また、キーを押下する力を解除したときにキーが元の位置に戻るように、コイルバネによってキーに復元力を付与する構造のキー構造体もある(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2004−95252号公報 特開2004−146163号公報
しかしながら、従来のキー構造体では、キーの他に止水部材やコイルバネを用いたり、止水部材をキーのシャフト部またはケースに固定するための部材が必要になったりして、部品点数が増えてしまうため、コストの増大を招くという問題点がある。また、携帯電話機やスマートフォンのような小型の携帯端末では、キー自体が小さく、組み立て性が悪いため、さらにコストが増大するという問題点がある。
ところで、キーやケースの寸法のばらつきが原因で、キーを押下してもシャフト部がケース内のスイッチに届かずに空振りの状態となったり、キーを押下していないのにシャフト部がスイッチを押してしまう押しっぱなしの状態になったりすることがある。空振りの状態になるのを防ぐためには、スイッチにプリテンションをかけて、常時スイッチが軽く押された状態にしておくのが望ましい。
しかしながら、シャフト部が剛体でできている場合、シャフト部が変形しないため、スイッチに丁度良いプリテンションがかかるように微調整することができないという問題点がある。また、シャフト部が剛体でできていると、シャフト部の衝撃吸収力が乏しいため、落下などによって電子機器に衝撃が加わったときにシャフト部から受ける衝撃によってスイッチが破損するおそれがある。
低コストのキー構造体及びそのようなキー構造体を備える電子機器を提供することを目的とする。スイッチにプリテンションをかけることができるキー構造体及びそのようなキー構造体を備える電子機器を提供することを目的とする。耐衝撃性の高いキー構造体及びそのようなキー構造体を備える電子機器を提供することを目的とする。
キー構造体は、トップ部、シャフト部、止水部、小径部及び抜け止め部を有するキーと、ケースとを備える。トップ部は、ケース表面に露出する。シャフト部は、トップ部から伸び、エラストマ製である。止水部は、シャフト部からシャフト部の外周に沿ってシャフト部の進退方向に対して交差する方向へ突出する。小径部は、シャフト部の先端からシャフト部よりも小さい径でシャフト部の前進方向へ突出する。抜け止め部は、トップ部からシャフト部の進退方向に対して交差する方向へ突出する。ケースは、キーを進退可能に支持するとともに、内部にスイッチを保持する。止水部がケースの内面に接触することによって、キーとケースとの間が水密に保たれる。キーが後退して抜け止め部がケースの内面に当たる状態で小径部がスイッチに当たることによって、スイッチにプリテンションがかかる。小径部がスイッチに接触して小径部がスイッチの復帰力を直接受けることによって、キーに復元力が付与される。
電子機器は、上述するキー構造体を備える。
このキー構造体及び電子機器によれば、低コストのキー構造体及びそのようなキー構造体を備える電子機器が得られる。スイッチにプリテンションをかけることができるキー構造体及びそのようなキー構造体を備える電子機器が得られる。耐衝撃性の高いキー構造体及びそのようなキー構造体を備える電子機器が得られる。
図1は、実施の形態にかかる電子機器の一例を示す図である。 図2は、図1の電子機器を左側面から見た図である。 図3は、実施の形態にかかるキー構造体の第1の例を示す図である。 図4は、実施の形態にかかるキー構造体におけるキーの第2の例を示す図である。 図5は、実施の形態にかかるキー構造体におけるキーの第3の例を示す図である。 図6は、実施の形態にかかるキー構造体の第2の例を示す図である。 図7は、実施の形態にかかるキー構造体の第3の例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、このキー構造体及び電子機器の好適な実施の形態を詳細に説明する。以下の各実施例の説明においては、同様の構成要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
・電子機器の一例
図1は、実施の形態にかかる電子機器の一例を示す図である。図2は、図1の電子機器を左側面から見た図である。携帯電話機、スマートフォン、タブレットもしくはノートパソコンなどの携帯情報端末や無線通信端末、または携帯型ゲーム機や携帯型音楽プレーヤなどは、電子機器の一例である。本実施例では、スマートフォンを例にして説明する。
図1及び図2に示すように、電子機器1は、正面に例えばタッチパネルを備えた表示パネル2を有する。電子機器1の一方の側面、図示例では左側面には、例えば電源のオン・オフを行うためのキー3や音量の上げ下げを行うためのキー4などがある。電子機器1には、その他にも種々のキーが設けられることがある。また、電子機器1には、図示省略するマイクやスピーカが設けられている。
・キー構造体の第1の例
図3は、実施の形態にかかるキー構造体の第1の例を示す図である。図3に示すように、電子機器1のケースは、フロントケース11とリアケース12とが組み合わされてできている。フロントケース11は電子機器1の正面側を覆う。リアケース12は電子機器1の背面側を覆う。フロントケース11及びリアケース12はそれぞれ例えば樹脂でできていてもよい。
ケースは、後述するキーを進退可能に支持するとともに、その内部に後述するスイッチを保持する。図2に示すキー3はキー構造体におけるキーの一例である。
フロントケース11には例えば金属製の板状の板金部13が取り付けられている。板金部13の内側の面、すなわちケースの内部に臨む面には例えば回路基板14が取り付けられていてもよい。回路基板14の内側の面には例えばスイッチ15が取り付けられている。板金部13の外側の面には例えば表示パネル16及びタッチパネル17が設けられていてもよい。タッチパネル17は例えば両面粘着テープ18によってフロントケース11に取り付けられていてもよい。
フロントケース11はスイッチ15の近くに筒状部21を有する。筒状部21には、後述するキーのシャフト部が挿入される。筒状部21の底はスイッチ15に臨み、筒状部21の底には貫通孔22が設けられている。貫通孔22には、後述するキーのシャフト部が通される。
リアケース12の終端の内面には受け部23が設けられている。受け部23は、後述するキーの抜け止め部を受ける。リアケース12にはリアカバー24が被せられてもよい。
キーはトップ部31及びシャフト部32を有する。トップ部31は例えばエラストマよりも硬い樹脂でできていてもよい。シャフト部32は例えばエラストマでできており、弾性を有する。トップ部31とシャフト部32とは例えば二色成形やインサート成形によって一体化されていてもよい。
トップ部31はケース側面の貫通孔25に挿入され、ケース側面に露出する。トップ部31は抜け止め部33を有する。抜け止め部33はトップ部31と一体に成形されていてもよい。抜け止め部33は、トップ部31からシャフト部32の進退方向に対して交差する方向へ突出している。図3では、シャフト部32の進退方向は図の左右方向であり、シャフト部32の進退方向に対して交差する方向は図の上下方向である。
抜け止め部33がケース内側から例えばリアケース12の受け部23に当たることによって、キーがケースから抜け落ちるのが防止されている。また、抜け止め部33がケース内側から例えばリアケース12の受け部23に当たることによって、後述するようにスイッチ15にプリテンションがかけられている。図3に示す例では、抜け止め部33はリアケース12側に突出しているが、フロントケース11側に突出していてもよいし、フロントケース11及びリアケース12の両側に突出していてもよい。
シャフト部32はトップ部31からスイッチ15へ向かって伸びる。シャフト部32は止水部34を有する。止水部34はシャフト部32と一体に成形されている。止水部34は、シャフト部32からシャフト部32の外周に沿ってシャフト部32の進退方向に対して交差する方向へ突出し、筒状部21の内周面に隙間なく接触している。止水部34は、筒状部21の内周面に押し当てられて潰れていてもよい。止水部34が筒状部21の内周面に接触することによって、キーとケースとの間が水密に保たれており、キー部分からケース内に水が浸入するのが防止されている。
シャフト部32は小径部35を有する。小径部35はシャフト部32と一体に成形されている。小径部35の径は、シャフト部32の径よりも小さい。小径部35はシャフト部32のスイッチ15側の先端からシャフト部32の前進方向へ突出している。シャフト部32の前進方向は、シャフト部32がスイッチ15側へ進む方向である。シャフト部32の後退方向は、シャフト部32がスイッチ15の反対側へ進む方向である。
小径部35は、キーがケース側面側へ後退して抜け止め部33がリアケース12の受け部23に当たる状態で、スイッチ15の棒状の可動軸19に当たる。スイッチ15は、可動軸19がシャフト部32によって押されることによって例えばオンとオフの切り替えを行う。可動軸19には、自由な状態における初期位置に戻る復帰力が付与されている。自由な状態では可動軸19に可動軸19を押す負荷がかかっていない。
抜け止め部33がリアケース12の受け部23に当たる状態で可動軸19が小径部35によって初期位置から少し押された状態となるように、小径部35の径及び長さが調整されている。キーが押下されていない状態のときに可動軸19が少し押し込まれた状態となることによって、スイッチ15にプリテンションがかけられている。
小径部35は、シャフト部32よりも細いため、キーが押下されたときにシャフト部32よりも潰れやすい。従って、小径部35の突出量や径を調整して小径部35の潰れ具合を調整することによって、スイッチ15の可動軸19にシャフト部32がシャフト部32の径のまま当たるよりも、スイッチ15にかかるプリテンションを微調整しやすい。小径部35が、先端からシャフト部32へ向かって径が徐々に大きくなるようなテーパー形状になっていてもよい。
また、試作段階において、キーの試作品を用いて、スイッチ15にプリテンションをかけてキー操作を行うことと、キーの試作品の小径部35を少しずつ例えば削ることとを繰り返し行うことによって、スイッチ15に丁度よいプリテンションがかかるような小径部35の突出量や径を決めてもよい。小径部35の突出量や径が決まれば、それに応じてキーの作製に用いられる金型を作製することができる。
小径部35がスイッチ15の可動軸19に接触しているため、小径部35はスイッチ15の復帰力を直接受ける。つまり、キーは可動軸19からスイッチ15の復帰力を直接受ける。それによって、キーを押下されていないときの状態に戻す復元力がキーに付与される。
スイッチ15の復帰力とスイッチ15にかかるプリテンションとを加えた力がキーの復元力となる。一方、シャフト部32の止水部34がフロントケース11の筒状部21の内周面に接触することによって、シャフト部32とケースとの間に摩擦力が生じる。
従って、キーを押下する力が解除されたときにキーが元の状態に戻るには、スイッチ15の復帰力とスイッチ15にかかるプリテンションとを加えた力がシャフト部32とケースとの間の摩擦力よりも大きくなる必要がある。トップ部31の抜け止め部33がリアケース12の受け部23に当たる状態が、キーの元の状態である。これらを考慮して、スイッチ15にかかるプリテンションは、シャフト部32とケースとの間の摩擦力からスイッチ15の復帰力を引いた力よりも大きくなるように設定される。
図4は、実施の形態にかかるキー構造体におけるキーの第2の例を示す図である。図4に示すように、キーは、シャフト部32の内部にエラストマよりも硬い芯材36を有していてもよい。芯材36は、例えばエラストマよりも硬い樹脂や金属やセラミックスなどでできていてもよい。芯材36は、少なくともシャフト部32の小径部35には届かないような長さである。芯材36は、エラストマにインサート成形することによってシャフト部32と一体化されていてもよい。
図5は、実施の形態にかかるキー構造体におけるキーの第3の例を示す図である。図5に示すように、トップ部31から伸びる棒状の芯材37がシャフト部32の中に埋め込まれていてもよい。芯材37は、少なくともシャフト部32の小径部35には届かないような長さである。芯材37はトップ部31に一体成形されていてもよい。芯材37とシャフト部32とは例えば二色成形やインサート成形によって一体化されていてもよい。
図3に示すキー構造体によれば、止水部34がキーのシャフト部32に一体に設けられており、スイッチ15の復帰力とスイッチ15にかかるプリテンションとを加えた力がキーの復元力となるため、部品点数を削減することができる。また、組み立て性に優れるため、組み立て工数を削減することができる。それによって、コストを削減することができるため、低コストのキー構造体及びそのようなキー構造体を備える電子機器が得られる。
図3に示すキー構造体によれば、シャフト部32の小径部35の突出量及び径を調整することによってスイッチ15に丁度よいプリテンションをかけることができる。そのため、キーを押下してもスイッチ15が空振りの状態となったり、キーを押下していないのにスイッチ15が押しっぱなしの状態になったりするのを防ぐことができる。
図3に示すキー構造体によれば、シャフト部32がエラストマでできており、弾性を有するため、電子機器に外部から衝撃が加わってもシャフト部32がその衝撃を吸収し、スイッチ15に衝撃が加わるのを防ぐことができる。従って、耐衝撃性の高いキー構造体及びそのようなキー構造体を備える電子機器が得られる。
図4または図5に示すキーを用いれば、トップ部31を押下したときのシャフト部32の撓みが制限されるため、シャフト部32が撓んでスイッチ15の可動軸19を押すことができない状態になるのを防ぐことができる。つまり、トップ部31を押下することによって確実にスイッチ15を押すことができる。
・キー構造体の第2の例
図6は、実施の形態にかかるキー構造体の第2の例を示す図である。図6に示すように、キー構造体の第2の例が上述した第1の例と異なるのは、シャフト部32が、止水部34から伸びるフランジ部38を有することである。
フランジ部38は止水部34と一体に成形されている。フランジ部38は、止水部34からシャフト部32の後退方向に伸びてシャフト部32の進退方向に対して交差する方向へ突出している。キーが元の状態にあるときに、フランジ部38のスイッチ15側の面は、フロントケース11の筒状部21のケース側面に臨む側の端面26に当たる。それによって、キーにシャフト部32の前進に対する抗力が付与される。その他の構成は、図3に示す第1の例と同様であるため、重複する説明を省略する。
図6に示すキー構造体によれば、キーにシャフト部32の前進に対する抗力が付与され、電子機器に外部から衝撃が加わってもシャフト部32及びフランジ部38がその衝撃を吸収するため、スイッチ15に衝撃が加わるのを防ぐことができる。従って、耐衝撃性の高いキー構造体及びそのようなキー構造体を備える電子機器が得られる。
・キー構造体の第3の例
図7は、実施の形態にかかるキー構造体の第3の例を示す図である。図7に示すように、キー構造体の第3の例が上述した第1の例と異なるのは、トップ部31のフロントケース11内に臨む面から、突起部39がシャフト部32の前進方向へ突出していることである。
突起部39はトップ部31と一体に成形されていてもよいし、シャフト部32と一体に成形されていてもよい。図7に示す例では、突起部39はシャフト部32と一体に成形されている。シャフト部32は、例えば止水部34よりもトップ部31側においてシャフト部32の進退方向に対して交差する方向へ突出するフランジ部40を有する。突起部39は、シャフト部32のフランジ部40においてスイッチ15側の面からシャフト部32の前進方向へ突出している。キーが元の状態にあるときに、突起部39は、フロントケース11の筒状部21のケース側面に臨む側の端面26に当たる。
キーが押下されてキーが前進した状態では、突起部39が潰れる。それによって突起部39に弾性復帰力が生じる。突起部39の復帰力はキーの復元力に寄与する。つまり、潰れた突起部39が元に戻るときの復帰力とスイッチ15の復帰力とスイッチ15にかかるプリテンションとを加えた力がキーの復元力となる。その他の構成は、図3に示す第1の例と同様であるため、重複する説明を省略する。
図7に示すキー構造体によれば、突起部39によってキーの復元力が増す。そのため、スイッチ15の復帰力とスイッチ15にかかるプリテンションとを加えた力だけでは、キーの復元力がシャフト部32とケースとの間の摩擦力よりも大きくならない場合でも、キーの復元力として十分な大きさの力が得られる。従って、キーを押下する力を解除したときにキーを元の状態に戻すことができる。
上述した各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)ケース表面に露出するトップ部と、前記トップ部から伸びるエラストマ製のシャフト部と、前記シャフト部から前記シャフト部の外周に沿って前記シャフト部の進退方向に対して交差する方向へ突出する止水部と、前記シャフト部の先端から前記シャフト部よりも小さい径で前記シャフト部の前進方向へ突出する小径部と、前記トップ部から前記シャフト部の進退方向に対して交差する方向へ突出する抜け止め部と、を有するキーと、前記キーを進退可能に支持するとともに、内部にスイッチを保持する前記ケースと、を備え、前記止水部が前記ケースの内面に接触することによって前記キーと前記ケースとの間を水密に保ち、前記キーが後退して前記抜け止め部が前記ケースの内面に当たる状態で前記小径部が前記スイッチに当たることによって前記スイッチにプリテンションをかけ、前記小径部が前記スイッチに接触して前記小径部が前記スイッチの復帰力を直接受けることによって前記キーに復元力を付与することを特徴とするキー構造体。
(付記2)前記トップ部はエラストマよりも硬い樹脂でできていることを特徴とする付記1に記載のキー構造体。
(付記3)前記シャフト部は、前記止水部から伸びて前記シャフト部の進退方向に対して交差する方向へ突出するフランジ部を有し、前記フランジ部を前記ケースで支持することによって前記キーに前記シャフト部の前進に対する抗力を付与することを特徴とする付記1または2に記載のキー構造体。
(付記4)前記シャフト部は、前記シャフト部の前進方向へ突出する突起部を有し、前記キーが前進して前記突起部が前記ケースの内面に押し当てられて潰れることによって前記キーに復元力を付与することを特徴とする付記1乃至3のいずれか一項に記載のキー構造体。
(付記5)前記シャフト部の内部にエラストマよりも硬い芯材を有することを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項に記載のキー構造体。
(付記6)前記トップ部から前記シャフト部の内部にエラストマよりも硬い芯材が伸びていることを特徴とする付記1乃至5のいずれか一項に記載のキー構造体。
(付記7)ケース表面に露出するトップ部と、前記トップ部から伸びるエラストマ製のシャフト部と、前記シャフト部から前記シャフト部の外周に沿って前記シャフト部の進退方向に対して交差する方向へ突出する止水部と、前記シャフト部の先端から前記シャフト部よりも小さい径で前記シャフト部の前進方向へ突出する小径部と、前記トップ部から前記シャフト部の進退方向に対して交差する方向へ突出する抜け止め部と、を有するキーと、前記キーを進退可能に支持するとともに、内部にスイッチを保持する前記ケースと、を備え、前記止水部が前記ケースの内面に接触することによって前記キーと前記ケースとの間を水密に保ち、前記キーが後退して前記抜け止め部が前記ケースの内面に当たる状態で前記小径部が前記スイッチに当たることによって前記スイッチにプリテンションをかけ、前記小径部が前記スイッチに接触して前記小径部が前記スイッチの復帰力を直接受けることによって前記キーに復元力を付与する構造のキー構造体を備えることを特徴とする電子機器。
(付記8)前記トップ部はエラストマよりも硬い樹脂でできていることを特徴とする付記7に記載の電子機器。
(付記9)前記シャフト部は、前記止水部から伸びて前記シャフト部の進退方向に対して交差する方向へ突出するフランジ部を有し、前記フランジ部を前記ケースで支持することによって前記キーに前記シャフト部の前進に対する抗力を付与することを特徴とする付記7または8に記載の電子機器。
(付記10)前記トップ部は、前記シャフト部の前進方向へ突出する突起部を有し、前記キーが前進して前記突起部が前記ケースの内面に押し当てられて潰れることによって前記キーに復元力を付与することを特徴とする付記7乃至9のいずれか一項に記載の電子機器。
(付記11)前記シャフト部の内部にエラストマよりも硬い芯材を有することを特徴とする付記7乃至10のいずれか一項に記載の電子機器。
(付記12)前記トップ部から前記シャフト部の内部にエラストマよりも硬い芯材が伸びていることを特徴とする付記7乃至11のいずれか一項に記載の電子機器。
1 電子機器
3 キー
11 フロントケース
12 リアケース
15 スイッチ
31 トップ部
32 シャフト部
33 抜け止め部
34 止水部
35 小径部
36,37 芯材
38,40 フランジ部
39 突起部

Claims (6)

  1. ケース表面に露出するトップ部と、
    前記トップ部から伸びるエラストマ製のシャフト部と、
    前記シャフト部から前記シャフト部の外周に沿って前記シャフト部の進退方向に対して交差する方向へ突出する止水部と、
    前記シャフト部の先端から前記シャフト部よりも小さい径で前記シャフト部の前進方向へ突出する小径部と、
    前記トップ部から前記シャフト部の進退方向に対して交差する方向へ突出する抜け止め部と、
    を有するキーと、
    前記キーを進退可能に支持するとともに、内部にスイッチを保持する前記ケースと、
    を備え、
    前記止水部が前記ケースの内面に接触することによって前記キーと前記ケースとの間を水密に保ち、
    前記キーが後退して前記抜け止め部が前記ケースの内面に当たる状態で前記小径部が前記スイッチに当たることによって前記スイッチにプリテンションをかけ、
    前記小径部が前記スイッチに接触して前記小径部が前記スイッチの復帰力を直接受けることによって前記キーに復元力を付与することを特徴とするキー構造体。
  2. 前記トップ部はエラストマよりも硬い樹脂でできていることを特徴とする請求項1に記載のキー構造体。
  3. 前記シャフト部は、前記止水部から伸びて前記シャフト部の進退方向に対して交差する方向へ突出するフランジ部を有し、
    前記フランジ部を前記ケースで支持することによって前記キーに前記シャフト部の前進に対する抗力を付与することを特徴とする請求項1または2に記載のキー構造体。
  4. 前記シャフト部は、前記シャフト部の前進方向へ突出する突起部を有し、
    前記キーが前進して前記突起部が前記ケースの内面に押し当てられて潰れることによって前記キーに復元力を付与することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のキー構造体。
  5. 前記シャフト部の内部にエラストマよりも硬い芯材を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のキー構造体。
  6. ケース表面に露出するトップ部と、
    前記トップ部から伸びるエラストマ製のシャフト部と、
    前記シャフト部から前記シャフト部の外周に沿って前記シャフト部の進退方向に対して交差する方向へ突出する止水部と、
    前記シャフト部の先端から前記シャフト部よりも小さい径で前記シャフト部の前進方向へ突出する小径部と、
    前記トップ部から前記シャフト部の進退方向に対して交差する方向へ突出する抜け止め部と、
    を有するキーと、
    前記キーを進退可能に支持するとともに、内部にスイッチを保持する前記ケースと、
    を備え、
    前記止水部が前記ケースの内面に接触することによって前記キーと前記ケースとの間を水密に保ち、
    前記キーが後退して前記抜け止め部が前記ケースの内面に当たる状態で前記小径部が前記スイッチに当たることによって前記スイッチにプリテンションをかけ、
    前記小径部が前記スイッチに接触して前記小径部が前記スイッチの復帰力を直接受けることによって前記キーに復元力を付与する構造のキー構造体を備えることを特徴とする電子機器。
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